JP2000032228A - 画像入力装置およびその方法 - Google Patents

画像入力装置およびその方法

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JP2000032228A
JP2000032228A JP10197816A JP19781698A JP2000032228A JP 2000032228 A JP2000032228 A JP 2000032228A JP 10197816 A JP10197816 A JP 10197816A JP 19781698 A JP19781698 A JP 19781698A JP 2000032228 A JP2000032228 A JP 2000032228A
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JP10197816A
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Atsushi Kashiwatani
篤 柏谷
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力操作の簡素化を図るとともに、領域
指定上の信頼性および入力対象選定上の自由度を高め、
かつ良好な入力画像を得る。 【解決手段】 被写体H上にスポット光Sを点・面状に
投射可能な光ポインタ2と、この光ポインタ2からのス
ポット光Sの光投射領域Tを被写体H上で指定するポイ
ンティングデバイス3と、このポインティングデバイス
3の操作によって指定された光投射領域Tを撮像する撮
像装置4と、この撮像装置4および光ポインタ2をポイ
ンティングデバイス3の操作に応じて制御するコントロ
ーラ5とを備えた構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台上に被読取面を
上向きにして置かれた原稿や立体物などを画像入力対象
とし、この画像入力対象の被読取面上に光を直接投射し
て光投射点または光投射領域を指定する機能を備えた画
像入力装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ,ワード
プロセッサ等のOA(オフィスオートメーション)機器
の普及に伴い、印刷文書等をそのまま読み取れる読取装
置が多用されてきている。このような読取装置において
は、画像読取領域等の指定が容易に、かつ効率よく行わ
れることが重要であり、例えばフラットヘッドスキャ
ナ,複写機,ファクシミリおよびページスキャナが知ら
れている。
【0003】このうちフラットヘッドスキャナおよび複
写機における画像の読み取りは、透明な材質の原稿台に
被読取面が下向きになるようにして原稿を載置した後、
原稿台下方の読取機構を移動させることにより行われ
る。一方、ファクシミリおよびページスキャナにおける
画像の読み取りは、原稿挿入口に被読取面が下向きにな
るようにして原稿を挿入した後、移動機構によって原稿
挿入口内の読取機構に原稿を密接させながら移動させる
ことにより行われる。
【0004】また、従来における読取装置には、例えば
実開平5−65165号公報に「画像入力装置」として
開示されたものがある。この画像入力装置につき、図7
を用いて説明すると、同図において、符号71で示す画
像入力装置は、原稿台72およびイメージスキャナ73
を備えている。原稿台72は、原稿Wを載置可能なタッ
チセンサ付きの原稿台からなり、装置本体(図示せず)
上に配設されている。イメージスキャナ73は、原稿W
を読み取り可能なスキャナ部73aを有し、原稿台72
上に開閉自在に取り付けられている。なお、同図中、符
号Kは原稿Wにおける平面矩形状の読取領域、aおよび
bはこの読取領域Kを指定する場合のそれぞれ第一指定
ポイントと第二指定ポイントを示す。
【0005】このような画像入力装置における画像の読
み取りは、次に示すようにして行われる。先ず、平面矩
形状の読取領域における対角頂点としての第一指定ポイ
ントaと第二指定ポイントbを使用者が直接押圧するこ
とにより、原稿台72上に載置された原稿Wにおける平
面矩形状の読取領域Kを指定する。次に、原稿台72と
スキャナ部73aとの間に原稿Wを挟み込むようにして
イメージスキャナ73を閉状態として読取領域Kを画像
入力する。
【0006】さらに、従来の画像入力装置には、図8に
示すように、システムが「デジタルデスク」(「Com
munications of the ACM」Vo
l.36,No.7,pp87−96)として提案され
たシステムがある。これは、作業机81,プロジェクタ
82,カメラ83およびパーソナルコンピュータ84を
組み合わせてなるシステムである。プロジェクタ82お
よびカメラ83は、パーソナルコンピュータ84に接続
され、かつ作業机81の上方に配設されている。
【0007】このシステムによる画像入力は、プロジェ
クタ82がパーソナルコンピュータ84によるイメージ
画像Lを作業机81上に投射するとともに、カメラ83
が使用者の手指の動きや手書き文字,手書き絵あるいは
文書等を撮像することにより行われる。これにより、パ
ーソナルコンピュータ84が作り出したイメージ画像L
と実際の文書が混在した作業机81上でパーソナルコン
ピュータ84と会話的な作業が可能となり、いわゆる実
世界インタフェースが実現されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の読取装
置ないし画像入力装置においては、次に示すような問題
があった。 「読取装置(フラットベッドスキャナ,複写機,ファク
シミリおよびページスキャナ)」 (1)各読取装置においては、被読取面を下向きにして
原稿の読み取りが行われるものであり、このため所望す
る読取領域を指定するには、一旦低解像度でかつ高速の
仮読み取りをして得られる画像データをディスプレイに
表示し、このディスプレイ上で読取領域を指定した後、
本読み取りを行うことになる。したがって、このような
読取装置においては、画像の読取作業が二回必要とな
り、領域指定においてそれだけ作業時間を要するばかり
か、作業を面倒なものにする。
【0009】(2)読取時に原稿の被読取面が下向きで
あることは、読取対象を常に視認することができず、こ
のため直感的に分かり易い読取作業を実現することがで
きない。 (3)ファクシミリやページスキャナにおいては、原稿
挿入口に挿入可能な原稿の厚さ寸法が限定され、厚めの
冊子や本,立体物を読み取ることができない。 (4)ページスキャナにおいては、原稿挿入口に原稿を
挿入するものであるため、保険証や免許証などの重要書
類を読取対象とする場合に読取時に多少不安を伴う。
【0010】「画像入力装置」 (1)実開平5−65165号公報に開示された画像入
力装置にあっては、画像入力領域の指定が原稿台72上
の原稿Wを作業者の手指で直接押圧して行われるもので
あるため、領域指定時に原稿Wが移動して指定領域がず
れてしまうことがあり、領域指定上の信頼性が低下する
という問題があった。
【0011】(2)原稿台72のタッチセンサによって
領域指定されることは、原稿Wが厚くなると、原稿台7
2のタッチセンサが感知せず、このため画像入力対象が
限定され、入力対象選定上の自由度が低下するという問
題もあった。 (3)画像入力が原稿台72とイメージスキャナ73と
の間に原稿Wを挟んで行われるものであるため、画像入
力時に作業数が嵩み、画像入力操作を煩雑にするという
不都合があった。
【0012】(4)プロジェクタおよびカメラを組み合
わせたシステムにあっては、画像入力が使用者の手指に
よって行われるものであるため、画像に手指の影が生じ
たり、入力画像の精度が低くなったりし、良好な入力画
像を得ることができないという問題があった。なお、特
公平6−59079号および特開平10−98609号
公報にもそれぞれ「画像入力装置」と「画像入力方法及
びその装置」として先行技術が開示されているが、前述
した課題は解決されていない。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被読取面を上向きにした画像入力対象に光を投
射することにより、被読取面を非接触状態で視認しなが
ら指定することができ、もって前述した問題点を解消す
ることができる画像入力装置およびその方法の提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像入力装置は、被写体上
にスポット光を点・面状に投射可能な光ポインタと、こ
の光ポインタからのスポット光の光投射領域を被写体上
で指定するポインティングデバイスと、このポインティ
ングデバイスの操作によって指定された光投射領域を撮
像する撮像装置と、この撮像装置および光ポインタをポ
インティングデバイスの操作に応じて制御するコントロ
ーラとを備えた構成としてある。したがって、ポインテ
ィングデバイスを操作すると、コントローラによる光ポ
インタおよび撮像装置の制御によって被写体上に光投射
領域が指定され、この指定領域が撮像される。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像入力装置において、光ポインタおよび撮像装置の被写
体に対する位置情報および撮像装置による被写体の全体
画像データから、被写体上の光投射領域に対応する画像
データを決定する画像データ保存領域決定部を有する構
成としてある。したがって、光ポインタからのスポット
光による光投射領域に対応する画像データが、画像デー
タ保存領域決定部によって光ポインタおよび撮像装置の
被写体に対する位置情報および撮像装置による被写体の
全体画像データから決定される。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像入力装置において、撮像装置からの被写体全
体の画像データに基づき、被写体上の光投射領域に対応
する画像データを抽出するポイント領域抽出部を有する
構成としてある。したがって、光ポインタからのスポッ
ト光による光投射領域に対応する画像データが、ポイン
ト領域抽出部によって撮像装置からの被写体全体の画像
データに基づいて抽出される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の画像入力装置において、光ポインタが、スポ
ット光を投射する光源と、この光源からのスポット光を
透過・遮蔽する液晶シャッターと、この液晶シャッター
を透過するスポット光を被写体上に結像するためのレン
ズとを有する液晶プロジェクタからなる構成としてあ
る。したがって、液晶プロジェクタの光源から投射する
スポット光が液晶シャッターおよびレンズを順次透過し
て被写体上に結像される。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のう
ちいずれか一記載の画像入力装置において、撮像装置
が、被写体上の光投射領域を拡大・縮小して撮像するた
めのズーム機構を有する構成としてある。したがって、
撮像装置による光投射領域の撮像が、ズーム機構によっ
て拡大・縮小して行われる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のう
ちいずれか一記載の画像入力装置において、コントロー
ラが、被写体上の光投射領域に対応する画像データを記
憶するメモリを有する構成としてある。したがって、コ
ントローラのメモリに被写体上の光投射領域に対応する
画像データが保存される。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のう
ちいずれか一記載の画像入力装置において、コントロー
ラが、撮像装置による撮像方向を制御するパンチルト制
御部を有する構成としてある。したがって、パンチルト
制御部によって撮像装置を制御すると、被写体に対する
撮像方向が可変する。
【0021】請求項8記載の発明(画像入力方法)は、
ポインティングデバイスを操作することにより、光ポイ
ンタからスポット光を投射して被写体上に撮像領域を指
定し、次にこの指定領域を撮像装置によって撮像する方
法としてある。したがって、ポインティングデバイスに
よる撮像領域の指定が、撮像前に被写体上における撮像
領域に光ポインタからスポット光を投射することにより
行われる。
【0022】請求項9記載の発明(画像入力方法)は、
ポインティングデバイスを操作することにより、被写体
上における光投射可能領域のうち光ポインタからスポッ
ト光を投射してなる光投射領域を非撮像領域とするとと
もに、非光投射領域のうち光ポインタによる指示点を除
く領域を撮像領域として指定し、次にこの指定領域を撮
像装置によって撮像し、この指定領域を撮像するにあた
り、光投射領域と非光投射領域を反転させることによ
り、指示点および撮像領域を光投射領域とするととも
に、非撮像領域を非光投射領域とする方法としてある。
したがって、ポインティングデバイスによる撮像領域の
指定が、撮像前に被写体上における光投射可能領域のう
ち光ポインタからスポット光を投射して光投射領域を非
撮像領域とするとともに、非光投射領域のうち光ポイン
タによる指示点を除く領域を撮像領域とすることにより
行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る画像入力装置を示す斜視図である。同図におい
て、符号1で示す画像入力装置は、光ポインタ2とポイ
ンティングデバイス3と撮像装置4とコントローラ5と
を備えている。
【0024】光ポインタ2は、被写体H上にスポット光
Sを点・面状に投射可能な例えば透過型液晶プロジェク
タからなり、被写体Hの上方に配設されている。この光
ポインタ2は、図示しないが、スポット光Sを投射する
光源と、この光源からのスポット光Sを透過・遮蔽する
液晶シャッターと、この液晶シャッターを透過するスポ
ット光Sを被写体H上に結像するためのレンズとを有し
ている。
【0025】ポインティングデバイス3は、図示しない
が、位置情報を入力可能な位置入力手段および動作の開
始・終了を決定するための動作決定手段を有している。
このポインティングデバイス3としては、例えばパーソ
ナルコンピュータ等で用いられているマウスやペン入力
デバイスが挙げられる。これにより、ポインティングデ
バイス3を操作すると、光ポインタ2からのスポット光
Sの光投射領域Tが被写体H上に指定される。
【0026】ここで、光投射領域Tを決定(指定)する
場合のポインティング操作につき、図2(a)〜(c)
を用いて説明する。図2(a)〜(c)は、本発明の第
一実施形態に係る画像入力装置を用いて光投射領域(平
面矩形状の光投射領域)を決定する場合のポインティン
グ操作を説明するために示す斜視図である。先ず、同図
(a)に示すように、ポインティングデバイス3を移動
操作して被写体H上の光投射領域Tとなる矩形平面上の
頂点位置P1に光ポインタ2からスポット光Sを投射
し、このデバイス位置においてポインティングデバイス
3の動作決定手段(動作決定釦)を押圧する。このと
き、被写体H上に光投射領域Tの一頂点位置P1が決定
される。
【0027】次に、ポインティングデバイス3の動作決
定手段を押圧したまま、同図(b)に示すように、スポ
ット光Sが頂点位置P1と対応する頂点位置P2に移動
する方向にポインティングデバイス3を移動操作(ドラ
ッグ)する。そして、このデバイス位置において、ポイ
ンティングデバイス3の動作決定手段による押圧状態を
頂点位置P2において解除する。このようにして、被写
体H上に平面矩形状の光投射領域Tを指定することがで
きる。なお、光投射領域Tの決定後には、同図(c)に
示すように、被写体H上において、光ポインタ2からス
ポット光Sがポインティングデバイス3の動作位置に対
応する位置に光投射領域Tと独立して投射される。
【0028】撮像装置4は、図示しないが、被写体H上
の光投射領域Tを拡大・縮小して撮像するためのズーム
機構を有し、光ポインタ2に並設され、かつ被写体Hの
上方に配設されている。これにより、ポインティングデ
バイス3の操作によって指定された光投射領域Tが撮像
される。この撮像装置4としては、例えば二次元イメー
ジセンサを用いたカメラや一次元イメージセンサを用い
たイメージスキャナが挙げられる。特に、イメージスキ
ャナによる撮像は、被写体Hが撮像装置4から数十cm
以上離れている文書等である場合、光結像面上で一次元
イメージセンサを並行移動させて行われる。
【0029】コントローラ5は、光ポインタ制御部5a
とポインティングデバイス制御部5bと撮像装置制御部
5cとを有している。光ポインタ制御部5aは、光ポイ
ンタ2およびポインティングデバイス制御部5bに接続
されている。これにより、光ポインタ制御部5aが、ポ
インティングデバイス制御部5bからの制御情報を受
け、光ポインタ2による投射光の強度,被写体Hに対す
る投射位置・方向および投射光平面形状を制御する。
【0030】ポインティングデバイス制御部5bは、光
ポインタ制御部5a,撮像装置制御部5cおよびポイン
ティングデバイス3に接続されている。これにより、ポ
インティングデバイス制御部5bが、ポインティングデ
バイス3の位置入力手段(図示せず)からの位置情報ま
たは動作決定手段(図示せず)からの動作情報を受け、
光ポインタ制御部5aおよび撮像装置制御部5cに制御
情報を送る。
【0031】撮像装置制御部5cは、図示しないが、光
投射領域Tに対応する画像データを記憶するメモリと、
ズーム機構を制御するズーム制御部と、被写体Hに対す
る撮像方向を制御するパンチルト制御部とを有してい
る。これにより、メモリに被写体H上の光投射領域Tに
対応する画像データが保存される。また、ズーム制御部
がズーム機構を制御すると、撮像装置4によって被写体
H上の光投射領域Tが拡大・縮小して撮像される。さら
に、パンチルト制御部が撮像装置4を制御すると、撮像
装置4による被写体Hに対する撮像方向が可変する。
【0032】このように構成された画像入力装置におい
て、使用者がパーソナルコンピュータのディスプレイ上
でマウスカーソルを移動操作するようにポインティング
デバイス3を操作すると、ポインティングデバイス3か
ら位置情報または動作情報がポインティングデバイス制
御部5bを介して光ポインタ制御部5aおよび撮像装置
制御部5cに送られ、これら制御情報に基づき光ポイン
タ制御部5aおよび撮像装置制御部5cがそれぞれ光ポ
インタ2と撮像装置4を制御する。
【0033】この場合、光ポインタ制御部5aによって
被写体Hに対する光ポインタ2による投射光の位置,方
向および投射光平面形状すなわち撮像領域(光投射領域
T)が決定される。一方、撮像装置制御部5cによって
被写体H上における光投射領域Tの撮像が撮像装置4に
指示される。
【0034】したがって、本実施形態における画像入力
は、ポインティングデバイス3を操作することにより、
光ポインタ2からスポット光Sを投射して被写体H上に
撮像領域を指定し、次に、この指定領域(光投射領域
T)を撮像装置4によって撮像することにより行われる
から、被写体Hに対して非接触状態で撮像領域を指定す
ることができ、次に示すような作用効果が得られる。 (1)従来のように領域指定時に原稿Wが移動して指定
領域がずれることがない。 (2)原稿Wが厚くなっても、撮像領域の指定が可能と
なるから、画像入力対象を広げることができる。
【0035】(3)原稿台とイメージスキャナ間に原稿
を挟む作業が不要になるから、画像入力時の作業数を削
減することができる。 (4)被写体Hに対して非接触状態で撮像領域の指定が
行えることは、従来のように画像に手指の影が生じた
り、あるいは入力画像の精度が低くなったりすることが
ない。
【0036】また、本実施形態においては、被読取面を
上向きにした状態で撮像領域を指定することができるか
ら、画像の読取作業を一回で済ませることができる。さ
らに、読取対象の厚さ寸法が限定されることがなく、保
険証や免許証などの重要書類を読取対象とする場合にお
ける読取時の不安も解消される。この他、本実施形態に
おいては、指定領域がスポット光を投射して撮像される
から、強調された入力画像を得ることができるととも
に、被写体Hに対する光ポインタ2からの投射光が照明
光としても機能するから、高品質画像を得ることができ
る。
【0037】なお、本実施形態における画像入力は、図
3に示すようにポインティングデバイス3を操作するこ
とにより、光ポインタ2からスポット光Sを投射して被
写体H上に撮像領域(光投射領域T)を指定し、この指
定領域を撮像装置4によって撮像することにより行われ
る場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、次に示すようにして行うもの(第二実施形態として
の画像入力方法)でもよい。
【0038】先ず、図4(a)に示すように、ポインテ
ィングデバイス3を操作することにより、被写体H上に
おける光投射可能領域Aのうち光ポインタ2からスポッ
ト光Sを投射してなる光投射領域を非撮像領域A2とす
るとともに、非光投射領域のうち光ポインタ2による指
示点(スポット光S1)を除く領域を撮像領域A1とし
て指定する。このとき、指示点S1および撮像領域A1
にそれぞれスポット暗点と矩形暗部が形成される。
【0039】次いで、光投射領域としての非撮像領域A
2と非光投射領域としての指示点S1および撮像領域A
1とを同図(b)に示すように反転させることにより、
指示点S1および撮像領域A1を光投射領域とするとと
もに、非撮像領域A2を非光投射領域とする。この場
合、撮像領域の指定前における光投射が、光投射可能領
域Aのうち比較的広い非撮像領域A2に対して行われる
から、光ポインタ2内での遮蔽光量を低減することがで
き、光ポインタ2内の温度上昇を抑制することができ
る。しかる後、撮像装置4によって指定領域としての撮
像領域A1を撮像する。
【0040】次に、本発明の第二実施形態(画像入力装
置)につき、図5を用いて説明する。図5は本発明の第
二実施形態に係る画像入力装置を示す斜視図で、同図に
おいて図1と同一の部材については同一の符号を付し、
詳細な説明は省略する。同図において、符号51で示す
画像入力装置は、光ポインタ2とポインティングデバイ
ス3と撮像装置4とコントローラ5と画像データ保存領
域決定部52とを備えている。
【0041】画像データ保存領域決定部52は、光ポイ
ンタ2および撮像装置4の被写体Hに対する方向,距離
等の位置情報を記憶するメモリ(図示せず)を有し、撮
像装置4,光ポインタ制御部5aおよび撮像装置制御部
5cに接続されている。これにより、画像データ保存領
域決定部52が、予め光ポインタ2および撮像装置4の
被写体Hに対する方向,距離等を計測して記憶された位
置情報および撮像装置4による被写体全体における画像
データに基づき、光ポインタ制御部5aから送られるポ
イント情報を受け、光ポインタ2による被写体H上の光
投射領域T(指示点Sを含む)に対応する光投射領域を
求め、この部分またはこの部分を含む周辺領域を画像デ
ータとして保存する。そして、この画像データが画像デ
ータ保存領域決定部52から撮像装置制御部5cに送ら
れる。
【0042】このように構成された画像入力装置におい
ては、画像データ保存領域決定部52によって一部の画
像データのみが保存されるから、記憶容量を低減するこ
とができるとともに、画像データ保存領域決定部52か
ら撮像装置制御部5cへのデータ転送時間を短縮するこ
とができる。また、本実施形態においては、第一実施形
態と同様に、被読取面を上向きにした原稿Wに対して非
接触状態で撮像領域を視認しながら指定することができ
る。
【0043】次に、本発明の第三実施形態につき、図6
を用いて説明する。図6は本発明の第三実施形態に係る
画像入力装置を示す斜視図で、同図において図1と同一
の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略
する。同図において、符号61で示す画像入力装置は、
光ポインタ2とポインティングデバイス3と撮像装置4
とコントローラ5とポイント領域抽出部62とを備えて
いる。
【0044】ポイント領域抽出部62は、被写体H全体
の画像データから明るさ,色情報等を用いて光投射領域
Tに対応する画像データを抽出する画像処理部(図示せ
ず)を有し、撮像装置4および撮像装置制御部5cに接
続されている。これにより、光ポインタ2による光投射
領域T(光投射点を含む)に対応する画像データが、撮
像装置4からの被写体H全体の画像情報(全体画像デー
タ)に基づいて抽出される。そして、この抽出画像デー
タがポイント領域抽出部62から撮像装置制御部5cに
送られる。
【0045】なお、光投射領域Tに対応する画像データ
を抽出するための画像処理は、既存の処理アルゴリズム
を用いて行われ得る。すなわち、ポイント領域抽出部6
2による画像処理は、光ポインタ2によってスポット光
が投射されている場合と投射されていない場合の全体画
像データを比較して差分を計測し、この計測値が予め設
定された閾値より大きい場合にスポット光が被写体Hに
投射されていると見做し、この光投射領域に対応する画
像データを抽出することにより行われる。
【0046】このように構成された画像入力装置におい
ては、光投射領域Tに対応する画像データが、ポイント
領域抽出部62によって被写体H全体の画像情報(明る
さ,色情報等)に基づいて抽出されるから、被写体Hに
対する光ポインタ2および撮像装置4の位置情報を把握
する必要がなくなる。また、本実施形態において、被読
取面を上向きにした原稿Wに対して非接触状態で撮像領
域を視認しながら指定できることは、第一実施形態およ
び第二実施形態と同様である。
【0047】なお、各実施形態においては、光ポインタ
2が液晶プロジェクタである場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、光投射点の指示や光投射領
域の枠を表示する場合にはプレゼンテーション等で用い
られているレーザーポインタでもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像入力が、ポインティングデバイスを操作することによ
り、光ポインタからスポット光を投射して被写体上に撮
像領域を指定し、次に、この指定領域を撮像装置によっ
て撮像することにより行われる。したがって、被写体に
対して非接触状態で撮像領域を指定することができるか
ら、従来のように領域指定時に原稿の移動によって指定
領域がずれることがなく、領域指定上の信頼性を高める
ことができる。また、被写体に対し光投射によって撮像
領域の指定が行えることは、原稿が厚くなっても、撮像
領域の指定が可能となるから、画像入力対象を広げるこ
とができ、入力対象選定上の自由度を高めることができ
る。
【0049】さらに、撮像領域の指定が被写体にスポッ
ト光を投射して行われることは、原稿台とイメージスキ
ャナとの間に原稿を挟む作業が不要になるから、画像入
力時の作業数を削減することができるから、画像入力操
作の簡素化を図ることができる。さらにまた、被写体に
対して非接触状態で画像入力が行えることは、従来のよ
うに画像に手指の影が生じたり、あるいは入力画像の精
度が低くなったりしないから、良好な入力画像を得るこ
とができる。
【0050】この他、被読取面を上向きにした状態で撮
像領域を指定することができるから、次に示すような効
果を得ることができる。 (1)画像の読取作業が一回で済ませることができ、読
取指定における作業時間を短縮することができるととも
に、作業の簡素化を図ることができる。 (2)読取時に読取対象を常に視認することができ、直
感的に分かり易い領域指定が可能となり、良好なユーザ
インタフェースを実現することができる。 (3)保険証や免許証などの重要書類を読取対象とする
場合における読取時の不安を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る画像入力装置を示
す斜視図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の第一実施形態に係る
画像入力装置を用いて光投射領域を決定する場合のポイ
ンティング操作を説明するために示す斜視図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る画像入力方法につ
いて説明するために示す平面図である。
【図4】(a)および(b)は本発明の第二実施形態に
係る画像入力方法について説明するために示す平面図で
ある。
【図5】本発明の第二実施形態に係る画像入力装置を示
す斜視図である。
【図6】本発明の第三実施形態に係る画像入力装置を示
す斜視図である。
【図7】従来の画像入力装置(1)を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の画像入力装置(2)を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 光ポインタ 3 ポインティングデバイス 4 撮像装置 5 コントローラ 5a 光ポインタ制御部 5b ポインティングデバイス制御部 5c 撮像装置制御部 H 被写体 S スポット光 T 光投射領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体上にスポット光を点・面状に投射
    可能な光ポインタと、 この光ポインタからのスポット光による光投射領域を被
    写体上で指定するポインティングデバイスと、 このポインティングデバイスの操作によって指定された
    光投射領域を撮像する撮像装置と、 この撮像装置および前記光ポインタを前記ポインティン
    グデバイスの操作に応じて制御するコントローラとを備
    えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記光ポインタおよび前記撮像装置の被
    写体に対する位置情報および前記撮像装置による被写体
    全体の画像データに基づき、前記被写体上の光投射領域
    に対応する画像データを決定する画像データ保存領域決
    定部を有することを特徴とする請求項1記載の画像入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像装置からの被写体全体の画像デ
    ータに基づき、前記被写体上の光投射領域に対応する画
    像データを抽出するポイント領域抽出部を有することを
    特徴とする請求項1または2記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記光ポインタが、スポット光を投射す
    る光源と、この光源からのスポット光を透過・遮蔽する
    液晶シャッターと、この液晶シャッターを透過するスポ
    ット光を被写体上に結像するためのレンズとを有する液
    晶プロジェクタからなることを特徴とする請求項1,2
    または3記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記撮像装置が、前記被写体上の光投射
    領域を拡大・縮小して撮像するためのズーム機構を有す
    ることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一記載
    の画像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記コントローラが、前記被写体上の光
    投射領域に対応する画像データを記憶するメモリを有す
    ることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一記載
    の画像入力装置。
  7. 【請求項7】 前記コントローラが、前記撮像装置によ
    る撮像方向を制御するパンチルト制御部を有することを
    特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一記載の画像入
    力装置。
  8. 【請求項8】 ポインティングデバイスを操作すること
    により、光ポインタからスポット光を投射して被写体上
    に撮像領域を指定し、 次に、この指定領域を撮像装置によって撮像することを
    特徴とする画像入力方法。
  9. 【請求項9】 ポインティングデバイスを操作すること
    により、被写体上における光投射可能領域のうち光ポイ
    ンタからスポット光を投射してなる光投射領域を非撮像
    領域とするとともに、非光投射領域のうち前記光ポイン
    タによる指示点を除く領域を撮像領域として指定し、 次に、この指定領域を撮像装置によって撮像し、 この指定領域を撮像するにあたり、前記光投射領域と前
    記非光投射領域を反転させることにより、前記指示点お
    よび前記撮像領域を光投射領域とするとともに、前記非
    撮像領域を非光投射領域とすることを特徴とする画像入
    力方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014123224A1 (ja) * 2013-02-08 2014-08-14 株式会社ニコン 電子制御装置、制御方法、及び制御プログラム

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