JP2000029728A - 割り込み排他処理装置,方法および記録媒体 - Google Patents
割り込み排他処理装置,方法および記録媒体Info
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- JP2000029728A JP2000029728A JP10193955A JP19395598A JP2000029728A JP 2000029728 A JP2000029728 A JP 2000029728A JP 10193955 A JP10193955 A JP 10193955A JP 19395598 A JP19395598 A JP 19395598A JP 2000029728 A JP2000029728 A JP 2000029728A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 他の装置からの割り込み処理要求に基づく当
該装置に対するハードウェア的割り込み禁止/許可回数
を削減する。 【解決手段】 常駐処理ルーチン21と割り込み処理ル
ーチン22は排他資源20を操作し得る。排他状態フラ
グ5は常駐処理ルーチン21による排他処理開始時に排
他処理開始手順11によってセットされ、終了時に排他
処理終了手順12によってリセットされる。割り込み保
留フラグ16はA装置4から割り込み処理要求があって
も排他状態保持フラグ15がセット状態なら、割り込み
受信手順13によってセットされ、排他処理終了手順1
2によってリセットされる。割り込み受信手順13は、
A装置4から割り込み処理要求を受信するとA装置4を
ハードウェア的に割り込み禁止状態にし、割り込み終了
手順14は、割り込み処理ルーチン22が終了するとA
装置4を割り込み許可状態にする。
該装置に対するハードウェア的割り込み禁止/許可回数
を削減する。 【解決手段】 常駐処理ルーチン21と割り込み処理ル
ーチン22は排他資源20を操作し得る。排他状態フラ
グ5は常駐処理ルーチン21による排他処理開始時に排
他処理開始手順11によってセットされ、終了時に排他
処理終了手順12によってリセットされる。割り込み保
留フラグ16はA装置4から割り込み処理要求があって
も排他状態保持フラグ15がセット状態なら、割り込み
受信手順13によってセットされ、排他処理終了手順1
2によってリセットされる。割り込み受信手順13は、
A装置4から割り込み処理要求を受信するとA装置4を
ハードウェア的に割り込み禁止状態にし、割り込み終了
手順14は、割り込み処理ルーチン22が終了するとA
装置4を割り込み許可状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の装置を制御す
る装置制御プログラムの常駐処理ルーチンと、装置から
の割り込み処理要求により起動される割り込み処理ルー
チンとの双方から操作され得る排他資源を有する情報処
理装置における割り込み排他処理装置および割り込み排
他処理方法に関する。
る装置制御プログラムの常駐処理ルーチンと、装置から
の割り込み処理要求により起動される割り込み処理ルー
チンとの双方から操作され得る排他資源を有する情報処
理装置における割り込み排他処理装置および割り込み排
他処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット,数値制御装置(NCU),製
鉄圧延装置,化学処理装置やコンピュータの入出力装置
等他の装置を装置制御プログラムによって制御する情報
処理装置にあっては、装置制御プログラムとは非同期に
これらの装置から割り込み処理要求を受けることがあ
る。このような割り込み処理要求に対しては、装置制御
プログラムのうちに割り込み処理ルーチンを組み込むこ
とにより対応することが多い。
鉄圧延装置,化学処理装置やコンピュータの入出力装置
等他の装置を装置制御プログラムによって制御する情報
処理装置にあっては、装置制御プログラムとは非同期に
これらの装置から割り込み処理要求を受けることがあ
る。このような割り込み処理要求に対しては、装置制御
プログラムのうちに割り込み処理ルーチンを組み込むこ
とにより対応することが多い。
【0003】ところで、装置制御プログラムに、装置制
御プログラムのなかの常駐処理ルーチンと割り込み処理
ルーチンの双方によって操作され得る排他資源に対して
は、この排他資源に対する排他処理が必要とされる。何
故なら、常駐処理ルーチンが排他資源を操作中に割り込
み処理ルーチンが起動され、排他資源を操作するような
ことが起きると排他資源が破壊されるからである。
御プログラムのなかの常駐処理ルーチンと割り込み処理
ルーチンの双方によって操作され得る排他資源に対して
は、この排他資源に対する排他処理が必要とされる。何
故なら、常駐処理ルーチンが排他資源を操作中に割り込
み処理ルーチンが起動され、排他資源を操作するような
ことが起きると排他資源が破壊されるからである。
【0004】従来、この種の割り込み排他処理は、常駐
処理ルーチンが、装置からの割り込み処理要求に基づく
割り込み処理ルーチンから利用される可能性のある資源
を操作する場合には、その資源処理の途中で装置からの
割り込み要求が発生しないように、その装置を必ずハー
ドウェア的に割り込み禁止にした状態で資源操作を行う
ようにしている。
処理ルーチンが、装置からの割り込み処理要求に基づく
割り込み処理ルーチンから利用される可能性のある資源
を操作する場合には、その資源処理の途中で装置からの
割り込み要求が発生しないように、その装置を必ずハー
ドウェア的に割り込み禁止にした状態で資源操作を行う
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の割り込み排他処理方式では、一般に、排他資源
を操作する回数と比べて、実際に装置割り込み要求が発
生頻度は小さいにも拘わらず、排他資源を操作する度
に、必ずハードウェア的に割り込みを禁止にする処理を
行っているが、装置に対する割り込み禁止/許可のため
のハードウェア操作は、CPUの命令実行速度と比較
し、大きな時間を必要とするため、情報処理装置の性能
を著しく損なうという問題点がある。特に、最近のCP
Uは高性能化が進展しているので、ますます装置に対す
る操作処理速度との差が大きくなる傾向にあり、問題を
深刻化している。
た従来の割り込み排他処理方式では、一般に、排他資源
を操作する回数と比べて、実際に装置割り込み要求が発
生頻度は小さいにも拘わらず、排他資源を操作する度
に、必ずハードウェア的に割り込みを禁止にする処理を
行っているが、装置に対する割り込み禁止/許可のため
のハードウェア操作は、CPUの命令実行速度と比較
し、大きな時間を必要とするため、情報処理装置の性能
を著しく損なうという問題点がある。特に、最近のCP
Uは高性能化が進展しているので、ますます装置に対す
る操作処理速度との差が大きくなる傾向にあり、問題を
深刻化している。
【0006】本発明の目的は、常駐処理ルーチンによる
排他区間の出入口でハードウェア的な割り込み禁止およ
び許可の処理を行わず、割り込み処理要求の発生時にの
み割り込み禁止処理を行い、割り込み処理ルーチンの実
行の終了時にのみ割り込み許可処理を行うことにより、
割り込み制御ハードウェアの操作回数を削減し、ひいて
は情報処理装置の高性能化を図った割り込み排他処理装
置および割り込み排他処理方法を提供することにある。
排他区間の出入口でハードウェア的な割り込み禁止およ
び許可の処理を行わず、割り込み処理要求の発生時にの
み割り込み禁止処理を行い、割り込み処理ルーチンの実
行の終了時にのみ割り込み許可処理を行うことにより、
割り込み制御ハードウェアの操作回数を削減し、ひいて
は情報処理装置の高性能化を図った割り込み排他処理装
置および割り込み排他処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の割り込み排他処
理装置は、装置を制御する装置制御プログラムの常駐処
理ルーチンと、前記装置からの割り込み処理要求により
起動される割り込み処理ルーチンとの双方から操作され
得る排他資源を有する情報処理装置における割り込み排
他処理装置において、前記割り込み処理要求の発生時に
当該発生元の装置に対してハードウェア的割り込みの禁
止処理を行う割り込み受信手段と、前記割り込み処理ル
ーチンの実行終了時に前記装置に対して前記ハードウェ
ア的割り込みの許可処理を行う割り込み終了手段とを有
することを特徴とする。
理装置は、装置を制御する装置制御プログラムの常駐処
理ルーチンと、前記装置からの割り込み処理要求により
起動される割り込み処理ルーチンとの双方から操作され
得る排他資源を有する情報処理装置における割り込み排
他処理装置において、前記割り込み処理要求の発生時に
当該発生元の装置に対してハードウェア的割り込みの禁
止処理を行う割り込み受信手段と、前記割り込み処理ル
ーチンの実行終了時に前記装置に対して前記ハードウェ
ア的割り込みの許可処理を行う割り込み終了手段とを有
することを特徴とする。
【0008】本発明の好ましい実施の形態としての割り
込み排他処理装置は、前記常駐処理ルーチンによる前記
排他資源の排他区間だけセット状態にされる排他状態保
持フラグと、前記割り込み処理要求があっても前記割り
込み処理ルーチンが実行されない間だけセット状態にさ
れる割り込み保留フラグと、前記常駐処理ルーチンが前
記排他資源の排他処理を開始するときに前記排他状態保
持フラグをセットする排他処理開始手段と、前記排他資
源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フラグ
をリセットするとともに前記割り込み保留フラグがセッ
ト状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを
呼び出す排他処理終了手段とを設け、また、前記割り込
み受信手段は前記割り込み処理要求を受けると、前記排
他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割り込み
処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラグがセ
ット状態なら前記割り込み保留フラグをセットすること
を特徴とする。
込み排他処理装置は、前記常駐処理ルーチンによる前記
排他資源の排他区間だけセット状態にされる排他状態保
持フラグと、前記割り込み処理要求があっても前記割り
込み処理ルーチンが実行されない間だけセット状態にさ
れる割り込み保留フラグと、前記常駐処理ルーチンが前
記排他資源の排他処理を開始するときに前記排他状態保
持フラグをセットする排他処理開始手段と、前記排他資
源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フラグ
をリセットするとともに前記割り込み保留フラグがセッ
ト状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを
呼び出す排他処理終了手段とを設け、また、前記割り込
み受信手段は前記割り込み処理要求を受けると、前記排
他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割り込み
処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラグがセ
ット状態なら前記割り込み保留フラグをセットすること
を特徴とする。
【0009】本発明の好ましい実施の形態としての割り
込み排他処理装置は、前記装置が複数有り、それぞれに
対応する前記割り込み処理ルーチンが存在し、かつ前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置による前記排他
資源の排他区間だけセット状態にされる排他状態保持フ
ラグと、前記装置から前記割り込み処理要求があっても
当該割り込み処理ルーチンが実行されない間だけセット
状態にされる割り込み保留フラグと、前記常駐処理ルー
チンまたは第1の前記装置対応の割り込み処理ルーチン
が前記排他資源の排他処理を開始するときに前記排他状
態処理フラグをセットする排他処理開始手段と、前記排
他資源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フ
ラグをリセットするとともに前記割り込み保留フラグが
セット状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチ
ンを呼び出す排他処理終了手段とを設け、また、前記割
り込み受信手段は前記第2の装置から前記割り込み処理
要求を受けると、前記排他状態保持フラグがセット状態
でなければ前記割り込み処理ルーチンを呼び出し、前記
排他状態保持フラグがセット状態なら前記割り込み保留
フラグをセットすることを特徴とする。
込み排他処理装置は、前記装置が複数有り、それぞれに
対応する前記割り込み処理ルーチンが存在し、かつ前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置による前記排他
資源の排他区間だけセット状態にされる排他状態保持フ
ラグと、前記装置から前記割り込み処理要求があっても
当該割り込み処理ルーチンが実行されない間だけセット
状態にされる割り込み保留フラグと、前記常駐処理ルー
チンまたは第1の前記装置対応の割り込み処理ルーチン
が前記排他資源の排他処理を開始するときに前記排他状
態処理フラグをセットする排他処理開始手段と、前記排
他資源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フ
ラグをリセットするとともに前記割り込み保留フラグが
セット状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチ
ンを呼び出す排他処理終了手段とを設け、また、前記割
り込み受信手段は前記第2の装置から前記割り込み処理
要求を受けると、前記排他状態保持フラグがセット状態
でなければ前記割り込み処理ルーチンを呼び出し、前記
排他状態保持フラグがセット状態なら前記割り込み保留
フラグをセットすることを特徴とする。
【0010】また、本発明の割り込み排他処理方法は、
装置を制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチン
と、前記装置からの割り込み処理要求により起動される
割り込み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資
源を有する情報処理装置における割り込み排他処理方法
において、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元
の装置に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行
うステップと、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時
に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許可
処理を行うステップとを有することを特徴とする。
装置を制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチン
と、前記装置からの割り込み処理要求により起動される
割り込み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資
源を有する情報処理装置における割り込み排他処理方法
において、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元
の装置に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行
うステップと、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時
に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許可
処理を行うステップとを有することを特徴とする。
【0011】本発明の好ましい実施の形態としての割り
込み排他処理方法は、前記割り込み処理要求があっても
前記割り込み処理ルーチンが実行されないときに割り込
み保留フラグをセットするステップと、前記常駐処理ル
ーチンが前記排他資源の排他処理を開始するときに排他
状態保持フラグをセットするステップと、前記排他資源
の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フラグを
リセットするとともに前記割り込み保留フラグがセット
状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを呼
び出すステップと、前記割り込み処理要求を受けると、
前記排他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割
り込み処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラ
グがセット状態なら前記割り込み保留フラグをセットす
るステップとを設けたことを特徴とする。
込み排他処理方法は、前記割り込み処理要求があっても
前記割り込み処理ルーチンが実行されないときに割り込
み保留フラグをセットするステップと、前記常駐処理ル
ーチンが前記排他資源の排他処理を開始するときに排他
状態保持フラグをセットするステップと、前記排他資源
の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フラグを
リセットするとともに前記割り込み保留フラグがセット
状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを呼
び出すステップと、前記割り込み処理要求を受けると、
前記排他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割
り込み処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラ
グがセット状態なら前記割り込み保留フラグをセットす
るステップとを設けたことを特徴とする。
【0012】本発明の好ましい実施の形態としての割り
込み排他処理方法は、前記装置が複数有り、それぞれに
対応する前記割り込み処理ルーチンが存在し、かつ前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置が前記排他資源
の排他処理を開始するときに排他状態保持フラグをセッ
トするステップと、前記装置から前記割り込み処理要求
があっても当該割り込み処理ルーチンが実行されないと
きに割り込み保留フラグをセットするステップと、前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置対応の割り込み
処理ルーチンが前記排他資源の排他処理を開始するとき
に排他状態処理フラグをセットするステップと、前記排
他資源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フ
ラグをリセットするとともに前記割り込み保留フラグが
セット状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチ
ンを呼び出すステップと、前記第2の装置から前記割り
込み処理要求を受けると、前記排他状態保持フラグがセ
ット状態でなければ前記割り込み処理ルーチンを呼び出
し、前記排他状態保持フラグがセット状態なら前記割り
込み保留フラグをセットするステップとを設けたことを
特徴とする。
込み排他処理方法は、前記装置が複数有り、それぞれに
対応する前記割り込み処理ルーチンが存在し、かつ前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置が前記排他資源
の排他処理を開始するときに排他状態保持フラグをセッ
トするステップと、前記装置から前記割り込み処理要求
があっても当該割り込み処理ルーチンが実行されないと
きに割り込み保留フラグをセットするステップと、前記
常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置対応の割り込み
処理ルーチンが前記排他資源の排他処理を開始するとき
に排他状態処理フラグをセットするステップと、前記排
他資源の排他処理が終了したときに前記排他状態保持フ
ラグをリセットするとともに前記割り込み保留フラグが
セット状態ならクリアした後に前記割り込み処理ルーチ
ンを呼び出すステップと、前記第2の装置から前記割り
込み処理要求を受けると、前記排他状態保持フラグがセ
ット状態でなければ前記割り込み処理ルーチンを呼び出
し、前記排他状態保持フラグがセット状態なら前記割り
込み保留フラグをセットするステップとを設けたことを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例の形態につ
いて説明する。
いて説明する。
【0014】本発明の割り込み排他処理装置は、装置を
制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチンと、前
記装置からの割り込み処理要求により起動される割り込
み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資源を有
する情報処理装置における割り込み排他処理装置におい
て、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元の装置
に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行う割り
込み受信手段と、前記割り込み処理ルーチンの実行終了
時に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許
可処理を行う割り込み終了手段とを有することを特徴と
する。
制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチンと、前
記装置からの割り込み処理要求により起動される割り込
み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資源を有
する情報処理装置における割り込み排他処理装置におい
て、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元の装置
に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行う割り
込み受信手段と、前記割り込み処理ルーチンの実行終了
時に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許
可処理を行う割り込み終了手段とを有することを特徴と
する。
【0015】また、本発明の割り込み排他処理方法は、
装置を制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチン
と、前記装置からの割り込み処理要求により起動される
割り込み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資
源を有する情報処理装置における割り込み排他処理方法
において、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元
の装置に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行
うステップと、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時
に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許可
処理を行うステップとを有することを特徴とする。
装置を制御する装置制御プログラムの常駐処理ルーチン
と、前記装置からの割り込み処理要求により起動される
割り込み処理ルーチンとの双方から操作され得る排他資
源を有する情報処理装置における割り込み排他処理方法
において、前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元
の装置に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行
うステップと、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時
に前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許可
処理を行うステップとを有することを特徴とする。
【0016】以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の割り込み排他処理方法の一実施例を示
すブロック図である。
図1は、本発明の割り込み排他処理方法の一実施例を示
すブロック図である。
【0017】図1を参照すると、本実施例は、A装置4
を制御し、プログラム制御により動作する情報処理装置
1のうちに、割り込み排他処理プログラム2と、装置制
御プログラム3とを設けたものである。A装置とは、具
体的には、ロボット,NCU,コンピュータの入出力装
置等であり、また割り込み排他処理プログラム2は、プ
ログラム記録媒体6から情報処理装置に読み込まれ実行
される。
を制御し、プログラム制御により動作する情報処理装置
1のうちに、割り込み排他処理プログラム2と、装置制
御プログラム3とを設けたものである。A装置とは、具
体的には、ロボット,NCU,コンピュータの入出力装
置等であり、また割り込み排他処理プログラム2は、プ
ログラム記録媒体6から情報処理装置に読み込まれ実行
される。
【0018】装置制御プログラム3は、常駐処理ルーチ
ン21と、割り込み処理ルーチン22と、常駐処理ルー
チン21および割り込み処理ルーチン22の双方から操
作される排他資源20とを含む。
ン21と、割り込み処理ルーチン22と、常駐処理ルー
チン21および割り込み処理ルーチン22の双方から操
作される排他資源20とを含む。
【0019】割り込み排他処理プログラム2は、排他処
理開始手順11と、排他処理終了手順12と、割り込み
受信手順13と、割り込み終了手順14と、排他情報保
持フラグ15と、割り込み保留フラグ16から構成され
る。排他状態保持フラグ15は、常駐処理ルーチン21
が排他資源20を操作している排他区間だけリセット状
態にされる。割り込み保留フラグ16は、A装置4から
装置制御プログラム3に対して割り込み処理要求があっ
ても割り込み処理ルーチン22が実行されない間だけセ
ット状態にされる。
理開始手順11と、排他処理終了手順12と、割り込み
受信手順13と、割り込み終了手順14と、排他情報保
持フラグ15と、割り込み保留フラグ16から構成され
る。排他状態保持フラグ15は、常駐処理ルーチン21
が排他資源20を操作している排他区間だけリセット状
態にされる。割り込み保留フラグ16は、A装置4から
装置制御プログラム3に対して割り込み処理要求があっ
ても割り込み処理ルーチン22が実行されない間だけセ
ット状態にされる。
【0020】排他処理開始手順11は、排他状態フラグ
15をセットする(図2参照)。排他処理終了手順12
は、排他状態フラグ15のクリアと、割り込み保留フラ
グ16が設定されている場合には、割り込み保留フラグ
16のクリアを行った後に割り込み処理ルーチン22の
呼び出しを行う(図3参照)。割り込み処理手順13
は、A装置4からの割り込み処理要求を禁止し、排他状
態保持フラグ15がセットされていなければ割り込み処
理ルーチン22を呼び出し、排他状態保持フラグ15が
セットされていれば割り込み保留フラグ16をセットす
る(図4参照)。割り込み終了手順14は、A装置4か
らの割り込み処理要求を許可する(図5参照)。常駐処
理ルーチン21は、排他資源20を操作する前に排他処
理手順11を呼び出し、排他資源20を操作終了後に排
他処理終了手順12を呼び出す(図7参照)。
15をセットする(図2参照)。排他処理終了手順12
は、排他状態フラグ15のクリアと、割り込み保留フラ
グ16が設定されている場合には、割り込み保留フラグ
16のクリアを行った後に割り込み処理ルーチン22の
呼び出しを行う(図3参照)。割り込み処理手順13
は、A装置4からの割り込み処理要求を禁止し、排他状
態保持フラグ15がセットされていなければ割り込み処
理ルーチン22を呼び出し、排他状態保持フラグ15が
セットされていれば割り込み保留フラグ16をセットす
る(図4参照)。割り込み終了手順14は、A装置4か
らの割り込み処理要求を許可する(図5参照)。常駐処
理ルーチン21は、排他資源20を操作する前に排他処
理手順11を呼び出し、排他資源20を操作終了後に排
他処理終了手順12を呼び出す(図7参照)。
【0021】割り込み処理ルーチン22は、排他資源2
0の操作等を行い処理の最後に割り込み許可手順14を
呼び出す(図6参照)。
0の操作等を行い処理の最後に割り込み許可手順14を
呼び出す(図6参照)。
【0022】次に、図1〜図9を参照して本実施例の動
作について詳細に説明する。
作について詳細に説明する。
【0023】A装置4を制御する装置制御プログラム3
は、常駐処理ルーチン21と、操作対象のA装置4から
非同期に発生する割り込み処理要求により起動される割
り込み処理ルーチン22とから構成される。装置制御プ
ログラム3が保有する排他資源20が常駐処理ルーチン
21と割り込み処理ルーチン22の双方から操作される
場合、排他資源20に対する排他処理が必要になる。も
し排他処理を行わない場合、常駐処理ルーチン21が排
他資源20を操作中に割り込み処理ルーチン22が起動
され排他資源20を操作すると、排他資源20が破壊さ
れるからである。
は、常駐処理ルーチン21と、操作対象のA装置4から
非同期に発生する割り込み処理要求により起動される割
り込み処理ルーチン22とから構成される。装置制御プ
ログラム3が保有する排他資源20が常駐処理ルーチン
21と割り込み処理ルーチン22の双方から操作される
場合、排他資源20に対する排他処理が必要になる。も
し排他処理を行わない場合、常駐処理ルーチン21が排
他資源20を操作中に割り込み処理ルーチン22が起動
され排他資源20を操作すると、排他資源20が破壊さ
れるからである。
【0024】この問題は、次のように割り込み排他処理
プログラム2を用いることにより回避することができ
る。すなわち、常駐処理ルーチン21は、排他資源20
の操作の前後でそれぞれ排他処理手順11,排他処理終
了手順12を呼び出すことにより(図7参照)、排他資
源20の操作中にA装置4から割り込み処理要求が発生
した場合でも、割り込み処理ルーチン22の起動を排他
処理終了手順12を呼び出すまで遅延させることができ
る。
プログラム2を用いることにより回避することができ
る。すなわち、常駐処理ルーチン21は、排他資源20
の操作の前後でそれぞれ排他処理手順11,排他処理終
了手順12を呼び出すことにより(図7参照)、排他資
源20の操作中にA装置4から割り込み処理要求が発生
した場合でも、割り込み処理ルーチン22の起動を排他
処理終了手順12を呼び出すまで遅延させることができ
る。
【0025】先ず、図7を用いて、常駐処理ルーチン2
1の排他資源20の操作中に、A装置4から割り込み処
理要求が発生しなかった時の動作の流れを説明する。
1の排他資源20の操作中に、A装置4から割り込み処
理要求が発生しなかった時の動作の流れを説明する。
【0026】常駐処理ルーチン21が排他処理開始手順
11を呼び出す(図7手順B3)と排他状態保持フラグ
15がセットされる(図2手順A1)。次に、常駐処理
ルーチン21が排他資源20の操作を開始する(図7手
順A9)。排他資源20の操作(図7手順A9)終了
後、排他処理終了手順12を呼び出す(図7手順B
4)。排他処理終了手順12は、排他状態保持フラグ1
5をクリア(図3手順A2)した後、割り込み保留フラ
グ16の状態をチェック(図3手順A3)を行うと割り
込み処理要求が保留されていないため、何も行わず処理
を終了する。
11を呼び出す(図7手順B3)と排他状態保持フラグ
15がセットされる(図2手順A1)。次に、常駐処理
ルーチン21が排他資源20の操作を開始する(図7手
順A9)。排他資源20の操作(図7手順A9)終了
後、排他処理終了手順12を呼び出す(図7手順B
4)。排他処理終了手順12は、排他状態保持フラグ1
5をクリア(図3手順A2)した後、割り込み保留フラ
グ16の状態をチェック(図3手順A3)を行うと割り
込み処理要求が保留されていないため、何も行わず処理
を終了する。
【0027】次に図8を用いて、常駐処理ルーチン21
が排他資源20を操作中にA装置4から割り込み処理要
求が発生した時の動作の流れを説明する。
が排他資源20を操作中にA装置4から割り込み処理要
求が発生した時の動作の流れを説明する。
【0028】常駐処理ルーチン21が排他処理開始手順
11を呼び出す(図8手順B3)と排他状態保持フラグ
15がセットされる(図2手順A1)。次に、常駐処理
ルーチン21が排他資源20の操作を開始する(図8手
順A9)が、その直後にA装置4から割り込み処理要求
(図8手順C1)が発生したとする。A装置4から発生
した割り込み処理要求(図8手順C1)により、排他資
源操作(図8手順A9)が中断され、割り込み受信手順
13が起動される。
11を呼び出す(図8手順B3)と排他状態保持フラグ
15がセットされる(図2手順A1)。次に、常駐処理
ルーチン21が排他資源20の操作を開始する(図8手
順A9)が、その直後にA装置4から割り込み処理要求
(図8手順C1)が発生したとする。A装置4から発生
した割り込み処理要求(図8手順C1)により、排他資
源操作(図8手順A9)が中断され、割り込み受信手順
13が起動される。
【0029】割り込み受信手順13は、まずハードウェ
ア的にA装置4からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中であることがわか
り、割り込み保留フラグ16のセット(図4手順A7)
を行うのみで、割り込み処理ルーチン22の呼び出しは
行わない。割り込み受信手順13が終了すると、常駐処
理ルーチン21の動作が、排他資源操作(図8手順A
9)の中断点から再開される。排他資源20の操作(図
8手順A9)終了後、排他処理終了手順12を呼び出す
(図8手順B4)。
ア的にA装置4からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中であることがわか
り、割り込み保留フラグ16のセット(図4手順A7)
を行うのみで、割り込み処理ルーチン22の呼び出しは
行わない。割り込み受信手順13が終了すると、常駐処
理ルーチン21の動作が、排他資源操作(図8手順A
9)の中断点から再開される。排他資源20の操作(図
8手順A9)終了後、排他処理終了手順12を呼び出す
(図8手順B4)。
【0030】排他処理終了手順12は、排他状態保持フ
ラグ15をクリア(図3手順A2)した後、割り込み保
留フラグ16の状態のチェック(図3手順A3)を行う
とA装置4からの割り込み処理要求が保留されているこ
とがわかり、割り込み保留フラグのクリア(図3手順A
4)を行った後、割り込み処理ルーチン22を呼び出す
(図3手順B1)。割り込み処理ルーチン22では、排
他資源20の操作(図6手順A10)等の処理を行い、
最後に割り込み終了手順14を呼び出す(図6手順B
5)。割り込み終了手順14では、ハードウェア的にA
装置4からの割り込みを許可する(図5手順A8)。
ラグ15をクリア(図3手順A2)した後、割り込み保
留フラグ16の状態のチェック(図3手順A3)を行う
とA装置4からの割り込み処理要求が保留されているこ
とがわかり、割り込み保留フラグのクリア(図3手順A
4)を行った後、割り込み処理ルーチン22を呼び出す
(図3手順B1)。割り込み処理ルーチン22では、排
他資源20の操作(図6手順A10)等の処理を行い、
最後に割り込み終了手順14を呼び出す(図6手順B
5)。割り込み終了手順14では、ハードウェア的にA
装置4からの割り込みを許可する(図5手順A8)。
【0031】最後に、図9を用いて、常駐処理ルーチン
21の排他資源20操作終了後に、A装置4から割り込
み処理要求(図9手順C2)が発生した時の動作の流れ
を説明する。
21の排他資源20操作終了後に、A装置4から割り込
み処理要求(図9手順C2)が発生した時の動作の流れ
を説明する。
【0032】排他資源20操作(図9手順A9)後、排
他処理終了手順12を呼び出す(図9手順B4)。排他
処理終了手順12処理において、排他状態保持フラグ1
5はクリア(図3手順A2)される。その後、A装置4
から割り込み処理要求(図9手順C2)が発生したとす
る。A装置4から発生した割り込み処理要求(図9手順
C2)により、常駐処理ルーチン21が中断され、割り
込み受信手順13が起動される。
他処理終了手順12を呼び出す(図9手順B4)。排他
処理終了手順12処理において、排他状態保持フラグ1
5はクリア(図3手順A2)される。その後、A装置4
から割り込み処理要求(図9手順C2)が発生したとす
る。A装置4から発生した割り込み処理要求(図9手順
C2)により、常駐処理ルーチン21が中断され、割り
込み受信手順13が起動される。
【0033】割り込み受信手順13は、まずハードウェ
ア的にA装置4からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中ではないことがわ
かり、即座に割り込み処理ルーチン22の呼び出しを行
う(図4手順B2)。割り込み処理ルーチン22では、
排他資源20の操作(図6手順A10)等の処理を行
い。最後に割り込み終了手順14を呼び出す(図6手順
B5)。割り込み終了手順14では、ハードウェア的に
A装置4からの割り込みを許可(図5手順A8)を行
う。
ア的にA装置4からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中ではないことがわ
かり、即座に割り込み処理ルーチン22の呼び出しを行
う(図4手順B2)。割り込み処理ルーチン22では、
排他資源20の操作(図6手順A10)等の処理を行
い。最後に割り込み終了手順14を呼び出す(図6手順
B5)。割り込み終了手順14では、ハードウェア的に
A装置4からの割り込みを許可(図5手順A8)を行
う。
【0034】以上の動作により、割り込み排他処理プロ
グラム2を用いることにより、常駐処理ルーチン21実
行中のいかなるタイミングでA装置4から割り込み処理
要求が発生した場合であっても、排他資源20に対する
操作の排他を保証することができる。
グラム2を用いることにより、常駐処理ルーチン21実
行中のいかなるタイミングでA装置4から割り込み処理
要求が発生した場合であっても、排他資源20に対する
操作の排他を保証することができる。
【0035】次に、本発明の他の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。図10を参照すると、本実施
例は、二台の装置(A装置4とB装置5)が接続されて
おり、A装置4からの割り込み要求によりA割り込み処
理ルーチン23が起動され、B装置5からの割り込み要
求によりB割り込み処理ルーチン24が起動される点
と、A割り込み処理ルーチン23とB割り込み処理ルー
チン24の双方から排他資源20の操作が行われる点
で、図1の構成と異なっている。
参照して詳細に説明する。図10を参照すると、本実施
例は、二台の装置(A装置4とB装置5)が接続されて
おり、A装置4からの割り込み要求によりA割り込み処
理ルーチン23が起動され、B装置5からの割り込み要
求によりB割り込み処理ルーチン24が起動される点
と、A割り込み処理ルーチン23とB割り込み処理ルー
チン24の双方から排他資源20の操作が行われる点
で、図1の構成と異なっている。
【0036】以下に常駐処理ルーチン21とA割り込み
処理ルーチン23とB割り込み処理ルーチン24の間
で、排他資源20を排他的に操作する方法として二通り
の方法を説明する。
処理ルーチン23とB割り込み処理ルーチン24の間
で、排他資源20を排他的に操作する方法として二通り
の方法を説明する。
【0037】一つ目の方法は、割り込み受信手順13の
手順A5において、ハードウェア的にA装置4とB装置
5の両方の割り込みを禁止する(図4参照)方法であ
る。これによりA装置4から割り込み要求が発生したと
きは、A割り込み処理ルーチン23の処理が終了するま
で、B装置5からの割り込みも禁止されるため、排他資
源20操作の排他性が保証される。同様にB装置5から
割り込み処理要求が発生したときもB割り込み処理ルー
チン24の処理が終了するまで、A装置4からの割り込
み処理要求が禁止されるため、排他資源20の排他的操
作が保証される。
手順A5において、ハードウェア的にA装置4とB装置
5の両方の割り込みを禁止する(図4参照)方法であ
る。これによりA装置4から割り込み要求が発生したと
きは、A割り込み処理ルーチン23の処理が終了するま
で、B装置5からの割り込みも禁止されるため、排他資
源20操作の排他性が保証される。同様にB装置5から
割り込み処理要求が発生したときもB割り込み処理ルー
チン24の処理が終了するまで、A装置4からの割り込
み処理要求が禁止されるため、排他資源20の排他的操
作が保証される。
【0038】二つ目の方法は、割り込み受信手順13に
おいて、割り込みを発生させた装置に対してのみ、ハー
ドウェア的に装置からの割り込みを禁止する方法である
(図4手順A5)。A装置4からの割り込み要求に対し
て、A割り込み処理ルーチン23が起動されるまでの手
順は、先に述べた実施例における手順と同じである(図
8、図9参照)。A割り込み処理ルーチン23が、先の
割り込み処理ルーチン22の動作(図6参照)と異なる
点は、A割り込み処理ルーチン23において、排他処理
開始手順11の呼び出し手順(図11手順B6)と、排
他処理終了手順12の呼び出し手順(図11手順B7)
が追加されている点である。以下にA割り込み処理ルー
チン23実行中に、B装置5からの割り込み処理要求
(図13手順C3)が発生した場合の動作に関し、図1
3を用いて説明する。
おいて、割り込みを発生させた装置に対してのみ、ハー
ドウェア的に装置からの割り込みを禁止する方法である
(図4手順A5)。A装置4からの割り込み要求に対し
て、A割り込み処理ルーチン23が起動されるまでの手
順は、先に述べた実施例における手順と同じである(図
8、図9参照)。A割り込み処理ルーチン23が、先の
割り込み処理ルーチン22の動作(図6参照)と異なる
点は、A割り込み処理ルーチン23において、排他処理
開始手順11の呼び出し手順(図11手順B6)と、排
他処理終了手順12の呼び出し手順(図11手順B7)
が追加されている点である。以下にA割り込み処理ルー
チン23実行中に、B装置5からの割り込み処理要求
(図13手順C3)が発生した場合の動作に関し、図1
3を用いて説明する。
【0039】A割り込み処理ルーチン23が排他処理開
始手順11を呼び出す(図13手順B6)と排他状態保
持フラグ15がセットされる(図2手順A1)。次に、
A割り込み処理ルーチン23が排他資源20の操作を開
始する(図13手順A10)が、その直後にB装置5か
ら割り込み処理要求(図13手順C3)が発生したとす
る。B装置5から発生した割り込み処理要求(図13手
順C3)により、排他資源操作(図13手順A10)が
中断され、割り込み受信手順13が起動される。
始手順11を呼び出す(図13手順B6)と排他状態保
持フラグ15がセットされる(図2手順A1)。次に、
A割り込み処理ルーチン23が排他資源20の操作を開
始する(図13手順A10)が、その直後にB装置5か
ら割り込み処理要求(図13手順C3)が発生したとす
る。B装置5から発生した割り込み処理要求(図13手
順C3)により、排他資源操作(図13手順A10)が
中断され、割り込み受信手順13が起動される。
【0040】割り込み受信手順13は、まずハードウェ
ア的にB装置5からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中であることがわか
り、割り込み保留フラグ16にB装置5からの割り込み
要求があるという情報のセット(図4手順A7)を行う
のみで、B割り込み処理ルーチン24の呼び出しは行わ
ない。
ア的にB装置5からの割り込みを禁止(図4手順A5)
した後、排他状態保持フラグ15の状態を調べる(図4
手順A6)と、排他資源20の操作中であることがわか
り、割り込み保留フラグ16にB装置5からの割り込み
要求があるという情報のセット(図4手順A7)を行う
のみで、B割り込み処理ルーチン24の呼び出しは行わ
ない。
【0041】割り込み受信手順13が終了すると、A割
り込み処理ルーチン23の動作が、排他資源操作(図1
3手順A10)の中断点から再開される。排他資源20
の操作(図13手順A10)終了後、割り込み終了手順
14を呼び出し(図13手順B5)、ハードウェア的に
A装置4からの割り込みを許可(図5手順A8)を行
う。
り込み処理ルーチン23の動作が、排他資源操作(図1
3手順A10)の中断点から再開される。排他資源20
の操作(図13手順A10)終了後、割り込み終了手順
14を呼び出し(図13手順B5)、ハードウェア的に
A装置4からの割り込みを許可(図5手順A8)を行
う。
【0042】次に排他処理終了手順12を呼び出す(図
13手順B7)。排他処理終了手順12は、排他状態保
持フラグ15をクリア(図3手順A2)した後、割り込
み保留フラグ16の状態をチェック(図3手順A3)を
行うとB装置5からの割り込み処理要求が保留されてい
ることがわかり、割り込み保留フラグに保持されている
B装置5から割り込み要求のクリア(図3手順A4)を
行った後、B割り込み処理ルーチン24を呼び出す(図
3手順B1)。B割り込み処理ルーチン24の動作はA
割り込み処理ルーチン23の動作と同様である(図12
参照)。異なる点は、A割り込み処理ルーチン23がA
装置4に対する処理を行ったのに対し、B割り込み処理
ルーチン24はB装置5に対して処理を行う点である。
13手順B7)。排他処理終了手順12は、排他状態保
持フラグ15をクリア(図3手順A2)した後、割り込
み保留フラグ16の状態をチェック(図3手順A3)を
行うとB装置5からの割り込み処理要求が保留されてい
ることがわかり、割り込み保留フラグに保持されている
B装置5から割り込み要求のクリア(図3手順A4)を
行った後、B割り込み処理ルーチン24を呼び出す(図
3手順B1)。B割り込み処理ルーチン24の動作はA
割り込み処理ルーチン23の動作と同様である(図12
参照)。異なる点は、A割り込み処理ルーチン23がA
装置4に対する処理を行ったのに対し、B割り込み処理
ルーチン24はB装置5に対して処理を行う点である。
【0043】以上により、A割り込み処理ルーチン23
実行中に、B装置5からの割り込み処理要求が発生した
場合でも、B割り込み処理ルーチン24の起動をA割り
込み処理ルーチン23終了時まで遅延させることができ
るため、排他資源20への排他操作が保証される。
実行中に、B装置5からの割り込み処理要求が発生した
場合でも、B割り込み処理ルーチン24の起動をA割り
込み処理ルーチン23終了時まで遅延させることができ
るため、排他資源20への排他操作が保証される。
【0044】なお、排他資源20を操作する割り込み処
理ルーチンを起動する装置の数が3台以上である場合に
も同様の手順で処理することができる。
理ルーチンを起動する装置の数が3台以上である場合に
も同様の手順で処理することができる。
【0045】
【発明の効果】従来の方式では、割り込み処理ルーチン
から利用される可能性のある排他資源を操作する場合、
必ずハードウェア的に上記割り込み処理ルーチンを起動
するハードウェア割り込みを禁止にしていた。
から利用される可能性のある排他資源を操作する場合、
必ずハードウェア的に上記割り込み処理ルーチンを起動
するハードウェア割り込みを禁止にしていた。
【0046】しかし、本発明によれば、上述のように、
排他資源の操作を行う度にハードウェア的に割り込みを
禁止する必要がなく、従来の方式に比べ排他処理の操作
にかかる処理時間を短くすることができる。定量的に
は、ハードウェア的な割り込みの禁止処理と許可処理に
費やしている単位時間あたりの時間は以下の式で表すこ
とができる。
排他資源の操作を行う度にハードウェア的に割り込みを
禁止する必要がなく、従来の方式に比べ排他処理の操作
にかかる処理時間を短くすることができる。定量的に
は、ハードウェア的な割り込みの禁止処理と許可処理に
費やしている単位時間あたりの時間は以下の式で表すこ
とができる。
【0047】従来の方法では、(N+D)×(T1+T
2) 本発明の方法では、D×(T1+T2) ここで、N :単位時間あたりの排他区間走行回数 D :単位時間あたりに発生する装置割り込み発生回数 T1:ハードウェア的に割り込み禁止にする処理に必要
な時間 T2:ハードウェア的に割り込み許可にする処理に必要
な時間 上式の対比により、装置からの割り込み発生頻度に比
べ、排他区間の走行頻度が高い場合には大きな効果を得
ることができる。この効果は、近年のCPUの高速化が
進み、CPU外のハードウェア操作との速度差が大きく
なっているため著しい。
2) 本発明の方法では、D×(T1+T2) ここで、N :単位時間あたりの排他区間走行回数 D :単位時間あたりに発生する装置割り込み発生回数 T1:ハードウェア的に割り込み禁止にする処理に必要
な時間 T2:ハードウェア的に割り込み許可にする処理に必要
な時間 上式の対比により、装置からの割り込み発生頻度に比
べ、排他区間の走行頻度が高い場合には大きな効果を得
ることができる。この効果は、近年のCPUの高速化が
進み、CPU外のハードウェア操作との速度差が大きく
なっているため著しい。
【図1】本発明の割り込み排他処理方法の一実施例を示
すブロック図
すブロック図
【図2】図1における排他処理開始手順11のフローチ
ャート
ャート
【図3】図1における排他処理終了手順12のフローチ
ャート
ャート
【図4】図1における割り込み受信手順13のフローチ
ャート
ャート
【図5】図1における割り込み処理終了手順14のフロ
ーチャート
ーチャート
【図6】図1における割り込み処理ルーチン22のフロ
ーチャート
ーチャート
【図7】図1における常駐処理ルーチン21にA装置か
ら割り込み処理要求が無い場合のフローチャート
ら割り込み処理要求が無い場合のフローチャート
【図8】図1における常駐処理ルーチン21の排他区間
にA装置から割り込み処理要求があった場合のフローチ
ャート
にA装置から割り込み処理要求があった場合のフローチ
ャート
【図9】図1における常駐処理ルーチン21による排他
資源20操作後にA装置から割り込み処理要求があった
場合のフローチャート
資源20操作後にA装置から割り込み処理要求があった
場合のフローチャート
【図10】本発明の割り込み排他処理方法の他の実施例
のブロック図
のブロック図
【図11】図10におけるA割り込み処理ルーチン23
のフローチャート
のフローチャート
【図12】図10におけるB割り込み処理ルーチン24
のフローチャート
のフローチャート
【図13】図10におけるA割り込み処理ルーチン23
による排他資源20の排他区間にB装置から割り込み処
理要求があった場合のフローチャート
による排他資源20の排他区間にB装置から割り込み処
理要求があった場合のフローチャート
1 情報処理装置 2 割り込み排他処理プログラム 3 装置制御プログラム 4 A装置 5 B装置 6 プログラム記録媒体 11 排他処理開始手順 12 排他処理終了手順 13 割り込み受信手順 14 割り込み終了手順 15 排他状態保持フラグ 16 割り込み保留フラグ 20 排他資源 21 常駐処理ルーチン 22 割り込み処理ルーチン 23 A割り込み処理ルーチン 24 B割り込み処理ルーチン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月28日(1999.6.2
8)
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (15)
- 【請求項1】装置を制御する装置制御プログラムの常駐
処理ルーチンと、前記装置からの割り込み処理要求によ
り起動される割り込み処理ルーチンとの双方から操作さ
れ得る排他資源を有する情報処理装置における割り込み
排他処理装置において、 前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元の装置に対
してハードウェア的割り込みの禁止処理を行う割り込み
受信手段と、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時に
前記装置に対して前記ハードウェア的割り込みの許可処
理を行う割り込み終了手段とを有することを特徴とする
割り込み排他処理装置。 - 【請求項2】前記常駐処理ルーチンによる前記排他資源
の排他区間だけセット状態にされる排他状態保持フラグ
と、前記割り込み処理要求があっても前記割り込み処理
ルーチンが実行されない間だけセット状態にされる割り
込み保留フラグと、前記常駐処理ルーチンが前記排他資
源の排他処理を開始するときに前記排他状態保持フラグ
をセットする排他処理開始手段と、前記排他資源の排他
処理が終了したときに前記排他状態保持フラグをリセッ
トするとともに前記割り込み保留フラグがセット状態な
らクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを呼び出す
排他処理終了手段とを設け、 また、前記割り込み受信手段は前記割り込み処理要求を
受けると、前記排他状態保持フラグがセット状態でなけ
れば前記割り込み処理ルーチンを呼び出し、前記排他状
態保持フラグがセット状態なら前記割り込み保留フラグ
をセットすることを特徴とする請求項1記載の割り込み
排他処理装置。 - 【請求項3】前記装置が複数有り、それぞれに対応する
前記割り込み処理ルーチンが存在することを特徴とする
請求項1または請求項2記載の割り込み排他処理装置。 - 【請求項4】前記割り込み受信手段は、前記すべての装
置に対してハードウェア的割り込みの禁止処理を行うこ
とを特徴とする請求項3記載の割り込み排他処理装置。 - 【請求項5】前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記装
置による前記排他資源の排他区間だけセット状態にされ
る排他状態保持フラグと、前記装置から前記割り込み処
理要求があっても当該割り込み処理ルーチンが実行され
ない間だけセット状態にされる割り込み保留フラグと、
前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記装置対応の割り
込み処理ルーチンが前記排他資源の排他処理を開始する
ときに前記排他状態処理フラグをセットする排他処理開
始手段と、前記排他資源の排他処理が終了したときに前
記排他状態保持フラグをリセットするとともに前記割り
込み保留フラグがセット状態ならクリアした後に前記割
り込み処理ルーチンを呼び出す排他処理終了手段とを設
け、 また、前記割り込み受信手段は前記第2の装置から前記
割り込み処理要求を受けると、前記排他状態保持フラグ
がセット状態でなければ前記割り込み処理ルーチンを呼
び出し、前記排他状態保持フラグがセット状態なら前記
割り込み保留フラグをセットすることを特徴とする請求
項3または請求項4記載の割り込み排他処理装置。 - 【請求項6】装置を制御する装置制御プログラムの常駐
処理ルーチンと、前記装置からの割り込み処理要求によ
り起動される割り込み処理ルーチンとの双方から操作さ
れ得る排他資源を有する情報処理装置における割り込み
排他処理方法において、 前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元の装置に対
してハードウェア的割り込みの禁止処理を行うステップ
と、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時に前記装置
に対して前記ハードウェア的割り込みの許可処理を行う
ステップとを有することを特徴とする割り込み排他処理
方法。 - 【請求項7】前記割り込み処理要求があっても前記割り
込み処理ルーチンが実行されないときに割り込み保留フ
ラグをセットするステップと、前記常駐処理ルーチンが
前記排他資源の排他処理を開始するときに排他状態保持
フラグをセットするステップと、前記排他資源の排他処
理が終了したときに前記排他状態保持フラグをリセット
するとともに前記割り込み保留フラグがセット状態なら
クリアした後に前記割り込み処理ルーチンを呼び出すス
テップと、前記割り込み処理要求を受けると、前記排他
状態保持フラグがセット状態でなければ前記割り込み処
理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラグがセッ
ト状態なら前記割り込み保留フラグをセットするステッ
プとを設けたことを特徴とする請求項6記載の割り込み
排他処理方法。 - 【請求項8】前記装置が複数有り、それぞれに対応する
前記割り込み処理ルーチンが存在することを特徴とする
請求項6または請求項7記載の割り込み排他処理方法。 - 【請求項9】前記すべての装置に対してハードウェア的
割り込みの禁止処理を行うことを特徴とする請求項8記
載の割り込み排他処理方法。 - 【請求項10】前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記
装置が前記排他資源の排他処理を開始するときに排他状
態保持フラグをセットするステップと、前記装置から前
記割り込み処理要求があっても当該割り込み処理ルーチ
ンが実行されないときに割り込み保留フラグをセットす
るステップと、前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記
装置対応の割り込み処理ルーチンが前記排他資源の排他
処理を開始するときに排他状態処理フラグをセットする
ステップと、前記排他資源の排他処理が終了したときに
前記排他状態保持フラグをリセットするとともに前記割
り込み保留フラグがセット状態ならクリアした後に前記
割り込み処理ルーチンを呼び出すステップと、 前記第2の装置から前記割り込み処理要求を受けると、
前記排他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割
り込み処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラ
グがセット状態なら前記割り込み保留フラグをセットす
るステップとを設けたことを特徴とする請求項8または
請求項9記載の割り込み排他処理方法。 - 【請求項11】装置を制御する装置制御プログラムの常
駐処理ルーチンと、前記装置からの割り込み処理要求に
より起動される割り込み処理ルーチンとの双方から操作
され得る排他資源を有する情報処理装置における割り込
み排他処理方法において、 前記割り込み処理要求の発生時に当該発生元の装置に対
してハードウェア的割り込みの禁止処理を行うステップ
と、前記割り込み処理ルーチンの実行終了時に前記装置
に対して前記ハードウェア的割り込みの許可処理を行う
ステップとを有することを特徴とする割り込み排他処理
方法をコンピュータに行わせるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み込み可能な記録媒体。 - 【請求項12】前記割り込み処理要求があっても前記割
り込み処理ルーチンが実行されないときに割り込み保留
フラグをセットするステップと、前記常駐処理ルーチン
が前記排他資源の排他処理を開始するときに排他状態保
持フラグをセットするステップと、前記排他資源の排他
処理が終了したときに前記排他状態保持フラグをリセッ
トするとともに前記割り込み保留フラグがセット状態な
らクリアした後に前記割り込み処理ルーチンを呼び出す
ステップと、前記割り込み処理要求を受けると、前記排
他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割り込み
処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラグがセ
ット状態なら前記割り込み保留フラグをセットするステ
ップとを設けたことを特徴とする請求項11記載の割り
込み排他処理方法をコンピュータに行わせるプログラム
を記録したコンピュータ読み込み可能な記録媒体。 - 【請求項13】前記装置が複数有り、それぞれに対応す
る前記割り込み処理ルーチンが存在することを特徴とす
る請求項11または請求項12記載の割り込み排他処理
方法をコンピュータに行わせるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み込み可能な記録媒体。 - 【請求項14】前記すべての装置に対してハードウェア
的割り込みの禁止処理を行うことを特徴とする請求項1
3記載の割り込み排他処理方法をコンピュータに行わせ
るプログラムを記録したコンピュータ読み込み可能な記
録媒体。 - 【請求項15】前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記
装置が前記排他資源の排他処理を開始するときに排他状
態保持フラグをセットするステップと、前記装置から前
記割り込み処理要求があっても当該割り込み処理ルーチ
ンが実行されないときに割り込み保留フラグをセットす
るステップと、前記常駐処理ルーチンまたは第1の前記
装置対応の割り込み処理ルーチンが前記排他資源の排他
処理を開始するときに排他状態処理フラグをセットする
ステップと、前記排他資源の排他処理が終了したときに
前記排他状態保持フラグをリセットするとともに前記割
り込み保留フラグがセット状態ならクリアした後に前記
割り込み処理ルーチンを呼び出すステップと、 前記第2の装置から前記割り込み処理要求を受けると、
前記排他状態保持フラグがセット状態でなければ前記割
り込み処理ルーチンを呼び出し、前記排他状態保持フラ
グがセット状態なら前記割り込み保留フラグをセットす
るステップとを設けたことを特徴とする請求項13また
は請求項14記載の割り込み排他処理方法をコンピュー
タに行わせるプログラムを記録したコンピュータ読み込
み可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10193955A JP2000029728A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 割り込み排他処理装置,方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10193955A JP2000029728A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 割り込み排他処理装置,方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000029728A true JP2000029728A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16316548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10193955A Pending JP2000029728A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 割り込み排他処理装置,方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000029728A (ja) |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10193955A patent/JP2000029728A/ja active Pending
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