JP2000024930A - 研削砥石および研削方法 - Google Patents

研削砥石および研削方法

Info

Publication number
JP2000024930A
JP2000024930A JP10197804A JP19780498A JP2000024930A JP 2000024930 A JP2000024930 A JP 2000024930A JP 10197804 A JP10197804 A JP 10197804A JP 19780498 A JP19780498 A JP 19780498A JP 2000024930 A JP2000024930 A JP 2000024930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grinding wheel
ground
polishing
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10197804A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
隆 尾野
Tsutomu Hiraka
勤 平加
Koji Hatanaka
浩二 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10197804A priority Critical patent/JP2000024930A/ja
Publication of JP2000024930A publication Critical patent/JP2000024930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】研削工程を簡素化することにより作業効率を向
上させ、しかも、設備投資および保守管理コスト等を削
減することにある。 【解決手段】研削砥石10の外周面16は、被研削物を
軸線と略直交する方向に切断加工する第1研削面38
と、前記第1研削面38から所定間隔離間して形成さ
れ、被研削物の外周面に対して溝部を研磨加工する第2
研削面40と、軸線に対する略直交面35に形成され、
前記第1研削面38によって切断された切断面を研磨加
工する第3研削面42と、軸線に対する傾斜面36に形
成され、被研削物の端部の面取り加工を行う第4研削面
44とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、被研削物
の端部を切断し且つ切断面に対して荒研磨加工を施し、
さらに、前記切断面を精密研磨加工するとともに、溝加
工および面取り仕上げ加工等の複数の加工を一工程で行
うことが可能な研削砥石およびこれを利用した研削方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンの構成部品としてエ
ンジンバルブが用いられている。このエンジンバルブ
は、一端部が傘形状に形成された膨出部と、前記膨出部
と一体的に形成された軸部とから構成される。
【0003】このエンジンバルブは、アプセット成形に
より棒状体の一端部を膨出形成してアプセット成形体を
形成し、さらに前記アプセット成形体をプレス成形する
ことにより鍛造成形体を得た後、前記鍛造成形体に対し
て熱処理工程および研磨工程を施すことにより、製品が
完成する。
【0004】ところで、前記研磨工程では、図9に示さ
れるような凸部1を有する第1複合工具2を用いて、予
め設定されたエンジンバルブ3の全長寸法に対応させて
軸部4の一端部を切断し、前記切断面5に対して荒研磨
加工を行っている。さらに、次工程では、図10に示さ
れるような第2複合工具6を用いて、前記切断面5を所
望の面粗度に形成する精密研磨を行うとともに、該切断
面5に近接する外周面に断面円弧状の溝部7を形成して
いる。なお、前記第1および第2複合工具2、6の各研
削面には、要求される面粗度に対応して粒径が異なる図
示しない各種の砥粒が固着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術に係るエンジンバルブの製造工程では、第1複
合工具2によってエンジンバルブ3の一端部を切断し、
且つ前記切断面5に対して荒研磨加工する工程と、第2
複合工具6によって前記切断面5を精密研磨し、且つ外
周面に溝部7を形成する工程とがそれぞれ別工程によっ
て行われているため、研削工程が複雑化して作業効率が
低下するという不都合がある。
【0006】また、前記第1複合工具2が装着される図
示しない第1研削装置と前記第2複合工具6が装着され
る図示しない第2研削装置とがそれぞれ別体で構成され
るため、設備投資および保守管理に要するコストが増大
するという不都合がある。
【0007】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、研削工程を簡素化することにより
作業効率を向上させ、しかも、設備投資および保守管理
コスト等を削減することが可能な研削砥石および研削方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、外周面に複数の研削面が形成された円
筒形の研削砥石であって、前記研削砥石の軸線に対する
略平行面に形成され、被研削物を軸線と略直交する方向
に切断加工する第1研削面と、前記第1研削面から所定
間隔離間して形成され、被研削物の外周面に対して溝部
を研磨加工する第2研削面と、前記研削砥石の軸線に対
する略直交面に形成され、前記第1研削面によって切断
された切断面を研磨加工する第3研削面と、前記研削砥
石の軸線に対する傾斜面に形成され、被研削物の端部の
面取り加工を行う第4研削面と、を備えることを特徴と
する。
【0009】この場合、前記第1乃至第4研削面は、一
体成形された砥石母材の外周面に形成され、前記外周面
は、前記第1研削面が形成された突起部と、前記第2研
削面が形成された断面円弧状の膨出部と、前記第3研削
面が形成された突起部の側壁の段部と、前記第4研削面
が形成された傾斜面とを有する。
【0010】また、前記第1研削面には、100番〜1
20番の範囲内の粒度からなる大径の砥粒を固着し、前
記第2研削面には、200番〜230番の範囲内の粒度
からなる中径の砥粒を固着し、前記第3研削面および前
記第4研削面には、270番〜325番の範囲内の粒度
からなる小径の砥粒を固着すると好適である。
【0011】なお、前記第1研削面と前記第3研削面と
を相互に略直交する突起部の壁面にそれぞれ連続して形
成することにより、加工時間がより一層短縮される。
【0012】さらに、本発明は、外周面に複数の研削面
が形成された円筒形の研削砥石によって被研削物を研削
するための方法であって、前記研削砥石の軸線に対する
略平行面に形成された第1研削面によって、被研削物を
軸線と略直交する方向に切断する切断加工が行われ、前
記研削砥石の軸線に対する略直交面に形成された第3研
削面によって、前記第1研削面によって切断された切断
面を研磨する研磨加工が行われ、前記第1研削面から所
定間隔離間して形成された第2研削面によって、被研削
物の外周面に対して溝部を研磨する研磨加工が行われる
とともに、前記研削砥石の軸線に対する傾斜面に形成さ
れた第4研削面によって、被研削物の端部の面取り加工
が行われる。
【0013】従って、本発明によれば、第1乃至第4研
削面を介して、前記切断加工、前記切断面の研磨加工、
前記溝部の研磨加工および前記端部の面取り加工が一つ
の工程内において略同時に遂行されるため、研削工程が
簡素化される。
【0014】また、前記研削工程が一台の装置によって
遂行されるため、設備投資および保守管理に要するコス
トが削減されるとともに、製造コストが低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る研削方法について、
これを実施する研削砥石との関連において好適な実施の
形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
【0016】図1において、参照数字10は、本実施の
形態に係る研削砥石を示す。この研削砥石10は、略円
盤状に一体成形された砥石母材11を有し、前記砥石母
材11の中心部には図示しない円筒研削盤の回転軸に装
着される大径の取付用孔部12が形成され、前記取付用
孔部12の近傍には複数の小径の取付用孔部14が略同
心円状に形成されている。前記研削砥石10の外周面1
6の周縁部には、後述するように、研削砥石10の軸線
に対する略平行面、略直交面、傾斜面並びに曲面から構
成された複合面が形成されている。
【0017】この研削砥石10の外周面16には、図2
に示されるように、周縁部の平面18から半径外方向に
所定長だけ突出する断面略長方形状の突起部20と、前
記突起部20から略水平方向に向かって所定間隔離間し
て断面曲線状に形成された膨出部22と、前記突起部2
0の裾部24から所定角度下方側に向かって傾斜した
後、上方側に向かって所定角度立ち上がって前記膨出部
22に連続する凹部26とを有する。なお、前記突起部
20の一壁面には、軸線に対する略直交面からなる段部
28が形成されている。
【0018】この場合、前記突起部20の上部側の所定
部位、すなわち、研削砥石10の軸線T(図1参照)に
対する略平行面からなる上面部30および該上面部30
に略直交する壁面32の一部には、例えば、100番〜
120番の範囲内の粒度を有する大径の砥粒34aが電
着固定されている。
【0019】また、膨出部22の曲面33およびその近
傍の所定部位には、例えば、200番〜230番の範囲
内の粒度を有する中径の砥粒34bが電着固定されてい
る。
【0020】さらに、突起部20の側壁の一部で段部2
8が形成された部分、すなわち、研削砥石10の軸線T
に対する略直交面35、並びに凹部26の傾斜面36に
は、例えば、270番〜325番の範囲内の粒度を有す
る小径の砥粒34cが電着固定されている。
【0021】従って、図2において、研削砥石10は、
大径の砥粒34aが固定された突起部20の上部側の所
定部位に形成され、後述するエンジンバブルの軸部37
の一端部に対して軸線Tと略直交する方向に沿って切断
加工を行う第1研削面38と、中径の砥粒34bが固定
された膨出部22の曲面33に形成され、前記エンジン
バルブの軸部37の外周面に対して断面円弧状の溝部5
0を形成する第2研削面40と、小径の砥粒34cが固
定された段部28に形成され、前記軸部37の切断面の
精密仕上げ研磨加工を行う第3研削面42と、小径の砥
粒34cが固定された傾斜面36に形成され、前記軸部
37の端部の面取り研磨加工を行う第4研削面44とを
有する。
【0022】このように、研削砥石10には、一体成形
された砥石母材11の複合面に対して粒径が異なる種々
の砥粒34a〜34cが電着固定されているため、要求
される面粗度に対応して研削機能が異なる複数の第1乃
至第4研削面38、40、42、44が形成されてい
る。
【0023】なお、砥石母材11の複合面に種々の砥粒
34a〜34cを電着固定する際、予め、粒度の大きい
砥粒を電着しその砥粒の表面をドレッシングして粒径が
異なるように形成してもよい。この場合、比較的小径な
砥粒が電着層にもぐり込むことを回避することができ
る。
【0024】本実施の形態に係る研削砥石10は、基本
的には、以上のように構成されるものであり、次にその
動作並びに作用効果について説明する。
【0025】取付用孔部12、14を介して前記研削砥
石10を図示しない円筒研削盤の回転軸に装着し、図示
しない駆動源の駆動作用下に回動自在に軸支する。な
お、被研削物であるエンジンバルブは、図示しない保持
手段によって回転自在に保持されているとともに、図示
しない回転手段によって所定方向に回転可能に設けられ
ている。
【0026】図示しない回転手段の付勢作用下にエンジ
ンバルブが所定方向に回転している状態において、図示
しない駆動源の駆動作用下に研削砥石10を所定方向に
回転させ、さらに、図示しない変位手段を介して研削砥
石10を図3に示す矢印B方向に変位させることによ
り、研削を開始する。
【0027】先ず、図3並びに図4に示されるように、
大径の砥粒34aが固定された突起部20の第1研削面
38がエンジンバルブの軸部37の外周面に当接し突起
部20の形状に沿って荒研磨加工がなされ、さらに、矢
印B方向に対する変位量を増大させることにより、予め
設定されたエンジンバルブの全長寸法に対応させて該エ
ンジンバルブの軸部37の一端部が切断される(図5参
照)。
【0028】エンジンバルブの軸部37に対する切断加
工が終了した後、あるいは終了直前に、図5に示される
ように、突起部20の内壁面の段部28に形成された第
3研削面42が前記切断加工によって形成された軸部3
7の切断面48に当接し、該切断面48に対する研磨加
工がなされる。従って、研削砥石10の矢印B方向に対
する変位作用下に、前記軸部37の切断面48には、第
3研削面42に固定された小径の砥粒34cによって精
密仕上げ研磨加工が施される(図6参照)。
【0029】研削砥石10の第3研削面42が軸部37
の切断面48に当接した状態を保持しながら矢印B方向
に対する変位量をさらに増大させることにより、膨出部
22の曲面に形成された第2研削面40によって軸部3
7の外周面に対する溝加工が施される(図7参照)。前
記軸部37の外周面には、第2研削面40に固定された
中径の砥粒34bによって溝部50の研磨加工が施され
る。前記研磨加工によって、溝断面円弧状の環状溝から
なるいわゆるコッタ溝が形成される。
【0030】図7に示されるように、第2研削面40に
よる溝部50の研磨加工と略同時に、凹部26の傾斜面
36に形成された第4研削面44によって軸部37の端
部52に対する面取り研磨加工がなされる。前記軸部3
7の端部52には、第4研削面44に固定された小径の
砥粒34cによって、軸部37の端部52を水平軸に対
して約20度の傾斜角度に面取りする研磨加工が施され
る。
【0031】このように、本実施の形態に係る研削砥石
10では、該研削砥石10の矢印B方向への変位作用下
に、第1乃至第4研削面38、40、42、44によっ
て種々の研削加工が略同時に一工程内において、しか
も、要求される面粗度に対応して粒径が異なる複数の砥
粒34a〜34cが固定された複数の研削面38、4
0、42、44によって研削加工が行われる。従って、
本実施の形態では、従来技術と比較して研削工程が簡素
化され、作業効率を向上させるとともに、製造コストを
削減することができる。
【0032】また、本実施の形態に係る研削砥石10で
は、該研削砥石10を装着する研削装置が1台あればよ
いことから、2台の研削装置を必要とする従来技術と比
較して、設備投資並びに保守管理に要するコストを削減
することができる。
【0033】次に、他の実施の形態に係る研削砥石60
を図8に示す。なお、前記実施の形態と同一の構成要素
には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0034】この他の実施の形態に係る研削砥石60で
は、図2に示される研削砥石10と比較して外周面16
の平面18から半径外方向に向かって突出する突起部2
0aの長さLを約2分の1に短縮している。従って、第
1研削面38と第3研削面42とが相互に略直交する突
起部20aの壁面にそれぞれ連続して形成されることに
より、1工程における研削加工時間を短縮することがで
きる。
【0035】すなわち、図8に示される研削砥石60で
は、突起部20aの上面部30に形成された第1研削面
38による切断加工と前記上面部30に近接する略直交
面35に形成された第3研削面42による切断面の精密
仕上げ研磨加工とが同時に遂行されるため、研削加工時
間を短縮することが可能となる。
【0036】なお、その他の構成並びに作用効果は、図
2に示される研削砥石10と同一であるため、その詳細
な説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0038】すなわち、研削砥石の外周面に形成された
第1乃至第4研削面を介して、被研削物に対する切断加
工、切断面の研磨加工、溝部の研磨加工および端部の面
取り加工を一つの工程内において略同時に行うことがで
きる。従って、本発明では、従来技術のような第1およ
び第2複合工具からなる二つの工具によって二工程で行
っていた研削作業を一工程で遂行することが可能とな
り、研削工程を簡素化することにより作業効率を向上さ
せることができる。
【0039】また、本発明では、複数の工具を必要とし
ないため、設備投資および保守管理コストを削減するこ
とができる。この結果、製造コストを低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る研削砥石の一部省略
縦断面図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】エンジンバルブの軸部に研削砥石の第1研削面
が当接した状態を示す動作説明図である。
【図4】エンジンバルブの軸部を研削砥石の第1研削面
によって研削する状態を示す動作説明図である。
【図5】エンジンバルブの軸部の一端部が切断された状
態を示す動作説明図である。
【図6】エンジンバルブの軸部の切断面を研削砥石の第
3研削面によって研磨加工する状態を示す動作説明図で
ある。
【図7】研削砥石の第2研削面によって溝部の研磨加工
を行うとともに、第4研削面によって端部の面取り加工
を行う状態を示す動作説明図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る研削砥石の縦断
面部分拡大図である。
【図9】従来技術におけるエンジンバルブの製造方法を
示し、第1複合工具によってエンジンバルブの軸部を切
断する状態の説明図である。
【図10】従来技術におけるエンジンバルブの製造方法
を示し、第2複合工具によって切断面の研磨加工と溝部
の研磨加工を行う状態の説明図である。
【符号の説明】
10、60…研削砥石 11…砥石母材 16…外周面 18…平面 20、20a…突起部 22…膨出部 26…凹部 28…段部 30…上面部 32…壁面 33…曲面 34a〜34c
…砥粒 35…略直交面 36…傾斜面 37…軸部 38、40、4
2、44…研削面 48…切断面 50…溝部 52…端部
フロントページの続き (72)発明者 畑中 浩二 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C049 AA03 AA04 AA09 AA15 CA01 CA02 CB03 CB04 CB05 CB08 CB10 3C063 AA02 AB03 AB05 BA40 BB07 BB21 BG03 BG07 EE01 FF23 FF30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に複数の研削面が形成された円筒形
    の研削砥石であって、 前記研削砥石の軸線に対する略平行面に形成され、被研
    削物を軸線と略直交する方向に切断加工する第1研削面
    と、 前記第1研削面から所定間隔離間して形成され、被研削
    物の外周面に対して溝部を研磨加工する第2研削面と、 前記研削砥石の軸線に対する略直交面に形成され、前記
    第1研削面によって切断された切断面を研磨加工する第
    3研削面と、 前記研削砥石の軸線に対する傾斜面に形成され、被研削
    物の端部の面取り加工を行う第4研削面と、 を備えることを特徴とする研削砥石。
  2. 【請求項2】外周面に複数の研削面が形成された円筒形
    の研削砥石であって、 被研削物を軸線と略直交する方向に切断加工する第1研
    削面が形成された突起部と、 前記突起部から所定間隔離間し、被研削物の外周面に対
    して溝部を研磨加工する第2研削面が形成された断面円
    弧状の膨出部と、 前記第1研削面と略直交する前記突起部の側壁部に設け
    られ、該第1研削面によって切断された切断面を研磨加
    工する第3研削面が形成された段部と、 前記突起部と前記膨出部との間に形成され、被研削物の
    端部の面取り加工を行う第4研削面が形成された傾斜面
    と、 を備えることを特徴とする研削砥石。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の研削砥石におい
    て、 前記第1研削面には大径の砥粒が固着され、前記第2研
    削面には中径の砥粒が固着され、前記第3研削面および
    前記第4研削面には小径の砥粒が固着されていることを
    特徴とする研削砥石。
  4. 【請求項4】請求項3記載の研削砥石において、 前記大径の砥粒は、100番〜120番の範囲内の粒度
    からなり、前記中径の砥粒は、200番〜230番の範
    囲内の粒度からなり、前記小径の砥粒は、270番〜3
    25番の範囲内の粒度からなることを特徴とする研削砥
    石。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の研
    削砥石において、 前記第1研削面と前記第3研削面は、相互に略直交する
    突起部の壁面にそれぞれ連続して形成され、前記第1研
    削面による切断加工と前記第3研削面による切断面の研
    磨加工とが同時に行われることを特徴とする研削砥石。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の研
    削砥石において、 前記研削砥石を構成する砥石母材は、一体成形によって
    形成されることを特徴とする研削砥石。
  7. 【請求項7】外周面に複数の研削面が形成された円筒形
    の研削砥石によって被研削物を研削するための方法であ
    って、 前記研削砥石の軸線に対する略平行面に形成された第1
    研削面によって、被研削物を軸線と略直交する方向に切
    断する切断加工が行われ、 前記研削砥石の軸線に対する略直交面に形成された第3
    研削面によって、前記第1研削面によって切断された切
    断面を研磨する研磨加工が行われ、 前記第1研削面から所定間隔離間して形成された第2研
    削面によって、被研削物の外周面に対して溝部を研磨す
    る研磨加工が行われるとともに、前記研削砥石の軸線に
    対する傾斜面に形成された第4研削面によって、被研削
    物の端部の面取り加工が行われ、 前記切断加工、前記切断面の研磨加工、前記溝部の研磨
    加工および前記端部の面取り加工が一つの工程内におい
    て略同時に遂行されることを特徴とする研削方法。
JP10197804A 1998-07-13 1998-07-13 研削砥石および研削方法 Pending JP2000024930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197804A JP2000024930A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 研削砥石および研削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197804A JP2000024930A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 研削砥石および研削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000024930A true JP2000024930A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16380635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10197804A Pending JP2000024930A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 研削砥石および研削方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000024930A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5260812B1 (ja) * 2012-05-15 2013-08-14 日鍛バルブ株式会社 丸棒材の両端面加工方法
CN106239315A (zh) * 2016-09-30 2016-12-21 浙江德福精密驱动制造有限公司 一种用于三销轴叉台阶轴的磨削装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5260812B1 (ja) * 2012-05-15 2013-08-14 日鍛バルブ株式会社 丸棒材の両端面加工方法
KR101307958B1 (ko) * 2012-05-15 2013-09-12 니탄 밸브 가부시키가이샤 환봉재의 양단면 가공 방법
WO2013171845A1 (ja) * 2012-05-15 2013-11-21 日鍛バルブ株式会社 丸棒材の両端面加工方法
EP2700472A1 (en) * 2012-05-15 2014-02-26 Nittan Valve Co., Ltd. Method for processing both end faces of round bar
US8882566B2 (en) 2012-05-15 2014-11-11 Nittan Valve Co., Ltd. Method of machining opposite ends of rod members
EP2700472A4 (en) * 2012-05-15 2015-01-21 Nittan Valva PROCESS FOR PROCESSING BOTH HEADS OF ROUND BARS
CN106239315A (zh) * 2016-09-30 2016-12-21 浙江德福精密驱动制造有限公司 一种用于三销轴叉台阶轴的磨削装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2601015B1 (en) Abrasive tool and a method for finishing complex shapes in workpieces
JP5034951B2 (ja) 砥石修正装置
US8647176B2 (en) Method and apparatus for grinding a workpiece surface of rotation
JP2826010B2 (ja) カム等を研削する方法
EP1839809B1 (en) Grinding method and grinding machine
US6769842B2 (en) Cutter plate and milling tool
JPH1080849A (ja) 半導体ウェーハ縁部の材料研削加工方法
JP2006247835A (ja) 超砥粒加工工具およびその使用方法
JP2000024930A (ja) 研削砥石および研削方法
JP3848779B2 (ja) 内面研削装置
JP2000024931A (ja) 研削砥石および研削方法
JP2007320008A (ja) カム研削盤及びカム研削方法
JP2004237406A (ja) 微細溝加工方法
JP2002283203A (ja) 面取り加工兼用荒摺り複合砥石および光学素子の加工方法
JP6629453B2 (ja) 研削加工物の製法
JPH10202492A (ja) 鋳物のシール面の加工方法及びその方法に使用される砥石
JPH10128647A (ja) バリ取り方法及び該バリ取り方法に使用する研削砥石のバリ取り構造
JPS60172453A (ja) エンジンバルブ軸端加工方法
JP2003165011A (ja) 非円形形状部の加工方法
JP4395782B2 (ja) バリ取り装置及びバリ取り方法
JP2005342830A (ja) 光学部材の球面創成加工方法及びその装置
JPS5835412Y2 (ja) ダイヤモンド、cbnホ−ニング砥石の調整用工具
JP2004202656A (ja) 研磨用ポリッシャのツルーイング方法
JP4342391B2 (ja) 研削加工物の形成方法
JP2564163Y2 (ja) カエリ取り加工を可能とした超仕上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302