JP2000028637A - プローブの清掃装置及び清掃方法 - Google Patents

プローブの清掃装置及び清掃方法

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JP2000028637A JP10200644A JP20064498A JP2000028637A JP 2000028637 A JP2000028637 A JP 2000028637A JP 10200644 A JP10200644 A JP 10200644A JP 20064498 A JP20064498 A JP 20064498A JP 2000028637 A JP2000028637 A JP 2000028637A
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英博 清藤
Takeshi Inuma
毅 井沼
Hidetaka Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電試験装置及び薬品を用いることな
く、並びに、プローブの針先を損耗させることなく、プ
ローブの先端部を清掃可能にすることにある。 【解決手段】 清掃装置は、プローブカードをカードホ
ルダに載置する。その状態で、プローブカードと光線発
生装置とを駆動装置により相対的に移動させつつ、プロ
ーブの先端部を針先確認装置により確認し、プローブの
先端部に清掃用光線を照射する作業をプローブ毎に行
う。これにより異物を除去する。その後、プローブの先
端を接触部材に接触させた状態で通電して、電気的特性
を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のような
平板状被検査体の通電試験に用いられるプローブカード
のプローブを清掃する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の通電試験に用いるプローブカ
ードは、その製作時、修理時、保管時、使用時等におい
てプローブの先端部(すなわち、針先)に非導電性の異
物が付着することを避けることができない。
【0003】このように異物がプローブの針先に付着し
ていると、プローブの先端を集積回路の電極部(リー
ド、パッド等)に押圧しても、プローブと電極部との電
気的接続状態が損なわれ、正確な通電試験結果を得るこ
とができない。特に、異物が電気絶縁性を有すると、針
先と電極部との電気的接続状態が大きく損なわれてしま
う。
【0004】ことから、従来では、針先に付着した異物
を除去する作業が行われている。この種の除去作業とし
て、プローブの針先をラッピングフィルムのようなクリ
ーニング部材に押し当てる方法、ラッピングフィルムの
ようなクリーニング部材をウエーハに設け、そのクリー
ニング部材にプローブの針先を押し当てる方法、異物を
薬品により溶解して除去する方法等がある。
【0005】しかし、クリーニング部材を用いる方法
は、クリーニング部材又はこれを設けたウエーハを通電
試験装置のチャックトップに配置した状態で行うから、
異物除去作業の間その通電試験装置による試験を中断し
なければならない。また、この方法は、研磨により異物
を削り取る方法であることから、プローブの針先を研磨
することなく異物を除去(研磨)することが困難であ
り、従って異物除去作業による針先の損耗を避けること
ができない。
【0006】薬品を用いる方法は、薬品自体が危険であ
るから、異物の除去作業自体も危険であり、しかも後処
理が必要である。
【0007】
【解決しようとする課題】それゆえに、プローブカード
においては、通電試験装置及び薬品を用いることなく、
並びに、プローブの針先を損耗させることなく、プロー
ブの先端部を清掃可能にすることは重要である。
【0008】
【解決手段、作用及び効果】本発明の清掃装置は、プロ
ーブカードを受けるカードホルダと、前記プローブの先
端部を確認する針先確認装置と、前記プローブの先端部
に清掃用光線を照射する光線発生装置と、少なくとも前
記プローブカードと前記光線発生装置とを相対的に移動
させる駆動装置とを含む。
【0009】清掃時、先ずプローブカードと光線発生装
置とが駆動装置により相対的に移動されつつ、異物の有
無及びプローブの先端部の位置が針先確認装置を利用し
て確認され、次いで清掃用光線がプローブの先端部の異
物に照射される。これにより、異物が除去される。清掃
用光線の照射の間又はその後に、異物が除去されたか否
かを針先確認装置を利用して確認してもよい。
【0010】上記のように、本発明によれば、通電試験
装置及び薬品を用いる必要がないし、針先を損耗しさせ
ることなく、プローブの先端部を清掃することができ
る。
【0011】さらに、導電性の平坦面を有する接触部材
であって前記プローブが接触される接触部材を備える電
気的特性確認装置を含み、前記駆動装置はさらに前記プ
ローブカードと前記接触部材とを相対的に移動させるこ
とができる。これにより、プローブと接触部材とを接触
させた状態で、両者の間に通電し、電気的接触抵抗値、
導通状態等の電気的特性を確認することができる。
【0012】前記針先確認装置と前記光線発生装置とを
光学的に結合させることができる。これにより、プロー
ブカードと光線発生装置とを相対的に移動させてプロー
ブの先端部の位置を針先確認装置上の所定の位置に合わ
せることにより、光線発生装置をプローブの先端部に対
し正しい位置に移動させることができれる。
【0013】前記光線発生装置は、清掃用光線を前記針
先確認装置内の光路の一部を経て指向させることができ
る。これにより、プローブの先端部を針先確認装置で確
認し又は確認しつつ、そのプローブの先端部に異物除去
用光線を照射することができるから、清掃用光線をプロ
ーブの先端部に容易にかつ正確に照射することができ
る。
【0014】前記針先確認装置は、さらに、前記プロー
ブの先端部を前記光路を経て撮影するテレビカメラ又は
前記プローブの先端部を前記光路を経て監視する光学顕
微鏡を含むことができる。これにより、プローブの先端
部の状態を肉眼により確認することができる。
【0015】前記針先確認装置は、さらに、前記光路を
経て前記プローブの先端部に指向させる光源を含むこと
ができる。これにより、プローブの先端部が照明される
から、プローブの先端部を容易にかつ確実に確認するこ
とができる。
【0016】前記駆動装置は、前記カードホルダを三次
元的に移動させるステージを含むことができる。前記駆
動装置は、さらに、前記接触部材をこれが前記プローブ
の先端部と対向する第1の位置と前記プローブカードか
ら離れた第2の位置とに移動させる移動機構を含むこと
ができる。これにより、カードホルダ用ステージと接触
部材用移動機構とを別個の機構とすることができるか
ら、カードホルダ用ステージを高精度の機構とし、接触
部材用移動機構をステージより低精度の機構とすること
ができ、それだけ廉価になる。
【0017】上記のような清掃装置を用いる清掃方法
は、プローブカード及び清掃用光線を発生する光学装置
を相対的に移動させて前記清掃用光線の照射位置を前記
プローブカードに配置されたプローブの先端に付着して
いる異物に合わせ、次いで前記光線を前記異物に照射し
て前記異物を除去し、その後前記プローブを導電性の接
触部材に接触させた状態で前記プローブに通電してその
ときの電気的特性を監視することを含むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照するに、清掃
装置10は、集積回路の通電試験に用いられるプローブ
カード12に設けられた複数のプローブ14の清掃に用
いられる。プローブカード12は、一般に、複数のプロ
ーブ12を電気絶縁性の基板16に設けている。
【0019】清掃装置10は、導電性材料で製作された
シールドケース20と、清掃すべきプローブカード12
を受けるカードホルダ22と、このカードホルダ22を
移動させるステージ24と、プローブ14の先端部(す
なわち、針先)を確認する針先確認装置26と、プロー
ブ14の先端部に清掃用光線を照射する光線発生装置2
8と、プローブの電気的特性を確認する電気的特性確認
装置30とを含む。
【0020】カードホルダ22、ステージ24、針先確
認装置26、光線発生装置28及び電気的特性確認装置
30は、シールドケース20内に配置されている。カー
ドホルダ22は、針先確認装置26及び光線発生装置2
8の下方に配置されている。
【0021】プローブカード12は、プローブ14の先
端部が基板16から上方へ伸びるようにカードホルダ2
2に載せられ、カードホルダ22に設けられた複数のカ
ード押え32によりカードホルダ22に取り外し可能に
組み付けられる。カードホルダ22は、ステージ24の
上に組み付けられている。
【0022】ステージ24は、カードホルダ22を、X
方向(図1において左右方向)、Y方向(図1において
紙面と垂直の方向)及びZ方向(図1において上下方
向)の3方向へ三次元的に移動させると共に、Z方向へ
伸びるθ軸線(Z軸線)の周りに移動させことにより、
カードホルダ22に対する集積回路22の位置決めをす
るXYZθステージであり、ベース34に配置されてい
る。
【0023】図示の例では、ステージ24は、カードホ
ルダ22をX方向へ移動させるX移動機構36をベース
34に組み付け、カードホルダ22をY方向へ移動させ
るY移動機構38をX移動機構36に組み付け、カード
ホルダ22をθ軸線の周りに移動させるθ移動機構40
をY移動機構38に組み付け、カードホルダ22をZ方
向へ移動させるZ移動機構42をθ移動機構40に組み
付けている。カードホルダ22は、Z移動機構42に分
離可能に組み付けられている。
【0024】針先確認装置26は、ベース34に取り付
けられた支持アーム44に取り付けられている。針先確
認装置26は、ハロゲンランプのような光源46で発生
された確認用光線を支持アーム44に取り付けられた光
学系48及びこの光学系48に取り付けられた光学顕微
鏡50を経て、光学顕微鏡50の対物レンズ系52から
プローブ14の先端部に指向させる。
【0025】プローブ14からの反射光線は、対物レン
ズ系52で光学顕微鏡50に入り、光学顕微鏡50の光
路を経て、光学顕微鏡50の接眼レンズ系54に達する
と共に、光学系48を経てテレビカメラ56に達する。
テレビカメラ56により撮影されたプローブ14先端部
の画像は、シールドケース20に配置されたモニタ58
に映し出される。
【0026】光線発生装置28は、清掃用光線が光学顕
微鏡50の光路の一部を経て対物レンズ系52からプロ
ーブ14の先端部に向かうように、針先確認装置26に
組み付けられている。このため、清掃用光線の光軸は、
光学顕微鏡50の光軸、特に対物レンズ系52の光軸と
一致している。
【0027】清掃用光線としては、紫外線、特に、10
0nmから400nm程度のレーザ光線を用いることが
できる。光線発生装置28として、レーザ発振器を用い
ることができる。清掃用光線としては、特に、ヤグ(Y
AG)レーザの第3又は第4高調波若しくはエキシマレ
ーザからのレーザー光を用いることができる。
【0028】電気的特性確認装置30は、導電性を有す
る板状の接触部材60を門型のコンタクトステージ62
に取り付けている。接触部材60は、図示の例では、導
電性の金属板から作られている。しかし、接触部材60
は少なくとも導電性の平坦面を有する部材であればよ
い。
【0029】コンタクトステージ62は、ベース34に
前後方向へ間隔をおいて左右方向へ平行に伸びる一対の
レール64に複数のスライドガイド66を介して受けら
れている。スライドガイド66は、コンタクトステージ
62の両脚部62aに取り付けられている。接触部材6
0は、導電性の面を下側とした状態に、コンタクトステ
ージ62の上部のアーム部62bの下面に取り付けられ
ている。
【0030】コンタクトステージ62は、カードホルダ
22及びステージ24を両脚部62a及び上部アーム部
62bにより形成される空間に受け入れることができ、
接触部材60及びアーム部62bがカードホルダ22と
光学顕微鏡50との間に移動することができる寸法及び
形状を有する。
【0031】コンタクトステージ62を左右方向へ移動
させる移動機構は、左右方向へ伸びるねじ棒68を電動
機70により回転させ、ねじ棒68に螺合された雌ねじ
72を左右方向へ移動させる。雌ねじ72は、コンタク
トステージ62の一方の脚部62aに取り付けられてい
る。
【0032】図示の例では、光学顕微鏡50の対物レン
ズ系52は、テレビカメラ56及び光線発生装置28の
対物レンズ系を兼ねている。また、対物レンズ系52
は、対物レンズの焦点をプローブ14の先端部に自動的
に合わせるオートフォーカス機構を備えている。
【0033】清掃時、先ず、接触部材60が図1に示す
ようにステージ24から離れた位置に移動された状態
で、プローブカード12がカードホルダ22に配置さ
れ、カード押さえ32によりカードホルダ22に取り付
けられる。
【0034】次いで、光源46からの比較的弱い(低エ
ネルギーの)確認用光線をプローブに指向させ、光学顕
微鏡50又はモニタ58に映し出された画像を確認しつ
つ、異物がプローブ14の先端部に付着しているか否か
の確認が行われる。
【0035】異物がプローブ14の先端部に付着してい
ないと、異物が次のプローブ14の先端部に付着してい
るか否かの確認が同様にして行われる。
【0036】しかし、異物がプローブの先端部に付着し
ていると、その異物が対物レンズ系52(従って、光学
系48)の光軸に一致するように、プローブカード12
をステージ24により移動させる位置合わせが行われ
る。
【0037】例えば、図3(A)に示すように異物74
がプローブ14の先端部に付着している場合、プローブ
14及び異物74は図3(B)に示すように光学顕微鏡
50又はモニタ58により観察することができる。それ
ゆえに、位置合わせは、図3(C)に示すように異物7
4が光学顕微鏡50又はモニタ58の中心になるよう
に、カードホルダ22をステージ24により移動させる
ことにより行うことができる。
【0038】次いで、比較的強い(高エネルギーの)清
掃用光線が光線発生装置28から数回発生される。清掃
用光線は、光学顕微鏡50の対物レンズ系52により異
物74に高エネルギー密度の光スポットに集光される。
【0039】これにより、例えばアルミニウムのような
異物74は、高温に加熱されて、溶融し、素材によって
は蒸発する。これにより、異物74は針先から除去され
る。しかし、タングステンのような高融点材料で形成さ
れたプローブは、高密度に集光された異物除去用光線に
より溶融されない。このため、クリーニング部材及び薬
品を用いる必要がなく、しかも、プローブの針先を損耗
させることなく、異物74は除去される。
【0040】清掃用光線を異物74に数回照射したにも
かかわらず、異物74が除去されない場合、カードホル
ダ22をわずかに移動させて、清掃用光線を異物74に
再度照射する行程が1回以上行われる。これにより、図
3(D)に示すように、異物はプローブ14から除去さ
れる。
【0041】異物74を除去する際、プローブ14の先
端部及びそれに付着した異物74をモニタ58の画面で
確認し又は確認しつつ、カードホルダ22を移動させる
ならば、異物除去用光線をプローブ14の先端部に正確
に照射することができるから、異物74が付着している
プローブ14を確実に探索することができ、また異物7
4を確実に除去することができる。
【0042】上記の作業は、全てのプローブについて、
プローブ毎に行われる。
【0043】全てのプローブの異物が除去されると、接
触部材60がステージ62によりプローブカード12の
上方へ移動され、プローブカード12がステージ24に
より上昇されて、プローブ14の先端が接触部材60の
下面に押圧される。
【0044】次いで、上記状態で各プローブ14に通電
されて、そのときの電気的接触抵抗値のような電気的特
性が確認される。所定の電気的特性が得られないプロー
ブについては、異物除去作業が再度行われる。
【0045】上記のような電気的特性は、各プローブ1
4と接触部材60との間に所定の電圧及び電流を作用さ
せ、そのときの各プローブ14に流れる電流量又は各プ
ローブ14における電圧値を測定し、その測定値を基準
値と比較することにより確認することができる。
【0046】上記の作業は、人手によることなく、自動
的に行ってもよい。
【0047】図4を参照するに、異物を自動的に除去す
るための制御装置62は、制御装置62全体を制御する
システム制御装置64と、各種のデータ及び指令をシス
テム制御装置64に入力する操作パネル66と、各種の
データ及びプログラムを記憶する記憶装置68と、ステ
ージ24を制御するステージ制御部70と、対物レンズ
系52のオートフォーカス機構を制御するオートフォー
カス制御部72と、テレビカメラ56の出力信号を基に
画像処理をして異物の有無及びその座標位置の確認をす
る画像認識装置74、光線発生装置28を制御する清掃
用光線制御部76、プローブの電気的特性を測定する電
気的特性測定装置78、及び、コンタクトステージ62
を制御するコンタクトステージ制御部80を含む。
【0048】上記の制御装置62において、清掃すべき
プローブカード12の全プローブ14の先端座標位置、
異物が付着していないプローブの標準的な先端形状は、
予め、操作パネル又は他の入力手段によりシステム制御
装置64を介して記憶装置68に記憶される。
【0049】上記の状態で、先ず、接触部材60が図1
に示すようにステージ24から離れた位置に移動された
状態で、プローブカード12が作業者によりカードホル
ダ22に配置され、カード押さえ32によりカードホル
ダ22に取り付けられる。
【0050】次いで、光源46からの針先確認用光線を
最初のプローブに指向させ、作業者が光学顕微鏡50又
はモニタ58に映し出された画像を確認しつつ、最初の
プローブの先端部がテレビカメラ56の視野に入るよう
に、ステージ24が操作パネル66を利用して手動操作
により移動される。
【0051】次いで、操作パネル66のスタートスイッ
チが作業者により押される。これにより、制御装置62
による自動清掃作業が開始される。
【0052】自動清掃作業時、先ず、対物レンズ系52
の焦点がオートフォーカス制御部72によりプローブの
先端に合わされる。この作業は、光源46からの針先確
認用光線を用いて行うことができる。このとき、Zステ
ージ42をも作動させてもよい。
【0053】次いで、画像認識装置74が、プローブの
先端形状を認識し、認識した先端形状を標準的な先端形
状と比較し、異物が付着しているか否かを確認する。異
物が付着していることは、テレビカメラ56により得た
先端形状が予め記憶されている標準的な先端形状と異な
ることにより確認することができる。
【0054】上記の確認の結果、異物の付着が確認され
ないと、次のプローブの先端部がテレビカメラ56の視
野の所定位置になるように、ステージ24がステージ制
御部70により移動され、画像認識装置74が次のプロ
ーブに異物が付着しているか否かを確認する。この確認
作業は、異物が付着しているプローブが確認されるまで
繰り返される。このとき、ステージ制御部70はプロー
ブの座標位置を用いてステージ24を駆動させる。
【0055】異物の付着が確認されると、次に、画像認
識装置74が、その異物の形状を認識すると共に、その
異物の重心位置を割り出す。このとき、必要であるなら
ば、オートフォーカス制御部72又はZステージ42に
より対物レンズ系52の焦点合わせが再度行ってもよ
い。
【0056】次いで、X及びYのステージ36及び38
がステージ制御部70により駆動されて、その異物の重
心位置が対物レンズ系52の焦点位置になるようにカー
ドホルダ22を移動させる。この状態で、光線発生装置
28が清掃用光線制御部76により制御されて、清掃用
光線を異物74に複数回繰り返し照射する。
【0057】次いで、画像認識装置74が再度プローブ
の先端形状を認識して、異物が除去されたか否かを確認
する。
【0058】除去されていないと確認されると、清掃用
光線が再度異物74に複数回繰り返し照射されるる。こ
のとき、カードホルダ22をステージ24によりわずか
に移動させて、異物への清掃用光線の照射位置を変更し
てもよい。
【0059】しかし、除去されたと確認されると、次の
プローブに対する異物の有無の確認作業が行われる。以
下、全てのプローブについて、上記のような異物除去作
業が行われる。
【0060】全てのプローブの異物が除去されると、次
に、コンタクトステージ30がステージ制御部80によ
り駆動されて接触部材60がプローブの上側に移動さ
れ、次いでステージ24がステージ制御部70により駆
動されてプローブカード12を上昇させる。これによ
り、プローブ14の先端が接触部材60の下面に押圧さ
れる。
【0061】このとき、ステージ制御部70は、最初の
プローブが接触部材60に接触したときから、予め設定
された値のオーバードライブをプローブカード12に作
用させる。
【0062】次いで、電気的特性測定装置78が動作し
て、各プローブ14に通電して、そのときの電気的接触
抵抗値のような電気的特性を測定する。電気的特性は、
最初のプローブが接触部材60に接触したときから、予
め設定された値のオーバードライブがプローブカード1
2に作用した後に測定される。所定の電気的特性が得ら
れないプローブについては、異物除去作業が再度行われ
る。
【0063】本発明は、金属細線を用いたいわゆるワイ
ヤータイプのプローブの清掃方法及び装置のみならず、
帯状のいわゆるブレードタイプのプローブ、プローブ要
素の先端部に半球状の突起を設けたフィルム状のプロー
ブ等、他のプローブの清掃方法及び装置にも適用するこ
とができる。
【0064】本発明は、上記実施例に限定されない。そ
れゆえに、本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々
変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る清掃装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】図1に示す清掃装置の左側面図である。
【図3】プローブの先端部とそれに付着した異物との関
係を示す図である。
【図4】自動清掃用の制御装置の一実施例を示す電気回
路のブロック図である。
【符号の説明】 10 清掃装置 12 プローブカード 14 プローブ 16 基板 20 シールドケース 22 カードホルダ 24 XYZθステージ 26 針先確認装置 28 清掃用光線の発生装置 30 電気的特性確認装置 32 カード押え 46 確認用光線の光源 48 光学系 50 光学顕微鏡 52 対物レンス系 54 接眼レンズ系 56 テレビカメラ 58 モニタ 60 接触部材 62 コンタクトステージ 64 レール 66 スライドガイド 68 ねじ棒 70 電動機 72 雌ねじ 74 異物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 英貴 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目6番8号 株式会社日本マイクロニクス内 Fターム(参考) 2G011 AA17 AC13 AC14 2G032 AF02 AL00 4M106 BA01 BA14 DD10 DD18 DH12 DH31 DH50 DJ03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブカードを受けるカードホルダ
    と、前記プローブの先端部を確認する針先確認装置と、
    前記プローブの先端部に清掃用光線を照射する光線発生
    装置と、少なくとも前記プローブカードと前記光線発生
    装置とを相対的に移動させる駆動装置とを含む、プロー
    ブの清掃装置。
  2. 【請求項2】 さらに、導電性の平坦面を有する接触部
    材であって前記プローブが接触される接触部材を備える
    電気的特性確認装置を含み、前記駆動装置は、さらに、
    前記プローブカードと前記接触部材とを相対的に移動さ
    せる、請求項1に記載の清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記針先確認装置と前記光線発生装置と
    は、光学的に結合されている、請求項1又は2に記載の
    清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記光線発生装置は、清掃用光線を前記
    針先確認装置内の光路の一部を経て指向させる、請求項
    1から3のいずれか1項に記載の清掃装置。
  5. 【請求項5】 前記針先確認装置は、さらに、前記プロ
    ーブの先端部を前記光路を経て撮影するテレビカメラ又
    は前記プローブの先端部を前記光路を経て監視する光学
    顕微鏡を含む、請求項4に記載の清掃装置。
  6. 【請求項6】 前記針先確認装置は、さらに、前記光路
    を経て前記プローブの先端部に指向させる光源を含む、
    請求項4又は5に記載の清掃装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動装置は、前記カードホルダを三
    次元的に移動させるステージを含む、請求項1から6の
    いずれか1項に記載の清掃装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動装置は、さらに、前記接触部材
    をこれが前記プローブと対向する第1の位置と前記プロ
    ーブから離れた第2の位置とに移動させる移動機構を備
    える、請求項7に記載の清掃装置。
  9. 【請求項9】 プローブカード及び清掃用光線を発生す
    る光学装置を相対的に移動させて前記清掃用光線の照射
    位置を前記プローブカードに配置されたプローブの先端
    に付着している異物に合わせ、次いで前記光線を前記異
    物に照射して前記異物を除去し、その後前記プローブを
    導電性の接触部材に接触させた状態で前記プローブに通
    電してそのときの電気的特性を監視することを含む、プ
    ローブの清掃方法。
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