JP2000032397A - 音声画像同期再生装置 - Google Patents

音声画像同期再生装置

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JP2000032397A
JP2000032397A JP19200298A JP19200298A JP2000032397A JP 2000032397 A JP2000032397 A JP 2000032397A JP 19200298 A JP19200298 A JP 19200298A JP 19200298 A JP19200298 A JP 19200298A JP 2000032397 A JP2000032397 A JP 2000032397A
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JP
Japan
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audio
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Application number
JP19200298A
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English (en)
Inventor
Shinji Tokunaga
真志 徳永
Koichi Hotta
浩市 堀田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータをビデオと独立に時間基準
に同期させる。 【解決手段】 同期検出部113が時間情報抽出部11
0の出力とタイマー部106の出力より同期ずれを検出
し、音声ブロック操作部114に音声データをブロック
単位に間引きまたは繰り返すように指示することによっ
て、音声を時間情報に同期させ、音声出力部115より
同期した音声を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル符号化され
た音声と画像のストリームを同期再生する音声画像同期
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録メディアや伝送系のディジタ
ル化が進み、画像と音声のストリームに時間情報を付加
して記録・伝送し、再生側で画像と音声を同期再生する
機器が増加している。
【0003】以下、図2を参照しながら、上述した従来
の音声画像同期再生装置の一例について説明する。
【0004】図2は、従来の音声画像同期再生装置の構
成を示すブロック図である。
【0005】図2において、画像ストリーム201は入
力部203より本再生装置に入力され、復号部204で
復号されて画像データ系列となる。それとともに、時間
情報抽出部205は、画像ストリーム201から画像用
時間情報を抽出し、同期部207は、タイマー部206
出力の基準時刻と前記画像用時間情報との照合を行い、
その結果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張
することによって、前記画像データ系列を前記基準時刻
に同期させて、表示部208に出力する。
【0006】画像データ系列(動画)は例えば秒30コ
マなどの静止画画像フレームの連続であり、1フレーム
程度であれば同じ画像フレームを2度繰り返し表示した
り、間引いてもあまり違和感を感じないため、時間軸圧
縮伸長は、1フレーム以上同期がずれたときに画像フレ
ームの繰り返しや間引きをするのが一般的に行われてい
る。
【0007】一方、音声ストリーム202も画像ストリ
ーム同様、入力部209より本再生装置に入力され、復
号部211で復号されて音声データ系列となり、音声出
力部212で音声として出力される。
【0008】しかし、音声を画像と同様に時間軸圧縮伸
長すると視聴者に与える違和感が大きいため、音声と画
像との同期は、画像側で行うのが一般的になっている。
すなわち、画像側の同期部207に音声側の時間情報抽
出部210で抽出された音声用時間情報を入力し、同期
部207は、前記音声用時間情報と、前記基準時刻およ
び前記画像用時間情報との照合を行い、その結果に応じ
て前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張することによっ
て、前記画像データ系列を前記基準時刻および前記音声
データ系列に同期させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の音声画像同期再生装置においては、同期をとる
手段が画像再生部のみで音声再生部にないため、基準時
刻と画像データ系列との間の同期ずれと、基準時刻と音
声データ系列との間の同期ずれが異なっている場合、す
べての同期を正確なものにすることができないという課
題を有している。
【0010】また、音声出力部において、ディジタルの
音声信号をアナログに変換する変換器のクロックの周波
数が狂っている場合、出力される音声が、画像データ系
列との同期に用いられた音声用時間情報に対応するもの
でなくなっているため、同期部207での同期が問題な
く行われていても、出力される音声と表示される画像と
の同期がとれていないという課題を有している。
【0011】本発明は、このような従来の音声画像同期
再生装置が有する上述した課題を考慮して、出力される
音声と表示される画像との同期を、より正確に行うこと
ができる音声画像同期再生装置を提供することを目的と
するものである。さらに、本発明は、出力される音声と
表示される画像との同期を、より正確に、かつ、視聴者
にとって違和感が少ないように、行うことができる音声
画像同期再生装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、第1の本発明(請求項1に記載の本発明に対応)
は、ディジタル符号化され、フレーム化またはブロック
化されて、個々のフレームまたはブロックに再生時の時
間情報を付加された画像ストリームおよび音声ストリー
ムを同期再生する音声画像同期再生装置において、前記
画像ストリームを復号して、複数の画像フレームによっ
て構成される画像データ系列を出力する第1の復号部
と、前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する
第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリームを復号し
て、複数の音声ブロックによって構成される音声データ
系列を出力する第2の復号部と、前記音声ストリームか
ら音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽出部と、
再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前記画像用
時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果に応じて
前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張することによっ
て、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期させる第
1の同期部と、前記音声データ系列を前記基準時刻に同
期させる第2の同期部とを備え、前記第2の同期部が、
前記音声用時間情報と前記基準時刻とを照合する同期検
出部と、前記同期検出部の照合結果に応じて前記音声デ
ータ系列中の前記音声ブロックの一部を、繰り返すもし
くは間引くことによって、前記音声データ系列を前記基
準時刻に同期させる音声ブロック操作部とを有すること
を特徴とする音声画像同期再生装置である。
【0013】第2の本発明(請求項2に記載の本発明に
対応)は、前記同期検出部が、前記基準時刻と前記各音
声ブロックに対応する前記音声用時間情報中の時刻との
時間差を求める引き算器と、前記時間差とそれに対応す
る前記音声ブロックのブロック時間長とを比較する比較
器とを有し、前記音声ブロック操作部が、前記時間差が
前記ブロック時間長より大きい場合に、前記音声データ
系列中の前記音声ブロックの一部を、繰り返すもしくは
間引くことを特徴とする第1の本発明の音声画像同期再
生装置である。
【0014】第3の本発明(請求項3に記載の本発明に
対応)は、前記音声ブロック操作部が、音声レベルによ
って前記音声ブロックを有音と無音とに分類する第1の
有音無音検出手段を有し、前記音声ブロック操作部が、
前記第1の有音無音検出手段によって無音と分類された
前記音声ブロックを、前記繰り返しもしくは前記間引き
の対象とすることを特徴とする第1または第2の本発明
の音声画像同期再生装置である。
【0015】第4の本発明(請求項4に記載の本発明に
対応)は、前記音声ブロック操作部が、前記各音声ブロ
ックの音声の周期性を判別する第1の周期性検出手段を
有し、前記音声ブロック操作部が、前記第1の周期性検
出手段によって周期性が高いと判別された前記音声ブロ
ックを、前記繰り返しもしくは前記間引きの対象とし、
前記第1の周期性検出手段によって周期性が高くないと
判別された前記音声ブロックは、前記繰り返しもしくは
前記間引きの対象としないことを特徴とする第1〜第3
のいずれかの本発明の音声画像同期再生装置である。
【0016】第5の本発明(請求項5に記載の本発明に
対応)は、ディジタル符号化され、フレーム化またはブ
ロック化されて、個々のフレームまたはブロックに再生
時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音声ス
トリームを同期再生する音声画像同期再生装置におい
て、前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレー
ムによって構成される画像データ系列を出力する第1の
復号部と、前記画像ストリームから画像用時間情報を抽
出する第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリームを
復号して、複数の音声ブロックによって構成される音声
データ系列を出力する第2の復号部と、前記音声ストリ
ームから音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽出
部と、再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前記
画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果に
応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張することに
よって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期させ
る第1の同期部と、前記音声データ系列中の個々の音声
データもしくは音声データ群を一時記憶して出力する複
数のバッファと、前記複数のバッファ毎の入出力を制御
することによってスプーリングを行うスプーリング制御
部とを有するスプーリング部を備え、前記スプーリング
制御部が、バッファアンダーフローまたはバッファオー
バーフローが発生したと判断した場合、前記複数のバッ
ファの全部もしくは一部を調整用バッファとして選択
し、前記調整用バッファに一時記憶されている前記個々
の音声データもしくは前記音声データ群を、繰り返して
出力する、または、出力せずに消去することを特徴とす
る音声画像同期再生装置である。
【0017】第6の本発明(請求項6に記載の本発明に
対応)は、ディジタル符号化され、フレーム化またはブ
ロック化されて、個々のフレームまたはブロックに再生
時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音声ス
トリームを同期再生する音声画像同期再生装置におい
て、前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレー
ムによって構成される画像データ系列を出力する第1の
復号部と、前記画像ストリームから画像用時間情報を抽
出する第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリームを
復号して、複数の音声ブロックによって構成される音声
データ系列を出力する第2の復号部と、前記音声ストリ
ームから音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽出
部と、再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前記
画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果に
応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張することに
よって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期させ
る第1の同期部と、前記音声データ系列中の個々の音声
データもしくは音声データ群を一時記憶して出力する複
数のバッファと、前記複数のバッファ毎の入出力を制御
することによってスプーリングを行うスプーリング制御
部とを有するスプーリング部と、ディジタルアナログ変
換器および前記ディジタルアナログ変換器にクロックを
供給するクロック発生器を有し、前記音声データ系列を
音声として出力する音声出力部と、所定の時刻からの前
記クロックを積算して経過実時間を求めるクロック積算
手段と、前記音声用時間情報から得られる前記所定の時
刻からの経過時間と前記経過実時間とを比較する比較手
段と、前記経過時間と前記経過実時間との差である経過
時間差が所定の値を超えた場合に、前記経過時間差を少
なくするように、スプーリングを行うことを前記スプー
リング制御部に指示するクロックずれ補正手段とを備
え、前記スプーリング制御部が、前記クロックずれ補正
手段の指示にしたがって、前記複数のバッファの全部も
しくは一部を調整用バッファとして選択し、前記調整用
バッファに一時記憶されている前記個々の音声データも
しくは前記音声データ群を、繰り返して出力する、また
は、出力せずに消去することを特徴とする音声画像同期
再生装置である。
【0018】第7の本発明(請求項7に記載の本発明に
対応)は、前記スプーリング部が、前記バッファ毎に一
時記憶される前記個々の音声データもしくは前記音声デ
ータ群を、音声レベルによって有音と無音とに分類する
第2の有音無音検出手段を有し、前記スプーリング制御
部が、前記調整用バッファを選択する際、前記第2の有
音無音検出手段によって無音と分類された前記個々の音
声データもしくは前記音声データ群が一時記憶されてい
る前記バッファがあれば、それを前記調整用バッファと
することを特徴とする第5または第6の本発明の音声画
像同期再生装置である。
【0019】第8の本発明(請求項8に記載の本発明に
対応)は、前記スプーリング部が、前記バッファ毎に一
時記憶される前記音声データ群の音声の周期性を判別す
る第2の周期性検出手段を有し、前記スプーリング制御
部が、前記調整用バッファを選択する際、前記第2の周
期性検出手段によって周期性が高いと判別された前記音
声データ群が一時記憶されている前記バッファがあれ
ば、それを前記調整用バッファとすることを特徴とする
第5または第6の本発明の音声画像同期再生装置であ
る。
【0020】第9の本発明(請求項9に記載の本発明に
対応)は、ディジタル符号化され、フレーム化またはブ
ロック化されて、個々のフレームまたはブロックに再生
時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音声ス
トリームを同期再生する音声画像同期再生装置におい
て、前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレー
ムによって構成される画像データ系列を出力する第1の
復号部と、前記画像ストリームから画像用時間情報を抽
出する第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリームを
復号して、複数の音声ブロックによって構成される音声
データ系列を出力する第2の復号部と、前記音声ストリ
ームから音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽出
部と、再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前記
画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果に
応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張することに
よって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期させ
る第1の同期部と、前記画像データ系列中の個々の画像
データもしくは画像データ群を一時記憶して出力する複
数のバッファと、前記複数のバッファ毎の入出力を制御
することによってスプーリングを行うスプーリング制御
部とを有するスプーリング部と、ディジタルアナログ変
換器および前記ディジタルアナログ変換器にクロックを
供給するクロック発生器を有し、前記画像データ系列を
画像として表示する表示部と、所定の時刻からの前記ク
ロックを積算して経過実時間を求めるクロック積算手段
と、前記画像用時間情報から得られる前記所定の時刻か
らの経過時間と前記経過実時間とを比較する比較手段
と、前記経過時間と前記経過実時間との差である経過時
間差が所定の値を超えた場合に、前記経過時間差を少な
くするように、スプーリングを行うことを前記スプーリ
ング制御部に指示するクロックずれ補正手段とを備え、
前記スプーリング制御部は、前記クロックずれ補正手段
の指示にしたがって、前記複数のバッファの全部もしく
は一部を調整用バッファとして選択し、前記調整用バッ
ファに一時記憶されている前記個々の画像データもしく
は前記画像データ群を、繰り返して出力する、または、
出力せずに消去することを特徴とする音声画像同期再生
装置である。
【0021】第10の本発明(請求項10に記載の本発
明に対応)は、ディジタル符号化され、フレーム化また
はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
いて、前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレ
ームによって構成される画像データ系列を出力する第1
の復号部と、前記画像ストリームから画像用時間情報を
抽出する第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリーム
を復号して、複数の音声ブロックによって構成される音
声データ系列を出力する第2の復号部と、前記音声スト
リームから音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽
出部と、再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前
記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果
に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張すること
によって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期さ
せる第1の同期部と、ディジタルアナログ変換器および
前記ディジタルアナログ変換器にクロックを供給するク
ロック発生器を有し、前記音声データ系列を音声として
出力する音声出力部と、所定の時刻からの前記クロック
を積算して経過実時間を求めるクロック積算手段と、前
記経過実時間と、前記音声用時間情報から得られる前記
所定の時刻からの経過時間とを比較して、前記音声出力
部へ入力される前記音声データ系列のディジタル音声信
号のサンプリングのずれを検出するサンプリングずれ検
出手段と、前記サンプリングのずれを補正するように、
前記サンプリングのサンプリング周波数の変換を行った
後、前記音声出力部へ前記音声データ系列を出力するサ
ンプリング変換手段とを備えることを特徴とする音声画
像同期再生装置である。
【0022】第11の本発明(請求項11に記載の本発
明に対応)は、ディジタル符号化され、フレーム化また
はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
いて、前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレ
ームによって構成される画像データ系列を出力する第1
の復号部と、前記画像ストリームから画像用時間情報を
抽出する第1の時間情報抽出部と、前記音声ストリーム
を復号して、複数の音声ブロックによって構成される音
声データ系列を出力する第2の復号部と、前記音声スト
リームから音声用時間情報を抽出する第2の時間情報抽
出部と、再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、前
記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結果
に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張すること
によって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期さ
せる第1の同期部と、ディジタルアナログ変換器および
前記ディジタルアナログ変換器にクロックを供給するク
ロック発生器を有し、前記画像データ系列を画像として
表示する表示部と、所定の時刻からの前記クロックを積
算して経過実時間を求めるクロック積算手段と、前記経
過実時間と、前記音声用時間情報から得られる前記所定
の時刻からの経過時間とを比較して、前記表示部へ入力
される前記画像データ系列のディジタル画像信号のサン
プリングのずれを検出するサンプリングずれ検出手段
と、前記サンプリングのずれを補正するように、前記サ
ンプリングのサンプリング周波数の変換を行った後、前
記表示部へ前記画像データ系列を出力するサンプリング
変換手段とを備えることを特徴とする音声画像同期再生
装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0024】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0026】図1において、画像ストリーム101は第
1の入力部103より本再生装置に入力され、第1の復
号部104で復号されて画像データ系列となる。それと
ともに、第1の時間情報抽出部105は、画像ストリー
ム101から画像用時間情報を抽出し、第1の同期部1
07は、タイマー部106出力の基準時刻と前記画像用
時間情報との照合を行い、その結果に応じて前記画像デ
ータ系列を時間軸圧縮伸張することによって、前記画像
データ系列を前記基準時刻に同期させて、表示部108
に出力する。
【0027】一方、音声ストリーム102も画像ストリ
ーム101同様、第2の入力部109より本再生装置に
入力され、第2の復号部111で復号されて音声データ
系列となる。それとともに、第2の時間情報抽出部11
0は、音声ストリーム102から音声用時間情報を抽出
し、第2の同期部112は、タイマー部106出力の基
準時刻と前記音声用時間情報との照合を行い、その結果
に応じて前記音声データ系列を時間軸圧縮伸張すること
によって、前記音声データ系列を前記基準時刻に同期さ
せて、音声出力部115に出力する。
【0028】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置について、以下に、図1及び
図3を参照して、その動作を説明する。
【0029】画像データ系列(動画)については、図2
で示した従来の音声画像同期再生装置と同様に、例えば
秒30コマなどの静止画画像フレームの連続であり、1
フレーム程度であれば同じ画像フレームを2度繰り返し
表示したり、間引いてもあまり違和感を感じないため、
1フレーム以上同期がずれたときに画像フレームの繰り
返しや間引きをすることによって、時間軸圧縮伸長が行
われている。
【0030】音声データ系列については、図1に示すよ
うに、同期検出部113は、第2の時間情報抽出部11
0の出力である音声用時間情報とタイマー部106の出
力である基準時刻とを照合する。同期検出部113が、
照合の結果、同期がずれていると判断した場合、音声ブ
ロック操作部114は、第2の復号部111の出力であ
る音声データ系列中の音声ブロックの一部を、繰り返す
もしくは間引くことによって、同期の修正を行う。ここ
で、前記音声用時間情報中の時刻が前記基準時刻より進
んでいる場合は、前記音声ブロックの一部を繰り返すこ
とによって、前記音声用時間情報中の時刻が前記基準時
刻より遅れている場合は、前記音声ブロックの一部を間
引くことによって、同期の修正を行うものである。
【0031】図3は、Dolby Digital(参考文献: "DIG
ITAL AUDIO COMPRESSION STANDARD(AC-3)" ATSC STANDA
RD A/52)の音声ストリームの構造図である。図3にお
いて、列1は音声ストリームの時系列であり、ストリー
ムを構成するブロック(、、、‥)は列2に示す
ように、時間的に50%のオーバーラップを持って、元
の音声データをブロック化している。そして各ブロック
をデコードして音声を再合成する時には、列3に示す両
端減衰型の窓をかけて、ブロックのつなぎ目がスムーズ
になるようにしている。
【0032】このような場合には、音声を時間軸圧縮伸
長するためにブロック単位に繰り返しまたは間引きを行
っても、両端減衰型の窓をかけるため違和感は少なくて
すむ。
【0033】なお、上記構成においては、入力信号が伝
送系であるとして説明したが、記録系の入力信号であっ
ても、同様の構成で同じ効果を得ることができる。
【0034】次に、本実施の形態における音声画像同期
再生装置の同期検出部113の詳細構成および動作につ
いて説明する。
【0035】図4は、本発明の第1の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の同期検出部113の構成を示
すブロック図である。
【0036】図4において、タイマー部106の出力で
ある基準時刻と第2の時間情報検出部110の出力であ
る音声用時間情報中の時刻との時間差が引き算器402
で求められ、比較器403に入力されて、音声ストリー
ムを構成する音声ブロックのブロック時間長と比較され
る。比較器403は、前記時間差が音声ブロックのブロ
ック時間長より大きい場合、同期がずれていると判断し
て、音声データ系列中の音声ブロックの一部を、繰り返
すもしくは間引くことによって、同期を修正するように
音声ブロック操作部114に指示する。ここで、前記時
間差がマイナスの場合は、前記音声ブロックの一部を繰
り返すことによって、前記時間差がプラスの場合は、前
記音声ブロックの一部を間引くことによって、同期を修
正するように指示するものである。
【0037】なお、上記説明においては、同期検出部1
13は、各音声ブロック毎の前記時間差にしたがって、
音声ブロック操作部114に同期を修正するように指示
するとして説明したが、所定の期間中の前記時間差の平
均値をもとめ、この平均値にしたがって、音声ブロック
操作部114に同期を修正するように指示するとしても
よい。
【0038】次に、本実施の形態における音声画像同期
再生装置の音声ブロック操作部114の詳細構成および
動作について説明する。
【0039】図5は、本発明の第1の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の音声ブロック操作部114の
構成を示すブロック図である。
【0040】図5に示すように、音声ブロック操作部1
14は、第2の復号部111の出力である音声データ系
列を構成する各音声ブロックを、音声レベルによって有
音と無音とに分類する有音無音検出手段502と、同期
検出部113および有音無音検出手段502の出力にし
たがって、前記音声データ系列の音声ブロックの一部を
間引くまたは繰り返す間引き・繰り返し操作部503と
で構成されている。
【0041】有音無音検出手段502は、第2の復号部
111の出力である音声データ系列を構成する各音声ブ
ロックを、各音声ブロックの音声データの音声レベルに
よって、有音ブロックと無音ブロックとに分類する。間
引き・繰り返し操作部503は、同期検出部113から
同期の修正を指示されると、無音ブロックと分類された
音声ブロックに対してのみ、間引きまたは繰り返しを行
う。
【0042】このように構成すれば、無音ブロックと分
類された、音声レベルの小さいブロックを、間引きまた
は繰り返しすることは、視聴者の耳につきにくいので、
違和感なく音声の同期修正を行うことができる。
【0043】図6は、本発明の第1の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の音声ブロック操作部114の
変形例の構成を示すブロック図である。
【0044】図6に示す変形例は、図5に示した音声ブ
ロック操作部114において、有音無音検出手段502
を周期性検出手段602に置き換えたものである。
【0045】周期性検出手段602は、第2の復号部1
11の出力である音声データ系列を構成する各音声ブロ
ックの周期性を検出して、周期性の高いブロックと過渡
的なブロックに分類する。周期性の検出は自己相関など
の演算を用いて行う。間引き・繰り返し操作部503
は、同期検出部113から同期の修正を指示されると、
周期性の高いブロックと分類された音声ブロックに対し
てのみ、間引きまたは繰り返しを行う。
【0046】このように構成すれば、過渡的に音声が変
化する音声ブロックを避けて、周期性の高いブロックで
のみ音声ブロックの間引きまたは繰り返しによって、同
期修正を行うため、視聴者の違和感を少なくすることが
できる。
【0047】なお、本変形例の周期性検出手段602
と、図5の有音無音検出手段502とを併設して、間引
き・繰り返し操作部503は、同期検出部113から同
期の修正を指示されると、無音ブロックと分類された音
声ブロックおよび/または周期性の高いブロックと分類
された音声ブロックに対してのみ、間引きまたは繰り返
しを行うとしてもよい。両者の機能を併用しても互いに
動作を妨げることなく、同期修正時の音声の違和感を少
なくし、同期検出部から同期の修正を指示された後、な
るべく早いタイミングで同期修正を行うという効果が高
まる。
【0048】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置およびその変形例
は、出力される音声と表示される画像との同期を、より
正確に、かつ、視聴者にとって違和感が少ないように、
行うことができる。
【0049】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
における音声画像同期再生装置は、本発明のスプーリン
グ部を備えることに関する点以外は、上述した第1の実
施の形態における音声画像同期再生装置と同様である。
したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態
と基本的に同様のものについては、同一符号を付与し、
説明を省略する。また、特に説明のないものについて
は、第1の実施の形態と同じとする。さらに、特に断ら
ない限り、第1の実施の形態において説明した変形例に
ついても、本実施の形態における音声画像同期再生装置
に適用されるものとする。
【0050】図7は、本発明の第2の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置のスプーリング部の構成を示す
ブロック図である。
【0051】本実施の形態における音声画像同期再生装
置は、図1で示した第1の実施の形態における音声画像
同期再生装置の第2の同期部113から音声出力部11
5への入出力間にスプーリング部701を挿入設置した
ものである。したがって、本実施の形態における音声画
像同期再生装置の構成は、スプーリング部701に関す
るもの以外は、第1の実施の形態における音声画像同期
再生装置の構成と同じであるので、全体構成の図示を省
略する。
【0052】スプーリング部701は、第2の同期部の
出力である音声データ系列中の個々の音声データもしく
は音声データ群を一時記憶して出力するスプーリング用
の複数のバッファ704〜706と、前記個々の音声デ
ータもしくは前記音声データ群を、音声レベルによって
有音と無音とに分類する第2の有音無音検出手段703
と、複数のバッファ704〜706毎の入出力を制御す
ることによってスプーリングを行うスプーリング制御部
702とで構成されている。
【0053】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置のスプーリング部701につ
いて、以下にその動作を説明する 図7において、スプーリング制御部702は第2の同期
部から入力された音声データ系列中の個々の音声データ
もしくは音声データ群をバッファ1、バッファ2、‥
バッファNに順に満たし、音声出力部115に同じ順に
音声データを出力する。出力されて空になったバッファ
は再び入力データを取り込むのに使われる。
【0054】出力の転送レートが入力より遅い場合、バ
ッファにデータがどんどん蓄積され、最後には入力に使
用可能なバッファがなくなりとりこぼしが発生する。こ
れをバッファオーバーフローと言う。また出力の転送レ
ートが入力より速い場合、バッファに蓄積されたデータ
はどんどん減っていって、入力が追いつかなくなり出力
に欠けが生じる。これがバッファアンダーフローであ
る。
【0055】これらのことが起きた場合、スプーリング
制御部702は、適切なタイミングでバッファをリセッ
トして、スプーリング動作の破たんを目立たないように
する必要がある。
【0056】本実施の形態においては、スプーリング制
御部702は、例えば、バッファ毎に一時記憶される予
定の音声データもしくは音声データ群に対して、とりこ
ぼしが発生した、または、出力に欠けが生じた場合に、
バッファオーバーフローまたはバッファアンダーフロー
が発生したと判断し、そのとき、第2の有音無音検出手
段703によって無音と分類された個々の音声データも
しくは音声データ群が一時記憶されているバッファがあ
れば、当該バッファを調整用バッファとして選択し、そ
れに一時記憶されている音声データもしくは音声データ
群をとばしたり、繰り返すようにスプーリング制御部7
02がバッファ704〜706を制御する。無音と分類
された音声データもしくは音声データ群に対して、間引
きまたは繰り返しを行うため、スプーリング動作の破た
んを目立たなくすることができる。
【0057】なお、図7のスプーリング部701におい
て、第2の有音無音検出手段703のかわりに、バッフ
ァ毎に一時記憶される音声データ群の音声の周期性を判
別する第2の周期性検出手段を備え、スプーリング制御
部702が、第2の周期性検出手段703によって周期
性が高いと判別された音声データ群が一時記憶されてい
るバッファがあれば、それを調整用バッファとして選択
し、それに一時記憶されている個々の音声データもしく
は音声データ群をとばしたり、繰り返すように、バッフ
ァ704〜706を制御するとしてもよい。
【0058】また、第2の有音無音検出手段703と上
述した第2の周期性検出手段とを併設して、無音と分類
された音声データもしくは音声データ群および/または
周期性の高いと判別された音声データ群が一時記憶され
ているバッファがあれば、それを調整用バッファとして
選択し、それに一時記憶されている個々の音声データも
しくは音声データ群をとばしたり、繰り返すように、バ
ッファ704〜706を制御するとしてもよい。両者の
機能を併用しても互いに動作を妨げることなく、なるべ
く早いタイミングでスプーリング動作の破たんを救済す
る効果が高まる。
【0059】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置および上述したその
変形例は、出力される音声と表示される画像との同期
を、より正確に、かつ、視聴者にとって違和感が少ない
ように、行うことができる。
【0060】また、スプーリング部701が、第2の有
音無音検出手段および第2の周期性検出手段を有するこ
となく、ランダムにもしくは別の基準に従って調整用バ
ッファの選択を行うとしても、少なくとも、従来の音声
画像同期再生装置に比べて、出力される音声と表示され
る画像との同期を、より正確に行うことができる。
【0061】なお、本実施の形態における音声画像同期
再生装置は、図1で示した第1の実施の形態における音
声画像同期再生装置の第2の同期部113から音声出力
部115への入出力間にスプーリング部701を挿入設
置したものであるとして説明したが、図2で示した従来
の音声画像同期再生装置の第2の復号部211から音声
出力部212への入出力間にスプーリング部701を挿
入設置するとしても、本実施の形態における音声画像同
期再生装置と比較すると定量的には効果が薄れるもの
の、従来の音声画像同期再生装置と比較すると、出力さ
れる音声と表示される画像との同期を、より正確に、か
つ、視聴者にとって違和感が少ないように、行うことが
できる。
【0062】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
における音声画像同期再生装置は、本発明のクロックず
れ補正手段等を音声再生側に備えることに関する点以外
は、上述した第2の実施の形態における音声画像同期再
生装置と同様である。したがって、本実施の形態におい
て、第2の実施の形態と基本的に同様のものについて
は、同一符号を付与し、説明を省略する。また、特に説
明のないものについては、第2の実施の形態と同じとす
る。さらに、特に断らない限り、第2の実施の形態にお
いて説明した変形例についても、本実施の形態における
音声画像同期再生装置に適用されるものとする。
【0063】図8は、本発明の第3の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0064】本実施の形態における音声画像同期再生装
置は、図1で示した第1の実施の形態における音声画像
同期再生装置の構成に加えて、スプーリング部701、
クロック積算手段803、比較器804およびクロック
ずれ補正手段805を備えるものである。新たに備えた
部材については、音声関係の入出力にのみ関連するもの
であり、画像関係の構成については、第1の実施の形態
における音声画像同期再生装置の構成とまったく同じも
のである。したがって、図8においては、音声に関する
構成のみを図示し、画像に関する構成の図示は省略して
いる。
【0065】図8において、タイマー部106、第2の
入力部109、第2の時間情報抽出部110、第2の復
号部111、第2の同期部112および音声出力部11
5は、図1における対応する部材と同様の機能を有して
いるものであり、スプーリング部701は、図7に示し
たものと同様なものである。
【0066】図1と異なるのは、音声出力部115の内
部をディジタルアナログ変換器801とクロックを供給
するクロック発生器802とに分けて示している点、お
よび、スプーリング部701と、クロック発生器802
の出力を積算して所定の時刻からの経過実時間を求める
クロック積算手段803と、第2の時間情報抽出部11
0の出力である音声用時間情報から得られる前記所定の
時刻からの経過時間と前記経過実時間とを比較する比較
器804と、前記経過時間と前記経過実時間との差であ
る経過時間差が所定の値を超えた場合に、前記経過時間
差を少なくするように、スプーリングを行うことをスプ
ーリング部701のスプーリング制御部702に指示す
るクロックずれ補正手段805とを備えている点であ
る。
【0067】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置について、以下にその動作を
説明する。
【0068】クロック積算手段803は、音声出力部1
15のクロック発生器802のクロックを積算すること
によって出力される音声の所定の時刻からの経過実時間
を得る。それを第2の時間情報抽出部110の出力であ
る音声用時間情報から得られる前記所定の時刻からの経
過時間と比較することによって、前記経過時間と前記経
過実時間との差である経過時間差を得る。クロックずれ
補正手段805は、前記経過時間差を少なくするよう
に、スプーリングを行うことをスプーリング制御部70
2に指示する。スプーリング部701のスプーリング制
御部702は、クロックずれ補正手段805の指示にし
たがって、複数のバッファの全部もしくは一部を調整用
バッファとして選択し、前記調整用バッファに一時記憶
されている個々の音声データもしくは音声データ群を、
繰り返して出力する、または、出力せずに消去すること
によって、前記経過時間差を少なくする。
【0069】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置は、音声出力部のデ
ィジタルアナログ変換器にクロックを供給するクロック
発生器の発振周波数がずれていた場合の誤差をスプーリ
ング部で吸収することができるので、第2の実施の形態
における音声画像同期再生装置より、さらに正確に、出
力される音声と表示される画像との同期を行うことがで
きる。
【0070】また、第2の実施の形態における音声画像
同期再生装置の変形例に、本実施の形態で新たに加えた
構成に対応するものを適用することによって、各変形例
より、さらに正確に、出力される音声と表示される画像
との同期を行うことができる。例えば、図2で示した従
来の音声画像同期再生装置の構成に加えて、スプーリン
グ部701、クロック積算手段803、比較器804お
よびクロックずれ補正手段805を備える構成の音声画
像同期再生装置は、第2の実施の形態において説明し
た、図2の音声画像同期再生装置にスプーリング部70
1のみを加えた構成の変形例より、さらに正確に、出力
される音声と表示される画像との同期を行うことができ
る。
【0071】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
における音声画像同期再生装置は、本発明のサンプリン
グ変換手段等を音声再生側に備えることに関する点以外
は、上述した第1の実施の形態における音声画像同期再
生装置と同様である。したがって、本実施の形態におい
て、第1の実施の形態と基本的に同様のものについて
は、同一符号を付与し、説明を省略する。また、特に説
明のないものについては、第1の実施の形態と同じとす
る。さらに、特に断らない限り、第1の実施の形態にお
いて説明した変形例についても、本実施の形態における
音声画像同期再生装置に適用されるものとする。
【0072】図9は、本発明の第4の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0073】本実施の形態における音声画像同期再生装
置は、図1で示した第1の実施の形態における音声画像
同期再生装置の構成に加えて、サンプリング変換手段9
02、クロック積算手段803およびクサンプリングず
れ検出手段901を備えるものである。新たに備えた部
材については、音声関係の入出力にのみ関連するもので
あり、画像関係の構成については、第1の実施の形態に
おける音声画像同期再生装置の構成とまったく同じもの
である。したがって、図9においては、音声に関する構
成のみを図示し、画像に関する構成の図示は省略してい
る。
【0074】図9において、タイマー部106、第2の
入力部109、第2の時間情報抽出部110、第2の復
号部111、第2の同期部112および音声出力部11
5は、図1における対応する部材と同様の機能を有して
いるものである。
【0075】図1と異なるのは、音声出力部115の内
部をディジタルアナログ変換器801とクロックを供給
するクロック発生器802とに分けて示している点、お
よび、クロック発生器802の出力を積算して所定の時
刻からの経過実時間を求めるクロック積算手段803
と、第2の時間情報抽出部110の出力である音声用時
間情報から得られる前記所定の時刻からの経過時間と前
記経過実時間とを比較して、音声出力部115へ入力さ
れる音声データ系列のディジタル音声信号のサンプリン
グのずれを検出するサンプリングずれ検出手段901
と、前記サンプリングのずれを補正するように、前記サ
ンプリングのサンプリング周波数の変換を行った後、音
声出力部115へ前記音声データ系列を出力するサンプ
リング変換手段902とを備えている点である。
【0076】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置について、以下にその動作を
説明する。
【0077】クロック積算手段803は、音声出力部1
15のクロック発生器802のクロックを積算すること
によって出力される音声の所定の時刻からの経過実時間
を得る。サンプリングずれ検出手段901は、所定の時
間間隔ごとに、第2の時間情報抽出部110の出力であ
る音声用時間情報から得られる前記所定の時刻からの経
過時間で前記経過実時間を割り算した値を求めて、この
値を音声出力部115へ入力される音声データ系列のデ
ィジタル音声信号のサンプリングのずれとして出力す
る。
【0078】サンプリング変換手段902は、第2の同
期部112から入力される音声データ系列のディジタル
音声信号に対して、サンプリングずれ検出手段901の
出力に基づいて、前記サンプリングのずれを補正するよ
うに、前記サンプリングのサンプリング周波数の変換を
行った後、音声出力部115へ前記音声データ系列を出
力する。サンプリング周波数変換は、オーバーサンプリ
ングとフィルタリングなど既知の技術があるため、ここ
では説明を省略する。
【0079】図10にサンプリングの置き換え例を示
す。図10において、横軸方向は、時間の経過を、縦軸
方向は、音声データ系列の音声レベルを表す。第2の同
期部112から入力された音声データ系列のサンプリン
グ点が○印で、サンプリングずれ検出手段で検出された
ずれ量(前記経過時間で前記経過実時間を割り算した
値)が 80%の場合、サンプリング変換手段で、サン
プリング点を×印に置き換えて、音声出力部に出力す
る。
【0080】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置は、音声出力部のデ
ィジタルアナログ変換器にクロックを供給するクロック
発生器の発振周波数がずれている場合、同期部出力の音
声データ系列のサンプリング周波数を変換して、音声出
力部に音声データ系列を供給し、音声出力部のディジタ
ルアナログ変換器のクロックの誤差を補正することがで
きるので、第1の実施の形態における音声画像同期再生
装置より、さらに正確に、出力される音声と表示される
画像との同期を行うことができる。
【0081】また、第1の実施の形態における音声画像
同期再生装置の変形例に、本実施の形態で新たに加えた
構成に対応するものを適用することによって、各変形例
より、さらに正確に、出力される音声と表示される画像
との同期を行うことができる。
【0082】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
における音声画像同期再生装置は、本発明のスプーリン
グ部、クロックずれ補正手段等を、音声再生側の替わり
に、画像再生側に備えることに関する点以外は、上述し
た第3の実施の形態における音声画像同期再生装置と同
様である。したがって、本実施の形態において、第3の
実施の形態と基本的に同様のものについては、同一符号
を付与し、説明を省略する。また、特に説明のないもの
については、第2の実施の形態と同じとする。さらに、
特に断らない限り、第3の実施の形態において説明した
変形例についても、本実施の形態における音声画像同期
再生装置に適用されるものとする。
【0083】図11は、本発明の第5の実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図8と同様な理由から、画像に関する構成のみを図
示し、音声に関する構成の図示は省略している。
【0084】図11において、第1の入力部103、第
1の時間情報抽出部105、第1の復号部104、タイ
マー部106、第1の同期部107および表示部108
は、図1における対応する部材と同様の機能を有してい
るものであり、ディジタルアナログ変換器1101、ク
ロック発生器1102、クロック積算手段1103、比
較器1104およびクロックずれ補正手段1105は、
それぞれ、第3の実施の形態における音声画像同期再生
装置の同一名称の部材の機能と、対象が音声データ系列
ではなく、画像データ系列であること以外は、同様の機
能を有しているものである。スプーリング部1106
は、スプーリング対象が画像データ系列であること以外
は、第2の実施の形態において説明した、第2の有音無
音検出手段および第2の周期性検出手段を有することな
く、ランダムにもしくは別の基準に従って調整用バッフ
ァの選択を行う変形例と同様なものである。
【0085】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置について、以下にその動作を
説明する。
【0086】クロック積算手段1103は、表示部10
8のクロック発生器1102のクロックを積算すること
によって出力される画像の所定の時刻からの経過実時間
を得る。それを第1の時間情報抽出部105の出力であ
る画像用時間情報から得られる前記所定の時刻からの経
過時間と比較することによって、前記経過時間と前記経
過実時間との差である経過時間差を得る。クロックずれ
補正手段1105は、前記経過時間差を少なくするよう
に、スプーリングを行うことをスプーリング部1106
のスプーリング制御部に指示する。スプーリング部11
06のスプーリング制御部は、クロックずれ補正手段1
105の指示にしたがって、複数のバッファの全部もし
くは一部を調整用バッファとして選択し、前記調整用バ
ッファに一時記憶されている個々の画像データもしくは
画像データ群を、繰り返して出力する、または、出力せ
ずに消去することによって、前記経過時間差を少なくす
る。
【0087】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置は、表示部のディジ
タルアナログ変換器にクロックを供給するクロック発生
器の発振周波数がずれていた場合の誤差をスプーリング
部で吸収することができるので、従来の音声画像同期再
生装置より、正確に、出力される音声と表示される画像
との同期を行うことができる。
【0088】なお、第3の実施の形態における音声画像
同期再生装置に、本実施の形態で新たに加えた構成に対
応するものを適用することによって、音声出力部および
表示部双方のディジタルアナログ変換器にクロックを供
給するクロック発生器の発振周波数がずれていた場合の
誤差をスプーリング部で吸収することができるので、さ
らに正確に、出力される音声と表示される画像との同期
を行うことができる。
【0089】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
における音声画像同期再生装置は、本発明のサンプリン
グ変換手段等を、音声再生側の替わりに、画像再生側に
備えることに関する点以外は、上述した第4の実施の形
態における音声画像同期再生装置と同様である。したが
って、本実施の形態において、第4の実施の形態と基本
的に同様のものについては、同一符号を付与し、説明を
省略する。また、特に説明のないものについては、第4
の実施の形態と同じとする。さらに、特に断らない限
り、第4の実施の形態において説明した変形例について
も、本実施の形態における音声画像同期再生装置に適用
されるものとする。
【0090】図12は、本発明の第6の実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置の構成を示すブロック図であ
る。図9と同様な理由から、画像に関する構成のみを図
示し、音声に関する構成の図示は省略している。
【0091】図12において、第1の入力部103、第
1の時間情報抽出部105、第1の復号部104、タイ
マー部106、第1の同期部107および表示部108
は、図1における対応する部材と同様の機能を有してい
るものであり、ディジタルアナログ変換器1101、ク
ロック発生器1102、クロック積算手段1103、サ
ンプリングずれ検出手段1201およびサンプリング変
換手段1202は、それぞれ、第4の実施の形態におけ
る音声画像同期再生装置の同一名称の部材の機能と、対
象が音声データ系列ではなく、画像データ系列であるこ
と以外は、同様の機能を有しているものである。
【0092】以上のように構成された本実施の形態にお
ける音声画像同期再生装置について、以下にその動作を
説明する。
【0093】クロック積算手段1103は、表示部10
8のクロック発生器1102のクロックを積算すること
によって出力される画像の所定の時刻からの経過実時間
を得る。サンプリングずれ検出手段1201は、所定の
時間間隔ごとに、第1の時間情報抽出部105の出力で
ある画像用時間情報から得られる前記所定の時刻からの
経過時間で前記経過実時間を割り算した値を求めて、こ
の値を表示部108へ入力される画像データ系列のディ
ジタル画像信号のサンプリングのずれとして出力する。
【0094】サンプリング変換手段11202は、第1
の同期部104から入力される画像データ系列のディジ
タル画像信号に対して、サンプリングずれ検出手段12
01の出力に基づいて、前記サンプリングのずれを補正
するように、前記サンプリングのサンプリング周波数の
変換を行った後、表示部108へ前記画像データ系列を
出力する。サンプリング周波数変換およびサンプリング
の置き換え例については、第4の実施の形態における説
明に倣うものとして、ここでは説明を省略する。
【0095】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態における音声画像同期再生装置は、表示部のディジ
タルアナログ変換器にクロックを供給するクロック発生
器の発振周波数がずれていた場合、同期部出力の画像デ
ータ系列のサンプリング周波数を変換して、表示部に画
像データ系列を供給し、表示部のディジタルアナログ変
換器のクロックの誤差を補正することができるので、第
1の実施の形態における音声画像同期再生装置より、さ
らに正確に、出力される音声と表示される画像との同期
を行うことができる。
【0096】なお、第4の実施の形態における音声画像
同期再生装置に、本実施の形態で新たに加えた構成に対
応するものを適用することによって、音声出力部および
表示部双方のディジタルアナログ変換器のクロックの誤
差を補正することができるので、さらに正確に、出力さ
れる音声と表示される画像との同期を行うことができ
る。
【0097】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、請求項1〜11の本発明は、出力される音声と表示
される画像との同期を、より正確に行うことができる音
声画像同期再生装置を提供することができる。
【0098】また、請求項3、4、7、8の本発明は、
出力される音声と表示される画像との同期を、より正確
に、かつ、視聴者にとって違和感が少ないように、行う
ことができる音声画像同期再生装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における音声画像同
期再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の音声画像同期再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】Dolby Digitalの音声ストリームの構造図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における音声画像同
期再生装置の同期検出部113の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における音声画像同
期再生装置の音声ブロック操作部114の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における音声画像同
期再生装置の音声ブロック操作部114の変形例の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における音声画像同
期再生装置のスプーリング部の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態における音声画像同
期再生装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における音声画像同
期再生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における音声画像
同期再生装置によるサンプリングの置き換え例を示す図
である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における音声画像
同期再生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態における音声画像
同期再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 画像ストリーム 102 音声ストリーム 103 第1の入力部 104 第1の復号部 105 第1の時間情報抽出部 106 タイマー部 107 第1の同期部 108 表示部 109 第2の入力部 111 第2の復号部 110 第2の時間情報抽出部 112 第2の同期部 113 同期検出部 114 音声ブロック操作部 115 音声出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 Fターム(参考) 5C053 GB06 GB07 GB10 GB11 GB21 JA12 JA22 JA23 KA05 KA08 KA18 KA22 KA25 LA06 LA20 5C059 KK35 LA01 LB07 LB13 RC04 RC32 RE03 SS11 SS30 UA05 UA34 5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 CA09 CA12 CA20 CA38 DA07 DA13 5D077 BA11 GA03 HC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル符号化され、フレーム化また
    はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
    再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
    声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
    いて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 前記音声データ系列を前記基準時刻に同期させる第2の
    同期部とを備え、 前記第2の同期部は、前記音声用時間情報と前記基準時
    刻とを照合する同期検出部と、前記同期検出部の照合結
    果に応じて前記音声データ系列中の前記音声ブロックの
    一部を、繰り返すもしくは間引くことによって、前記音
    声データ系列を前記基準時刻に同期させる音声ブロック
    操作部とを有することを特徴とする音声画像同期再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記同期検出部は、前記基準時刻と前記
    各音声ブロックに対応する前記音声用時間情報中の時刻
    との時間差を求める引き算器と、前記時間差とそれに対
    応する前記音声ブロックのブロック時間長とを比較する
    比較器とを有し、 前記音声ブロック操作部は、前記時間差が前記ブロック
    時間長より大きい場合に、前記音声データ系列中の前記
    音声ブロックの一部を、繰り返すもしくは間引くことを
    特徴とする請求項1に記載の音声画像同期再生装置。
  3. 【請求項3】 前記音声ブロック操作部は、音声レベル
    によって前記音声ブロックを有音と無音とに分類する第
    1の有音無音検出手段を有し、 前記音声ブロック操作部は、前記第1の有音無音検出手
    段によって無音と分類された前記音声ブロックを、前記
    繰り返しもしくは前記間引きの対象とすることを特徴と
    する請求項1または2に記載の音声画像同期再生装置。
  4. 【請求項4】 前記音声ブロック操作部は、前記各音声
    ブロックの音声の周期性を判別する第1の周期性検出手
    段を有し、 前記音声ブロック操作部は、前記第1の周期性検出手段
    によって周期性が高いと判別された前記音声ブロック
    を、前記繰り返しもしくは前記間引きの対象とし、前記
    第1の周期性検出手段によって周期性が高くないと判別
    された前記音声ブロックは、前記繰り返しもしくは前記
    間引きの対象としないことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の音声画像同期再生装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル符号化され、フレーム化また
    はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
    再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
    声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
    いて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 前記音声データ系列中の個々の音声データもしくは音声
    データ群を一時記憶して出力する複数のバッファと、前
    記複数のバッファ毎の入出力を制御することによってス
    プーリングを行うスプーリング制御部とを有するスプー
    リング部を備え、 前記スプーリング制御部は、バッファアンダーフローま
    たはバッファオーバーフローが発生したと判断した場
    合、前記複数のバッファの全部もしくは一部を調整用バ
    ッファとして選択し、前記調整用バッファに一時記憶さ
    れている前記個々の音声データもしくは前記音声データ
    群を、繰り返して出力する、または、出力せずに消去す
    ることを特徴とする音声画像同期再生装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル符号化され、フレーム化また
    はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
    再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
    声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
    いて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 前記音声データ系列中の個々の音声データもしくは音声
    データ群を一時記憶して出力する複数のバッファと、前
    記複数のバッファ毎の入出力を制御することによってス
    プーリングを行うスプーリング制御部とを有するスプー
    リング部と、 ディジタルアナログ変換器および前記ディジタルアナロ
    グ変換器にクロックを供給するクロック発生器を有し、
    前記音声データ系列を音声として出力する音声出力部
    と、 所定の時刻からの前記クロックを積算して経過実時間を
    求めるクロック積算手段と、 前記音声用時間情報から得られる前記所定の時刻からの
    経過時間と前記経過実時間とを比較する比較手段と、 前記経過時間と前記経過実時間との差である経過時間差
    が所定の値を超えた場合に、前記経過時間差を少なくす
    るように、スプーリングを行うことを前記スプーリング
    制御部に指示するクロックずれ補正手段とを備え、 前記スプーリング制御部は、前記クロックずれ補正手段
    の指示にしたがって、前記複数のバッファの全部もしく
    は一部を調整用バッファとして選択し、前記調整用バッ
    ファに一時記憶されている前記個々の音声データもしく
    は前記音声データ群を、繰り返して出力する、または、
    出力せずに消去することを特徴とする音声画像同期再生
    装置。
  7. 【請求項7】 前記スプーリング部は、前記バッファ毎
    に一時記憶される前記個々の音声データもしくは前記音
    声データ群を、音声レベルによって有音と無音とに分類
    する第2の有音無音検出手段を有し、 前記スプーリング制御部は、前記調整用バッファを選択
    する際、前記第2の有音無音検出手段によって無音と分
    類された前記個々の音声データもしくは前記音声データ
    群が一時記憶されている前記バッファがあれば、それを
    前記調整用バッファとすることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の音声画像同期再生装置。
  8. 【請求項8】 前記スプーリング部は、前記バッファ毎
    に一時記憶される前記音声データ群の音声の周期性を判
    別する第2の周期性検出手段を有し、 前記スプーリング制御部は、前記調整用バッファを選択
    する際、前記第2の周期性検出手段によって周期性が高
    いと判別された前記音声データ群が一時記憶されている
    前記バッファがあれば、それを前記調整用バッファとす
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の音声画像
    同期再生装置。
  9. 【請求項9】 ディジタル符号化され、フレーム化また
    はブロック化されて、個々のフレームまたはブロックに
    再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび音
    声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置にお
    いて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 前記画像データ系列中の個々の画像データもしくは画像
    データ群を一時記憶して出力する複数のバッファと、前
    記複数のバッファ毎の入出力を制御することによってス
    プーリングを行うスプーリング制御部とを有するスプー
    リング部と、 ディジタルアナログ変換器および前記ディジタルアナロ
    グ変換器にクロックを供給するクロック発生器を有し、
    前記画像データ系列を画像として表示する表示部と、 所定の時刻からの前記クロックを積算して経過実時間を
    求めるクロック積算手段と、 前記画像用時間情報から得られる前記所定の時刻からの
    経過時間と前記経過実時間とを比較する比較手段と、 前記経過時間と前記経過実時間との差である経過時間差
    が所定の値を超えた場合に、前記経過時間差を少なくす
    るように、スプーリングを行うことを前記スプーリング
    制御部に指示するクロックずれ補正手段とを備え、 前記スプーリング制御部は、前記クロックずれ補正手段
    の指示にしたがって、前記複数のバッファの全部もしく
    は一部を調整用バッファとして選択し、前記調整用バッ
    ファに一時記憶されている前記個々の画像データもしく
    は前記画像データ群を、繰り返して出力する、または、
    出力せずに消去することを特徴とする音声画像同期再生
    装置。
  10. 【請求項10】 ディジタル符号化され、フレーム化ま
    たはブロック化されて、個々のフレームまたはブロック
    に再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび
    音声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置に
    おいて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 ディジタルアナログ変換器および前記ディジタルアナロ
    グ変換器にクロックを供給するクロック発生器を有し、
    前記音声データ系列を音声として出力する音声出力部
    と、 所定の時刻からの前記クロックを積算して経過実時間を
    求めるクロック積算手段と、 前記経過実時間と、前記音声用時間情報から得られる前
    記所定の時刻からの経過時間とを比較して、前記音声出
    力部へ入力される前記音声データ系列のディジタル音声
    信号のサンプリングのずれを検出するサンプリングずれ
    検出手段と、 前記サンプリングのずれを補正するように、前記サンプ
    リングのサンプリング周波数の変換を行った後、前記音
    声出力部へ前記音声データ系列を出力するサンプリング
    変換手段とを備えることを特徴とする音声画像同期再生
    装置。
  11. 【請求項11】 ディジタル符号化され、フレーム化ま
    たはブロック化されて、個々のフレームまたはブロック
    に再生時の時間情報を付加された画像ストリームおよび
    音声ストリームを同期再生する音声画像同期再生装置に
    おいて、 前記画像ストリームを復号して、複数の画像フレームに
    よって構成される画像データ系列を出力する第1の復号
    部と、 前記画像ストリームから画像用時間情報を抽出する第1
    の時間情報抽出部と、 前記音声ストリームを復号して、複数の音声ブロックに
    よって構成される音声データ系列を出力する第2の復号
    部と、 前記音声ストリームから音声用時間情報を抽出する第2
    の時間情報抽出部と、 再生時の基準時刻を出力するタイマー部と、 前記画像用時間情報と前記基準時刻とを照合し、その結
    果に応じて前記画像データ系列を時間軸圧縮伸張するこ
    とによって、前記画像データ系列を前記基準時刻に同期
    させる第1の同期部と、 ディジタルアナログ変換器および前記ディジタルアナロ
    グ変換器にクロックを供給するクロック発生器を有し、
    前記画像データ系列を画像として表示する表示部と、 所定の時刻からの前記クロックを積算して経過実時間を
    求めるクロック積算手段と、 前記経過実時間と、前記音声用時間情報から得られる前
    記所定の時刻からの経過時間とを比較して、前記表示部
    へ入力される前記画像データ系列のディジタル画像信号
    のサンプリングのずれを検出するサンプリングずれ検出
    手段と、 前記サンプリングのずれを補正するように、前記サンプ
    リングのサンプリング周波数の変換を行った後、前記表
    示部へ前記画像データ系列を出力するサンプリング変換
    手段とを備えることを特徴とする音声画像同期再生装
    置。
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