JP2000031515A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2000031515A
JP2000031515A JP10197217A JP19721798A JP2000031515A JP 2000031515 A JP2000031515 A JP 2000031515A JP 10197217 A JP10197217 A JP 10197217A JP 19721798 A JP19721798 A JP 19721798A JP 2000031515 A JP2000031515 A JP 2000031515A
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solar cell
cell module
prism
resin
surface material
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JP10197217A
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Masato Sugimachi
正登 杉町
Masanori Masutani
真紀 増谷
Itsuo Tanuma
逸夫 田沼
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/52PV systems with concentrators

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直に設置した場合でも、良好な集光効率を
得る。 【解決手段】 本発明の太陽電池モジュール10は、最
外層にプリズムシート12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
に係り、さらに詳細には、プリズム構造を有する透明な
表面材を最外層に配置した太陽電池モジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】太陽エ
ネルギーを利用する太陽電池はクリーンで枯渇すること
のないエネルギー供給源として一般家庭から大規模発電
用までの広範囲な利用が期待されている。
【0003】図4は特開平9−209315号に記載さ
れた太陽電池付き防音壁を示す断面図である。この太陽
電池付き防音壁は、板状のベース2と、H形鋼から形成
されベース2上に垂直に配置された複数の支持柱3と、
支持柱3間に固定された防音壁4と、支持柱3の正面上
に水平に固定された複数のレール材5と、レール材5に
固定具6により固定された太陽電池モジュール7とを備
える。生活環境の保全の為に道路等の近傍に設置される
防音壁に太陽電池モジュールを取り付けることにより、
道路防音壁工事の一貫として太陽電池モジュールの設置
工事を行うことができ、太陽電池モジュール設置コスト
の大幅なコストダウンが可能になる。また、太陽電池モ
ジュールを垂直に設置することにより省スペース化を図
ることができる。さらに、得られた電力は一般的な電力
利用の他にも道路整備の様々な分野、例えば、道路照
明、道路情報板、案内標識、道路鋲、トンネル照明等に
適用することができる。
【0004】しかし、図5に示されるように、太陽電池
モジュールを垂直に設置すると、反射によるロスが大き
くなり、集光の効率が悪い。また、太陽光の入射角は季
節によって変化しており、季節によって反射率、換言す
れば、集光効率が大きく変化する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事実を考慮
してなされたものであり、省スペース化を図ることがで
きると共に、1年にわたり集光の効率の良い太陽電池モ
ジュールを提供することを目的とする。
【0006】本発明はプリズム構造を有する透明な表面
材を最外層に配置した太陽電池モジュールである。この
表面材はガラス又は有機物で形成することができる。ま
た、この表面材の表面には反射防止剤や防汚剤を被覆す
ことができる。表面材のプリズムの頂角は50〜70°
の範囲であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。
【0008】図1は本発明の太陽電池モジュール10を
示す。この太陽電池モジュール10は、プリズム構造を
有する表面材である透明なプリズムシート12と、下部
保護部材14と、プリズムシート12及び下部保護部材
14の内側に配置される封止材膜16A、16Bと、封
止材膜16A、16Bの間に配置される光起電力素子1
8とを備える。
【0009】図2は本発明に用いられるプリズムシート
12を示す。プリズムシート12は基体層20とプリズ
ム列形成層22とを備える。プリズム列形成層22の透
明樹脂材料としては、ガラス等の無機物、熱可塑性樹脂
及び熱硬化性樹脂等の有機物のいずれも使用可能であ
る。ガラスとしては、酸化ケイ素、三酸化アルミニウ
ム、酸化ホウ素、三酸化鉄、酸化ナトリウム、酸化カリ
ウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、シリコン、
合成サファイヤ、合成フューズドシリカ等が挙げられ
る。熱可塑性樹脂としては、アクリル系樹脂(例えば、
PMMA)、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリノ
ルボルネン、ポリメチルペンテン−1、ウレタン樹脂、
アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂等が挙げられ
る。熱硬化性樹脂としては、アクリル系樹脂、ウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げ
られる。これらの透明樹脂材料の中では、良好な耐摩耗
性を有し、輝度の低下の原因となる製造時や組み立て時
のプリズム列の傷の発生を防止することが可能な熱硬化
性ポリウレタンやガラスが特に好ましく用いられる。
【0010】熱硬化性ポリウレタンは、水酸基末端プレ
ポリマーとイソシアネート成分とをウレタン化触媒のも
とに反応させて得られる。水酸基末端プレポリマーは、
ポリオール成分とポリオール成分の当量以下の無黄変性
ジイソシアネートとを反応させて得られる。
【0011】ポリオール成分としては、ポリエステルポ
リオールと、水酸基価が30〜400のポリエステルポ
リオールあるいは重量平均分子量300以下の短鎖ジオ
ールとの混合物が使用できる。水酸基価が30〜400
のポリエステルポリオールとしては、ポリ(ε−カプロ
ラクトン)ポリオール、ポリ(アルキレンカーボネー
ト)ポリオール、ポリ(β−メチル−δ−バレロラクト
ン)ポリオール等が使用できる。これらのポリエステル
ポリオールは、1分子当たり平均して1.8以上3.5
未満の水酸基を持つことが望ましい。
【0012】また、重量平均分子量300以下のジオー
ルとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ポリオキシエチレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール等が使用で
きる。 一方、無黄変性ジイソシアネートとしては、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソ
シアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
3,3’−ジイソシアネートプロピルエーテル、3−イ
ソシアネートメチル−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キシルイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソ
シアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネ
ート)、ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等が使用できる。
【0013】上記のポリオール成分1当量に対して、イ
ソシアネートを0.8当量以下、好ましくは0.6当量
以下反応させることにより、水酸基末端プレポリマーを
得ることができる。そして、水酸基末端プレポリマー1
当量に対して0.8〜1.3の当量のイソシアネートを
ウレタン化触媒の存在下で反応させることによりウレタ
ン硬化物を得ることができる。
【0014】ウレタン化触媒としては、錫化合物、鉛化
合物、ビスマス化合物等の金属化合物が使用できる。具
体例としては、塩化第一錫、塩化第二錫、硝酸錫、硫酸
錫、テトラ−n−ブチル錫、n−ブチル錫トリクロライ
ド、トリメチル錫ヒドロキシド、ジ−n−ブチル錫ジア
セテート、ジ−n−ブチル錫ジラウレート、スタナスオ
クトエート等が使用できる。
【0015】ウレタン化触媒の使用量は、水酸基末端プ
レポリマーおよびイソシアネートの総量に対し、1pp
m〜0.1重量%である。
【0016】プリズム列形成層22の透明樹脂材料中に
は、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、黄変防止
剤、ブルーイング等の成分をプリズムシートの特性上支
障のない範囲内で添加することができる。
【0017】プリズム列形成層22は、基体層20と接
合される下面が平滑であり、上面に複数の単位プリズム
22Aが互いに平行に配列されたプリズム列22Bが形
成されている。単位プリズム22Aは二等辺三角プリズ
ムであり、その頂角θは集光効率の点から50〜70°
の範囲内であることが好ましい。
【0018】プリズム列形成層22の厚さT2 は、例え
ば、4〜100μm程度であり、各単位プリズム22A
の高さHは、例えば、4〜50μm程度であり、単位プ
リズム22Aの配列ピッチPは、例えば、20〜500
μm程度である。
【0019】基体層20には透明樹脂フィルムを使用す
ることができる。透明樹脂フィルムは、プリズムシート
の耐久性、寸法安定性をコントロールするために強度、
耐熱性等を考慮して選定される。透明樹脂フィルムとし
ては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエ
チレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート、ポ
リエーテルサルホン等からなるフィルムが好ましい。ま
た、プリズム列形成層22の材料と同じものを使用して
基体層20とプリズム列形成層22を一体的に形成して
もよい。基体層20の厚みT1 は、例えば、0.1〜5
mmである。
【0020】プリズムシート12の表面には反射防止剤
や防汚剤を被覆することができる。
【0021】下部保護部材14には、ガラス、金属板、
金属シート及びプラスチックフィルム並びにこれらの組
み合わせを用いることができ、その厚みは100μm以
下であることが好ましく、30〜100μmであること
がより好ましい。ガラスとしては前述のものを使用する
ことができる。金属板又はシートに使用される金属とし
ては、銅、アルミニウム合金、鉛、亜鉛、チタン、ステ
ンレス鋼、亜鉛メッキ鋼、及び亜鉛−アルミ合金メッキ
鋼等を使用することができる。また、プラスチックフィ
ルムとしては、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニルフィル
ム、及びフッ素樹脂フィルム等が挙げられるが、フッ素
樹脂フィルムが耐候性の観点から好ましい。更に、フッ
素樹脂の種類としては、一フッ化ポリエチレン、二フッ
化ポリエチレン、三フッ化ポリエチレン、及び四フッ化
ポリエチレン等が挙げられるが、一フッ化ポリエチレン
が好ましい。
【0022】封止材膜16A、16Bとしては、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVA樹脂と呼ぶ)等
を使用することができる。EVA樹脂は耐侯性の点から
架橋していることが好ましい。EVA樹脂を架橋する方
法としては、EVA樹脂に有機過酸化物を添加し、その
後これを100〜200℃程度に加熱して架橋する方法
が好ましい。EVA樹脂に添加する有機過酸化物として
は100℃以上でラジカルを発生するものを使用するこ
とができるが、配合時の安定性を考慮に入れれば、半減
期が10時間以上で分解温度が70℃以上であることが
好ましく、例えば、2,5−ジハイドロパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミルパ
ーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ブタン、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス(t−ブチル
パーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパ
ーオキサイド等を用いることができる。これらの有機過
酸化物の配合量はEVA樹脂100重量部に対し5重量
部以下であり、好ましくは1〜3重量部である。
【0023】また、本発明ではEVA樹脂に光増感剤を
加え、これを光照射することで光増感剤を分解し、EV
A樹脂を架橋することもできる。光増感剤は光照射でラ
ジカルを生じるものであればいかなるものでもよく、例
えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾ
インイソエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンゾイル−
5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジ
エン、パラニトロジフェニール、パラニトロアニリン、
2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアン
トラキノン等がある。これらの光増感剤の量はEVA樹
脂100重量部に対し10重量部以下であり、好ましく
は1〜3重量部である。
【0024】また、EVA封止材膜とセルとの接着力を
向上させるために、EVA樹脂にシランカップリング剤
を添加することができる。シランカップリング剤として
は公知のもの、例えば、γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニル−トリス−(β−メトキシエトキシ)
シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エトキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることがで
きる。これらのシランカップリング剤の配合量はEVA
樹脂100重量部に対し5重量部以下であり、好ましく
は0.1〜2重量部である。
【0025】更に、EVA樹脂のゲル分率を向上させ、
耐久性を向上させるためにEVA樹脂に架橋助剤を添加
できる。架橋助剤としては、公知であるトリアリルイソ
シアヌレート、トリアリルイソシアネート等の3官能の
架橋助剤のほかNKエステル等の単官能の架橋助剤等も
挙げることができる。これらの架橋助剤の配合量はEV
A樹脂100重量部に対し10重量部以下であり、好ま
しくは1〜5重量部である。
【0026】なおまた、本発明ではEVA樹脂の安定性
を向上させるために、ハイドロキノン、ハイドロキノン
モノメチルエーテル、p−ベンゾキノン、メチルハイド
ロキノン等をEVA樹脂に添加することができ、これら
の配合量はEVA樹脂100重量部に対し5重量部で充
分である。
【0027】また、必要に応じ、上記以外に着色剤、紫
外線吸収剤、老化防止剤、変色防止剤等をEVA樹脂に
添加することができる。着色剤の例としては、金属酸化
物、金属粉等の無機顔料、アゾ系、フタロシアニン系、
アヂ系、酸性又は塩基染料系レーキ等の有機顔料があ
る。紫外線吸収剤には、2−ヒドロキシ−4−オクトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5
−スルフォベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;2−
(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール等のベンゾトリアゾール系;フェニルサルシレー
ト、p−t−ブチルフェニルサルシレート等のヒンダー
トアミン系がある。老化防止剤としては、アミン系、フ
ェノール系、ビスフェニル系、ヒンダートアミン系があ
り、例えば、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペラジル)セ
バケート等がある。
【0028】光起電力素子18については特に制限はな
いが、太陽電池モジュールの軽量化、厚みの低減、作成
や設置の作業性向上のためにも、耐衝撃性が高く、薄い
ことが望ましい。光起電力素子としては、可撓性を有す
ることが好ましく、例えば、透明導電性基板上に、反射
層、半導体光活性層、及び透明導電層が順次積層され、
透明導電層上に選択的に集電電極が形成されたアモルフ
ァス太陽電池が挙げられる。
【0029】以上のような構造を有する太陽電池モジュ
ールは、例えば、高速道路の防音壁やビルの外壁に取り
付けることができる。
【0030】
【実施例】(実施例1)水酸基価216のポリ(ε−カ
プロラクト)ポリオールと、1,4−ブタンジオール
と、3−イソシアネートメチル−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキシルイソシアネート(IPDI)とを反応
させ水酸基末端プレポリマーを得た。このプレポリマー
の水酸基1当量に対し、IPDIを1.05当量加え、
さらに20ppmのジ−n−ブチル錫ジラウレートを添
加し反応させ、硬化性液状組成物を得た。
【0031】サイズが150mm×150mmで断面が
二等辺三角形(深さ25μm、ピッチ50μm、頂角5
8度)の溝が彫られた金型に前記の硬化性液状組成物を
注入し、90℃で硬化させた。5分後、硬化物を金型か
ら脱き、厚さ200μmのプリズムシートを得た。次い
でこのプリズムシートを120℃で2時間加熱した。E
VA樹脂(酢酸ビニル含有率20%、メルトインデック
ス1.5)100重量部、パーヘキサ 25B[2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン]1.3重量部、トリアリルイソシアヌレート2.
0重量部、及びγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン0.3重量部を80℃に加熱したロールミルで
混合して、EVA樹脂組成物を調製した。この組成物を
90℃に設定したプレスで0.6mm厚(150mm
角)のシートとした。
【0032】下部保護部材としての一フッ化ポリエチレ
ンフィルム(38μm)、前記EVA樹脂シート、光起
電力素子としての太陽電池用結晶性シリコンセル、前記
EVA樹脂シート、及び前記プリズムシートを順次積層
し、この積層体を真空ラミネーターで温度150℃、脱
気時間3分、プレス時間15分で加圧圧着し、EVA樹
脂を架橋して、太陽電池モジュールを作成した。 (比較例1)プリズムシートの代わりに透明で平坦なフ
ッ素系フィルム(nD=1.38、厚さ200μm)を
使用した他は実施例1と同様の方法で太陽電池モジュー
ルを作成した。
【0033】作成した太陽電池モジュールの反射率を表
1に示す。
【0034】
【表1】 表1から、実施例1の太陽電池モジュールは比較例1の
太陽電池モジュールに比べて反射率が極端に少なく、集
光の効率が良いことがわかる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、最外層にプリズム構造を有す
る表面材を使用しているため、垂直に配置しても集光の
効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る太陽電池モジュールの断
面図である。
【図2】図1の太陽電池モジュールのプリズムシートを
示す斜視図である。
【図3】入射した光がプリズム内を通過する様子を示し
た説明図である。
【図4】従来の太陽電池モジュールを示す断面図であ
る。
【図5】図4の太陽電池モジュールに入射した光の一部
が反射される様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 太陽電池モジュール 12 プリズムシート 14 下部保護部材 16A 封止材膜 16B 封止材膜 18 光起電力素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリズム構造を有する透明な表面材を最
    外層に配置したことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記表面材がガラス又は有機物で形成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 前記表面材の表面に反射防止剤又は防汚
    剤を被覆したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記表面材のプリズムの頂角が50〜7
    0°の範囲であることを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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