JP2000041181A - 自動露出制御装置 - Google Patents

自動露出制御装置

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JP2000041181A
JP2000041181A JP10206331A JP20633198A JP2000041181A JP 2000041181 A JP2000041181 A JP 2000041181A JP 10206331 A JP10206331 A JP 10206331A JP 20633198 A JP20633198 A JP 20633198A JP 2000041181 A JP2000041181 A JP 2000041181A
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iris
control
lens
closing
opening
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Toshihiko Kubo
俊彦 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズアイリスの開閉制御の移動方向による
機械的ヒステリシスの差を補償して、高精度の露出制御
が可能な自動露出制御装置を提供する。 【解決手段】 ルックアップテーブル1に基づき、又は
ホストコンピュータ2から入力される露出目標値信号E
t0、Et、レンズアイリス12aの位置情報Fp、光
学検知デバイス8からの明度信号Epにより、CPU9
から出力されるアイリス制御信号Fiで駆動するアイリ
スドライバ11により、レンズアイリス12aが、閉鎖
側から解放側の移動にはマージン量M1が、解放側から
閉鎖側の移動にはマージン量M2が設定され、アイリス
ドライバ11で、レンズアイリス12aが、開閉制御時
の移動方向によるヒステリシスの差値の影響が補償され
た状態で、マージン域内に位置し目標露出レベルが設定
されるように開閉制御され、短い制御時間で目的の露出
レベルの設定を高精度で行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズアイリスの
開閉位置情報とレンズを通しての明度情報とに基づい
て、目標露出レベルと明度情報との差値を小さくするよ
うに、レンズアイリスの開閉制御を行なう自動露出制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの撮像装置において
は、撮像デバイスにレンズアイリスを用いた自動露出制
御装置が設けられ、レンズアイリスの開閉位置情報とレ
ンズを通しての明度情報とに基づいて、目標露出レベル
と明度情報との差値を小さくするように、レンズアイリ
スの開閉制御が行なわれている。このような撮像装置に
おけるレンズアイリスの開閉制御においては、レンズを
通しての明度が目標露出レベルになるように、レンズア
イリスの開閉制御が行なわれるが、制御時のハンチング
の継続を防止するために、目標の露出レベルを中心とし
て所定の制御マージン量のマージン領域が不感帯として
設定されており、開閉制御されるレンズアイリスによっ
て、レンズを通しての明度が、この制御マージン量内に
収まると、目標露出レベルが設定されたと判定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このマージン量を減少
させてマージン領域の幅を狭くすると、高精度の目標露
出レベルが設定されるが、制御時のハンチングによっ
て、目標の露出レベルに達するまでの制御時間が長くな
り、逆にマージン領域の幅を広げると、制御時間が短く
なるが、目標露出レベルに対する制御精度をあまり高め
ることができなくなる。 さらに、レンズアイリスは、
解放方向から閉鎖方向への移動時と、閉鎖方向から解放
方向への移動時とでは、機械的なヒステリシスが異なる
ので、何れの方向からレンズアイリスが移動した場合で
も、少ないハンチングで露出制御を行なわせようとする
と、マージン域の幅が広くなり高精度の露出制御を行な
うことができなくなる。
【0004】本発明は、前述したようなレンズアイリス
の開閉による露出制御の現状に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、レンズアイリスの開閉制御時の移動方
向による機械的ヒステリシスの差を補償して、高精度の
露出制御が可能な自動露出制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、レンズアイリスの開閉位置
情報とレンズを通しての明度情報とに基づいて、目標露
出レベルと前記明度情報との差値を小さくするように、
前記レンズアイリスの開閉制御を行なう自動露出制御装
置において、前記レンズアイリスが、閉鎖側から解放側
への第1の方向に移動する場合と、解放側から閉鎖側へ
の第2の方向に移動する場合とで、前記目標露出レベル
に異なる制御マージン量を設定することにより、前記レ
ンズアイリスの前記第1の方向での機械的なヒステリシ
スと、前記第2の方向での機械的なヒステリシスとの差
値を補償して、前記レンズアイリスの開閉制御を行なう
第1の制御手段を有することを特徴とするものである。
【0006】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、レンズアイリスの開閉位置情報とレン
ズを通しての明度情報とに基づいて、目標露出レベルと
前記明度情報との差値を小さくするように、前記レンズ
アイリスの開閉制御を行なう自動露出制御装置におい
て、前記レンズアイリスの最終的な制御方向を、閉鎖側
から解放側への第1の方向か、解放側から閉鎖側への第
2の方向からの何れかに設定することにより、前記レン
ズアイリスの前記第1の方向での機械的なヒステリシス
と、前記第2の方向での機械的なヒステリシスとの差値
を補償して、前記レンズアイリスの開閉制御を行なう第
2の制御手段を有することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本発明の第
1の実施の形態を、図1ないし図3を参照して説明す
る。図1は本実施の形態の構成を示すブロック図、図2
は本実施の形態の露出制御動作の説明図、図3は本実施
の形態の露出制御動作のフローチャートである。
【0008】本実施の形態は、本発明に係る自動露出制
御装置が、撮像デバイスに組み込まれた場合であり、図
1に示すように、全体の動作を制御するCPU9が設け
られ、このCPU9の入力端子には、撮影条件に対応す
る露出データが格納されるルックアップテーブル1と、
外部機器とのインタフェース動作を行なう外部通信イン
タフェース3とが接続され、外部通信インタフェース3
の入力端子には、ユーザが制御データを入力するホスト
コンピュータ2が接続されている。
【0009】ところで、本実施の形態では、撮像時に被
写体の光学像を受光するレンズ12に、レンズアイリス
12aが取り付けられ、レンズアイリス12aからの光
学像がCCD4に入射されるように構成されており、光
電変換により被写体の光学像に対応する撮像信号を出力
するCCD4の出力端子には、自動利得制御動作を行な
う自動利得制御回路5が接続され、自動利得制御回路5
の出力端子には、A/D変換を行なうA/D変換器6が
接続されている。
【0010】また、A/D変換器6の出力端子には、A
/D変換された撮像信号の信号処理を行なうディジタル
シグナルプロセッサ7が接続され、ディジタルシグナル
プロセッサ7の出力端子には、信号処理された撮像信号
に基づき、現在の明度信号Epを演算出力する光学検知
デバイス8が接続され、光学検知デバイス8の出力端子
が、CPU9の入力端子に接続されており、さらに、レ
ンズアイリス12aの位置情報Fpの出力端子がCPU
9の入力端子に接続されている。
【0011】そして、CPU9のAGC制御信号Faの
出力端子が、自動利得制御回路5に接続され、CPU9
のCCD制御信号Ftの出力端子が、CCD4を駆動す
るCCD駆動回路10に接続され、CCD駆動回路10
にはCCD4が接続されており、CPU9のアイリス制
御信号Fiの出力端子には、レンズアイリス12aを駆
動するアイリスドライバ11が接続され、アイリスドラ
イバ11にはレンズアイリス12aが接続されている。
【0012】本実施の形態では、ルックアップテーブル
1を参照して、予め製品の出荷時に設定される初期の露
出目標値データに対応して、入力される初期露出目標値
信号Et0、或いは、ユーザの操作によりホストコンピ
ュータ2から、外部信号インタフェース3を介して入力
される露出目標値信号Et、レンズアイリス12aから
入力される位置情報Fp、及び光学検知デバィス8から
入力される明度信号Epに基づいて、AGC制御信号F
a、CCD制御信号Ft及びアイリス制御信号Fiを演
算する演算手段が、CPU9に設けられている。また、
CPU9には、AGC制御信号Faに基づいて、自動利
得制御回路5を制御するAGC制御手段、CCD制御信
号Ftに基づいて、CCD駆動回路10を制御するCC
D駆動回路制御手段、及びアイリス制御信号Fiに基づ
いて、アイリスドライバ11を制御する第1のアイリス
ドライバ制御手段が設けられている。
【0013】そして、本実施の形態では、第1のアイリ
スドライバ制御手段によって、レンズアイリス12aが
閉鎖側から解放側への第1の方向に移動する場合と、解
放側から閉鎖側への第2の方向に移動する場合とで、目
標露出レベルに対して異なる制御マージン量が設定さ
れ、レンズアイリス12aの第1の方向と第2の方向と
での機械的なヒステリシスの差値を補償した状態で、第
1のアイリスドライバ制御手段により駆動されるアイリ
スドライバ11によって、レンズアイリス12aの開閉
制御が行なわれるように構成されている。
【0014】このような構成の本実施の形態の動作を、
図3のフローチャートを参照して説明する。
【0015】本実施の形態においては、撮像カメラの撮
像条件に対応させて、製品の出荷時に予めルックアップ
テーブル1を参照して、初期露出目標値データが設定さ
れ、CPU9には初期露出目標値信号Et0が入力され
ており、ユーザが初期露出目標値データ以外の露出目標
値を設定して使用する場合には、ユーザはホストコンピ
ュータ2に、露出目標値の入力操作を行なうと、ホスト
コンピュータ2から露出目標値データDetが、外部通
信インタフェース3に入力され、外部通信インタフェー
ス3から露出目標値信号EtがCPU9に入力される。
【0016】本実施の形態では、ホストコンピュータ2
からの露出目標値データDetに基づいて制御動作が行
なわれる場合について説明すると、CPU9の第1のア
イリスドライバ制御手段によって、図2に示すように、
レンズアイリス12aが閉鎖側から解放側への第1の方
向X1に移動する場合には、露出目標値信号Etに対し
て、第1の方向及び第2の方向で、それぞれマージン量
M1が設定され、レンズアイリス12aが解放側から閉
鎖側への第2の方向X2に移動する場合には、露出目標
値信号Etに対して、第1の方向X1及び第2の方向
で、それぞれマージン量M2が設定される。
【0017】この状態で、図3のフローチャートのステ
ップS1において、CPU9によって、光学検知デバイ
ス(OPD)8から入力される明度信号Ep(AE評価
値)が読み取られ、ステップS2に進んで、CPU9に
よって、明度信号Epに基づく測光値と、外部通信イン
タフェース3から入力される露出目標値信号Etに基づ
く目標値データとの差分が演算され、ステップS3に進
んで、ステップS2での演算値に基づき、必要な制御方
向が第1の方向X1(解放方向)か、第2の方向X2
(閉鎖方向)かの判定が行なわれる。
【0018】ステップS3で必要な制御方向が、閉鎖側
から解放側への第1の方向X1であると判定されると、
ステップS4に進んで、CPU9に制御時のマージン量
M=M1が取込まれてマージン量の設定が行なわれ、ス
テップS3で必要な制御方向が、解放側から閉鎖側への
第2の方向X2であると判定されると、ステップS5に
進んで、CPU9に制御時のマージン量M=M2が取込
まれてマージン量の設定が行なわれる。次いで、ステッ
プS6に進んで、現在の明度信号Epに基づく測光デー
タが、マージン量の範囲内にあるか否かの判定、(M+
Et)>(現在の測光データ:AE値)>(Et−M)
が行なわれ、現在の測光データがマージン量内にあると
判定されると処理は終了する。
【0019】一方、ステップS6で、現在の測光データ
がマージン量内にないと判定されると、ステップS7に
進んで、露出状態がオーバーであるかアンダーであるか
の判定が行なわれ、ステップS7で露出オーバーと判定
されると、ステップS8に進んで、CPU9によって、
レンズアイリス12aの制御方向が、解放側から閉鎖側
の第2の方向X2に設定される。そして、ステップS1
0に進んで、レンズアイリス12aを第2の方向に、現
在の測光データのオーバー量に応じて移動させるアイリ
ス制御信号Fiが、CPU9からアイリスドライバ11
に供給され、レンズアイリス12aの最終的な開閉制御
位置が、マージンM2領域内に位置するように制御が行
なわれて処理が終了する。
【0020】また、ステップS7で露出アンダーと判定
されると、ステップS9に進んで、CPU9によって、
レンズアイリス12aの制御方向が、閉鎖側から解放側
の第1の方向X1に設定される。そして、ステップS1
0に進んで、レンズアイリス12aを第1の方向に、現
在の測光データのアンダー量に応じて移動させるアイリ
ス制御信号Fiが、CPU9からアイリスドライバ11
に供給され、レンズアイリス12aの最終的な開閉位置
が、マージンM1領域内に位置するように制御が行なわ
れ処理が終了する。
【0021】このように、本実施の形態によると、CP
U9によって、レンズアイリス12aが、閉鎖側から解
放側の第1の方向X1に移動される場合には、第1のマ
ージン量M1が、レンズアイリス12aが、解放側から
閉鎖側の第2の方向X2に移動される場合には、第2の
マージン量M2が設定されて、CPU9からアイリスド
ライバ11にアイリス制御信号Fiが供給され、アイリ
スドライバ11によって、レンズアイリス12aが、開
閉制御時の移動方向によるヒステリシスの差値の影響が
補償された状態で、マージン域内に位置し目標露出レベ
ルが設定されるように開閉制御され、短い制御時間で目
的の露出レベルの設定を高精度で行なうことが可能にな
る。
【0022】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態を、図4及び図5を参照して説明する。図4は本
実施の形態の露出制御動作の説明図、図5は本実施の形
態の露出制御動作のフローチャートである。
【0023】本実施の形態では、すでに図1を参照して
説明した第1の実施の形態での第1のアイリスドライバ
制御手段に代えて、CPUには、レンズアイリスの最終
的な制御方向を、解放側から閉鎖側への第2の方向に設
定して、アイリスドライバにレンズアイリスの開閉制御
を行なわせる第2のアイリスドライバ制御手段が設けら
れ、レンズアイリスの第1の方向と第2の方向とでの機
械的なヒステリシスの差値を補償した状態で、第2のア
イリスドライバ制御手段により駆動されるアイリスドラ
イバによって、レンズアイリスの開閉制御が行なわれる
ように構成されている。本実施の形態のその他の部分の
構成は、すでに説明した第1の実施の形態と同一なの
で、重複する説明は行なわない。
【0024】このような構成の本実施の形態の動作を、
図5のフローチャートを参照し、図1を流用して説明す
る。
【0025】本実施の形態では、ホストコンピュータ2
からの露出目標値データDetに基づいて制御動作が行
なわれる場合で説明すると、CPU9の第2のアイリス
ドライバ制御手段によって、図4に示すように、レンズ
アイリス12aの最終的な制御方向が、解放側から閉鎖
側への第2の方向X2に設定され、この方向でのマージ
ン量M2が第1の実施の形態と同様に設定されている。
従って、図4でA1→A2→A3とレンズアイリス12
aの閉鎖方向への制御は通常に行なわれるが、B1→B
2→B3とレンズアイリス12aの解放方向への制御を
行なう場合には、レンズアイリス12aは、B3からさ
らにB3→B4→B5と、一旦マージンM2の帯域を越
えてB4まで解放方向に制御された後に閉鎖方向に制御
されてB5に達する。
【0026】本実施の形態の動作を、図5のフローチャ
ートに基づいて説明すると、ステップS11において、
CPU9によって、光学検知デバイス(OPD)8から
入力される明度信号Ep(AE評価値)が読み取られ、
ステップS12に進んで、CPU9によって、明度信号
Epに基づく測光値と、外部通信インタフェース3から
入力される露出目標値信号Etに基づく目標値データと
の差分が演算され、ステップS13に進んで、ステップ
S12での演算値に基づき、現在の明度信号Epに基づ
く測光データが、マージン量の範囲内にあるか否かの判
定、(Et)>(現在の測光データ:AE値)>(Et
−M2)が行なわれる。
【0027】ステップS13で、現在の測光データがマ
ージン量内にないと判定されると、ステップS16に進
んで、露出状態がオーバーであるかアンダーであるかの
判定が行なわれ、ステップS16で露出オーバーと判定
されると、ステップS18に進んで、CPU9によっ
て、レンズアイリス12aの制御方向が、解放側から閉
鎖側の第2の方向X2に設定される。そして、ステップ
S19に進んで、レンズアイリス12aを第2の方向
に、現在の測光データのオーバー量に応じて移動させる
アイリス制御信号Fiが、CPU9からアイリスドライ
バ11に供給され、レンズアイリス12aの最終開閉制
御位置が、マージンM2領域内に位置するように制御が
行なわれ処理を終了する。
【0028】また、ステップS16で露出アンダーと判
定されると、ステップS17に進んで、CPU9によっ
て、レンズアイリス12aの制御方向が、閉鎖側から解
放側の第1の方向X1に設定され、ステップS19に進
んで、レンズアイリス12aを第1の方向に、現在の測
光データのアンダー量に応じて移動させるアイリス制御
信号Fiが、CPU9からアイリスドライバ11に供給
され、レンズアイリス12aの最終開閉制御位置が、マ
ージンM2領域内に位置するように制御が行なわれ処理
を終了する。
【0029】一方、ステップS13で、現在の測光デー
タがマージン量内にあると判定されると、ステップS1
4に進んで、レンズアイリス12aが解放側から制御収
束された否かの判定が行なわれ、レンズアイリス12a
が、解放側から制御収束されたと判定されると処理が終
了する。また、ステップS14で、レンズアイリス12
aが、閉鎖側から制御収束されたと判定されると、ステ
ップS15に進んで、CPU9によって、レンズアイリ
ス12aの制御にオーバシュート量が設定される。そし
て、ステップS17に進んで、CPU9からのアイリス
制御信号Fiで作動するアイリスドライバ11によっ
て、レンズアイリス12aが、解放方向に制御され、ス
テップS19において、レンズアイリス12aは、図4
に示すように、B1→B2→B3→B4→B5のよう
に、一旦マージンM2領域を越えて制御され、最終的に
は、B4から閉鎖方向に制御されてマージンM2領域内
のB5に達し処理を終了する。
【0030】このように、本実施の形態によると、CP
U9によって、レンズアイリス12aの最終的な制御方
向が、解放側から閉鎖側への第2の方向に設定され、C
PU9からのアイリス制御信号Fiによってアイリスド
ライバ11が駆動され、レンズアイリス12aの開閉制
御が行なわれるので、レンズアイリスの第1の方向と第
2の方向とでの機械的なヒステリシスの差値を補償した
状態で、マージン帯域内に位置し目標露出レベルが設定
されるように、レンズアイリス12aが開閉制御され、
短い制御時間で目的の露出レベルの設定を高精度で行な
うことが可能になる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、レンズア
イリスの開閉位置情報とレンズを通しての明度情報とに
基づき、目標露出レベルと明度情報との差値を小さくす
るように、レンズアイリスの開閉制御が行なわれるが、
第1の制御手段によって、レンズアイリスが、閉鎖側か
ら解放側への第1の方向に移動する場合と、解放側から
閉鎖側への第2の方向に移動する場合とで、目標露出レ
ベルに設定される異なる制御マージン量によって、レン
ズアイリスの第1の方向での機械的なヒステリシスと、
第2の方向での機械的なヒステリシスとの差値が補償さ
れた状態で、レンズアイリスの開閉制御が行なわれるの
で、レンズアイリスの機械的なヒステリシスによる影響
を最小限におさえた高精度の露出制御を行なうことが可
能になる。
【0032】請求項2記載の発明によると、レンズアイ
リスの開閉位置情報とレンズを通しての明度情報とに基
づき、目標露出レベルと明度情報との差値を小さくする
ように、レンズアイリスの開閉制御が行なわれるが、第
2の制御手段によって、レンズアイリスの最終的な制御
方向が、閉鎖側から解放側への第1の方向か、解放側か
ら閉鎖側への第2の方向かの何れかに設定され、レンズ
アイリスの第1の方向での機械的なヒステリシスと、第
2の方向での機械的なヒステリシスとの差値が補償され
た状態で、レンズアイリスの開閉制御が行なわれるの
で、レンズアイリスの機械的なヒステリシスによる影響
を最小限におさえた高精度の露出制御を行なうことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同実施の形態の露出制御動作の説明図である。
【図3】同実施の形態の露出制御動作のフローチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の露出制御動作の説
明図である。
【図5】同実施の形態の露出制御動作のフローチャート
である。
【符号の説明】
1…ルックアップテーブル、2…ホストコンピュータ、
4…CCD、7…ディジタルシグナルプロセッサ、8…
光学検知デバイス、9…CPU、10…CCD駆動回
路、11…アイリスドライバ、12a…レンズアイリ
ス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズアイリスの開閉位置情報とレンズ
    を通しての明度情報とに基づいて、目標露出レベルと前
    記明度情報との差値を小さくするように、前記レンズア
    イリスの開閉制御を行なう自動露出制御装置において、 前記レンズアイリスが、閉鎖側から解放側への第1の方
    向に移動する場合と、解放側から閉鎖側への第2の方向
    に移動する場合とで、前記目標露出レベルに異なる制御
    マージン量を設定することにより、前記レンズアイリス
    の前記第1の方向での機械的なヒステリシスと、前記第
    2の方向での機械的なヒステリシスとの差値を補償し
    て、前記レンズアイリスの開閉制御を行なう第1の制御
    手段を有することを特徴とする自動露出制御装置。
  2. 【請求項2】 レンズアイリスの開閉位置情報とレンズ
    を通しての明度情報とに基づいて、目標露出レベルと前
    記明度情報との差値を小さくするように、前記レンズア
    イリスの開閉制御を行なう自動露出制御装置において、 前記レンズアイリスの最終的な制御方向を、閉鎖側から
    解放側への第1の方向か、解放側から閉鎖側への第2の
    方向からの何れかに設定することにより、前記レンズア
    イリスの前記第1の方向での機械的なヒステリシスと、
    前記第2の方向での機械的なヒステリシスとの差値を補
    償して、前記レンズアイリスの開閉制御を行なう第2の
    制御手段を有することを特徴とする自動露出制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1473930A1 (en) * 2002-10-04 2004-11-03 Sony Corporation Digital camera
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