JP2000036016A - Icカード内データの保護方法及び表示装置 - Google Patents
Icカード内データの保護方法及び表示装置Info
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- JP2000036016A JP2000036016A JP10204729A JP20472998A JP2000036016A JP 2000036016 A JP2000036016 A JP 2000036016A JP 10204729 A JP10204729 A JP 10204729A JP 20472998 A JP20472998 A JP 20472998A JP 2000036016 A JP2000036016 A JP 2000036016A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ICカード内データを簡単な操作で確実に保
護できるとともに使用時や残高確認等を行う際の操作の
簡単なICカード内データ保護方法及びICカード内デ
ータ表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置2の挿入口にICカード1を挿
入してそのデータメモリからデータを読み出して表示部
4に表示するICカード内データ表示システムにおける
ICカード内データの保護方法であって、ICカード1
の所定の挿入操作によって、ICカード1の保護データ
領域22にロック符号24を記録してICカード1の読
み出し・書き込みを不能とするロックを行うようにし
た。
護できるとともに使用時や残高確認等を行う際の操作の
簡単なICカード内データ保護方法及びICカード内デ
ータ表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置2の挿入口にICカード1を挿
入してそのデータメモリからデータを読み出して表示部
4に表示するICカード内データ表示システムにおける
ICカード内データの保護方法であって、ICカード1
の所定の挿入操作によって、ICカード1の保護データ
領域22にロック符号24を記録してICカード1の読
み出し・書き込みを不能とするロックを行うようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICカードのデータ
メモリに格納されたデータが第三者に知られたり、盗用
されたりするのを防止するICカード内データの保護方
法及びその機能を持たせた表示装置に関するものであ
る。
メモリに格納されたデータが第三者に知られたり、盗用
されたりするのを防止するICカード内データの保護方
法及びその機能を持たせた表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、金銭データを記憶したICカ
ードを用いて買物等の支払いを行う電子マネーシステム
が提案され、その実用化に向けて実験が行われている。
ードを用いて買物等の支払いを行う電子マネーシステム
が提案され、その実用化に向けて実験が行われている。
【0003】このような電子マネーシステムでは、IC
カードに金銭データを記憶しているため、カード所持者
はICカードに記憶されている金銭データ、例えば残高
等を確認する必要があり、そのためカード所持者はIC
カードに格納された金銭データを読み取って表示するI
Cカード内データ表示装置を常時携帯しているのが便利
である。
カードに金銭データを記憶しているため、カード所持者
はICカードに記憶されている金銭データ、例えば残高
等を確認する必要があり、そのためカード所持者はIC
カードに格納された金銭データを読み取って表示するI
Cカード内データ表示装置を常時携帯しているのが便利
である。
【0004】ところが、誰もがICカードとICカード
内データ表示装置を携帯していると、誰でもICカード
の金銭データを知ることができるという不都合があり、
またICカードを紛失した場合には誰でも自由に使用で
きるという問題があり、適切なICカード内データの保
護システムが必要となる。
内データ表示装置を携帯していると、誰でもICカード
の金銭データを知ることができるという不都合があり、
またICカードを紛失した場合には誰でも自由に使用で
きるという問題があり、適切なICカード内データの保
護システムが必要となる。
【0005】そこで従来は、図5に示すように、ICカ
ード41に格納されている金銭データを表示するICカ
ード内データ表示装置42に入力用のテン・キー43や
その他の機能キー44を設け、それらのキー43、44
を操作してICカード41に暗証番号を登録するととも
にデータの入出力や読み出しをロックしておき、ICカ
ード41に対してデータを入出力したり、読み出しを行
う際には暗証番号を入力してICカード41のロックを
解除するようにしたものが知られている。45は表示部
である。
ード41に格納されている金銭データを表示するICカ
ード内データ表示装置42に入力用のテン・キー43や
その他の機能キー44を設け、それらのキー43、44
を操作してICカード41に暗証番号を登録するととも
にデータの入出力や読み出しをロックしておき、ICカ
ード41に対してデータを入出力したり、読み出しを行
う際には暗証番号を入力してICカード41のロックを
解除するようにしたものが知られている。45は表示部
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
ような構成では、ICカード41の使用時や残高等の確
認時に一々キー操作によって暗証番号を入力する必要が
あり、操作が面倒で不便であるという問題があった。
ような構成では、ICカード41の使用時や残高等の確
認時に一々キー操作によって暗証番号を入力する必要が
あり、操作が面倒で不便であるという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、IC
カード内データを簡単な操作で確実に保護できるととも
に使用時や残高確認等を行う際の操作が簡単なICカー
ド内データ保護方法及びそれを実施できるICカード内
データ表示装置を提供することを目的としている。
カード内データを簡単な操作で確実に保護できるととも
に使用時や残高確認等を行う際の操作が簡単なICカー
ド内データ保護方法及びそれを実施できるICカード内
データ表示装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のICカード内デ
ータ保護方法は、表示装置の挿入口にICカードを挿入
してそのデータメモリからデータを読み出して表示する
ICカード内データ表示システムにおけるICカード内
データの保護方法であって、ICカードの所定の挿入操
作によって、ICカードの読み出し・書き込みを不能と
するロックを行うものであり、簡単な操作でICカード
内データを確実に保護できる。
ータ保護方法は、表示装置の挿入口にICカードを挿入
してそのデータメモリからデータを読み出して表示する
ICカード内データ表示システムにおけるICカード内
データの保護方法であって、ICカードの所定の挿入操
作によって、ICカードの読み出し・書き込みを不能と
するロックを行うものであり、簡単な操作でICカード
内データを確実に保護できる。
【0009】また、ICカードが所定時間内に所定回数
以上挿入されたり、ICカードが所定時間以上挿入状態
に維持されたりすると、ICカードのロックを行うよう
にすると、ロック操作を確実に識別でき、操作性と信頼
性が向上する。
以上挿入されたり、ICカードが所定時間以上挿入状態
に維持されたりすると、ICカードのロックを行うよう
にすると、ロック操作を確実に識別でき、操作性と信頼
性が向上する。
【0010】また、ICカードの所定の挿入操作によっ
てICカードのロックの解除を行うようにすると、同様
に簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことができ、
またICカードの所定の挿入操作によって表示装置のリ
セットを行うようにすると、表示装置のリセットも容易
に行える。
てICカードのロックの解除を行うようにすると、同様
に簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことができ、
またICカードの所定の挿入操作によって表示装置のリ
セットを行うようにすると、表示装置のリセットも容易
に行える。
【0011】また、本発明のICカード内データ表示装
置は、挿入口にICカードを挿入してそのデータメモリ
からデータを読み出して表示するICカード内データ表
示装置であって、データメモリのデータを読み出すデー
タ読み出し手段と、読み出したデータを表示する表示手
段と、ICカードの挿入回数をカウントするカウント手
段と、カウント手段によるカウント数が所定値又は所定
値以上になった際にICカードをロックするロック手段
とを備えたものであり、ICカードを挿入することによ
りデータを読み出して表示できるとともに、上記のよう
にICカードの挿入操作だけで簡単にICカード内デー
タを確実に保護できる。
置は、挿入口にICカードを挿入してそのデータメモリ
からデータを読み出して表示するICカード内データ表
示装置であって、データメモリのデータを読み出すデー
タ読み出し手段と、読み出したデータを表示する表示手
段と、ICカードの挿入回数をカウントするカウント手
段と、カウント手段によるカウント数が所定値又は所定
値以上になった際にICカードをロックするロック手段
とを備えたものであり、ICカードを挿入することによ
りデータを読み出して表示できるとともに、上記のよう
にICカードの挿入操作だけで簡単にICカード内デー
タを確実に保護できる。
【0012】好適には、カウント手段は、所定時間内に
行われたICカードの挿入回数をカウントするように構
成される。
行われたICカードの挿入回数をカウントするように構
成される。
【0013】また、カウント手段に代えて、ICカード
が挿入されている時間を計時するタイマーと、タイマー
値が所定値以上になった際にICカードをロックするロ
ック手段とを備えてもよい。
が挿入されている時間を計時するタイマーと、タイマー
値が所定値以上になった際にICカードをロックするロ
ック手段とを備えてもよい。
【0014】また、適宜構成のICカードのロック解除
手段や表示装置のリセット手段が設けられる。
手段や表示装置のリセット手段が設けられる。
【0015】また、本発明の別の発明におけるICカー
ド内データ保護方法は、ICカードの挿入操作に代え
て、ICカードを挿入した状態で表示装置に設けられた
ボタンを操作することによって、ICカードの読み出し
・書き込みを不能とするロック及びロック解除を行うも
のであり、またそのICカード内データ表示装置は、そ
れぞれの専用ボタン操作によってICカードをロック及
びロック解除する手段とを備えたものであり、同様の簡
単な操作によって上記作用・効果が得られる。
ド内データ保護方法は、ICカードの挿入操作に代え
て、ICカードを挿入した状態で表示装置に設けられた
ボタンを操作することによって、ICカードの読み出し
・書き込みを不能とするロック及びロック解除を行うも
のであり、またそのICカード内データ表示装置は、そ
れぞれの専用ボタン操作によってICカードをロック及
びロック解除する手段とを備えたものであり、同様の簡
単な操作によって上記作用・効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態のIC
カード内データ表示装置について図1〜図3を参照して
説明する。
カード内データ表示装置について図1〜図3を参照して
説明する。
【0017】図1において、1はICカード、2はこの
ICカード1内のデータを読み出して表示するキーホル
ダータイプのICカード内データ表示装置(以下、単に
表示装置と略称する。)である。3は、表示装置2の側
面に形成されたICカード1の挿入口であり、ICカー
ド1内のデータを表示させるときに、矢印の如くICカ
ード1をこの挿入口3に挿入する。4は表示装置2の上
面に配設されたLCD等から成る表示部であり、表示装
置2をコンパクトに構成するため、例えば8桁程度の英
数字を表示するように構成されている。
ICカード1内のデータを読み出して表示するキーホル
ダータイプのICカード内データ表示装置(以下、単に
表示装置と略称する。)である。3は、表示装置2の側
面に形成されたICカード1の挿入口であり、ICカー
ド1内のデータを表示させるときに、矢印の如くICカ
ード1をこの挿入口3に挿入する。4は表示装置2の上
面に配設されたLCD等から成る表示部であり、表示装
置2をコンパクトに構成するため、例えば8桁程度の英
数字を表示するように構成されている。
【0018】図2において、ICカード1には、制御部
6と演算部7とROM8とRAM9から成るMPU5
と、EEPROM等から成るデータメモリ10とを備
え、接点11を介して表示装置2やその他のデータ処理
装置とデータメモリ10との間でデータのやりとりを行
ってデータ処理を行うとともに、必要なデータをデータ
メモリ10に格納するように構成されている。
6と演算部7とROM8とRAM9から成るMPU5
と、EEPROM等から成るデータメモリ10とを備
え、接点11を介して表示装置2やその他のデータ処理
装置とデータメモリ10との間でデータのやりとりを行
ってデータ処理を行うとともに、必要なデータをデータ
メモリ10に格納するように構成されている。
【0019】また、表示装置2には、表示部4を作動さ
せて表示する表示手段12と、所要のデータ処理を行う
とともに表示手段12に表示データを出力するCPU1
3と、CPU13の動作プログラムを格納したROM1
4及びデータ処理に必要なデータを一時的に格納するR
AM15と、CPU13とICカード1との間のデータ
の送受信を制御する通信手段16と、ICカード1のデ
ータを読み出すための読出し手段17と、ICカード1
にデータを書き込むための書込み手段18と、ICカー
ド1を挿入口3に挿入したときにその接点11と接する
接点19と、挿入口3に配設した検出スイッチ20と、
検出スイッチ20にてICカード1の挿入口3への挿入
を検出してその検出信号をCPU13に出力するカード
検出手段21とを備えている。なお、CPU13には、
検出信号をカウントするカウンタ手段や計時用のタイマ
ーなどが内蔵されている。
せて表示する表示手段12と、所要のデータ処理を行う
とともに表示手段12に表示データを出力するCPU1
3と、CPU13の動作プログラムを格納したROM1
4及びデータ処理に必要なデータを一時的に格納するR
AM15と、CPU13とICカード1との間のデータ
の送受信を制御する通信手段16と、ICカード1のデ
ータを読み出すための読出し手段17と、ICカード1
にデータを書き込むための書込み手段18と、ICカー
ド1を挿入口3に挿入したときにその接点11と接する
接点19と、挿入口3に配設した検出スイッチ20と、
検出スイッチ20にてICカード1の挿入口3への挿入
を検出してその検出信号をCPU13に出力するカード
検出手段21とを備えている。なお、CPU13には、
検出信号をカウントするカウンタ手段や計時用のタイマ
ーなどが内蔵されている。
【0020】以上の構成において、初期状態において
は、図3(a)に示すように、ICカード1のROM8
やRAM9やデータメモリ10等に設けられた保護デー
タ領域22には、そのカードに固有の識別符号(図示例
では「12345」という5桁の番号)23がカード発
行時に予め付与され、表示装置2のRAM15等に設け
られた保護データ領域25は空白になっている。
は、図3(a)に示すように、ICカード1のROM8
やRAM9やデータメモリ10等に設けられた保護デー
タ領域22には、そのカードに固有の識別符号(図示例
では「12345」という5桁の番号)23がカード発
行時に予め付与され、表示装置2のRAM15等に設け
られた保護データ領域25は空白になっている。
【0021】このようなICカード1と表示装置2を所
持した人が、第3者にICカード1のデータを盗み見ら
れたり、ICカード1を紛失した時に盗用されたりする
のを防止するためにロックする場合には、所定時間内
(例えば3秒以内)にn回(例えば2回)表示装置2の
挿入口3にICカード1を挿入する動作を行う。する
と、カード検出手段21からCPU13にその検出信号
が入力されることによってCPU13はロック指令と判
断し、図3(b)に示すように、ICカード1の保護デ
ータ領域22にロック符号24を書き込む。これによっ
て、他の表示装置2やICカードデータ処理装置に挿入
してもデータの取り出しや書き込みが禁止される状態と
なる。また、それと同時にICカード1の識別符号23
を読み出して表示装置2の保護データ領域25に書き込
んでそのICカード1専用の表示装置2に特定させると
ともにロック符号26を書き込むことによって表示装置
2は、次のロック解除操作以外はそのICカード1を受
け付けない状態となり、ロック解除操作を行わない限り
ICカード1と表示装置2の両方があってもICカード
データを表示することはできない。なお、この表示装置
2は他のICカードについては、それがロックされてい
ない限り表示することができる。
持した人が、第3者にICカード1のデータを盗み見ら
れたり、ICカード1を紛失した時に盗用されたりする
のを防止するためにロックする場合には、所定時間内
(例えば3秒以内)にn回(例えば2回)表示装置2の
挿入口3にICカード1を挿入する動作を行う。する
と、カード検出手段21からCPU13にその検出信号
が入力されることによってCPU13はロック指令と判
断し、図3(b)に示すように、ICカード1の保護デ
ータ領域22にロック符号24を書き込む。これによっ
て、他の表示装置2やICカードデータ処理装置に挿入
してもデータの取り出しや書き込みが禁止される状態と
なる。また、それと同時にICカード1の識別符号23
を読み出して表示装置2の保護データ領域25に書き込
んでそのICカード1専用の表示装置2に特定させると
ともにロック符号26を書き込むことによって表示装置
2は、次のロック解除操作以外はそのICカード1を受
け付けない状態となり、ロック解除操作を行わない限り
ICカード1と表示装置2の両方があってもICカード
データを表示することはできない。なお、この表示装置
2は他のICカードについては、それがロックされてい
ない限り表示することができる。
【0022】次に、ICカード1を使用したり、表示装
置2でデータを表示させる場合には、所定時間内(例え
ば3秒以内)にm回(例えば3回)表示装置2の挿入口
3にICカード1を挿入する動作を行う。すると、カー
ド検出手段21からCPU13にその検出信号が入力さ
れることによってCPU13はロック解除指令と判断
し、図3(c)に示すように、ICカード1の保護デー
タ領域22に書き込まれたロック符号24を消去すると
ともに、表示装置2の保護データ領域25に書き込まれ
たロック符号26を消去する。これによって、ICカー
ド1は使用可能となり、ICカードデータ処理装置に挿
入してデータの取り出しや書き込みが行われる。また、
そのデータメモリ10に格納されているデータを表示装
置2で読み出して表示部4に所定のプログラムに基づい
て表示することができる。
置2でデータを表示させる場合には、所定時間内(例え
ば3秒以内)にm回(例えば3回)表示装置2の挿入口
3にICカード1を挿入する動作を行う。すると、カー
ド検出手段21からCPU13にその検出信号が入力さ
れることによってCPU13はロック解除指令と判断
し、図3(c)に示すように、ICカード1の保護デー
タ領域22に書き込まれたロック符号24を消去すると
ともに、表示装置2の保護データ領域25に書き込まれ
たロック符号26を消去する。これによって、ICカー
ド1は使用可能となり、ICカードデータ処理装置に挿
入してデータの取り出しや書き込みが行われる。また、
そのデータメモリ10に格納されているデータを表示装
置2で読み出して表示部4に所定のプログラムに基づい
て表示することができる。
【0023】こうしてICカード1を使用した後、安全
を確保したい場合には上記ロック操作を行って図3
(b)に示す状態にすることにより、ICカード1を紛
失しても盗用されたり、他の表示装置2でデータ内容を
知られたりすることはない。一方、使用する度に上記ロ
ック解除操作するのが面倒で、かつ安全を自ら確保でき
る場合は、この図3(c)の状態のままにしておくこと
によって、何時でも使用可能な状態になっている。
を確保したい場合には上記ロック操作を行って図3
(b)に示す状態にすることにより、ICカード1を紛
失しても盗用されたり、他の表示装置2でデータ内容を
知られたりすることはない。一方、使用する度に上記ロ
ック解除操作するのが面倒で、かつ安全を自ら確保でき
る場合は、この図3(c)の状態のままにしておくこと
によって、何時でも使用可能な状態になっている。
【0024】また、上記のように表示装置2が特定のI
Cカード1専用となっているため、ICカード1を紛失
して新たなICカード1に変えた場合や他の会社のIC
カード1に変えた場合には、同じ表示装置2を用いるた
めには表示装置2の保護データ領域25をリセットする
必要がある。その場合は、新たなロックされていないI
Cカード1を所定時間内(例えば4秒以内)にp回(例
えば5回)表示装置2の挿入口3に挿入する動作を行
う。すると、カード検出手段21からCPU13にその
検出信号が入力されることによってCPU13はリセッ
ト指令と判断し、図3(d)に示すように、表示装置2
の保護データ領域25に書き込まれた識別符号23を消
去する。
Cカード1専用となっているため、ICカード1を紛失
して新たなICカード1に変えた場合や他の会社のIC
カード1に変えた場合には、同じ表示装置2を用いるた
めには表示装置2の保護データ領域25をリセットする
必要がある。その場合は、新たなロックされていないI
Cカード1を所定時間内(例えば4秒以内)にp回(例
えば5回)表示装置2の挿入口3に挿入する動作を行
う。すると、カード検出手段21からCPU13にその
検出信号が入力されることによってCPU13はリセッ
ト指令と判断し、図3(d)に示すように、表示装置2
の保護データ領域25に書き込まれた識別符号23を消
去する。
【0025】以上のように本実施形態によれば、ICカ
ード1を表示装置2の挿入口3に所定回数挿入すること
によって、ICカードの読み出し・書き込みを不能とす
るロックを行うことができ、簡単な操作でICカード内
データを確実に保護することができ、かつその所定回数
の挿入を所定時間内に行った場合にICカードのロック
を行うようにしているのでロック操作を確実に識別で
き、操作性と信頼性が向上する。また、ICカード1の
所定の挿入操作によって、ICカード1のロックの解除
を行ったり、表示装置2のリセットを行うようにしてい
るので、簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことが
できる。
ード1を表示装置2の挿入口3に所定回数挿入すること
によって、ICカードの読み出し・書き込みを不能とす
るロックを行うことができ、簡単な操作でICカード内
データを確実に保護することができ、かつその所定回数
の挿入を所定時間内に行った場合にICカードのロック
を行うようにしているのでロック操作を確実に識別で
き、操作性と信頼性が向上する。また、ICカード1の
所定の挿入操作によって、ICカード1のロックの解除
を行ったり、表示装置2のリセットを行うようにしてい
るので、簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことが
できる。
【0026】以上の説明では、ICカード1を表示装置
2の挿入口3に所定回数挿入することによってICカー
ド1及び表示装置2のロック、ロック解除、及び表示装
置2のリセットを行う例を示したが、表示装置2の挿入
口3にICカード1を所定時間以上挿入状態に維持する
ことによってロック、ロック解除及びリセットを行うよ
うにしてもよい。
2の挿入口3に所定回数挿入することによってICカー
ド1及び表示装置2のロック、ロック解除、及び表示装
置2のリセットを行う例を示したが、表示装置2の挿入
口3にICカード1を所定時間以上挿入状態に維持する
ことによってロック、ロック解除及びリセットを行うよ
うにしてもよい。
【0027】さらに、上記実施形態では、ICカード1
の挿入口3に対する挿入操作によってICカード1をロ
ックしたり、ロック解除したり、リセットしたりする例
を示したが、表示装置12に検出スイッチ20やカード
検出手段21を設ける代わりに、図4に示すように、表
示装置12にロックボタン31、ロック解除ボタン3
2、リセットボタン33を配設し、ICカード1を挿入
口3に挿入した状態でロックボタン31を押圧すること
によって図3(b)に示すようにICカード1及び表示
装置2をロックし、ロック解除ボタン32を押圧するこ
とによって図3(c)に示すようにそのロックを解除
し、リセットボタン33を押圧することによって図3
(d)に示すように表示装置2を初期状態にリセットに
するようにしてもよい。
の挿入口3に対する挿入操作によってICカード1をロ
ックしたり、ロック解除したり、リセットしたりする例
を示したが、表示装置12に検出スイッチ20やカード
検出手段21を設ける代わりに、図4に示すように、表
示装置12にロックボタン31、ロック解除ボタン3
2、リセットボタン33を配設し、ICカード1を挿入
口3に挿入した状態でロックボタン31を押圧すること
によって図3(b)に示すようにICカード1及び表示
装置2をロックし、ロック解除ボタン32を押圧するこ
とによって図3(c)に示すようにそのロックを解除
し、リセットボタン33を押圧することによって図3
(d)に示すように表示装置2を初期状態にリセットに
するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のICカード内データ保護方法に
よれば、以上の説明から明らかなように、ICカードの
所定の挿入操作によって、ICカードの読み出し・書き
込みを不能とするロックを行うので、簡単な操作でIC
カード内データを確実に保護できる。
よれば、以上の説明から明らかなように、ICカードの
所定の挿入操作によって、ICカードの読み出し・書き
込みを不能とするロックを行うので、簡単な操作でIC
カード内データを確実に保護できる。
【0029】また、ICカードが所定時間内に所定回数
以上挿入されたり、ICカードが所定時間以上挿入状態
に維持されたりすると、ICカードのロックを行うよう
にすると、ロック操作を確実に識別でき、操作性と信頼
性が向上する。
以上挿入されたり、ICカードが所定時間以上挿入状態
に維持されたりすると、ICカードのロックを行うよう
にすると、ロック操作を確実に識別でき、操作性と信頼
性が向上する。
【0030】また、ICカードの所定の挿入操作によっ
てICカードのロックの解除を行うようにすると、同様
に簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことができ、
またICカードの所定の挿入操作によって表示装置のリ
セットを行うようにすると、表示装置のリセットも容易
に行える。
てICカードのロックの解除を行うようにすると、同様
に簡単な操作で使用及び残高確認等を行うことができ、
またICカードの所定の挿入操作によって表示装置のリ
セットを行うようにすると、表示装置のリセットも容易
に行える。
【0031】また、本発明のICカード内データ表示装
置によれば、ICカードの挿入回数をカウントするカウ
ント手段と、カウント手段によるカウント数が所定値又
は所定値以上になった際にICカードをロックするロッ
ク手段とを備え、又はカウント手段に代えてICカード
が挿入されている時間を計時するタイマーと、タイマー
値が所定値以上になった際にICカードをロックするロ
ック手段とを備えているので、上記のようにICカード
の挿入操作だけで簡単にICカード内データを確実に保
護できる。
置によれば、ICカードの挿入回数をカウントするカウ
ント手段と、カウント手段によるカウント数が所定値又
は所定値以上になった際にICカードをロックするロッ
ク手段とを備え、又はカウント手段に代えてICカード
が挿入されている時間を計時するタイマーと、タイマー
値が所定値以上になった際にICカードをロックするロ
ック手段とを備えているので、上記のようにICカード
の挿入操作だけで簡単にICカード内データを確実に保
護できる。
【0032】また、ICカードの挿入操作に代えて、I
Cカードを挿入した状態で表示装置に設けられたボタン
を操作することによって、ICカードの読み出し・書き
込みを不能とするロック及びロック解除を行うようにし
ても、同様の簡単な操作によって上記作用・効果が得ら
れる。
Cカードを挿入した状態で表示装置に設けられたボタン
を操作することによって、ICカードの読み出し・書き
込みを不能とするロック及びロック解除を行うようにし
ても、同様の簡単な操作によって上記作用・効果が得ら
れる。
【図1】本発明の一実施形態のICカード内データ表示
装置の使用状態を示す斜視図である。
装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】同実施形態におけるICカード内データ表示装
置及びICカードの構成図である。
置及びICカードの構成図である。
【図3】同実施形態におけるICカードのロック・ロッ
ク解除・リセット操作の説明図である。
ク解除・リセット操作の説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態のICカード内データ表
示装置の斜視図である。
示装置の斜視図である。
【図5】従来例のICカード内データ表示装置の使用状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
1 ICカード 2 表示装置 3 挿入口 4 表示部 10 データメモリ 12 表示手段 13 CPU 17 読出し手段 21 カード検出手段 31 ロックボタン 32 ロック解除ボタン 33 リセットボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 伸哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B058 KA06 KA31 YA20
Claims (12)
- 【請求項1】 表示装置の挿入口にICカードを挿入し
てそのデータメモリからデータを読み出して表示するI
Cカード内データ表示システムにおけるICカード内デ
ータの保護方法であって、ICカードの所定の挿入操作
によって、ICカードの読み出し・書き込みを不能とす
るロックを行うことを特徴とするICカード内データ保
護方法。 - 【請求項2】 ICカードが所定時間内に所定回数以上
挿入されると、ICカードのロックを行うことを特徴と
する請求項1記載のICカード内データ保護方法。 - 【請求項3】 ICカードが所定時間以上挿入状態に維
持されると、ICカードのロックを行うことを特徴とす
る請求項1記載のICカード内データ保護方法。 - 【請求項4】 ICカードの所定の挿入操作によって、
ICカードのロックの解除を行うことを特徴とする請求
項1〜3の何れかに記載のICカード内データ保護方
法。 - 【請求項5】 ICカードの所定の挿入操作によって、
表示装置のリセットを行うことを特徴とする請求項1〜
3の何れかに記載のICカード内データ保護方法。 - 【請求項6】 表示装置の挿入口にICカードを挿入し
てそのデータメモリからデータを読み出して表示するI
Cカード内データ表示システムにおけるICカード内デ
ータの保護方法であって、ICカードを挿入した状態で
表示装置に設けられたボタンを操作することによって、
ICカードの読み出し・書き込みを不能とするロック及
びロック解除を行うことを特徴とするICカード内デー
タ保護方法。 - 【請求項7】 挿入口にICカードを挿入してそのデー
タメモリからデータを読み出して表示するICカード内
データ表示装置であって、データメモリのデータを読み
出すデータ読み出し手段と、読み出したデータを表示す
る表示手段と、ICカードの挿入回数をカウントするカ
ウント手段と、カウント手段によるカウント数が所定値
又は所定値以上になった際にICカードをロックするロ
ック手段とを備えたことを特徴とするICカード内デー
タ表示装置。 - 【請求項8】 カウント手段は、所定時間内に行われた
ICカードの挿入回数をカウントするようにしたことを
特徴とする請求項7記載のICカード内データ表示装
置。 - 【請求項9】 挿入口にICカードを挿入してそのデー
タメモリからデータを読み出して表示するICカード内
データ表示装置であって、データメモリのデータを読み
出すデータ読み出し手段と、読み出したデータを表示す
る表示手段と、ICカードが挿入されている時間を計時
するタイマーと、タイマー値が所定値以上になった際に
ICカードをロックするロック手段とを備えたことを特
徴とするICカード内データ表示装置。 - 【請求項10】 ロック解除手段を設けたことを特徴と
する請求項7〜9の何れかに記載のICカード内データ
表示装置。 - 【請求項11】 リセット手段を設けたことを特徴とす
る請求項7〜9の何れかに記載のICカード内データ表
示装置。 - 【請求項12】 挿入口にICカードを挿入してそのデ
ータメモリからデータを読み出して表示するICカード
内データ表示装置であって、データメモリのデータを読
み出すデータ読み出し手段と、読み出したデータを表示
する表示手段と、それぞれの専用ボタン操作によってI
Cカードをロック及びロック解除する手段とを備えたこ
とを特徴とするICカード内データ表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204729A JP2000036016A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | Icカード内データの保護方法及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10204729A JP2000036016A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | Icカード内データの保護方法及び表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000036016A true JP2000036016A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16495355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10204729A Pending JP2000036016A (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | Icカード内データの保護方法及び表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000036016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014164565A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Simカード、通信端末、及びセキュア情報保護方法 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP10204729A patent/JP2000036016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014164565A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Simカード、通信端末、及びセキュア情報保護方法 |
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