JP2000037369A - 身体の判定方法及び身体の判定支援装置 - Google Patents

身体の判定方法及び身体の判定支援装置

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JP2000037369A
JP2000037369A JP10206494A JP20649498A JP2000037369A JP 2000037369 A JP2000037369 A JP 2000037369A JP 10206494 A JP10206494 A JP 10206494A JP 20649498 A JP20649498 A JP 20649498A JP 2000037369 A JP2000037369 A JP 2000037369A
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JP10206494A
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Ryuichi Utsuki
龍一 宇津木
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KAIHATSU KOMONSHITSU KK
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KAIHATSU KOMONSHITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 写真技術を改良することにより、ダイエ
ット成果、トレーニング成果、皮膚性状などについての
評価に広く応用可能であり、身体の形状、性状、状態な
どについての直感的且つ客観的評価を可能にするような
身体の判定技術を提供する。 【解決手段】 本発明では、身体像を明暗の程度によっ
て加工した判定用身体画像を用いて上記評価を行う。即
ち、先ず判定対象の身体を撮像して身体画像を得て、こ
の身体画像に画像強調処理、特に明暗に関する画像強調
処理を施すことにより、明るさに関して区別した複数の
領域で表される判定用身体画像を作成し、この判定用身
体画像における前記両領域の比率や、輪郭の形状、境界
線の状態などの判定要素に基づいて身体の形状、性状、
状態などの判定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の形状、性
状、状態などを判定するために利用可能な、身体の形態
に関する特徴を特定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】『ダイエット』は、現代人の大きな関心
ごとになっており、特に女性の関心の高さには、目をみ
はるものがある。ダイエットの方法としては様々なもの
が提案されているが、短期間で行うダイエットは健康を
害す場合もあり、十分な期間をかけて徐々に行うことで
適正な体を手に入れることができる。
【0003】ところで、長期間に渡るダイエットには、
かなりの根気が必要になる。ダイエット自体は楽しいも
のではないからである。従って、ダイエットを成功させ
るには、ダイエットの行為を継続するための動機付けが
必要になる。この場合、ダイエット過程のその時点にお
ける成果を、ダイエットを行っている者に対して直感的
に提示できれば非常に効果的である。
【0004】ダイエットの成果を判断できるような手段
としては、体重計、体脂肪計などが存在するが、これら
の数値で示されるデータのみではダイエットを継続する
ための動機付けを生み出すにはインパクトに欠ける。一
方、ダイエットの過程で全身の写真を撮りそれを見るこ
とができれば、その視覚的効果によるインパクトは大で
ある。この点で、写真は、身体の形態的特徴を評価する
ための手段として非常に好ましい特性を有すると言え
る。しかしながら、一般的な写真では、わずかな身体的
変化を明確に実感するのは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、身体の評価
手段として優れた特性を有する写真技術を改良すること
により、上記ダイエットの成果を確認する場合のみなら
ず、トレーニング結果の判断を行う場合、年齢に見合っ
た体型となっているかの判断を行う場合、皮膚の性状を
確認する場合などに広く応用可能であり、身体の形状、
性状、状態などについての直感的且つ客観的評価を可能
にするような身体の判定技術を提供せんとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による身体の判定
方法では、身体像を明暗の程度によって加工した判定用
身体画像を用いる。そのために先ず判定対象の身体を撮
像して身体画像を得る。尚、身体画像は、全身に対応す
るものでも良いし、腕、脚などの身体の一部に対応する
ものでも良い。次いでこの身体画像に画像強調処理、特
に明暗に関する画像強調処理を施すことにより、明るさ
に関して区別した複数の領域で表される判定用身体画像
を作成する。それから判定用身体画像における前記両領
域の比率や、輪郭の形状、境界線の状態などの判定要素
に基づいて身体の形状、性状、状態などの判定を行な
う。ここで身体の一部分についての拡大画像を用いて、
上記のような画像の加工を行えば、その部分における皮
膚の性状を客観的に観察することもできる。尚、本明細
書で言う判定要素とは、身体の形状、性状、状態などを
判定するにあたって有益な指標となる、例えば明暗両領
域の比率や、輪郭の形状及びその乱れ、境界線の形状及
びその乱れなどの身体表面に関する情報一般をいうもの
とする。
【0007】上記複数の領域は、明るさに基づいて区別
されており、その身体表面における明暗は身体の立体形
状に応じた等高線的な分布を持つ。つまり、画像強調処
理により得られる領域の輪郭は、身体表面における明暗
の程度に応じて形成された等高線に対応していると言え
る。従って、画像強調処理によって得られる画像中で
は、身体の微妙な凹凸に対応するようにして明暗領域間
の境界線が作られることになり、身体の微妙な変化をも
直感的且つ客観的に把握できるようになる。
【0008】本発明による身体の判定方法における画像
強調処理には、判断用身体画像を明暗の程度に対応して
分割する方法でさえあればどのようなものでも用いるこ
とができるが、例えば濃度階調変換法の利用が便利であ
る。その中でもしきい値処理法が利用しやすいが、その
他に鮮鋭化法、ヒストグラム法、エッジ強調法、フィル
タリング法、等高線処理法などの手法も用いることがで
きる。
【0009】画像強調処理は、明暗による身体画像の分
割(segmentation) 処理を目的とするものであり、明る
さが異なる各領域の輪郭を判別し易いように、明るさの
異なる2段階以上の色彩で表すことが必要である。その
ような画像強調処理は、しきい値処理法の場合であれ
ば、1つのしきい値による2値化により行うが、しきい
値の数を8程度まで増して処理を行うことも可能であ
る。明るさに関する領域の数はしきい値の数などに対応
する。したがって2値化の場合における領域は、明領域
と暗領域の二つとなる。しきい値処理法の場合であれ
ば、しきい値を高い方から低い方に順次変えてゆくこと
で、例えば身体の前面から後方に向けて領域の輪郭を移
動させることができ、これにより身体の全体について走
査的に領域を得ることができる。
【0010】上記のような身体の判定方法を支援するた
めの本発明による判定支援装置は、判定対象の身体を撮
像する撮像手段、前記撮像手段で得た身体画像に画像強
調処理を施すことにより、明るさに関して区別した複数
の領域で表される判定用身体画像を作成する画像処理手
段、及び前記判定用身体画像を表示する表示手段を備え
てなる。尚、この判定支援装置に、表示された判定用身
体画像に基づいて明領域と暗領域との比率や、輪郭の形
状、境界線の状態などの判定要素について自動的に判定
を行う判定手段を更に付け加えることも可能である。こ
れによれば、明領域乃至暗領域の境界状態を直感的に捕
らえ得るのみならず、その境界線の特徴を容易に類型化
乃至数値化することが可能となり、上記身体の判定方法
を使用するに当たり、曖昧な要素に関してより客観的な
判定を行えるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態によると判定
支援装置は、図1に示すように、撮像手段1、画像処理
手段2、しきい値設定手段3、及び表示手段4を備え
る。撮像手段1には、例えばCCDなどを用いたビデオ
カメラ乃至デジタルカメラを用いるのが好ましい。画像
処理手段2は、撮像手段1からの出力を身体画像として
格納するメモリや身体画像に画像強調処理、具体的には
しきい値処理を施すためのマイクロコンピュータなどを
含む。表示手段4には、CRT表示装置や液晶表示装置
などを用いることができる。
【0012】このような判定支援装置を用いて身体の判
定をするには、先ず判定対象者の全身を例えばその正面
から撮像手段1で撮像する。撮像手段1からの出力は画
像処理手段2に入力させ、そこのメモリに格納させる。
このようにして身体画像が得られたなら、これに例えば
しきい値処理による画像強調処理を施す。それには先ず
しきい値設定手段3によりしきい値を設定する。しきい
値の設定は、例えば一般的な画像表示システムにおける
256段階の階調を利用して行なう。しきい値を例えば
180に設定すると、白黒像の場合であれば、180以
上の画素は全て白となり、180より低い画素は全て黒
となる。このような画像処理により、明るさに関して区
別した複数の領域で表される判定用身体画像が得られ
る。この判定用身体画像を表示手段4の画面に表示し、
これを見ながら身体全体に関する又は身体局所に関する
変化を鮮明にすることで、老化の度合いなどについての
判定を行なう。
【0013】図2及び図3に示すのは、上記方法によっ
て得た画像の例である。この例の場合、図2における画
像のしきい値を図3の場合よりも高く設定してある。具
体的には、図2におけるしきい値を180とし、図3に
おけるしきい値を110としている。また、両図に示す
画像中において、左に位置するのは20歳の女性であ
り、右に位置するのは65歳の女性である。この例にお
いては、65歳の女性の体では、その表面における明領
域と暗領域間の境界が滑らかでなく、細かな乱れがある
状態となっているのが判る。このような乱れは、皮膚の
弛み、皺などに基づくものであり、この乱れの度合いか
ら老化度を判定することが可能になる。
【0014】ここで老化度のレベルは、しきい値と明領
域中に散在する暗領域の程度とから、大まかな定量化が
可能である。すなわち例えばしきい値R1で一定以上の
大きさの暗領域が明領域中にあり、しきい値R2にすれ
ばそれが消えるのであれば老化度レベルAとし、しきい
値R2で一定以上の大きさの暗領域が明領域中にあり、
しきい値R3にすればそれが消えるのであれば老化度レ
ベルBとする、というような定量化である。これは、大
小の凹凸によってできる影の濃さを定量化していること
になり、その数値に基づくことにより従来は困難だった
曖昧な要素の客観的評価が可能になっている。図2と図
3を比較すれば、しきい値を小さくした場合でも65歳
の女性の腹部表面に影が残っているため、20歳の女性
と比較して皮膚に弛みが生じていることを理解できる。
【0015】ここで、図2と図3を比較することから理
解できるように、しきい値が高いほど明領域の範囲が狭
くなり、しきい値を低くすると明領域の範囲が広がる。
このことは等高線に例えることができる。したがってし
きい値を高い方から低い方に順次変えてゆくことで、身
体の前面から後方に向けて明領域の輪郭を移動させるこ
とができ、これにより身体の全体について走査すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によると、身体の形
態的特徴を直感的に判断できるようになることで、身体
の微妙な変化を大きなインパクトをもって把握できるよ
うになる。このように、身体の微妙な変化をはっきりと
認識できることで、ダイエットやトレーニングを継続し
ようとする者に、大きな動機付けを提供できる。また、
判定手段をも含む判断装置を用いれば、身体の老化度な
どの曖昧な要素でも客観的な評価を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態による判定支援装置の構成図。
【図2】判定用身体画像の一例を示す図。
【図3】図2とは異なるしきい値とした判定用身体画像
の一例を示す図。
【符号の説明】 1 撮像手段 2 画像処理手段 3 しきい値設定手段 4 表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定対象の身体を撮像して得た身体画像
    に画像強調処理を施すことにより、明るさに関して区別
    した複数の領域で表される判定用身体画像を作成し、こ
    の判定用身体画像における前記両領域の比率や、輪郭の
    形状、境界線の状態などの判定要素に基づいて身体を判
    定する身体の判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の身体の判定方法に用い
    る判定支援装置であって、判定対象の身体を撮像する撮
    像手段、前記撮像手段で得た身体画像に画像強調処理を
    施すことにより、明るさに関して区別した複数の領域で
    表される判定用身体画像を作成する画像処理手段、及び
    前記判定用身体画像を表示する表示手段を備えてなる判
    定支援装置。
  3. 【請求項3】 表示された判定用身体画像に基づいて明
    領域と暗領域との比率や、輪郭の形状、境界線の状態な
    どの判定要素について自動的に判定を行う判定手段を備
    えた請求項2記載の判定支援装置。
JP10206494A 1998-07-22 1998-07-22 身体の判定方法及び身体の判定支援装置 Pending JP2000037369A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524100A (ja) * 2003-04-22 2006-10-26 プロヴィンシア イタリアーナ デッラ コングレガツィオーネ デイ フィグリ デル’イマコラータ コンセツィオーネ − インスティトゥート デルモパティコ デル’イマコラータ 皮膚病変の自動的な検出
JP2010233737A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 体型判定方法及び体型判定システム並びにそれを用いた監視システム

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JP2006524100A (ja) * 2003-04-22 2006-10-26 プロヴィンシア イタリアーナ デッラ コングレガツィオーネ デイ フィグリ デル’イマコラータ コンセツィオーネ − インスティトゥート デルモパティコ デル’イマコラータ 皮膚病変の自動的な検出
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