JP2000028399A - メータ構造 - Google Patents

メータ構造

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JP2000028399A
JP2000028399A JP10194724A JP19472498A JP2000028399A JP 2000028399 A JP2000028399 A JP 2000028399A JP 10194724 A JP10194724 A JP 10194724A JP 19472498 A JP19472498 A JP 19472498A JP 2000028399 A JP2000028399 A JP 2000028399A
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light
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light guide
dial
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Hiroyuki Yokota
博之 横田
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Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷陰極蛍光ランプに起因する種種の課題を解
決することができると共に、構造簡単で組み立て容易
で、かつ奥行きのある遠近感を持たせたメータ表示が可
能なこと。 【解決手段】 平板状導光板1の外周端面1aに対向配
置した照明用光源を発光ダイオード2で構成し、平板状
導光板1の裏面に文字板意匠3を施すと共に、その裏面
側に、平板状導光板1に離隔dさせて遮光板4を対向配
置して文字板を構成し、遮光板4にウオーニング意匠1
3を施すと共に、ウオーニング意匠13に対向させてウ
オーニング用光源15を設けた。ウオーニング意匠13
は、離隔距離dにより文字板意匠3の後方に視認するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車に
搭載されるコンビネーションメータ等の照明に採用され
るエッジライト方式の文字板照明用導光構造を有するメ
ータ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエッジライト方式の文字板照明用
導光構造は、例えば特開平8ー189844号公報に開
示されているように、平板状導光板の外周端面に冷陰極
蛍光ランプを対向配置して構成されている。この導光構
造によれば、冷陰極蛍光ランプの出射光は、外周端面か
ら平板状導光板内に導入されて導光され、平板状導光板
上に積層配置された文字板を照明するようになってい
る。
【0003】このとき指針は、指針ムーブメントの指針
軸に装着されて文字板上に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のメ
ータ構造は、前記文字板照明用導光構造を有して構成さ
れているので、メータ表示が平面的で意匠的変化が乏し
いという課題を有している。
【0005】その上、照明用光源として冷陰極蛍光ラン
プを用いているので、次のような各種の課題を有してい
る。
【0006】すなわち冷陰極蛍光ランプは、その出射光
が拡散性を有して指向性が低いため、平板状導光板への
入射効率を上げるため、出射光を集光させるための反射
板を必要とし、かつ入射面積を確保するために厚い平板
状導光板を使用する必要性があり、部品点数の増加と重
量増を招く。
【0007】また冷陰極蛍光ランプの指向性が低いこと
に起因して、平板状導光板には文字板の均一照明を図る
ために網点印刷等の調光用手段を施す必要があり、平板
状導光板の成形が工数増加を伴うばかりでなく面倒であ
る。
【0008】また冷陰極蛍光ランプは、ノイズ発生源と
なるので、このノイズ対策のため構造及び回路が複雑に
なり、コスト高を招くばかりでなく、意匠上の自由度が
制限される。例えばノイズを遮蔽するためのアルミニュ
ウム製シールド板を文字板と平板状導光板との間に配置
する必要があるが、この場合ウオーニング意匠を、文字
板意匠(スピードメータ、回転計等)中あるいはその周
辺部位に施すことができない。
【0009】そこで、この発明は、冷陰極蛍光ランプに
起因する種種の課題を解決することができると共に、構
造簡単で組み立て容易で、かつ奥行きのある遠近感を持
たせたメータ表示が可能なメータ構造を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、外周端面に照明用光源を対向配
置した平板状導光板を備えた文字板照明用導光構造を有
するメータ構造において、前記照明用光源を発光ダイオ
ードで構成し、前記平板状導光板の裏面に文字板意匠を
施すと共に、前記平板状導光板の裏面側に、前記平板状
導光板に離隔させて遮光板を対向配置して文字板を構成
し、かつ前記遮光板にウオーニング意匠を施すと共に、
該ウオーニング意匠に対向させてウオーニング用光源を
設けたことを特徴としている。
【0011】このため請求項1の発明では、発光ダイオ
ードの出射光は指向性が高いため、反射板による集光に
頼ることなく狭い入射面積に効率良く入射させて均一照
明を図ることができ、これにより集光用の反射板が不要
となると共に、薄い平板状導光板の使用が可能となり、
かつ平板状導光板に網点印刷等の調光用手段を施すこと
も不要となる。
【0012】また発光ダイオードは、ノイズを発生しな
いので、照明用光源に対するノイズ対策が全く不要とな
り、これにより平板状導光板と遮光板を、その間に何等
の障害物を介在させることなく設けることができ、遮光
板への意匠の形成を可能としている。
【0013】また発光ダイオードの出射光は、外周端面
から平板状導光板に入射し導光板内を導光される過程で
文字板意匠で乱反射される。文字板意匠は、この乱反射
により光ることによって平板状導光板の外方から視認す
ることができる。このときウオーニング用光源が点灯す
るとウオーニング意匠は、平板状導光板と遮光板との離
隔距離により文字板意匠の後方に視認することができ
る。これにより文字板意匠は、浮いた感じで視認するこ
とができる。
【0014】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
メータ構造であって、前記平板状導光板と前記遮光板と
の間に、自発光式の指針を配置したことを特徴としてい
る。
【0015】このため請求項2の発明では、発光ダイオ
ード及びウオーニング用光源の点灯で、平板状導光板に
形成される文字板意匠が手前に、遮光板に形成されるウ
オーニング意匠が後方にそれぞれ位置するように視認す
ることができると共に、指針の発光で、指針が文字板意
匠とウオーニング意匠との間に位置するように視認する
ことができ、これにより文字板意匠及び指針は、浮いた
感じで視認することができる。このとき指針は、前記し
た位置関係で発光部分のみが文字板意匠に対応し、発光
部分以外の部分で文字板意匠を隠蔽することがない。
【0016】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
記載のメータ構造であって、前記遮光板の前記平板状導
光板に対向する表面に、背景意匠を施したことを特徴と
している。
【0017】このため請求項3の発明では、背景意匠
は、平板状導光板から洩れる発光ダイオードの出射光に
より照明されることによって外部から視認することがで
きる。この背景意匠により文字板意匠,あるいは文字板
意匠及び指針の浮いた感じが強調される。
【0018】また請求項4の発明は、請求項3に記載の
メータ構造であって、前記背景意匠を照明する背景用光
源を設けたことを特徴としている。
【0019】このため請求項4の発明では、背景用光源
の点灯により遮光板の表面に形成された背景意匠を一層
明瞭に視認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0021】図1は、本発明の第1実施形態としてのコ
ンビネーションメータに適用したメータ構造を示す。こ
のメータ構造は、外周端面1aに照明用光源を対向配置
した平板状導光板1を備えた文字板照明用導光構造を有
して大略構成されている。このとき照明用光源は、発光
ダイオード2で構成されており、文字板は、裏面に文字
板意匠3を施した平板状導光板1と、この平板状導光板
1の裏面側に、平板状導光板1に離隔させて(離隔距離
d)対向配置した遮光板4とで構成されている。
【0022】さらに遮光板4には、ウオーニング意匠1
3が施されると共に、このウオーニング意匠13に対向
させてウオーニング用光源15が設けられている。また
指針5は、その基端部5cを指針ムーブメント6の指針
軸9に取り付けて平板状導光板1上に配置されている。
このときの指針5は、導光板1内を導光される光の上方
への反射により発光するように構成されるか、あるいは
自発光型として構成される。
【0023】平板状導光板1は、図2(a)に示すよう
にコンビネーションメータの正面外形形状と略同等の外
形形状を有する1枚の透明板(例えば透明アクリル樹脂
板)で構成されており、遮光板4は、ポリカーボネート
等の透光性基板に遮光層を塗布して形成され、平板状導
光板1と略同等の外形形状を有して構成されている。平
板状導光板1には、指針軸挿通孔1bが穿設されてい
る。
【0024】文字板意匠3は、目盛り,数字,及び単位
等の表示要素から構成されるもので、例えばシルク印刷
により平板状導光板1の外面に印刷されて形成される。
またウオーニング意匠13は、遮光層を排除した透光性
基板の外面に印刷されて形成される。
【0025】発光ダイオード2は、図2(b)に示すよ
うに光源ホルダ17内に配設した硬質配線板22に電気
的に接続されて支持されており、硬質配線板22の反対
側に平板状導光板1の厚みと同等の開口幅を有して開口
する嵌着部17aを、平板状導光板1の外周端部に嵌着
させて光源ホルダ17を取り付けることによって取り付
けられる。この取り付け状態では発光ダイオード2は、
その先端の発光部を平板状導光板1の外周端面1aに対
向させて配置される。
【0026】発光ダイオード2は、1個の光源ホルダ1
7に複数個取り付けられる。そしてこの光源ホルダ17
は、平板状導光板1の均一照明を考慮して決定された平
板状導光板1の複数箇所にそれぞ取り付けられる。本実
施形態では光源ホルダ17は、図2(a)に示すように
平板状導光板1の両側辺に各1箇所及び上辺に2箇所の
合計4箇所に取り付けられている。
【0027】発光ダイオード2を取り付けた平板状導光
板1は、その裏面側に遮光板4を配置して、メータケー
ス10内に設置された導光板ケース8内に収納されると
共に、平板状導光板1の表面を、メータケース10に固
定される見返し11の内周端部11aで押さえて固定す
ることによって文字板を構成している。この導光板ケー
ス8への収納の際、平板状導光板1は、導光板ケース8
の上段部8aに取り付けれると共に、遮光板4は、導光
板ケース8の底部8bに接して取り付けられる。これに
よって平板状導光板1と遮光板4とは、離隔距離dだけ
離隔させて取り付けられる。このとき発光ダイオード2
は、光源ホルダ17内の硬質配線板22から導光板ケー
ス8外へ導出されたリード線16をコネクタ12に接続
することによって、指針ムーブメント6及び電子部品が
実装される一般硬質配線板7に電気的に接続されている
(図1参照)。
【0028】また、この導光板ケース8は、ウオーニン
グ意匠13の形成部位に対応する部位が開口されてウオ
ーニング用光源15との対応が図られている。本実施形
態では導光板ケース8の前記対応する部位には、一般硬
質配線板7に略達する筒状のウオーニング室14が延設
されており、ウオーニング用光源15は、このウオーニ
ング室14に臨ませて一般硬質配線板7に電気的に接続
されて取り付けられている。
【0029】このように構成されたメータ構造において
は、図4に示すように発光ダイオード2の出射光L1
は、外周端面1aから平板状導光板1に入射し導光板1
内を全反射しながら導光される過程で文字板意匠3で乱
反射L2される。文字板意匠3は、この乱反射L2によ
り光ることによって平板状導光板1の外方から視認する
ことができる。
【0030】またこのときウオーニング用光源15が点
灯するとウオーニング意匠13は、平板状導光板1と遮
光板4との離隔距離dにより文字板意匠3の後方に視認
することができる。これにより文字板意匠3は、浮いた
感じで視認することができ、奥行きのある遠近感を持た
せたメータ表示が可能となる。
【0031】また発光ダイオード2の出射光L1は、指
向性が高い(図4のθ≒30°)ため、反射板による集
光に頼ることなく狭い入射面積に効率良く入射して均一
照明を図ることができ、これにより集光用の反射板が不
要となると共に、薄い平板状導光板1の使用が可能とな
り、かつ平板状導光板1に網点印刷等の調光用手段を施
すことも不要となる。これによりこのメータ構造におけ
る文字板照明用導光構造は、構造簡単で組み立て容易で
あると共に、薄型化を図ることができる。
【0032】さらにこのメータ構造は、発光ダイオード
2がノイズを発生しないので、照明用光源に対するノイ
ズ対策が全く不要となり、平板状導光板1と遮光板4
を、その間に何等の障害物を介在させることなく設ける
ことができる。このため構造の簡略化を図ることができ
ると共に、遮光板4への意匠の形成が可能となってデザ
イン上の自由度の拡大を図ることができる。
【0033】図6は、本発明の第2実施形態としてのコ
ンビネーションメータに適用したメータ構造を示す。こ
のメータ構造は、平板状導光板1と遮光板4との間に自
発光式の指針5を配置した点が異なるのみで、他の構成
は第1実施形態のメータ構造と同様に構成されている。
【0034】この第2実施形態のメータ構造によれば、
発光ダイオード2及びウオーニング用光源15の点灯
で、平板状導光板1に形成される文字板意匠3が手前
に、遮光板4に形成されるウオーニング意匠13が後方
にそれぞれ位置するように視認することができると共
に、指針5の発光で、指針5が文字板意匠3とウオーニ
ング意匠13との間に位置するように視認することがで
き、これにより文字板意匠3及び指針5は、浮いた感じ
で視認することができ、奥行きのある遠近感を持たせた
メータ表示が可能となる。
【0035】またこのとき指針5は、前記した位置関係
で発光部分のみが文字板意匠3に対応し、発光部分以外
の部分で文字板意匠3を隠蔽することがない。このため
文字板意匠3を明確に視認することができる。
【0036】すなわち、例えば図7(a)に示すように
指針5が、自発光光源を内蔵した基端部5cと、この基
端部5cから延設された支持部5bと、この支持部5b
に支持される発光部分5aとを有して構成されていると
き、第1実施形態のメータ構造の場合は、図7(a)に
示すように文字板意匠3の一部を支持部5bで隠すこと
があるが、この第2実施形態のメータ構造の場合は、図
7(b)に示すように指針5の位置関係により文字板意
匠3は、発光部分5aよりも手前に位置して支持部5b
で隠されることがないので一層明確に視認することがで
きる。
【0037】図8は、本発明の第3実施形態としてのコ
ンビネーションメータに適用したメータ構造を示す。こ
のメータ構造は、遮光板4の平板状導光板1に対向する
表面に、背景意匠40を施した点が異なるのみで、他の
構成は第2実施形態のメータ構造と同様に構成されてい
る。
【0038】この第3実施形態のメータ構造によれば、
背景意匠40は、平板状導光板1から洩れる発光ダイオ
ード2の出射光L3により照明されることによって外部
から視認することができる。この背景意匠40により、
文字板意匠3及び指針5の浮いた感じが強調される。
【0039】この第3実施形態のメータ構造において
は、好ましくは図8及び図9に示すように背景意匠40
を照明する背景用光源50を設けて構成される。
【0040】図8においては、背景用光源50が、平板
状導光板1と遮光板4との間に設けられており、遮光板
4の上側から背景意匠40を照明するように構成されて
いる。この背景用光源50は、導光板ケース8の側壁に
設けた配線板51に電気的に接続することによって取り
付けられている。配線板51は、コネクタ12に接続す
るリード線によって一般硬質配線板7に電気的に接続さ
れている。
【0041】また図9においては、背景用光源50が、
メータケース10に設けられており、遮光板4の下側か
ら背景意匠40を照明するように構成されている。この
場合導光板ケース8は、使用されておらず、平板状導光
板1は、適宜メータケース10に支持されており、かつ
遮光板4は、背景意匠40の形成部分に対応する遮光層
を排除して形成されると共に、指針ムーブメント6及び
メータケース10に延設されたウオーニング室14に支
持されて取り付けられている。また背景用光源50及び
ウオーニング用光源15は、メータケース10の裏面側
に取り付けたフレキシブル配線板53に電気的に接続さ
れている。
【0042】この構成によれば、背景用光源50の点灯
により遮光板4の表面に形成された背景意匠40を一層
明瞭に視認することができ、これにより文字板意匠3の
浮いた感じを一層強調することができる。
【0043】この背景意匠40及び背景用光源50は、
第1実施形態のメータ構造においても同様に適用するこ
とができ、この場合背景意匠40により、文字板意匠3
の浮いた感じを強調することができる。
【0044】また文字板意匠3は、好ましくは蛍光体を
含んで施される。文字板意匠3は、例えばシルク印刷に
より印刷されて形成されるが、このとき用いる印刷材料
に蛍光体(蛍光塗料)を含有させることによって、蛍光
体を含んで容易に印刷形成される。
【0045】この構成によれば文字板意匠3は、発光ダ
イオード2の出射光の照射で蛍光体が発色してその視認
性を一層高めることができる。
【0046】また平板状導光板1は、好ましくは図2
(b),(c)に示すようにその少なくとも表裏面を、
無反射膜18でコーティングして構成される。この無反
射膜18は、TiO2 層/SiO2 層の多重層、あるい
はフッ化マグネシウムにより形成される。
【0047】この構成によれば、無反射膜18により平
板状導光板1の表裏面のてかりを抑制することができる
と共に、平板状導光板1の透光性を増大させることがで
き、ひいては文字板意匠3及びウオーニング意匠13の
視認性,及びメータ品質を一層向上させることができ
る。
【0048】またさらに好ましくは平板状導光板1は、
図2(b),(c)に示すようにその外周端面1aをも
含めて無反射膜18でコーティングして構成される。
【0049】この構成によれば、無反射膜18でコーテ
ィングされた外周端面1aは、透光性が増大し、これに
より発光ダイオード2の出射光の平板状導光板1への入
射効率が向上すると共に、外周端面1aに設けた後述す
る反射材による反射効率をも高めることができる。
【0050】また平板状導光板1は、好ましくは図2
(a),(c)に示すようにその外周端面1aが発光ダ
イオード2の対向配置部分を除いて反射材で被覆されて
構成される。このとき反射材は、外周端面1aに塗布さ
れる白色塗料で構成することもできるが、白色塗料は拡
散反射を生じて導光板1内の導光性が低下すると共に、
塗る手間が掛かるところから、好ましくは図3に示す金
属箔の反射膜20を備えた接着テープ19で構成され
る。
【0051】この接着テープ19は、中央に貼着される
帯状の金属箔反射膜20と、両側部に複数のV状カット
部分19aで区切られて長さ方向に複数形成される接着
剤を塗布した接着片21とを有する長尺テープとして構
成される。金属箔は、銀箔あるいはアルミニウム箔等が
用いられる。そしてこの接着テープ19は、図2(c)
に示すように金属箔反射膜20を外周端面1aに対向さ
せると共に、両側の接着片21を平板状導光板1の表,
裏面にそれぞれ接着させて取り付けられる。
【0052】この構成によれば、平板状導光板1内に入
射した発光ダイオード2の出射光は、反射材で反射され
て導光板1内に戻されることによって導光板1外への消
光を極力抑制することができる。このとき反射膜として
金属箔反射膜20を用いているので、導光板1内の光
は、金属箔反射膜20で全反射されて高い導光性を維持
することができ、これにより文字板の高輝度化と均一照
明とを図ることができる。その上、外周端面1aを覆う
反射材が、接着テープ19の貼着により容易に設けるこ
とができるので、作業の簡略化をも図ることができる。
【0053】さらにこの接着テープ19は、金属箔反射
膜20に、接着片21に相当する取り付け部分を延設し
て金属箔で一体に形成することもできるし、両側の前記
取り付け部分を金属箔反射膜20に対して同方向に略直
角に折曲して略コ字形断面の反射材として形成すること
もできる。この反射部材の場合、コ字形部分を平板状導
光板1の端縁部にはめ込むことによって、金属箔反射膜
20をその外周端面1aに対向させて取り付けられる。
【0054】また遮光板4は、好ましくは図5(a),
(b)に示すように、透光性基板24の平板状導光板1
に対向する表面に艶消し処理23を施すと共に、その裏
面に遮光層25を設けて構成される。透光性基板24
は、例えばポリカーボネートの透明材からなる透明材透
光性基板24A(図5(a))か、あるいは例えばポリ
カーボネートのスモーク材からなるスモーク材透光性基
板24B(図5(b))で構成される。艶消し処理23
は、艶消し印刷により施すことができると共に、遮光層
25は、例えば黒色塗料を塗布することにより形成する
ことができる。
【0055】この構成によれば遮光板4は、艶消し処理
23によりその表面のてかりを抑制することができ、こ
れにより文字板意匠3の視認性を高めることができる。
【0056】またウオーニング意匠13は、印刷により
成形されるだけでなく、施色する場合には色レンズ(図
示せず)を重ねて設ける。
【0057】またウオーニング意匠13がスモーク材透
光性基板24Bに形成される場合(図5(d))は、ウ
オーニング用光源15の消灯時にはスモーク材透光性基
板24Bにより外部より視認不能に隠蔽することができ
ると共に、ウオーニング用光源15の点灯時にはスモー
ク材透光性基板24B及び平板状導光板1を透して明確
に視認することができ、これにより意外性を付加するこ
とができる。
【0058】またウオーニング意匠13が透明材透光性
基板24Aに形成される場合(図5(c))は、好まし
くはウオーニング意匠13に重ねてスモーク処理26を
施す。
【0059】この構成によればウオーニング意匠13
は、ウオーニング用光源15の消灯時にはスモーク処理
26により外部より視認不能に隠蔽することができると
共に、ウオーニング用光源15の点灯時には透明材透光
性基板24A及び平板状導光板1を透して明確に視認す
ることができ、これによりスモーク材透光性基板24B
と同様に意外性を付加することができる。
【0060】さらにこのメータ構造は、文字板意匠3及
びウオーニング意匠13が、外部に露出することがない
ので、必ずしも表ガラスを必要としない分構造の簡略化
を図ることができる。
【0061】またさらには本発明は、前述した実施形態
に限定されるものではなく次のような変形例をも含むも
のである。
【0062】すなわち本発明は、スモークガラスからな
る表ガラスを取り付けてブラックフェース型メータ構造
として構成することもできるし、またコンビネーション
メータ以外のメータにも適用可能である。
【0063】また発光ダイオードは、発光色の異なる複
数個を組み合わせて適用することができ、この場合異な
る発光色の組み合わせにより種種の照明色を得ることが
できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、照明用光源を発光ダイオードで構成し、か
つ文字板意匠を形成した平板状導光板とウオーニング意
匠を形成した遮光板とを離隔させて設けたので、冷陰極
蛍光ランプに必要とした集光用の反射板,網点印刷等の
調光用手段,ノイズ対策,及び厚い平板状導光板等が不
要となって、冷陰極蛍光ランプに起因する種種の課題を
解決することができると共に、構造簡単で組み立て容易
で、かつ奥行きのある遠近感を持たせたメータ表示が可
能なメータ構造を提供することができる。
【0065】その上、遮光板と平板状導光板との間に
は、障害物が全く存在しないのでウオーニング意匠は、
文字板意匠との干渉を生じない限りにおいてはその成形
部位を全く自由に選択することができ、この点意匠上の
自由度の拡大を図ることができる。
【0066】また請求項2の発明によれば、平板状導光
板と遮光板との間に、自発光式の指針を配置したので、
請求項1の発明の効果に加えて、平板状導光板及び遮光
板にそれぞれ形成される文字板意匠及びウオーニング意
匠と指針との関係を、奥行きのある遠近感を持たせたメ
ータ表示とすることができる。
【0067】その上、指針は、文字板意匠の後方に位置
しているので、発光部分以外の部分で文字板意匠を隠蔽
することが無く、これにより文字板意匠の視認性の明確
化を図ることができる。
【0068】また請求項3の発明によれば、平板状導光
板から洩れる発光ダイオードの出射光により背景意匠を
視認することができるようにしたので、請求項1又は2
の発明の効果に加えて、奥行きのある遠近感を強調した
メータ表示とすることができる。
【0069】また請求項4の発明によれば、背景用光源
の点灯により遮光板の表面に形成された背景意匠を一層
明瞭に視認することができるようにしたので、請求項3
の発明の効果に加えて、奥行きのある遠近感を一層強調
したメータ表示とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのメータ構造を示
す要部断面図である。
【図2】図1のメータ構造に適用される平板状導光板を
示し、(a)は平面図、(b)は(a)のIIbーII
b線に沿う断面図、(c)は(a)のIIcーIIc線
に沿う断面図である。
【図3】図2の平板状導光板の外周端面を覆う接着テー
プの展開平面図である。
【図4】図1のメータ構造に適用される平板状導光板の
導光状態を示す断面図である。
【図5】図1のメータ構造に適用される遮光板の要部断
面図で、(a)は透明材透光性基板のもの、(b)はス
モーク材透光性基板のもの、(c)は透明材透光性基板
にウオーニング意匠及びスモーク処理を施したもの、
(d)はスモーク材透光性基板にウオーニング意匠を施
したものである。
【図6】本発明の第2実施形態としてのメータ構造を示
す要部断面図である。
【図7】メータ構造の表示状態を示す平面図で、(a)
は第1実施形態のもの、(b)は第2実施形態のものを
それぞれ示す。
【図8】本発明の第3実施形態としてのメータ構造を示
す要部断面図である。
【図9】第3実施形態の変形例としてのメータ構造を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 平板状導光板 1a 外周端面 2 発光ダイオード(照明用光源) 3 文字板意匠 4 遮光板 5 指針 13 ウオーニング意匠 15 ウオーニング用光源 40 背景意匠 50 背景用光源 d 離隔距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 13/18 G09F 13/18 D 13/20 13/20 G Fターム(参考) 2F074 AA01 BB01 BB06 CC02 DD02 DD03 EE02 EE03 FF01 GG02 3D044 BA03 BA21 BB01 BD02 5C096 AA01 AA14 AA24 AA27 BA01 BA02 BC11 CA02 CA04 CA16 CB01 CC06 CC12 CD02 FA11 FA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周端面に照明用光源を対向配置した平
    板状導光板を備えた文字板照明用導光構造を有するメー
    タ構造において、 前記照明用光源を発光ダイオードで構成し、 前記平板状導光板の裏面に文字板意匠を施すと共に、前
    記平板状導光板の裏面側に、前記平板状導光板に離隔さ
    せて遮光板を対向配置して文字板を構成し、かつ前記遮
    光板にウオーニング意匠を施すと共に、該ウオーニング
    意匠に対向させてウオーニング用光源を設けたことを特
    徴とするメータ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメータ構造であって、 前記平板状導光板と前記遮光板との間に、自発光式の指
    針を配置したことを特徴とするメータ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のメータ構造であ
    って、 前記遮光板の前記平板状導光板に対向する表面に、背景
    意匠を施したことを特徴とするメータ構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のメータ構造であって、 前記背景意匠を照明する背景用光源を設けたことを特徴
    とするメータ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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