JP2000032127A - ディーリング通話システムおよびディーリング通話端末装置 - Google Patents

ディーリング通話システムおよびディーリング通話端末装置

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JP2000032127A
JP2000032127A JP19295498A JP19295498A JP2000032127A JP 2000032127 A JP2000032127 A JP 2000032127A JP 19295498 A JP19295498 A JP 19295498A JP 19295498 A JP19295498 A JP 19295498A JP 2000032127 A JP2000032127 A JP 2000032127A
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Yoshiyuki Kokubu
義行 国分
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地にディーリング通話端末装置からディ
ーリングルームのネットワークを使用してディーリング
できるディーリング通話システムを提供する。 【解決手段】 ディーリング通話端末装置20と、遠隔
用ディーリング通話端末装置30と、ディーリング通話
端末装置20,30と局線や専用線を収容し交換動作を
行う回線制御装置10とからなり、ディジタル回線40
を介して回線制御装置10に接続したディーリング通話
システムにおいて、回線制御装置10に、情報ソースを
取り込むデジタルライン回路17と、前記遠隔用ディー
リング通話端末装置30のインタフェースとして働く遠
隔ディジタルライン回路14Bを備え、ディジタル回線
40の一つのチャネルを介して情報ソース52,53か
らの情報を伝送し、他の一つのチャネルを介して圧縮処
理した音声データと通信制御データおよびディーリング
通話端末情報を伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行や証券会社な
どにおいて為替、証券などの先物金融取引を行う際に使
用するディーリング通話システムに関する。本発明は、
上記ディーリング通話システムにおいて、特に、パーソ
ナルコンピュータを用いて実現した遠隔用ディーリング
通話端末装置をディーリングルームから離れた箇所に設
置し、ディーリング通話と株価などの社内の情報システ
ムの情報を伝送できるようにしたディーリング通話シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金融商品取引等を行っているディ
ーリングルームに設置されたディーリング通話端末装置
は、複数の相手との通話と回線の発着信情報の表示を行
なう発信・着信用通話系システムと、ディーリングに必
要な株価情報等のディーリング参考情報をデータベース
から取得して更新する情報系システムとの2系統のシス
テムが、完全に分離された系統として構成されている。
【0003】ところで、時差のある海外の市場と金融商
品などを取引するには、海外市場が開かれている間、デ
ィーラーが常時ディーリングルームに待機するか、各デ
ィーラーが自宅にディーリング用のディーリング通話端
末装置を設置して時差に対応することが必要となる。ま
た、テロ等によるビルの爆破やビル火災などが有った場
合、ディーリングルームのあるフロアーが被災していな
い場合でもディーリングルームに入室できないことがあ
り、ディーリング業務が停止してしまうという問題があ
る。
【0004】自宅にディーリング通話端末装置を設置し
て自宅でのディーリングを可能とするには、相手と通話
するための発信・着信用通話系システムと、ディーリン
グオフィスの情報システムから株価などのディーリング
参考情報を受信するための情報系システムの2系統のシ
ステムをそれぞれ別のシステムとして自宅に準備する必
要がある。また、自宅でディーリングを行なうには、専
用の発信・着信通話用端末装置(ディーリング通話端末
装置)を準備しなければならない。
【0005】さらに、従来方式の通話系システムと情報
系システムのディーリング通話システムでは、時差のあ
る海外と取り引きを行うため、自宅からディーリング業
務を行うシステムを構築すると、通話系用と情報系用に
それぞれ専用線を契約したり、高価な通話系用のディー
リング通話端末装置と、情報系用の端末装置を別々に準
備する必要があり、時差のある海外との取り引きのため
だけにこれらの投資をするのは、コスト高になってい
る。
【0006】ディーリングルームから離れた場所の宅内
に設置したディーリング通話端末装置を、回線制御装置
に収容したディーリング通話端末装置と同様に動作させ
る場合には、ディーリングルームに設置したディーリン
グ通話端末装置を収容する回線制御装置と、該回線制御
装置と宅内に設置されたディーリング通話端末装置との
間を接続して音声と回線の使用状況等のデータを送信す
る通話系回線と、株価などの情報をデータベースから宅
内に設置されたディスプレイ装置に伝送する情報系回線
とを設置することが必要となる。さらに、ディーリング
に当っては、少なくとも2以上の通話相手に対して交互
に通話しながら対応していることから、上記通話用回線
を少なくとも2チャンネルを備えることが好ましい。
【0007】回線制御装置と宅内に配置されたディーリ
ング通話端末装置との間をISDN基本インターフェー
ス(2B+D)のISDN回線で接続するときには、D
チャネルは、回線制御装置と宅内のディーリング通話端
末装置との間を結ぶISDN回線の接続制御用に用いら
れるので、本来Dチャネルで伝送されていた、回線制御
装置と該回線制御装置に直接収容されたディーリング通
話端末装置との間で通信するときの接続制御情報や回線
制御装置に収容される局線の接続状況、例えば着信があ
る回線(局線)を示す情報、回線(局線)が使用中であ
ることを示す情報等のディーリング通話端末装置に特有
な環境情報を送信することができなくなる。
【0008】一方、ディーリング情報系の回線は常時接
続される必要はなく、データの更新が行なわれるときに
接続されればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らディーリング通話システムにおいて、ディーリングル
ームから離れたところに設置したディーリング通話端末
装置からディーリングルームのネットワークを使用して
ディーリング業務を行うことができるディーリング通話
システムを提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、ディーリングルームか
ら離れたところに設置したディーリング通話端末装置の
通話系と情報系が一体とされた安価なディーリング通話
端末装置としたディーリング通話システムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】また、本発明は、ディーリングルームが健
在であるにもかかわらずディーリングルームでの業務遂
行ができなくなった場合に、外部のディーリング通話端
末装置からディーリング業務の遂行を可能とすることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一つまたは複数のディーリング通話端末
装置と、これらディーリング通話端末装置と局線や専用
線などの回線を収容し交換動作を行う回線制御装置とを
有し、前記ディーリング通話端末装置の少なくとも一つ
をディジタル回線を介して前記回線制御装置に接続した
ディーリング通話システムにおいて、回線制御装置に、
情報ソースを取り込むデジタルライン回路と、回線およ
び専用線を収容するトランクと、ディジタル回線を介し
て接続される遠隔用ディーリング通話端末装置のインタ
ーフェースとして働く遠隔用ディジタルライン回路を備
え、ディジタル回線の一つチャネルを介して情報ソース
からの情報を伝送し、他の一つのチャネルを介して圧縮
処理した音声データと回線制御装置の制御データを伝送
するようにした。
【0013】本発明は、前記回線制御装置に接続された
遠隔用ディジタルライン回路を、公衆網であるISDN
にインターフェースし、遠隔用ディーリング通話端末装
置をパーソナルコンピュータで実現した。
【0014】さらに、本発明は、前記遠隔用ディジタル
ライン回路を、ISDN基本インターフェース(2B+
D)準拠とし、ISDNのBチャネルの一方のチャネル
を情報ソースと接続し、他方のチャネルを伝送速度が3
2Kbpsとなるように圧縮した音声と、遠隔用ディジタ
ルライン回路とディーリング通話端末装置間の呼制御を
行う伝送速度が16KbpsのDチャネルデータを結合し
たデータの伝送に用いる。
【0015】また、本発明は、上記ディーリング通話シ
ステムにおけるディジタル回線を介して回線制御装置と
接続されたディーリング通話端末装置において、ISD
N基本インターフェース(2B+D)と、通話回路と、
音声データと音声データ以外のデータを振り分けるデー
タ・音声切替手段を備えたパーソナルコンピュータをデ
ィーリング通話端末装置とし、Bチャネルの一方のチャ
ネルを介した情報ソースからのデータと、他方のチャネ
ルを介して取得したDチャネルデータから得たディーリ
ング通話端末装置の操作釦類をディスプレイに表示し、
Bチャネル他方のチャネルの音声データを通話回路を介
して通話可能にした。
【0016】(作用)上記ディーリング通話システムの
情報系データを音声系システムに取り込むことにより、
情報系データをデジタルライン回路を使用して、音声デ
ータと同じラインで伝送することが可能となり、ディー
ラーが、自宅にディーリングルーム環境を設置する場合
に一つのシステムで、音声データと音声データ以外のデ
ータを受信することが可能となる。また、災害時用のバ
ックアップシステムを構築する際も、自宅にディーリン
グルーム環境を設置するのと同じように、同一システム
で、音声データと音声データ以外のデータを送受信する
ことが可能となり、通話系用・情報系用それぞれ別々の
専用線を準備する必要もなく、安価なディーリング通話
システム構築が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明のディーリング通
話システムにおけるシステム構成の例を示す。この実施
の形態では、ディーリング通話端末装置の表示パネル上
に表示する回線接続状態、着信回線、回線名や相手先名
称を表示した回線釦、オートダイヤル釦、音量調整や着
信音停止の操作をする機能釦等に関する情報をディーリ
ング通話端末情報といい、社内データベースや情報ベン
ダーから送られてくる株価などのディーリングに参考と
なる情報をディーリング参考情報という。
【0018】本発明にかかるディーリング通話システム
は、回線制御装置10と、該制御装置10に直接接続さ
れた複数のディーリング通話端末装置20と、前記回線
制御装置10にISDN基本インターフェース(2B+
D)を提供するサービス総合ディジタル網(以下、IS
DNという)40を介して接続されたディーリング通話
端末装置(以下、遠隔用ディーリング通話端末装置とい
う)30と、LAN50と、ディーリング情報表示手段
60とから構成される。
【0019】回線制御装置10は、スイッチ回路11
と、公衆回線にインターフェースをとる局線トランク1
2と、専用線にインターフェースをとるマグネットワー
クトランク13と、ルータとインターフェースをとるI
インターフェースライン回路17と、ディーリング通話
端末装置20とインターフェースをとるデジタルライン
回路14Aと、遠隔用ディーリング通話端末装置30と
インターフェースをとる遠隔用ディジタルライン回路1
4Bが収容され、回線制御装置の制御ユニット15と、
接続切替えを制御する通話路コントロールユニット16
が搭載されている。
【0020】Iインターフェースライン回路17は、ル
ータ51を介してLAN50に接続され、LAN50に
接続された社内データベース52または各種の情報提供
サービスをする情報ベンダー53等様々なデータベース
から株価などのディーリングに使用されるディーリング
参考情報を64Kbpsの伝送速度のデータとして、回線
制御装置10に取り込んでいる。このことによって、デ
ィーリング参考情報を、回線制御装置10およびISD
N40を経由して遠隔用ディーリング通話端末装置30
に供給することが可能となる。
【0021】遠隔用ディーリング通話端末装置30へ接
続される遠隔用ディジタルライン回路14Bは、リモー
トアダプター41Aを介して公衆網のISDN40とイ
ンターフェースを取っている。
【0022】回線制御装置10に直接収容されるディー
リング端末装置20の近傍には、社内データベース52
や情報ベンダー53からLAN50を介して送られてき
たディーリング参考情報が表示装置60に表示される。
【0023】遠隔用ディーリング通話端末装置30は、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)を用
いて構成することができる。遠隔用ディーリング通話端
末装置30には遠隔用ディジタルライン回路14Bと同
じインターフェースをもたせてあり、公衆網のISDN
40とインターフェースをとるリモートアダプター41
Bが接続されている。
【0024】遠隔用ディーリング通話端末装置30は、
リモートアダプター41Bの自動発呼とリモートアダプ
ター41Aの自動応答によってISDN40を経由して
ディーリングルームの回線制御装置10に接続される。
【0025】リモートアダプター41Aとリモートアダ
プター41B間のISDN40では、音声用に2チャン
ネル使用する場合は、ISDN基本インターフェース
(2B+D)のBチャネルのうち、一方のチャネルで音
声圧縮処理を施さない音声データを伝送し、他方のチャ
ネルで音声データが32Kbpsの伝送速度となるように
圧縮した圧縮音声データと回線制御装置10−遠隔用デ
ィーリング通話端末装置30間の発信・着信制御情報や
ディーリング通話端末情報を結合して伝送する。リモー
トアダプター41Aとリモートアダプター41B間のI
SDN40におけるISDN基本インターフェース(2
B+D)のDチャネルは、リモートアダプター41Aと
リモートアダプター41B間の二つのBチャネルの発信
・着信制御情報の伝送に用いられる。
【0026】上記のようにディーリング通話システムを
使用することによって、遠隔用ディーリング通話端末装
置30は、回線制御装置10に直接収容された状態と同
様に、回線制御装置10−遠隔用ディーリング通話端末
装置30間の発信・着信制御情報やディーリング通話端
末情報を得ることができる。
【0027】データベース52などから各種情報を得よ
うとする場合には、リモートアダプター41Aとリモー
トアダプター41B間のISDN40においては、IS
DN基本インターフェース(2B+D)のBチャネルの
うち一方のチャネルをIインターフェースライン回路1
7を介してLAN50のデータベース52や情報ベンダ
ー53に接続して社内データなどのディーリング参考情
報を伝送し、他方のチャネルで音声データが32Kbps
の伝送速度となるように圧縮した圧縮音声データと回線
制御装置10−遠隔用ディーリング通話端末装置30間
の発信・着信制御情報やディーリング通話端末情報を結
合して伝送する。ISDN40においては、ISDN基
本インターフェース(2B+D)のDチャネルは、リモ
ートアダプター41Aとリモートアダプター41B間の
二つのBチャネルの発信・着信制御情報の伝送に用いら
れる。
【0028】上記のようにディーリング通話システムを
使用することによって、遠隔用ディーリング通話端末装
置30は、回線制御装置10に直接収容された状態と同
様に、回線制御装置10−遠隔用ディーリング通話端末
装置30間の発信・着信制御情報やディーリング通話端
末情報を得ることができるとともに、さらに、社内デー
タベース52や情報ベンダー53からディーリング参考
情報を得ることができる。
【0029】リモートアダプター41は、遠隔用ディジ
タルライン回路14Bまたは遠隔用ディーリング通話端
末装置30から送られてきたISDN基本インターフェ
ース(2B+D)形式の通信信号をB1チャネルとB2
チャネルとDチャネルとに分離し、伝送速度が64Kbp
sのB2チャネルの音声データを伝送速度が32Kbpsと
なるように圧縮してB2’データとした後、B2’デー
タとDチャネルのデータを結合して(B2’+D)デー
タとする。リモートアダプター41は、B1チャネルの
データと、(B2’+D)データと、ISDN40上で
用いる発信・着信制御データ(D’)データを、ISD
N基本インターフェース(2B+D)形式の通信信号に
組み立てて、ISDN40上に送出する。
【0030】また、リモートアダプター41は、ISD
N40から送られてきた通信信号をB1チャネルとB2
チャネル(B2’+Dデータ)とDチャネル(D’デー
タ)とに分離し、更に、B2チャネルの(B2’+Dデ
ータ)を音声データB2’と制御データ(D)とに分離
する。そして、伝送速度が32Kbpsに圧縮された音声
データB2’を伝送速度が64Kbpsの通常の音声デー
タに伸長してもとのB2データとする。さらに、リモー
トアダプター41は、B1データと伸長されたB2デー
タとDデータを結合してISDN基本インターフェース
(2B+D)形式の通信信号を組み立てて、通話台ディ
ジタルライン回路14Bまたは仮想ディジタル通話端末
装置30へ送出する。
【0031】図2を用いて、公衆網のISDNとインタ
ーフェースする、リモートアダプター41の回路構成を
示す。回線接続装置10側のリモートアダプター41A
と遠隔用ディーリング通話端末装置30側のリモートア
ダプター41Bは、同じ構成を有している。上記働きを
するリモートアダプター41は、ディジタルライン回路
インターフェース部411と、Bチャネル,Dチャネル
抽出分離・結合部412と、圧縮・伸長部413と、B
2’チャネル,Dチャネル結合・分離部414と、B1
チャネル,B2チャネル,D’チャネル結合・分離部4
15と、リモートアダプター用CPU416と、ISD
N発信・着信制御部417と、ISDNインターフェー
ス部418を有して構成されている。
【0032】ディジタルライン回路インターフェース部
411は、遠隔用ディジタルライン回路14Bまたは遠
隔用ディーリング通話端末装置30とリモートアダプタ
ー41との間でインターフェースをとる機能を有してい
る。
【0033】Bチャネル,Dチャネル抽出分離・結合部
412は、遠隔用ディジタルライン回路14Bまたは遠
隔用ディーリング通話端末装置10から受信したISD
N基本インターフェース(2B+D)形式の通信信号
を、B1チャネルとB2チャネルとDチャネルとに抽出
し分離して出力する働きを有するとともに、B1チャネ
ルデータとB2チャネルデータとDチャネルデータとを
結合してISDN基本インターフェース(2B+D)形
式の通信信号に組み立てる働きを有する。
【0034】圧縮・伸長部413は、分離された伝送速
度が64KbpsのB2チャネルデータ(音声)を、伝送
速度が32Kbpsとなるように圧縮してB2’データに
変換する機能と、伝送速度が32Kbpsの音声データに
圧縮されたB2’データを伝送速度が通常の64Kbps
となるように伸長してB2チャネルデータに変換する機
能を有している。
【0035】B2’チャネル,Dチャネル結合・分離部
414は、圧縮されたB2’データと回線制御装置10
との発信・着信制御用のDチャネルデータを結合して
(B2’+D)データとして出力する機能と、入力され
た(B2’+D)データをB2’データとDチャネルデ
ータに分離して出力する機能を有している。
【0036】B1チャネル,B2チャネル,D’チャネ
ル結合・分離部415は、B1チャネルデータと(B
2’+D)データとISDNへの発信・着信制御用の
D’チャネルデータを結合してISDN基本インターフ
ェース(2B+D)形式の通信信号を組み立てISDN
インターフェース部418へ出力する機能と、ISDN
インターフェース部418から受信したISDN基本イ
ンターフェース(2B+D)形式の通信信号をB1チャ
ネルデータと(B2’+D)データとISDNへの発信
・着信制御用のD’チャネルデータとに分離して出力す
る機能とを有している。
【0037】ISDN発信・着信制御部417は、IS
DN上での発信・着信制御に必要な制御情報(D’デー
タ)を生成し、受信した(D’データ)によって着信を
制御する。
【0038】ISDNインターフェース部418は、リ
モートアダプター41をISDNにインターフェースす
る機能を有している。
【0039】以下、ディーリング通話システムの動作を
説明する。ディジタルライン回路インターフェース部4
11で受信した遠隔ディジタルライン回路14B上を送
られてきたB1チャネルデータ・B2チャネルデータ・
Dチャネル(回線制御装置10と遠隔用ディーリング通
話端末装置30間の発信・着信制御用チャネル)データ
からなるISDN基本インターフェース(2B+D)形
式の通信信号は、Bチャネル,Dチャネル抽出分離・
結合部412によってB1チャネルデータ、B2チャ
ネルデータ、回線制御装置10と遠隔用ディーリング
通話端末装置30間の制御情報とディーリング通話端末
情報を含むDチャネルデータの3箇のデータに分離さ
れる。
【0040】伝送速度が64KbpsのB1チャネルデー
タ(ディーリング参考情報データ)は、B1チャネル
・B2チャネル・D’チャネル結合・分離部415へ送
られる。
【0041】伝送速度が64KbpsのB2チャネルデー
タ(音声)は、圧縮・伸長部413において伝送速度
が32Kbpsとなるように圧縮されたB2’データと
され、B2チャネル,Dチャネル結合・分離部414へ
送られる。16KbpsのDチャネルデータは、B2チ
ャネル,Dチャネル結合・分離部414へ送られる。B
2’データおよびDチャネルデータは、B2’チャ
ネル,Dチャネル結合・分離部414で結合されて、1
6Kbpsの空きデータ領域を有する64Kbpsの(B2’
+D)データとされ、B1チャネル,B2チャネル,
D’チャネル結合・分離部415へ送られる。
【0042】B1チャネル,B2チャネル,D’チャネ
ル結合・分離部415では、B1チャネルデータと、
(B2’+D)データと、ISDNへ発信・応答制御
するISDN発信・着信制御部417から送られたIS
DN発信・着信データであるD’データとを結合し
て、ISDN基本インターフェース(2B+D)形式の
通信信号に組み立てて、ISDN40上へ送り出す。
【0043】図3を用いて、パソコンを用いて構成され
るディーリング通話端末装置20と類似した機能を有す
る遠隔用ディーリング通話端末装置30の構成を説明す
る。遠隔用ディーリング通話端末装置30は、パソコン
本体31と、操作用キーボード32と、マウス33と、
通話系操作画面および情報系データを表示するディスプ
レー34と、通話用アダプター35と、通話用アダプタ
ー35に接続される送受話器36によって構成される。
パソコン本体31は、パソコンボード部311と、パソ
コン内に搭載されるディーリング用制御ボード312を
有している。
【0044】ディーリング用制御ボード312は、リモ
ートアダプター41とインターフェースするインターフ
ェース部3121と、データと音声の送信先を切り替え
るデータ音声切替部3122と、情報系データと遠隔用
ディーリング通話端末装置の制御情報をパソコンボード
311に送るISAバスインターフェース部3123
と、制御ボード用CPU3124と、遠隔用ディーリン
グ通話端末装置30からの発信・着信を制御する発信・
着信制御部3125と、通話回路制御部3126とで構
成される。
【0045】通話用アダプター35は、インターフェー
ス部351と、着信時の呼出音発生する着信音回路35
2と、通話回路353とを有して構成され、通話回路3
53に複数台の送受話器36が接続される。
【0046】リモートアダプター41Bからリモートア
ダプターインターフェース部3121を介して受信した
B1チャネルデータ,B2チャネルデータ,Dチャネル
データのうちB1チャネルデータ,B2チャネルデータ
は、データ・音声切替部3122において、音声データ
と音声以外のデータに振り分けられる。音声データは、
通話回路制御部3126へ、音声以外のデータは、IS
Aバスパソコンインターフェース部3213を介してパ
ソコンボード部311へ送られる。Dチャネルデータの
発信・着信制御データは、発信・着信制御部3125へ
送られ、その他のディーリング通話端末情報は、ISA
バスパソコンインターフェース部3123を経由してパ
ソコンボード部311へ出力される。
【0047】受信した情報のうちB1チャネルデータお
よびB2チャネルデータが音声データの場合、両データ
とも通話回路制御部3126に接続され、通話回路35
3を介して送受話器36に送られ2チャネルを用いた通
話が可能となる。
【0048】受信した情報のうちB1チャネルデータが
情報系データ(ディーリング参考情報)の場合は、B1
チャネルデータ(ディーリング参考情報)およびDチャ
ネルデータのうちのディーリング通話端末情報をISA
バスパソコンインターフェース部3123に接続し、デ
ィスプレー34への情報表示を可能としている。
【0049】遠隔用ディーリング通話端末装置30から
発信するときには、発信・着信制御部3125からのD
チャネルデータによって、リモートアダプター41B→
ISDN40→リモートアダプター41A→通話台ディ
ジタルライン回路14Bを介して回線制御装置10にB
1チャネルとB2チャネルの接続情報を送出する。この
時B1チャネルを音声接続するか、情報系データに接続
するかは、任意とする。
【0050】以上のような構成とすることによって、デ
ィーリングルームから離れた箇所に設置した遠隔用ディ
ーリング通話端末装置をISDN40を介してディーリ
ングルームに設置した回線制御装置に収容することがで
きるとともに、遠隔用ディーリング通話端末装置の画面
上に図4に示すように、情報系のデータと、ディーリン
グ通話端末装置としての操作情報を表示して、ディーリ
ング通話端末装置として働かせることができる。
【0051】図4は、遠隔用ディーリング通話端末装置
30のディスプレー34に表示される表示内容の例を示
す。ディスプレー34には、ディーリング通話端末装置
の発信・着信操作用画面341と、情報系データの表示
部345が表示される。発信・着信操作用画面341
は、回線名や相手先名称を表示したマウスクリックによ
って発信・着信応答する回線釦・オートダイヤル釦部3
42と音量調整や着信音停止の操作をする機能釦部34
3と操作情報表示用の窓部344と回線使用状況などが
表示される。情報系データの表示部345には、社内デ
ータベース52や情報ベンダー53からのディーリング
に参考となる情報が表示される。
【0052】上記実施の形態では、ISDN基本インタ
ーフェース(2B+D)のうちB1チャネルをディーリ
ング参考情報の伝送用に用い、B2チャネルを圧縮音声
情報とDチャネルデータの伝送に用いたが、B1チャネ
ルおよびB2チャネルを上記と逆の態様で使用すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】上記ディーリング通話システムの情報系
データ(ディーリング参考情報)を音声系システムに取
り込んで伝送することにより、情報系データをデジタル
ライン回路を使用して音声と同じラインで伝送すること
が可能となり、ディーラーが、自宅にルーム環境を設置
する場合に同一システムで、音声とデータを受信するこ
とが可能である。また、災害時用のバックアップシステ
ム構築も、自宅にルーム環境を設置するの同じように、
同一システムで、音声とデータを受信することが可能と
なり、通話系用・情報系用それぞれ別々の専用線を準備
する必要もなく、安価なシステム構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるディーリング通話
システムの構成の概要を示すブロック例。
【図2】図1に示したディーリング通話システムにおけ
るリモートアダプターの回路構成の概要を示すブロック
図。
【図3】図1に示したディーリング通話システムにおけ
る遠隔用ディーリング通話端末装置の回路構成の概要を
示すブロック図。
【図4】図3に示した遠隔用ディーリング通話端末装置
のディスプレイ部に示される通話端末装置操作画面とデ
ィーリング参考情報の表示例。
【符号の説明】
10 回線制御装置 12 局線トランク 13 マグネットワークトランク 14A デジタルライン回路 14B 遠隔用デジタルライン回路 15 回線制御装置制御ユニット 16 通話路コントロールユニット 17 Iインターフェースライン回路 20 ディーリング通話端末装置 30 遠隔用ディーリング通話端末装置 31 パソコン本体 311 パソコンボード部 312 ディーリング制御用ボード 3121 リモートアダプターインターフェース部 3122 データ・音声切替部 3123 ISAパソコンボード部 3124 遠隔用ディーリング通話端末装置制御用CP
U 3125 対回線制御装置用発信・着信制御部 3126 通話回路制御部 32 キーボード 33 マウス 34 ディスプレー 341 ディーリング通話端末装置発信・着信操作用画
面 342 回線釦・オートダイヤル釦部 343 機能釦部 344 操作情報表示部 345 情報系データの表示部 35 通話用アダプター 351 通話用アダプターインターフェース部 352 着信音回路 353 通話回路 36 送受話器 40 サービス総合ディジタル網(ISDN) 41 リモートアダプター 411 通話端末装置デジタルライン回路インターフェ
ース部 412 Bch,Dch抽出分離・結合部 413 B2ch圧縮・伸長部 414 B2’ch,Dch結合・分離部 415 B1ch,B2ch,D’ch結合・分離部 416 リモートアダプター用CPU 417 ISDN用発信・着信制御部 418 ISDNインターフェース部 50 LAN 51 パソコン 52 ターミナルアダプター 53 データベース 54 情報ベンダー 60 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04L 11/20 103A 5K101 11/00 303 Fターム(参考) 5B049 BB46 BB47 CC05 DD01 DD03 EE05 FF03 FF04 FF06 GG04 5K024 AA74 AA76 AA78 CC10 5K030 GA04 GA19 HB21 HC05 HC13 HD08 JA07 JL08 JT01 JT06 KA14 KA19 5K033 AA04 BA11 BA13 BA14 CB01 CB02 DA06 DB16 DB18 DB21 5K051 AA05 CC04 DD00 DD03 GG15 JJ05 5K101 KK03 KK15 KK16 LL03 MM02 MM06 NN18 UU19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つまたは複数のディーリング通話端末
    装置と、これらディーリング通話端末装置と局線や専用
    線などの回線を収容し交換動作を行う回線制御装置とを
    有し、前記ディーリング通話端末装置の少なくとも一つ
    をディジタル回線を介して前記回線制御装置に接続した
    ディーリング通話システムにおいて、回線制御装置に、
    情報ソースを取り込むデジタルライン回路と、回線およ
    び専用線を収容するトランクと、ディジタル回線を介し
    て接続される遠隔用ディーリング通話端末装置のインタ
    ーフェースとして働く遠隔ディジタルライン回路を備
    え、ディジタル回線の一つのチャネルを介して情報ソー
    スからの情報を伝送し、他の一つのチャネルを介して圧
    縮処理した音声データと通信制御データおよびディーリ
    ング通話装置情報を伝送するようにしたことを特徴とす
    るディーリング通話システム。
  2. 【請求項2】 前記回線制御装置に接続された遠隔用デ
    ィジタルライン回路を、公衆網であるISDNにインタ
    ーフェースし、ディーリング通話端末装置をパーソナル
    コンピュータで実現したことを特徴とする請求項1に記
    載のディーリング通話システム。
  3. 【請求項3】 前記遠隔デジタルライン回路をISDN
    基本インターフェース(2B+D)準拠とし、ISDN
    のBチャネルの一方のチャネルを情報ソースと接続し、
    他方のチャネルを、伝送速度が32Kbpsとなるように
    圧縮した音声データと遠隔用デジタルライン回路とディ
    ーリング通話端末装置間の呼制御を行う伝送速度が16
    KbpsのDチャネルデータを結合したデータとすること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のディーリ
    ング通話システム。
  4. 【請求項4】 上記ディーリング通話システムにおける
    ディジタル回線を介して回線制御装置と接続されたディ
    ーリング通話端末装置において、ISDN基本インター
    フェース(2B+D)と、通話回路と、音声データと音
    声データ以外のデータを振り分けるデータ・音声切替手
    段を備えたパーソナルコンピュータをディーリング通話
    端末装置とし、Bチャネルの一方のチャネルを介した情
    報ソースからのデータと、他方のチャネルを介して取得
    したDチャネルデータから得たディーリング通話端末装
    置の操作釦類をディスプレイに表示し、Bチャネル他方
    のチャネルの音声データを通話回路を介して通話可能に
    したことを特徴とするディーリング通話端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503881A (ja) * 2000-06-16 2004-02-05 ニボホブ、デベロップメント、アクチエボラーグ 紙幣取扱いシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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