JP2000031780A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JP2000031780A
JP2000031780A JP10211785A JP21178598A JP2000031780A JP 2000031780 A JP2000031780 A JP 2000031780A JP 10211785 A JP10211785 A JP 10211785A JP 21178598 A JP21178598 A JP 21178598A JP 2000031780 A JP2000031780 A JP 2000031780A
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acoustic wave
surface acoustic
wiring pattern
reflector
electrode
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Katsunori Osanai
勝則 小山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらたな工程を付加することなく、弾性表面
波素子上に形成される電極パターンおよび配線パターン
を工夫することにより、小型でかつ低損失のラダー型弾
性表面波装置を実現する。 【解決手段】 圧電基板10の主面上に形成された複数
の弾性表面波共振器(11、12、21、22)を有す
るラダー型弾性表面波装置であって、前記複数の弾性表
面波共振器は、それぞれの弾性表面波伝搬方向と直交す
る中心線同士がほぼ一致するように配置されており、少
なくとも一つの弾性表面波共振器(21、22)におい
て、少なくとも一方の反射器電極(211、213、2
21、223)の少なくとも一部が、前記配線パターン
の一部を構成する弾性表面波装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波装置に
関し、さらに詳しくは、小型でかつ低損失のラダー型弾
性表面波装置の構成方法に係る。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波装置は、小型軽量化が容易で
あることや、通過帯域の周波数特性が優れていることを
特徴として、携帯電話機を始めとする移動体通信機器な
どに用途が広がっている。
【0003】移動体通信機器の小型軽量化および長時間
使用の要求がますます高まるなかで、移動体通信機器の
RF信号段に用いられる800MHzから2GHz前後の中心
周波数を持つ弾性表面波フィルタに、さらなる小型化と
低損失化とが求められるようになってきている。
【0004】製品としての弾性表面波フィルタは、弾性
表面波素子をパッケージ内に収容した構造である。この
弾性表面波素子は、圧電基板上に、それぞれが微細な電
極指群とこれらを連結するバスバーからなる一対のすだ
れ状電極を、互いの電極指が交差するように設けて交差
指型変換器(IDT)を形成し、さらに、交差指型変換
器の近傍に反射器電極を形成したものである。交差指型
変換器に電気信号を印加することにより励振電極として
機能させ、また、他の交差指型変換器を受信電極として
機能させることにより、フィルタとしての機能が実現す
る。その場合の通過帯域特性および帯域外抑圧特性は、
電極指群の形状や配置によって決定される。
【0005】従来、上記用途に用いられている弾性表面
波フィルタでは、パッケージ内に納められる弾性表面波
素子の大きさからその小型化の限界がほぼ決定付けられ
る。そして、その弾性表面波素子の大きさは、励振、受
信、反射のための電極指群の配置、およびそれらを結線
するバスバーや配線パターン、外部への信号引き出し用
電極パッドなどの配置により決定される。
【0006】弾性表面波フィルタの一例として、ラダー
型のものが挙げられる。ラダー型弾性表面波フィルタ
は、励振電極とその両側に設けられた反射器電極とから
なる弾性表面波共振器を、圧電基板表面に複数設け、こ
れらの弾性表面波共振器を配線パターンによりラダー型
に接続した構造をもつ。このラダー型弾性表面波フィル
タの小型化をはかろうとする場合、個々の弾性表面波共
振器の占有面積を減らす手法は採用できない。個々の弾
性表面波共振器の特性は、所望とする周波数特性に応じ
て、圧電基板の種類や、そこに使用される交差指型変換
器および反射器電極を構成する複数電極指の本数、線
幅、ピッチなどにより決定されるため、弾性表面波共振
器自体の占有面積は所望特性に対してほぼ決定づけられ
ているからである。したがって、ラダー型弾性表面波フ
ィルタにおいて小型化をはかる場合には、複数の弾性表
面波共振器の相互配置と、各共振器を接続する配線パタ
ーンとを工夫する必要がある。しかし、この工夫にも一
定の限界があった。
【0007】800MHz〜2GHzの高周波信号を用いる移
動体通信機器の場合、微弱な受信信号を携帯電話機のR
F段において周波数弁別し、かつ増幅する必要がある。
この信号電力が通過する弾性表面波フィルタの通過帯域
損失が大きい場合、その前後の信号増幅部の増幅率を上
げる必要が生じる。電池で駆動する携帯電話機では、増
幅率上昇による電力消費の増大が通話時間の短縮につな
がるという問題があるため、弾性表面波フィルタでの信
号電力の損失を極力抑える必要がある。また、携帯電話
機内の送信信号側の回路も、信号の流れは受信側と逆で
あるものの、極力低損失の弾性表面波フィルタが必要で
あることは同様である。
【0008】しかし、800MHz〜2GHzでの信号を処理
する弾性表面波フィルタでは、電極の厚さが数十から数
百ナノメートル程度と薄くなり、配線抵抗が無視できな
い存在となる。このため、通過帯域特性をさらに低損失
となるように改善しようとする場合に、配線形状によっ
て決まる低抵抗化の限界が、弾性表面波装置の低損失化
の限界となっている。
【0009】この問題を解決する手段として、例えば特
開平8−88534号公報では、バスバーや接続パター
ン(本明細書における配線パターン)を構成する電極を
厚くすることで配線抵抗を減らすことが提案されてい
る。しかし、この提案は、小型化については特に効果を
発揮しない。また、電極指部分の厚さは、素子に要求さ
れる特性に応じて決定する必要があるため、配線パター
ン部分だけ肉厚化のために導体膜を2層重ねる工程が必
要であり、コストアップが避けられない。
【0010】特許第2547718号公報には、IDT
の2端子のうち接地する側の電極指をそのIDTの最外
側とすることにより、その両脇に配置される反射器電極
との間の浮遊容量を低減し、共振器としての特性を向上
させた弾性表面波共振器が記載されている。浮遊容量の
低減は、損失を低下させ、実効的な通過帯域幅を拡大さ
せる。しかし、同公報に記載された弾性表面波共振器
は、複数の弾性表面波共振器をラダー型に接続した構造
のラダー型フィルタに適用した場合に、所定の効果が得
られないことがある。ラダー型フィルタでは、一部の共
振器において接地側端子が定義できないからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、あら
たな工程を付加することなく、弾性表面波素子上に形成
される電極パターンおよび配線パターンを工夫すること
により、小型でかつ低損失のラダー型弾性表面波装置を
実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記(1)
〜(4)のいずれかの構成により達成される。 (1) 圧電基板と、この圧電基板の主面上に形成され
た複数の弾性表面波共振器とを有し、この弾性表面波共
振器が、交差指型変換器からなる励振電極と、この励振
電極を挟む一対の反射器電極とを有し、前記複数の弾性
表面波共振器が、配線パターンによりラダー型に接続さ
れたラダー型弾性表面波装置であって、前記複数の弾性
表面波共振器は、それぞれの弾性表面波伝搬方向と直交
する中心線同士がほぼ一致するように配置されており、
少なくとも一つの弾性表面波共振器において、少なくと
も一方の反射器電極の少なくとも一部が、前記配線パタ
ーンの一部を構成する弾性表面波装置。 (2) 前記配線パターンの一部を含む前記反射器電極
の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンとは電気
的に分離された反射器電極指が、前記励振電極に隣接し
ている上記(1)の弾性表面波装置。 (3) 前記配線パターンの一部を含む前記反射器電極
の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンの一部を
構成する反射器電極指と電気的に並列に、配線抵抗を低
下させるための配線パターンが存在する上記(1)また
は(2)の弾性表面波装置。 (4) 前記配線パターンの一部を含む前記反射器電極
の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンの一部を
構成する反射器電極指が、この反射器電極指に隣接する
励振電極の電極指と同電位である上記(1)〜(3)の
いずれかの弾性表面波装置。
【0013】ところで、特開平10−75154号公報
には、櫛形トランスデューサ(IDT)の一端の反射器
が、フィルタのバスバーを構成する導電材料と一体化し
た表面音波フィルタが記載されている。反射器をバスバ
ーと一体化するのは、フィルタ入出力間の容量結合を低
減、調整して、帯域外特性を改善するためである。この
ため、同公報には、励振電極の一方の側の反射器と他方
の側の反射器とが、異なるバスバーと一体化されること
が好ましい旨が記載されている。すなわち、同公報で
は、反射器を配線パターンの一部として利用することに
より配線抵抗を低減することに全く着目しておらず、同
公報に記載された具体例では、弾性表面波共振器同士を
接続する電極領域が、反射器とは別に設けられている。
したがって、同公報に記載された発明では、本発明の効
果は実現しない。
【0014】また、特公平4−7126号公報では、圧
電基板の一方の辺側に信号引き出し用パッドを集中させ
るために、弾性表面波共振器の配線パターンと、弾性表
面波共振器の反射器の一部とを共用した構造が提案され
ている。この提案は、配線パターンを工夫するものでは
あるが、低抵抗化を意図したものではない。例えば、同
公報の第6図、第10図からも、配線経路の最短化が図
られていないことは明らかである。また、同公報では、
高々100MHz以下のデバイスを想定していることか
ら、配線抵抗の低減という課題そのものに着目していな
いことが明らかである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の弾性表面波装置は、ラダ
ー型のものである。ラダー型弾性表面波装置は、励振電
極(IDT)と反射器電極との間で形成される共振モー
ドをエリア内に閉じ込める構成をもつ複数の弾性表面波
共振器パターンを、配線によりラダー型に接続した構成
である。ラダー型弾性表面波装置の回路構成例を、図7
に示す。このタイプでは、ラダー型配置の直列腕に用い
る弾性表面波共振器(図7の11、12であり、本明細
書中において直列共振器ということがある)の共振周波
数Fr1(図8参照)と、並列腕に用いる弾性表面波共
振器(図7の21、22であり、本明細書中において並
列共振器ということがある)の反共振周波数Fa2(図
8参照)とが、ほぼ一致するように構成する。すなわ
ち、直列腕における共振周波数(図8のFr1)と並列
腕における共振周波数(図8のFr2)とを異なるもの
とする。この構成により、帯域通過型フィルタが実現で
きる。そして、IDTの電極指間隔、交差幅、本数、膜
厚などを調整することにより、目的の周波数特性を得る
ことができる。
【0016】図7に示す回路構成とした場合の実際の弾
性表面波共振器配置パターンとしては、従来、例えば図
9に示すものが知られている。なお、本明細書の添付図
面において、点A〜Hは信号観測点を示す。
【0017】図9に示す素子は、圧電基板10の表面
に、直列共振器11、12と、並列共振器21、22と
を有する。この素子において、入力パッド41に入力さ
れ、直列共振器11を通って点Aに到達した信号は、点
A→配線パターン311→点B→並列共振器21→アー
スパッド43の順に流れるものと、点A→配線パターン
312→点C→直列共振器12→点Dの順に流れるもの
とに分かれる。点Dに到達した信号は、点D→配線パタ
ーン32→並列共振器22→アースパッド44の順に流
れるものと、点D→出力パッド42(点F)の順に流れ
るものとに分かれる。
【0018】図9は、A−C間およびA−B間の配線パ
ターンの幅を広くして抵抗を小さくするように配慮した
配置パターンである。しかし、この配置パターンとする
と、パターンの配置に必要な面積が大きくなり、素子が
大きくなってしまうという問題がある。すなわち、図9
に示す従来例では、小型化と低損失化とを両立させるこ
とができない。
【0019】このような従来例に対し、以下に説明する
本発明の弾性表面波装置では、小型化と低損失化とを両
立させることができる。次に、本発明の弾性表面波装置
の構成例を、図面に基づいて説明する。
【0020】図1の構成 図1に示す弾性表面波素子は、図9に示す素子と同様
に、図7に示す回路構成を有する。また、図1中の点A
〜Fは、それぞれ図9中の点A〜Fに対応する。
【0021】図1に示す4つの弾性表面波共振器11、
21、12、22は、弾性表面波伝搬方向と直交するそ
れぞれの中心線同士が一致するように、かつ、直列共振
器と並列共振器とが交互に並ぶように、配置されてい
る。なお、図中のY軸は、各共振器の弾性表面波伝搬方
向と直交する軸である。
【0022】複数の弾性表面波共振器を図示するように
配置することにより、図9に示す従来例に対し、配置に
要する面積が小さくなる。
【0023】図1において各共振器は、交差指型変換器
からなる励振電極と、この励振電極を挟む一対の反射器
電極とを有し、そのうち、並列共振器21の反射器電極
211、213が、直列共振器11の出力側と直列共振
器12の入力側とを接続する配線パターンの一部を構成
する。すなわち、A−C間は、並列共振器21の反射器
電極によって電気的に接続されている。
【0024】このように、2つの共振器(11、12)
間の配線パターンの一部として、これら2つの共振器に
挟まれた他の共振器(21)の反射器電極を利用すれ
ば、配線パターンを引き回す必要がないので、図中横方
向にパターン設置幅が広がることはない。しかも、反射
器電極は導電路として十分な幅をもっているので、配線
抵抗が大きくなることもない。したがって、損失増大を
招かずに小型化することができる。反射器電極は、通
常、電気的にはどの電位にも接続されず、弾性表面波の
機械的反射にのみ寄与することが知られている。したが
って、反射器電極を信号経路としての配線パターンに利
用しても、その反射器電極を有する弾性表面波共振器が
共振特性に影響を受けることはほとんどない。
【0025】また、並列共振器21では、励振電極21
2の最外側電極指と、これに隣接する反射器電極21
1、213とが、配線パターンにより同電位に接続され
ている。したがって、両者の間の浮遊容量(図1に模式
的に示す浮遊容量51、52)は極めて小さくなり、フ
ィルタ特性の劣化を防ぐことができる。
【0026】なお、図1では、素子の下端部に存在する
並列共振器22においても、反射器電極221、223
が、直列共振器12の出力側と出力パッド42とを接続
する配線パターンの一部を構成している。すなわち、D
−F間は、並列共振器22の反射器電極によって電気的
に接続されている。このため、D−F間は、配線抵抗が
十分に小さく、しかも、図中横方向にパターン設置幅が
広がることもない。
【0027】ただし、並列共振器22のように、素子端
部に存在し、他の共振器間に挟まれていない共振器にお
いては、配線抵抗の減少を目的として反射器電極を配線
パターンの一部として利用する必要はなく、例えば、直
列共振器12と並列共振器22との間に出力パッドを設
ける構成とすればよい。しかし、図示するように、配列
共振器22の反射器電極221、223を配線パターン
の一部として利用すれば、配線抵抗の増大を抑えた上で
出力パッド42を素子端部に配置することができる。し
たがって、素子が収容されるパッケージの配線パターン
との対応を考慮して、いずれかの構成を適宜選択すれば
よい。
【0028】なお、以上の説明において、入力パッド4
1を出力パッドとして、出力パッド42を入力パッドと
してそれぞれ機能させる構成とした場合でも、配線抵抗
低減効果は同様に実現する。また、直列共振器と並列共
振器とを少なくとも一部入れ替えても、例えば、入力パ
ッド41をアースパッドとし、アースパッド43を入力
パッドとした場合でも、配線抵抗低減効果は同様に実現
する。また、これらのいずれの場合においても、共振器
の配置パターンおよび配線パターンを変更する必要はな
いので、パターン配置面積が増大することはない。直列
共振器と並列共振器とを入れ替えた構成では、入出力パ
ッドが素子の中央付近に存在することになる。したがっ
て、素子が収容されるパッケージの配線パターンとの対
応を考慮して、いずれかの構成を適宜選択すればよい。
また、図示例では共振器の数を4としてあるが、本発明
の効果は共振器の数によらず実現する。
【0029】また、図示例では、一対の反射器電極を並
列接続しているが、両反射器電極を別の電位の配線パタ
ーンとして利用してもよい。また、少なくとも一方の反
射器電極を2つ以上の電極指群に分割して、それぞれを
別電位の配線パターンとして利用する構成としてもよ
い。
【0030】次に、パターン配置以外の一般的な構成に
ついて説明する。
【0031】圧電基板1は、単結晶、薄膜、多結晶のい
ずれであってもよく、これらのうちの複数を組み合わせ
た構成としてもよい。
【0032】弾性表面波共振器および配線パターンは、
一般に、アルミニウムや、これに銅などの金属を数パー
セント含有させた合金を用いて、蒸着やスパッタリング
などの薄膜形成法により形成する。
【0033】弾性表面波素子は、パッケージに収容され
て弾性表面波装置とされる。パッケージに素子を収容す
る際には、フェースアップ搭載法を利用してもよく、フ
ェースダウン接続法を利用してもよい。フェースアップ
搭載法では、金細線やアルミニウム細線などを、パッケ
ージ側の端子と素子側の電極パッドとにボンディングす
る。一方、フェースダウン接続法では、電極パッドに金
やハンダなどのボール(100μmφ程度)を接合して
おき、素子の共振器および配線パターン形成面をパッケ
ージと対向させて接続する。パッケージへの接続方法や
パッケージの形状は、本発明の効果に大きく影響するこ
とはないので、いずれであってもよい。
【0034】図2の構成 図2は、ラダー型弾性表面波素子の一部を示す平面図で
ある。図2に示す弾性表面波共振器21は、図1に示す
並列共振器21の変形例である。
【0035】この弾性表面波共振器21は、反射器電極
211、213がA−C間の配線パターンの一部を構成
している点で図1の並列共振器21と同じである。ただ
し、反射器電極211、213は、アース側の励振電極
指と隣接している。
【0036】図2では、各反射器電極211、213
が、A−C間の配線パターンの一部を構成する反射器電
極指群211A、213Aと、電気的に浮いた状態にあ
る反射器電極指群211B、213Bとから構成されて
いる。反射器電極指群211B、213Bは、励振電極
212に隣接し、かつそれぞれ反射器電極指群211
A、213Aと電気的に分離されている。
【0037】励振電極212と反射器電極指群211
B、213Bとの間の浮遊容量(図2に摸式的に示す浮
遊容量54、55)は、それぞれ浮遊容量53、56を
介して反射器電極指群211A、213Aと結合してい
る。したがって、配線パターンを構成する反射電極群2
11A、213Aに対する浮遊容量結合の影響が小さい
ので、実効的な帯域幅を拡大することができる。なお、
このように、反射器電極の一部だけを配線パターンとし
て用いた場合でも、A−C間の配線抵抗は十分に低減で
きる。
【0038】図2では、励振電極の最外側電極指、すな
わち反射器電極と隣接する励振電極指がアース側である
ため、反射器電極指群211B、213Bを設けること
による浮遊容量低減効果が大きい。ただし、図1に示す
ように最外側から一本内側の励振電極指がアース側とな
る構成に対し、浮き電極指を設ける図2の構成を適用し
た場合でも、励振電極内のアース側電極指との間の浮遊
容量低減効果は実現するので、図1の構成に比べ、実効
的な帯域幅をさらに拡大することが可能である。
【0039】なお、図2に一部を示す素子において、並
列共振器21以外の構成は図1に示す素子と同様であ
り、また、図1の説明において挙げた各種の変形は、図
2に示す構成を利用する場合でも適用可能である。ま
た、このことは、以下に説明する図3以降の例について
も同様である。
【0040】図3の構成 図3に、並列共振器21の別の変形例を示す。この並列
共振器21は、A−C間の配線パターンの一部を構成す
る一方の反射器電極213に、配線パターン37を並列
接続し、A−C間の抵抗をより減少させた構成である。
この配線パターン37は、補助的な配線であるため、線
幅が比較的細くても効果があり、小型化の妨げにはなら
ない。
【0041】なお、配線パターン37は、必要に応じ、
他方の反射器電極211側にも設けてよい。また、1つ
の反射器電極に複数の配線パターンを並列に接続しても
よい。配線パターン37は補助的に配線抵抗低減を目的
に形成するので、その配線幅や膜厚は特に限定されな
い。
【0042】図4の構成 図4に示す並列共振器21は、図2に示す構成と図3に
示す構成とを共に備えるものである。すなわち、両反射
器電極211、213が、A−C間の配線パターンの一
部を構成する反射器電極指群と、これとは電気的に分離
された反射器電極指群とから構成され、かつ、一方の反
射器電極213に、A−C間を補助的に接続する配線パ
ターン37が並列に接続されたものである。図4に示す
構成では、A−C間の配線抵抗低減と、浮遊容量の影響
低減とが実現する。図4に示す構成においても、図2、
図3の説明において挙げた各種変形例を選択することが
可能である。
【0043】図5の構成 反射器電極を配線パターンとして用いる本発明では、図
1のように必ずしも左右両方の反射器電極を利用する必
要はない。特に、励振電極212が偶数本の電極指によ
り構成されている場合は、その最外側電極指と一方の反
射器電極との間の浮遊容量の影響を避けるため、図5に
示すように、励振電極最外側電極指との極性を合わせ得
る一方の反射器電極213だけを配線パターンとして用
いることが好ましい。反射器電極の一方だけを配線パタ
ーンに利用する場合でも、配線抵抗を十分に下げること
が可能である。
【0044】図6の構成 図6に示す並列共振器21は、励振電極212が偶数本
の電極指から構成され、励振電極212の両端の電極指
が互いに異極性である点で図5の構成と同様である。図
6では、励振電極212の右最外側電極指が、A−C間
配線である反射器電極213と同電位であるため、図1
および図5と同様に、浮遊容量52の影響を避けること
ができる。そして、図6では、励振電極212の左最外
側電極指がアース側であるため、励振電極212のアー
ス側を反射器電極211に接続し、両者を同電位として
ある。このため、浮遊容量51の影響を避けることがで
きる。
【0045】このように、励振電極の左右の最外側電極
指が互いに異極性であっても、それぞれの電極指に隣接
する反射器電極と同電位で接続すれば、浮遊容量の影響
を最小限に抑えることができる。
【0046】図6において反射器電極211は、励振電
極212とアースパッド43との間の配線パターン、す
なわちG−H間の配線パターンを兼ねているが、パッケ
ージ側のアースパッドを点H側ではなく点G側と接続す
る構成とすることもできる。すなわち、反射器電極21
1をアース電位とすることにより、電気的特性に影響を
与えることなく、アースパッドの位置や形状を自由に選
択できる。
【0047】
【実施例】実施例1 図1に示す構成を有し、中心周波数947.5MHz、通
過帯域幅38MHzのラダー型弾性表面波フィルタ1Aを
作製した。圧電基板には、36度回転Yカットタンタル
酸リチウム基板を用いた。各弾性表面波共振器におい
て、励振電極の対数は60.5対、その両脇の反射器電
極はそれぞれ75本とし、これらは厚さ400nmのアル
ミニウム膜をパターニングすることにより形成した。弾
性表面波素子は、3.8mm角のセラミックパッケージに
搭載した。そして、ワイヤボンドにより、パッケージと
弾性表面波素子の電極パッドとで電気的導通をとり、電
気的特性をパッケージから測定できるようにした。
【0048】また、図9に示す弾性表面波素子を用い
て、同仕様の比較例のラダー型弾性表面波フィルタを作
製した。
【0049】フィルタ1AにおけるA−C間の配線抵抗
は、0.15Ωであった。その内訳は、点A−反射器電
極211間が0.01Ω、反射器電極211が0.25
Ω、反射器電極211−点C間が0.03Ωであり、反
射器電極213側も同様である。一方、並列共振器22
は、電極指の交差幅が並列共振器21の約半分であり、
D−F間抵抗値は0.08Ωであった。また、フィルタ
1Aは、通過帯域内の最小挿入損失(50個のサンプル
の平均値、以下同様)が2.02dBであった。一方、図
9の構成をもつ比較例のフィルタは、最小挿入損失が
2.05dBであり、本発明例であるフィルタ1Aに比
べ、劣る値であった。
【0050】また、素子面積は、フィルタ1Aが1.0
4mm2(0.8mm×1.3mm)であるのに対して、比較
例では1.56mm2(1.2mm×1.3mm)となり、本
発明により素子面積が34%縮小できた。このように、
本発明により小型かつ低損失の弾性表面波装置が実現す
ることが確認された。
【0051】次に、弾性表面波共振器21の励振電極2
12の極性を逆転させたほかはフィルタ1Aと同様な構
成をもつフィルタ1Bを作製した。すなわち、フィルタ
1Aにおいて反射器電極211、213と同電位の励振
電極指(例えば反射器電極に隣接するもの)は、フィル
タ1Bではアース電位となる。
【0052】フィルタ1Aは、最小挿入損失が上記した
ように2.02dBであり、通過帯域幅(4dB減衰した2
点間の距離で規定した値、以下同様)は37.5MHzで
あった。一方、フィルタ1Bは、最小挿入損失が2.0
4dBであり、通過帯域幅は37.0MHzであった。この
結果から、反射器電極とこれに隣接する励振電極指とを
同電位とすることにより、フィルタの通過帯域の肩での
挿入損失が実質的に減少したものと判断できる。
【0053】実施例2 並列共振器21を、図2に示す構成としたほかは実施例
1と同様にして、ラダー型弾性表面波フィルタを作製し
た。反射器電極指群211A、213Aの本数はいずれ
も70、反射器電極指群211B、213Bの本数はい
ずれも5とした。
【0054】このフィルタの最小挿入損失は2.02dB
であり、実施例1のフィルタ1Aと同等であった。ただ
し、通過帯域幅は、フィルタ1Aが37.5MHzであっ
たのに対し、本実施例のものでは38.2MHzと拡大し
ていた。この結果から、図2の構成とすることにより、
フィルタの通過帯域の肩での挿入損失が実質的に減少し
たものと判断できる。
【0055】実施例3 図3に示すように並列共振器21の反射器電極213に
配線パターン37を並列に接続したほかは実施例1と同
様にして、ラダー型弾性表面波フィルタを作製した。配
線パターン37の線幅は50μmとした。
【0056】このフィルタの最小挿入損失は2.01dB
であり、実施例1のフィルタ1Aに比べ、改善が認めら
れた。また、この配線パターン37に加え、これと対称
の位置、すなわち反射器電極211の左側にも同様な配
線パターンを形成したフィルタを作製したところ、その
最小挿入損失は2.00dBとなり、さらに改善がみられ
た。
【0057】実施例4 実施例2で作製したフィルタに、実施例3と同様に線幅
50μmの配線パターン37を設け、図4の構成をもつ
フィルタを作製した。また、実施例3と同様に、配線パ
ターン37と対称の位置、すなわち、反射器電極211
の左側にも同様な配線パターンを形成したフィルタも作
製した。
【0058】図4の構成をもつフィルタの最小挿入損失
は2.00dBであり、実施例3で作製した図3の構成を
もつフィルタに比べ改善が確認できた。また、通過帯域
幅は、図3の構成をもつフィルタが37.8MHzであっ
たのに対し、図4の構成をもつフィルタでは38.4MH
zであり、通過帯域幅が拡大したことが確認できた。こ
の結果から、図4の構成とすることににより、フィルタ
の通過帯域の肩での挿入損失が実質的に減少したものと
判断できる。
【0059】また、反射器電極211の左側にも同様な
配線パターンを形成したフィルタでは、さらに改善がみ
られた。
【0060】実施例5 図5に示す構成の弾性表面波共振器21をもつフィルタ
5Aと、励振電極212の極性を逆転させたほかはフィ
ルタ5Aと同様な構成をもつフィルタ5Bとを作製し
た。
【0061】これら両フィルタの周波数特性を測定した
ところ、フィルタ5Aは挿入損失2.04dB、通過帯域
幅38.2MHzであり、フィルタ5Bは挿入損失2.0
4dB、通過帯域幅37.9MHzであった。この結果か
ら、反射器電極とこれに隣接する励振電極指とを同電位
とすることにより、フィルタの通過帯域の肩での挿入損
失が実質的に減少したものと判断できる。
【0062】実施例6 図6に示す構成の弾性表面波共振器21をもつフィルタ
6Aと、励振電極212の極性を逆転させたほかはフィ
ルタ6Aと同様な構成をもつフィルタ6Bとを作製し
た。
【0063】これら両フィルタの周波数特性を測定した
ところ、フィルタ6Aは挿入損失2.05dB、通過帯域
幅38.1MHzであり、フィルタ6Bは挿入損失2.0
4dB、通過帯域幅37.9MHzであった。この結果か
ら、反射器電極とこれに隣接する励振電極指とを同電位
とすることにより、フィルタの通過帯域の肩での挿入損
失が実質的に減少したものと判断できる。
【0064】
【発明の効果】本発明のラダー型弾性表面波装置では、
複数の弾性表面波共振器を所定の規則で配置すると共
に、反射器電極を配線パターンの一部として利用するの
で、小型化と低損失化とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子における電極パターンの一部を示す平面図である。
【図3】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子における電極パターンの一部を示す平面図である。
【図4】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子における電極パターンの一部を示す平面図である。
【図5】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子における電極パターンの一部を示す平面図である。
【図6】本発明の弾性表面波装置が備える弾性表面波素
子における電極パターンの一部を示す平面図である。
【図7】ラダー型弾性表面波フィルタの等価回路であ
る。
【図8】ラダー型弾性表面波フィルタを構成する各弾性
表面波共振器のインピーダンス特性を模式的に示すグラ
フである。
【図9】従来のラダー型弾性表面波フィルタに用いられ
る弾性表面波素子の平面図である。
【符号の説明】
1 弾性表面波素子 10 圧電基板 11、12 弾性表面波共振器(直列共振器) 21、22 弾性表面波共振器(並列共振器) 211 反射器電極 211A、211B 反射器電極指群 212 励振電極 213 反射器電極 213A、213B 反射器電極指群 311、312、32、37 配線パターン 41 入力パッド 42 出力パッド 43、44 アースパッド 51〜56 浮遊容量

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と、この圧電基板の主面上に形
    成された複数の弾性表面波共振器とを有し、この弾性表
    面波共振器が、交差指型変換器からなる励振電極と、こ
    の励振電極を挟む一対の反射器電極とを有し、前記複数
    の弾性表面波共振器が、配線パターンによりラダー型に
    接続されたラダー型弾性表面波装置であって、 前記複数の弾性表面波共振器は、それぞれの弾性表面波
    伝搬方向と直交する中心線同士がほぼ一致するように配
    置されており、少なくとも一つの弾性表面波共振器にお
    いて、少なくとも一方の反射器電極の少なくとも一部
    が、前記配線パターンの一部を構成する弾性表面波装
    置。
  2. 【請求項2】 前記配線パターンの一部を含む前記反射
    器電極の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンと
    は電気的に分離された反射器電極指が、前記励振電極に
    隣接している請求項1の弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 前記配線パターンの一部を含む前記反射
    器電極の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンの
    一部を構成する反射器電極指と電気的に並列に、配線抵
    抗を低下させるための配線パターンが存在する請求項1
    または2の弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】 前記配線パターンの一部を含む前記反射
    器電極の少なくとも1つにおいて、前記配線パターンの
    一部を構成する反射器電極指が、この反射器電極指に隣
    接する励振電極の電極指と同電位である請求項1〜3の
    いずれかの弾性表面波装置。
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