JP2000031836A - 畳込み復号装置 - Google Patents

畳込み復号装置

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JP2000031836A JP11170277A JP17027799A JP2000031836A JP 2000031836 A JP2000031836 A JP 2000031836A JP 11170277 A JP11170277 A JP 11170277A JP 17027799 A JP17027799 A JP 17027799A JP 2000031836 A JP2000031836 A JP 2000031836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤレス基地局受信器などの、大きい拘束
長の符号を利用するアプリケーションを含むさまざまな
アプリケーションで、面積効率が良く、少ない複雑さお
よびコストで実装可能な復号器を提供する。 【解決手段】 復号器は、枝メトリック計算器88、A
CSエンジン90およびトレースバックユニット92を
有する。枝メトリック計算器88は、シンボルを生成す
るのに用いられた畳込み符号を表すトレリス内の遷移に
対する枝メトリックを計算する。受信シンボルと、畳込
み符号の可能な符号語との間の一致が良い場合には枝メ
トリックが小さくなり、受信シンボルと、畳込み符号の
可能な符号語との間の一致が悪い場合には枝メトリック
が大きくなるような逆尤度関数を用いて、枝メトリック
はシンボルのオフセットバイナリ表現から計算される。
従って、対応するパスメトリックの増大する速度は小さ
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信シ
ステムに関し、特に、このようなシステムで用いられる
ビタビ復号器などの畳込み復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】チャネル(通信路)符号化は、ディジタ
ル通信システムのロバスト性(頑強さ)を増大させるた
めに一般的に用いられる従来技術である。チャネル符号
化の基礎となる原理は、復号器での誤りの検出および訂
正が容易になるように送信ビットストリームに冗長性お
よび記憶を導入することである。チャネル符号の2つの
一般的なクラスは、ブロック符号とトレリス符号であ
る。ブロック符号は、ブロックごとに作用し、出力符号
語は、現在の入力ブロックメッセージのみに依存する。
これに対して、トレリス符号は、ブロック構造は仮定さ
れず、ある任意長のビットストリームを別のビットスト
リームに写像するものとみなされる。広く用いられてい
るあるクラスの線形のトレリス符号は畳込み符号として
知られている。この符号では、入力メッセージストリー
ムと、出力符号語は、v段のシフトレジスタを有する符
号器のインパルス応答との畳込みから得られる。nビッ
トの符号語は、m個の入力ビットと、シフトレジスタに
記憶されているvビットとの関数として生成される。符
号器の拘束長Kはm+vとして定義され、符号のレート
はm/nで与えられる。ただし、n>mである。
【0003】畳込み符号器は、最大でN=2v=2K-m
の可能な状態を有する有限状態マシンとして動作する。
m個の入力ビットは、vビットによって定義される現状
態から、次状態への遷移を引き起こし、生成される出力
ビット(すなわち符号ビット)の数は、符号のレートに
依存する。ある状態から別の状態への遷移を時間の関数
としてみると、一般に「トレリス」として知られるグラ
フが得られる。図1は、拘束長K=4でレート1/2の
畳込み符号のトレリス図である。この符号は、N=2
K-m=8個の可能な状態を有し、各状態はv=3ビット
に対応し、それぞれ、「旧状態」および「新状態」の列
の8個の点のうちの1つで表されている。この図は、あ
る旧状態と、その旧状態から到達可能な新状態との間の
すべての可能な遷移を示している。この例ではm=1で
あるため、符号化プロセスでは、1つの状態から可能な
遷移は2個だけであり、また、1つの状態への可能な遷
移は2個だけである。一般に、m個の入力ビットに対し
ては、1つの状態から、および、1つの状態へ、2m
の遷移がある。m=2の符号の場合、4個のこのような
遷移があることになる。
【0004】注意すべき点であるが、図1に示した状態
割当てはある程度の任意性がある。この例で採用した約
束は、入力ビットはシフトレジスタの最下位ビット(L
SB)にシフトインし、最上位ビット(MSB)がレジ
スタからシフトアウトするというものである。この約束
によれば、MSBにおいて異なる2個の状態は、1個の
入力がLSBにシフトインすると、同じ状態に集まる。
例えば、0および4の状態は、0がレジスタにシフトイ
ンすると、いずれも0状態に集まる。一般的に、状態割
当てにおいてN/2だけ異なる2個の状態は、同じ入力
条件下で同じ状態に集まる。さらに、0がレジスタのL
SBにシフトインした場合、新状態は偶状態となり、逆
に1がLSBにシフトインした場合、奇状態となる。シ
フトアップ(左シフト)演算は2の乗算と等価であるた
め、このプロセスは次のような遷移によって一般化され
る。 ・入力0により状態jは状態2jに移り、入力1により
状態jは2j+1に移る。 ・同様に、入力0により状態j+N/2は2jに移り、
入力1により状態j+N/2は2j+1に移る。 これらの遷移を、レート1/2符号の場合に図2に例示
する。結果として得られる計算構造は一般に「バタフラ
イ」として知られている。
【0005】畳込み符号化プロセスは、トレリス図を通
るパスをたどることとみなすことができる。図3に、時
間の関数として8状態トレリスを通ってたどったそのよ
うな1つのパスを示す。縦軸は、状態番号を昇順に示
し、横軸は時間を表す。トレリスの各段は時間Tを表
す。一般に、シフトレジスタは、0状態からスタートす
るように初期化される。図3に示す各遷移ごとにn個の
符号ビットが生成される。従って、対応する復号プロセ
スの目的は、受信した符号シンボルに基づいてトレリス
を通るこのパスを逆にたどることである。図4に、8段
トレリスに対して7Tの期間にわたるすべての可能なパ
スを示す。時刻Tにおいて8個の可能なパスがあり、時
刻2Tにおいて16個、などとなる。従って、可能なパ
ス数は時間とともに指数関数的に増大する。注意すべき
点であるが、各パスは、あるトレリス段から次のトレリ
ス段への遷移の特定の系列である。そこで、1つのパス
に対する「パスメトリック」は、個々の遷移メトリック
(すなわち「枝メトリック」)の総和によって与えられ
る。従って、復号プロセスは一般に次のようなステップ
を含む。 (1)受信した符号シンボルに基づいて枝メトリックを
計算する。 (2)枝メトリックを総和することによってパスメトリ
ックを計算する。 (3)ある時間後の最適なパスを選択する。 (4)最適パスに沿った「トレースバック」操作を実行
して対応する入力ビットを抽出する。 ビタビ復号では、パス数の指数関数的増大の問題は、各
時間ステップで、集まる2つのパスのうちの一方を選択
することによって解決される。その結果、考慮するパス
数は時間とともに一定に留まる。各時間ステップ(すな
わち、各トレリス段)におけるこのようなパスの消去
を、加算比較選択(ACS:add-compare-select)演算
という。
【0006】図5に、従来のビタビ復号器10の一般的
構造を示す。復号器10は、枝メトリック計算器12、
再帰ACSエンジン14、およびトレースバックユニッ
ト16を有する。軟(ソフト)シンボルが、入力バッフ
ァ18を通じて計算器12に入力される。計算器12
は、与えられたトレリス段に対するすべての可能な遷移
に対応する枝メトリックを計算する。トレリス内の状態
の数にかかわらず、レート1/n畳込み符号に対する相
異なる枝メトリックの数は2nによって与えられる。そ
の理由は、レート1/n符号の場合、相異なる符号nタ
プル(n-tuple)は2nのみであるからである。トレリスに
は2m・N個の枝があり、各枝ごとに特定の符号ビット
のnタプルが対応するが、nタプルと同数の相異なる枝
メトリックしか存在しない。ACSエンジン14は再帰
的である。その理由は、新しいパスメトリックは、前の
段に対して計算されたパスメトリックと、前の段から次
の段への遷移に対応する枝メトリックとに依存するから
である。ACSエンジン14の出力はトレースバックユ
ニット16に供給され、その結果の出力は出力バッファ
20にバッファリングされる。有限状態マシンコントロ
ーラ22は、ビタビ復号器10のさまざまな要素の動作
を制御する。
【0007】図6のAに、例示的な加算比較選択演算を
詳細に示す。N/2だけ離れた2つの初期状態jおよび
Jが状態2jに集まる。jに対する累積パスメトリック
はΓ jで与えられ、Jに対する累積パスメトリックはΓJ
で与えられる。それぞれの枝メトリックλj0およびλJ0
(ただし、0は0入力によって引き起こされる遷移を表
す。)がパスメトリックΓjおよびΓJにそれぞれ加算さ
れ、枝メトリック計算プロセスに依存して、メトリック
が最小または最大のいずれかのパスが選択される。例え
ば、枝メトリックが、受信シンボルと、対応する符号シ
ンボルとの間の内積に比例する場合、最大値が選択され
る。逆に、枝メトリックが、受信シンボルと符号シンボ
ルの間のユークリッド距離に比例する場合、最小値が選
択される。図6のBに、この加算比較選択演算を実現す
る回路を示す。この回路は、加算器30、比較ユニット
32および選択ユニット34を有する。
【0008】図7および図11に、図5のACSエンジ
ンに対する従来のさまざまなアーキテクチャを例示す
る。図7のAは、ACSユニット40および状態メトリ
ック(すなわちパスメトリック)ランダムアクセスメモ
リ(RAM)42を有する状態シリアル(直列)アーキ
テクチャを示す。このアーキテクチャを有するACSエ
ンジン14は、トレリス段を通る際に、RAM42から
古いパスメトリックを取得し、新しいパスメトリックを
RAM42に書き戻す。このようなアーキテクチャは非
常に面積効率が良いが、非常に遅く、一般に、音声処理
のような非常に低いデータレートのアプリケーションで
しか用いることができない。図7のBは、与えられたト
レリス段内のすべてのパスメトリックを同時に更新しよ
うとする状態パラレル(並列)アーキテクチャを示す。
このアーキテクチャは、トレリスのN個の状態のそれぞ
れに対して、ACSユニット40−i(i=1,
2,...,N)と、第1および第2のメモリユニット4
4−iおよび48−iとを有する。ルーティングネット
ワーク46は、必要に応じてさまざまなACSユニット
40−iに適当なメトリックを供給するために用いられ
る。このアーキテクチャは高いスループットを実現する
が、ルーティングネットワークは非常に大きな面積をと
ることがある。このようなアーキテクチャは一般的に、
畳込み符号の拘束長が大きい場合には実現可能でない。
その理由は、必要な面積は拘束長とともに指数関数的に
増大するからである。図11は、空間および時間の両方
の並列性を利用したいわゆる「シャフル交換(SE:sh
uffle-exchange)」アーキテクチャを示す。図11のS
Eアーキテクチャは、図示のように配置された複数のバ
タフライ構造50を有し、各バタフライ構造50は、1
対のACSユニット40Aおよび40Bを有する。1つ
のトレリス段のみを計算する代わりに、SEアーキテク
チャは、出力を入力へフィードバックする前に、数個の
トレリス段を計算することができる。しかし、SEアー
キテクチャは、拘束長の大きい符号に対して実装するの
が極めて困難であるという点で、状態並列アプローチと
同じ欠点を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、ワイヤレス基
地局受信器などの、大きい拘束長の符号を利用するアプ
リケーションを含むさまざまなアプリケーションで、面
積効率が良く、少ない複雑さおよびコストで実装可能な
復号器を提供するために、ビタビ復号法におけるさらな
る改良が必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、畳込み復号法
の、面積効率の良い実装のための装置および方法を実現
する。通信システムにおいて受信シンボルを復号する実
施例は、枝メトリック計算器、ACSエンジンおよびト
レースバックユニットを有する。枝メトリック計算器
は、シンボルを生成するのに用いられた畳込み符号を表
すトレリス内の遷移に対する枝メトリックを計算する。
本発明の1つの特徴によれば、与えられた受信シンボル
と、畳込み符号の可能な符号語との間の一致が良い場合
には枝メトリックが小さくなり、与えられた受信シンボ
ルと、畳込み符号の可能な符号語との間の一致が悪い場
合には枝メトリックが大きくなるような逆尤度関数を用
いて、枝メトリックはシンボルのオフセットバイナリ表
現から計算される。従って、対応するパスメトリックの
増大する速度は小さくなり、必要とするメモリは少なく
なり、必要なワード幅が少なくなり、再正規化の頻度が
少なくなる。このオフセットバイナリ方式によれば、対
応する従来の2の補数による実装よりも約25%も面積
効率の良い実装が得られる。
【0011】ACSエンジンは、トレリスの少なくとも
一部を通る選択パスを決定するように、枝メトリックか
ら生成されるパスメトリックを処理する。本発明のもう
1つの特徴によれば、ACSエンジンは状態直列アーキ
テクチャを利用することが可能である。このアーキテク
チャは、枝メトリック計算器内のk個のレジスタセット
から得られる枝メトリックを用いて、クロックサイクル
ごとに、与えられたトレリス段のk個の状態に対するパ
スメトリックを計算する。また、ACSエンジンは、あ
るトレリス段の間は、パスメトリックを第1のメモリか
ら読み出し第2のメモリに書き込み、次のトレリス段の
間は、パスメトリックを第2のメモリから読み出し第1
のメモリに書き込むという「ピンポン」方式で動作する
複数のメモリを有することも可能である。メモリ構成
は、例えばk=2からk=4になっても不変である。k
=4の場合のACSエンジンの実施例は、4個のメモリ
を使用し、クロックサイクルごとに2つのバタフライ計
算を実行する。しかし、k>4の場合、追加のメモリが
必要となることがある。このように、本発明は、k=4
の実施例において、最適なメモリ構成と、約2倍のAC
S計算の速度向上を実現する。例えば、k=4の場合、
状態数N=256、拘束長K=9、およびトレースバッ
ク長=64の実装において、最大のスループットが最小
のメモリ面積で得られる。
【0012】トレースバックユニットは、選択パスから
復号ビット列を生成する。本発明のさらにもう1つの特
徴によれば、トレースバックユニットは、ステージング
レジスタおよびトレースバックメモリを有するように構
成することが可能である。ステージングレジスタは、A
CSエンジンから選択パス情報を受け取る。与えられた
トレリス段に対するステージングレジスタの内容は、ス
テージングレジスタがフルになると、トレースバックメ
モリ内の、所定のトレースバック長を法とするステージ
の番号によって与えられる位置にロードされる。トレー
スバックメモリがフルになると、トレースバックが開始
される。トレースバック中に、トレースバックユニット
は、トレースバックメモリの与えられた部分から復号ビ
ットを生成し、その与えられた部分は続いて、ステージ
ングレジスタからの追加の選択パス情報で満たされる。
ステージングレジスタは一般に、連続しないデータをト
レースバックメモリに書き込み、1対の直列接続された
マルチプレクサを用いて、トレースバックメモリ内の与
えられたビットセットから関連するビットを抽出するこ
とが可能である。本発明のこのトレースバックの特徴に
より、復号器に必要なトレースバックメモリの量は、従
来の構成に比べて約50%以上削減することができる。
【0013】本発明は、IS−95(北米狭帯域CDM
A)基地局受信器用の面積効率の良いビタビ復号器の超
大規模集積(VLSI)実装のようなアプリケーション
に特に適しているが、他のさまざまなアプリケーション
にも同様の効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下で、本発明について、IS−
95(北米狭帯域CDMA)基地局受信器内のVLSI
回路における実装用に設計された例示的なビタビ復号器
を用いて説明する。理解されるべき点であるが、これは
本発明のある特定の応用の単なる例示であり、本発明
は、一般的に、実装のコストおよび複雑さを低減するこ
とから利益を得る可能性のある任意の従来の復号プロセ
スに適用可能である。「面積効率の良い」復号器という
用語は、本明細書では一般に、チップ面積が貴重である
ようなVLSI回路などの実施例における実装の場合
に、対応する従来の実装よりも小さいチップ面積しか占
有しない復号器のことをいう。「畳込み復号器」という
用語は、本明細書では、任意のタイプのビタビ復号器、
および、その他のタイプの畳込み復号器を含むものと理
解されるべきである。
【0015】直接拡散符号分割多元接続(DS/CDM
A)のIS−95無線インタフェースは、移動局送信器
において、拘束長K=9で、レート1/3およびレート
1/2の畳込み符号化を規定している。IS−95逆方
向(リバース)リンクチャネルは、アクセスチャネルお
よびトラフィックチャネルの両方を含む。トラフィック
チャネルには、14.4kbpsおよび9.6kbps
という2つのレートセットがある。14.4kbpsチ
ャネルはレート1/2で符号化され、9.6kbpsチ
ャネルはレート1/3で符号化される。これらのレート
セットはそれぞれ、フルレート、ハーフ(2分の1)レ
ート、4分の1レートおよび8分の1レートという可変
データレートで動作する。これに対して、アクセスチャ
ネルは4.8kbpsという固定データレートで動作す
る。これらのそれぞれのチャネルに対して、符号化プロ
セスの拘束長はK=9であり、対応するトレリスにはN
=2K-m=256個の状態がある。比較のために、IS
−136(TDMA)およびGSM標準における拘束長
はそれぞれ6および5である。明らかに、IS−136
およびGSMに比べてIS−95プロトコルを費用効率
良く実装するには、ビタビ復号器の面積効率の良い設計
が必須である。
【0016】図8に、本発明による面積効率の良いビタ
ビ復号器を実装可能なIS−95基地局受信器60を示
す。受信信号r(t)は、ミキサ62、63とチップ整
合フィルタ64、65を用いて直角復調された後、拡散
符号の同相(I)および直交(Q)バージョンを用いて
素子66および67で逆拡散される。結果として得られ
る逆拡散信号は、64個の非コヒーレントウォルシュ相
関器からなる相関器バンク68に入力される。これらの
相関器は、特定のウォルシュシンボルが受信された確率
0,Z1,...,Z63を評価する。相関器バンクの出力
において硬判定をするのではなく、複数の確率Z0
1,...,Z63は軟シンボル生成器(SSG:soft sym
bol generator)70に送られる。各ウォルシュシンボ
ルは6個の符号化ビットを表すので、SSG70の目的
は、Ziに基づいてこの6ビットの各ビットに軟(ソフ
ト)値を割り当てることである。この軟判定プロセスに
よりさらに複雑さが増大するが、硬判定復号よりも符号
化利得が約1.5〜2.0dB増大する。SSG70の
出力はデインタリーバ72に送られる。デインタリーバ
72は、バースト誤りをランダム化するように作用す
る。デインタリーバ72の出力は、本発明に従って構成
される面積効率の良いビタビ復号器75に供給される。
【0017】図9は、図8のビタビ復号器75の実施例
のブロック図である。アクセスチャネルの場合、情報デ
ータレートは4.8kbpsであり、これはレート1/
3で符号化され、2回反復された後、インタリーブされ
る。そのため、基地局受信器では、デインタリーバ72
でのデインタリーブの後、レジスタ81Aおよび81B
からの反復ビットが加算器82で足し合わされて5ビッ
トの軟シンボル値となり、4ビットにスケールダウンさ
れた後にマルチプレクサ84に入力される。トラフィッ
クチャネルの場合、反復ビットはIS−95標準に記述
されたデータバーストランダム化(DBR:data-burst
randomization)アルゴリズムに基づいて消去され、デ
インタリーバ72から読み出された軟シンボル値は直接
マルチプレクサに送られる。チャネルがAWGNチャネ
ルの場合、枝メトリックの最適な計算は、内積またはユ
ークリッド距離に基づくものである。マルチプレクサ8
4の4ビット出力は、バイナリ判定スライサ87および
枝メトリック計算器88に送られる。バイナリスライサ
87は硬判定を行い、その結果を比較正規化ユニット1
00に送る。この硬判定値は後でシンボル誤り率を計算
するために使用される。
【0018】与えられたトレリス段に対して、枝メトリ
ック計算器88は、相異なるすべての枝メトリックを計
算してそれらをレジスタファイルに格納する。その後、
これらの枝メトリックは、ACSエンジン90がパスメ
トリックを更新する際にACSエンジン90によって取
り出される。本実施例におけるACSエンジン90は、
1ビットのトレースバックポインタを出力し、これはト
レースバックユニット92に供給され、対応するトレー
スバックメモリに格納される。また、ACSエンジン9
0はいわゆる「Yamamotoビット」を生成する。これは、
トレリスの最終段における0状態に対してのみ復号器ス
テータスレジスタ94にラッチされる。Yamamotoビット
は、ACSエンジン90におけるパス消去プロセスのロ
バスト性を示す作用をする。
【0019】このIS−95アプリケーションにおける
データ伝送は可変であるため、ビタビ復号器75は4つ
のレート、すなわち、フル、ハーフ、4分の1および8
分の1のすべてを計算し、その結果を、シフトレジスタ
96を通じて出力バッファ97に送る。代替実施例で
は、フル、ハーフ、4分の1および8分の1のそれぞれ
のレートの出力を格納するために、出力バッファ97の
代わりに、図17に示すように、別個のシフトレジスタ
177−1、177−2、177−3および177−4
を用いることが可能である。出力ビットは、64サイク
ル(これは、トレースバックメモリの長さに対応す
る。)ごとにトレースバックユニット92によって生成
される。シフトレジスタ96からの出力ビットは、再符
号器98で再符号化され、比較正規化ユニット100
で、バイナリスライサ87からの硬判定値と比較され
る。その結果は、シンボル誤り率(SER:symbol err
or rate)レジスタのセットSER_1、SER_2、
SER_4およびSER_8に格納される。巡回冗長符
号(CRC)検査が、CRCユニット102で、14.
4kbpsレートセットのすべてのレートと、9.6k
bpsレートセットのフルレートおよびハーフレートに
対して実行され、その結果であるCRC_1、CRC_
2、CRC_4およびCRC_8はレジスタ104に格
納される。CRC、SERおよびYamamotoビットの情報
を用いて、復号器75は、与えられたフレームでいずれ
のレートが送信されたかを判断することができる。
【0020】図10および表1に、本発明による枝メト
リック計算のさまざまな点について図示する。図10に
示すように、ノイズの存在により、受信シンボルは、実
際の送信値aおよび−aからずれることがある。ノイズ
がガウシアンであると仮定すると、図10の確率分布関
数p(z|a)は次のように書くことができる。
【数1】 レート1/n符号の場合、logep(z|a)として
定義される尤度関数、従って枝メトリック(BM:bran
ch metric)は、次式で与えられることを示すことがで
きる。
【数2】 これは、an=±1の場合、加算および減算に帰着する
(Andrew J. Viterbi, "CDMA: Principles of Spread S
pectrum Communication", Addison-Wesley, 1995、参
照)。こうして、枝メトリックは、n個の距離にわたる
総和によって得られる。従来の方式では、受信シンボル
zは一般に、図10に示したように2の補数表示によっ
て表現される。線形変換は尤度関数を変えないため、+
8のような定数をすべての2の補数値に加えた場合、そ
の結果は図示のようなオフセットバイナリ表現となる。
注意すべき点であるが、従来の2の補数方式では、一致
が良い場合に枝メトリックは大きくなる。例えば、受信
シンボルz=+7の場合、+1と比較すると、結果は7
となる。同様に、z=−7の場合、−1と比較すると、
結果はやはり7となる。別の可能性は、同じく図10に
示した符号付き絶対値表現を用いるものである。しか
し、符号付き絶対値表現では一般に枝メトリックは大き
くなる。
【表1】
【0021】本発明によるオフセットバイナリ表現で
は、尤度を計算する代わりに、尤度の逆数を計算する。
ここで、尤度は、受信シンボルと符号後の間の距離に比
例する。例えば、受信シンボルz=0000の場合、そ
の0からの距離は0であり、1からの距離は1111で
ある。従って、一致が良い場合、枝メトリックは0にな
り、一致が悪い場合、メトリックは非常に大きくなる。
図11に、すべての可能な4ビット軟シンボル値に対す
る距離の値を示す。オフセットバイナリ表現では、距離
は、ビットに対する単純な排他的論理和(XOR)演算
によって得られる。上記のように、全枝メトリックは、
n個の距離にわたる総和により得られる。本発明のオフ
セットバイナリ方式を用いる利点は、パスメトリック
が、従来の2の補数による実装の場合ほどに速くは増大
しないことである。その結果、従来のパスメトリックの
再正規化は、オフセットバイナリ方式を用いると実行す
る頻度が少なくなる。再正規化とは、一般に、連続する
固定小数点計算を可能にするために、計算値が指定レベ
ルに到達したときに計算値のセットを調整するプロセス
のことである。ハードウェア要求条件を比較すると、本
発明のオフセットバイナリ方式はXORおよび加算器を
用いて実装することができるのに対して、従来の2の補
数方式は加算器および減算器を必要とする。代替実施例
では、本発明のオフセットバイナリ方式の使用により、
枝メトリック計算器に必要な面積が約25%縮小する。
【0022】図12に、図9の復号器の枝メトリック計
算器88の実施例を詳細に示す。4ビット軟シンボル値
はマルチプレクサ84からレジスタ120−1、120
−2および120−3にロードされる。符号レートが1
/3の場合、3個のシンボルがロードされ、符号レート
が1/2の場合、2個のシンボルがロードされる。仮説
ベクトルH_0、H_1およびH_2が、対応するXO
Rゲート124−1、124−2および124−3にロ
ードされる。仮説ベクトルは、レート1/3の場合は0
00から111までであり、レート1/2の場合は00
から11までである。XORゲート124−1および1
24−2の出力は加算器125に入力され、加算器12
5の出力は、XORゲート124−3の出力とともに加
算器126に入力される。加算器125および126の
出力において結果として得られる枝メトリックは、マル
チプレクサ127に入力される。マルチプレクサ127
は、これらのメトリックをレジスタファイル128−
1、128−2、128−3および128−4に格納す
る。本実施例では、4個のレジスタファイルを用いるこ
とにより、ACSエンジン90によって要求される4個
の同時の読み出しを可能にしている。
【0023】図13に、復号器75のACSエンジン9
0に実装されたACS演算を示し、図14に、計算のメ
モリ編成を示す。シミュレーション結果に基づいて、実
施例では、トレースバック長を64に選択した。これ
は、トレースバック演算が64クロックサイクルを必要
とすることを意味する。例示したトレリスには256個
の状態があるため、ACS演算をトレースバック演算と
完全に重ね合わせるためには、各クロックサイクルで4
個の状態メトリックを更新する(すなわち、各クロック
サイクルで2個の「バタフライ」構造を計算する)必要
がある。従って、1個のトレリス段は64クロックサイ
クルで計算される。各クロックサイクルで計算される2
個のバタフライ構造を図13に示す。図14のメモリ編
成は、4個のデュアルポートランダムアクセスメモリ
(RAM)140、142、144および146を含
む。注意すべき点であるが、各クロックサイクルごとに
1個のバタフライを計算する場合でも、本実施例では一
般に4個のRAMが必要である。しかし、3個以上のバ
タフライを各クロックサイクルごとに計算する場合、一
般に4個より多くのRAMが必要となる。従って、クロ
ックサイクルあたり2個のバタフライは、最小のメモリ
での最大の計算であり、それゆえ、最適な構成である。
【0024】デュアルポートRAM140、142、1
44および146はそれぞれ128個の10ビットワー
ドを格納し、各ワードの9ビットは状態メトリックに対
応し、1ビットはYamamotoビットに対応する。各RAM
140、142、144および146は、2つの読み出
し(READ)または2つの書き込み(WRITE)のうちのいずれ
かをサポートすることができるため、図14に例示した
方式は、利用可能なメモリの最適な使用である。この方
式では、RAM140のロケーション0〜63と、RA
M155のロケーション128〜191とから読み出し
た状態は、RAM142のロケーション0〜127にの
み書き込まれる。従って、下側の書き込みRAM146
は、これらの書き込み動作では空いている。4個のすべ
てのRAMの最大限の利用は、RAM140のロケーシ
ョン64〜127から読み出した状態と、RAM144
のロケーション192〜255から読み出した状態を、
RAM146のロケーション128〜255に書き込め
るようにすることによって実現される。
【0025】図15に、ACSエンジン90の実施例を
詳細に示す。RAM140、142、144および14
6は「ピンポン」方式で動作する。すなわち、あるトレ
リス段の間、状態メトリックはRAM140、144か
ら読み出されてRAM142、146に書き込まれ、次
の段ではこれらの役割が逆転する。換言すれば、時刻2
Tにおいて「現状態」が読み出されることになるRAM
に、時刻Tにおいて「次状態」が書き込まれる。前述の
ように、状態メトリックRAMはそれぞれ幅10ビット
であり、9ビットは状態メトリックに対応し、1ビット
はYamamotoビットに対応する。マルチプレクサ150−
1および150−2は、RAM140、142、144
および146に書き込むデータを選択し、マルチプレク
サ152−1および152−2は、取得したデータをA
CS回路155に送る。ACS回路155は、図示のよ
うに接続された加算器(adder)156、比較ユニット1
57およびマルチプレクサ158を有する。RAMに送
られる読み出しアドレスは、打切り畳込み符号器154
−1および154−2にも送られる。打切り畳込み符号
器154−1および154−2は、対応する枝メトリッ
クを取得するための正しいアドレスを生成する。前述の
ように、本実施例は、4個の枝メトリックレジスタファ
イルを用いて、4個のACS判定を行うのに必要な4個
の異なる枝メトリックを供給する。また、ACSエンジ
ン90はトレースバック演算のための1ビットを生成す
る。生き残りパスがjである場合、0がトレースバック
ビットとして格納され、生き残りパスがj+128であ
る場合、1が格納される。このようにして、トレースバ
ックビットがアドレス2jのMSBにシフトインされる
と、生き残りパスに連結した状態に到達する。ACS回
路155は、4個の生き残り状態メトリックを比較し
て、最小のものを判定する。その後、最小のメトリック
は、再正規化、および、トレースバックの初期化に用い
られる。
【0026】図16に、本発明によるトレースバックユ
ニット92に実装されるトレースバックメモリの動作を
示す。上記のIS−95基地局受信器のように拘束長の
大きい符号のアプリケーションでは、トレースバックメ
モリのサイズは、実装のコストおよび同一のチップ上に
他の機能とともに集積することの実現可能性を判断する
際の重要なファクタである。定数Lを256×64と定
義すると、従来のビタビ復号器チップは一般にサイズ3
Lのトレースバックメモリで設計されたが、サイズ1.
5Lのトレースバックメモリも提案されている。本発明
による面積効率の良い復号器は、Lのオーダーのサイズ
のトレースバックメモリを用いて実装することができ
る。この改良は、実施例では、4個の64段シフトレジ
スタ(SR)160−i(i=1,2,3および4)の
形式のステージングレジスタ160と、機能的な64ワ
ード×256ビットトレースバックRAM162とを用
いて提供される。
【0027】図16のAに、時刻T=0におけるステー
ジングレジスタ160およびトレースバックRAM16
2を示す。64×256ビットトレースバックRAM
は、8個の64×32RAMを用いて実装することが可
能である。これは、64クロックサイクルで、ステージ
ングレジスタ160を書き込む。64サイクル後、ステ
ージングレジスタ160はトレースバックRAM162
に書き込まれる。トレースバックRAMは、図16のB
〜Gに示すような、本発明による巡回バッファ読み出し
/書き込み実装方式を利用する。図16のBに、時刻0
<T<64の間にデータで満たされるステージングレジ
スタ160を示す。時刻T=64に、ステージングレジ
スタ160がフルになると、図16のCに示すように、
その内容がトレースバックRAM162に転送され、こ
のプロセスは、図16のDおよびEに示すように、時刻
T=64×64まで継続し、その時点で、トレースバッ
クRAM162はフルになる。この時点で、トレースバ
ックが開始される。トレースバックは、段63から開始
し、段0のビットを押し出す(プッシュアウト)。この
プロセスは64クロックサイクルかかる。この間に、A
CSエンジンは再びステージングレジスタ160を満た
す。図16のFに示すように、64サイクルの終了時、
すなわち、時刻T=64×(64+1)に、トレースバ
ックRAM162のアドレス0に対応する段0が空にな
り、段64がアドレス0に書き込まれる。注意すべき点
であるが、64 mod 64は0である。すなわち、
次のトレースバックは段64(アドレス0)から開始
し、段1の1ビットを押し出す。図16のGに示すよう
に、64サイクルの終了時、すなわち、時刻T=64×
(64+2)に、トレースバックRAM162のアドレ
ス1に対応する段1が空になり、段65がアドレス1に
書き込まれる。こうして、段アドレスとトレースバック
RAMアドレスの間のマッピングはmod64で行われ
る。
【0028】図17に、トレースバックユニット92の
実施例を詳細に示す。トレースバックユニット92は、
4個の64段シフトレジスタ160−1、160−2、
160−3および160−4として実装された上記のス
テージングレジスタ160を有する。これらのシフトレ
ジスタは、64×256トレースバックRAM162に
接続される。トレースバックRAM162は、本実施例
では、シングルポートRAMとして実装される。注意す
べき点であるが、4個のシフトレジスタは、トレースバ
ックRAM162における連続するポインタを書き込ま
ない。データを並べ替えようとする(これは、複雑な配
線の大規模なネットワークを要する)代わりに、トレー
スバックRAMへのアドレスを分割し、4:1マルチプ
レクサ173と64:1マルチプレクサ174を用いて
並べ替える。マルチプレクサ173、174は、トレー
スバックRAM162内の与えられた256ビットセッ
トから関連するトレースバックポインタを抽出し、この
ポインタは、8段シフトレジスタ175(これにはあら
かじめ初期アドレス176がロードされている。)のM
SB入力にプッシュされる。シフトレジスタ175から
のLSBビットは出力ビットであり、これは、トレース
バック演算の終了時に、関連する出力シフトレジスタ1
77−1、177−2、177−3または177−4に
ラッチされる。前述のように、シフトレジスタ177−
1、177−2、177−3および177−4は、図9
の出力バッファ97の代替物と見ることも可能である。
本発明の改良されたトレースバック方式は、従来の構成
に比べて、復号器に必要なトレースバックメモリの量を
50%以上縮小することができる。従来のトレースバッ
クメモリ構成に関してさらに詳細には、例えば、R. Cyp
her and C. B. Shung, "Generalized Traceback Techni
ques for Survivor Memory Management in the Viterbi
Algorithm", IEEE Globecom, pp.1318-1322, December
1990、に記載されている。
【0029】図18は、上記のIS−95基地局受信器
アプリケーションにおける例示的な20msデータフレ
ームに対する、図9の例示的なビタビ復号器75のタイ
ミング図である。復調プロセスの終了時に、DI_RD
Y信号が復号プロセスを開始する。受信チャネルがトラ
フィックチャネルである場合、前述のように、4個のレ
ートをすべて復号する必要がある。フルレートを最初に
復号し、その後、ハーフレートを復号し、その後、4分
の1レートを復号し、最後に、8分の1レートを復号す
る。アクセスチャネルの場合、データ伝送は固定レート
で行われるため、復号は一度だけ実行される。レート1
/3符号の場合、ビタビ復号器75は、デインタリーバ
72から順次3個の軟シンボルをフェッチし、それらを
枝メトリック計算器88のレジスタ120−1、120
−2および120−3にロードする。その後、8個の仮
説を実行し、対応する枝メトリックを枝メトリック計算
器88のレジスタファイル128−1、128−2、1
28−3および128−4に格納する。このプロセスは
11クロックサイクルかかる。レート1/2符号の場
合、このプロセスは7クロックサイクルかかる。
【0030】次に、制御はACSエンジン90に移る。
ACSエンジン90は、1段を完了するのに64クロッ
クサイクルかかる。このプロセス中に、トレースバック
ポインタがトレースバックユニット92の4個のシフト
レジスタ160−1、160−2、160−3および1
60−4に書き込まれる。ACS計算の終了時に、これ
らのシフトレジスタの内容がトレースバック(TB)R
AM162に書き込まれる。並行して、枝メトリック計
算器88は、次の3個の符号シンボルをフェッチし、次
の枝メトリックのセットを計算(BMC)している。こ
のサイクルは、トレースバックRAM162が満たされ
るまで反復される。満たされた時点で、トレースバック
ユニット92はトレースバックを開始し、トレースバッ
クは、ACS演算と平行して行われる。64サイクルの
終了時に、トレースバックユニット92は1個の復号ビ
ットをプッシュアウトし、シフトレジスタ160−1、
160−2、160−3および160−4は、自己の内
容を、トレースバックRAM162内で解放されている
スロットにダンプする。このプロセスは、最後のトレリ
ス段がRAM162に書き込まれるまで継続する。その
後、枝メトリック計算器88およびACSエンジン90
はアイドルモードに移り、トレースバックユニットは最
後のビットセットをプッシュアウトする。このレートが
終了すると、4個のレートのすべてが完了するまで、制
御は次のレートに移る。その後、プロセス全体が、次の
データフレームに対して繰り返される。本発明の面積効
率の良いビタビ復号器のスループットは、20MHzの
クロックレートで、レート1/2符号の場合は0.32
Mbpsであり、レート1/2符号の場合は0.26M
bpsである。この実装は、リアルタイムで、すなわ
ち、1個の20msフレームにおいて、10個までのC
DMAチャネルを復号することができる。
【0031】強調されるべき点であるが、上記で例示し
たビタビ復号器は本発明の動作を説明するためのもので
あって、特定の実施例に本発明を限定するものと解釈し
てはならない。例えば、本発明は、IS−95方式の基
地局受信器における実装に適してはいるが、畳込み符号
を利用する他のアプリケーションにおける面積効率の良
い復号器を実現するために使用することも可能である。
さらに、符号レート、拘束長、トレリス内の状態数、ト
レースバック長などがさまざまに異なる実施例も、個々
のアプリケーションの必要に応じて実装可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ワ
イヤレス基地局受信器などの、大きい拘束長の符号を利
用するアプリケーションを含むさまざまなアプリケーシ
ョンで、面積効率が良く、少ない複雑さおよびコストで
実装可能なビタビ復号器が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の、拘束長K=4でレート1/2の畳込み
符号のトレリス図である。
【図2】従来の、レート1/2符号の場合のバタフライ
構造の図である。
【図3】従来の、8状態トレリスにおける畳込み符号化
プロセスの図である。
【図4】従来の、8段トレリスに対して7Tの期間にわ
たるすべての可能なパスの図である。
【図5】従来のビタビ復号器のブロック図である。
【図6】図5の復号器における加算比較選択(ACS)
演算の図である。
【図7】図5のビタビ復号器内のACSエンジンに対す
る従来の実装の図である。
【図8】本発明による面積効率の良いビタビ復号器が実
装されるIS−95基地局受信器の図である。
【図9】本発明による面積効率の良いビタビ復号器の実
施例のブロック図である。
【図10】本発明によるビタビ復号器における枝メトリ
ック計算で用いられるバイナリオフセット表現の図であ
る。
【図11】図5のビタビ復号器内のACSエンジンに対
する従来の実装の図である。
【図12】図9のビタビ復号器で用いられる枝メトリッ
ク計算器の実施例の図である。
【図13】図9のビタビ復号器で用いられるACSエン
ジンにおけるACS計算の説明図である。
【図14】図9のビタビ復号器で用いられるACSエン
ジンにおけるメモリ編成の説明図である。
【図15】図9のビタビ復号器で用いるのに適したAC
Sエンジンの実施例の左半分の図である。
【図16】本発明による巡回バッファトレースバックメ
モリ方式の動作の説明図である。
【図17】図16のトレースバックメモリ方式を含み、
図9のビタビ復号器で用いるのに適した、トレースバッ
クユニットの実施例の図である。
【図18】例示的なデータフレームに対する図9のビタ
ビ復号器のさまざまな動作のタイミングを示すタイミン
グ図である。
【図19】図9のビタビ復号器で用いるのに適したAC
Sエンジンの実施例の左半分の図である。
【符号の説明】
10 ビタビ復号器 12 枝メトリック計算器 14 再帰ACSエンジン 16 トレースバックユニット 18 入力バッファ 20 出力バッファ 22 有限状態マシンコントローラ 30 加算器 32 比較ユニット 34 選択ユニット 40 ACSユニット 42 状態メトリックRAM 44 第1メモリユニット 46 ルーティングネットワーク 48 第2メモリユニット 50 バタフライ構造 60 IS−95基地局受信器 62 ミキサ 63 ミキサ 64 チップ整合フィルタ 65 チップ整合フィルタ 68 非コヒーレントウォルシュ相関器バンク 70 軟シンボル生成器(SSG) 72 デインタリーバ 75 ビタビ復号器 81 レジスタ 82 加算器 84 マルチプレクサ 87 バイナリ判定スライサ 88 枝メトリック計算器 90 ACSエンジン 92 トレースバックユニット 94 復号器ステータスレジスタ 96 シフトレジスタ 97 出力バッファ 98 再符号器 100 比較正規化ユニット 102 CRCユニット 104 レジスタ 120 レジスタ 124 XORゲート 125 加算器 126 加算器 127 マルチプレクサ 128 レジスタファイル 140 デュアルポートRAM 142 デュアルポートRAM 144 デュアルポートRAM 146 デュアルポートRAM 150 マルチプレクサ 152 マルチプレクサ 154 打切り畳込み符号器 155 ACS回路 156 加算器 157 比較ユニット 158 マルチプレクサ 160 ステージングレジスタ(シフトレジスタ) 162 トレースバックRAM 173 4:1マルチプレクサ 174 64:1マルチプレクサ 175 8段シフトレジスタ 176 初期アドレス 177 シフトレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 サイド アオン ムジャタバ アメリカ合衆国,07922 ニュージャージ ー,バークリー ハイツ,ホーリー グレ ン サウス 65

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボルを生成するために用いられる畳
    込み符号を表すトレリス内での遷移に対する枝メトリッ
    クを、逆尤度関数を用いてシンボルのオフセットバイナ
    リ表現から計算する枝メトリック計算器と、 前記トレリスの少なくとも一部を通るパスを選択するよ
    うに、前記枝メトリックから生成されるパスメトリック
    を処理する加算比較選択エンジンと、 選択されたパスから復号ビット列を生成するトレースバ
    ックユニットとからなることを特徴とする、通信システ
    ムにおいて受信シンボルを復号する畳込み復号装置。
  2. 【請求項2】 前記枝メトリック計算器は、受信シンボ
    ルと前記畳込み符号の可能な符号語との間の一致が良い
    場合に枝メトリックが小さくなり、受信シンボルと可能
    な符号語との間の一致が悪い場合に枝メトリックが大き
    くなるように、前記枝メトリックを計算することを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記加算比較選択エンジンは、状態直列
    アーキテクチャを利用することを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記枝メトリック計算器は、計算した枝
    メトリックをk個のレジスタセットに格納し、 前記加算比較選択エンジンは、クロックサイクルごと
    に、前記トレリスの与えられた段のk個の状態に対する
    パスメトリックを処理することを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記加算比較選択エンジンは、複数のメ
    モリを有し、与えられたトレリス段の間に、パスメトリ
    ックは第1のメモリから読み出されて第2のメモリに書
    き込まれ、次のトレリス段の間に、パスメトリックは該
    第2のメモリから読み出されて該第1のメモリに書き込
    まれることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記加算比較選択エンジンは、少なくと
    も4個のメモリを有し、クロックサイクルごとに2つの
    バタフライ計算を実行することを特徴とする請求項1に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記トレースバックユニットは、ステー
    ジングレジスタおよびトレースバックメモリを有し、 前記ステージングレジスタは、前記加算比較選択エンジ
    ンから、選択されたパスの情報を受け取り、 前記ステージングレジスタが指定のフルネスに到達した
    ときに前記ステージングレジスタの内容は前記トレース
    バックメモリにロードされ、 前記トレースバックメモリが指定のフルネスに到達した
    ときにトレースバックが開始されることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記トレースバックユニットは、トレー
    スバックが開始されると、前記トレースバックメモリの
    与えられた部分から復号ビットを生成し、その後、該与
    えられた部分は、前記ステージングレジスタからの次の
    選択されたパスの情報で満たされることを特徴とする請
    求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記トレースバックメモリにおける、与
    えられたトレリス段に対応する部分のアドレスは、トレ
    ースバック長を法とする該段の番号として決定されるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ステージングレジスタは、前記ト
    レースバックメモリに、連続しないデータを書き込み、 前記トレースバックユニットは、前記トレースバックメ
    モリ内の与えられたビットセットから必要なビットを抽
    出するように構成された複数のマルチプレクサをさらに
    有することを特徴とする請求項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】 シンボルを生成するために用いられる
    畳込み符号を表すトレリス内での遷移に対する枝メトリ
    ックを、逆尤度関数を用いてシンボルのオフセットバイ
    ナリ表現から計算する枝メトリック計算ステップと、 前記トレリスの少なくとも一部を通るパスを選択するよ
    うに、前記枝メトリックから生成されるパスメトリック
    を処理するパスメトリック処理ステップと、 選択されたパスから復号ビット列を生成する復号ビット
    列生成ステップとからなることを特徴とする、通信シス
    テムにおいて受信シンボルを復号する方法。
  12. 【請求項12】 前記枝メトリック計算ステップは、受
    信シンボルと前記畳込み符号の可能な符号語との間の一
    致が良い場合に枝メトリックが小さくなり、受信シンボ
    ルと可能な符号語との間の一致が悪い場合に枝メトリッ
    クが大きくなるように、前記枝メトリックを計算するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記枝メトリック計算ステップは、計
    算した枝メトリックをk個のレジスタセットに格納し、 前記パスメトリック処理ステップは、クロックサイクル
    ごとに、前記トレリスの与えられた段のk個の状態に対
    するパスメトリックを処理することを特徴とする請求項
    11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記パスメトリック処理ステップは、
    パスメトリックごとに複数のメモリを利用して、与えら
    れたトレリス段の間に、パスメトリックを第1のメモリ
    から読み出して第2のメモリに書き込み、次のトレリス
    段の間に、パスメトリックを該第2のメモリから読み出
    して該第1のメモリに書き込むことを特徴とする請求項
    11に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記パスメトリック処理ステップは、
    少なくとも4個のメモリを利用して、クロックサイクル
    ごとに2つのバタフライ計算を実行することを特徴とす
    る請求項11に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記復号ビット列生成ステップは、 選択されたパスの情報をステージングレジスタに格納す
    るステップと、 前記ステージングレジスタが指定のフルネスに到達した
    ときに前記ステージングレジスタの内容をトレースバッ
    クメモリにロードするステップと、 前記トレースバックメモリが指定のフルネスに到達した
    ときにトレースバックを開始するステップとを有するこ
    とを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記復号ビット列生成ステップは、 トレースバックが開始されると、前記トレースバックメ
    モリの与えられた部分から復号ビットを生成するステッ
    プと、 前記与えられた部分を、前記ステージングレジスタから
    の次の選択されたパスの情報で満たすステップとをさら
    に有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記トレースバックメモリにおける、
    与えられたトレリス段に対応する部分のアドレスを、ト
    レースバック長を法とする該段の番号として決定するス
    テップをさらに有することを特徴とする請求項16に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ステージングレジスタは、前記ト
    レースバックメモリに、連続しないデータを書き込み、 前記復号ビット列生成ステップは、複数のマルチプレク
    サを利用して、前記トレースバックメモリ内の与えられ
    たビットセットから必要なビットを抽出することを特徴
    とする請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】 シンボルを生成するために用いられる
    畳込み符号を表すトレリス内での遷移に対する枝メトリ
    ックを計算する枝メトリック計算器と、 前記トレリスの少なくとも一部を通るパスを選択するよ
    うに、前記枝メトリックから生成されるパスメトリック
    を処理する加算比較選択エンジンと、 選択されたパスから復号ビット列を生成するトレースバ
    ックユニットとからなる、通信システムにおいて受信シ
    ンボルを復号する畳込み復号装置において、前記トレー
    スバックユニットは、ステージングレジスタおよびトレ
    ースバックメモリを有し、 前記ステージングレジスタは、前記加算比較選択エンジ
    ンから、選択されたパスの情報を受け取り、 前記ステージングレジスタが指定のフルネスに到達した
    ときに、前記トレリスの与えられた段に対する前記ステ
    ージングレジスタの内容が、前記トレースバックメモリ
    内の、トレースバック長を法とする該段の番号で与えら
    れるロケーションにロードされることを特徴とする畳込
    み復号装置。
  21. 【請求項21】 シンボルを生成するために用いられる
    畳込み符号を表すトレリス内での遷移に対する枝メトリ
    ックを計算する枝メトリック計算器と、 前記トレリスの少なくとも一部を通るパスを選択するよ
    うに、前記枝メトリックから生成されるパスメトリック
    を処理する加算比較選択エンジンと、 選択されたパスから復号ビット列を生成するトレースバ
    ックユニットとからなる、通信システムにおいて受信シ
    ンボルを復号する畳込み復号装置において、 前記加算比較選択エンジンは、少なくとも4個のメモリ
    を有し、クロックサイクルごとに2つのバタフライ計算
    を実行することを特徴とする畳込み復号装置。
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