JP2000031519A - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造方法

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JP2000031519A JP10194807A JP19480798A JP2000031519A JP 2000031519 A JP2000031519 A JP 2000031519A JP 10194807 A JP10194807 A JP 10194807A JP 19480798 A JP19480798 A JP 19480798A JP 2000031519 A JP2000031519 A JP 2000031519A
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信行 西
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孝慶 安田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平坦面を有する太陽電池モジュールを提供
する。 【構成】 第1の部材11、封止材下層12、互いに電
気的に接続された複数個の太陽電池13、封止材上層1
4及び第2の部材15が順次積層されてなる積層体1を
載置台3上に載置し、そしてこの積層体1を、該積層体
1の外周側面を囲む枠体20内で加熱しながら加圧して
いる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
の製造方法に係り、特に表面が平坦な太陽電池モジュー
ルを提供する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来太陽電池を太陽光発電システム等の
電力用の電源として使用するにあたっては、太陽電池1
枚当たりの出力が精々数W程度に過ぎないことから、複
数の太陽電池を電気的に接続して出力を数100W程度
以上にまで高めた太陽電池モジュールとして使用され
る。
【0003】図5は斯かる従来の太陽電池モジュールの
構造を示す構造断面図である。
【0004】同図において、101…は例えば内部にp
n接合等の半導体接合を有する結晶系半導体材料からな
る複数個の太陽電池であり、これら複数個の太陽電池1
01…は銅箔等の導電性を有する接続タブに102…に
より互いに電気的に接続されている。そして、接続タブ
102…により電気的に接続された複数個の太陽電池1
01…は封止材103中に埋設され、表面部材104と
裏面部材105との間に挟持されて一体化されて太陽電
池モジュールとされる。さらに通常は、外周部にはアル
ミ枠等の金属製の外枠106が取付けられて使用され
る。尚、107は太陽電池101…からの電力を集積し
て外部に取出すための電力取出部である。
【0005】上記表面部材104としては透光性及び耐
候性の観点から通常ガラスが用いられ、裏面部材105
としてはフッソ系樹脂フィルム、PETフィルム、或い
はこれらのフィルムの間にアルミニウムなどの金属箔を
サンドイッチした三層構造のフィルム等の可撓性を有す
る樹脂フィルムが用いられる。また、封止材103とし
ては通常EVAやPVB等の透光性且つ絶縁性を有する
樹脂材料が用いられる。
【0006】図6は、上記従来の太陽電池モジュールを
製造するための加熱加圧装置の概略構成図である。
【0007】同図において、2は下筐体、3は下筐体2
に設けられた、ヒーターを内蔵する載置台、4はOリン
グ5を介して下筐体2に気密に且つ着脱自在に取付けら
れる上筐体、6は上筐体4に設けられたダイヤフラムで
あり、下筐体2と上筐体4との間に形成される空間を、
下室7と上室8とに仕切っている。
【0008】また、9は真空排気用の真空ポンプ、10
は真空ポンプ9に接続され、下室7に連通した下室パイ
プ、11は真空ポンプ9に真空弁12を介して接続さ
れ、上室8に連通した上室パイプ、13は一端が大気に
開放され、他端が大気弁14を介して上室8に連通した
大気パイプである。
【0009】そして、表面部材、EVAからなる封止材
シート、接続タブにより接続された複数の太陽電池、E
VAからなる封止材シート、及び裏面部材が順次積層さ
れてなる積層体1を載置台3の上に載置し、下筐体2に
Oリング5を介して上筐体4を気密に取付け、大気パイ
プ13の大気弁14を閉じる。
【0010】次いで、上室パイプ11の真空弁12を開
き、真空ポンプ9を作動して上室パイプ11及び下室パ
イプ10を介して上室8及び下室7内を真空状態に排気
する。
【0011】この状態で、載置台3のヒータに通電して
積層体1を150℃程度の温度にまで加熱し、上室パイ
プ11の真空弁12を閉じると共に、大気圧パイプ13
の大気弁14を開いて上室8内を大気圧にする。する
と、この上室8と下室7との間の圧力差によりダイヤフ
ラム6が積層体1方向にたわみ、積層体1を加熱状態で
加圧する。この工程により積層体1中の2枚の封止材シ
ートが軟化状態となって複数の太陽電池が封止材シート
中に埋設されると共に積層体1が一体化される。
【0012】即ち従来の製造方法においては、表面部
材、封止材シート、複数の太陽電池、封止材シート及び
裏面部材が順次積層されてなる積層体1を載置台3上に
載置し、そしてこの積層体1を加熱しながら加圧するこ
とにより一体化し、太陽電池モジュールとしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいては、上室8と下室7との間の圧力差により生じる
ダイヤフラム6のたわみを利用して積層体1を加圧して
いる。この際、ダイヤフラム6はその端部が上筐体4に
固定されているために、中心部分が端部に比して図面下
方向に大きくたわみ、積層体1を加圧することとなる。
【0014】従って裏面部材に樹脂フィルムを用いた通
常の太陽電池モジュールを製造する場合にあっては、樹
脂フィルムが可撓性を有するためにダイヤフラム6の形
状を反映して下方向にたわんだ形状となる。斯かる状態
で積層体1の加圧を続けると、軟化状態となった封止材
が中央部から端方向に押し出され、積層体外への流出が
生じる。このため最終的に一体化されて製造された太陽
電池モジュールは、その裏面部材となる樹脂フィルムが
中央部で凸となる形状にたわんでしまい、端部が中央部
に比して薄くなってしまう。
【0015】一般に太陽電池からの起電力を外部に取出
すための電力取出部107は積層体1の端部に配置され
ているが、斯様に端部が薄くなった太陽電池モジュール
の外周部にアルミ枠等の金属製の外枠106を取付ける
と、アース電位である外枠106と電力取出部107ま
での距離が短くなるために、これらの間の絶縁性が低下
し、耐電圧特性が低下するという課題が生じる。
【0016】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するた
めに、本発明太陽電池モジュールの製造方法は、加熱加
圧装置内において、第1の部材、封止材下層、互いに電
気的に接続された複数個の太陽電池、封止材上層、及び
第2の部材が順次積層されてなる積層体を載置台上に載
置し、前記積層体を該積層体の外周側面を囲む枠体内で
加熱しながら加圧することにより、前記封止材下層と封
止材上層との間に前記複数個の太陽電池を埋設すると共
に前記積層体を一体化することを特徴とする。
【0017】或いは、加熱加圧装置内において、第1の
部材、封止材下層、互いに電気的に接続された複数個の
太陽電池及び第2の部材が順次積層されてなる積層体を
載置台上に載置し、前記積層体を該積層体の外周側面を
囲む枠体内で加熱しながら加圧することにより、前記封
止材下層と封止材上層との間に前記複数個の太陽電池を
埋設すると共に前記積層体を一体化することを特徴とす
る。
【0018】また、前記封止材下層上における前記複数
個の太陽電池の外周部にスペーサーを配置することを特
徴とする。
【0019】このとき、前記スペーサーとして耐熱性を
有するスペーサーを用いれば良く、或いは前記封止材下
層又は封止材上層と同じ材料からなるスペーサーを用い
ても良い。
【0020】加えて、前記第2の部材として剛性を有す
る部材を用いることを特徴とし、前記積層体を平板を介
して前記載置台上に載置することを特徴とする。この時
前記平板を、クッション材を介して前記載置台上に載置
するとさらに好ましい。
【0021】さらには前記一体化された積層体の外周部
に外枠を取付けることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。尚、本発明においても図6に示した従来
の加熱加圧装置を用いる。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態に係る積
層体周辺の構成を示した要部拡大断面図である。
【0024】同図を参照して、本発明においては加熱加
圧装置内における載置台3上に積層体1を載置し、そし
て該積層体1を、その外周側面を囲む枠体20内で加熱
しながら加圧して一体化している。
【0025】積層体1の構成は、従来と同様に、載置台
3側から順にガラス等の透光性を有する第1の部材1
1、EVA,PVB等の透光性且つ絶縁性を有する封止
材下層12、互いに電気的に接続された、pn接合等の
半導体接合を有する結晶系半導体材料からなる複数個の
太陽電池13、封止材下層12と同様の材料からなる封
止材上層14、及び樹脂フィルムからなる第2の部材1
5を積層して構成している。
【0026】さらに、枠体20は、厚さ4mm程度の厚
膜とされたシリコンシート等の耐熱性及び弾性を有する
材料から構成しており、その内寸法を上記積層体1の外
寸法よりも若干大きい程度とし、高さを積層体1の高さ
と略同程度かそれ以下としている。
【0027】従って、本実施の形態によれば従来加圧中
に生じていた積層体1からの封止材の流出を、積層体1
の外周側面を囲む枠体20により抑制することができ、
第1の部材11と第2の部材15との間の間隔を全面に
わたって略均一のまま積層体1を一体化することが可能
となり、表面の平坦な太陽電池モジュールを提供でき
る。
【0028】従って、この太陽電池モジュールの外周部
にアルミ枠等の金属製の外枠を取付けても、外枠と電力
取出部との間には封止材により所定の間隔が保たれるの
で、従来のように絶縁性が低下することがなく耐電圧特
性を向上させることが可能となる。
【0029】上記積層体1として、厚さ3mm程度のガ
ラスからなる第1の部材11、厚さ600μm程度のE
VAシートからなる封止材下層12、厚さ1mm程度の
複数個の太陽電池13、厚さ600μm程度のEVAシ
ートからなる封止材上層14及び厚さ100μm程度の
樹脂シートからなる第2の部材15を順に積層し、本発
明製造方法により太陽電池モジュールを製造した。その
結果、上記各部材の順序を逆にして積層した積層体を用
いて従来の方法で製造した太陽電池モジュールにおいて
は中央部の厚みが約5mm、端部の厚みが約3.5mm
であったのに対し、本発明によれば中央部、端部ともに
約5mmと略等しい厚みを有する平坦な太陽電池モジュ
ールが得られた。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について図
2に示す要部拡大断面図を参照して説明する。
【0031】本実施形態においては図2に示す如く、封
止材下層12上において複数個の太陽電池13の外周部
にスペーサー16を配置している。尚、スペーサー16
を配置する位置は、太陽電池13を囲むように連続して
配置しても良いが、外周部の数箇所に分散して配置する
ようにしても良い。
【0032】このスペーサー16は、厚みが太陽電池の
厚みと同程度で、ガラス繊維を布状に織ったガラスファ
イバーシート、ガラス繊維を布状に成形したガラスマッ
ト、又はガラス繊維を紙状に成形した不織布、又はこれ
らを重ね合わせたもの等の耐熱性を有する材料から構成
することが好ましい。
【0033】斯かる構成とすれば、端部において第1の
部材11と第2の部材15との間の間隔をスペーサー1
6により固定できるので、第1の部材11と第2の部材
15との間の間隔を端部と中央部とで略同程度とするこ
とができ、表面の平坦な太陽電池モジュールを提供でき
る。
【0034】或いは、上記スペーサー16をEVAやP
VB等封止材下層12或いは封止材上層14と同じ材料
で構成しても良い。
【0035】斯かる構成とすれば、スペーサー16が封
止材を供給する層として作用するために、例え積層体1
と枠体20との間の隙間から封止材が少量流出したとし
ても、スペーサー16から封止材が補充されるために、
第1の部材11と第2の部材15との間の間隔を端部と
中央部とで略同程度とすることができ、表面の平坦な太
陽電池モジュールを提供できる。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、前述の図1を参照して説明する。
【0037】本実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、積層体1の構成を第1実施形態とは逆に、載置台3
側から樹脂フィルムからなる第1の部材11、EVA,
PVB等の透光性且つ絶縁性を有する封止材下層12、
互いに電気的に接続された、pn接合等の半導体接合を
有する結晶系半導体材料からなる複数個の太陽電池1
3、封止材下層12と同様の材料からなる封止材上層1
4、及びガラス等の透光性及び剛性を有する第2の部材
15を順次積層して構成する点にある。
【0038】本実施の形態によれば積層体1の最上層が
従来とは逆にガラス等の剛性を有する第2の部材15と
なり、加圧の際に第2の部材15が従来のようにダイヤ
フラム6の形状を反映して変形することがない。
【0039】従って、積層体1に加わる圧力を平面内で
略均一にすることができるため、従来のように中央部の
封止材が端方向に押し出され、端部から流出することを
抑制できる。このため、従来よりも平坦な表面を有する
太陽電池モジュールを提供できる。
【0040】尚、本実施形態においては積層体1の加圧
を行う際に、太陽電池が剛性を有する載置台3と第2の
部材15との間に挟まれて加圧されることになるため、
太陽電池が破損する恐れがある。斯かる太陽電池の破損
を防止するためには封止材下層12及び封止材上層14
の厚みを600μm程度以上と厚くすることが好まし
い。
【0041】次に、本発明の第4の実施の形態について
図3に示す要部拡大断面図を参照して説明する。
【0042】本実施形態においては、積層体1の構成を
第3の実施形態と同様に、載置台3側から樹脂フィルム
からなる第1の部材11、EVA,PVB等の透光性且
つ絶縁性を有する封止材下層12、互いに電気的に接続
された、pn接合等の半導体接合を有する結晶系半導体
材料からなる複数個の太陽電池13、封止材下層12と
同様の材料からなる封止材上層14、及びガラス等の透
光性及び剛性を有する第2の部材15を順次積層して構
成しており、この積層体1を平板30を介して載置台3
上に載置している。
【0043】この平板30としてはモジュール製造の際
の加熱温度に対する耐熱性を有するものであると共に載
置台3の表面よりも表面の凹凸の少ない平坦面を有する
ものであることが好ましく、具体的にはガラスが好まし
い。
【0044】上述した第1及び第2の実施形態において
は、積層体1の最下部に位置する樹脂フィルムからなる
第1の部材11が直接載置台3と接することとなる。
【0045】この載置台3はその内部にヒーター等の熱
源を備えることから、一般にはステンレス製のものが用
いられており、その表面には数10μm程度の突起を多
数有している。
【0046】従って、上記第1及び第2の実施形態にお
いては加熱・加圧中に、第1の部材11表面に載置台3
の表面形状が転写され、第1の部材11の表面に数10
μm程度の深さの窪みが多数生じていたが、本実施の形
態によれば第1の部材11が平板30の平坦面と接する
こととなるので、表面の平坦性の高い太陽電池モジュー
ルを提供することができる。
【0047】さらに、上記平板30をシリコンゴムシー
ト等の耐熱性及び弾力性を有するクッション材を介して
載置台3上に載置すると良い。
【0048】斯かる構成によれば、上記クッション材が
積層体1の加圧時のクッションの役割を果たすこととな
るため、前述したような太陽電池の破損を低減させるこ
とができ、封止材下層12或いは封止材上層14の厚み
を薄くすることが可能となり、低コストで軽量の太陽電
池モジュールを提供できる。
【0049】以上説明した如く、本発明によれば第1の
部材と第2の部材との間の間隔を端部と中央部とで略同
一にした、表面のたわみのない平坦な太陽電池モジュー
ルを提供できる。従って、外周部にアルミ枠等の金属製
の外枠を取付けても、外枠との間の絶縁性が低下するこ
とがなく、従って耐電圧特性を向上させることができ
る。
【0050】尚、以上の説明においては複数の太陽電池
が結晶系半導体材料からなるものについて説明したが、
これに限らずGaAs,InP等の化合物半導体材料か
らなる太陽電池を用いた太陽電池モジュールについても
本発明を適用することができる。
【0051】さらには、上記複数個の太陽電池が、ガラ
ス,プラスチック或いは表面が絶縁コートされたステン
レス等の基板上に形成された非晶質半導体材料から構成
されるものであても良い。斯かる非晶質太陽電池を用い
た太陽電池モジュールについても本発明を適用すること
ができる。
【0052】加えて、ガラス基板上に非晶質半導体層を
形成した太陽電池を用いる場合にあっては、ガラス基板
を第2の部材と併用することができる。この例を図4を
参照して説明する。
【0053】図4はガラス基板上に形成した集積型の非
晶質太陽電池を用いた場合の積層体1の構成を示す拡大
断面図である。
【0054】同図に示す如く、ガラス基板上に形成した
非晶質半導体材料からなる複数個の太陽電池13を用い
る場合にあっては、ガラス基板を第2の部材15と併用
できる。従って、載置台3側から順に、樹脂フィルム等
の可撓性を有する第1の部材11、EVAシートからな
る封止材下層12を積層し、この上に第2の部材15と
なるガラス基板を、複数個の太陽電池13を封止材下層
12側にして積層して積層体1を構成することができ
る。或いは各部材の順序を逆にして積層しても良い。
【0055】さらには表面が絶縁コートされたステンレ
ス等の絶縁性表面を有する金属基板上に形成された、非
晶質半導体材料からなる複数個の太陽電池モジュールを
用いる場合にあっては、図4において第1の部材11を
透光性プラスチック等の透光性且つ可撓性を有する材料
から構成し、この第1の部材11上にEVAシートから
なる封止材下層12を積層し、この上に第2の部材15
となる金属基板を、複数個の太陽電池13を封止材下層
12側にして積層して積層体1を構成することができ
る。或いは各部材の順序を逆にして積層しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明太陽電池モジ
ュールの製造方法によれば、加熱加圧室内において、第
1の部材、封止材下層、互いに電気的に接続された複数
個の太陽電池、封止材上層及び第2の部材が順次積層さ
れてなる積層体を載置台上に載置し、そしてこの積層体
を、該積層体の外周側面を囲む枠体内で加熱しながら加
圧している。
【0057】従って、従来加圧中に生じていた積層体か
らの封止材の流出を、積層体の外周側面を囲む枠体によ
り抑制することができ、このため第1の部材と第2の部
材との間の間隔を全面にわたって略均一のまま積層体を
一体化することが可能となり、表面のたわみのない平坦
な太陽電池モジュールを提供することができる。
【0058】従って、例えばこの積層体の外周部にアル
ミ枠等の金属製の外枠を取付けた場合にあっては、外枠
と電力取出部との間の絶縁性が低下することがなく、耐
電圧特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における積層体周辺
の要部拡大断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における積層体周辺
の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における積層体周辺
の要部拡大断面図である。
【図4】非晶質太陽電池を用いた場合の積層体周辺の要
部拡大断面図である。
【図5】従来の太陽電池モジュールの構造断面図であ
る。
【図6】加熱加圧装置の概略構成図である。
【符号の説明】
3…載置台、11…第1の部材、12…封止材下層、1
3…太陽電池、14…封止材上層、15…第2の部材、
16…枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 茂樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F051 EA01 EA02 EA17 EA20 HA19 JA02 JA03 JA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱加圧装置内において、第1の部材、
    封止材下層、互いに電気的に接続された複数個の太陽電
    池、封止材上層、及び第2の部材が順次積層されてなる
    積層体を載置台上に載置し、前記積層体を該積層体の外
    周側面を囲む枠体内で加熱しながら加圧することによ
    り、前記封止材下層と封止材上層との間に前記複数個の
    太陽電池を埋設すると共に前記積層体を一体化すること
    を特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 加熱加圧装置内において、第1の部材、
    封止材下層、互いに電気的に接続された複数個の太陽電
    池及び第2の部材が順次積層されてなる積層体を載置台
    上に載置し、前記積層体を該積層体の外周側面を囲む枠
    体内で加熱しながら加圧することにより、前記封止材下
    層と封止材上層との間に前記複数個の太陽電池を埋設す
    ると共に前記積層体を一体化することを特徴とする太陽
    電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記封止材下層上における前記複数個の
    太陽電池の外周部にスペーサーを配置することを特徴と
    する請求項1又は2記載の太陽電池モジュールの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記スペーサーとして、耐熱性を有する
    スペーサーを用いることを特徴とする請求項3記載の太
    陽電池モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記スペーサーとして、前記封止材下層
    又は封止材上層と同じ材料からなるスペーサーを用いる
    ことを特徴とする請求項3記載の太陽電池モジュールの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の部材として剛性を有する部材
    を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに
    記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記積層体を平板を介して前記載置台上
    に載置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記平板を、クッション材を介して前記
    載置台上に載置することを特徴とする請求項7記載の太
    陽電池モジュールの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記一体化された積層体の外周部に外枠
    を取付けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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