JP2000025125A - マットレス状部材の製造方法 - Google Patents

マットレス状部材の製造方法

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JP2000025125A
JP2000025125A JP10213537A JP21353798A JP2000025125A JP 2000025125 A JP2000025125 A JP 2000025125A JP 10213537 A JP10213537 A JP 10213537A JP 21353798 A JP21353798 A JP 21353798A JP 2000025125 A JP2000025125 A JP 2000025125A
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JP
Japan
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elements
mattress
solidified
nozzles
downward
Prior art date
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Pending
Application number
JP10213537A
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English (en)
Inventor
Tadaki Morimura
忠樹 森村
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Morimura Kousan KK
Original Assignee
Morimura Kousan KK
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳みやすくて運搬や保管に便利であり、
又、通気性及びクッション性が良好で寝具用のマットレ
スなどに最適なマットレス状部材を効率良く製造できる
方法を提供する。 【解決手段】 押出機1に複数の下向きノズル2を設け
て、その各ノズル2から加熱溶融した熱可塑性樹脂を下
方へ向かって連続的に押し出すことにより複数本の線状
体3を形成して降下させ、その下方位置でそれら線状体
3をまだ固化しないうちにその降下速度より遅い速度で
引き取ることにより各線状体3を褶曲させ、かつ、それ
らの粘着性を利用して各線状体3の接触箇所を互いに付
着させて集合させることにより立体網状体4を連続的に
形成するとともに、その立体網状体4の形成過程で立体
網状体4がまだ固まらないうちに、その両側の側面に交
互に割込板11を押し入れて切込み7を形成し、その
後、その立体網状体4を冷却して固めてから割込板11
を抜き取って適宜な大きさに切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具用のマットレ
スや、荷物を載置する敷き台や、建造物の内外の壁の間
に入れる充填材等に使用可能な、有用性の高いマットレ
ス状部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の寝具用のマットレスにはウレタン
等の弾性材が使用されている。このようなマットレスを
運搬又は保管するために折り畳む場合、弾性材で復元性
を有するので折り畳みにくいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、折り畳みや
すくて運搬や保管に便利であり、かつ、通気性及びクッ
ション性が良好で、寝具用マットレス、倉庫などの床の
上において荷物を載せるための敷き台、又は建造物の内
外の壁の間に入れる充填材などとして使用可能な有用性
の高いマットレス状部材を、効率良く製造できて安価で
供することができる製法の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマットレス状部材の製造方法は、押出機1
に複数の下向きノズル2を設けて、その各ノズル2から
加熱溶融した熱可塑性樹脂を下方へ向かって連続的に押
し出すことにより複数本の線状体3を形成して降下さ
せ、その下方位置でそれら線状体3をまだ固化しないう
ちにその降下速度より遅い速度で引き取ることにより各
線状体3を褶曲させ、かつ、それらの粘着性を利用して
各線状体3の接触箇所を互いに付着させて集合させるこ
とにより立体網状体4を連続的に形成するとともに、そ
の立体網状体4の形成過程で立体網状体4がまだ固まら
ないうちに、その両側の側面に交互に割込板11を押し
入れて切込み7を形成し、その後、その立体網状体4を
冷却して固めてから割込板11を抜き取って適宜な大き
さに切断することを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、図によって本発明の実施例を説明す
る。まず、図1は製造工程を示したもので、図中、符号
1が押出機を示している。この押出機1はその下面に複
数の下向きノズル2を設けている。なお、複数のノズル
2は図面に対して垂直方向にも細長く配置している。押
出機1はポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱溶融し
て、それを各ノズル2から下方へ向かって連続的に押し
出すことにより、複数本の線状体3を形成して、そのま
ま降下させる。
【0006】押出機1から押し出して形成した線状体3
は、まだ固化しないうちに、その下方位置で、その降下
速度より遅い速度で一対の引取ロール6によって引き取
る。これにより、各線状体3は褶曲して、それらが有す
る粘着性を利用して互いに接触箇所を付着させながら、
密に集合して立体網状体4を連続的に形成する。そし
て、その立体網状体4は冷却水5に浸されることにより
冷却されて固化することになる。
【0007】上記のように立体網状体4を形成する過程
で、同時に、その立体網状体4の両側の側面に交互に切
込み7を設ける。すなわち、降下する立体網状体4を挟
むようにその両側に切込み加工装置8を配している。
【0008】切込み加工装置8は、上下にそれぞれ配し
たスプロケット9の間にチェーン10を巻き掛けして、
そのチェーン10に割込板11を出没自在に保持した割
込板ホルダー12を一定間隔置きに取付け、又、上方の
スプロケット9の近くに、割込板11を突出させるプッ
シャ−13を設けるとともに、下方のスプロケット9の
下側を囲む位置に、突出した割込板11を復帰させるガ
イド14を設けた構成になっている。
【0009】なお、割込板ホルダー12は、図2に示す
ように、中央部に溝15を有して、その溝15に割込板
11をスライド自在に挿入し、又、溝15を横切るボル
ト16を取付けて、割込板11に形成した長孔17にそ
のボルト16を貫通させている。また、割込板11は、
その側端部に上記のプッシャー13によって押されるこ
とになり、かつ、上記のガイド14の内面側に沿って摺
動することになる突起18を設けている。また、スプロ
ケット9の中心軸19と、割込板11は、図1の図面に
おいて、その図面の垂直方向に長く、その中心軸19の
複数箇所にスプロケット9を取り付けている。すなわ
ち、チェーン10も複数本並設され、各チェーン10に
取付けた割込板ホルダー12によって割込板11の複数
箇所が支持されている。なお、プッシャー13とガイド
14は割込板11の突起18に対応して割込板11の長
手方向の両端位置に設置されている。
【0010】上記の立体網状体4の形成過程における初
期段階、すなわち、立体網状体4がまだ固まらないうち
に、上方のスプロケット9を回った直後の割込板11を
プッシャー13で押して立体網状体4に向って突出させ
る。割込板11は立体網状体4の側面に押し入って切込
み7を形成する。そして、割込板11は立体網状体4の
側面に押し入った状態で立体網状体4と共に下降して行
く。すなわち、割込板11の移動速度、すなわち、チェ
ーン10の移動速度と立体網状体4の降下速度は等しく
なるように調節されている。立体網状体4の片側の側面
に押し入った割込板11が所定距離だけ下降すると、今
度は、立体網状体4の反対側の側面に対して同様に割込
板11が押し入って切込み7を形成する。すなわち、立
体網状体4の両側の側面に交互に切込み7を形成する。
なお、割込板11を突出させるプッシャー13はセンサ
ー又はタイマーなどを用いて作動するようになってい
る。立体網状体4に押し入った状態で立体網状体4と共
に下降した割込板11は、立体網状体4が固まった後に
切込み7から抜き取られる。すなわち、割込板11が下
方のスプロケツト9の近くにくると、割込板11の突起
18がガイド14の内側へ入って、曲面状を呈するガイ
ド14の内面に沿って摺動することにより立体網状体4
から離れる方向へ案内される。これにより割込板11は
割込板ホルダー12の溝15の奥の方へ没入することに
より立体網状体4の切込み7から抜け出す。割込板11
は下方のスプロケット9を回ってから再び上方へ移動し
て、以後同じ行程を繰り返す。
【0011】両面に切込み7を形成して固まった立体網
状体4は、その後、冷却水5から引き上げて、乾燥して
から、適宜な大きさに切断する。これによって、図3に
示すように、長方形の板状で、両面に交互に切込み7を
有するマットレス状部材20が完成する。
【0012】このマットレス状部材20は、寝具用のマ
ットレス、荷物を載置する敷き台、又は建造物の内外の
壁の間に入れる充填材などとして使用することができ
る。このマットレス状部材13は、空隙率の高い立体網
状構造で、通気性の良い構造になっているので、寝具用
のマットレスとして使用した場合に、湿気によるカビの
発生等の問題が全くない。また、荷物を載置する敷き台
として使用した場合も、同じく良好な通気性によって、
荷物にカビが発生したり、荷物が腐敗することを防止す
ることができる。また、建造物の内外の壁の間に入れる
充填材として使用した場合も、良好な通気性によって壁
に結露が発生するのを防止することができる。
【0013】また、このマットレス状部材20は、その
両面に交互に切込み7を設けたことにより、図4に示す
ように容易に折り畳んで積み上げることができるので、
運搬や保管に極めて便利である。
【0014】
【発明の効果】本発明のマットレス状部材の製造方法は
上記の通りであり、両面に交互に設けた切込み7によっ
て折り畳みやすく運搬や保管に極めて便利な、かつ、通
気性が良くて湿気によるカビの発生等の問題がなく、さ
らに、クッション性が良くて、寝具用のマットレス、荷
物を載置する敷き台、又は建造物の内外の壁の間に入れ
る充填材等に最適なマットレス状部材を、極めて効率良
く製造して安価で供することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造工程を示す側面図である。
【図2】切込み加工装置の一部斜視図である。
【図3】製造されたマットレス状部材の斜視図である。
【図4】マットレス状部材を折り畳んだ状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 押出機 2 ノズル 3 線状体 4 立体網状体 5 冷却水 6 引取ロール 7 切込み 8 切込み加工装置 9 スプロケツト 10 チェーン 11 割込板 12 割込板ホルダー 13 プッシャー 14 ガイド 15 溝 16 ボルト 17 長孔 18 突起 19 中心軸 20 マットレス状部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機1に複数の下向きノズル2を設け
    て、その各ノズル2から加熱溶融した熱可塑性樹脂を下
    方へ向かって連続的に押し出すことにより複数本の線状
    体3を形成して降下させ、その下方位置でそれら線状体
    3をまだ固化しないうちにその降下速度より遅い速度で
    引き取ることにより各線状体3を褶曲させ、かつ、それ
    らの粘着性を利用して各線状体3の接触箇所を互いに付
    着させて集合させることにより立体網状体4を連続的に
    形成するとともに、その立体網状体4の形成過程で立体
    網状体4がまだ固まらないうちに、その両側の側面に交
    互に割込板11を押し入れて切込み7を形成し、その
    後、その立体網状体4を冷却して固めてから割込板11
    を抜き取って適宜な大きさに切断することを特徴とする
    マットレス状部材の製造方法。
JP10213537A 1998-07-13 1998-07-13 マットレス状部材の製造方法 Pending JP2000025125A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101874691A (zh) * 2009-05-01 2010-11-03 株式会社喜恩吉 防潮床垫及其制造方法
KR101160787B1 (ko) * 2011-08-24 2012-06-27 오규환 물세탁이 가능한 침대 메트리스 성형장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101874691A (zh) * 2009-05-01 2010-11-03 株式会社喜恩吉 防潮床垫及其制造方法
CN101874691B (zh) * 2009-05-01 2015-11-25 株式会社喜恩吉 防潮床垫
KR101160787B1 (ko) * 2011-08-24 2012-06-27 오규환 물세탁이 가능한 침대 메트리스 성형장치

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