JP2000039324A - 振動形角速度センサ - Google Patents

振動形角速度センサ

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JP2000039324A
JP2000039324A JP10204749A JP20474998A JP2000039324A JP 2000039324 A JP2000039324 A JP 2000039324A JP 10204749 A JP10204749 A JP 10204749A JP 20474998 A JP20474998 A JP 20474998A JP 2000039324 A JP2000039324 A JP 2000039324A
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JP
Japan
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angular velocity
vibration
vibrating body
velocity sensor
detecting means
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JP10204749A
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Tomishige Tai
富茂 田井
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度を大とする。 【解決手段】 角形ビーム状振動体11の一側面に圧電
形駆動手段14が設けられ、その両隣の側面に、それぞ
れ方形板状圧電体19の両端が細いスペーサ31,32
を介して取り付けられ、圧電体19の両面の電極21,
33が形成される。X方向駆動振動、Z軸まわりの角速
度に対し、コリオリ力によりY方向に振動し、その振動
周波数と、圧電体19の固有振動周波数との差だけの振
幅倍率で、圧電体19の歪みが共振増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動体を駆動手段
により振動させ、角速度が入力するとコリオリ力が発生
して振動体が変形又は変位し、その変形又は変位を検出
手段で検出する振動形角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のビーム形の振動形角速度セ
ンサを示す。角形ビーム状振動体11はその固有振動の
不動点では支持部材12により固定部13に支持されて
いる。振動体11の中支持点間の1側面に駆動手段14
が取り付けられ、駆動手段14により振動体11が振動
させられる。駆動手段14として、圧電体15が振動体
11に貼付けられ、圧電体15上に電極16が形成さ
れ、振動体11が一方の電極とされ、両電極間に駆動信
号を印加して、振動体11をその固有振動で振動させ
る。
【0003】駆動手段14が設けられた振動体11の側
面と両隣接する側面に検出手段17,18が設けられ、
これら検出手段17,18により角速度の入力にもとづ
くコリオリ力により発生した変位又は変形が検出され
る。この検出手段17も圧電体19と電極21とにより
駆動手段14と同様に構成された場合であり、検出手段
18も同様に構成される。検出手段17,18の一方は
省略してもよい。振動体11の駆動手段14と反対の側
面にこの例ではモニタ手段22が設けられた場合で、モ
ニタ手段でも同様に圧電体と電極で構成される。
【0004】振動体11の長手方向をZ軸、振動体11
の駆動手段14が設けられた面と垂直な方向をX軸、検
出手段17,18が設けられた面と垂直な方向をY軸と
すると、入力角速度ΩはZ軸を中心とし、振動体11を
回転させる角速度であるとする。入力角速度Ωがゼロの
場合は、図6A,Bの(1)〜(4)に示すように、振
動体11はX−Z面間で撓み振動がなされている。この
状態で角速度Ωが入力されると、図A,Cの(1)〜
(4)に示すようにコリオリ力が発生し、これにより振
動体11はY−Z面間で撓み振動する。よって図7A,
Cの(5)に示すように駆動手段14による振動と、コ
リオリによる振動とが合成されたものとなり、Ω=0と
Ω≠0の場合における振動中央断面における拡大したも
のを図7B,Cの(6)に示す。Ω≠0の場合は駆動手
段14による振動でコリオリ力による振動との相互作用
により、その両振動周波数差に応じた振幅倍率分だけ増
幅された振動がY方向に励起されて振動体11が振動
し、その変形又は変位は大きなものとなる。この変形又
は変位ΔDcが検出手段17,18により検出される。
【0005】図7に振動体11が音叉状とされた角速度
センサを示す。基板24上に支柱25が立てられ、支柱
25に支持片26が横に突き出して固定され、支持片2
6の突出端に音叉状振動体11が固定される。振動体1
1の音叉の一方の腕に駆動手段14が設けられ、支持片
26に検出手段17が設けられる。この場合のΩ=0,
Ω≠0の各場合の図7と対応する振動状態を図8に示
す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の振駆動形角速度
センサは、図5,図6に示したように、振動体11自体
による共振増幅によるか、図7,図8に示したようにモ
ーメントによる増幅を用いるかにより感度を上げるもの
であった。このため感度を十分高くすることができず、
分解能が上がらず、感度換算により評価するバイアス安
定性やバイアス温度特性が、その駆動周波数や振動体の
大きさ、および加工精度に依存する傾向を示し、振動体
の大きさによって、その性能限界が決まるという欠点が
あった。
【0007】この発明の目的は振動体の大きさに大きく
影響されることなく、分解能やバイアス安定性を改善で
きる振動形角速度センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば検出手
段自体が共振増幅する構造とされている。従って、従来
の同様の角速度センサと比較して、検出手段の共振によ
る振幅倍率分だけ感度が大きくなり、感度換算において
バイアス安定性、バイアス温度特性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示し、
図5と対応する部分に同一符号を付けてある。この実施
例は検出手段17,18に圧電体を用いた場合で、検出
手段17は方形板状の圧電体19の両端が細いスペーサ
31,32を介在して振動体11に取り付けられ、つま
り圧電体19がスペーサ31,32間に橋渡された状態
となる。圧電体19の振動体11との対向面には電極3
3が形成される。圧電体19の固有振動周波数は、コリ
オリ力により生じる振動体11の振動周波数に対しわず
かずらされてある。検出手段18も検出手段17と同様
に構成されてある。
【0010】この構成において、振動体11が駆動手段
14により振動されている状態で、角速度が入力される
と、振動体11はコリオリ力にもとづく振動が生じ、し
かもその振動は従来のものと同様に共振増幅された振動
に検出手段17,18の圧電体が駆動され、これら圧電
体が共振してその共振周波数と、圧電体12に対する駆
動の共振周波数との周波数差に応じた分だけ再び振幅倍
率分だけ増幅してその圧電体の変形、変位は大きく共振
増幅され、電極間に大きな出力が得られる。つまり図
5,図6に示した角速度センサよりも、検出手段17,
18(圧電素子19)の振幅倍率分だけ増幅された出力
が得られる。
【0011】図2にこの発明の他の実施例を示し、図
5,図6と対応する部分に同一符号を付けてある。この
例では検出手段17,18として静電容量形のものとし
て構成した場合で、検出手段17は方形電極板34がそ
の両端を絶縁スペーサ35,36を介在させて、振動体
11と近接対向され、振動体11と電極板34間に静電
容量が構成される。コリオリ力により振動した振動体1
1により電極板34が振動され、その固有共振周波数
と、振動体11による駆動振動周波数との差に応じた分
再び振幅倍率分だけ増幅して電極板34が歪み、静電容
量が大きく変化する。
【0012】図3にこの発明の更に他の実施例を示す。
この実施例は振動体11の駆動振動と、コリオリ力によ
る振動との周波数差に応じた振幅倍率の共振増幅を利用
しない角速度センサである。リング状振動体11は4本
のビーム(はり)41により円筒状基台42に連結さ
れ、振動体11上の1つの直径が通る二点に駆動手段1
4がそれぞれ設けられ、これと角度的に90度離れた位
置にモニタ手段22が設けられる。駆動手段14による
振動体11の振動に対し、ビーム41は不動点であり、
この不動点であるビーム41に検出手段17,18が設
けられる。この実施例ではこのビーム41がコリオリ力
により振動すると、その振動周波数とわずかことなる周
波数で共振するように固有振動周波数が選定されてい
る。駆動手段14、検出手段17,18モニタ手段22
も圧電体を用いて構成した場合である。
【0013】リング状振動体11の中心軸を中心とする
角速度Ωが入力すると、コリオリ力にもとづき、不動点
のはり41が振動体11のリングの半径方向に共振振動
し、これによりコリオリ力による振動周波数と、はり4
1の共振振動周波数との周波数差に応じた振幅倍率だけ
ビーム41の振動が増幅され、検出手段17,18の圧
電体19が大きな変位、変形をする。
【0014】図4に示すように、圧電体19をはり41
に対してスペーサ31,32により間隔をおいて設け、
かつその圧電体19の固有共振周波数をはり41の固有
共応周波数に対してわずか差をもたせ、共振増幅が、複
数段により行われ、より感度が増加するようにすること
もできる。図6に示した音叉状振動体11を用いる場合
にも、その支持片26の固有振動周波数をコリオリ力に
より生じるその支持片26の振動周波数に対しわずか差
を設けることにより、共振増幅を得るようにすることも
できる。図3,図4の検出手段17,18としては静電
容量式のものとすることもできる。また、図3,図4の
リング状振動体11の一方の開口を浅いドーム状の蓋で
塞いだ構成としてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、検
出手段自体がコリオリ力によって生じる変形又は変位を
共振増幅する構造であるため、つまり、振動体自体の共
振とは別に検出手段の部分が共振増幅され、従来の振動
形角速度センサよりも検出手段で形成される共振構造に
よる振幅倍率分だけ感度が大きくなり感度換算において
バイアス安定性,バイアス温度特性をも向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明の実施例を示す斜視図、Bはその
検出部分における断面図である。
【図2】Aはこの発明の他の実施例を示す斜視図、Bは
その検出部分における断面図である。
【図3】この発明をリング状振動体の角速度センサに適
用した実施例を示す斜視図。
【図4】この発明をリング状振動体の角速度センサに適
用した他の実施例を示す斜視図。
【図5】Aは従来のビーム形角速度センサを示す斜視図
Bはその端面図である。
【図6】図5に示した角速度センサの動作を説明するた
めの図。
【図7】Aは従来の音叉形角速度センサを示す斜視図、
Bはその平面図である。
【図8】図7に示した角速度センサの動作を説明するた
めの図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体と、 その振動体を振動する駆動手段と、 各速度入力により生ずるコリオリ力によって発生する前
    記振動体の変形又は変位を検出する検出手段とを備え、 前記検出手段の部分は前記コリオリ力によって前記変形
    または変位を共振増幅する構造である振動形角速度セン
    サにおいて、 前記検出手段自体が共振増幅する構造とされていること
    を特徴とする振動形角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は圧電材料素子を有し、そ
    の圧電材料素子はその固有振動の不動点で前記振動体に
    連結されて、前記コリオリ力によって共振する構造とさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の振動形角速度
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は静電容量を検出する手段
    であって、その静電容量検出用電極の少なくとも一方は
    その固有振動の不動点で前記振動体に保持されて、前記
    コリオリ力によって共振する構造とされていることを特
    徴とする請求項1記載の振動形角速度センサ。
  4. 【請求項4】 振動体と、 その振動体を振動する駆動手段と、 角速度入力により発生するコリオリ力によって発生する
    前記振動体の変形又は変位を検出する検出手段とを備
    え、 前記振動体は不動点を有するリング状をしており、前記
    コリオリ力によって前記不動点に振動が発生する構造で
    ある振動形角速度センサにおいて、 前記検出手段は前記不動点部に取り付けられ、それ自体
    が共振増幅する構造とされていることを特徴とする振動
    形角速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記検出手段にはその共振増幅する構造
    が複数段設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の振動形角速度センサ。
JP10204749A 1998-07-21 1998-07-21 振動形角速度センサ Withdrawn JP2000039324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514947A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 コミサリア、ア、レネルジ、アトミク 微細加工振動構造及び関連するマイクロ・ジャイロスコープ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514947A (ja) * 2003-12-19 2007-06-07 コミサリア、ア、レネルジ、アトミク 微細加工振動構造及び関連するマイクロ・ジャイロスコープ

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Effective date: 20051004