JP2000039013A - 吊りクランパー - Google Patents

吊りクランパー

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JP2000039013A
JP2000039013A JP10207970A JP20797098A JP2000039013A JP 2000039013 A JP2000039013 A JP 2000039013A JP 10207970 A JP10207970 A JP 10207970A JP 20797098 A JP20797098 A JP 20797098A JP 2000039013 A JP2000039013 A JP 2000039013A
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JP
Japan
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handle lever
support shaft
work
handle
lever
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JP10207970A
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English (en)
Inventor
Norizo Kimura
典三 木村
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OSAKA KAKUTA KOGYO KK
Original Assignee
OSAKA KAKUTA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一旦板状ワークを挾持した後に吊りクランパ
ーを持って上方のコンベアーに引っ掛ける場合にも、ワ
ークに緩みが生ずることをなくする。 【解決手段】下端に挾持体を又その上方途中部分に下か
ら順次第1、第2、第3支軸を有する第1ハンドルレバ
ーと、下端に第1ハンドルレバーの挾持体に対向する挾
持体を有し中間部が第1支軸を介して第1ハンドルレバ
ーに連結し上端に第4支軸を有する挾持レバーと、下端
の上下方向の長孔が第1支軸に嵌合し長孔の上側に第5
支軸を有し上方へ延び上端に連結部を有するハンガー
と、第5支軸とそれより高い位置の第2、第4支軸を夫
々連結する第1、第2アームと、下端が第4支軸に連結
されその上側に第6支軸を有する第2ハンドルレバー
と、第3、第6支軸を連結する第3アームとを備え、板
状ワーク挾持時に第6支軸が思案点を越えて停止するよ
うにした吊りクランパーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば縦1m、横
1.8〜2m、厚さ2〜12mmの合成樹脂板、ガラス
板のような板状ワークを、垂直な姿勢で、上縁2箇所を
熱処理用の炉に連通したコンベアーに連結する場合等に
適した吊りクランパーに関する。
【0002】
【従来の技術】厚さ10mmの透明な合成樹脂板をその
上方のコンベアーに吊り下げる場合、従来は合成樹脂板
の上縁2箇所に孔を明け、そこにシャックルのボルトを
通して蝶ナットで固定した後にシャックルの紐を上方の
コンベアーに引っ掛け、合成樹脂板を120〜130℃
の炉内に搬送して熱処理を行っていた。ところがその場
合は、合成樹脂板の上縁2箇所に予め孔を明けなければ
ならず、作業に手間がかかるばかりでなく、切屑が板に
付着して作業環境が悪化したり熱処理の品質に影響しや
すくなる。
【0003】その対策として、本件発明者は、図3に示
されているような運針用の「引張り」に着目して、同じ
原理の吊りクランパーを試作した。図3の引張り1は紐
2を介して卓上くけ台又は座敷くけ台(共に図示せず)
に連結し、先端の挾持部3で布地4を掴む為のものであ
り、図示の運針前の状態で下端にゴム状弾性体パッド5
(挾持体)を有する第1、第2ハンドルレバーH1 、H
2 が中間高さの第1支軸S1 で連結されると共に第1支
軸S1 に嵌めた捩りコイルばね6により両パッド5が布
地4を強く挾持するように構成されており、ハンガー7
(本体)の下端の長孔8が第1支軸S1 に嵌合し、第
1、第2ハンドルレバーH1 、H2 の上端の第2、第4
支軸S2 、S4 に第1、第2アームA、A2 の中間高さ
部分が支持され、第1、第2アームA、A2 の下端が第
5支軸S5 を介してハンガー7に連結している。布地4
を解放する為には第1、第2ハンドルレバーH1 、H2
の上端部をばね6の弾力に抗して矢印9、9´方向に掴
めばよい。
【0004】ところが、図3の原理による吊りクランパ
ーでは、布地4の代わりに板状ワークを挾持した後に、
紐2の上端部を例えばフック(図示せず)により上方の
コンベアーに引っ掛ける為にクランパー(引張り1に相
当)を掴んで持ち上げる際に第1、第2ハンドルレバー
H1 、H2 に矢印9、9´方向の力が作用して挾持部3
に緩みが生じ易く、操作に特別な注意が必要になり、危
険な場合も起る可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一旦板状ワ
ークを挾持した後に吊りクランパーを持って上方のコン
ベアーに引っ掛ける場合にも、ワークに緩みが生ずるこ
となく,又特別な注意も不要にすることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の第1発明は、
下端に挾持体を又その上方途中部分に下から順次第1、
第2、第3支軸を有する第1ハンドルレバーと、下端に
第1ハンドルレバーの挾持体に対向する挾持体を有し中
間部が第1支軸を介して第1ハンドルレバーに連結し上
端に第4支軸を有する挾持レバーと、下端の上下方向の
長孔が第1支軸に嵌合し長孔の上側に第5支軸を有し上
方へ延び上端に連結部を有するハンガーと、第5支軸と
それより高い位置の第2、第4支軸を夫々連結する第
1、第2アームと、下端が第4支軸に連結されその上側
に第6支軸を有する第2ハンドルレバーと、第3、第6
支軸を連結する第3アームとを備え、第2ハンドルレバ
ーの上端を第1ハンドルレバー側へ動かして両挾持体間
に板状ワークを挾持した後に第6支軸が第3、第4支軸
を結ぶ線上の思案点を第1ハンドルレバー側へ越えた所
で第2ハンドルレバーが停止するようにしたことを特徴
とする吊りクランパーである。
【0007】請求項2の第2発明は、ハンガー上端の連
結部がフックで形成されている請求項1記載の吊りクラ
ンパーである。
【0008】請求項3の第3発明は、両挾持体の板状ワ
ークに対向する部分に円錐突起が設けてある請求項1記
載の吊りクランパーである。
【0009】請求項4の第4発明は、両挾持体の板状ワ
ークに対向する部分にゴム状弾性体が設けてある請求項
1記載の吊りクランパーである。
【0010】請求項5の第5発明は、挾持体の少なくと
も一方がボルトで形成されている請求項1記載の吊りク
ランパーである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、板状ワーク11を挾持し
て上方のコンベアー12に吊るした状態を示す本発明に
よる吊りクランパー13の正面図で、図3中の符号と同
一符号は対応部分である。図1の第1ハンドルレバーH
1 は左方へ向い開いたU形断面の板金製で、下端に溶着
した円筒状ナット14にソケットボルト15(挾持体)
が螺合し、このボルト15は左端に円錐突起16を備
え、突起16はワーク11に食い込んでいる。第1支軸
S1 に捩りコイルばね6と共に支持されている挾持レバ
ー17は右方へ向い開いたU形断面の板金製で、下端に
溶着した円筒状ナット14にソケットボルト15(挾持
体)が螺合し、このボルト15は右端に円錐突起16を
備え、突起16はワーク11に食い込んでいる。挾持レ
バー17の上端には第4支軸S4 を介して第2ハンドル
レバーH2 の下端部が支持されており、第2ハンドルレ
バーH2 の突起18は第1ハンドルレバーH1 のストッ
パー面19に圧接している。長孔8よりやゝ上方の第5
支軸S5 は第1、第2アームA1 、A2 を介して第5支
軸S5 より高い位置の第2、第4支軸S2 、S4 に接続
している。第1ハンドルレバーH1 の第3支軸S3 は第
3アームA3 を介して突起18の背後の第6支軸S6 に
接続している。第6支軸S6 は、図示のクランプ時に
は、第3、第4支軸S3 、S4 を結ぶ線21上の思案点
22を第1ハンドルレバーH1 側へ僅かに越えた位置に
ある。24はハンガー7の上端部のフックである。
【0012】図1に示すように、本発明による吊りクラ
ンパー13により板状ワーク11の上縁部の一側(図1
の手前側)を挾持し、別の吊りクランパー(図示せず)
により板状ワーク11の上縁部の他側(図1の裏面側)
を挾持した状態で、一方の吊りクランパー13の第1、
第2ハンドルレバーH1 、H2 を例えば右手で矢印9、
9´方向に掴み、他方の吊りクランパーを左手で同様に
掴み、持ち上げてハンガー7のフック24をコンベアー
12に引っ掛けることができる。その時、矢印9、9´
方向の力により挾持部3に緩みが生ずる恐れはない。
【0013】熱処理後にワーク11を解放するには、ワ
ーク上方の両吊りクランパー13をコンベアー12から
外し、第1ハンドルレバーH1 に対して第2ハンドルレ
バーH2 に矢印9´と逆方向の力を加える。そうすると
第2ハンドルレバーH2 が第4支軸S4 を支点として反
時計方向に回動し、第6支軸S6 が思案点22を左方へ
越えてトグルクランプが解放され、その後は捩りコイル
ばね6の弾力により図2の状態まで回動して、その間に
ワーク11を解放する。別のワーク11に取り付ける場
合は、図2の状態から図1の状態へと逆に操作すればよ
い。
【0014】図1のクランプ状態では、ハンガー7に第
1、第2ハンドルレバーH1 、H2から第2、第4支軸
S2 、S4 、第1、第2アームA1 、A2 、第5支軸S
5 を介して下向きの荷重が作用し、第2、第4支軸S2
、S4 は互いに離れる方向に押され、これにより両ソ
ケットボルト15、15は互いに接近する側、即ちワー
ク11に食付き勝手に付勢され、ワーク11に対する挾
持力は増大勝手になる。
【0015】ハンガー7の上端の連結部の構造として
は、フック24の代わりに、コンベアー側の進行方向に
向い開いたU形溝(図示せず)に嵌入する茸形頭部を採
用することもでき、又、コンベアー側の部材に設けた水
平ピンに嵌入する孔付き平板であってもよい。予めハン
ガー7の上端部をコンベアーに固定しておくこともでき
る。
【0016】挾持部3を構成するソケットボルト15の
少なくとも一方の代わりに、ナット14に固定したロッ
ドを採用することもできる。図示のボルド15の上にロ
ックナットを螺合させると、ボルトの緩みによる寸法変
化の防止が可能となる。円錐突起16の代わりに半球状
突起、多角錐状突起等を採用することもでき、又、図3
で説明したゴム状弾性体パッド5を採用すると、ワーク
11がガラス板の場合に適応可能となる。
【0017】第1、第2ハンドルレバーH1 、H2 、挾
持レバー17は図示の断面U形のものの代わりに、図示
のハンガー7のような安価な平板状であってもよく、そ
の場合は、第1、第2ハンドルレバーH1 、H2 の指の
当たる部分を断面L形に成形して面圧の減少(痛みの防
止)を図ることが好ましい。
【0018】
【発明の効果】第1の発明によると、板状ワーク11の
吊下げ時に把持部3が緩む恐れがなくなる。即ちワーク
11をクランプした図1の状態で第1、第2ハンドルレ
バーH1 、H2 を掴んで持ち上げる際に把持部3に緩み
は発生しない為、特別な注意を払う必要がなくなり、取
扱いが容易になる。又、一旦コンベアー12に掛けた後
には、ワーク11の荷重により把持部3が締まり勝手に
なり、搬送中にワーク11が落下するような不具合は確
実に防止できる。
【0019】第2の発明によると、ハンガー7の上端に
フック24を打抜き等の手段で簡単に作ることができ、
安価に製造できると共に、コンベアー12への引っ掛け
操作も容易になる。
【0020】第3の発明によると、円錐突起16によ
り、ワーク11には孔等を予め明けておく必要がなくな
り、しかも把持強度が大きくなる。
【0021】第4の発明によると、把持部3に図3のゴ
ム状弾性体パッド5を採用できるので、合成樹脂の他に
ガラス製の板状ワーク11の保持が可能となる。
【0022】第5の発明によると、ソケットボルト15
の調整により、例えばワーク11の厚さが2〜12mm
に変化するロットを1種類の吊りクランプ13で処理可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 板状ワークを挾持した状態を示す正面図であ
る。
【図2】 板状ワークを解放した状態を示す正面図であ
る。
【図3】 従来の引張りを垂らした状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
3 挾持部 5 ゴム状弾性体パッド 7 ハンガー 8 長孔 11 板状ワーク 15 ソケットボルト(挾持体) 16 円錐突起 17 挾持レバー 18 突部 19 ストッパー面 21 線 22 思案点 24 フック(連結部) A1 、A2 第1、第2アーム H1 、H2 第1、第2ハンドルレバー S1 〜S6 第1〜第6支軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に挾持体を又その上方途中部分に下
    から順次第1、第2、第3支軸を有する第1ハンドルレ
    バーと、下端に第1ハンドルレバーの挾持体に対向する
    挾持体を有し中間部が第1支軸を介して第1ハンドルレ
    バーに連結し上端に第4支軸を有する挾持レバーと、下
    端の上下方向の長孔が第1支軸に嵌合し長孔の上側に第
    5支軸を有し上方へ延び上端に連結部を有するハンガー
    と、第5支軸とそれより高い位置の第2、第4支軸を夫
    々連結する第1、第2アームと、下端が第4支軸に連結
    されその上側に第6支軸を有する第2ハンドルレバー
    と、第3、第6支軸を連結する第3アームとを備え、第
    2ハンドルレバーの上端を第1ハンドルレバー側へ動か
    して両挾持体間に板状ワークを挾持した後に第6支軸が
    第3、第4支軸を結ぶ線上の思案点を第1ハンドルレバ
    ー側へ越えた所で第2ハンドルレバーが停止するように
    したことを特徴とする吊りクランパー。
  2. 【請求項2】 ハンガー上端の連結部がフックで形成さ
    れている請求項1記載の吊りクランパー。
  3. 【請求項3】 両挾持体の板状ワークに対向する部分に
    円錐突起が設けてある請求項1記載の吊りクランパー。
  4. 【請求項4】 両挾持体の板状ワークに対向する部分に
    ゴム状弾性体が設けてある請求項1記載の吊りクランパ
    ー。
  5. 【請求項5】 挾持体の少なくとも一方がボルトで形成
    されている請求項1記載の吊りクランパー。
JP10207970A 1998-07-23 1998-07-23 吊りクランパー Pending JP2000039013A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011190039A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス基板搬送装置及びガラス基板搬送方法
CN102218199A (zh) * 2011-02-28 2011-10-19 上海应用技术学院 高楼逃生自救装置
JP2016073798A (ja) * 2016-01-12 2016-05-12 京楽産業.株式会社 遊技機

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