JP2000034924A - 2サイクル内燃エンジン - Google Patents

2サイクル内燃エンジン

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JP2000034924A
JP2000034924A JP10203751A JP20375198A JP2000034924A JP 2000034924 A JP2000034924 A JP 2000034924A JP 10203751 A JP10203751 A JP 10203751A JP 20375198 A JP20375198 A JP 20375198A JP 2000034924 A JP2000034924 A JP 2000034924A
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JP
Japan
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scavenging
exhaust port
internal combustion
combustion engine
piston
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JP10203751A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sato
滋 佐藤
Masakuni Hiroshima
正邦 広嶋
Mitsujiro Mochizuka
光次郎 持塚
Kentaro Matsuo
健太郎 松尾
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Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな構造的変更を伴うことなく、出力の増
大を図れるとともに、効果的に排ガス中の有害成分の低
減化を図ることができ、かつ、混合気中の燃料粒子の霧
化を効果的に促進できて、排ガス浄化性能及び燃費を一
層向上させることができるようにされた2サイクル内燃
エンジンを提供する。 【解決手段】 ピストン(4)のトップランド(4A)
における排気口(10)に対面する部位に、中央部から
外周側にかけて下方に傾斜し、平面視が概略矩形ないし
台形状で、外周縁の幅(24B)が前記排気口(10)
の幅(10B)と略等しく、かつ、奥行き(24L)が
シリンダボア(2a)の半径(R)より小さな傾斜面
(24)が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば刈払機やチ
ェーンソー等の小型作業機用として好適な、排気量が1
5〜65cc程度の小型空冷2サイクル内燃エンジンに
係り、特に、出力特性を損なうことなく、排ガス中の有
害成分の低減化を図った小型空冷2サイクル内燃エンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、環境問題の高まりから、刈払機や
チェーンソー等の可搬式作業機に使用される小型空冷2
サイクルガソリンエンジンにおいても、それから排出さ
れる排ガス中の有害成分であるHC、CO、NOx、P
M(オイルの未燃焼成分の微粒子)等を低減浄化するこ
とが強く要望されて来ており、例えば、アメリカ合衆国
のカリフォルニア州における排ガス規制法案、所謂CA
RB TierIIでは、西暦2000年からは、排気量
が65cc以下のSI(スパークイグニッション)2サ
イクル内燃エンジンについては、HC+NOxを54g/
bhp-h 以下、COを400g/bhp-h 以下、PMを1.5
g/bhp-h 以下に低減することが求められている。
【0003】このような排ガス規制に対応すべく、本発
明の出願人は、これまでにも2サイクル内燃エンジンに
ついて種々の提案を行っており、その提案の一つとし
て、特開平9−280057号公報に開示されているも
のでは、排気口及び掃気口を備えたシュニューレ掃気式
の2サイクル内燃エンジンにおいて、前記排気口及び掃
気口のピストンによる開閉タイミングに着目し、この開
閉タイミングを従来のものよりクランク角度で見て短く
することを提案した。具体的には、前記排気口のピスト
ンによる開閉タイミングを、クランク角度で見て下死点
を挟んで100°〜120°に設定し、前記掃気口のピ
ストンによる開閉タイミングを、クランク角度で見て下
死点を挟んで85°〜100°に設定した。
【0004】前記排気口及び掃気口の開閉タイミングの
設定は、前記排気口及び掃気口の上端位置を下げるとと
もに、前記排気口の上端位置と前記掃気口の上端位置と
の離隔距離を短くすることにより達成される。ここで、
従来の同種のエンジンにおいては、前記排気口及び掃気
口の一般的な開閉タイミングは、通常、主に主力特性を
考慮して、それぞれ130°〜150°及び100°〜
110°の範囲内に設定されているのに対して、それら
を前記のように設定したので、前記排気口及び掃気口
は、ピストンの下降行程では従来のものより遅く開か
れ、ピストンの上昇行程では従来のものより早く閉じら
れる。
【0005】このため、前記排気口が開き始める排気開
始時点までで充分に爆発エネルギーが前記ピストンを下
方に押す力に変換され、そのときの排気圧力が小さくな
るため、掃気流が押し戻されることなく、掃気流の流速
が増大して掃気が効果的に行われる。掃気が効果的に行
われることから、新気(混合気)の排気口からの吹き抜
け量が低減され、排ガス中に含まれるHC成分が低減さ
れるとともに、出力も改善され得、また、排気口及び掃
気口の形状、位置を変更するだけで済むのでコストアッ
プにもつながらない。
【0006】一方、前述した如くのシュニューレ掃気式
の一般的な2サイクル内燃エンジンにおいては、前記公
報にも示されている(図3)ように、排気口(10)を
二分割する縦断面(F)を挟んで対称的に一対の掃気口
(9、9)が設けられた所謂二流掃気式がとられてお
り、前記一対の掃気口(9、9)から吹き出される混合
気の掃気流の一部を、静止したシリンダ内壁(シリンダ
ボア)に衝突させるようになっているが、従来において
は、掃気口を更に一対追加して二対設けた、所謂四流掃
気式のものも知られている。
【0007】従来の四流掃気式の2サイクル内燃エンジ
ンのシリンダの一例の横断面を図8に示す。図示例のシ
リンダ2’においては、排気口10’を二分割する縦断
面F’を挟んで対称的に、前記排気口10’側に位置す
る一対の第一掃気口9A’、9A’と、前記排気ポート
10’と反対側に位置する一対の第二掃気口9B’、9
B’と、が設けられている。そして、前記第一掃気口9
A’、9A’から吹き出される掃気流が形成する前記排
気口10’側の内側水平掃気角α’が100°近辺(例
えば94°)とされ、前記排気口10’と反対側の外側
水平掃気角β’が120°近辺とされ、また、前記第二
掃気口9B’、9B’から吹き出される掃気流が形成す
る前記排気口10側の内側水平掃気角γ’が120°近
辺とされるとともに、前記排気口10’と反対側の外側
水平掃気角δ’が150°近辺とされており、さらに、
前記第一掃気口9A’、9B’の水平断面積Sa’は、
前記第二掃気口9B’、9B’の水平断面積Sbより小
さく(Sa<Sb)されている。
【0008】かかる従来の四流掃気式の2サイクル内燃
エンジンにおいては、前記第一掃気口9A’、9A’か
ら吹き出される掃気流が相互に衝突せしめられるととも
に、前記第二掃気口9B’、9B’から吹き出される掃
気流も相互に衝突せしめられるので、前記した二流掃気
式のもののように、掃気流の一部を静止したシリンダ内
壁(シリンダボア)に衝突させるようになっているもの
に比して、掃気流同士の相対的衝突速度が倍増し、衝突
エネルギーが四倍近くになり、各掃気口から吹き出され
るまでは完全には微粒子状になっていない混合気中の燃
料粒子の霧化が大いに促進され、混合気の着火性及び燃
焼効率が改善され、その結果、排ガス浄化性能及び燃費
の向上をもたらす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案の2サイクル内燃エンジンにおいても、新気(混合
気)の一部が、微量とはいえ、排気口に直接抜け出るこ
とは避けられず、所謂吹き抜け量をある程度は低減でき
るものの、未だ充分ではなく、排ガス中の有害成分(特
にHC成分)の低減化も、完全に満足できるものとは言
いがたく、そのままで更に前記吹き抜け量を低減せんと
すれば、エンジン出力が大幅に低下する嫌いがあった。
【0010】また、前記した如くの従来の四流掃気式の
2サイクル内燃エンジンにおいても、混合気中の燃料粒
子の霧化促進作用が未だ充分とは言えず、さらなる改善
が要望されている。本発明は、このような問題に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは大きな構造的
変更を伴うことなく、出力の増大を図れるとともに、効
果的に排ガス中の有害成分の低減化を図ることができ、
かつ、混合気中の燃料粒子の霧化を効果的に促進でき
て、排ガス浄化性能及び燃費を一層向上させることがで
きるようにされた2サイクル内燃エンジンを提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る2サイクル内燃エンジンは、基本的に
は、ピストンにより開閉される排気口及び掃気口が設け
られ、前記ピストンのトップランドにおける前記排気口
に対面する部位に、中央部から外周側にかけて下方に傾
斜し、平面視が概略矩形ないし台形状で、外周縁の幅が
前記排気口の幅と略等しく、かつ、奥行きがシリンダボ
アの半径より小さな傾斜面が形成されていることを特徴
としている。この場合、前記傾斜面の奥行きは、好まし
くは、前記シリンダボアの直径の略1/3とされる。
【0012】前記した如くの傾斜面が形成されることに
より、前記掃気口は、前記ピストンのトップランド(頂
面)の外周端縁部により開閉されるのに対し、前記排気
口は、前記傾斜面の外周端縁部で開閉されることにな
る。そのため、前記傾斜面が無いものに比して、掃気タ
イミングを変更することを要しないで、つまり、前記排
気口からの混合気の吹き抜け量を増加させることなく、
排気タイミング(クランク角度で見た排気開始時期)が
早められるので、出力が増大する。
【0013】本発明の好ましい態様では、前記排気口及
び前記掃気口のピストンによる開閉タイミングが、それ
ぞれクランク角度で見て下死点を挟んで100°〜12
0°及び85°〜100°に設定される。これにより、
前記排気口及び掃気口(第一掃気口及び第二掃気口)
は、ピストンの下降行程では従来のものより遅く開か
れ、ピストンの上昇行程では従来のものより早く閉じら
れる。
【0014】このため、前記排気口が開き始める排気開
始時点までで充分に爆発エネルギーが前記ピストンを下
方に押す力に変換され、そのときの排気圧力が小さくな
るため、掃気流が押し戻されることなく、掃気流の実効
流速が増大して掃気が効果的に行われ、これによって
も、新気(混合気)の排気口からの吹き抜け量が低減さ
れ、排ガス中に含まれるHC成分が低減されるととも
に、出力も改善され得、また、排気口及び掃気口の形
状、位置を変更するだけで済むので、コストアップにも
つながらない。
【0015】他の好ましい態様では、前記排気口を二分
割する縦断面Fを挟んで対称的に、シュニューレ掃気式
をとる、前記排気口側に位置する一対の第一掃気口と、
前記排気ポートと反対側に位置する一対の第二掃気口
と、が設けられ、前記第一掃気口から吹き出される掃気
流が形成する前記排気口側の内側水平掃気角及び前記排
気口と反対側の外側水平掃気角が共に116°〜124
°とされ、かつ、前記第二掃気口から吹き出される掃気
流が形成する前記排気口側の内側水平掃気角が126°
〜134°とされるとともに、前記排気口と反対側の外
側水平掃気角が146°〜154°とされ、前記第一掃
気口から吹き出される掃気流同士が相互に衝突せしめら
れるとともに、前記第二掃気口から吹き出される掃気流
同士も相互に衝突せしめられるようにされる。
【0016】このようにされることにより、一対ずつの
第一掃気口及び第二掃気口を備えた四流掃気式をとって
いるので、前記した従来の一般的な二流掃気式のものの
ように、掃気流の一部を静止したシリンダ内壁(シリン
ダボア)に衝突させるようにした場合に比して、掃気流
同士の相対的衝突速度が倍増し、衝突エネルギーが四倍
近くになり、掃気口から吹き出されるまでは完全には微
粒子状になっていない混合気中の燃料粒子の霧化が大い
に促進され、混合気の着火性及び燃焼効率が改善され、
その結果、排ガス浄化性能及び燃費の向上をもたらす。
【0017】それに加えて、前記第二掃気口からシリン
ダ中心線までの距離、つまり、前記第二掃気口から吹き
出される掃気流(第二掃気流)同士が衝突するまでの距
離は、前記第一掃気口から吹き出される掃気流(第一掃
気流)同士が衝突するまでの距離よりも短くなるため、
及び、前記第二掃気流は吹出方向で見ると、その水平断
面幅が絞られた形状となるため、その速度は前記第一掃
気流よりも速くなる。したがって、前記第二掃気流は前
記第一掃気流よりも早く衝突し、また、その衝突エネル
ギーが前記第一掃気流より大なるため、より効果的に霧
化が促進されることになる。
【0018】さらに、別の好ましい態様では、クランク
室から第一掃気通路及び第二掃気通路を通じて前記第一
掃気口及び前記第二掃気口に導かれる混合気を前記ピス
トンのスカート部に接触させるべく、前記第一掃気通路
及び前記第二掃気通路の上部にシリンダボアと同径の所
定厚みを有する半壁を残して、その下部に高さ方向に沿
って切欠開口部が形成される。
【0019】このように、第一掃気通路及び第二掃気通
路に半壁及び切欠開口部を設けたことにより、シリンダ
の剛性及び掃気流の流速が向上せしめられることに加え
て、前記第一掃気通路及び前記第二掃気通路を通って前
記第一掃気口及び前記第二掃気口からシリンダボア内に
吹き出される掃気流が、ピストンのスカート部の外周面
に直接的に接触してそこを冷却することになるので、ピ
ストンリングやピストンピン等の熱が移動して、それら
も冷却される。このため、ピストンリングの膠着及びピ
ストンの焼き付き等が生じ難くされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明に係る2サイク
ル内燃エンジンの一実施形態を示している。図におい
て、エンジン1は、刈払機やチェーンソー等の可搬式作
業機の動力源として組み込まれるシュニューレ掃気式の
小型空冷2サイクルガソリンエンジンとされ、排気量は
約30ccとなっている。
【0021】該エンジン1は、点火プラグ15が配置さ
れた半球形の燃焼室5を有するシリンダ2と、その下側
に連結されたクランクケース3と、を備え、前記シリン
ダ2にはピストン4が嵌挿され、該ピストン4下方のク
ランク室13には、それ自体周知の方式で、図示してい
ない気化器からの混合気が、リードバルブを備えた吸入
口15を介して供給されるようになっている。
【0022】前記シリンダ2には、図1に加えて図2〜
図4を参照すればよくわかるように、排気口10が設け
られるとともに、該排気口10を二分割する縦断面Fを
挟んで対称的に、シュニューレ掃気式をとる、前記排気
口10側に位置する一対の第一掃気口9A、9Aと、前
記反排気ポート10と反対側に位置する一対の第二掃気
口9B、9Bと、が設けられている。また、前記ピスト
ン4の往復運動はコンロッド11を介してバランスウエ
イト14を備えたクランクシャフト12の回転運動に変
換され、その軸出力が、前記可搬式作業機の動力として
利用されるようになっている。
【0023】ここで、前記ピストン4には、図1に加え
て図5、図6を参照すればよくわかるように、そのトッ
プランド4Aにおける前記排気口10に対面する部位
に、中央部から外周側にかけて下方に傾斜(前記トップ
ランド4Aの外周端縁4aから高さh分だけ下側に傾
斜)し、平面視が概略矩形で、外周縁の長さが前記排気
口10の幅と略等しく、かつ、奥行きLは、前記シリン
ダボア2aの直径(2・R)の略1/3とされた傾斜面
24が形成されている。
【0024】また、前記シリンダ2における前記第一掃
気口9A、9A及び前記第二掃気口9B、9Bより下側
には、前記クランク室13に吸入された混合気を、前記
掃気口9A、9A、9B、9Bに導くための第一掃気通
路30A、30A及び第二掃気通路30B、30Bが設
けられており、これらの第一掃気通路30A、30A及
び第二掃気通路30B、30Bを通じて、前記第一掃気
口9A、9A及び前記第二掃気口9B、9Bに導かれる
混合気を、前記ピストン4のスカート部4Bの外周面に
直接的に接触させるべく、前記第一掃気通路30A、3
0A及び前記第二掃気通路30B、30Bの上部に、前
記シリンダボア2aと同径の厚みが例えば約2mmで高
さが約10mm程度の半壁31、31、32、32を残
して、その下部に高さ方向に沿って細長い切欠開口部3
3、33、34、34が形成されている。
【0025】さらに、下面側が開口している前記シリン
ダ2の下部外周には、環状の横リブ41が設けられると
ともに、複数本(図示例では四本)の縦リブ42が、所
定角度間隔(図示例では90°間隔)をもって、前記シ
リンダ2の冷却フィン22と同程度の突出高さで突設さ
れている(図1乃至図4参照)。そして、該エンジン1
においても、前記ピストン4の往復運動に同期して、そ
の上下動にともない、よく知られている通常の態様で、
2サイクル内燃エンジンとしての圧縮、燃焼、吸入、掃
気、膨張、排気の各工程が行われる。
【0026】ここで、本実施形態においては、図4に示
される如くに、前記第一掃気口9A、9Aから吹き出さ
れる掃気流(第一掃気流)が形成する前記排気口10側
の内側水平掃気角α、及び前記排気口10と反対側の外
側水平掃気角βが、共に120°とされ、かつ、前記第
二掃気口9B、9Bから吹き出される掃気流(第二掃気
流)が形成する前記排気口10側の内側水平掃気角γが
130°とされるとともに、前記排気口と反対10側の
外側水平掃気角δが、150°とされていて、前記第一
掃気口9A、9Aから吹き出される第一掃気流同士が、
シリンダ内壁(前記シリンダボア2a)に衝突する以前
に、相互に衝突せしめられるとともに、前記第二掃気口
9B、9Bから吹き出される第二掃気流同士も、前記シ
リンダ内壁(前記シリンダボア2a)に衝突する以前
に、相互に衝突せしめられるようになっている。
【0027】また、前記第一掃気口9A、9Aの水平断
面積Saは前記第二掃気口9B、9Bの水平断面積Sb
より大きく(Sa>Sb)されている。具体的には、従
来は、前記第一掃気口9A、9Aの水平断面積Saに対
する第二掃気口9B、9Bの水平断面積Sbの比は、例
えば、0.6対1に設定されていたものが、本実施形態
では、例えば、1.2対1に設定されている。さらに、
前記排気口10及び前記各掃気口9A、9A、9B、9
Bのピストン4による開閉タイミングは、それぞれクラ
ンク角度で見て、下死点(BDC)を挟んで110°及
び94°とされている。
【0028】前記排気口10及び前記各掃気口9A、9
A、9B、9Bの開閉タイミングの設定は、前記排気口
10及び前記各掃気口9A、9A、9B、9Bの上端位
置を従来の一般的位置より下げるとともに、前記排気口
10の上端位置と前記各掃気口9A、9A、9B、9B
の上端位置との、上下方向の離隔距離を、従来の一般的
寸法より短くすることにより達成される。このような構
成とされた本実施形態の2サイクル内燃エンジン1にお
いては、一対づつの第一掃気口9A、9A及び第二掃気
口9B、9Bを備えた四流掃気式をとっているので、前
記した従来の一般的な二流掃気式のもののように、掃気
流の一部を静止したシリンダ内壁(シリンダボア)に衝
突させるようにした場合に比して、掃気流同士の相対的
衝突速度が倍増し、衝突エネルギーが四倍近くになり、
第一及び第二掃気口9A、9A、9B、9Bから吹き出
されるまでは完全には微粒子状になっていない、混合気
中の燃料粒子の霧化が大いに促進され、混合気の着火性
及び燃焼効率が改善され、その結果、排ガス浄化性能及
び燃費の向上をもたらす。
【0029】それに加えて、前記第二掃気口9B、9B
からシリンダ中心線C(図4)までの距離、つまり、前
記第二掃気口9B、9Bから吹き出される掃気流(第二
掃気流)同士が衝突するまでの距離は、前記第一掃気口
9A、9Aから吹き出される掃気流(第一掃気流)同士
が衝突するまでの距離よりも短くなるため、及び、前記
第二掃気流は吹出方向に見るとその水平断面幅が絞られ
た形状となるため、その速度は前記第一掃気流よりも速
くなる。したがって、前記第二掃気流は前記第一掃気流
よりも早く衝突し、また、その衝突エネルギーが前記第
一掃気流より大なるため、より効果的に霧化が促進され
ることになる。
【0030】また、前記第一掃気口9A、9Aの水平断
面積Saと、前記第二掃気口9B、9Bの水平断面積S
bと、は、前記した図8に示される従来のものとは逆
に、前記第一掃気口の前記水平断面積Saは、前記第二
掃気口の前記水平断面積Sbより大きくされている(そ
の比が1.2対1に設定されている)ので、いち早く衝
突して霧化がより促進されている、ガス状の比重の軽い
第二掃気流を、総エネルギーが前記第二掃気流より大き
な前記第一掃気流が、前記排気口10から遠い(離れ
る)方向へと、あたかも大きな河の流れが小さな川の流
れを押し動かすように押しやり、他に行き場のない前記
第二掃気流を、前記シリンダボア2aに沿って上昇させ
る。
【0031】そして、この上昇する第二掃気流につられ
て第一掃気流もより多く上昇するため、前記排気口10
から直接的に吹き抜ける混合気の吹き抜け量が少なくな
り、排ガス中の未燃焼成分であるHC成分が一層効果的
に低減される。前記第一掃気流及び前記第二掃気流を合
わせた掃気流は、それぞれ衝突後に前記シリンダボア2
aの頂部まで上昇して反転し、燃焼排ガスを前記排気口
10から排出するに至るループを形成する。そのため、
充填効率が改善されて出力が向上し、単位出力当たり
の、排ガス中に含まれるHC成分値が顕著に小さくな
る。
【0032】また、前記排気口10及び前記掃気口9
A、9A、9B、9Bの前記ピストン4による開閉タイ
ミングが、それぞれクランク角度で見て下死点を挟んで
110°及び94°に設定されているので、前記排気口
10及び前記掃気口(第一掃気口9A、9A及び第二掃
気口9B、9B)は、前記ピストン4の下降行程では従
来のものより遅く開かれ、前記ピストン4の上昇行程で
は従来のものより早く閉じられる。
【0033】このため、前記排気口10が開き始める排
気開始時点までで充分に爆発エネルギーが前記ピストン
4を下方に押す力に変換され、そのときの排気圧力が小
さくなるため、掃気流が押し戻されることなく、掃気流
の実効流速が増大して掃気が効果的に行われ、これによ
っても、新気(混合気)の前記排気口10からの吹き抜
け量が低減され、排ガス中に含まれるHC成分が一層低
減されるとともに、出力も改善され得、また、排気口及
び掃気口の形状、位置を変更するだけで済むので、コス
トアップにもつながらない。
【0034】さらに、前記クランク室13から、前記第
一掃気通路30A、30A及び前記第二掃気通路30
B、30Bを通じて前記第一掃気口9A、9A及び前記
第二掃気口9B、9Bに導かれる混合気を前記ピストン
4の前記スカート部4Bの外周面に直接的に接触させる
べく、前記第一掃気通路30A、30A及び前記第二掃
気通路30B、30Bの上部に、前記シリンダボア2a
と同径の所定厚みを有する前記半壁31、31、32、
32を残して、その下部に高さ方向に沿って前記切欠開
口部33、33、34、34が形成されているので、前
記シリンダ2の剛性及び前記第一掃気流及び前記第二掃
気流の流速が向上せしめられることに加えて、前記第一
掃気通路30A、30A及び第二掃気通路30B、30
Bを通って、前記第一掃気口9A、9A及び前記第二掃
気口9B、9Bから、前記シリンダボア2a内に吹き出
される前記第一掃気流及び前記第二掃気流が、前記ピス
トン4の前記スカート部4Bに直接接触してそこを冷却
することになるので、ピストンリング16、コンロッド
小端軸受18やピストンピン17(図6参照)の熱が移
動してそれらも効果的に冷却される。このため、前記ピ
ストンリング16の膠着及び前記ピストン4の焼き付き
等が生じ難くされる。
【0035】また、下面側が開口している前記シリンダ
2は、特に下部の構造強度が不足する傾向にあるが、前
記シリンダ2の下部外周に環状の前記横リブ41が設け
られるとともに、複数本の前記縦リブ42が所定角度間
隔をもって突設されていることにより前記シリンダ2の
変形が効果的に防止されて真円度が保たれ、前記ピスト
ン4や前記クランクシャフト12等の摩擦損失が低減さ
れるので、出力が向上する。
【0036】前記に加え、前記ピストン4の前記トップ
ランド4Aにおける前記排気口10に対面する部位に、
中央部から外周側にかけて下方に傾斜し、平面視が概略
矩形で、外周縁の幅24Bが前記排気口10の幅10B
と略等しく、かつ、奥行き24Lは、前記シリンダボア
2aの直径(2・R)の略1/3とされた前記傾斜面2
4を形成したことにより、前記第一及び第二掃気口9
A、9A、9B、9Bは、前記ピストン4のトップラン
ド(頂面)4Aの外周端縁部4aにより開閉されるのに
対し、前記排気口10は、前記傾斜面24の外周端縁部
24aで開閉されることになる。
【0037】そのため、前記傾斜面24が無いものに比
して、掃気タイミングを変更することを要しないで、つ
まり、前記排気口10からの混合気の吹き抜け量を増加
させることなく、排気タイミング(クランク角度で見た
排気開始時期)が早められるので、出力が増大する。
【0038】前述した如くの効果を確認すべく、本実施
形態のエンジン1(本発明品)と、前記した図8に示さ
れる如くの、前記第一掃気口9A’、9A’から吹き出
される掃気流が形成する前記排気口10’側の内側水平
掃気角α’が100°近辺(例えば94°)とされ、前
記排気口10’と反対側の外側水平掃気角β’が120
°近辺とされ、また、前記第二掃気口9B’、9B’か
ら吹き出される掃気流が形成する前記排気口10’側の
内側水平掃気角γ’が120°近辺とされるとともに、
前記排気口10’と反対側の外側水平掃気角δ’が15
0°近辺とされていて、前記第一掃気口9A’、9B’
の水平断面積Sa’は、前記第二掃気口の水平断面積S
b’より小さく(Sa’<Sb’)されている従来のエ
ンジン(比較品)と、を用意して、同一条件で比較実験
を行った。その実験結果を図7に示す。
【0039】この図7を参照すれば、本発明品では比較
品に比して排ガス中のHC成分が大幅に低減(約57%
減少)されることが理解されよう。以上、本発明の一実
施形態について詳述したが、本発明は、前記実施形態に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された
発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の
変更ができるものである。例えば、前記した実施形態で
は四流掃気式の2サイクル内燃エンジンに本発明を適用
した例を説明したが、本発明は、四流掃気式のみなら
ず、従来の一般的な二流掃気式の2サイクル内燃エンジ
ンにも同様に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る2サイクル内燃エンジンによれば、大きな構造
的変更を伴うことなく、出力の増大を図れるとともに、
効果的に排ガス中の有害成分の低減化を図ることがで
き、かつ、混合気中の燃料粒子の霧化を効果的に促進で
きて、排ガス浄化性能及び燃費を一層向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクル内燃エンジンの一実施
形態を示すクランクシャフトに沿った横方向中央縦断面
図。
【図2】図1に示される2サイクル内燃エンジンのシリ
ンダの、クランクシャフトに沿った横方向中央拡大縦断
面図。
【図3】図1に示される2サイクル内燃エンジンのシリ
ンダの、クランクシャフトに直交する縦方向中央拡大縦
断面図。
【図4】図2のIV−IV矢視断面図。
【図5】図1に示される2サイクル内燃エンジンのピス
トンを示す斜視図。
【図6】図1に示される2サイクル内燃エンジンの排気
口及びピストンの一部を示す部分拡大縦断面図。
【図7】図1に示される2サイクル内燃エンジン(本発
明品)と、図8に示されるエンジン(比較品)と、のH
C成分の低減効果についての比較実験結果を示すグラ
フ。
【図8】従来の四流掃気式の2サイクル内燃エンジンの
一例を示す水平断面図。
【符号の説明】
1 2サイクル内燃エンジン 2 シリンダ 2a シリンダボア 4 ピストン 4A トップランド 4B スカート部 9A 第一掃気口 9B 第二掃気口 10 排気口 10B 排気口の幅 13 クランク室 24 傾斜面 24B 傾斜面の幅 24L 傾斜面の奥行き 30A 第一掃気通路 30B 第二掃気通路 31、31 半壁 32、32 半壁 33、34 切欠開口部 α 第一内側水平掃気角 β 第一外側水平掃気角 γ 第二内側水平掃気角 δ 第二外側水平掃気角 F 排気口を二分割する縦断面 R シリンダボアの半径 L 傾斜面の奥行き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 持塚 光次郎 東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式 会社共立内 (72)発明者 松尾 健太郎 東京都青梅市末広町一丁目7番地2 株式 会社共立内 Fターム(参考) 3G023 AA02 AA04 AA07 AB01 AC01 AD01 AD02 AF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン(4)により開閉される排気口
    (10)及び掃気口(9A、9A、9B、9B)が設け
    られた2サイクル内燃エンジンにおいて、前記ピストン
    (4)のトップランド(4A)における前記排気口(1
    0)に対面する部位に、中央部から外周側にかけて下方
    に傾斜し、平面視が概略矩形ないし台形状で、外周縁の
    幅(24B)が前記排気口(10)の幅(10B)と略
    等しく、かつ、奥行き(24L)がシリンダボア(2
    a)の半径(R)より小さな傾斜面(24)が形成され
    ていることを特徴とする2サイクル内燃エンジン。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面(24)の奥行き(24L)
    は、前記シリンダボア(2a)の直径(2・R)の略1
    /3とされていることを特徴とする請求項1に記載の2
    サイクル内燃エンジン。
  3. 【請求項3】 前記排気口(10)及び前記掃気口(9
    A、9A、9B、9B)の前記ピストン(4)による開
    閉タイミングが、それぞれクランク角度で見て下死点を
    挟んで100°〜120°及び85°〜100°に設定
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の2
    サイクル内燃エンジン。
  4. 【請求項4】 前記排気口(10)を二分割する縦断面
    (F)を挟んで対称的に、シュニューレ掃気式をとる、
    前記排気口(10)側に位置する一対の第一掃気口(9
    A、9A)と、前記排気ポート(10)と反対側に位置
    する一対の第二掃気口(9B、9B)と、が設けられ、
    前記第一掃気口(9A、9A)から吹き出される掃気流
    が形成する前記排気口(10)側の内側水平掃気角
    (α)及び前記排気口(10)と反対側の外側水平掃気
    角(β)が共に116°〜124°とされ、かつ、前記
    第二掃気口(9B、9B)から吹き出される掃気流が形
    成する前記排気口(10)側の内側水平掃気角(γ)が
    126°〜134°とされるとともに、前記排気口(1
    0)と反対側の外側水平掃気角(δ)が146°〜15
    4°とされていることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか一項に記載の2サイクル内燃エンジン。
  5. 【請求項5】 クランク室(13)から第一掃気通路
    (30A、30A)及び第二掃気通路(30B、30
    B)を通じて前記第一掃気口(9A、9A)及び前記第
    二掃気口(9B、9B)に導かれる混合気を前記ピスト
    ン(4)のスカート部(4B)に接触させるべく、前記
    第一掃気通路(30A、30A)及び前記第二掃気通路
    (30B、30B)の上部にシリンダボア(2a)と同
    径の所定厚みを有する半壁(31、31、32、32)
    を残して、その下部に高さ方向に沿って切欠開口部(3
    3、33、34、34)が形成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の2サイクル内燃エンジン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027019A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yamabiko Corp 2サイクルエンジン
JP2011027017A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Yamabiko Corp 2サイクルエンジン
JP2013036430A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Yamabiko Corp 2サイクル内燃エンジン
CN103380278B (zh) * 2010-11-12 2016-09-14 塞茨工程有限公司 二冲程发动机端口装置

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