JP2000028408A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JP2000028408A
JP2000028408A JP10191141A JP19114198A JP2000028408A JP 2000028408 A JP2000028408 A JP 2000028408A JP 10191141 A JP10191141 A JP 10191141A JP 19114198 A JP19114198 A JP 19114198A JP 2000028408 A JP2000028408 A JP 2000028408A
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noise
excitation
sampling
frequency
electromotive force
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Akira Morita
晃 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、信号に含まれているノイズの影響
を抑制し、精度の高い測定を行える電磁流量計を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 励磁電流を流さない無励磁区間を設け、
その無励磁区間でのサンプリングを励磁周波数の2倍以
上の周波数で行う。そして得られたサンプリング値V
1、V2、及びV3、V4より、その平均値を用い、あ
るいはDCT演算を行い、ノイズの影響を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管を流れる水等
の導電性を有する各種流体の流量を測定する電磁流量計
に関し、更に詳しくは流速信号に含まれるノイズを除去
し流速測定の精度を向上する電磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントにおいて、配管を通じて供
給される水などの導電性を有する各種流体の流量の測定
には電磁流量計が広く用いられている。
【0003】電磁流量計は、粘度や密度などの流体の組
成に関わらず、殆どの導電性の流体の流量が計測可能で
あり、測定可能な流量範囲の広いことや、圧力損失が無
視できる等の特徴を有し、特にプラントや水処理設備な
どにおける流量の管理・制御に利用されている。
【0004】電磁流量計の測定原理はファラデーの電磁
誘導の法則に基づいており、磁束を切る導体には起電力
が生じる電気磁気的現象を利用したものである。励磁コ
イルに励磁電流を流して交番磁界を発生させ、測定管内
を流れる導電性流体にその流れと直交する向きに磁界を
加えると、流体にはその流れの方向と加える磁界の向き
とに対して共に直交する方向に起電力が生じる。この起
電力の値は、導体の移動速度である流体の速度に比例す
るので、この値を測定することによって流量を求めるの
が電磁流量計である。
【0005】図6は従来の電磁流量計で行われる、励磁
方法と起電力値のサンプリングの例を示している。電磁
流量計では、交番磁界を生成するために励磁コイルに励
磁電流として交流電流を流す。この励磁電流には、図6
に示すように、正と負の励磁区間の間に励磁コイルに電
流を流さない無励磁区間を設けてある。図6の場合、励
磁コイルに流す励磁電流の周期(励磁周期)300ms
に対し、正方向へ電流を印加する時間及び負方向へ電流
を印加する時間をそれぞれ1/4周期である75ms、
またその間にそれぞれ無励磁区間を75msと、等間隔
で設けてある。
【0006】そして励磁区間に加え、この無励磁区間で
の信号値をサンプリングし、このサンプリング値を用い
て補正を行い起電力の大きさを求める。起電力の大きさ
Vppを求める演算式を式(1) に示す。
【0007】 Vpp=(Vp−VpZ )−(Vn−VnZ )・・・(1) 式(1) 中のVp及びVnは、図6中に示されている励磁
区間及び無励磁区間でのサンプリング値で、Vpは正の
周期での、Vnは負の周期での値である。またVpZ
びVnZ は、それぞれVp、Vnに対する無励磁区間で
のサンプリング値である。
【0008】1/4励磁周期でVp、VpZ 、Vn、V
Z を順次サンプリングしてゆき、これらの値より、式
(1) を用いて起電力の大きさVppを求める。そして、
一般的にはこの式(1) で求まるVppに、回路及び検出
部の感度によって決定される定数を掛けて流速を算出す
る。
【0009】このサンプリング値Vp、VpZ 、Vn、
VnZ には種々の周波数成分のノイズが含まれており、
ここではその影響を考えるためにノイズを周波数成分に
分けて考える。ここでは、そのノイズを以下の様に表現
する。
【0010】Asin(ωt+θ)・・・(2) 上式で、ωはノイズの周波数、θはノイズの位相、Aは
ノイズの振幅を示す。式(2) で表現されるノイズ成分を
式(1) の演算方式で検出した場合に、Vppが取り得る
最大値と最小値の差(ΔVpp)が、図6に示したサン
プリング方式でのノイズによるフラツキとなり、これが
流速測定値の誤差となる。
【0011】このノイズの位相θが変化した場合に取り
得るVppの最大値と最小値の差ΔVppについて計算
すると式(3) の様になる。
【0012】
【数1】
【0013】式(3) は、式(2) で表されるノイズがV
p、VpZ 、Vn、VnZ をサンプリングするタイミン
グ時にどの様に含まれるかを求め、その結果を式(1) に
代入し、この式中に含まれるθの値を変化させたときの
Vppの最大値と最小値の差ΔVppを求めたものであ
る。
【0014】この式(3) 中Tは励磁周期であり、図6の
場合その値は300msとなる。またAはノイズの振幅
を示している。図7は、式(3) においてノイズ振幅Aが
一定の場合のノイズ(ホワイトノイズ)の周波数(f=
ω/360°:単位 Hz)を横軸に、ΔVppを縦軸
にして示したものである。この図7の縦軸は、周波数ω
のノイズ成分がある場合に、位相θを変化させるとVp
pがどのくらい変化するかの度合い、すなわち周波数ω
のノイズの影響度を示している。
【0015】ノイズの振幅Aは図7では一定値とした
が、電磁流量計でのノイズの振幅Aは一般的に1/fの
特性を持っている。図8にそのノイズ振幅の周波数特性
を示す。
【0016】この図8に示した振幅Aの周波数特性を考
慮し図7を修正すると、ΔVppの値は図9の様な特性
を示す。図9は、電磁流量計に生じるノイズを式(1) を
用いて流速演算をする場合の、周波数に対するノイズの
影響の大きさを表している。図9より、ノイズの影響を
最も受けやすいのは励磁コイルに加える励磁電流の周波
数である励磁周波数(図6のサンプリング方式では1/
300ms、約3.3Hz)付近であることが分る。
【0017】磁流量計では、電極に生じる信号のうち流
速に比例する起電力を正確に検出することによって、流
速測定の精度が向上する。しかしながら、この流量信号
には流速に比例する起電力による信号だけではなく、ノ
イズ成分も含まれている。電磁流量計における代表的な
ノイズは、ヒラリーノイズとして知られており、このヒ
ラリーノイズの大きさは、上述したように周波数fに対
し1/fという周波数特性があり、周波数が低くなるほ
ど大きくなる。よって、励磁周波数付近の低周波数にお
いては、流量信号に含まれるノイズ成分が大きくなる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このノイズを除去する
従来の代表的な方法としては、励磁周波数及び起電力の
サンプリング周波数を高くして、ノイズの少ない帯域で
の起電力信号を検出するものがある。
【0019】しかしノイズ除去にこの方法を用いた場合
においては、励磁周波数を高くするためには励磁コイル
のインダクタンスを小さくする必要があり、インダクタ
ンスを小さくすると磁界の発生効率が低下し、起電力が
低下してしまうという問題点がある。また、逆に励磁コ
イルのインダクタンスを大きくした場合には、励磁コイ
ルでの応答時間を短くするためには、励磁用の電源電圧
を高くしなければならない。
【0020】本発明は、上記問題点を鑑みた、流速信号
に含まれるノイズを除去し流速測定の精度を向上する電
磁流量計を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による電磁流量計
は、流体の流れる測定管の近傍に配置される励磁コイル
に励磁周波数の励磁電流を流して上記測定管内に交番磁
界を発生させ、該交番磁界により上記測定管内に配置さ
れる電極間に生じた起電力信号に基づいて上記流体の流
量を求めるものを前提とし、無励磁区間生成手段、サン
プリング手段及びノイズ成分除去手段を備える。
【0022】無励磁区間生成手段は、上記励磁電流を流
さない無励磁区間を生成する。サンプリング手段は、上
記励磁周波数の2倍以上の周波数、例えば4倍の周波数
で上記起電力信号の上記無励磁区間をサンプリングす
る。
【0023】ノイズ成分除去手段は、上記サンプリング
手段がサンプリングした複数のサンプリング値を用い
て、例えば上記複数のサンプリング値の平均値を用い
て、あるいは上記複数のサンプリング値を用いてDFT
演算を行い、ノイズ成分を除去する。
【0024】またノイズ成分除去手段は、DCT演算を
用いる場合、DCT演算により求めたノイズの振幅の割
合を調節してノイズ成分を除去する。本発明の電磁流量
計によれば、電極間に生じる起電力信号に含まれている
ノイズの影響を無励磁区間に励磁周期の2倍以上の周波
数でサンプリングを行ったサンプリング値を用いてノイ
ズ成分の除去を行うので、ノイズによるを抑制し、精度
の高い測定を行える電磁流量計を提供することが出来
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態での電磁流量
計のブロック図である。図1中タイミング生成回路1
は、低周波交番磁界である磁場を与えるための励磁のタ
イミング信号と、測定管4内の電極5間に生じる信号を
サンプリングさせるタイミング信号を生成して励磁回路
2及びA/Dコンバータ7に出力するものである。この
タイミング生成回路1は、内部にプログラマブルなタイ
マーを備え、このタイマーの設定を変えることで、励磁
及びサンプリングのタイミングをプログラム変更でき
る。
【0026】励磁回路2は、タイミング生成回路1から
受け取った励磁のタイミング信号に従って、磁場を与え
る励磁コイル3に励磁用の電力を給電するもので、励磁
コイル3はこの励磁回路2からの加えられる励磁電流に
より測定管4内を流れる導電性の流体に磁場を加える。
この測定管4内に加えられた磁場を直角に横切って流れ
る導電性流体により、ファラデーの電磁誘導の原理から
測定管4内の電極5の間には起電力が発生し、その起電
力は増幅器6で増幅されてA/D変換器7へ入力され
る。
【0027】A/D変換器7は、電極5から増幅器6を
介して入力された起電力値をタイミング生成回路1から
入力されたサンプリングタイミングでサンプリングし、
その結果をA/D変換してデジタル値として演算装置8
に出力するものである。
【0028】演算装置8は、A/D変換器7からのサン
プリング結果を受けて、ノイズによる影響を抑制した起
電力値を後述する演算により求め、得られた値から流体
の流量を演算して結果を流量値として出力するものであ
る。
【0029】次に図1に示した電磁流量計で、図8で示
した1/fの周波数特性を持つヒラリーノイズに対し
て、最も影響の大きい励磁周波数付近の周波数のノイズ
の大きさを検出し、この値を用いて起電力値Vppより
ノイズの影響を低減する方式を以下に示す。
【0030】電極に生じる起電力信号には流体の流速に
比例する信号とノイズが含まれており、それを区別する
ことは困難である。そこで本実施形態では、流速に比例
する信号が0である無励磁区間での計測値を用いて励磁
周波数のノイズ成分を検出する。
【0031】励磁周波数のノイズ成分を求めるために
は、サンプリング定理より、励磁周波数の2倍以上の周
波数で無励磁区間の起電力値をサンプリングする必要が
ある。そのような条件を考慮したサンプリング方式の一
例を図2に示す。
【0032】図2では、無励磁区間で励磁周波数の4倍
の周波数でサンプリングを行うため、タイミング生成回
路1により励磁回路2を制御し、励磁区間と無励磁区間
との大きさを調節している。図2では、励磁周期300
msに対して励磁コイル3に正方向の電流を印加する時
間及び負方向へ電流を印加する時間をそれぞれ励磁周期
の1/8である37.5msにし、またその間に励磁コ
イル3に電流を流さない無励磁区間をそれぞれ3/8周
期である112.5ms設ける。これにより、図2で
は、Vpのノイズを求めるためのものとして37.5m
s(1/8周期)後にV1及び更に75ms(1/周
期)後にV2、Vnに対しては37.5ms(1/8周
期)後にV3及び更に75ms(1/周期)後にV4
と、無励磁区間において、励磁周波数の4倍のサンプリ
ング周波数で、サンプリングすることが出来る。
【0033】尚本実施形態では、励磁周期の4倍のサン
プリング周波数の例を示しているが、更に無励磁区間の
サンプリング数を増やして、励磁周波数に対して無励磁
区間のサンプリング周波数をより高くすることも可能で
あるる。しかし、その場合には励磁周波数が低くなるこ
とにより、最も影響を受ける1/fノイズ成分の振幅が
増加してしまうことを考慮する必要がある。
【0034】本実施形態では、図2の様に1つの無励磁
区間で2度サンプリングを行い、これらをノイズの影響
を除去するためにも起電力演算に使用する。その用い方
の1つとして、それらの平均値を求め、この値を式1の
VpZ 、VnZ の代わりに用いる。
【0035】この無励磁区間のサンプリングの平均値を
用いて起電力を計算する方式では、起電力の大きさVp
pは、
【0036】
【数2】
【0037】となる。この式(4) で求まるVppに対し
て、図8に示したような1/fの周波数特性を持つノイ
ズによる影響度合いを求めると図3の様になる。図3は
基本的にはΔVppの値を図9と同じ条件の下で求めて
いるが、式(4)は項数が多いため、式(1) の場合の様に
ΔVppの値を解析的に求めることが困難であることか
ら、数値計算によって求めている。後に示す図4、図5
も同様に数値計算のよって求めている。
【0038】この図3本実施形態によるサンプリング方
式と図9に示した従来方式のサンプリングによるものと
では無励磁区間のサンプリングの扱いが異なり、この相
異により励磁周波数(3.3Hz)付近にあるノイズの
影響度のピーク値が減少している。
【0039】また0.1Hz毎に1000Hzまでノイ
ズの影響度の面積を計算し、ノイズの帯域面積を求める
と、この値は図9での24.08から図3では21.0
4へ減少している。なおこの帯域面積の計算値は、ノイ
ズの大きさが1/f特性を持つため、1000Hz以上
の周波数については影響が小さいので無視している。
【0040】この様に、式(4) で求まるVppの値は、
式(1) で求まるVppよりノイズの影響度が小さく、よ
り正確な値を示している。また、図2に示したように1
つの無励磁区間で複数回サンプリングを行い、これらを
励磁周波数のノイズ成分を求める方法としては、DFT
(Discrete Fourier Transform)を利用する方法もあ
る。
【0041】この方法により起電力の大きさVppを求
めると次式の様になる。
【0042】
【数3】
【0043】この式(5) 中Vp、Vn、V1、V2、V
3、V4は図2に示したサンプリングの値である。また
Np、Nn及びN1〜N4は、それぞれ図2で測定した
Vp、Vn、及びV1〜V4に含まれるノイズの大きさ
の推定値でありこれらの値は、V1を基準位相としてD
FT演算を行うと、
【0044】
【数4】
【0045】と求まる。上式の中、式(12)〜(15)がサン
プリング周波数の1/4の周波数の成分を計算するDF
Tによる演算に対応している。また式(6) 、(7) 中の4
5°は、VpとDFTの基準位相であるV1の時間差
(1/8周期)を励磁周波数での角度として表した値で
ある。
【0046】式(5) 〜(15)を用いて起電力の大きさVp
pを算出する場合、図8に示したような1/fの周波数
特性を持つノイズによる影響度合いを求めると図4の様
になり、励磁周波数(約3.3Hz)でのノイズの影響
度ΔVppを0とすることが出来る。
【0047】この図4の結果を図3の場合と比べると、
図4ではノイズの影響度ΔVppは0〜3.3Hz間に
ピークを持ち、そのピーク値は図3の場合より大きくな
っている。
【0048】これを回避する手法として、除去するノイ
ズの割合を100%とするのではなく、ノイズのピーク
が小さくなるように検出した励磁周波数付近のノイズを
0〜100%の間で調節する。あるいはノイズの影響度
を帯域積分して求め、ノイズ影響度のトータル値が小さ
くなるようにこの割合を調節する。具体的には、ノイズ
の振幅値である式(12)で求まるMAGの値に一定の割合
rate(=0〜1)の値を掛け、この値をVppの計
算に用いる。
【0049】図5に一例としてrate=0.5をノイ
ズの振幅値MAGに掛けた場合のノイズの影響度ΔVp
pを示す。図5をrate=1である図4の場合と比べ
ると、図5のΔVppのピーク値は図4の半分程度とな
り、また、ノイズの影響度の1000Hzまでの帯域積
分値も21.04から18.86へと約1割減少してい
る。
【0050】この様にノイズの振幅値の大きさを調節す
ることにより、ノイズの影響度をより小さくすることが
出来る。なおこれまで述べてきた、本発明の一実施形態
では、図4に示したような周波数特性を持つノイズに対
して、図1に示した起電力値のサンプリングを行い、影
響の大きい励磁周波数付近のノイズを除去する例を示し
ているが、本発明はこの範囲に限定されるものではな
く、例えば起電力の演算方法や受けるノイズが異なった
場合に、無励磁区間のサンプリング周波数の1/2以下
の周波数成分のノイズに対しては、影響の一番大きな周
波数付近のノイズを除去するように適用することが可能
である。また特定周波数成分のノイズを検出するため
に、DFT演算で使用するデータ数を増減させることに
より、ノイズの周波数選択性能を調節することも可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、電極間に生
じる起電力信号に含まれているノイズの影響を抑制し、
精度の高い測定を行える電磁流量計を提供することが出
来る。
【0052】またこのために励磁コイルのインダクタン
スを大きくしたり、あるいは小さくしたりする必要が無
い。よって、流体の発生する起電力の信号の大きさが低
下することはなく、あるいは励磁用の電源電圧を高くす
る必要も無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態での電磁流量計のブロック図ある。
【図2】本実施形態の電磁流量計で行われる励磁方法と
起電力サンプリングの例を示す図である。
【図3】式(4) で求まるVppに対するノイズの影響度
合いを示す図である。
【図4】式(5) 〜(15)で求まるVppに対するノイズの
影響度合いを示す図である。
【図5】rate=0.5とした場合のノイズの影響度
合いを示す図である。
【図6】従来の電磁流量計で行われる励磁方法と起電力
サンプリングの例を示す図である。
【図7】ノイズの振幅が一定の場合のノイズ影響度合い
を示す図である。
【図8】電磁流量計の電極部分に生じるノイズの周波数
特性を示す図である。
【図9】従来方式のサンプリング方式でのノイズの影響
度合いを示す図である。
【符号の説明】
1 タイミング生成回路 2 励磁回路 3 励磁コイル 4 測定管 5 電極 6 増幅器 7 A/D変換器 8 演算装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れる測定管の近傍に配置される
    励磁コイルに励磁周波数の励磁電流を流して前記測定管
    内に交番磁界を発生させ、該交番磁界により前記測定管
    内に配置される電極間に生じた起電力信号に基づいて前
    記流体の流量を求める電磁流量計において、 前記励磁電流を流さない無励磁区間を生成する無励磁区
    間生成手段と、 前記励磁周波数の2倍以上の周波数で前記起電力信号の
    前記無励磁区間をサンプリングするサンプリング手段
    と、 前記サンプリング手段がサンプリングした複数のサンプ
    リング値を用いてノイズ成分を除去するノイズ成分除去
    手段と、 を備えることを特徴とする電磁流量計。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ成分除去手段は、前記複数の
    サンプリング値の平均値を用いてノイズ成分を除去する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁流量計。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ成分除去手段は、前記複数の
    サンプリング値を用いてDFT演算を行いノイズ成分を
    除去することを特徴とする請求項1記載の電磁流量計。
  4. 【請求項4】 前記ノイズ成分除去手段は、前記DCT
    演算により求めたノイズの振幅の割合を調節してノイズ
    成分を除去することを特徴とする請求項3記載の電磁流
    量計。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング手段は、前記励磁周波
    数の4倍の周波数で前記起電力信号をサンプリングする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の
    電磁流量計。
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