JP2000024925A - サンドブラスト装置 - Google Patents

サンドブラスト装置

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JP2000024925A
JP2000024925A JP19576998A JP19576998A JP2000024925A JP 2000024925 A JP2000024925 A JP 2000024925A JP 19576998 A JP19576998 A JP 19576998A JP 19576998 A JP19576998 A JP 19576998A JP 2000024925 A JP2000024925 A JP 2000024925A
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processing
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processing substrate
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JP19576998A
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Koichi Asahi
晃一 旭
Takeo Amanuma
武男 天沼
Hide Kurosawa
秀 黒澤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDPの背面板の障壁のサンドブラスト処理
等に用いられるサンドブラスト装置において、処理基板
のサイズに対応して、自動的に、ブラストノズルの位置
を所定範囲内に制御して、移動させてサンドブラスト処
理を行うことができるサンドブラスト装置を提供する。 【解決手段】 処理室内において、ブラストノズル位置
を移動させ、且つ、処理基板に対し、処理基板の処理面
側に設けられたマスクを介して、高圧空気により研磨砂
をブラストノズルから吹き付けて、処理基板上の表面物
質を選択的に切削除去するサンドブラスト装置であっ
て、処理基板のサイズを自動的に、実質的に測定する基
板サイズ測定部と、基板サイズ測定部により測定された
データ値に基づき、自動的にブラストノズル位置の移動
範囲の設定を行い、処理基板のサイズに合わせて、ブラ
スト処理を行えるように処理基板を搬送させる処理基板
搬送制御部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビーズ等の
研磨砂の粉末を高圧空気を用いて噴射させてサンドブラ
スト処理を行うサンドブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネル(以
下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量で
あること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が
広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2
枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一
対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体と
するガスを封入した構造となっている。そして、これら
の電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放
電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を
行うようにしている。特に情報表示をするためには、規
則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
【0003】ここで、PDPの構成を、図6に示すAC
型PDPの1例を挙げて説明しておく。図6はPDP構
成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス
基板710)、背面板(ガラス基板720)とを実際よ
り離して示してある。図6に示すように、2枚のガラス
基板710、720が互いに平行に且つ対向して配設さ
れており、両者は背面板となるガラス基板720上に互
いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)730
により、一定の間隔に保持されている。前面板となるガ
ラス基板710の背面側には、放電維持電極である透明
電極740とバス電極である金属電極750とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、
誘電体層760が形成されており、更にその上に保護層
(MgO層)770が形成されている。また、背面板と
なるガラス基板720の前面側には前記複合電極と直交
するように障壁730間に位置してアドレス電極780
が互いに平行に形成されており、更に障壁730の壁面
とセル底面を覆うように螢光体790が設けられてい
る。障壁730は放電空間を区画するためのもので、区
画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合
電極間に交流電圧を印加して、放電させる構造である。
この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数
に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫
外線により螢光体790を発光させ、前面板を透過する
光を観察者が視認できるものである。なお、DC型PD
Pにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造
を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同じ
である。また、図6に示すものは、ガラス基板720の
一面に下地層767を設けその上に誘電体層765を設
けた構造となっているが、下地層767、誘電体層76
5は必ずしも必要としない。
【0004】そして、従来、上記PDPに使用する背面
板の障壁の形成方法としては、ガラス基板上に障壁形成
材料を障壁パターン形状に、スクリーン印刷にて複数回
繰り返して重ねて印刷して所要の高さに積み上げ、乾燥
させる第1の方法(スクリーン印刷法と呼ばれる)、あ
るいは、ガラス基板上に障壁形成材料を全面に塗布した
後、塗布面上にサンドブラストに耐性を有するレジスト
を所定形状にパターニング形成し、該レジストをマスク
としてサンドブラストにより障壁形成材料を所定形状に
形成する第2の方法(サンドブラスト法と呼ばれる)が
採られていた。しかし、上記第1の方法によるPDPに
使用する背面板の障壁形成においては、障壁としての所
定の厚さを得るには、数回〜10数回程度のペーストの
スクリーン印刷が必要で手間がかかる上に、印刷精度の
管理が必要となり、品質的にも満足のいくものを得るこ
とが難しく、現在では、第2の方法が主流となってい
る。
【0005】ここで、第2の方法(サンドブラスト法)
による障壁の形成の1例を図5に挙げて、サンドブラス
ト法による障壁形成方法を、更に説明しておく。図5
(a)に示すように、ガラス基板610の一面上に下引
き層620を介して電極配線630を形成した後、該電
極配線630上に、ガラス基板610面を覆うように、
更に、誘電体層650を形成する。次いで、誘電体層6
50上全面に、障壁形成用の低融点ガラスペーストから
なる加工用素材660を塗布した(図5(b))後、加
工用素材660上に、サンドブラスト処理に耐性のある
感光性のレジスト640を配設し(図5(c))、次い
で、形成する障壁の形状に対応した所定形状の絵柄を有
するフォトマスクを用いて、レジスト640の所定領域
のみを露光し、これを現像して、所定形状にパターン化
する。(図5(d)) そして、レジスト640を加工用素材660をサンドブ
ラスト処理する際のマスクとして、サンドブラスト処理
を行い、マスクから露出している加工用素材660のみ
を切削して、所定の形状にする。(図5(e)) この後、レジスト640を除去して、焼成処理を施して
障壁660Aを誘電体層650上に形成する。(図5
(f))
【0006】第2の方法によるPDPに使用する背面板
となるガラス基板への障壁形成においては、ガラス基板
上に塗膜された障壁形成用材料をサンドブラストに耐性
のあるマスクで覆い、複数本のノズルからガラスビーズ
等の研磨砂を高圧空気にて吹きつけ、マスクから露出し
た部分を選択的に切削して障壁を形成していた。通常、
図4に示すような、支持するシャフト311を介してブ
ラストノズル310は処理室305内に入れられ、シャ
フト311を処理室305の天井391に設けられたス
リット395に沿い移動させることにより、ブラストノ
ズル位置を移動するサンドブラスト装置を用いて、各種
サイズの処理基板をサンドブラスト処理していた。しか
し、この装置の場合、処理基板のサイズによっては、研
磨砂が処理基板に当たることもなく、効率的な研磨砂の
使用とは言えず、また、ブラストノズルの位置の移動
は、処理基板のサイズよりも大きな移動となる場合があ
り、作業性の面でも問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、PDP
に使用する背面板の障壁形成をサンドブラスト法により
行う場合、効率的な研磨砂の使用ができ、且つ、作業性
の面でも効率的なサンドブラスト装置が求められてい
た。本発明は、これに対応するもので、処理基板のサイ
ズに対応して、自動的に、ブラストノズルの位置を所定
範囲内に制御して、移動させてサンドブラスト処理を行
うことができるサンドブラスト装置を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサンドブラスト
装置は、処理室内において、ブラストノズル位置を移動
させ、且つ、処理基板に対し、処理基板の処理面側に設
けられたマスクを介して、高圧空気により研磨砂をブラ
ストノズルから吹き付けて、処理基板上の表面物質を選
択的に切削除去するサンドブラスト装置であって、処理
基板のサイズを自動的に、実質的に測定する基板サイズ
測定部と、基板サイズ測定部により測定されたデータ値
に基づき、自動的にブラストノズル位置の移動範囲の設
定を行い、処理基板のサイズに合わせて、ブラスト処理
を行えるように処理基板を搬送させる処理基板搬送制御
部とを備えたことを特徴とするものである。そして、上
記において、基板サイズ測定部は、処理室内において、
ラインセンサー等の位置検出センサーを用い、処理基板
の、ブラストノズルの移動方向にほぼ直交する対向する
2辺、あるいは該2辺付近に設けられたマークを、それ
ぞれ、検出して、処理基板のサイズを実質的に測定する
ものであることを特徴とするものであり、また基板サイ
ズ測定部は、処理室外において、処理基板の搬送移動方
向にほぼ直交する方向にライン状に、複数のセンサーを
それぞれ所定位置に置いた位置検出センサーを用い、処
理時のブラストノズルの移動方向にほぼ直交する、処理
基板の対向する2辺のおおよその間隔を検出して、処理
基板のサイズを実質的に測定するものであることを特徴
とするものである。そしてまた、上記において、処理基
板搬送制御部は、基板サイズ測定部により測定されたデ
ータ値に基づき、ノズルの移動に対応して回転し、且つ
回転数に対応したパルス数を受けるロータリーエンコー
ダを用い、ブラストノズル位置の移動範囲を制御して、
ブラストノズルの搬送を行うものであることを特徴とす
るものである。また、上記において、支持するシャフト
を介してブラストノズルは処理室内に入れられ、シャフ
トを処理室の天井に設けられたスリットに沿い移動させ
ることにより、ブラストノズル位置を移動するものであ
ることを特徴とするものである。また、上記において、
処理基板がプラズマディスプレイ用の基板であることを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明のサンドブラスト装置は、このような構
成にすることにより、効率的な研磨砂の使用ができ、且
つ、作業の効率化を可能としている。具体的には、処理
室内において、ブラストノズル位置を移動させ、且つ、
処理基板に対し、処理基板の処理面側に設けられたマス
クを介して、高圧空気により研磨砂をブラストノズルか
ら吹き付けて、処理基板上の表面物質を選択的に切削除
去するサンドブラスト装置であって、処理基板のサイズ
を自動的に、実質的に測定する基板サイズ測定部と、基
板サイズ測定部により測定されたデータ値に基づき、自
動的にブラストノズル位置の移動範囲の設定を行い、処
理基板のサイズに合わせて、ブラスト処理を行えるよう
に処理基板を搬送させる処理基板搬送制御部とを備えた
ことにより、これを達成している。更に具体的には、基
板サイズ測定部は、処理室内において、ラインセンサー
等の位置検出センサーを用い、処理基板の、ブラストノ
ズルの移動方向にほぼ直交する対向する2辺、あるいは
該2辺付近に設けられたマークを、それぞれ、検出し
て、処理基板のサイズを実質的に測定するもの、また
は、基板サイズ測定部は、処理室外において、処理基板
の搬送移動方向にほぼ直交する方向にライン状に、複数
のセンサーをそれぞれ所定位置に置いた位置検出センサ
ーを用い、処理時のブラストノズルの移動方向にほぼ直
交する、処理基板の対向する2辺のおおよその間隔を検
出して、処理基板のサイズを実質的に測定するものであ
り、且つ、処理基板搬送制御部が、基板サイズ測定部に
より測定されたデータ値に基づき、ノズルの移動に対応
して回転し、且つ回転数に対応したパルス数を受けるロ
ータリーエンコーダを用い、ブラストノズル位置の移動
範囲を制御して、ブラストノズルの搬送を行うものであ
ることにより、これを達成している。特に、PDPの背
面板の障壁形成に用いられる、支持するシャフトを介し
てブラストノズルは処理室内に入れられ、シャフトを処
理室の天井に設けられたスリットに沿い移動させる方式
のサンドブラスト装置にも、適用でき、研磨砂の効率的
な使用、作業の効率化が期待できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のサンドブラスト装置の実
施の形態を挙げ、図に基づいて説明する。図1は本発明
のサンドブラスト装置の実施の形態の第1の例の特徴部
を簡略化して示した構成図で、図2は図1に示すサンド
ブラスト装置の概略断面図で、図3(a)は実施の形態
の第2の例の特徴部を簡略化して示した構成図で、図3
(b)はその一部断面図である。尚、図2は全体構成を
分かり易くするため図1に示す駆動部や位置検出部等を
省略して示してある。図1は図2(a)のB1側からみ
た図で、図2(b)も図2(a)のB1側からみた一部
を示した図で、図3(b)は図3(a)のC1−C2に
から見た概略図である。図1、図2では、説明を分かり
易くするため、ブラストノズル110を1つ示したが、
実際は、複数個のブラストノズルを用いている。図1〜
図3中、100はサンドブラスト装置、105は処理
室、110はブラストノズル、111はシャフト(研磨
砂配管でもある)、113はシャフト固定部、115は
シャフト搬送部、117は吹き出し口部、118は研磨
砂、120は搬送プレート、121はベアリング部、1
30はスライドウエイ、170は搬送ロール、180は
基板、181は辺、190は処理室壁部、191は天
井、195はスリット、210は計測部、211は位置
検出器、215はセンサー、220は演算処理部、23
0は制御部、240は駆動部、241はモータ、243
は回転ネジ、245は移動部、250は(ライン状の)
位置センサー、251〜258はセンサーである。
【0011】先ず、実施の形態の第1の例を説明する。
本例は、図2に示すように、支持するシャフト111を
介してブラストノズル110を処理室105内に入れ、
該シャフト110を処理室105の天井191に設けら
れた、ブラストノズルを固定するシャフトを移動するた
めのスリット195に沿い、繰り返し往復移動させなが
ら、ブラストノズル位置を移動させ、且つ、マスクを介
して高圧空気により研磨砂をブラストノズルから吹き付
けて、処理基板上の表面物質を選択的に切削除去するサ
ンドブラスト装置であり、PDPの背面板の障壁形成等
のサンドブラスト処理に用いられる装置である。そし
て、処理室内にセットされた、処理基板のサイズを自動
的に、実質的に測定する基板サイズ測定部と、基板サイ
ズ測定部により測定されたデータ値に基づき、自動的に
ブラストノズル位置の移動範囲の設定を行い、処理基板
のサイズに合わせて、ブラスト処理を行えるように処理
基板を搬送させる処理基板搬送制御部とを備えたもので
ある。図1に示す構成図では、位置検出器211、セン
サー215からなる計測処理部210と演算処理部22
0とを合わせたものが、基板サイズ測定部で、制御部2
30と、モータ241、回転ねじ243、移動部245
等からなる駆動部240を合わせたものが処理基板搬送
制御部に相当する。
【0012】図1に基づき、処理基板のサイズの自動検
出と、ブラストノズル110の位置の移動範囲の制御
を、以下、簡単に説明する。まず、図1に示すように、
所定の位置に置かれた処理基板180に対し、サンドブ
ラスト処理を行う前、即ち、研磨砂をノズルから噴出さ
せる前に、予め、ブラストノズルを処理基板よりも大き
い所定幅A1で移動させ、ブラストノズル110と一体
として移動するセンサー215により、センサー215
が所定の位置P1、P2において、それぞれ、処理基板
180の一方の辺181の位置を検出する。そして、検
出位置は、位置検出器211にて把握される。尚、ここ
で言う処理基板の辺位置とは、辺部のエッジ位置あるい
は、辺部に近い位置に設けた検出用マークの位置で、実
質的に辺181の位置に代用できるものである。本例の
場合は、位置検出器211として、ロータリーエンコー
ダーを回転ネジ243に備えており、回転ネジの243
の回転数に対応したパルスの数により、ブラストノズル
110の位置を把握するものである。このようにして、
ブラストノズル110の移動方向に、ほぼ直交に交叉す
る処理基板180の辺の位置が検出される。即ち、処理
基板180のサイズが実質的に測定される。次いで、こ
のようにして得られた、処理基板180の2辺の位置情
報をもとに、演算処理部にて、演算処理し、ブラストノ
ズル110の移動範囲を設定する。そして、この設定に
基づき、サンドブラスト処理を行う際には、制御部23
0は駆動部の駆動動作を制御して、スライドウエイ13
0に沿う、即ち図2に示す、処理室105のスリット1
95に沿う方向に、所定の範囲内を往復移動させる。こ
の際の、ブラストノズル110の位置管理は、本例で
は、ロータリーエンコーダ211を用いているが、他の
位置管理システムを用いても良い。このようにして、処
理室(図2の105)内の所定の位置に処理基板180
を投入すれば、自動で処理基板180のサイズを実質的
に測定し、これに対応した、ブラストノズル110の位
置移動範囲を設定し、さらに設定に対応したブラストノ
ズル110の搬送を行うことができる。
【0013】センサー215として、種々あり、特に限
定はされないが、例えば、フォトセンサー、ラインセン
サー等が挙げられる。ラインセンサーを、ブラストノズ
ル110の移動方向に配設した場合には、画素間で信号
の差が大の箇所が辺位置として検出される。
【0014】ここでは、センサー215をブラストノズ
ル110の移動と一体的に移動させて、辺181位置を
検出する例を挙げたが、特に、これに限定はされない。
また、位置検出器211として、ロータリーエンコーダ
を挙げたが、これに限定はされない。例えばレーザー系
による位置管理システムを用いても良い。
【0015】また、パルスモータを駆動部に用いて、位
置検出を行い、且つ、駆動部を制御する構成でも良い。
【0016】尚、図2(a)中、搬送プレート120
は、精密研磨されたベアリング121と一体で、シャフ
ト搬送部115を一体的に支持するもので、スライドウ
エイ130に沿い移動することにより、シャフト搬送部
115に支持されたシャフト111をスリット195に
沿い移動させるものである。また、スライドウエイ13
0は、天井191に固定されているが、特にこれに限定
はされなく、他に固定しても良い。
【0017】次いで、本発明のサンドブラスト装置の実
施の形態の第2の例を挙げる。本例は、図1に示す第1
の例のサンドブラスト装置とは、基板サイズ測定部が異
なるもので、処理室105の外で基板サイズ測定を行う
ものである。そして、本例は、基板サイズ測定部以外の
各部については、第1の例と同じで、図2に示すよう
に、支持するシャフト111を介してブラストノズル1
10を処理室105内に入れ、該シャフト110を処理
室105の天井191に設けられた、ブラストノズルを
固定するシャフトを移動するためのスリット195に沿
い、繰り返し往復移動させながら、ブラストノズル位置
を移動させ、且つ、マスクを介して高圧空気により研磨
砂をブラストノズルから吹き付けて、処理基板上の表面
物質を選択的に切削除去するサンドブラスト装置であ
り、処理室内にセットされた、処理基板のサイズを自動
的に、実質的に測定する基板サイズ測定部と、基板サイ
ズ測定部により測定されたデータ値に基づき、自動的に
ブラストノズル位置の移動範囲の設定を行い、処理基板
のサイズに合わせて、ブラスト処理を行えるように処理
基板を搬送させる処理基板搬送制御部とを備えたもので
ある。そして、第1の例と同様、PDP用の基板のサン
ドブラスト処理に用いられる。
【0018】以下、図3を基に、本例の特徴部である基
板サイズ測定部と、その動作のみを簡単に説明してお
く。図3に示す構成図で、処理室105の外側の処理基
板投入部において、複数のセンサー(251〜258に
相当)を、処理基板の進行方向にほぼ垂直の方向の、所
定の位置においた(ライン状の)位置センサー250
と、(ライン状の)位置センサー250からの信号を処
理する計測部210とを合わせたもの、あるいはこれに
演算処理部220をあわせたものが基板サイズ測定部に
相当する。尚、図3では、説明を分かり易くするために
センサー251〜258と8個としたが、個数はこれに
限定されない。本例の場合、図3(b)に示すように、
処理室105への入口付近の外側に、処理基板180の
進行方向(図3(a)の太線矢印方向)にほぼ垂直の方
向の、所定の位置にセンサー251〜258をライン状
に並べている。本例では、処理基板面上にあるセンサー
はON状態となり、処理基板面上にないセンサーはOF
Fとなるように設定しておくもので、図3(b)のよう
に処理基板180が通過する際、センサー253、25
4、255、256はON、センサー251、252、
257、258はOFFとなる。これより、各センサー
の位置と各センサーのON、OFF状態から、計測部2
10、演算処理220等により、処理基板のサイズのお
およその範囲を知ることができる。このようにして、実
質的に把握された処理基板のサイズのデータや、ブラス
トノズルの位置検出器211のデータに基づき、制御部
230が、駆動部240を駆動させて、ブラストノズル
110を、処理基板180のサイズに合った所定の動作
範囲において動作させる。尚、センサー251〜258
として、種々あり、特に限定はされないが、例えば、フ
ォトセンサー、ラインセンサー等が挙げられる。また、
本例では、位置検出器211と、制御部230と、図2
に示すモータ241、回転ねじ243、移動部245等
からなる駆動部240を合わせたものが処理基板搬送制
御部に相当する。また、基板サイズ測定部以外の各部
は、第1の例の場合と同じで、説明を省略する。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記のように、ブラストノズ
ル位置を移動させ、且つ、処理基板に対し、処理基板の
処理面側に設けられたマスクを介して、高圧空気により
研磨砂をブラストノズルから吹き付けて、処理基板上の
表面物質を選択的に切削除去するサンドブラスト装置に
おいて、処理基板のサイズに対応して、自動的に、ブラ
ストノズルの位置を所定範囲内に制御して、移動させて
サンドブラスト処理を行うことができるサンドブラスト
装置の提供を可能とした。そして、これにより、効率的
な研磨砂の使用ができ、且つ、作業の効率化を可能とし
た。特に、PDPに使用する背面板の障壁等をサンドブ
ラスト法にて形成する際の、サンドブラスト装置に本発
明を適用した場合には、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンドブラスト装置の実施の形態の第
1の例の特徴部を簡略化して示した構成図
【図2】実施の形態の第1の例の概略断面図
【図3】本発明のサンドブラスト装置の実施の形態の第
2の例を示した概略図
【図4】従来のサンドブラスト装置を説明するための図
【図5】サンドブラスト処理による障壁の形成を説明す
るための図
【図6】PDP基板を説明するための図
【符号の説明】
100 サンドブラスト装置 105 処理室 110 ブラストノズル 111 シャフト(研磨砂配管で
もある) 113 シャフト固定部 115 シャフト搬送部 117 吹き出し口部 118 研磨砂 120 搬送プレート 121 ベアリング 130 スライドウエイ 170 搬送ロール 180 基板 181 辺 190 処理室壁部 191 天井 195 スリット 210 計測部 211 位置検出器 215 センサー 220 演算処理部 230 制御部 240 駆動部 241 モータ 243 回転ネジ 245 移動部 250 (ライン状の)位置センサ
ー 251〜258 センサー 305 処理室 310 ノズル 311 シャフト 313 シャフト固定部 315 シャフト搬送部 320 遮蔽部材 370 搬送ロール 380 ガラス基板(背面板) 390 サンドブラスト処理室壁
部 391 天井 395 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒澤 秀 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA09 5C040 DD09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内において、ブラストノズル位置
    を移動させ、且つ、処理基板に対し、処理基板の処理面
    側に設けられたマスクを介して、高圧空気により研磨砂
    をブラストノズルから吹き付けて、処理基板上の表面物
    質を選択的に切削除去するサンドブラスト装置であっ
    て、処理基板のサイズを自動的に、実質的に測定する基
    板サイズ測定部と、基板サイズ測定部により測定された
    データ値に基づき、自動的にブラストノズル位置の移動
    範囲の設定を行い、処理基板のサイズに合わせて、ブラ
    スト処理を行えるように処理基板を搬送させる処理基板
    搬送制御部とを備えたことを特徴とするサンドブラスト
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、基板サイズ測定部
    は、処理室内において、ラインセンサー等の位置検出セ
    ンサーを用い、処理基板の、ブラストノズルの移動方向
    にほぼ直交する対向する2辺、あるいは該2辺付近に設
    けられたマークを、それぞれ、検出して、処理基板のサ
    イズを実質的に測定するものであることを特徴とするサ
    ンドブラスト装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、基板サイズ測定部
    は、処理室外において、処理基板の搬送移動方向にほぼ
    直交する方向にライン状に、複数のセンサーをそれぞれ
    所定位置に置いた位置検出センサーを用い、処理時のブ
    ラストノズルの移動方向にほぼ直交する、処理基板の対
    向する2辺のおおよその間隔を検出して、処理基板のサ
    イズを実質的に測定するものであることを特徴とするサ
    ンドブラスト装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、処理基板搬
    送制御部は、基板サイズ測定部により測定されたデータ
    値に基づき、ノズルの移動に対応して回転し、且つ回転
    数に対応したパルス数を受けるロータリーエンコーダを
    用い、ブラストノズル位置の移動範囲を制御して、ブラ
    ストノズルの搬送を行うものであることを特徴とするサ
    ンドブラスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし5において、支持するシ
    ャフトを介してブラストノズルは処理室内に入れられ、
    シャフトを処理室の天井に設けられたスリットに沿い移
    動させることにより、ブラストノズル位置を移動するも
    のであることを特徴とするサンドブラスト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5において、処理基板が
    プラズマディスプレイ用の基板であることを特徴とする
    サンドブラスト装置。
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