JP2000024373A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000024373A
JP2000024373A JP10197078A JP19707898A JP2000024373A JP 2000024373 A JP2000024373 A JP 2000024373A JP 10197078 A JP10197078 A JP 10197078A JP 19707898 A JP19707898 A JP 19707898A JP 2000024373 A JP2000024373 A JP 2000024373A
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Japan
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washing
motor
dewatering tub
tub
water
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JP10197078A
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English (en)
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Sunao Asami
直 朝見
Shoichi Matsui
正一 松井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽の回転駆動時に、泡による起動
不良を検知し回避する洗濯機において、水受け槽と洗濯
兼脱水槽の隙間に泡が充満したことを精度よく判定し泡
対策をとることで、モータを保護し、異常終了を回避す
るとともに、所定のすすぎ・脱水性能を確保する。 【解決手段】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽または撹拌翼をモータ13により駆動し、モータ
13を駆動するときの電流を電流検知手段28により検
知するとともに、モータ13の回転数を回転数検知手段
により検知し、電流検知手段28の出力信号を制御手段
19に入力し回転数検知手段の検知結果を基にモータ1
3などの動作を制御する。制御手段19は、洗濯兼脱水
槽を駆動する脱水時に、電流検知手段28で検知した電
流が所定時間の間第1の値以上となった場合に異常状態
と判定して修正シーケンスに移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽の回
転駆動時に、泡による起動不良を検知し回避する洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機は図12に示すような構成
をしている。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、洗濯機外枠1は、4本の
吊り棒2により水受け槽3を吊り下げている。洗濯兼脱
水槽4は外周部全面に多数の通水孔5を設け、水受け槽
3内に回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の底部に
攪拌翼6を回転自在に配設している。モータ7は減速装
置8を介して攪拌翼6および洗濯兼脱水槽4を駆動す
る。
【0004】排水弁9は洗濯兼脱水槽4内の水を排水ホ
ース10を通して排水し、給水弁11は洗濯兼脱水槽4
内に給水するものである。制御装置12はモータ7、排
水弁9、給水弁11等の動作を制御し、洗い、すすぎ、
脱水等の一連の行程を逐次制御する。
【0005】上記構成において動作を説明すると、洗い
行程では、給水弁11より給水を行い、洗濯兼脱水槽4
および撹拌翼6を切り換えて駆動することにより、洗濯
兼脱水槽4内に投入された衣類に機械力を加えて洗浄を
行う。すすぎ行程においても、排水弁9による排水をは
さんで同様の動作を行う。脱水行程においては、洗濯兼
脱水槽4は、高速で回転駆動され、洗濯兼脱水槽4内の
衣類は遠心脱水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
において、洗い行程の後に排水を行い中間脱水を行う際
に、排水ホース10の高さや長さ等によって排水条件が
悪い場合は、遠心脱水時に通水孔5より排出された洗濯
液が洗濯兼脱水槽4の底面付近まで溜ってしまう。この
ため、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の底面間で洗剤液は
かき混ぜられ、洗濯液から大量の泡が発生する。
【0007】やがてこの泡は水受け槽3と洗濯兼脱水槽
4の隙間に充満し、洗濯兼脱水槽4の回転駆動時の大き
な抵抗となる。これが原因で洗濯兼脱水槽4は所定の回
転数に達しなくなるという問題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙間に泡が充満したこと
を精度よく判定し泡対策をとることで、モータを保護
し、異常終了を回避するとともに、所定のすすぎ・脱水
性能を確保することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽内に攪拌翼を回転自在に配設し、洗濯兼脱水槽また
は撹拌翼をモータにより駆動し、モータを駆動するとき
のトルクをトルク検知手段により検知するとともにモー
タの回転数を回転数検知手段により検知し、トルク検知
手段の出力信号を制御手段に入力し回転数検知手段の検
知結果を基にモータなどの動作を制御する。制御手段
は、洗濯兼脱水槽を駆動する脱水時に、トルク検知手段
で検知したトルクが所定時間の間第1の値以上となった
場合に異常状態と判定して修正シーケンスに移行するよ
うに構成したものである。
【0010】これにより、水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙
間に泡が充満したことを精度よく判定し泡対策をとるこ
とができ、モータを保護し、異常終了を回避できるとと
もに、所定のすすぎ・脱水性能を確保することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽内に回転自在に配設した攪拌翼と、前
記洗濯兼脱水槽または前記撹拌翼を駆動するモータと、
前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記モータ
を駆動するときのトルクを検知するトルク検知手段と、
前記モータの回転数を検知する回転数検知手段と、前記
トルク検知手段の出力信号を入力し前記回転数検知手段
の検知結果を基に前記モータなどの動作を制御する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼脱水槽を駆
動する脱水時に、前記トルク検知手段で検知したトルク
が所定時間の間第1の値以上となった場合に異常状態と
判定して修正シーケンスに移行するように構成したもの
であり、水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙間に泡が充満した
ことを精度よく判定することができ、修正シーケンスに
移行することにより泡対策をとることができ、モータを
保護し、異常終了を回避できるとともに、所定のすすぎ
・脱水性能を確保することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、洗濯兼脱水槽の回転
立ち上げ時に、トルクが第1の値より大きい第2の値以
下となるようにモータの回転数の上昇度合いを制御する
ようにしたものであり、減速装置への負担を軽減し耐久
性を向上できる。また、電流値を常に所定値以下にでき
るため、モータや回路の安全性も向上できる。
【0013】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、回転数検知手段で検
知した回転数が所定の回転数以上のとき、異常状態と判
定するようにしたものであり、低回転数時に洗濯兼脱水
槽内の洗濯物のアンバランスによってトルク出力が同様
の動作を起こした場合の誤検知を防ぐことができ、泡起
動不良による検知精度を向上できる。
【0014】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、修正シーケンスは、水受け槽
内または洗濯兼脱水槽内に給水を行うように構成したも
のであり、泡起動不良と判断された場合には、給水する
ことで水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙間に充満した泡を洗
濯兼脱水槽内に追い出して泡対策をとることができ、ま
た、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に含まれる洗濯液の洗剤濃
度を低くすることで、つぎの脱水行程時での泡起動不良
を防止することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、修正シーケンスは、水受け槽
内または洗濯兼脱水槽内に給水し、撹拌翼をモータで駆
動するように構成したものであり、撹拌翼を駆動して撹
拌を行うことで、給水された水に洗剤分をより多く含ま
せてから排水することができ、脱水時の泡立ちを最小限
にすることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、修正シーケンスは、洗濯兼脱
水槽を回転駆動しながら水受け槽内または洗濯兼脱水槽
内に給水を行うように構成したものであり、洗濯兼脱水
槽を回転しながら給水することで、洗濯物に水をまんべ
んなく作用できるため、洗剤分を効果的に排出すること
ができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、報知動作を行う報知手段を備
え、制御手段は、複数回異常状態と判定したときに報知
手段により異常報知するようにしたものであり、複数回
異常状態と判定したときは、消泡は困難として異常報知
により使用者に知らせることができる。
【0018】請求項8に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、運転コースなどを設定する入力設
定手段を備え、制御手段は、前記入力設定手段の特殊操
作により、所定時間を変えられるようにしたものであ
り、水受け槽内の脱水時泡立ち性能に応じた適切な判定
が可能となる。すなわち脱水時泡立ち性能は、洗濯機を
構成する部品のばらつきや、組立時のばらつきにより大
きく影響を受けるが、予め脱水時泡立ち性能を把握して
おき、この性能に応じて異常状態を判定するための基準
値(所定時間)を変更することで所定の性能を確保でき
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明による実施例について、図面を
参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のもの
は同一符号を付して説明を省略する。
【0020】(実施例1)図2に示すように、モータ1
3は、直流ブラシレスモータで構成し、このモータ13
からの駆動力をベルトを介して減速装置14に連結し、
洗濯時には減速して、例えば減速比6対1で撹拌翼6に
伝達し、脱水時には1対1で洗濯兼脱水槽4に伝達す
る。 すなわち、モータ13が600r/minで回転した
とすれば、洗濯時には撹拌翼6の回転数は100r/mi
n、脱水時には洗濯兼脱水槽4の回転数は600r/minで
回転駆動されることになる。
【0021】水位検知手段15は水受け槽3の下部にあ
る接続部(トリップ点)16の水圧を電気的な周波数に
変換することにより、水位を検知している。
【0022】位置検出手段17は、モータ13に取り付
けており、モータ13の回転に応じた信号を出力し、そ
の信号を制御装置18に入力するように構成している。
【0023】制御装置18は、図1に示すように、排水
弁9、給水弁11、モータ13などの動作を制御し、洗
濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する制御
手段19などで構成している。
【0024】制御手段19は、マイクロコンピュータで
構成し、運転コース等を設定する入力設定手段20から
の情報を入力して、その情報を基に表示手段21(報知
手段)で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定
手段20により運転開始が設定されると、水位検知手段
15などからのデータを入力して負荷駆動手段22を介
して排水弁9や給水弁11の動作を制御して洗濯運転を
おこなう。
【0025】このとき、回転制御手段23は、位置検出
手段17からの情報に基づいて駆動回路24を介してイ
ンバータ回路25を制御することによりモータ13を回
転制御するようにしている。
【0026】モータ13は、直流ブラシレスモータで、
図示していないが、3相巻線26を有するステータと、
リング上に2極の永久磁石を配設しているロータから構
成され、ステータは3相巻線26を構成する第1の巻線
26a、第2の巻線26b、第3の巻線26cをスロッ
トを設けた鉄心に巻き付けることで構成している。
【0027】インバータ回路25は、パワートランジス
タ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなる
スイッチング素子で構成している。第1のスイッチング
素子25aと第2のスイッチング素子25bの直列回路
と、第3のスイッチング素子25cと第4のスイッチン
グ素子25dの直列回路と、第5のスイッチング素子2
5eと第6のスイッチング素子25fの直列回路で構成
し、スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
【0028】ここで、スイッチング素子の直列回路の両
端は入力端子で、直流電源が接続され、スイッチング素
子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続
点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、
3相巻線26の3つの端子、U端子、V端子、W端子に
接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つの
スイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端
子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の
3状態にする。
【0029】スイッチング素子のオン・オフは、ホール
ICからなる3つの位置検出手段17a、17b、17
cからの情報に基づいて回転制御手段23により制御さ
れる。位置検出手段17a、17b、17cは電気角で
120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するよ
うに、ステータに配設している。
【0030】図3に示すように、ロータが1回転する間
に、3つの位置検出手段17a、17b、17cは、そ
れぞれ図に示したようなタイミングでパルスを出力す
る。回転制御手段23は、図に示した矢印のタイミング
(3つの位置検出手段のいずれかの信号の状態が変わっ
たとき)を検知して、位置検出手段17a、17b、1
7cの信号を基に、スイッチング素子25a〜25fの
オンオフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W
端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの
第1の巻線26a、第2の巻線26b、第3の巻線26
cにより磁界を作り、ロータを回転させる。
【0031】また、スイッチング素子25a、25c、
25eは、それぞれPWM制御され、例えば繰り返し周
波数10kHzでハイローの通電比を制御することで、
ロータの回転数を制御するようにしてあり、回転制御手
段23は、3つの位置検出手段17a、17b、17c
のいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出
し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転
数になるようにスイッチング素子25a、25c、25
eをPWM制御する。
【0032】抵抗27は電流を検知するもので、電流検
知手段28は、抵抗27の両端電圧でのインバータ25
の入力電流値をもとにモータ13に流れる電流を検知す
る。本実施例でのモータ13は、直流ブラシレスモータ
で構成しており、この電流−トルク特性は、図4に示す
ように表され、モータ13の発生トルクは、モータ13
に流れる電流に比例する。
【0033】したがって、電流検知手段28によりモー
タ13に流れる電流を検知し、制御手段19に入力する
ことで、モータ13の発生トルクを入力したのと等価の
動作をさせることができる。
【0034】商用電源29は、ダイオードブリッジ3
0、チョークコイル31、平滑用コンデンサ32からな
る直流電源変換装置を介して、インバータ25に接続し
ている。記憶手段33は不揮発性メモリーなどで構成
し、洗濯運転に必要な各種情報を記憶しており、制御手
段19は電源投入時に記憶手段33より記憶されている
情報を読み込むようにしている。
【0035】なお、これらは一例であり、直流ブラシレ
スモータ13の構成、インバータ25の構成などは、こ
れに限定されたものではない。
【0036】回転制御手段23は、図5に示すように、
位置検出手段17からの信号を入力してモータ13の回
転数を検知する回転数検知手段23aと、モータ13の
回転数を設定する回転数設定手段23bと、回転数設定
手段23bと回転数検知手段23aで検知された回転数
とを比較する回転数比較手段23cと、回転数の変化量
を検知する回転数変化量検知手段23dと、回転数比較
手段23cと回転数変化量検知手段23dからの入力に
基づき、モータ13の回転数を設定回転数に近づけるた
めにスイッチング素子25a、25c、25eのPWM
デューティの操作量を決定する操作量決定手段23e
と、操作量決定手段23eにより操作された後のスイッ
チング素子25a、25c、25eのPWMデューティ
を設定し駆動回路24に出力する通電比設定手段23f
と、モータ13の起動からの経過時間に応じて徐々に増
加したスイッチング素子25a、25c、25eのPW
Mデューティを記憶し駆動回路24に出力する通電比記
憶手段23gとで構成している。
【0037】回転制御手段23では、モータ13の起動
時に、3つの位置検出手段17a、17b、17cのい
ずれかの信号の状態が変わる回数が3回まで、すなわち
モータ13が1/2回転するまでは、通電比記憶手段2
3gの出力信号で、それ以後は通電比設定手段23fの
出力信号で駆動回路24を駆動することにより、スイッ
チング素子25a、25c、25eのPWMデューティ
を制御するようにしている。
【0038】図6は、洗濯時のモータ13の回転の様子
を示しており、モータ13が600r/minになるよう
に、すなわち撹拌翼6が100r/minになるように1.
6秒オン1秒オフで、正転反転を繰り返すようにしてい
る。
【0039】上記構成において動作を説明する。洗濯機
は、通常、洗い行程、すすぎ行程、最終脱水行程の順に
洗濯を行う。まず、洗濯兼脱水槽4に洗濯物および洗剤
等を投入し運転を開始すると、給水と撹拌翼6または洗
濯兼脱水槽4の駆動とによって洗浄を行う。洗い行程が
終わると排水を行い、すすぎ行程に移行する。ここでは
数回の中間脱水と給水をくり返し、洗濯物をしっかりと
すすぐ。この後、最終脱水を行って運転を終了する。
【0040】この脱水時の回転数の制御について、図7
〜図9を参照しながら説明する。洗濯兼脱水槽4の回転
数は、図7に示すように制御する。まず、時刻t1で第
1の回転数N1(例えば165r/min)に立ち上げた後、
時刻t2までの期間T1(水抜き行程で例えば30秒)だ
け第1の回転数N1を維持する。これにより洗濯物をほ
どよく絞って軽くし、振動を軽減する。
【0041】つぎに、時刻t3までの期間T2(布張り付
け行程)で第2の回転数N2(例えば300r/min)に上
昇させて洗濯物を洗濯兼脱水槽4に張り付けてから、時
刻t4までの期間T3(アンバランス検知行程)で第3の
回転数N3まで減速してアンバランス検知を行う。この
後、泡起動不良を逐次検知(確認)しながら定常回転数
Ncまで回転数を上げて、脱水を続ける。
【0042】ここで、実際の回転数は、制御手段19
が、電流検知手段28によりモータ13の電流を検知し
ながら、モータ13すなわち洗濯兼脱水槽4の回転数の
上昇度合いを制御するようにしている。すなわち、モー
タ13の電流が上限値i2(トルクが第2の値)よりも
十分に下まわっていれば、設定回転数に合わせて回転数
を上昇させるが、モータ電流がi2を越えそうになれば
設定回転数を下げてi2を越えないようにモータ13の
回転数の上昇度合いを制御する。
【0043】この様子を図8および図9を参照して説明
する。図8および図9は図7の期間T4における洗濯兼
脱水槽4の回転数の上昇と、モータ13の電流の変動の
様子を示したものであり、図8(a)(b)はそれぞれモータ
13の負荷が軽い場合の洗濯兼脱水槽4の回転数上昇度
合いとモータ電流の変動であり、図9(a)(b)はそれぞ
れ、洗濯兼脱水槽4内の洗濯物の量が多い場合やアンバ
ランス度合いが大きい場合、泡発生による抵抗が大きい
場合などの、モータ13の負荷が大きい場合の洗濯兼脱
水槽4の回転数上昇度合いとモータ電流の変動である。
【0044】ここで、アは洗濯兼脱水槽4の設定回転数
の上昇度合いで、ウはモータ電流の上限値i2である。
モータ13の負荷が軽い場合は、モータ電流はエで示す
ように上限値i2よりも十分に小さいので、洗濯兼脱水
槽4の回転数の上昇度合いは、イで示すように、ほぼ設
定回転数の上昇度合いアと同様に上昇する。
【0045】モータ13の負荷が大きい場合は、モータ
13の電流は、カで示すようにTcの期間で上限値i2
を越えそうになるので、洗濯兼脱水槽4の回転数の上昇
度合いは、オで示すように、Tcの期間で回転数の上昇
を抑える。
【0046】このように、モータ電流がi2を超えない
ように洗濯兼脱水槽4の回転数の上昇度合いを制御する
ことにより、モータ13や減速装置14、回路等を保護
し、耐久性・安全性を向上することができる。
【0047】つぎに、泡起動不良について説明する。泡
起動不良は、洗い行程の後に排水を行い中間脱水に入る
際に、排水ホース10の高さや長さ等によって排水条件
が悪くなった場合や、洗剤量が極端に多い場合などに、
図7の期間T4で発生する現象である。
【0048】脱水時に通水孔5より排出された洗濯液が
洗濯兼脱水槽4の底面付近まで溜ってしまうと、水受け
槽3と洗濯兼脱水槽4の底面間でかき混ぜられ、洗濯液
から大量の泡が発生してしまう。やがてこの泡は水受け
槽3と洗濯兼脱水槽4の隙間に充満し、洗濯兼脱水槽4
の回転駆動時の大きな抵抗となってしまうので、駆動ト
ルクは大幅に上昇してしまう。
【0049】本発明は、この現象を利用して泡起動不良
の判定を行うものである。泡起動不良を精度よく検知し
対策をとることで、減速装置14への負担を軽減して耐
久性を向上し、またモータ13や回路の安全性向上も実
現できるので、非常に重要な検知である。なお、図7の
期間T1、T2およびT3において、回転制御は水受け槽
3と洗濯兼脱水槽4の側面間で泡が発生しない回転数に
設定されている。
【0050】泡起動検知は、図7の期間T4で、洗濯兼
脱水槽4の回転数が第3の回転数N3(所定の回転数)
〜定常回転数Ncにおいて、泡起動不良が発生した場合
にこれを判断するものである。なお、第3の回転数N3
(所定の回転数)は、水受け槽3全体としての振動共振
点に対応した回転数より高い回転数として、低回転数時
に洗濯兼脱水槽4内の洗濯物のアンバランスによってト
ルク出力が同様の動作を起こした場合の誤検知を防いで
いる。
【0051】上記の回転数域において、泡起動の検知
は、モータ13の電流値が所定の電流値i1を超える時
間が所定時間ta以上になったとき、泡起動と判定す
る。図10(a)は、時刻t4にて脱水を開始したが、泡起
動不良とみなして時刻tcにて脱水を停止している。ま
た、図10(b)は、モータ13の電流値が所定の電流値
i1を超える時間tbが所定時間taに対してta>tbの
場合で、泡起動不良と判定されないことになる。
【0052】なお、ここでのモータ13電流値は、電流
検知手段28での出力を用いる。また、所定時間ta
は、一旦、泡起動不良状態になったが、そのままのトル
クで回転を続けると回転数が再び上昇できる場合を想定
し、その機体構成に応じて設定された値である。
【0053】所定の定常回転数Ncに達したときは、泡
起動の検知は終了し、そのままの回転数で次の行程に進
める。
【0054】つぎに、泡起動不良が発生した場合の修正
シーケンスについて説明する。泡起動不良が発生した場
合、この泡は洗濯兼脱水槽4をいくら起動し直してもた
とえば排水条件がよくなったりしない限りは消すことが
できない。そこで、泡起動不良時の修正シーケンスとし
ては、水受け槽3内に給水を行う。給水を行うことで、
水受け槽3の底や水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の隙間に
充満した泡を洗濯兼脱水槽4内に追い出し、また洗濯兼
脱水槽4内の洗濯物に含まれる洗濯液の洗剤濃度も下げ
ることができる。これにより、起動時に抵抗を与えてい
た泡を取り去り、また再起動での洗濯物から発生する泡
も低減できる。
【0055】また、この修正シーケンスが複数回(例え
ば3回)行われても脱水できない場合は、消泡は困難と
して異常報知することにより、使用者に知らせる。
【0056】このように本発明によれば、制御手段19
は、脱水行程でトルク検知手段によって得られたトルク
について、第1の値以上となる時間が所定時間以上にな
った場合に泡起動不良と判定し、所定の修正シーケンス
に移行するため、水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の隙間に
泡が充満したことを精度よく判定でき、修正シーケンス
に移行することにより泡対策をとることができ、モータ
を保護し、異常終了を回避できるとともに、所定のすす
ぎ・脱水性能を確保することができる。
【0057】また、制御手段19は、洗濯兼脱水槽4の
回転立ち上げ時に、トルクが第1の値より大きい第2の
値以下となるようにモータ13の回転数の上昇度合いを
制御するため、減速装置14への負担を軽減し耐久性を
向上できる。また、電流値を常に所定値以下にできるた
め、モータ13や回路の安全性も向上できる。
【0058】また、制御手段19は、洗濯兼脱水槽4の
回転数が第3の回転数N3(所定の回転数)以上のとき
に、所定の修正シーケンスに移行するので、低回転数時
に洗濯兼脱水槽4内の洗濯物のアンバランスによってト
ルク出力が同様の動作をおこした場合の誤検知を防ぎ、
泡起動不良による検知精度を向上できる。
【0059】また、制御手段19は、泡起動不良時の修
正シーケンスにおいて、水受け槽3内または洗濯兼脱水
槽4内に給水を行うようにすることで、水受け槽3と洗
濯兼脱水槽4の隙間に充満した泡を洗濯兼脱水槽4内に
追い出し、また、洗濯兼脱水槽4内の洗濯物に含まれる
洗濯液の洗剤濃度を低くすることで、次の脱水行程時で
の泡起動不良を防止・抑制することができる。
【0060】また、制御手段19が泡起動不良の判定を
所定回繰り返しても脱水できない場合は、消泡は困難と
して異常報知することによって、使用者に知らせること
ができる。
【0061】なお、本実施例では、モータ13の駆動力
をベルトを介して減速装置14に伝え、撹拌翼6または
洗濯兼脱水槽4を回転駆動する方式としたが、ベルトを
介さずに、減速装置14に直接伝える方式でもよく、さ
らに、減速装置なしでモータ13の駆動力を直接撹拌翼
6または洗濯兼脱水槽4に伝える方式でもよい。
【0062】(実施例2)図1に示す制御手段19は、
泡起動不良が発生した場合、修正シーケンスにおいて、
水受け槽3内または洗濯兼脱水槽4内に給水し、給水中
または給水後に撹拌翼6をモータ13で駆動するように
構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0063】この動作により、まず給水を行うことで、
水受け槽3の底や水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の隙間に
充満した泡を洗濯兼脱水槽4内に追い出し、また洗濯兼
脱水槽4内の洗濯物に含まれる洗濯液の洗剤濃度も下げ
ることができる。さらに、撹拌翼6の駆動によって、給
水された水に洗剤分をより多く含ませてから排水するこ
とができ、脱水時の泡立ちを最小限にすることができ
る。
【0064】このように本実施例によれば、制御手段1
9は、修正シーケンスにおいて、水受け槽3内または洗
濯兼脱水槽4内に給水し、撹拌翼6をモータ13で駆動
することで、撹拌により給水された水に洗剤分をより多
く含ませてから排水できるので、脱水時の泡立ちを最小
限にすることができる。
【0065】(実施例3)図1に示す制御手段19は、
泡起動不良が発生した場合、修正シーケンスにおいて、
洗濯兼脱水槽4を回転駆動しながら水受け槽3内または
洗濯兼脱水槽4内に給水を行うように構成している。他
の構成は上記実施例1と同じである。
【0066】この動作により、洗濯兼脱水槽4を駆動し
ながら給水を行うことで、回転しながら洗濯物に水をま
んべんなく作用できるため、洗剤分を効果的に排出する
ことができる。また給水を行うことで、水受け槽3の底
や水受け槽3と洗濯兼脱水槽4の隙間に充満した泡を洗
濯兼脱水槽4内に追い出し、また洗濯兼脱水槽4内の洗
濯物に含まれる洗濯液の洗剤濃度も下げることができ
る。
【0067】このように本実施例によれば、制御手段1
9は、修正シーケンスにおいて、洗濯兼脱水槽4を駆動
しながら水受け槽3内または洗濯兼脱水槽4内に給水を
行うようにしたので、回転しながら洗濯物に水をまんべ
んなく作用できるため、洗剤分を効果的に排出すること
ができる。
【0068】(実施例4)図11に示すように、入力設
定手段20は、水位、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間
をそれぞれ個別に設定する水位スイッチ20a、洗いス
イッチ20b、すすぎスイッチ20c、脱水スイッチ2
0d、洗濯行程での異なる洗い時間、すすぎ回数、脱水
時間を有する「標準コース」、「弱洗いコース」、「ゴ
シゴシコース」などを設定するコース設定スイッチ20
eと、動作のスタート・一時停止を入力するスタート・
一時停止スイッチ20fと、電源スイッチ20gとで構
成している。
【0069】表示手段21は、水位スイッチ20a、洗
いスイッチ20b、すすぎスイッチ20c、脱水スイッ
チ20dにより個別に設定された水位、洗い時間、すす
ぎ回数、脱水時間を表示する水位表示部21a、洗い時
間表示部21b、すすぎ回数表示部21c、脱水時間表
示部21dと、運転終了までの残時間を表示する残時間
表示部21eと、コース設定スイッチ20eにより設定
されたコースを表示するコース表示部21fとで構成し
ている。
【0070】そこで、制御手段19は、電源スイッチ2
0gが押されたときに、水位スイッチ20aと洗いスイ
ッチ21bが同時に押されているかどうかを判定し、同
時に押されていれば泡起動不良を判定するための基準値
(所定時間)を(表1)に示すように補正するようにし
ている。
【0071】
【表1】
【0072】上記内容を簡単に説明すると、基準値の補
正無しの場合は、所定時間が30秒以上かどうかで泡起
動不良を判定するが、補正有りの場合は、所定時間が2
0秒以上かどうかで泡起動不良を判定することになり、
泡起動検知は発生頻度が高くなるように補正される。
【0073】しかも、基準値の補正を記憶手段33で記
憶するようにして、以後の運転では補正された基準値で
泡起動不良を判定するようにしている。
【0074】したがって、水受け槽3内の脱水時泡立ち
性能に応じた適切な判定が可能となる。すなわち脱水時
泡立ち性能は、洗濯機を構成する部品のばらつきや、組
立時のばらつきにより大きく影響を受けるが、予め脱水
時泡立ち性能を把握しておき、この性能に応じて異常状
態を判定するための基準値(所定時間)を変更すること
で所定の性能を確保できる。
【0075】なお本実施例では、基準値の補正をするか
しないかの2通りの設定方法の一例であるが、これは各
種入力スイッチと各種表示部をうまく組み合わせること
により、基準値を複数レベルに補正できるようにすれば
より一層の効果がある。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に回転自在に配設した攪
拌翼と、前記洗濯兼脱水槽または前記撹拌翼を駆動する
モータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、
前記モータを駆動するときのトルクを検知するトルク検
知手段と、前記モータの回転数を検知する回転数検知手
段と、前記トルク検知手段の出力信号を入力し前記回転
数検知手段の検知結果を基に前記モータなどの動作を制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼
脱水槽を駆動する脱水時に、前記トルク検知手段で検知
したトルクが所定時間の間第1の値以上となった場合に
異常状態と判定して修正シーケンスに移行するように構
成したから、水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙間に泡が充満
したことを精度よく判定することができ、修正シーケン
スに移行することにより泡対策をとることができ、モー
タを保護し、異常終了を回避できるとともに、所定のす
すぎ・脱水性能を確保することができる。
【0077】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯兼脱水槽の回転立ち上げ時に、トルクが
第1の値より大きい第2の値以下となるようにモータの
回転数の上昇度合いを制御するようにしたから、減速装
置への負担を軽減し耐久性を向上できる。また、電流値
を常に所定値以下にできるため、モータや回路の安全性
も向上できる。
【0078】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、回転数検知手段で検知した回転数が所定の回
転数以上のとき、異常状態と判定するようにしたから、
低回転数時に洗濯兼脱水槽内の洗濯物のアンバランスに
よってトルク出力が同様の動作を起こした場合の誤検知
を防ぐことができ、泡起動不良による検知精度を向上で
きる。
【0079】また、請求項4に記載の発明によれば、修
正シーケンスは、水受け槽内または洗濯兼脱水槽内に給
水を行うように構成したから、泡起動不良と判断された
場合には、給水することで水受け槽と洗濯兼脱水槽の隙
間に充満した泡を洗濯兼脱水槽内に追い出して泡対策を
とることができ、また、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に含ま
れる洗濯液の洗剤濃度を低くすることで、つぎの脱水行
程時での泡起動不良を防止することができる。
【0080】また、請求項5に記載の発明によれば、修
正シーケンスは、水受け槽内または洗濯兼脱水槽内に給
水し、撹拌翼をモータで駆動するように構成したから、
撹拌翼を駆動して撹拌を行うことで、給水された水に洗
剤分をより多く含ませてから排水することができ、脱水
時の泡立ちを最小限にすることができる。
【0081】また、請求項6に記載の発明によれば、修
正シーケンスは、洗濯兼脱水槽を回転駆動しながら水受
け槽内または洗濯兼脱水槽内に給水を行うように構成し
たから、洗濯兼脱水槽を回転しながら給水することで、
洗濯物に水をまんべんなく作用できるため、洗剤分を効
果的に排出することができる。
【0082】また、請求項7に記載の発明によれば、報
知動作を行う報知手段を備え、制御手段は、複数回異常
状態と判定したときに報知手段により異常報知するよう
にしたから、複数回異常状態と判定したときは、消泡は
困難として異常報知により使用者に知らせることができ
る。
【0083】また、請求項8に記載の発明によれば、運
転コースなどを設定する入力設定手段を備え、制御手段
は、前記入力設定手段の特殊操作により、所定時間を変
えられるようにしたから、水受け槽内の脱水時泡立ち性
能に応じた適切な判定が可能となる。すなわち脱水時泡
立ち性能は、洗濯機を構成する部品のばらつきや、組立
時のばらつきにより大きく影響を受けるが、予め脱水時
泡立ち性能を把握しておき、この性能に応じて異常状態
を判定するための基準値(所定時間)を変更することで
所定の性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の一部ブロック
化した回路図
【図2】同洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機のインバータ回路のタイミングチャー
【図4】同洗濯機のモータの電流−トルク特性図
【図5】同洗濯機の回転制御手段のブロック図
【図6】同洗濯機の洗濯時のタイミングチャート
【図7】同洗濯機の洗濯兼脱水槽の回転立ち上げ時のタ
イミングチャート
【図8】同洗濯機のモータ負荷が軽いときの洗濯兼脱水
槽の回転立ち上げ時のタイミングチャート
【図9】同洗濯機のモータ負荷が重いときの洗濯兼脱水
槽の回転立ち上げ時のタイミングチャート
【図10】(a) 同洗濯機の泡起動不良を検知するときの
タイミングチャート (b) 同洗濯機の泡起動不良を検知しないときのタイミン
グチャート
【図11】本発明の第4の実施例の洗濯機の操作表示部
の正面図
【図12】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
3 水受け槽 4 洗濯兼脱水槽 6 攪拌翼 11 給水弁(給水手段) 13 モータ 19 制御手段 23a 回転数検知手段 28 電流検知手段(トルク検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA10 BA23 BB12 CA05 CA16 CB06 EA12 HB10 HC04 HC05 JA12 JB06 JC03 JC09 JC12 JC13 KA32 KA34 KA35 KB02 KB08 KB11 KB27 LB17 LB35 LC02 LC06 LC07 LC15 LC33 LC50 MA07 MA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽内に回転自在に配設した攪
    拌翼と、前記洗濯兼脱水槽または前記撹拌翼を駆動する
    モータと、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、
    前記モータを駆動するときのトルクを検知するトルク検
    知手段と、前記モータの回転数を検知する回転数検知手
    段と、前記トルク検知手段の出力信号を入力し前記回転
    数検知手段の検知結果を基に前記モータなどの動作を制
    御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯兼
    脱水槽を駆動する脱水時に、前記トルク検知手段で検知
    したトルクが所定時間の間第1の値以上となった場合に
    異常状態と判定して修正シーケンスに移行するように構
    成した洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、洗濯兼脱水槽の回転立ち上
    げ時に、トルクが第1の値より大きい第2の値以下とな
    るようにモータの回転数の上昇度合いを制御するように
    した請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、回転数検知手段で検知した
    回転数が所定の回転数以上のとき、異常状態と判定する
    ようにした請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 修正シーケンスは、水受け槽内または洗
    濯兼脱水槽内に給水を行うように構成した請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 修正シーケンスは、水受け槽内または洗
    濯兼脱水槽内に給水し、撹拌翼をモータで駆動するよう
    に構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯
    機。
  6. 【請求項6】 修正シーケンスは、洗濯兼脱水槽を回転
    駆動しながら水受け槽内または洗濯兼脱水槽内に給水を
    行うように構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の洗濯機。
  7. 【請求項7】 報知動作を行う報知手段を備え、制御手
    段は、複数回異常状態と判定したときに報知手段により
    異常報知するようにした請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 運転コースなどを設定する入力設定手段
    を備え、制御手段は、前記入力設定手段の特殊操作によ
    り、所定時間を変えられるようにした請求項1記載の洗
    濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093783A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2008035925A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯機
JP2014087511A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Hitachi Appliances Inc 洗濯機

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