JP2000031778A - ラダー型ｓａｗフィルタ - Google Patents
ラダー型ｓａｗフィルタInfo
- Publication number
- JP2000031778A JP2000031778A JP10198316A JP19831698A JP2000031778A JP 2000031778 A JP2000031778 A JP 2000031778A JP 10198316 A JP10198316 A JP 10198316A JP 19831698 A JP19831698 A JP 19831698A JP 2000031778 A JP2000031778 A JP 2000031778A
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- Japan
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- saw
- filter
- ladder
- resonators
- saw filter
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- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラダー型ＳＡＷフィルタの小型化を図る手段
を得る。 【解決手段】 圧電基板上に複数個のＳＡＷ共振子を形
成し、この共振子を信号線及びアース線を用いてラダー
型ＳＡＷフィルタを構成すると共に、前記信号線及びア
ース線が前記複数個のＳＡＷ共振子のグレーティング反
射器の一部を含んで形成することにより小型化を図る。
を得る。 【解決手段】 圧電基板上に複数個のＳＡＷ共振子を形
成し、この共振子を信号線及びアース線を用いてラダー
型ＳＡＷフィルタを構成すると共に、前記信号線及びア
ース線が前記複数個のＳＡＷ共振子のグレーティング反
射器の一部を含んで形成することにより小型化を図る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はラダー型ＳＡＷフィ
ルタに関し、特に形状寸法を小型にしたラダー型ＳＡＷ
フィルタに関する。
ルタに関し、特に形状寸法を小型にしたラダー型ＳＡＷ
フィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＳＡＷデバイスは通信分野で広く
利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を有す
ることから特に携帯電話等に多く用いられてその普及の
一翼を担っている。図２は携帯電話端末器等のＲＦ段に
用いらるＳＡＷフィルタの１種で、同一圧電基板上に一
端子対弾性表面波共振子（以下、ＳＡＷ共振子と称す）
複数個を並、直列に配置した所謂ラダー型ＳＡＷフィル
タである。ラダー型ＳＡＷフィルタは低損失で急峻な減
衰特性のフィルタを実現できることから、近年、携帯電
話等のＲＦフィルタとして広く用いられるようになっ
た。
利用され、高性能、小型、量産性等の優れた特徴を有す
ることから特に携帯電話等に多く用いられてその普及の
一翼を担っている。図２は携帯電話端末器等のＲＦ段に
用いらるＳＡＷフィルタの１種で、同一圧電基板上に一
端子対弾性表面波共振子（以下、ＳＡＷ共振子と称す）
複数個を並、直列に配置した所謂ラダー型ＳＡＷフィル
タである。ラダー型ＳＡＷフィルタは低損失で急峻な減
衰特性のフィルタを実現できることから、近年、携帯電
話等のＲＦフィルタとして広く用いられるようになっ
た。
【０００３】図３は、図２に示したラダー型ＳＡＷフィ
ルタを形成する１個のＳＡＷ共振子の構成を示す平面図
であり、圧電基板１１上に表面波の伝搬方向に沿ってＩ
ＤＴ電極１２とその両側にグレーティング反射器１３
ａ、１３ｂを配置してＳＡＷ共振子を構成したものであ
る。ＩＤＴ電極１２はそれぞれ互いに間挿し合う複数本
の電極指を有する一対のくし形電極により構成され、Ｉ
ＤＴ電極１２の一方のくし形電極は入力端子とし、他方
のくし形電極は出力端子として用いる。
ルタを形成する１個のＳＡＷ共振子の構成を示す平面図
であり、圧電基板１１上に表面波の伝搬方向に沿ってＩ
ＤＴ電極１２とその両側にグレーティング反射器１３
ａ、１３ｂを配置してＳＡＷ共振子を構成したものであ
る。ＩＤＴ電極１２はそれぞれ互いに間挿し合う複数本
の電極指を有する一対のくし形電極により構成され、Ｉ
ＤＴ電極１２の一方のくし形電極は入力端子とし、他方
のくし形電極は出力端子として用いる。
【０００４】図２に示すラダー型ＳＡＷフィルタは、圧
電基板１１上に表面波の伝搬方向に沿って、図３に示す
ＳＡＷ共振子と同様なＳＡＷ共振子５個（１４〜１８）
を互いに影響を及ぼさない距離を置いて配置し、それら
を並列、直列、並列、・・と順次ラダー構造になるよう
に信号線１９、アース電極２０及びアース線２１を用い
て接続したものである。従来のラダー型ＳＡＷフィルタ
では、各ＳＡＷ共振子（１４〜１８）の一方のグレーテ
ィング反射器と信号線１９との間は所定の間隙Ｌ 1を空
け、またＳＡＷ共振子１６の他方のグレーティング反射
器とアース線２１との間隙は、所定のスペースＬ2を空
けて電極パターンを形成するのが一般的であった。
電基板１１上に表面波の伝搬方向に沿って、図３に示す
ＳＡＷ共振子と同様なＳＡＷ共振子５個（１４〜１８）
を互いに影響を及ぼさない距離を置いて配置し、それら
を並列、直列、並列、・・と順次ラダー構造になるよう
に信号線１９、アース電極２０及びアース線２１を用い
て接続したものである。従来のラダー型ＳＡＷフィルタ
では、各ＳＡＷ共振子（１４〜１８）の一方のグレーテ
ィング反射器と信号線１９との間は所定の間隙Ｌ 1を空
け、またＳＡＷ共振子１６の他方のグレーティング反射
器とアース線２１との間隙は、所定のスペースＬ2を空
けて電極パターンを形成するのが一般的であった。
【０００５】圧電共振子（ＳＡＷ共振子も圧電共振子の
１種）を表す符号を用いて、図２に示すラダー型ＳＡＷ
フィルタの電気的等価回路を表すと、図４に示すラダー
型回路となる。即ち、図２に示した各素子のうち、ＳＡ
Ｗ共振子１４、１８は入出力端子に対し直列アームに、
ＳＡＷ共振子１５、１６、１７は並列アームに接続され
ることになる。図４に示す各ＳＡＷ共振子の周波数と電
気的諸定数とをフィルタ理論に従って設定し、適当に終
端すれば、有極構成の帯域濾波器として機能することは
良く知られている。
１種）を表す符号を用いて、図２に示すラダー型ＳＡＷ
フィルタの電気的等価回路を表すと、図４に示すラダー
型回路となる。即ち、図２に示した各素子のうち、ＳＡ
Ｗ共振子１４、１８は入出力端子に対し直列アームに、
ＳＡＷ共振子１５、１６、１７は並列アームに接続され
ることになる。図４に示す各ＳＡＷ共振子の周波数と電
気的諸定数とをフィルタ理論に従って設定し、適当に終
端すれば、有極構成の帯域濾波器として機能することは
良く知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のラダー型ＳＡＷフィルタにおいては、ＳＡＷ共振
子の両側の反射器を避けて信号線とアース線を配置する
ため、ＳＡＷ共振子の長手方向の寸法が大きくなるとい
う問題があった。フィルタの要求規格からＳＡＷ共振子
の個数、ＩＤＴ電極の対数、その交差幅等が決定される
ため、フィルタの小型化を図るには各ＳＡＷ共振子のグ
レーティング反射器の本数を減らすという手段もある
が、この手段を用いるとＳＡＷ共振子のＱを劣化させ、
ひいてはラダー型ＳＡＷフィルタの挿入損失を増大させ
るという新たな問題を生ずる。本発明は上記問題を解決
するためになされたものであって、ラダー型ＳＡＷフィ
ルタの挿入損失を維持等のフィルタ特性を維持したま
ま、小型化したラダー型ＳＡＷフィルタを提供すること
を目的とする。
従来のラダー型ＳＡＷフィルタにおいては、ＳＡＷ共振
子の両側の反射器を避けて信号線とアース線を配置する
ため、ＳＡＷ共振子の長手方向の寸法が大きくなるとい
う問題があった。フィルタの要求規格からＳＡＷ共振子
の個数、ＩＤＴ電極の対数、その交差幅等が決定される
ため、フィルタの小型化を図るには各ＳＡＷ共振子のグ
レーティング反射器の本数を減らすという手段もある
が、この手段を用いるとＳＡＷ共振子のＱを劣化させ、
ひいてはラダー型ＳＡＷフィルタの挿入損失を増大させ
るという新たな問題を生ずる。本発明は上記問題を解決
するためになされたものであって、ラダー型ＳＡＷフィ
ルタの挿入損失を維持等のフィルタ特性を維持したま
ま、小型化したラダー型ＳＡＷフィルタを提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るラダー型ＳＡＷフィルタの請求項１記載
の発明は、圧電基板上に複数個の弾性表面波共振子を形
成し、該共振子をラダー型構成になるように圧電基板上
に形成した導電性パターンを介して接続したラダー型Ｓ
ＡＷフィルタにおいて、前記導電性パターンとして前記
弾性表面波共振子を構成するグレーティング反射器の一
部を利用したことを特徴とするラダー型ＳＡＷフィルタ
である。
に本発明に係るラダー型ＳＡＷフィルタの請求項１記載
の発明は、圧電基板上に複数個の弾性表面波共振子を形
成し、該共振子をラダー型構成になるように圧電基板上
に形成した導電性パターンを介して接続したラダー型Ｓ
ＡＷフィルタにおいて、前記導電性パターンとして前記
弾性表面波共振子を構成するグレーティング反射器の一
部を利用したことを特徴とするラダー型ＳＡＷフィルタ
である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るラ
ダー型ＳＡＷフィルタの構成を示す電極パターンであ
り、圧電基板１に表面波の伝搬方向に沿ってＳＡＷ共振
子２〜６を併置すると共に、各ＳＡＷ共振子２〜６を並
列、直列、並列と順次接続してラダー型回路を構成する
ように信号線７、アース電極８及びアース線９を配設す
る。本発明の特徴はＳＡＷ共振子を構成しているグレー
ティング反射器の一部を信号線７及びアース線９として
利用するところにある。
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るラ
ダー型ＳＡＷフィルタの構成を示す電極パターンであ
り、圧電基板１に表面波の伝搬方向に沿ってＳＡＷ共振
子２〜６を併置すると共に、各ＳＡＷ共振子２〜６を並
列、直列、並列と順次接続してラダー型回路を構成する
ように信号線７、アース電極８及びアース線９を配設す
る。本発明の特徴はＳＡＷ共振子を構成しているグレー
ティング反射器の一部を信号線７及びアース線９として
利用するところにある。
【０００９】図１に示すように、各ＳＡＷ共振子２〜６
の大きさ、即ちＩＤＴ電極とグレーティング反射器の寸
法や、各ＳＡＷ共振子の配置間隔等は、図２に示した従
来のラダー型ＳＡＷフィルタのそれとほぼ同等である
が、信号線７とアース線９とを含むＳＡＷ伝搬方向の寸
法が大幅に狭くなる。
の大きさ、即ちＩＤＴ電極とグレーティング反射器の寸
法や、各ＳＡＷ共振子の配置間隔等は、図２に示した従
来のラダー型ＳＡＷフィルタのそれとほぼ同等である
が、信号線７とアース線９とを含むＳＡＷ伝搬方向の寸
法が大幅に狭くなる。
【００１０】このようにＳＡＷ共振子のグレーティング
反射器の一部を信号線７とアース線９として形成するこ
とにより、本発明に係るラダー型ＳＡＷフィルタは、従
来のラダー型ＳＡＷフィルタと比較して、従来のラダー
型ＳＡＷフィルタのグレーティング反射器と信号線１９
との間隙Ｌ1、グレーティング反射器とアース線２１と
の間隙Ｌ2、信号線１９の幅員及びアース線の幅員とを
加算した寸法だけ、小さくすることが可能となる。
反射器の一部を信号線７とアース線９として形成するこ
とにより、本発明に係るラダー型ＳＡＷフィルタは、従
来のラダー型ＳＡＷフィルタと比較して、従来のラダー
型ＳＡＷフィルタのグレーティング反射器と信号線１９
との間隙Ｌ1、グレーティング反射器とアース線２１と
の間隙Ｌ2、信号線１９の幅員及びアース線の幅員とを
加算した寸法だけ、小さくすることが可能となる。
【００１１】以上、本発明に係るラダー型ＳＡＷフィル
タを５個のＳＡＷ共振子を用いて構成する場合について
説明したが、本発明はこれのみに限ることなく、任意の
数のＳＡＷ共振子を用いて構成するラダー型ＳＡＷフィ
ルタに適用できることは云うまでもない。
タを５個のＳＡＷ共振子を用いて構成する場合について
説明したが、本発明はこれのみに限ることなく、任意の
数のＳＡＷ共振子を用いて構成するラダー型ＳＡＷフィ
ルタに適用できることは云うまでもない。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、従来のラダー型ＳＡＷフィルタの挿入損失等のフ
ィルタ特性を保持したまま、より小型なラダー型ＳＡＷ
フィルタを構成することが可能となり、本フィルタを携
帯電話端末等に用いればより小型な携帯電話端末が製作
できるという優れた効果を奏する。
ので、従来のラダー型ＳＡＷフィルタの挿入損失等のフ
ィルタ特性を保持したまま、より小型なラダー型ＳＡＷ
フィルタを構成することが可能となり、本フィルタを携
帯電話端末等に用いればより小型な携帯電話端末が製作
できるという優れた効果を奏する。
【図１】本発明に係るラダー型ＳＡＷフィルタの構成を
示す電極パターン図である。
示す電極パターン図である。
【図２】従来のラダー型ＳＡＷフィルタの構成を示す電
極パターン図である。
極パターン図である。
【図３】ＳＡＷ共振子の構成を示す電極パターン図であ
る。
る。
【図４】圧電共振子の符号を用いて表したラダー型ＳＡ
Ｗフィルタの回路図である。
Ｗフィルタの回路図である。
１・・圧電基板 ３、４、５、６・・ＳＡＷ共振子 ７・・信号線 ８・・アース電極 ９・・アース線 ＩＮ・・入力端子 ＯＵＴ・・出力端子
Claims (1)
- 【請求項１】 圧電基板上に複数個の弾性表面波共振子
を形成し、該共振子をラダー型構成になるように圧電基
板上に形成した導電性パターンを介して接続したラダー
型ＳＡＷフィルタにおいて、前記導電性パターンとして
前記弾性表面波共振子を構成するグレーティング反射器
の一部を利用したことを特徴とするラダー型ＳＡＷフィ
ルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198316A JP2000031778A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ラダー型ｓａｗフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10198316A JP2000031778A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ラダー型ｓａｗフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000031778A true JP2000031778A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16389104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10198316A Pending JP2000031778A (ja) | 1998-07-14 | 1998-07-14 | ラダー型ｓａｗフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000031778A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008177885A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Kyocera Corp | 弾性表面波装置及び通信装置 |
| JP2017118587A (ja) * | 2013-02-27 | 2017-06-29 | 京セラ株式会社 | 弾性波素子、分波器および通信モジュール |
-
1998
- 1998-07-14 JP JP10198316A patent/JP2000031778A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008177885A (ja) * | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Kyocera Corp | 弾性表面波装置及び通信装置 |
| JP2017118587A (ja) * | 2013-02-27 | 2017-06-29 | 京セラ株式会社 | 弾性波素子、分波器および通信モジュール |
| US10541672B2 (en) | 2013-02-27 | 2020-01-21 | Kyocera Corporation | Acoustic wave element, duplexer, and communication module |
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