JP2000037977A - エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置 - Google Patents
エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、プラスチックカードのエンボス文
字の加工に対する人手による検査の負担を軽減すると共
に、より正確な検査により適合品と不適合品の識別、区
分けを行うことのできるエンボス文字チェック機構を内
蔵したエンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置
を提供するものである。 【解決手段】 プラスチックカードへエンボス文字を加
工するエンボス加工手段を有するエンボス加工装置にお
いて、エンボス加工手段により加工されたエンボス文字
を光学的に読み取る読取手段と、読み取った画像データ
を画像処理する画像処理手段と、画像処理した画像デー
タを予め登録した基準フォントデータと照合比較し、画
像データが基準フォントデータと適合するか否かを判定
する照合判定手段と、判定結果に基づいて、プラスチッ
クカードを適合と不適合なものとに区分けする区分け手
段とを備えたことを特徴とするものである。
字の加工に対する人手による検査の負担を軽減すると共
に、より正確な検査により適合品と不適合品の識別、区
分けを行うことのできるエンボス文字チェック機構を内
蔵したエンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置
を提供するものである。 【解決手段】 プラスチックカードへエンボス文字を加
工するエンボス加工手段を有するエンボス加工装置にお
いて、エンボス加工手段により加工されたエンボス文字
を光学的に読み取る読取手段と、読み取った画像データ
を画像処理する画像処理手段と、画像処理した画像デー
タを予め登録した基準フォントデータと照合比較し、画
像データが基準フォントデータと適合するか否かを判定
する照合判定手段と、判定結果に基づいて、プラスチッ
クカードを適合と不適合なものとに区分けする区分け手
段とを備えたことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックカー
ドへエンボス文字を加工するエンボス加工装置に関する
もので、特に、加工したエンボス文字に不良加工があっ
た場合に、不良品を容易に区分けすることができるよう
にしたエンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置
に関するものである。
ドへエンボス文字を加工するエンボス加工装置に関する
もので、特に、加工したエンボス文字に不良加工があっ
た場合に、不良品を容易に区分けすることができるよう
にしたエンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、磁気カード、クレジットカード、
キュッシュカード、ＩＣカード、会員カード等の各種プ
ラスチックカードに、会員番号や氏名等を凹凸形状から
なるエンボス文字により形成することが一般に行われて
いる。これらのエンボス文字を施したプラスチックカー
ドを製造する際に使用される装置としては、例えば磁気
カードを製造する場合、磁気ストライプへのエンコー
ド、会員番号や氏名等のエンボス文字加工、エンボス文
字上部表面への着色（エンボスチッピング）を行った後
に、磁気ストライプへのエンコードを読み取り、入力デ
ータと照合して正しく磁気記録が行われているかを確認
するためのベリファイ機能とが内蔵されている場合が多
い。
キュッシュカード、ＩＣカード、会員カード等の各種プ
ラスチックカードに、会員番号や氏名等を凹凸形状から
なるエンボス文字により形成することが一般に行われて
いる。これらのエンボス文字を施したプラスチックカー
ドを製造する際に使用される装置としては、例えば磁気
カードを製造する場合、磁気ストライプへのエンコー
ド、会員番号や氏名等のエンボス文字加工、エンボス文
字上部表面への着色（エンボスチッピング）を行った後
に、磁気ストライプへのエンコードを読み取り、入力デ
ータと照合して正しく磁気記録が行われているかを確認
するためのベリファイ機能とが内蔵されている場合が多
い。
【０００３】従って、従来のカード処理装置において
は、磁気ストライプへのエンコードの検査は機械的に行
う機能が備わっているが、エンボス文字の加工が基準通
りに正しく行われたか否かを検査する場合には、検査員
が目視による検査を行うことで処理している。その検査
によりエンボス文字の位置ずれ、文字抜け、文字欠け等
をチェックして、基準に対して適合したカードである
か、不適合なカードであるかを判別して、不適合なカー
ドを排除しているのが現状である。しかしながら、大量
のプラスチックカードに対するエンボス文字の検査を行
う場合には、検査員の目視による検査では検査モレが生
じる危険性があり、またカードに形成されたエンボス文
字の加工が、本来の合格基準に対して適合するものであ
るか否かを明確に判断することが難しい状態のカードも
あり、その場合、検査結果に検査員毎の個人差がでるこ
とも考えられ、検査精度が悪くなり好ましくない。した
がって、検査員の目視による検査では、正確な検査がで
きない恐れがあると共に、検査だけのために、製造工程
の中に人手による検査工程も入れなければならず、検査
員の確保や検査員への教育等、工程管理上にも問題があ
る。
は、磁気ストライプへのエンコードの検査は機械的に行
う機能が備わっているが、エンボス文字の加工が基準通
りに正しく行われたか否かを検査する場合には、検査員
が目視による検査を行うことで処理している。その検査
によりエンボス文字の位置ずれ、文字抜け、文字欠け等
をチェックして、基準に対して適合したカードである
か、不適合なカードであるかを判別して、不適合なカー
ドを排除しているのが現状である。しかしながら、大量
のプラスチックカードに対するエンボス文字の検査を行
う場合には、検査員の目視による検査では検査モレが生
じる危険性があり、またカードに形成されたエンボス文
字の加工が、本来の合格基準に対して適合するものであ
るか否かを明確に判断することが難しい状態のカードも
あり、その場合、検査結果に検査員毎の個人差がでるこ
とも考えられ、検査精度が悪くなり好ましくない。した
がって、検査員の目視による検査では、正確な検査がで
きない恐れがあると共に、検査だけのために、製造工程
の中に人手による検査工程も入れなければならず、検査
員の確保や検査員への教育等、工程管理上にも問題があ
る。
【０００４】また、従来の様にカードにエンボス文字の
加工を施した後に、更めて検査工程によりエンボス文字
の検査を検査員により行う方法だと、エンボス加工工程
と検査工程の間に期間がある場合が多く、もし検査工程
において、予想したよりも多くの不適合カードが見つか
った場合には、あわてて再度追加のカードを作製しよう
としても納期上間に合わなくなる危険性があり問題であ
る。従って、カードの製造工程管理上も、エンボス加工
後にできるだけ早く、適合品と不適合品のカード数を把
握する必要があり、従来の検査方法ではこれに適応する
ことができない。
加工を施した後に、更めて検査工程によりエンボス文字
の検査を検査員により行う方法だと、エンボス加工工程
と検査工程の間に期間がある場合が多く、もし検査工程
において、予想したよりも多くの不適合カードが見つか
った場合には、あわてて再度追加のカードを作製しよう
としても納期上間に合わなくなる危険性があり問題であ
る。従って、カードの製造工程管理上も、エンボス加工
後にできるだけ早く、適合品と不適合品のカード数を把
握する必要があり、従来の検査方法ではこれに適応する
ことができない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を改善するために、プラスチックカードのエン
ボス文字の加工に対する人手による検査の負担を軽減す
ると共に、エンボス文字に対する検査を機械的に行うこ
とで適合品と不適合品の判断基準を明確化し、しかもプ
ラスチックカードのエンボス文字の加工後に、直ぐに適
合品と不適合品の識別、区分けを自動的に行うことで、
その結果に対するその後の対応を迅速に図れることので
きるエンボス文字チェック機構を内蔵したエンボス文字
チェック機構付きエンボス加工装置を提供するものであ
る。
な問題点を改善するために、プラスチックカードのエン
ボス文字の加工に対する人手による検査の負担を軽減す
ると共に、エンボス文字に対する検査を機械的に行うこ
とで適合品と不適合品の判断基準を明確化し、しかもプ
ラスチックカードのエンボス文字の加工後に、直ぐに適
合品と不適合品の識別、区分けを自動的に行うことで、
その結果に対するその後の対応を迅速に図れることので
きるエンボス文字チェック機構を内蔵したエンボス文字
チェック機構付きエンボス加工装置を提供するものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のエンボス文字チェック機構付きエンボス
加工装置は、プラスチックカードへエンボス文字を加工
するエンボス加工手段を有するエンボス加工装置におい
て、前記エンボス加工手段により加工されたエンボス文
字を光学的に読み取る読取手段と、読み取った画像デー
タを画像処理する画像処理手段と、画像処理した前記画
像データを予め登録した基準フォントデータと照合比較
し、前記画像データが前記基準フォントデータと適合す
るか否かを判定する照合判定手段と、前記判定結果に基
づいて、プラスチックカードを適合するものと不適合な
ものとに区分けする区分け手段とを備えたことを特徴と
するものである。
めに、本発明のエンボス文字チェック機構付きエンボス
加工装置は、プラスチックカードへエンボス文字を加工
するエンボス加工手段を有するエンボス加工装置におい
て、前記エンボス加工手段により加工されたエンボス文
字を光学的に読み取る読取手段と、読み取った画像デー
タを画像処理する画像処理手段と、画像処理した前記画
像データを予め登録した基準フォントデータと照合比較
し、前記画像データが前記基準フォントデータと適合す
るか否かを判定する照合判定手段と、前記判定結果に基
づいて、プラスチックカードを適合するものと不適合な
ものとに区分けする区分け手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図１は本発明のエンボス文字チェック機構
付きエンボス加工装置の要部の側面図、図２は本発明の
エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置の要部
のブロック図である。
に説明する。図１は本発明のエンボス文字チェック機構
付きエンボス加工装置の要部の側面図、図２は本発明の
エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置の要部
のブロック図である。
【０００８】図１に示すように、本発明のエンボス文字
チェック機構付きエンボス加工装置１（以下、エンボス
加工装置と言う）には、プラスチックカード２（以下、
カードと言う）をセットしておくホッパー３、カードの
搬送手段４である搬送ローラ４ａ、エンボス加工手段
５、エンボス文字チェック機構における読取手段６であ
るＣＣＤカメラ６ａと照明装置７ａ，７ｂ，７ｃ、カー
ドのエンボス文字の上面に色を付けるチッパー８、エン
ボス文字をチェックした後に、基準に適合するエンボス
文字が施されたカードと、基準と異なるエンボス文字が
施された不適合カードとを区分けする区分け手段９、そ
して、最終的に適合カードと不適合カードをそれぞれ区
分けして入れる適合カード用スタッカー１０と不適合カ
ード用スタッカー１１とが設けられている。また、照明
装置７ａ，７ｂ，７ｃは、エンボス文字が形成されてい
るカード２に対して、上方および斜め上方方向から光を
照射することができるように上方用の照明装置７ｂと斜
め上方用の照明装置７ａ，７ｃが設けられている。
チェック機構付きエンボス加工装置１（以下、エンボス
加工装置と言う）には、プラスチックカード２（以下、
カードと言う）をセットしておくホッパー３、カードの
搬送手段４である搬送ローラ４ａ、エンボス加工手段
５、エンボス文字チェック機構における読取手段６であ
るＣＣＤカメラ６ａと照明装置７ａ，７ｂ，７ｃ、カー
ドのエンボス文字の上面に色を付けるチッパー８、エン
ボス文字をチェックした後に、基準に適合するエンボス
文字が施されたカードと、基準と異なるエンボス文字が
施された不適合カードとを区分けする区分け手段９、そ
して、最終的に適合カードと不適合カードをそれぞれ区
分けして入れる適合カード用スタッカー１０と不適合カ
ード用スタッカー１１とが設けられている。また、照明
装置７ａ，７ｂ，７ｃは、エンボス文字が形成されてい
るカード２に対して、上方および斜め上方方向から光を
照射することができるように上方用の照明装置７ｂと斜
め上方用の照明装置７ａ，７ｃが設けられている。
【０００９】また、エンボス加工手段５の前の段階に、
カードの磁気ストライプヘ磁気記録を行う磁気エンコー
ダー１２を設けてもよい。また、エンボス文字チェック
機構であるＣＣＤカメラ６ａと照明装置７におけるカー
ドへの検査の際には、カード２をベルト１４上に乗せて
移動できるようにするため、駆動装置１３によりベルト
１４を動かせるようになっている。そして、エンボス加
工装置１は、ホストコンピュータ１５と接続されてい
て、情報のコントロールを行える状態にある。また、ホ
ストコンピュータ１５の機能をエンボス加工装置１に内
蔵した構成としてもよく、そのシステム全体をエンボス
加工装置１としてもよいもので、図１、図２に示した構
成に限定されるものではない。
カードの磁気ストライプヘ磁気記録を行う磁気エンコー
ダー１２を設けてもよい。また、エンボス文字チェック
機構であるＣＣＤカメラ６ａと照明装置７におけるカー
ドへの検査の際には、カード２をベルト１４上に乗せて
移動できるようにするため、駆動装置１３によりベルト
１４を動かせるようになっている。そして、エンボス加
工装置１は、ホストコンピュータ１５と接続されてい
て、情報のコントロールを行える状態にある。また、ホ
ストコンピュータ１５の機能をエンボス加工装置１に内
蔵した構成としてもよく、そのシステム全体をエンボス
加工装置１としてもよいもので、図１、図２に示した構
成に限定されるものではない。
【００１０】また、カード２に加工したエンボス文字に
対するエンボス文字チェック機構としては、従来から公
知のエンボス文字認識方法を適応して、エンボス文字を
読み取ることができる。それら公知のエンボス文字認識
方法としては、例えば特開平６−２６６８９０、特開平
７−３３４６１７、特開平９−１２８４８３等に示され
た方法があり、これらは複数の照明装置と複数のＣＣＤ
カメラを設けてカードに形成されたエンボス文字に対し
て、種々の角度から照明して、ＣＣＤカメラにより画像
データを読み取るものであり、エンボス文字に対する読
み取り認識精度も非常に高いものである。
対するエンボス文字チェック機構としては、従来から公
知のエンボス文字認識方法を適応して、エンボス文字を
読み取ることができる。それら公知のエンボス文字認識
方法としては、例えば特開平６−２６６８９０、特開平
７−３３４６１７、特開平９−１２８４８３等に示され
た方法があり、これらは複数の照明装置と複数のＣＣＤ
カメラを設けてカードに形成されたエンボス文字に対し
て、種々の角度から照明して、ＣＣＤカメラにより画像
データを読み取るものであり、エンボス文字に対する読
み取り認識精度も非常に高いものである。
【００１１】次に、本発明のエンボス文字チェック機構
付きエンボス加工装置を用いて、カードを取り扱う場合
について説明する。ホッパー３に設置されたエンボス加
工前のカード２は、搬送ローラ４ａにより１枚づつ引き
出され磁気エンコーダー１２により、カードの磁気スト
ライプヘホストコンピュータ１５からの情報の中から必
要な情報を磁気記録した後、エンボス加工手段５によ
り、例えばカード使用者の氏名、会員番号等の情報をエ
ンボス文字により凹凸形状に加工する。これらの磁気記
録情報およびエンボス文字加工情報は、いずれもホスト
コンピュータ１５の記録部からの情報に基づいて処理さ
れる。
付きエンボス加工装置を用いて、カードを取り扱う場合
について説明する。ホッパー３に設置されたエンボス加
工前のカード２は、搬送ローラ４ａにより１枚づつ引き
出され磁気エンコーダー１２により、カードの磁気スト
ライプヘホストコンピュータ１５からの情報の中から必
要な情報を磁気記録した後、エンボス加工手段５によ
り、例えばカード使用者の氏名、会員番号等の情報をエ
ンボス文字により凹凸形状に加工する。これらの磁気記
録情報およびエンボス文字加工情報は、いずれもホスト
コンピュータ１５の記録部からの情報に基づいて処理さ
れる。
【００１２】次に、カード２はベルト１４に乗せられて
エンボス文字チェック機構の読取手段６であるＣＣＤカ
メラ６ａによりエンボス文字を読み取るが、エンボス文
字の読み取り方法としての一例としては、エンボス文字
が形成されているカード２に対して、上方に設置された
照明装置７ｂからの照明、及び斜め上方方向に設置され
た証明装置７ａ，７ｃからの各々の照明によってカード
２のエンボス文字の形成部分を照明できるようになって
いる。また、搬送手段４である搬送ローラ４ａにより搬
送されたカード２に対して、上方に設置された照明装置
７ｂおよび斜め上方方向に設置された各照明装置７ａ，
７ｃを図示しない照明コントローラにより順次切り換え
て照明することで、エンボス文字への読み取り精度を高
めている。
エンボス文字チェック機構の読取手段６であるＣＣＤカ
メラ６ａによりエンボス文字を読み取るが、エンボス文
字の読み取り方法としての一例としては、エンボス文字
が形成されているカード２に対して、上方に設置された
照明装置７ｂからの照明、及び斜め上方方向に設置され
た証明装置７ａ，７ｃからの各々の照明によってカード
２のエンボス文字の形成部分を照明できるようになって
いる。また、搬送手段４である搬送ローラ４ａにより搬
送されたカード２に対して、上方に設置された照明装置
７ｂおよび斜め上方方向に設置された各照明装置７ａ，
７ｃを図示しない照明コントローラにより順次切り換え
て照明することで、エンボス文字への読み取り精度を高
めている。
【００１３】照明装置によって照明されたカードのエン
ボス文字は、照明方向に応じた特有の陰影及び反射を呈
するため、これを上方に配置したＣＣＤカメラ６ａによ
り読み取ることで画像データの認識がより確実に行え
る。そして、読取手段６により読み取られたエンボス文
字の画像データは、画像処理手段１６に送られ、画像加
算、画像減算、２値化処理等が行われる。２値化処理に
際しては、カードに付された地紋等の印刷の影響を受け
ないように、予めエンボス文字が形成されていないカー
ド表面か、またはエンボス文字が形成されているカード
表面を上方から照明した画像を読んで画像濃度ヒストグ
ラムを作成し、地紋等の印刷がカットされるようなしき
い値を設定するか、あるいは地紋等の印刷のシューディ
ング画像を作成して、読み取った画像からシューディン
グ画像を除くようにすればよい。
ボス文字は、照明方向に応じた特有の陰影及び反射を呈
するため、これを上方に配置したＣＣＤカメラ６ａによ
り読み取ることで画像データの認識がより確実に行え
る。そして、読取手段６により読み取られたエンボス文
字の画像データは、画像処理手段１６に送られ、画像加
算、画像減算、２値化処理等が行われる。２値化処理に
際しては、カードに付された地紋等の印刷の影響を受け
ないように、予めエンボス文字が形成されていないカー
ド表面か、またはエンボス文字が形成されているカード
表面を上方から照明した画像を読んで画像濃度ヒストグ
ラムを作成し、地紋等の印刷がカットされるようなしき
い値を設定するか、あるいは地紋等の印刷のシューディ
ング画像を作成して、読み取った画像からシューディン
グ画像を除くようにすればよい。
【００１４】また、一方あらかじめ正しいエンボス文字
を登録した基準フォントデータ登録手段１７が設けられ
ており、前記した画像処理手段１６からの画像処理され
た画像データと、基準フォントデータ登録手段１７から
抽出されたエンボス文字に該当する画像データとが、照
合判定手段１８へ送られ、両方の画像データとを比較し
照合することで、基準フォントデータと適合したもので
あるか否かを判定すると共に、前記判定情報は制御手段
１９へ送られる。この基準フォントデータ登録手段１７
には、エンボス文字自体の書体の基準値を記録するだけ
でなく、カード２におけるエンボス文字の形成位置に関
する情報もあらかじめ記録しておくことでカード２に施
したエンボス文字に対する様々なチェックを行うことが
できる。その後、カード２は、チッパー８によりエンボ
ス文字の上面部にインキが塗布されて色付けされる。
尚、画像処理手段１６、基準フォントデータ登録手段１
７、照合判定手段１８制御手段１９をホストコンピュー
タ１５に設けるようにしてもよく、図示した実施例に限
定されるものでない。
を登録した基準フォントデータ登録手段１７が設けられ
ており、前記した画像処理手段１６からの画像処理され
た画像データと、基準フォントデータ登録手段１７から
抽出されたエンボス文字に該当する画像データとが、照
合判定手段１８へ送られ、両方の画像データとを比較し
照合することで、基準フォントデータと適合したもので
あるか否かを判定すると共に、前記判定情報は制御手段
１９へ送られる。この基準フォントデータ登録手段１７
には、エンボス文字自体の書体の基準値を記録するだけ
でなく、カード２におけるエンボス文字の形成位置に関
する情報もあらかじめ記録しておくことでカード２に施
したエンボス文字に対する様々なチェックを行うことが
できる。その後、カード２は、チッパー８によりエンボ
ス文字の上面部にインキが塗布されて色付けされる。
尚、画像処理手段１６、基準フォントデータ登録手段１
７、照合判定手段１８制御手段１９をホストコンピュー
タ１５に設けるようにしてもよく、図示した実施例に限
定されるものでない。
【００１５】次に、カード２を搬送ローラ４ａにより、
区分け手段９まで搬送するが、区分け手段９では、図２
に示すように区分け用の板の一方が軸により回転可能に
止められ、板の他方側が上下円弧方向に移動可能な状態
に設置されており、これらの動きは、制御手段１９から
の信号によって制御されている。上記の区分け手段９
は、照合判定手段１８においての結果に基づいて、基準
フォントデータに対して適合したカードと不適合なカー
ドを物理的に区分けすることができればよいものであ
り、その区分けのための機構は上記の機構に限定される
ものではない。
区分け手段９まで搬送するが、区分け手段９では、図２
に示すように区分け用の板の一方が軸により回転可能に
止められ、板の他方側が上下円弧方向に移動可能な状態
に設置されており、これらの動きは、制御手段１９から
の信号によって制御されている。上記の区分け手段９
は、照合判定手段１８においての結果に基づいて、基準
フォントデータに対して適合したカードと不適合なカー
ドを物理的に区分けすることができればよいものであ
り、その区分けのための機構は上記の機構に限定される
ものではない。
【００１６】したがって、前記の判定情報に基づいて、
そのカード２が適合と判定されたカードについては、区
分け手段９によりカード２を適合カード用スタッカー１
０へ入れる状態に設定されているが、もし前記の判定情
報から不適合の情報があった場合には、その情報に基づ
いて区分け手段９の板の一方が上方に移動して、カード
２を次の搬送ローラ４ａへと導くことで、不適合品のカ
ード２を不適合カード用スタッカー１１の中へ入れるこ
とで、適合品のカードと不適合品のカードを物理的に区
別できる状態におくことが可能となる。したがって、上
記の適合カード用スタッカー１０と不適合カード用スタ
ッカー１１とを確認することで適合したカードと不適合
なカードとを明確に識別することができ、しかも各々の
カード枚数を確認することで、製造予定枚数を達成する
ことが可能であるかのチェックを行え、不適合なカード
が予想を上回り、納品枚数を達成できそうもない場合に
は、直ちにカードの追加印刷を行い、エンボス加工を行
うことで対処することができるものである。
そのカード２が適合と判定されたカードについては、区
分け手段９によりカード２を適合カード用スタッカー１
０へ入れる状態に設定されているが、もし前記の判定情
報から不適合の情報があった場合には、その情報に基づ
いて区分け手段９の板の一方が上方に移動して、カード
２を次の搬送ローラ４ａへと導くことで、不適合品のカ
ード２を不適合カード用スタッカー１１の中へ入れるこ
とで、適合品のカードと不適合品のカードを物理的に区
別できる状態におくことが可能となる。したがって、上
記の適合カード用スタッカー１０と不適合カード用スタ
ッカー１１とを確認することで適合したカードと不適合
なカードとを明確に識別することができ、しかも各々の
カード枚数を確認することで、製造予定枚数を達成する
ことが可能であるかのチェックを行え、不適合なカード
が予想を上回り、納品枚数を達成できそうもない場合に
は、直ちにカードの追加印刷を行い、エンボス加工を行
うことで対処することができるものである。
【００１７】本発明のエンボス文字チェック機構付きエ
ンボス加工装置においては、従来のエンボス加工装置の
エンボス加工手段の後に、エンボス文字のチェック機構
を付けたので、一連の処理により、自動的に不適合なカ
ードを発見することが可能であり、もしエンボス加工手
段の設定や故障によるカードへの悪影響があった場合で
も、すぐにエンボス文字チェック機構により確認するこ
とができるため、エンボス文字を有するカードを製造す
る際の生産効率も向上するものである。
ンボス加工装置においては、従来のエンボス加工装置の
エンボス加工手段の後に、エンボス文字のチェック機構
を付けたので、一連の処理により、自動的に不適合なカ
ードを発見することが可能であり、もしエンボス加工手
段の設定や故障によるカードへの悪影響があった場合で
も、すぐにエンボス文字チェック機構により確認するこ
とができるため、エンボス文字を有するカードを製造す
る際の生産効率も向上するものである。
【００１８】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置は、カ
ードにエンボス加工手段によりエンボス文字を加工した
後に、エンボス装置内において、直ちにその加工したエ
ンボス文字と基準フォントデータとを比較し、そのエン
ボス文字が基準に適合したものであるか否かをチェック
することができる。したがって、従来のように、エンボ
ス文字の加工工程が終了後に、検査工程でエンボス加工
したカードをまとめて、検査員が目視によりエンボス文
字の位置ずれ、文字抜け、文字欠け等をチェックする必
要もなく、しかもより正確で処理スピードの早いエンボ
ス加工部への検査を行うことができ、不適合品が発生し
た場合でも、その対策を早急に図ることができるもので
ある。特に大量のカードにエンボス文字を加工する場合
に、短時間で大量のカード検査を行なうことが可能で、
適合品と不適合品の識別、区分けを自動的に行うことが
でき生産効率がよいものである。
エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置は、カ
ードにエンボス加工手段によりエンボス文字を加工した
後に、エンボス装置内において、直ちにその加工したエ
ンボス文字と基準フォントデータとを比較し、そのエン
ボス文字が基準に適合したものであるか否かをチェック
することができる。したがって、従来のように、エンボ
ス文字の加工工程が終了後に、検査工程でエンボス加工
したカードをまとめて、検査員が目視によりエンボス文
字の位置ずれ、文字抜け、文字欠け等をチェックする必
要もなく、しかもより正確で処理スピードの早いエンボ
ス加工部への検査を行うことができ、不適合品が発生し
た場合でも、その対策を早急に図ることができるもので
ある。特に大量のカードにエンボス文字を加工する場合
に、短時間で大量のカード検査を行なうことが可能で、
適合品と不適合品の識別、区分けを自動的に行うことが
でき生産効率がよいものである。
【００１９】
【図１】本発明のエンボス文字チェック機構付きエンボ
ス加工装置の要部の側面図である。
ス加工装置の要部の側面図である。
【図２】本発明のエンボス文字チェック機構付きエンボ
ス加工装置の要部のブロック図である。
ス加工装置の要部のブロック図である。
１ エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置 ２ カード ３ ホッパー ４ 搬送手段 ４ａ 搬送ローラ ５ エンボス加工手段 ６ 読取手段 ６ａ ＣＣＤカメラ ７ａ，７ｂ，７ｃ 証明装置 ８ チッパー ９ 区分け手段 １０ 適合カード用スタッカー １１ 不適合カード用スタッカー １２ 磁気エンコーダー １３ 駆動装置 １４ ベルト １５ ホストコンピュータ １６ 画像処理装置 １７ 基準フォントデータ登録手段 １８ 照合判定手段 １９ 制御手段
Claims (1)
- 【請求項１】 プラスチックカードへエンボス文字を加
工するエンボス加工手段を有するエンボス加工装置にお
いて、前記エンボス加工手段により加工されたエンボス
文字を光学的に読み取る読取手段と、読み取った画像デ
ータを画像処理する画像処理手段と、画像処理した前記
画像データを予め登録した基準フォントデータと照合比
較し、前記画像データが前記基準フォントデータと適合
するか否かを判定する照合判定手段と、前記判定結果に
基づいて、プラスチックカードを適合するものと不適合
なものとに区分けする区分け手段とを備えたことを特徴
とするエンボス文字チェック機構付きエンボス加工装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20954098A JP2000037977A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20954098A JP2000037977A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000037977A true JP2000037977A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16574505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20954098A Withdrawn JP2000037977A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | エンボス文字チェック機構付きエンボス加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000037977A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006027202A (ja) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Seidensha Electronics Co Ltd | プラスチック成形品の歪除去方法およびその装置 |
| JP2007331394A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Boegli-Gravures Sa | 包装用フォイル又は包装上の識別マークの認証のための方法及び装置 |
| EP2995566A1 (en) * | 2014-09-12 | 2016-03-16 | Boegli-Gravures S.A. | Method for the authentication of identification marks on a packaging foil, embossing device , packaging foil |
-
1998
- 1998-07-24 JP JP20954098A patent/JP2000037977A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP3584182A1 (en) * | 2014-09-12 | 2019-12-25 | Boegli-Gravures SA | Method for the authentication of identification marks on a packaging foil, embossing device , packaging foil |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |