JP2000041294A - ヘッドホンおよびその送信回路 - Google Patents

ヘッドホンおよびその送信回路

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JP2000041294A
JP2000041294A JP10207354A JP20735498A JP2000041294A JP 2000041294 A JP2000041294 A JP 2000041294A JP 10207354 A JP10207354 A JP 10207354A JP 20735498 A JP20735498 A JP 20735498A JP 2000041294 A JP2000041294 A JP 2000041294A
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audio signal
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headphone
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Kiyofumi Inanaga
潔文 稲永
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線伝送式のヘッドホンにおいて、赤外線
光が途切れても、再生音が途切れないようにする。 【解決手段】 送信回路は、デジタルオーディオ信号
を、単位期間分ごとに時間軸圧縮するとともに、同じ内
容を繰り返し、この繰り返し信号を赤外線光LIRにより
送信する。ヘッドホン50には、赤外線光LIRを受光す
る受光素子51L、51Rと、受信した繰り返し信号の
うち、有効な信号が書き込まれるとともに、この書き込
まれた信号が時間軸伸長されて読み出されるメモリ55
とを設ける。このメモリ55から読み出された信号SL
、SR をD/A変換して音響ユニット65L、65R
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線伝送式の
ヘッドホンおよびその送信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば映画におけるオーディオ信号は多
チャンネル化され、スクリーンの左右両側に置かれたス
ピーカと、リスナの左右後方あるいは左右両側に置かれ
たスピーカとによって再生されることを想定して記録さ
れている。これによると、スクリーン中の音源の位置
と、実際に聞こえてくる音像の位置とが一致し、自然な
広がりをもった音場が確立される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのようなオ
ーディオ信号もヘッドホンを使用して鑑賞すると、音像
は頭の中に定位し、極めて不自然な音像の定位となって
しまう。また、映像を伴わない音楽などをヘッドホンに
より鑑賞する場合も同様で、スピーカ再生の場合と異な
り、音が頭の中から聞こえ、やはり不自然な音場再生と
なってしまう。
【0004】また、ヘッドホン再生であるため、ヘッド
ホンをヘッドホンコードを通じてAV装置あるいはオー
ディオ装置に接続する必要があり、そのヘッドホンコー
ドがじゃまになってしまう。
【0005】このヘッドホンコードがじゃまになる点に
ついては、オーディオ信号を赤外線光によりヘッドホン
に供給することが考えられている。
【0006】しかし、赤外線伝送式にすると、再生装置
とヘッドホンとの間を人が通るなどすることにより、赤
外線光が途切れると、その間、ヘッドホンの再生音が途
切れてしまう。あるいは、リスナが動きまわったりする
と、やはり赤外線光が途切れて再生音が途切れてしまう
ことがある。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、デジタルオーディオ信号が書き込まれるととも
に、この書き込まれた信号が、単位期間分ごとに時間軸
圧縮されて繰り返し読み出されるメモリと、このメモリ
から読み出された信号により変調を行う変調回路と、こ
の変調回路から出力される被変調信号を赤外線光に変換
して出力する赤外線発光素子とを有する送信回路とする
ものである。また、上記赤外線光を受光して上記被変調
信号を出力する受光素子と、この受光素子から出力され
る上記被変調信号を復調して上記繰り返し信号を出力す
る復調回路と、この復調回路から出力される上記繰り返
し信号のうち、有効な信号が書き込まれるとともに、こ
の書き込まれた信号が時間軸伸長されて読み出されるメ
モリと、このメモリから読み出された信号をD/A変換
してアナログオーディオ信号を出力するD/Aコンバー
タ回路と、このD/Aコンバータ回路から出力される上
記アナログオーディオ信号の供給される音響ユニットと
を有するヘッドホンとするものである。したがって、赤
外線光が一時的に途切れても、信号を繰り返しているこ
とによりオーディオ信号の伝送が確保され、ヘッドホン
においては、再生音は連続して出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明によ
るヘッドホン装置の一形態を示すもので、これは、赤外
線光の送信回路10と、ヘッドホン50とから構成され
る。なお、以下の説明において、符号SLF、SRF、SL
B、SRBは4チャンネルのオーディオ信号であり、これ
ら信号SLF、SRF、SLB、SRBは、リスナの左前方、右
前方、左後方および右後方に配置されたスピーカにそれ
ぞれ供給されたとき、4チャンネルステレオの再生音場
を実現するものである。
【0010】そして、送信回路10において、アナログ
オーディオ信号SLF〜SRBが、入力端子111〜114
を通じてA/Dコンバータ回路121〜124に供給さ
れてA/D変換され、このA/D変換後のオーディオ信
号SLF〜SRBが、例えばDSPにより構成されたチャン
ネル変換回路13に供給される。このチャンネル変換回
路13の詳細については後述するが、これは、オーディ
オ信号SLF〜SRBを、2つのスピーカにより4チャンネ
ルステレオの再生音場が得られるオーディオ信号SL2、
SR2に変換するものである。
【0011】すなわち、チャンネル変換回路13は、信
号SL2、SR2がリスナの左前方および右前方に配置され
たスピーカに供給されたとき、信号SLF、SRF、SLB、
SRBがリスナの左前方、右前方、左後方および右後方に
配置されたスピーカに供給されたときに得られる再生音
場と同等の再生音場を実現するように、信号SLF〜SRB
を信号SL2、SR2に変換するものである(この時点で
は、オーディオ信号SLF〜SRB、SL2、SR2はデジタル
信号であるが、記載が煩雑になるので、アナログ信号で
あるとみなして記載している。以下同様)。
【0012】そして、このオーディオ信号SL2、SR2
が、音場変換回路14に供給される。この音場変換回路
14も詳細は後述するが、例えばDSPにより構成さ
れ、オーディオ信号SL2、SR2を、ヘッドホンで聴いた
とき、頭外に音像定位が得られるオーディオ信号SL 、
SR に変換するものである。
【0013】すなわち、音場変換回路14は、信号SL
、SR がヘッドホンに供給されたとき、信号SL2、SR
2がリスナの左前方および右前方に配置されたスピーカ
に供給されたときに得られる再生音場と同等の再生音場
を実現するように、信号SL2、SR2を信号SL 、SR に
変換するものである。
【0014】そして、この信号SL 、SR がエンコーダ
回路15に供給され、信号SL 、SR を1サンプル分ず
つ交互に有する1チャンネルのデジタルオーディオ信号
SDAに変換され、この信号SDAが、信号繰り返し用およ
び時間軸圧縮用のメモリ回路16に供給される。
【0015】すなわち、図3Aに示すように、信号SDA
を例えば5秒間ごとに区切ったものを1フレームとする
とき、メモリ回路16は、2フレーム分の容量のリング
メモリを有して構成される。そして、メモリ回路16に
は、書き込み信号(および書き込みアドレス信号。以下
同様)が連続して供給され、図3Aに示すように、信号
SDAはメモリ回路16に連続して書き込まれていく。
【0016】また、メモリ回路16には、読み出し信号
(および読み出しアドレス信号。以下同様)も供給され
るが、この読み出し信号は、書き込み信号の5倍強の速
度とされる。さらに、読み出しアドレスは、書き込みア
ドレスよりも1フレーム分遅れたアドレスエリアとされ
るとともに、1フレーム期間ごとに5回ずつ繰り返され
る。したがって、メモリ回路16からは、図3Bに示す
ように、信号SDAが約1/5の時間長に時間軸圧縮され
て読み出されるとともに、各フレーム期間ごとに信号S
DAが5回ずつ繰り返して読み出される。
【0017】そして、この読み出された信号SDAがデー
タ付加回路18に供給され、例えば図3Cに示すような
信号SSXとされる。すなわち、この信号SSXは、時間軸
圧縮された信号SDAの1フレームごとに、その信号SDA
の前に、プリアンブル信号兼フレーム同期信号と、フレ
ーム識別信号とを有し、信号SDAの後ろに、CRCコー
ドを有する。なお、この場合、フレーム識別信号は、こ
れの付加された信号SDA(時間軸圧縮された信号SDA)
が、時間軸圧縮される前にどのフレームの信号であった
か、例えば、奇数フレームの信号であったか、偶数フレ
ームの信号であったかを示すものである。
【0018】そして、この信号SSXが、変調回路18に
変調信号として供給されて例えばMSK信号SMDに変換
され、この信号SMDがドライブアンプ19を通じて赤外
線発光素子、例えば赤外線LED21に供給され、LE
D21からは信号SMDにより光量の変調された赤外線光
LIRが出力される。
【0019】一方、ヘッドホン50においては、送信回
路10からの赤外線光LIRが受光素子、例えばフォトダ
イオード51L、51Rにより受光されてMSK信号S
MD、SMDが取り出され、これら信号SMD、SMDがアンプ
52L、52Rを通じて加算回路53に供給されて1つ
の信号SMDとされ、この信号SMDが復調回路54に供給
されてもとの信号SSXが復調される。
【0020】図3Dは、その復調された信号SSXの一例
を示すもので、×印を付けたフレームは、障害などによ
り赤外線光LIRを正常に受光できず、したがって、信号
SDAに欠落やエラーのある無効なフレームを示し、×印
のないフレームが有効なフレームである。
【0021】そして、この復調された信号SSXがメモリ
回路55に供給され、時間軸伸長および欠落補正処理が
行われる。このため、メモリ回路55は、時間軸圧縮前
の信号SDAの2フレーム分の容量のリングメモリを有し
て構成される。また、メモリ回路55には、メモリ回路
16への読み出し信号と等しい速度で変化する書き込み
信号が供給される。
【0022】さらに、この場合、復調回路54からの信
号SSXがフレーム判別回路56に供給され、信号SSXに
含まれるフレーム識別信号により、受信した信号SSXの
フレームが、奇数フレームであるか、偶数フレームであ
るかが、時間軸圧縮後の1フレーム分ごとに判別され、
その判別結果がメモリ回路55に供給される。
【0023】さらに、復調回路54からの信号SSXがエ
ラー検出回路57に供給され、信号SSXに含まれるCR
Cコードにより、受信した信号SDAにエラーを生じてい
るかどうかが、時間軸圧縮後の1フレーム分ごとに検出
され、その検出結果がメモリ回路55に供給される。
【0024】こうして、例えば図3Eに示すように、信
号SSXのうち、時間軸圧縮前の各フレーム期間において
最初に有効な信号SDAが、その1フレーム分ずつメモリ
回路55に書き込まれていく。
【0025】さらに、このとき、メモリ回路55には、
読み出し信号も供給される。この読み出信号は、メモリ
回路16への書き込み信号と等しい速度とされる。ま
た、読み出しアドレスは、書き込みアドレスよりも1フ
レーム分遅れたアドレスエリアとされる。したがって、
メモリ回路55からは、図3Fに示すように、もとの時
間軸長に時間軸伸長された信号SDAが、全体としては連
続して読み出される。
【0026】そして、この読み出された信号SDAがデコ
ーダ回路58に供給されてもとのデジタルオーディオ信
号SL と信号SR とに分離され、これら信号SL 、SR
が、後述する時間差の付加回路61L、61Rおよびレ
ベル差の付加回路62L、62Rを通じてD/Aコンバ
ータ回路63L、63Rに供給されてアナログオーディ
オ信号SL 、SR にD/A変換され、このオーディオ信
号SL 、SR が、アンプ64L、64Rを通じて左およ
び右の音響ユニット(信号/音響変換素子)65L、6
5Rに供給される。
【0027】なお、この場合、ヘッドホン50は、例え
ば図4に示すように、ヘッドマウント型に構成されるも
ので、ヘッドバンド71の両端に支持部材72L、72
Rを通じてハウジング73L、73Rが支持されるとと
もに、そのハウジング73L、73Rの内部に音響ユニ
ット65L、65Rが設けられる。
【0028】さらに、ハウジング73L、73Rの内部
に、フォトダイオード51L、51Rからアンプ64
L、64Rまでの回路と、後述する回路66L〜69
と、電源用の電池(図示せず)とが設けられるととも
に、ハウジング73L、73Rの外部にフォトダイオー
ド51L、51Rの受光部分が臨まされる。
【0029】このような構成によれば、オーディオ信号
SLF〜SRBを赤外線光LIRによりヘッドホン50に伝送
することができ、したがって、ヘッドホン50をワイヤ
レス化することができる。
【0030】そして、その場合、図3にも示すように、
送信回路10は同じフレームを繰り返し送信し、ヘッド
ホン50はそのうちの有効なフレームを使用するように
している。したがって、リスナが動きまわったりするこ
とにより、例えば図3Dに×印で示すように、ヘッドホ
ン50の受光する赤外線光LIRが途切れることがあって
も、信号SDAは正常に得ることができるので、再生音を
正常に聴くことができる。
【0031】さらに、チャンネル変換回路13により、
4チャンネルのオーディオ信号SLF〜SRBを、2つのス
ピーカであっても4つのスピーカの場合と同等の再生音
場の得られるオーディオ信号SL2、SR2に変換し、この
信号SL2、SR2を、さらに、音場変換回路14により、
ヘッドホンであっても2つのスピーカの場合と同等の再
生音場の得られるオーディオ信号SL 、SR に変換して
いる。したがって、オーディオ信号SL 、SR が音響ユ
ニット65L、65Rに供給されると、4つのスピーカ
の場合と同等の再生音場を再現することができる。
【0032】次に、チャンネル変換回路13がチャンネ
ル数を変換する処理について説明する。なお、ここで
は、チャンネル変換回路13をディスクリート回路によ
り構成した場合である。
【0033】今、図5に示すように、リスナMの左前方
および右前方に音源SL、SRを配置し、これら音源S
L、SRにより、頭外の任意の位置に音源SXを等価的
に再現する場合を考える。そして、 HLL:音源SLからリスナMの左耳に至る伝達関数 HLR: 〃 右耳 〃 HRL:音源SRからリスナMの左耳に至る伝達関数 HRR: 〃 右耳 〃 HXL:音源SXからリスナMの左耳に至る伝達関数 HXR: 〃 右耳 〃 とすると、音源SL、SRは、 SL=(HXL×HRR−HXR×HRL)/(HLL×HRR−HLR×HRL)×SX ・・・ (1) SR=(HXR×HLL−HXL×HLR)/(HLL×HRR−HLR×HRL)×SX ・・・ (2) のように表すことができる。
【0034】したがって、音源SXに対応する入力オー
ディオ信号SX を、(1) 式の伝達関数部分を実現するフ
ィルタを通じて音源SLの位置に配置したスピーカに供
給するとともに、信号SX を(2) 式の伝達関数部分を実
現するフィルタを通じて音源SRの位置に配置したスピ
ーカに供給すれば、音源SXの位置にオーディオ信号S
X による音像を定位させることができる。
【0035】そこで、チャンネル変換回路13は、例え
ば図6に示すように、FIR型のデジタルフィルタ31
L〜34L、31R〜34Rと、加算回路35L、35
Rとにより構成することができる。すなわち、A/Dコ
ンバータ回路121〜124からのオーディオ信号SLF
〜SRBが、デジタルフィルタ31L〜34Lを通じて加
算回路35Lに供給されるとともに、デジタルフィルタ
31R〜34Rを通じて加算回路35Rに供給される。
【0036】そして、このとき、デジタルフィルタ31
L〜34L、31R〜34Rの伝達関数が上述の考えに
したがって所定の値に設定され、オーディオ信号SLF〜
SRBに対して、(1) 、(2) 式の伝達関数部分と同様の伝
達関数を時間軸に変換したインパルス応答が畳み込まれ
る。
【0037】したがって、加算回路35L、35Rから
は、4チャンネルのオーディオ信号SLF〜SRBを4つの
スピーカで再生したときの再生音場を、2つのスピーカ
で再現できるオーディオ信号SL2、SR2が取り出され
る。
【0038】次に、音場変換回路14について、ディス
クリート回路により構成した場合で説明する。
【0039】今、図7に示すように、リスナMの前方に
音源SMを配置した場合に、 HML:音源SMからリスナMの左耳に至る伝達関数 HMR: 〃 右耳 〃 とすると、音場変換回路14は、これら伝達関数HML、
HMRを実現すればよいことになる。
【0040】そこで、音場変換回路14は、例えば図8
に示すように、FIR型のデジタルフィルタ41L、4
2L、41R、42Rと、加算回路45L、45Rとに
より構成することができる。
【0041】すなわち、チャンネル変換回路13からの
オーディオ信号SL2、SR2が、デジタルフィルタ41
L、42Lを通じて加算回路45Lに供給されるととも
に、デジタルフィルタ41R、42Rを通じて加算回路
45Rに供給される。また、このとき、デジタルフィル
タ41L〜42Rの伝達関数が所定の値に設定され、オ
ーディオ信号SL2、SR2に対して伝達関数HML、HMRを
時間軸に変換したインパルス応答が畳み込まれる。
【0042】したがって、加算回路45Lからはオーデ
ィオ信号SL が出力され、加算回路45Rからはオーデ
ィオ信号SR が出力される。つまり、加算回路45L、
45Rからは、オーディオ信号SL2、SR2をスピーカで
再生したときの再生音場を、ヘッドホンにより再現でき
るオーディオ信号SL 、SR が取り出される。
【0043】こうして、チャンネル変換回路13によ
り、4チャンネルのオーディオ信号SLF〜SRBが、2つ
のスピーカであっても4つのスピーカの場合と同等の再
生音場の得られるオーディオ信号SL2、SR2に変換さ
れ、この信号SL2、SR2が、さらに、音場変換回路14
により、ヘッドホンであっても2つのスピーカの場合と
同等の再生音場の得られるオーディオ信号SL 、SR に
変換される。したがって、オーディオ信号SL 、SR が
音響ユニット65L、65Rに供給されると、4つのス
ピーカの場合と同等の再生音場が再現されることにな
る。
【0044】ただし、これだけでは、音響ユニット65
L、65Rにより再現された音像の定位位置は、リスナ
に対して固定され、リスナが頭を動かすと、音像も一緒
に動いてしまう。
【0045】そこで、ヘッドホン50には、上述のよう
に付加回路61L〜62Rが設けられ、リスナが頭の向
きを変えても、外界に対する音像の位置が変化しないよ
うにされる。すなわち、付加回路61L、61Rは例え
ば可変遅延回路により構成され、付加回路62L、62
Rは例えば可変利得回路により構成される。
【0046】また、アンプ52L、52Rから出力され
る信号SMD、SMDがレベル検出回路66L、66Rに供
給されて信号SMD、SMDのレベルが検出され、その検出
結果が比較回路67に供給され、信号SMD、SMDのレベ
ル差を示す信号S67が取り出される。この場合、リスナ
の向いている方向が、送信回路10の赤外線LED21
の方向からずれると、そのずれの方向および大きさに対
応して信号S67の極性および大きさが変化するので、信
号S67はリスナの向いている方向を示す検出信号とな
る。
【0047】そして、この信号S67がA/Dコンバータ
回路68に供給されてデジタルの検出信号S67にA/D
変換され、このA/D変換後の検出信号S67がマイクロ
コンピュータ69に供給される。そして、マイクロコン
ピュータ69において、検出信号S67が実際に音像を定
位させるための制御データの信号S69に変換され、この
信号S69が、時間差の付加回路61L、61Rおよびレ
ベル差の付加回路62L、62Rに、時間差およびレベ
ル差の制御信号として供給される。
【0048】この場合、例えばリスナの前方に音源があ
るとき、リスナが右を向けば、左耳に入射する音波の時
間遅れは小さくなるとともに、レベルは大きくなるの
で、付加回路61Lの特性は、図9において折れ線Bで
示すように制御され、付加回路62Lの特性は、図10
において曲線Cで示すように制御される。また、左耳と
右耳とは立場が逆なので、付加回路61Rの特性は、図
9において折れ線Aで示すように制御され、付加回路6
2Rの特性は、図10において曲線Dで示すように制御
される。
【0049】したがって、リスナが頭の向きを変える
と、その向きに対応して信号SL 、SR の時間差および
レベル差が変化して、音響ユニット65L、65Rによ
り形成される音像は、頭の向きにかかわらず外界の固定
した場所に定位することになる。例えば、オーケストラ
の音楽を聴いている場合に、頭の向きを変えても、その
オーケストラは移動することがなく、オーケストラの前
で頭の向きを変えたような自然な状態となる。あるい
は、DVDプレーヤにより再生を行っている場合に、頭
の向きを変えても、音像の定位位置を映像の位置に一致
させておくことができる。
【0050】以上のように、上述の送信回路10および
ヘッドホン50によれば、オーディオ信号SLF〜SRBを
赤外線光LIRによりヘッドホン50に伝送することがで
き、したがって、ヘッドホン50をワイヤレス化するこ
とができる。
【0051】そして、その場合、リスナが動きまわった
りして例えば図3Dに×印で示すように、ヘッドホン5
0の受光する赤外線光LIRが途切れることがあっても、
信号SDAは正常に得ることができるので、再生音を正常
に聴くことができる。
【0052】さらに、チャンネル変換回路13によりチ
ャンネル数の変換を行うとともに、音場変換回路14に
より音場の変換を行っているので、ヘッドホンであって
も4つのスピーカの場合と同等の再生音場を再現するこ
とができる。また、ヘッドホンであっても、リスナが頭
の向きを変えたとき、音像は、頭の向きにかかわらず外
界の固定した場所に定位する。
【0053】さらに、音場変換回路14のデジタルフィ
ルタ41L〜42Rの係数を頭の動きにしたがって変更
しても、外界に対する音像の位置を固定することができ
るが、その場合には、頭が少しでも動けば、そのたびに
デジタルフィルタ41L〜42Rの係数を更新しなけれ
ばならず、高速で莫大な数の積和演算回路やメモリ回路
ーが必要となってしまうが、上述のヘッドホン50にお
いては、頭の動きに対する伝達関数HML、HMRの変化
を、オーディオ信号SL 、SR に対する時間差およびレ
ベル差の変更で代行ないしシミュレートするようにして
いるので、回路規模を大幅に簡略化することができる。
【0054】図11は、送信回路10を、多チャンネル
のオーディオ信号源と、2チャンネルのアナログオーデ
ィオ信号源とに接続できるようにした場合である。
【0055】すなわち、図11において、符号100
は、多チャンネルのデジタルオーディオ信号の信号源を
示し、この例においては、信号源100はDVDプレー
ヤである。そして、このDVDプレーヤ100からは、
例えばドルビーデジタル(AC−3)におけるいわゆる
5.1 チャンネルのデジタルオーディオ信号SDDが取り出
される。
【0056】このデジタルオーディオ信号SDDは、左前
方、中央前方、右前方、左後方、右後方および120Hz 以
下の低域の6チャンネルのデジタルオーディオ信号SL
F、SCF、SRF、SLB、SRB、SLOW が、1つのシリア
ルデータ(ビットストリーム)にエンコードされた信号
である。また、一般には、この信号SDDが、専用アダプ
タに供給されてもとの6チャンネルのオーディオ信号S
LF〜SLOW にデコードおよびD/A変換され、その信号
SLF〜SLOW がそれぞれのスピーカに供給されて再生音
場が形成されるものである。
【0057】そして、プレーヤ100の再生時には、そ
のデジタルオーディオ信号SDDが、プレーヤ100から
同軸ケーブルを通じて送信回路10の入力端子11に供
給され、さらに、デコーダ回路12に供給されてそれぞ
れのオーディオ信号SLF〜SLOW にデコードされ、これ
らオーディオ信号SLF〜SLOW がチャンネル変換回路1
3に供給される。
【0058】このチャンネル変換回路13は、ディスク
リート回路により構成した場合、例えば図12に示すよ
うに構成される。すなわち、中央前方チャンネルのオー
ディオ信号SCFを中央前方のスピーカに供給して再生さ
れる音像は、左前方および右前方のスピーカにより再現
することができる。また、低域チャンネルのオーディオ
信号SLOW は周波数が低いので、この信号SLOW により
形成される音像は、一般に方向感を伴わない。
【0059】そこで、図12に示すチャンネル変換回路
13においては、デコーダ回路12からのデジタルオー
ディオ信号SLF、SRFが、加算回路311、312を通
じてデジタルフィルタ31L〜32Rに供給される。ま
た、デコーダ回路12からのデジタルオーディオ信号S
CFが、減衰回路310により例えば1/2 のレベルとされ
てから加算回路311、312に供給され、オーディオ
信号SLF、SRFに分配される。
【0060】さらに、デコーダ回路12からのデジタル
オーディオ信号SLB、SRBが、加算回路313、314
を通じてデジタルフィルタ33L〜34Rに供給され
る。また、デコーダ回路12からのデジタルオーディオ
信号SLOW が、減衰回路319により例えば1/4 のレベ
ルとされてから加算回路311〜314に供給され、オ
ーディオ信号SLF〜SRBに分配される。なお、フィルタ
31L〜34Rから後段は、図6のチャンネル変換回路
13と同様に構成される。
【0061】こうして、信号SLF〜SLOW は、チャンネ
ル変換回路13において、リスナの左前方、中央前方、
右前方、左後方、右後方にそれぞれ配置されたスピーカ
および低域用のスピーカに供給されたときに得られる再
生音場と同等の再生音場を、2つのスピーカにより再現
する2チャンネルのオーディオ信号SL2、SR2に変換さ
れる。
【0062】そして、プレーヤ100の再生時には、チ
ャンネル変換回路13からのオーディオ信号SL2、SR2
が、入力セレクタ22L、22Rを通じて音場変換回路
14に供給されてヘッドホン用のオーディオ信号SL 、
SR に変換される。
【0063】一方、2チャンネルステレオのアナログオ
ーディオ信号L、Rの再生時には、そのオーディオ信号
L、Rが、入力端子23L、23Rを通じてA/Dコン
バータ回路24L、24Rに供給されてデジタルオーデ
ィオ信号L、RにA/D変換され、このA/D変換後の
信号L、Rが、入力セレクタ22L、22Rを通じて音
場変換回路14に供給されてヘッドホン用のオーディオ
信号SL 、SR に変換される。
【0064】そして、音場変換回路14からのオーディ
オ信号SL 、SR に対して、図1の送信回路10と同様
の信号処理が実行され、赤外線光LIRがヘッドホン50
へと送信される。
【0065】したがって、この赤外線光LIRを、例えば
図2により説明したヘッドホン50により受信すれば、
DVDプレーヤ100により再生された信号SDDの再生
音、あるいは入力端子23L、23Rに供給されたアナ
ログオーディオ信号L、Rの再生音を、ヘッドホン50
により聴くことができる。
【0066】そして、この場合も、ヘッドホン50をワ
イヤレス化することができる。また、ヘッドホン50の
受光する赤外線光LIRが途切れることがあっても、再生
音を正常に聴くことができる。さらに、ヘッドホンであ
っても6チャンネルステレオあるいは2チャンネルステ
レオの場合と同等の再生音場を再現することができる。
【0067】図13および図14に示す送信回路10お
よびヘッドホン50においては、デジタルオーディオ信
号SDAをデータ圧縮して送受信するようにした場合であ
る。
【0068】すなわち、送信回路10においては、エン
コーダ回路15からのデジタルオーディオ信号SDAがデ
ータ圧縮回路25に供給され、例えばミニディスクに使
用されているATRAC処理により、約1/5のデータ
量にデータ圧縮される(ATRACは登録商標)。
【0069】そして、このデータ圧縮された信号SDA
が、例えば図3Aに示すように、メモリ回路16に連続
して書き込まれていくとともに、図3Bに示すように、
約1/5の時間長に時間軸圧縮されて、かつ、各フレー
ム期間ごとに5回ずつ繰り返して読み出される。
【0070】なお、この場合、読み出された信号SDAは
時間軸圧縮されているが、エンコーダ回路15から出力
されたときの信号SDAに比べて約1/5のデータ量にデ
ータ圧縮されているので、メモリ回路16から読み出さ
れた信号SDAは、エンコーダ回路15から出力されたと
きの信号SDAと比べてデータレイトを等しく、あるいは
近い値とすることができる。
【0071】そして、この読み出された信号SDAが付加
回路16に供給され、以後、図1の送信回路10の場合
と同様の処理が実行されて赤外線光LIRが送信される。
【0072】一方、ヘッドホン50においては、送信回
路10からの赤外線光LIRが例えばフォトダイオード5
1L、51Rにより受光されるとともに、以後、図2の
ヘッドホン50の場合と同様の処理が実行され、メモリ
回路55からは図3Fに示すように、データ圧縮されて
いる信号SDAが連続して取り出される。
【0073】そして、この取り出された信号SDAがデー
タ伸長回路59に供給されてもとのデータ長のデジタル
オーディオ信号SDAにデータ伸長され、この信号SDAが
エンコーダ回路58に供給され、以後、図2のヘッドホ
ン50の場合と同様の処理が実行されてオーディオ信号
SL 、SR が音響ユニット65L、65Rに供給され
る。
【0074】したがって、この図13および図14の送
信回路10およびヘッドホン50においても、ヘッドホ
ン50の受光する赤外線光LIRが途切れることがあって
も、正常に再生音を得ることができる。しかも、その場
合、赤外線光LIRにより信号SDAを送信するときのデー
タレイトを抑えているので、その送信が容易である。
【0075】なお、上述においては、赤外線光LIRの到
達範囲内であれば、複数のヘッドホン50〜50がオー
ディオ信号を受信することができるが、特定のヘッドホ
ン50だけがオーディオ信号を受信できるようにするこ
ともできる。そして、そのためには、例えば図15に示
すように、信号SSXに、ヘッドホン50を特定する受信
者識別コードを含ませるとともに、ヘッドホン50にお
いては、受信した信号SSXに含まれる受信者識別コード
と、自分に与えられている受信者識別コードとを比較
し、両者が一致したときのみ、デジタルオーディオ信号
SDAの受信処理を行うようにすればよい。
【0076】また、上述においては、例えば図3Eに示
すように、受信した信号SDAのうち、時間軸圧縮前の各
フレーム期間において最初に有効な信号SDAだけをメモ
リ55に書き込むようにしているが、有効な信号SDAは
すべて書き込むように、すなわち、同じ有効な信号SDA
は重ね書きするようにしてもよい。
【0077】さらに、送信回路10において、信号SDA
にインターリーブ処理およびエラー訂正コードの付加処
理を行って送信し、ヘッドホン50において、受信した
信号SDAにデインターリーブ処理およびエラー訂正処理
を行うようにすることもでき、そのようにすれば、赤外
線光LIRの受信障害に対する強度をより強くすることが
できる。
【0078】また、端子11を受光素子(TOSリン
ク)とするとともに、供給されるデジタルオーディオ信
号SDDを光信号とすることもできる。さらに、ヘッドホ
ン50に、圧電振動ジャイロや地磁気方位センサなどを
設けてリスナの頭の向きを検出することもできる。
【0079】さらに、リスナの頭の動きの検出信号S67
にしたがって音像の定位位置を固定するとき、その信号
S67を、赤外線光などによりヘッドホン80から送信回
路10に送信し、送信回路10においては受信した検出
信号S67にしたがって音場変換回路14におけるデジタ
ルフィルタ41L〜42Rの伝達関数を制御することも
でき、その場合には、付加回路61L〜62Rは省略す
ることができる。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、オーディオ信号を赤
外線光によりヘッドホンに伝送することができ、したが
って、ヘッドホンをワイヤレス化することができる。そ
して、その場合、リスナが動きまわるなどしてヘッドホ
ンの受光する赤外線光が途切れることがあっても、再生
音の途切れることがない。
【0081】さらに、多チャンネルのオーディオ信号で
あっても、そのオーディオ信号をスピーカにより再生し
た場合と同等の再生音場をヘッドホンにより実現するこ
とができる。また、ヘッドホンであっても、リスナが頭
の向きを変えたとき、音像は、頭の向きにかかわらず外
界の固定した場所に定位させることができる。しかも、
そのための回路規模を大幅に簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示す系統図である。
【図3】この発明を説明するための図である。
【図4】この発明を説明するための斜視図である。
【図5】この発明を説明するための平面図である。
【図6】この発明に使用できる回路の一形態を示す系統
図である。
【図7】この発明を説明するための平面図である。
【図8】この発明に使用できる回路の一形態を示す系統
図である。
【図9】この発明を説明するための図である。
【図10】この発明を説明するための図である。
【図11】この発明の他の形態を示す系統図である。
【図12】この発明に使用できる回路の一形態を示す系
統図である。
【図13】この発明の他の形態を示す系統図である。
【図14】この発明の他の形態を示す系統図である。
【図15】この発明の他の形態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10…送信回路、13…チャンネル変換回路、14…音
場変換回路、15…エンコーダ回路、16…メモリ回
路、17…付加回路、18…変調回路、21…赤外線L
ED、50…ヘッドホン、51Lおよび51R…フォト
ダイオード、54…復調回路、55…メモリ回路、56
…フレーム判別回路、57…エラー検出回路、58…デ
コーダ回路、61Lおよび61R…時間差の付加回路、
62Lおよび62R…レベル差の付加回路、63Lおよ
び63R…D/Aコンバータ回路、65Lおよび65R
…音響ユニット、66Lおよび66R…レベル検出回
路、67…比較回路、68…A/Dコンバータ回路、6
9…マイクロコンピュータ、111〜114…入力端
子、121〜124…A/Dコンバータ回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルオーディオ信号が書き込まれると
    ともに、この書き込まれた信号が、単位期間分ごとに時
    間軸圧縮されて繰り返し読み出されるメモリと、 このメモリから読み出された信号により変調を行う変調
    回路と、 この変調回路から出力される被変調信号を赤外線光に変
    換して出力する赤外線発光素子とを有する送信回路。
  2. 【請求項2】デジタルオーディオ信号が、単位期間分ご
    とに時間軸圧縮されるとともに、繰り返され、この繰り
    返し信号により変調が行われ、その変調結果の被変調信
    号により変調された赤外線光を受信するヘッドホンにお
    いて、 上記赤外線光を受光して上記被変調信号を出力する受光
    素子と、 この受光素子から出力される上記被変調信号を復調して
    上記繰り返し信号を出力する復調回路と、 この復調回路から出力される上記繰り返し信号のうち、
    有効な信号が書き込まれるとともに、この書き込まれた
    信号が時間軸伸長されて読み出されるメモリと、 このメモリから読み出された信号をD/A変換してアナ
    ログオーディオ信号を出力するD/Aコンバータ回路
    と、 このD/Aコンバータ回路から出力される上記アナログ
    オーディオ信号の供給される音響ユニットとを有するヘ
    ッドホン。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の送信回路において、 さらに、エンコーダ回路を有し、 このエンコーダ回路により、上記メモリから読み出され
    る信号がデータ圧縮されているようにした送信回路。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のヘッドホンにおいて、 上記繰り返し信号がさらにデータ圧縮されているととも
    に、 デコーダ回路を有し、 このデコーダ回路により、上記データ圧縮に対応するデ
    ータ伸長が行われるようにしたヘッドホン。
  5. 【請求項5】請求項1あるいは請求項3に記載の送信回
    路において、 多チャンネルの入力オーディオ信号が供給され、この多
    チャンネルの入力オーディオ信号を、音像が所定の位置
    に定位する2チャンネルのオーディオ信号に変換して出
    力するチャンネル変換回路と、 上記2チャンネルのオーディオ信号が供給され、このオ
    ーディオ信号に対して、2つのスビーカからリスナの両
    耳までの伝達関数と等価の信号処理を行う音場変換回路
    とをさらに有し、 上記音場変換回路から出力されるオーディオ信号が、上
    記メモリにより時間軸圧縮される上記デジタルオーディ
    オ信号であるようにした送信回路。
  6. 【請求項6】請求項2あるいは請求項4に記載のヘッド
    ホンにおいて、 多チャンネルの入力オーディオ信号が、音像が所定の位
    置に定位する2チャンネルのオーディオ信号に変換され
    るとともに、このオーディオ信号に対して、2つのスビ
    ーカからリスナの両耳までの伝達関数と等価の信号処理
    が行われ、この信号処理の行われたオーディオ信号が、
    上記時間軸圧縮される上記デジタルオーディオ信号とさ
    れ、 上記音響ユニットに供給されるオーディオ信号に対して
    時間差を付加する第1の付加回路と、 上記音響ユニットに供給されるオーディオ信号に対して
    レベル差を付加する第2の付加回路と、 上記リスナの頭の向きを検出する検出手段とを有し、 上記検出手段の検出信号により、上記リスナの頭の向き
    に対応して上記時間差および上記レベル差を制御するよ
    うにしたヘッドホン。
  7. 【請求項7】請求項1、請求項3あるいは請求項5に記
    載の送信回路において、 上記変調回路に供給される信号に、ヘッドホンを特定す
    るためのデータを付加するようにした送信回路。
  8. 【請求項8】請求項2、請求項4あるいは請求項6に記
    載のヘッドホンにおいて、 上記繰り返し信号にはヘッドホンを特定するデータが付
    加されているとともに、 この特定するデータが自分を示している場合のみ、信号
    の受信を有効とするようにしたヘッドホン。
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