JP2000033374A - 電解水の発生装置 - Google Patents
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Abstract
し、また、設定されたpHのアルカリ水を排出できるよ
うにする。 【解決手段】 電解水の発生装置は、電離槽3に水を流
入される状態で、電源4の定電流回路4Aで、電離槽3
の正極1と負極2に定電流で電解電流を流し、この状態
で電離槽3を通過する水の流量を流量センサー5で検出
する。検出した流量から、流量−pH関数y=f(x)
でアルカリ水のpHを演算し、演算されたpH値を、演
算手段6Bで、電離槽3に流入する水のpHで補正して
表示する。
Description
カリ水と酸性水とに電解する電解水の発生装置に関す
る。
性水とに電解する装置はすでに使用されている。この装
置は、正極の近傍に酸性水を、負極の近傍にアルカリ水
を集めることができる。このため、電極の近傍から排水
することで、アルカリ水と酸性水とを排水できる。この
種の装置は、アルカリ水を飲料水に使用し、酸性水を殺
菌効果のある水として使用する。アルカリ水と酸性水の
pHは、プラス、マイナスの電極間に流れる電流と、電
離槽を通過する水の流量とに影響を受ける。流量が一定
で、電極間の電流が増加すると、アルカリ水のpHが高
くなる。電流が一定で、流量が少なくなるとアルカリ水
のpHが高くなる。
発生装置は、電離槽に流す流量と電流を制御して、排出
されるアルカリ水のpHを調整できる。たとえば、pH
の高いアルカリ水を排出させるには、電離槽を通過する
水の流量を少なくすればよい。また、電離槽の電流を大
きくしても、アルカリ水のpHは高くなる。
装置は、排出されるアルカリ水のpHを表示して便利に
使用できる。pHが調整できる装置は、実際に排出され
るアルカリ水のpHを表示できないと、使用者は安心し
て便利に使えない。
pHメーターを内蔵させることで正確に表示できる。し
かしながら、pHメーターは、高価であるばかりでな
く、メンテナンスに手間がかかるので、メンテナンスフ
リーな状態では、長期間にわたって、正確にpHを表示
させることができない。
は、以下の計算式で演算できるので、この計算式のパラ
メーターを測定してpHを演算できる。 pH=−log(10-7−I(W×F)) ただし、この式において、Iは電離槽に流れる電解電
流、Wは電離槽の流量、Fはファラデー定数である。
式で演算できる。しかしながら、実際に排出されるアル
カリ水のpHは、電離槽の電流や水の流量のみでなく、
他の種々の外的な環境で変動する。たとえば、電離槽に
流入する水の水質、電離槽の電極構造、さらに、電離槽
の正極と負極の近傍で電解されたアルカリ水と酸性水を
どのような状態で混合しないようにして排出できるかな
どの構造的な違いが、計算されたpH値に誤差を与え
る。したがって、前記の計算式ではpHを正確に表示で
きない。さらに、前記の計算は、対数の計算であるため
に、簡単にできない欠点もある。
8652号公報に記載されるように、あらかじめ、水道
水の地域別に、電解強度−電解水pHデーターを、複数
に登録する方式で解消できる。この装置は、実際に使用
する消費者の水道水にあわせて、登録している電解強度
−電解水pHデーターを選択して、pHを表示できる。
ただ、この構造の電解水の発生装置は、登録している電
解強度−電解水pHデーターに近い水質においては、p
Hを正確に表示できるが、近似する水質でない水道水で
使用されると、正確にpHを表示できなくなる欠点があ
る。この弊害は、登録している電解強度−電解水pHデ
ーターを多くして少なくできるが、多くの電解強度−電
解水pHデーターを登録するには、大容量の記憶手段を
使用し、さらに、多数の電解強度−電解水pHデーター
を登録する必要があって、コストが高くなる欠点があ
る。
ることを目的に開発されたものである。本発明の第一の
重要な目的は、簡単な構造でpHをより正確に表示でき
る電解水の発生装置を提供することにある。
単な構造で、設定されたpHのアルカリ水を排出できる
電解水の発生装置を提供することにある。
水の発生装置は、正極1と負極2とを内蔵する電離槽3
と、正極1と負極2とに直流を印加する電源4と、電離
槽3を通過する水の流量を検出する流量センサー5と、
電離槽3に設けた負極2の近傍を通過して排出されるア
ルカリ水のpHを演算して表示する演算表示器6とを備
える。
で、正極1と負極2との間に定電流の電解電流を流す定
電流回路4Aを内蔵している。演算表示器6は、電離槽
3に定電流を流す状態として、電離槽3の水の流量に対
するアルカリ水のpHを演算する、流量−pH関数y=
f(x)を記憶している記憶手段6Aと、記憶手段6A
の流量−pH関数y=f(x)から演算されるpH値
を、電離槽3に流入される水のpHによって補正する演
算手段6Bとを備えている。流量−pH関数y=f
(x)から演算されたpH値は、演算手段6Bで補正さ
れるので、記憶手段6Aは複数の流量−pH関数y=f
(x)を記憶する必要はない。記憶手段6Aは、単一の
流量−pH関数y=f(x)を記憶している。
は、電離槽3の正極1と負極2に、定電流で電解電流を
流す。このとき、電離槽3を通過する水の流量は流量セ
ンサー5で検出される。検出された流量から、流量−p
H関数y=f(x)の関数にしたがって、アルカリ水の
pHが演算される。この関数において、xは流量を、y
はpHを示している。さらに、演算されたpH値は、演
算手段6Bでもって、電離槽3に流入する水の補正pH
が加算して補正され、補正されたpHが表示される。
流量−pH関数y=f(x)を、y=a1x+b1(ただ
し、a1、b1は定数である。)で表される一次関数とし
て記憶している。
正極1と負極2とを内蔵する電離槽3と、正極1と負極
2とに直流を印加する電源4と、電離槽3を通過する水
の流量を検出する流量センサー5と、電離槽3の負極2
の近傍を通過して排出されるアルカリ水のpHを表示す
る演算表示器6とを備える。
電解電流を制御する電流制御回路4Bを内蔵している。
演算表示器6は、電離槽3から排出されるアルカリ水の
pHを設定する設定手段6Cと、設定手段6Cで設定さ
れたpH値における、流量に対する電流値である流量−
電流関数I=f(x)を記憶している記憶手段6Aとを
備えている。この関数において、xは流量を、Iは電流
を示している。
アルカリ水のpHを設定する。この状態で、電離槽3に
水を流入させると、電離槽3を通過する水の流量が流量
センサー5で検出される。検出された流量から、流量−
電流関数I=f(x)に基づいて、電離槽3に流す電解
電流が演算される。電源4の電流制御回路4Bは、演算
された電解電流になるように、電離槽3の正極1と負極
2間の電流を制御する。
流量−電流関数I=f(x)をI=a2x+b2(ただし
a2、b2は定数である。)で表される一次関数として記
憶している。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電解水の発生装置を例示
するものであって、本発明は電解水の発生装置を下記の
ものに特定しない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
装置は、フィルター9と、電離槽3と、電源4と、流量
センサー5と、演算表示器6とを備えている。
材で濾過して、水に含まれている塩素等の悪臭成分や、
異物を除去する。フィルター9は、カートリッジケース
に濾過材を充填している。濾過材には、水を清澄に濾過
すると共に、臭い成分を除去できる全てのもの、例え
ば、活性炭、多孔性の天然石、多孔性天然石を粉砕して
粒状に焼結したもの等、吸着能力に優れた粒体を使用す
ることができる。濾過材である粒体には、例えば平均粒
子径が1〜10mmφのものが使用される。
電解して、プラスのイオンを含むアルカリ水と、マイナ
スのイオンを含む酸性水とに分離する。電離槽3で電離
された電解水は、アルカリ水排水路と酸性水排水路から
排水される。電離槽3は、流入する水から酸性水を得る
正極1と、アルカリ水を得る負極2とを備えている。
れる。電極のプラス側に設定される正極1は、水を電解
するときに、塩素イオン等のマイナスイオンが集まり、
負極2はカルシウム等のプラスイオンが集まる。正極1
は、塩素イオンに対して充分な耐腐食性の材質が使用さ
れる。正極1には、例えば、チタンの表面を、二酸化イ
リジウムでコーティングしたものを使用する。
水のイオン濃度、すなわち、pHは、電極間の電解電流
と流量をパラメターとする。電解電流を一定として、電
離槽3の流量を少なくすると、アルカリ水のpHは高く
なり、反対に流量を多くすると、アルカリ水のpHは低
下する。アルカリ水と酸性水のpHは、電離槽3の電解
電流によっても変化し、電解電流は、電極間の電圧にほ
ぼ比例して大きくなる。
孔板7を配設している。多孔板7は、正極1と負極2の
近傍で分離された、アルカリ水と酸性水とが混合するの
を防止し、また、正極1と負極2とが接触してショート
するのを防止する。
水とは、両方を別々に排出する。一方の電解水のみを排
水すると、他方の電解水濃度が次第に高くなる。従っ
て、アルカリ水と酸性水の何れか片方のみを排出するの
は好ましくない。
で、正極1と負極2との間に定電流の電解電流を流す定
電流回路4Aを内蔵している。定電流回路4Aは、正極
1と負極2との間に設定された電解電流を流す。たとえ
ば、定電流回路4Aは、強電解モードにおいて、正極1
と負極2とに4〜8Aの決められた電解電流を流す。定
電流回路4Aが正極1と負極2に流す電解電流は、大き
くするとアルカリ水のpHは高くなり、反対に小さくす
るとアルカリ水のpHは低くなる。たとえば、定電流回
路4Aは4.5Aの電解電流を正極1と負極2との間に
流すように設定する。定電流回路4Aは、電離槽3に流
入する水の流量や水のpHによっても、電解電流が変動
しないように、正極1と負極2とに印加する電圧を制御
する。
アルカリ水のpHを演算する、流量−pH関数であるy
=f(x)を記憶している記憶手段6Aと、記憶手段6
Aの流量−pH関数y=f(x)から演算されるpH値
を、電離槽3に流入される水の補正pHを加算して正す
る演算手段6Bとを備えている。
=f(x)を、y=a1x+b1で表される一次関数とし
て記憶している。ただし、この式において、a1とb1は
定数、xは流量、yはpH値である。記憶手段6Aは、
複数の流量−pH関数y=f(x)を記憶しない。記憶
される流量−pH関数y=f(x)は、ひとつである。
定電流回路4Aの設定電流を4.5Aに設定する装置
は、図2に示すように、流量−pH関数におけるa1と
b1の値を、a1=−1/11、b1=111.5/11
に設定する。流量−pH関数におけるa1とb1の値は、
定電流回路4Aの流量値で最適な値に設定される。
る、流量−pH関数であるy=f(x)から演算される
演算pH値に、補正pHを加算して補正し、補正された
pH値を表示する。補正pHは、電離槽3に流入する水
の水質で決定する。補正pHは、−0.5〜+0.5の
範囲で特定された値とする。簡単な装置は、補正pH
を、電離槽3の流量に関係なく一定の数値とする。た
だ、補正pHを流量によって変化させることもできる。
置したときに、特定の流量でアルカリ水を排出して決定
する。補正pHは、流量−pH関数y=f(x)から計
算されるpHと、実際に排出されるアルカリ水のpHと
の差とする。たとえば、前述の流量−pH関数y=f
(x)において、毎分1.5リットルのアルカリ水が排
出されると、演算pH値は10となる。この状態で、電
解水の発生装置から排水されるアルカリ水のpHを実際
に測定して、測定したpH値が10.2であると、補正
pHは0.2とする。補正pHは、変更しない定数であ
るので、演算手段6Bは、流量−pH関数y=f(x)
から演算された演算pH値に、常に補正pHである0.
2を加算して表示する。
初に設置したときに、電離槽3に流入される水のpHを
測定して決定することもできる。この装置は、補正pH
を、流入する水のpHと、中性水のpH値である”7”
との差とする。たとえば、流入する水のpH値が”7.
5”の場合には、補正pHを、+0.5とする。補正p
Hは、変更しない定数であるので、演算手段6Bは、流
量−pH関数y=f(x)から演算された演算pH値
に、常に補正pHである0.5を加算して表示する。
こともできる。この装置は、流量を変化させて排出され
るアルカリ水のpHを実測し、実測されたpH値と、演
算pH値とを比較して、各流量における補正pHを決定
する。この場合、必ずしも、全ての流量でアルカリ水の
pHを実測する必要はない。最大流量と最低流量におい
て、アルカリ水のpHを実測し、また、流量−pH関数
y=f(x)から演算pH値を演算し、その差から最大
流量における補正pHと、最小流量における補正pHを
決定し、その中間の流量における補正pHは、一次関数
で演算する。
の流量を測定する。流量センサー5は、水の流量を測定
して電気信号を出力する全てのセンサーが使用できる。
たとえば、流量センサー5は、水が流れると通過する水
の流量に比例してローターを回転させ、ローターの回転
を電気信号に変換して出力するセンサーが使用できる。
この流量センサー5は、1分間に回転するローターの回
転数で、電離槽3を通過する水の流量を検出できる。
を設けている。開閉弁8の開度を調整すると、電離槽3
に流入する水の流量が変化する。開閉弁8を完全に開く
と、電離槽3を通過する水の流量は多くなってアルカリ
水のpHは低下し、絞ると水の流量が少なくなってアル
カリ水のpHは高くなる。
いときに、電極に電圧を印加しない安全回路にも併用さ
れる。この装置は、流量センサー5で、電源4のオンオ
フを制御する。流量センサー5は、電離槽3に水が流入
されることを検出するときにかぎって、正極1と負極2
に電圧を印加する。電離槽3に水が流入されないことを
検出すると、電源4の出力をオフ状態として、出力電圧
を0Vとする。
離槽3に水が流入される状態になると、このことが流量
センサー5に検出されて、電源4が電離槽3の正極1と
負極2に、定電流で電解電流を流す。この状態で、電離
槽3を通過する水の流量が流量センサー5で検出され
る。流量センサー5で検出された流量から、演算手段6
Bは、記憶手段6Aに記憶している流量−pH関数であ
るy=f(x)にもとづいて、アルカリ水のpHを演算
する。さらに、演算手段6Bは、演算された演算pH値
に、補正pHを加算して、アルカリ水の正確なpHを表
示する。
変化させるときに、開閉弁8の開度を調整する。開閉弁
8を絞って流量を少なくすると、電離槽3から排出され
るアルカリ水のpHは高くなる。演算手段6Bは、少な
くなった流量から演算pH値を演算し、演算pH値を補
正してアルカリ水のpHとして表示する。以上の電解水
の発生装置は、開閉弁8の開度を調整して、排出される
アルカリ水のpHを変化させる。
できる電解水の発生装置を示す。この装置は、電離槽3
を通過する水の流量が変化しても、排出されるアルカリ
水のpHを一定に制御する。
装置と同じように、フィルター9と、電離槽3と、電源
4と、流量センサー5と、演算表示器6とを備えてい
る。フィルター9と電離槽3と、開閉弁8は、図1の装
置と同じである。
で、正極1と負極2との間に、流量によって電流を変化
させる電流制御回路4Bを内蔵している。電流制御回路
4Bは、演算手段6Bに制御されて、排出されるアルカ
リ水のpHが一定になるように、電解電流を変化させ
る。たとえば、電流制御回路4Bは、アルカリ水のpH
を9.5に設定する強飲用モードにおいて、2〜3Aに
制御された電解電流を流す。アルカリ水のpHを9.0
に設定する弱飲用モードにおいては、1〜1.2Aに制
御された電解電流を流す。
す電解電流を、電離槽3の水の流量によって変化させ
る。排出されるアルカリ水のpHを同じに調整するため
である。電流制御回路4Bは、電離槽3の水の流量が多
いときに電解電流を大きく、反対に流量が少ないときに
電解電流を小さく制御する。好ましくは、電流制御回路
4Bは、電離槽3の水の流量を6リットル/分とすると
きには、電解電流を3Aとし、流量を1.5リットル/
分とするときに、電解電流を2Aとする。
アルカリ水のpHを設定する設定手段6Cと、設定手段
6Cで設定されたpH値にするために、流量に対する電
流値の関数として、流量−電流関数I=f(x)を記憶
している記憶手段6Aとを備えている。
モードに制御するスイッチを備えている。強飲用モード
は、アルカリ水のpHを9.5とし、弱飲用モードはア
ルカリ水のpHを9.0に設定する。設定されたアルカ
リ水のpHは、演算手段6Bでデジタル表示される。
=f(x)を、I=a2x+b2とする一次関数として記
憶している。ただし、この式において、a2とb2は定
数、xは流量、Iは電流値である。記憶手段6Aは、強
飲用モードと弱飲用モードに対応する流量−電流関数I
=f(x)を記憶している。強飲用モードに対応する流
量−電流関数を図4に、弱飲用モードに対応する流量−
電流関数I=f(x)を図5に示す。
I=a2x+b2は、a2を1/4.5として、b2を7.
5/4.5としている。図5に示す弱飲用モードの流量
−電流関数I=a2x+b2は、a2を0.2/4.5と
して、b2を4.2/4.5としている。
される流量xをパラメターとして、記憶手段6Aに記憶
される、流量−pH関数I=a2x+b2から電解電流を
演算し、この電解電流となるように、電流制御回路4B
を制御する。演算手段6Bは、飲用モードによって、流
量−pH関数I=a2x+b2を選択し、選択された流量
−電流関数で電解電流を演算する。したがって、設定手
段6Cが強飲用モードに設定されると、図4に示す流量
−電流関数I=f(x)から電解電流を演算し、弱飲用
モードが設定されると、図5に示す流量−電流関数I=
f(x)から電解電流を演算する。
閉弁8で電離槽3に流入する水の流量を変化させても、
排出されるアルカリ水のpHは変化しない。それは、電
離槽3の水の流量が変化すると、流量が流量センサー5
で検出され、検出された流量から電解電流を演算し、演
算された電解電流となるように、電流制御回路4Bが正
極1と負極2間の電解電流を制御するからである。
設定する状態で、電離槽3を通過する水の流量が変化す
ると、演算手段6Bは、記憶手段6Aに記憶される図4
の流量−電流関数I=f(x)から電解電流を演算す
る。演算された電解電流となるように、電流制御回路4
Bが正極1と負極2間の電圧を制御する。このため、電
離槽3の流量が変化しても、排出されるアルカリ水のp
Hが一定に保持される。設定手段6Cが弱飲用モードに
設定されるときには、図5に示す流量−電流関数I=f
(x)にもとづいて、演算手段6Bが電解電流を演算
し、この電解電流となるように電流制御回路4Bで電離
槽3の電解電流を制御するので、排出されるアルカリ水
のpHは、弱飲用モードで設定されたpHとなる。
は、簡単な構造で、排出されるアルカリ水のpHを正確
に表示できる特長がある。とくに、pHが異なる水を電
解して、アルカリ水のpHを正確に表示できる特長があ
る。それは、本発明の電解水の発生装置が、pHメータ
ーを使用してアルカリ水のpHを測定して表示するので
はなく、また、多数の電解強度−電解水pHデーターを
記憶させてpHを演算して表示するのでもなく、水質に
関係なく、単一の流量−pH関数y=f(x)でpHを
演算し、演算したpHを補正して表示するからである。
装置は、簡単な構造で、設定されたpHのアルカリ水を
排出できる特長がある。それは、電解水の発生装置が、
設定手段でアルカリ水のpHを設定し、電離槽に水を流
入される水の流量を流量センサーで検出し、検出された
流量から、記憶手段に記憶している流量−電流関数I=
f(x)に基づいて電解電流を演算し、この電流値にな
るように、電離槽の電解電流を電源の電流制御回路で制
御するように構成しているからである。
ブロック図
pH関数y=f(x)を示すグラフ
概略ブロック図
飲用モードに対応する流量−電流関数I=f(x)を示
すグラフ
飲用モードに対応する流量−電流関数I=f(x)を示
すグラフ
流制御回路 5…流量センサー 6…演算表示器 6A…記憶手段 6B…演
算手段 6C…設定手段 7…多孔板 8…開閉弁 9…フィルター
Claims (4)
- 【請求項1】 正極(1)と負極(2)とを内蔵する電離槽
(3)と、正極(1)と負極(2)とに直流を印加する電源(4)
と、電離槽(3)を通過する水の流量を検出する流量セン
サー(5)と、電離槽(3)に設けた負極(2)の近傍を通過し
て排出されるアルカリ水のpHを演算して表示する演算
表示器(6)とを備える電解水の発生装置において、 電源(4)が、電離槽(3)に水を流入させる状態で、正極
(1)と負極(2)との間に定電流の電解電流を流す定電流回
路(4A)を内蔵しており、 演算表示器(6)は、電離槽(3)に定電流を流す状態とし
て、電離槽(3)の水の流量に対するアルカリ水のpHを
演算する、単一の流量−pH関数y=f(x)(ただ
し、xは流量、yはpH)を記憶している記憶手段(6A)
と、 記憶手段(6A)の流量−pH関数y=f(x)から演算さ
れるpH値を、電離槽(3)に流入される水のpHによっ
て補正する演算手段(6B)とを備えており、 電離槽(3)に水が流入される状態で、電源(4)が電離槽
(3)の正極(1)と負極(2)に、定電流で電解電流を流し、
この状態で電離槽(3)を通過する水の流量を流量センサ
ー(5)で検出して、流量から流量−pH関数y=f
(x)でアルカリ水のpHを演算し、演算されたpH値
に、演算手段(6B)でもって、電離槽(3)に流入する水の
補正pHを加算して表示するように構成してなることを
特徴とする電解水の発生装置。 - 【請求項2】 流量−pH関数y=f(x)がy=a1
x+b1(ただし、a1、b1は定数である。)で表され
る一次関数である請求項1に記載される電解水の発生装
置。 - 【請求項3】 正極(1)と負極(2)とを内蔵する電離槽
(3)と、正極(1)と負極(2)とに直流を印加する電源(4)
と、電離槽(3)を通過する水の流量を検出する流量セン
サー(5)と、電離槽(3)に設けた負極(2)の近傍を通過し
て排出されるアルカリ水のpHを表示する演算表示器
(6)とを備える電解水の発生装置において、 電源(4)が、正極(1)と負極(2)との間に流れる電解電流
を制御する電流制御回路(4B)を内蔵しており、 演算表示器(6)は、電離槽(3)から排出されるアルカリ水
のpHを設定する設定手段(6C)と、設定手段(6C)で設定
されたpH値とする、流量に対する電流の関数、流量−
電流関数I=f(x)(ただし、xは流量、Iは電流)
を記憶している記憶手段(6A)とを備えており、 設定手段(6C)でもって、電離槽(3)から排出されるアル
カリ水のpHが設定されて、電離槽(3)に水が流入され
ると、電離槽(3)を通過する水の流量が流量センサー(5)
で検出され、検出された流量から流量−電流関数I=f
(x)で電離槽(3)に流す電解電流を演算し、電源(4)の
電流制御回路(4B)が、この電流値になるように、電離槽
(3)の電解電流を制御するように構成されてなることを
特徴とする電解水の発生装置。 - 【請求項4】 流量−電流関数I=f(x)がI=a2
x+b2(ただしa2、b2は定数である。)で表される
一次関数である請求項3に記載される電解水の発生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21852098A JP3947798B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 電解水の発生装置 |
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JP21852098A JP3947798B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 電解水の発生装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000033374A true JP2000033374A (ja) | 2000-02-02 |
JP3947798B2 JP3947798B2 (ja) | 2007-07-25 |
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---|---|---|---|
JP21852098A Expired - Fee Related JP3947798B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 電解水の発生装置 |
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JP (1) | JP3947798B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010037389A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | Danish Clean Water A/S | Disinfection system |
WO2023175834A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 株式会社エナジックインターナショナル | 電解水生成装置および電解水生成装置の制御方法 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP21852098A patent/JP3947798B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2023175834A1 (ja) * | 2022-03-17 | 2023-09-21 | 株式会社エナジックインターナショナル | 電解水生成装置および電解水生成装置の制御方法 |
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