JP2000032284A - 色分解画像修正方法および色分解画像修正装置 - Google Patents
色分解画像修正方法および色分解画像修正装置Info
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Abstract
ない測定点によりプリンタの特性を推定して体系的に目
標色に対応する色材の組み合わせを求める手法を実現す
る。 【解決手段】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための色
分解画像修正装置であって、Kおよび、その他の2色の
組み合わせにより再現される領域を少なくとも含むよう
組み合わせて、画像出力に用いられる色材の組み合わせ
を求める処理手段20,30を備えたことを特徴とす
る。
Description
法および色分解画像修正装置に関し、特に、高彩度色材
を用いた画像出力装置で目標色を再現する色材を決定す
る際の改良に関する。
C,スミKといった色材以外の、いわゆる高彩度色材
(特色)を用いたプリンタでは色材数が多く、目標色を
再現するための色材の割合を決定することが難しいとい
う問題があった。
うな色材数が多いプリンタの特性推定が可能な方法が望
まれていた。また、インクジェットプリンタでは色材数
を増やすことが容易であり、多くの色材でも体系的な手
法により求めることができる手法が望まれていた。
の技術は、CMYKを色材として用いるプリンタの色分
解画像修正方法について、前色域を、Kを含む3色で表
される3次元の色域に分割して制限を加えて、目標色に
対するCMYKの組み合わせを求めるようにしていた。
これは、CMYKの4色のままでは任意の色を唯一に再
現する組み合わせが存在しないためである。
材(特色)としてオレンジOとグリーンGとを組み合わ
せて用いるプリンタの色域について論述したものとし
て、「HIFI Color Printing within a Color Managemen
t System」M.Mahy and D.D.Bear, The Fifth Color Ima
ging Conference: Color Science, Systems, and Appli
cations, pp.277-283(1997) が存在している。なお、こ
の論文においては、測色特性の推定には、解析モデルを
使用している。
場合に、Kの量が増えてくるに従って測定点を減らすと
いうことについて、特開平2−86388号公報に記載
されている。
する方法については、「Colorimetric calibration in
electronic imaging devices using a look-up-table m
odeland interpolations」 Po-Chieh Hung, Journal of
Electronic Imaging 2(1),53-61(1993)に記載されてい
る。
れぞれ以下に述べるような問題を有している。上記(1)
の手法では、使用できる対象が4色のプリンタに限定さ
れ、CMY以外の高彩度色材(特色)を用いたときには
対応することができなかった。
の中からの任意の4色を取り出して色域を演算し、使用
する色材を決定していたため、候補が複雑になるにもか
かわらず、実行条件が開示されていなかった。また、測
色特性の推定は、解析モデルを利用しているため、オフ
セット印刷などの明確な面積変調タイプのみが対象とな
っており、実質的にインクジェットプリンタなどには応
用することができなかった。
の場合が記載されているが、色材を多くすれば測定点が
増えることになり実用的でなくなる。そして、上記(4)
の手法についても、3色プリンタの例が記載されている
が、色材を多くすれば測色調整をする測定点が増えて実
用的でなくなる。
数について具体例を示す。各色Mステップとし、色材と
してN色を用いる場合の測定点数は、MNで表すことが
できる。すなわち、各色5ステップ・4色(M=5,N
=4)の場合には、測定点数は625であり、ほぼ実用
的な範囲に収まっている。なお、ISOで定められたチ
ャートでは測定点数が928であり、1000以下を実
用的な範囲として考えることにする。
色)の色材を用いて色再現を行なうプリンタが存在して
おり、このような場合に測色調整の測定点数が増加する
問題が生じる。たとえば、YMCKの4色のほかにRG
Bなどの高彩度色材を用いるプリンタの場合、M=5,
N=7となり、測定点数は78125にもなり、測色調
整を行うことは非常に困難な状態になる。
材量が増えることになる。すなわち、あるピクセルにつ
いて使用される色材量を一色について最大100%とす
ると、N色の場合には、N×100%となる。このた
め、記録紙上でインク乾きが遅くなったり、記録紙がイ
ンクの水分で膨張したりする不具合が生じることがあ
る。
のであって、特色を含む色材数の多いプリンタにおいて
少ない測定点によりプリンタの特性を推定して体系的に
目標色に対応する色材の組み合わせを求める手法を実現
することを目的とする。
おいて、一色の最大色材量を100%として正規化した
場合に、最大の色材量を300%以内に抑えることが可
能な手法を実現することを目的とする。
色再現手法と組み合わせ、それよりも色域が広い範囲に
対して最低限の特色を利用する手法を実現することを目
的とする。
発明は以下に説明するようなものである。 (1)請求項1記載の発明は、電気信号として入力され
た色分解画像信号を修正して目標色をシアンC,マゼン
タM,イエローY,高彩度色材およびスミKを用いて再
現するための色分解画像修正方法であって、Kおよび、
その他の2色の組み合わせにより再現される領域を少な
くとも含むよう組み合わせて、画像出力に用いられる色
材の組み合わせを求める、ことを特徴とする色分解画像
修正方法である。
して入力された色分解画像信号を修正して目標色をシア
ンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材およびスミ
Kを用いて再現するための色分解画像修正装置であっ
て、Kおよび、その他の2色の組み合わせにより再現さ
れる領域を少なくとも含むよう組み合わせて、画像出力
に用いられる色材の組み合わせを求める処理手段を備え
たことを特徴とする色分解画像修正装置である。
目標色をシアンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色
材およびスミKを用いて再現する際に、Kおよび、その
他の2色の組み合わせにより再現される領域を少なくと
も含むよう組み合わせて、画像出力に用いられる色材の
組み合わせを求めているため、特色を含む色材数の多い
プリンタにおいて少ない測定点によりプリンタの特性を
推定して体系的に目標色に対応する色材の組み合わせを
求めることが可能になる。
おいて、スミKとその他の2色の組み合わせにより再現
される領域を少なくとも含むよう色材を組み合わせてい
るため、最大の色材量を300%以内に抑えることが可
能になる。
の2色の組み合わせは、色相の近いもの同士を組み合わ
せる、ことを特徴とする請求項1記載の色分解画像修正
方法である。
段におけるその他の2色の組み合わせは、色相の近いも
の同士を組み合わせる処理である、ことを特徴とする請
求項7記載の色分解画像修正装置である。
の2色として色相の近いものを組み合わせていること
で、少ない測定点によりプリンタの特性を推定すること
ができ、また、最大の色材量を抑えることが可能にな
る。
わされた色材により色票を出力し、この色票を測色する
ことにより、組み合わせを決定する、ことを特徴とする
請求項1または請求項2のいずれかに記載の色分解画像
修正方法である。
わされた色材により色票を出力し、この色票を測色する
ことにより、前記処理手段が組み合わせを決定する、こ
とを特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記
載の色分解画像修正装置である。
とで色材の組み合わせを決定しており、その際に、上記
の色材の組み合わせを行っているため、少ない測定点に
よりプリンタの特性を推定することができ、また、最大
の色材量を抑えることが可能になる。
して入力された色分解画像信号を修正して目標色をシア
ンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材およびスミ
Kを用いて再現するための色分解画像修正方法であっ
て、CMYKによる色域と、少なくとも1色の高彩度色
材を含む3色の色域とに分割して画像出力に用いられる
色材の組み合わせを求める、ことを特徴とする色分解画
像修正方法である。
として入力された色分解画像信号を修正して目標色をシ
アンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材およびス
ミKを用いて再現するための色分解画像修正装置であっ
て、CMYKによる色域と、少なくとも1色の高彩度色
材を含む3色の色域とに分割して画像出力に用いられる
色材の組み合わせを求める処理手段を備えたことを特徴
とする色分解画像修正装置である。
目標色をシアンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色
材およびスミKを用いて再現する際に、CMYKによる
色域と、少なくとも1色の高彩度色材を含む3色の色域
とに分割して画像出力に用いられる色材の組み合わせを
求めるようにしているため、特色を含む色材数の多いプ
リンタにおいて少ない測定点によりプリンタの特性を推
定して体系的に目標色に対応する色材の組み合わせを求
めることが可能になる。
少なくとも1色の高彩度色材を含む3色の色域とに分割
して画像出力に用いられる色材の組み合わせを求めるよ
うにしているため、従来のCMYK色域内の色再現手法
と組み合わせ、それよりも色域が広い範囲に対して最低
限の特色を利用することが可能になる。
とも1色の高彩度色材を含む3色の組み合わせは、色相
の近いもの同士を組み合わせる、ことを特徴とする請求
項4記載の色分解画像修正方法である。
手段における少なくとも1色の高彩度色材を含む3色の
組み合わせは、色相の近いもの同士を組み合わせる処理
であることを特徴とする請求項10記載の色分解画像修
正装置である。
材を含む3色の組み合わせとして、色相の近いものを組
み合わせていることで、少ない測定点によりプリンタの
特性を推定することができ、また、色域が広い範囲に対
して最低限の特色を利用することが可能になる。
わされた色材により色票を出力し、この色票を測色する
ことにより、組み合わせを決定する、ことを特徴とする
請求項4または請求項5のいずれかに記載の色分解画像
修正方法である。
合わされた色材により色票を出力し、この色票を測色す
ることにより、前記処理手段が組み合わせを決定する、
ことを特徴とする請求項10または請求項11のいずれ
かに記載の色分解画像修正装置である。
とで色材の組み合わせを決定しており、その際に、上記
の色材の組み合わせを行っているため、少ない測定点に
よりプリンタの特性を推定することができ、また、色域
が広い範囲に対して最低限の特色を利用することが可能
になる。
像修正方法および色分解画像修正装置について、図面を
参照しつつ説明を行なう。
発明の実施の形態例の色分解画像修正方法を実行するた
めの色分解画像修正装置1の全体について説明を行な
う。なお、ここに示す実施の形態例では、シアンC,マ
ゼンタM,イエローY,スミK以外に高彩度色材(特
色)としてレッドR,グリーンG,ブルーBの3色を用
いる場合を示す。なお、高彩度色材については、ここに
示す色やその色数に限定されるものではない。
(これを特色プリンタという)は、特に顔料系の色材を
用いる場合に有効である。これは、顔料系では、2次色
(Y+M,M+C,C+Y)がその不透明性のため鮮や
かな色にならない問題があるからである。また、高彩度
色材として蛍光色を用いることもできる。このように蛍
光色を用いれば、加法混色システム、たとえば、CRT
ディスプレイの色域に近似し、色再現性の高いプリンタ
となる。
り、外部から供給されるYMCKなどの色分解画像信号
のそれぞれについて入力レベルに応じたアドレス信号を
形成するものであって、YMCKの各色ごとにルックア
ップテーブル11〜14で構成されている。なお、ルッ
クアップテーブル11〜14のそれぞれには、制御手段
としてのコントローラ50から1ビットの振り分け信号
が供給されている。
すべく入力される色分解画像信号により形成される色空
間を複数の空間領域に分割し、その空間領域での組み合
わせに対する色再現情報が格納されている。ここでは、
CMYKの色分解画像信号を3色の特色を含んだCMY
KRGB合計7色の信号として出力すべく、CMYKR
GBに対応したルックアップテーブル21〜27により
構成されている。
画像信号に基づいていろ再現情報記憶手段20より選択
される複数の色再現情報のそれぞれに対する重み付け情
報を記憶しており、必要に応じて重み係数を出力する。
処理手段であり、前記色再現情報記憶手段20からの色
再現情報と前記重み係数記憶手段25からの重み係数と
を掛け算し、その値を累積することにより、最終的に得
ようとするCMYKRGBの修正色分解画像信号それぞ
れを得るものである。このため、掛算器31a〜37a
と、累算器31b〜37bにより構成されている。
の修正色分解画像信号(累算出力)それぞれをラッチ4
1〜47によりラッチして出力するものである。この際
に必要となるラッチパルスはコントローラ50により生
成される。
のフローチャートと、図3の色立体の説明図を用いて説
明する。図3はCMYK以外にRGBを用いた場合を示
している。
色相順に並べる。これにより、C,B,M,R,Y,
G,(C)のようになる。そして、これらの中から隣り
合う色を選び、Kと組み合わせる。
K,YGK,GCK,といった、Kと特色とを含んだ3
色ずつ、6つの組み合わせができあがる。図3では、そ
の6つの組み合わせの領域について、下線を引いて示し
ている。本実施の形態例では、この組み合わせを有する
立体を「3色サブ色立体」と呼ぶことにする(図2S
1)。なお、ここでは、複数の3色サブ色立体を生成す
るものとする。
を組み合わせる場合には、C,M,O,Y,(C)とな
るので、CMK,MOK,OYK,YCKといった4つ
の組み合わせができあがることになる。
ができあがるため、この組み合わせに対する測色特性の
推定(キャラクタライゼーション)を行う。この測色特
性の推定は、3色の組み合わせであるので、従来の3色
プリンタと同じ手法を用いることができる。
色票をプリントする(図2S2)。すなわち、それぞれ
の色の組み合わせごとにMステップ(M段階)とし、3
色サブ色立体がNb通り(ここでは6通り)であるとす
ると、色票の数は、M3Nbとなる。
るため、測定の際には重複分を除去する必要がある。重
複する数は、(Nb−1)*M2+Mである。したがっ
て、M=5,Nb=6の場合、色票をプリントして測定
(図2S3)を行う測定点数は、53*6−(6−1)
*52−5=620となる。これは、すでに説明したI
SOで定められたチャートの測定点数より小さいもので
あり、十分実現可能な測定点数である。なお、特開平2
−86388号公報に本件発明者が記載した手法を用い
ることで、この測定点数をさらに減少させることも可能
である。
用いるプリンタの場合、従来の手法での測定点数は5の
7乗個であり、78125点にもなり、自動測定装置付
きの測色計を用いても測色調整を行うことは実用的でな
い。
ときには、3色サブ色立体の色域を順に検索し、その内
部に見つからなければ(図2S5でNO)、別の3色サ
ブ色立体を探す(図2S6)ようにして、再度ステップ
5に戻る。
は、主として彩度を低下させた対応色を求める必要があ
る。このためには、色域の境界を定義する必要がある
が、この実施の形態例の方式では、色域境界は明確にな
り、CBK,BMK,MRK,RYK,YGK,GC
K,のうち、CBKに対しては(C=0,B=0,K=
1)の条件で示される面である。ただし、K=1の条件
下の色域境界は、無彩色側を向いた状態になる。その他
の3色サブ色立体も同様である。すなわち、この場合、
合計24の面で規定される。なお、この検索方法、色域
表面の効率的な検索・計算方法は、特開平2−8638
8号公報に本件発明者が記載した手法を用いることがで
きる。
合にはすべての目標色について行って(図2S7でYE
S→S4)、目標色が3色サブ色立体内に存在するよう
にしたうえで、測色調整を実行する(図2S8)。
は、特色プリンタの色域について、Kおよび、その他の
2色の組み合わせにより再現される領域を少なくとも含
むよう組み合わせて、3色の色域の組み合わせの色域に
分割していることにより、従来の3色プリンタの手法を
利用することができる。
いては、色相の近いもの同士を組み合わせるようにして
いるため、高彩度部分の色域についても余すことなく利
用することができる。
することで、特色プリンタのすべての組み合わせ(たと
えば、MのN乗個)を測定するのにくらべ、大幅に測定
数を削減することが可能になる。
おいて、スミKとその他の2色の組み合わせにより再現
される領域を少なくとも含むよう色材を組み合わせてい
るため、一色の最大色材量を100%として正規化した
場合に、最大の色材量を300%以内に抑えることが可
能になる。
説明する。ここで、色材の組み合わせについて、図4の
フローチャートと、図5の色立体の説明図を用いて説明
する。この図5はCMYK以外に特色としてRGBを用
いた場合を示しているが、RGBのすべてが必要ではな
く、また、オレンジOなどの他の色を特色として用いて
もよい。
色相順に並べる。これにより、C,B,M,R,Y,
G,(C)のようになる。そして、これらの中から、特
色を1色と、その特色に色相的にもっとも近いCMYの
うちの2色を選択して組み合わせる。
った、3つの組み合わせができあがる。図5では、その
3つの組み合わせの領域について、下線を引いて示して
いる。本実施の形態例では、この組み合わせを有する立
体を「高彩度3色サブ色立体」と呼ぶことにする(図4
S1)。
を組み合わせる場合には、C,M,O,Y,(C)とな
るので、MOYのみの1つの組み合わせができあがるこ
とになる。
ができあがるため、この組み合わせに対する測色特性の
推定(キャラクタライゼーション)を行う。この測色特
性の推定は、3色の組み合わせであるので、従来の3色
プリンタと同じ手法を用いることができる。
示した技術と異なる点は、CMYKの色域のみ4色の組
み合わせで(図5のCMYで囲まれる領域)、その他特
色を用いる部分(CMYKの領域の外側であって、CB
MRYGで囲まれる領域)は3色の組み合わせの色域
(YGC,MRY,CBM)を用いることである。
単にしている。なお、もともとは特色は高彩度色の再現
を目指しているため、高濃度付近で色域が若干制限され
るものの、これで実用十分な色が得られる。
せごとに色票をプリントする(図4S2)。すなわち、
それぞれの色の組み合わせごとにMステップ(M段階)
とし、高彩度3色サブ色立体がNb通り(ここでは6通
り)であるとすると、色票の数は、M3Nb+M4とな
る。
票をプリントして測定(図4S3)を行う測定点数は、
53*3+54=375+625=1000となる。
たチャートの測定点数とほぼ同数であり、十分実現可能
な測定点数である。なお、特開平2−86388号公報
に本件発明者が記載した手法を用いることで、この測定
点数をさらに減少させることも可能である。また、この
ステップ3までが、測定の処理である。
色の色材を用いるプリンタの場合、従来の手法での測定
点数は5の7乗個であり、78125点にもなり、自動
測定装置付きの測色計を用いても測色調整を行うことは
実用的でない。
4)には、CMYK色立体の色域の中で目標色が存在す
るか検索する(図4S5)。CMYK色立体の色域を順
に検索し、その内部に見つからなければ(図4S5でN
O)、高彩度3色サブ色立体の色域の中を探す(図4S
6)。この高彩度3色サブ色立体は3色の色域であるた
め、従来の手法を用いることが可能である。この高彩度
3色サブ色立体の中で見つかれば、特色を含む色材で再
現されることになる。
立体とで目標色が見つからなければ(図4S5、S6で
NO)、色域圧縮を行って(図4S7)から、ステップ
2に戻る。すなわち、目標色が見つからない場合には、
主として彩度を低下させた対応色を求める必要がある。
このためには、色域の境界を定義する必要があるが、こ
の実施の形態例の方式では、色域境界は必ずしも明確で
はない。候補は、CMYK色立体の12の色域境界、ま
たは、高彩度3色サブ色立体の6つの色域境界が対象と
なる。目標色と無彩色軸との直線との交点を検索して、
もっとも高い値が求める境界になる。なお、以上のS4
からS7までが計算の処理である。
合にはすべての目標色について行って(図4S8でYE
S→S4)、目標色がCMYK色立体か高彩度3色サブ
色立体のいずれかの色域に存在するようにしたうえで、
測色調整を実行する(図4S9)。
は、CMYKによる色域と、少なくとも1色の高彩度色
材を含む3色の色域とに分割して画像出力に用いられる
色材の組み合わせを求めるようにしているため、特色プ
リンタの色域を従来のCMYKの色域とその他の色域と
に分割していることになり、大半の色は従来のCMYK
色域に再現され、また、従来開発したさまざまな手法を
利用することが可能になる。この手法としては、Maximu
m black, Minimum black, Smoothest blackなどがあ
り、「A Smooth Colorimetric Calibration Technique
Utilizing the Entire Color Gamut of CMYK Printer
s」 Po-Chieh Hung, Journal of Electronic Imaging 3
(4), 415-424(1994)に記載されている。
含む3色の組み合わせについては、色相の近いもの同士
を組み合わせるようにしているため、高彩度部分の色域
についても余すことなく利用することができる。
することで、特色プリンタのすべての組み合わせ(たと
えば、MのN乗個)を測定するのにくらべ、大幅に測定
数を削減することが可能になる。
現テーブルは3色サブ色立体や高彩度3色サブ色立体の
境界の結合部分で急激に色が変化するが、これを避ける
ためには、できあがったルックアップテーブル(図1で
は120)の出力値をスムージングすればよい。このよ
うにすることで、境界付近での色変化をなだらかにし、
疑似輪郭の発生を低減できる。
下のような効果が得られる。 (1)第一の発明では、色分解画像信号を修正して目標
色をシアンC,マゼンタM,イエローY,高彩度色材お
よびスミKを用いて再現する際に、Kおよび、その他の
2色の組み合わせにより再現される領域を少なくとも含
むよう組み合わせて、画像出力に用いられる色材の組み
合わせを求めているため、特色を含む色材数の多いプリ
ンタにおいて少ない測定点によりプリンタの特性を推定
して体系的に目標色に対応する色材の組み合わせを求め
ることが可能になる。
おいて、スミKとその他の2色の組み合わせにより再現
される領域を少なくとも含むよう色材を組み合わせてい
るため、最大の色材量を300%以内に抑えることが可
能になる。
よび、その他の2色の組み合わせにより再現される領域
を少なくとも含むよう組み合わせて、3色の色域の組み
合わせの色域に分割していることにより、従来の3色プ
リンタの手法を利用することができる。
せについては、色相の近いもの同士を組み合わせるよう
にしているため、高彩度部分の色域についても余すこと
なく利用することができる。
うな色材の組み合わせをすることで、特色プリンタのす
べての組み合わせ(たとえば、MのN乗個)を測定する
のにくらべ、大幅に測定数を削減することが可能にな
る。
修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエローY,
高彩度色材およびスミKを用いて再現する際に、CMY
Kによる色域と、少なくとも1色の高彩度色材を含む3
色の色域とに分割して画像出力に用いられる色材の組み
合わせを求めるようにしているため、特色を含む色材数
の多いプリンタにおいて少ない測定点によりプリンタの
特性を推定して体系的に目標色に対応する色材の組み合
わせを求めることが可能になる。
少なくとも1色の高彩度色材を含む3色の色域とに分割
して画像出力に用いられる色材の組み合わせを求めるよ
うにしているため、従来のCMYK色域内の色再現手法
と組み合わせ、それよりも色域が広い範囲に対して最低
限の特色を利用することが可能になる。
少なくとも1色の高彩度色材を含む3色の色域とに分割
して画像出力に用いられる色材の組み合わせを求めるよ
うにしているため、特色プリンタの色域を従来のCMY
Kの色域とその他の色域とに分割していることになり、
大半の色は従来のCMYK色域に再現され、また、従来
開発したさまざまな手法(Maximum black, Minimum bla
ck, Smoothest black)を利用することが可能になる。
色材を含む3色の組み合わせについては、色相の近いも
の同士を組み合わせるようにしているため、高彩度部分
の色域についても余すことなく利用することができる。
うな色材の組み合わせをすることで、特色プリンタのす
べての組み合わせ(たとえば、MのN乗個)を測定する
のにくらべ、大幅に測定数を削減することが可能にな
る。
よび色分解画像修正装置で使用する装置の電気的構成を
機能ブロックごとに示すブロック図である。
方法および色分解画像修正装置の動作状態を示すフロー
チャートである。
色立体の一例の様子を模式的に示す説明図である。
方法および色分解画像修正装置の動作状態を示すフロー
チャートである。
色立体の一例の様子を模式的に示す説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための色
分解画像修正方法であって、 Kおよび、その他の2色の組み合わせにより再現される
領域を少なくとも含むよう組み合わせて、画像出力に用
いられる色材の組み合わせを求める、 ことを特徴とする色分解画像修正方法。 - 【請求項2】 前記その他の2色の組み合わせは、色相
の近いもの同士を組み合わせる、ことを特徴とする請求
項1記載の色分解画像修正方法。 - 【請求項3】 前記組み合わされた色材により色票を出
力し、この色票を測色することにより、組み合わせを決
定する、ことを特徴とする請求項1または請求項2のい
ずれかに記載の色分解画像修正方法。 - 【請求項4】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための色
分解画像修正方法であって、 CMYKによる色域と、少なくとも1色の高彩度色材を
含む3色の色域とに分割して画像出力に用いられる色材
の組み合わせを求める、 ことを特徴とする色分解画像修正方法。 - 【請求項5】 前記少なくとも1色の高彩度色材を含む
3色の組み合わせは、色相の近いもの同士を組み合わせ
る、ことを特徴とする請求項4記載の色分解画像修正方
法。 - 【請求項6】 前記組み合わされた色材により色票を出
力し、この色票を測色することにより、組み合わせを決
定する、ことを特徴とする請求項4または請求項5のい
ずれかに記載の色分解画像修正方法。 - 【請求項7】 電気信号として入力された色分解画像信
号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための色
分解画像修正装置であって、 Kおよび、その他の2色の組み合わせにより再現される
領域を少なくとも含むよう組み合わせて、画像出力に用
いられる色材の組み合わせを求める処理手段を備えたこ
とを特徴とする色分解画像修正装置。 - 【請求項8】 前記処理手段におけるその他の2色の組
み合わせは、色相の近いもの同士を組み合わせる処理で
ある、ことを特徴とする請求項7記載の色分解画像修正
装置。 - 【請求項9】 前記組み合わされた色材により色票を出
力し、この色票を測色することにより、前記処理手段が
組み合わせを決定する、ことを特徴とする請求項7また
は請求項8のいずれかに記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項10】 電気信号として入力された色分解画像
信号を修正して目標色をシアンC,マゼンタM,イエロ
ーY,高彩度色材およびスミKを用いて再現するための
色分解画像修正装置であって、 CMYKによる色域と、少なくとも1色の高彩度色材を
含む3色の色域とに分割して画像出力に用いられる色材
の組み合わせを求める処理手段を備えたことを特徴とす
る色分解画像修正装置。 - 【請求項11】 前記処理手段における少なくとも1色
の高彩度色材を含む3色の組み合わせは、色相の近いも
の同士を組み合わせる処理であることを特徴とする請求
項10記載の色分解画像修正装置。 - 【請求項12】 前記組み合わされた色材により色票を
出力し、この色票を測色することにより、前記処理手段
が組み合わせを決定する、ことを特徴とする請求項10
または請求項11のいずれかに記載の色分解画像修正装
置。
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JP19600498A JP3843611B2 (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 色分解画像修正方法および色分解画像修正装置 |
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