JP2000024285A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000024285A JP10196184A JP19618498A JP2000024285A JP 2000024285 A JP2000024285 A JP 2000024285A JP 10196184 A JP10196184 A JP 10196184A JP 19618498 A JP19618498 A JP 19618498A JP 2000024285 A JP2000024285 A JP 2000024285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御装置と乱数生成装置とを電気的に接続す
る接続パターンを不当に切断する不正行為を防止するこ
とができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 CPU11とカウンタIC14とを電気
的に接続する信号線DB0〜DB7の配線部分に被覆部
材133の粘着層133aを当接すると、粘着層133
aによって、制御回路基板130に被覆部材133が貼
着される。被覆部材133が制御回路基板130に貼着
されると、被覆部材133により信号線DB0〜DB7
の配線部分が被覆されるので、ボックス蓋体120の天
板120aに不正に開けられる穴やボックス蓋体120
の複数の通気孔120a1から挿入される針金などの工
具により信号線DB0〜DB7のいずれかが不当に切断
される不正行為を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 遊技内容を制御する回路基
板への不正行為を防止することができる遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 遊技機の一種であるパチンコ遊技機
は、基板ボックスに収納された遊技の制御を行う制御回
路基板と、複数種類の図柄を変動表示可能な表示装置を
搭載した表示用基板とを備えている。遊技領域に打ち込
まれた打球が図柄作動ゲートを通過すると、制御回路基
板から表示用基板へ変動表示を開始させるためのコマン
ドが送信(出力)され、このコマンドを受けた表示装置
によって図柄の変動表示が開始される。この変動表示が
予め定められた図柄の組み合わせと一致して停止する
と、大当たりとなり、遊技者に所定の遊技価値が付与さ
れ、大量の遊技球が払い出し可能な状態となる。
【0003】かかる大当たりの発生の有無は、打球が図
柄作動ゲートを通過するタイミングで制御回路基板に搭
載されたCPUによって決定される。制御回路基板に
は、また、1カウントずつ定期的に一定の範囲で(例え
ば、1カウントずつ、2ms毎に、0から255の範囲
で)更新されるカウンタICも搭載されている。カウン
タICとCPUとの間には8本の信号線が配線されてお
り、この信号線上にカウンタICによって更新されたカ
ウント値が出力される。カウンタICによって出力され
たカウント値はCPUによって読み込まれ、このカウン
ト値に基づいてCPUが大当たりの判定を行うのであ
る。即ち、打球が図柄作動ゲートを通過すると、CPU
によりカウンタICのカウント値が読み出され、その読
み出されたカウント値が、例えば「7」などの当たり値
と一致する場合に、大当たりを発生させている。
【0004】大当たりが発生すると、制御回路基板のコ
ネクタに接続されたケーブルを介して、大当たりコマン
ドが表示装置の搭載される表示用基板へ送信される。表
示装置では、受信した大当たりコマンドに基づいて、変
動表示を制御し、所定の図柄の組み合わせで停止する大
当たり表示を現出させるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
した制御回路基板を収納して封印する基板ボックスの壁
面には、放熱用の通気孔が複数穿設されている。かかる
通気孔の直径は2mm以下であるが、その通気孔より直
径の小さい針金であれば、通気孔から挿入することがで
きる。よって、挿入した針金の先端で、CPUとカウン
タICとを接続する信号線を削り、不当に切断すること
ができてしまう。一方、かかる通気孔が基板ボックスの
壁面に穿設されていなくても、基板ボックスが合成樹脂
などで構成されている場合には、その壁面に小さな穴を
開けて針金などを挿入し、その針金の先端で信号線を削
って、不当に切断することができてしまうのである。
【0006】例えば、カウンタICのカウント値が「0
〜255」の範囲で更新される場合に、針金などにより
上位5ビットに対応する5本の信号線が切断されると、
カウンタICのカウント値は、常に「0〜7」の範囲で
CPUに読み出される。これにより大当たりの発生確率
が、1/256から1/8へ不当に上昇してしまう。従
って、かかる信号線を切断するという不正行為により、
遊技場などでは多大な損害を被ってしまうという問題点
があった。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、制御装置と乱数生成装置とを電気
的に接続する接続パターンを不当に切断する不正行為を
防止することができる遊技機を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1記載の遊技機
は、遊技内容の制御に使用される乱数を生成する乱数生
成装置と、その乱数生成装置により生成される乱数に基
づいて遊技内容の制御を行う制御装置と、その制御装置
と前記乱数生成装置とを電気的に接続する接続パターン
とを有する回路基板を備えており、前記接続パターンの
配設部分を被覆する被覆部材を備えている。
【0009】この請求項1記載の遊技機によれば、乱数
生成装置により生成される乱数値に対応する電気信号
は、接続パターンを介して、制御装置へ入力され、その
乱数値に基づいて制御装置により遊技機の制御が行われ
る。しかも、乱数生成装置と制御装置とを電気的に接続
する接続パターンの配線部分は被覆部材により被覆され
るので、その接続パターンへの接触行為が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機、特に、第1種
パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3
種パチンコ遊技機や他の遊技機に用いることは、当然に
可能である。
【0011】図1は、第1実施例におけるパチンコ遊技
機Pの遊技盤の正面図である。遊技盤1の周囲には、打
球が入賞することにより5個から15個の遊技球が払い
出される複数の入賞口2が設けられている。また、遊技
盤1の中央には、複数種類の識別情報としての図柄など
を表示する液晶(LCD)ディスプレイ3が設けられて
いる。このLCDディスプレイ3の表示画面は横方向に
3分割されており、3分割された各表示領域において、
それぞれ図柄の変動表示が行われる。
【0012】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動ゲート(第1種始動口)4が設けられ、この図柄作動
ゲート4を打球が通過することにより、前記したLCD
ディスプレイ3の変動表示が開始される。図柄作動ゲー
ト4の下方には、特定入賞口(大入賞口)5が設けられ
ている。この特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の
変動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの
1つと一致する場合に、大当たりとなって、打球が入賞
しやすいように所定時間(例えば、30秒経過するま
で、あるいは、打球が10個入賞するまで)開放される
入賞口である。この特定入賞口5内には、Vゾーン5a
が設けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がV
ゾーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入
賞口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間
(又は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)
開放される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で1
6回(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉
動作の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付
与された状態(特別遊技状態)である。
【0013】図2は、かかるパチンコ遊技機Pの電気的
構成を示したブロック図である。パチンコ遊技機Pの制
御部Cは、演算装置であるCPU11と、そのCPU1
1により実行される各種の制御プログラム12aや加算
値テーブル12bを記憶したROM12と、各種のデー
タ等を記憶するためのメモリであるRAM13と、CP
U11の動作クロックを4分周したEクロックを入力し
て、その立ち上がり毎にカウント値の更新を行うカウン
タIC14とを備えている。図4及び図5に示すフロー
チャートのプログラムは、制御プログラム12aの一部
としてROM12内に記憶されている。
【0014】図3は、ROM12に記憶される加算値テ
ーブル12bの模式図である。加算値テーブル12b
は、乱数カウンタ13aの更新量(加算値)を記憶する
テーブルであり、32種類の加算値がそれぞれ1バイト
ずつ計32バイトのデータとして記憶されている。加算
値としては、「1」と、「乱数カウンタ13aの更新範
囲の上限値+1」の約数以外の素数が採用される(な
お、約数以外の数であれば必ずしも素数でなくても良
い)。本実施例における乱数カウンタ13aの更新範囲
は「0〜200」であるので、その上限値+1は「20
1」である。「201」の約数以外の素数は、2,5,
7,11,13,17,19,23,・・・であるの
で、「1」と、これら約数以外の素数の小さい方から
「2」を除いた32個の値が、加算値として加算値テー
ブル12bに記憶されている。
【0015】図2に示すように、RAM13は、乱数カ
ウンタ13aと、加算値メモリ13bとを備えている。
乱数カウンタ13aは、大当たりの発生を決定するため
のカウンタである。具体的には、打球が図柄作動ゲート
4を通過するタイミングで乱数カウンタ13aの値を読
み出し、その値が例えば「7」等の当たり値と一致する
場合に、大当たりを発生させている。大当たりが発生す
ると、大当たりコマンドが制御部Cから後述する表示装
置Dへ送られる。表示装置Dは、この大当たりコマンド
に基づいて、LCDディスプレイ3の変動表示を大当た
りの状態に制御するのである。なお、乱数カウンタ13
aの値は、図4のリセット割込処理で実行される乱数カ
ウンタ更新処理(S3)によって、2ms毎に1回ずつ
更新される。また、その更新範囲は「0〜200」の範
囲である。
【0016】加算値メモリ13bは、乱数カウンタ13
aの更新量(加算値)を記憶するメモリである。この加
算値メモリ13bの値は、乱数カウンタ更新処理(S
3)によって乱数カウンタ13aの値が「0」である場
合に更新される。加算値メモリ13bに記憶される加算
値は、カウンタIC14のカウント値と、加算値テーブ
ル12bのデータとにより決定される。即ち、カウンタ
IC14のカウント値のうち下位5ビットで示される
「0〜31」の値番目の加算値テーブル12bのデータ
が、乱数カウンタ13aの加算値(更新量)として、加
算値メモリ13bに記憶されるのである。
【0017】カウンタIC14は、CPU11の動作ク
ロックを4分周したEクロックを入力して、その立ち上
がり毎に1カウントずつアップする8ビットのカウンタ
であり、カウント値は「0〜255」の範囲で更新され
る。このカウンタIC14は、主に、カウンタ回路14
aと、ラッチ回路14bと、3ステートバッファ14c
とにより構成されている。カウンタ回路14aは、Eク
ロックを入力して、その立ち上がり毎に1カウントずつ
アップする8ビットのカウンタであり、このカウンタ回
路14aのカウント値は、Eクロックの立ち下がり毎に
ラッチ回路14bにラッチされる。ラッチ回路14bに
ラッチされたカウント値は、3ステートバッファ14c
へ入力され、CPU11からのリード信号(アウトプッ
トイネーブル信号)を入力すると、その3ステートバッ
ファ14cからバスライン15の信号線DB0〜DB7
上へ出力されて、CPU11によって読み込まれる。
【0018】このようにカウンタIC14のカウント値
は、CPU11の動作クロックを4分周したEクロック
により非常に高速に更新されるので、「ぶら下げ基板」
のソフト制御では更新速度に追従することができない。
加えて、このカウンタIC14のカウント値(カウンタ
回路14aの値)は、パチンコ遊技機Pの電源の投入時
において初期化されないようにされており、その電源投
入時における不定値からカウントアップを開始する。ま
た、カウンタIC14のカウント値は、2ms毎のリセ
ット割込の発生時にもクリアされることなく、カウント
を継続する。よって、「ぶら下げ基板」では、このカウ
ンタIC14のカウント値を把握することはできないの
である。
【0019】かかるカウンタIC14のカウント値は、
1Fhとの論理積によって上位3ビットがマスクされ、
下位5ビットのみが取り出される。取り出された下位5
ビットの値は、前記した通り、加算値メモリ13bに記
憶される加算値を決定するために用いられる。即ち、下
位5ビットで示される「0〜31」の値番目の加算値テ
ーブル12bのデータが、乱数カウンタ13aの加算値
(更新量)として、加算値メモリ13bに記憶されるの
である。
【0020】これらのCPU11、ROM12、RAM
13、カウンタIC14は、バスライン15を介して互
いに接続されている。バスライン15は、また、入出力
ポート16にも接続されており、この入出力ポート16
は表示装置Dや他の入出力装置17と接続されている。
制御部Cは、入出力ポート16を介して、表示装置Dや
他の入出力装置17へ動作コマンドを送り、それら各装
置を制御するのである。LCDディスプレイ3の変動表
示や特定入賞口5の開閉動作も、この動作コマンドに基
づいて制御される。なお、バスライン15には、後述す
る信号線DB0〜DB7が含まれている。
【0021】表示装置Dは、CPU21と、プログラム
ROM22と、ワークRAM23と、ビデオRAM24
と、キャラクタROM25と、画像コントローラ26
と、入出力ポート27と、LCDディスプレイ3とを備
えている。表示装置DのCPU21は、制御部Cから出
力される動作コマンドに応じて、LCDディスプレイ3
の表示制御(変動表示)を行うものであり、プログラム
ROM22には、このCPU21により実行されるプロ
グラムが記憶されている。ワークRAM23は、CPU
21によるプログラムの実行時に使用されるワークデー
タが記憶されるメモリである。
【0022】ビデオRAM24は、LCDディスプレイ
3に表示されるデータが記憶されるメモリであり、この
ビデオRAM24の内容を書き換えることにより、LC
Dディスプレイ3の表示内容が変更される。即ち、各表
示領域における図柄の変動表示は、ビデオRAM24の
内容が書き換えられることにより行われる。キャラクタ
ROM25は、LCDディスプレイ3に表示される図柄
などのキャラクタデータを記憶するメモリである。画像
コントローラ26は、CPU21、ビデオRAM24、
入出力ポート27のそれぞれのタイミングを調整して、
データの読み書きを介在するとともに、ビデオRAM2
4に記憶される表示データをキャラクタROM25を参
照して所定のタイミングでLCDディスプレイ3に表示
させるものである。
【0023】次に、上記のように構成されたパチンコ遊
技機Pで実行される各処理を、図4及び図5のフローチ
ャートを参照して説明する。図4は、パチンコ遊技機P
の制御部Cにおいて、2ms毎に実行されるリセット割
込処理のフローチャートである。リセット割込処理で
は、まず、その処理が電源投入後、最初に実行された処
理であるか否かを調べ(S1)、最初に実行された処理
であれば(S1:Yes)、RAM13の初期化を行い
(S2)、その後は、次のリセット割込処理の発生まで
待機する。一方、電源投入後、2回目以降に実行された
リセット割込処理であれば(S1:No)、乱数カウン
タ更新処理(S3)、各処理(S4)の順に実行し、そ
の後は、次のリセット割込処理発生まで待機する。
【0024】なお、各処理(S4)の中には、大当たり
の発生を判定するための大当たり判定処理(図示せず)
も含まれている。この大当たり判定処理では、打球が図
柄作動ゲート4を通過するタイミングで乱数カウンタ1
3aの値を読み出し、その値が例えば「7」等の当たり
値と一致する場合に、大当たりを発生させている。大当
たりが発生すると、制御部Cから表示装置Dへ大当たり
コマンドが送信される。本実施例では、乱数カウンタ1
3aは「0〜200」の範囲で更新されるので、大当た
りの発生確率は1/201となる。
【0025】図5は、乱数カウンタ更新処理のフローチ
ャートである。乱数カウンタ更新処理は、リセット割込
処理が1回実行される度に1回実行される。この処理で
は、まず乱数カウンタ13aの値が「0」であるか否か
を調べる(S31)。乱数カウンタ13aの値が「0」
であれば(S31:Yes)、S32〜S34の各処理
によって、カウンタIC14のカウント値に基づいて、
乱数カウンタ13aの更新量を記憶する加算値メモリ1
3bの値を変更(更新)する。まず、カウンタIC14
のカウント値を読み出し(S32)、読み出したカウン
ト値の上位3ビットをマスクして下位5ビットのみの
「0〜31」の値とする(S33)。そして、加算値テ
ーブル12bから、その下位5ビットで示される値番目
のデータを読み出して、これを加算値メモリ13bへ書
き込み(S34)、加算値メモリ13bの値を変更する
のである。
【0026】例えば、カウンタIC14のカウント値が
「255(11111111b)」であれば、1Fhと
の論理積によって上位3ビットをマスクすると「31
(00011111b)」となる。よって、この場合に
は、加算値テーブル12bの31番目のデータである
「139」の値を加算値メモリ13bへ書き込むのであ
る。また、カウンタIC14のカウント値が「32(0
0100000b)」であれば、上位3ビットをマスク
すると「0(00000000b)」となる。よって、
この場合には、加算値テーブル12bの0番目のデータ
である「1」の値を加算値メモリ13bへ書き込むので
ある。
【0027】乱数カウンタ13aの値が「0」でない場
合(S31:No)、及び、加算値メモリ13bの値の
変更後(S34)は、乱数カウンタ13aの値に加算値
メモリ13bの値を加算して、乱数カウンタ13aの値
を更新する(S35)。乱数カウンタ13aは「0〜2
00」の範囲で更新されるので、更新後の乱数カウンタ
13aの値が更新範囲を超えているか否かを調べ(S3
6)、更新範囲を超えていれば(「201」以上であれ
ば)(S36:Yes)、乱数カウンタ13aの値から
「更新範囲の上限値+1」の「201」を減算して(S
37)、この処理を終了する。一方、更新範囲を超えて
いなければ(「200」以下であれば)(S36:N
o)、そのまま、この処理を終了する。
【0028】この乱数カウンタ更新処理(S3)によ
り、乱数カウンタ13aの値は、図6及び図7に図示す
るように更新される(図6及び図7には、加算値の小さ
いものから順に、6パターン(1,5,7,11,1
3,17)が例示されている)。例えば、S34の処理
で書き込まれた加算値メモリ13bの値が「5」であれ
ば、乱数カウンタ13aの値は、図6の加算値が「5」
の「乱数カウンタの更新状況」の欄の通り、0,5,1
0,…190,195,200,4,9,…1,6,1
1,…186,191,196の順に、更新量(加算
値)を「5」として、「0〜200」の全てについて更
新される。加算値が「5」以外の「1,7,11,1
3,17,・・・」の場合にも同様である。よって、図
5の乱数カウンタ更新処理により、乱数カウンタ13a
の値は、「0〜200」の範囲で、加算値メモリ13b
に記憶された加算値(更新量)ずつ更新される。即ち、
乱数カウンタ13aの値は、乱数の一様性(連続で取得
した場合に同じ値を取ることがなく、しかも、すべての
値が同じ確率で取り出せること)を備えたものとなるの
である。
【0029】図8は、基板ボックス100の分解斜視図
である。図8に示すように、基板ボックス100は、上
述したパチンコ遊技機Pの遊技の制御を行う制御部Cが
搭載される制御回路基板130を被包して封印するため
のものである。この基板ボックス100は、主に、制御
回路基板130が収納されるボックス本体110と、そ
のボックス本体110に覆設されるボックス蓋体120
とを備え、光透過性を有する(透明な)ポリカボネート
樹脂などの高分子樹脂材料で構成されている。
【0030】ボックス本体110は、制御回路基板13
0を収納するためのものであり、制御回路基板130が
載置可能に形成された略矩形平板状の底板110aと、
その底板110aの左右両端部からそれぞれ上方へ向け
て立設される側壁110b,110cとを備え、これら
の側壁110b,110cおよび底板110aにより略
矩形皿状に形成されている。
【0031】一方、ボックス蓋体120は、ボックス本
体110と協動して制御回路基板130を被包するもの
であり、ボックス本体110上部に覆設される略矩形平
板状の天板120aと、その天板120aの左右両端部
からそれぞれ下方へ向けて立設される側壁120b,1
20cと、天板120aの後方縁部分から下方後方側
(図8の奥側下方)へ向けて下降傾斜した側壁120d
とを備えている。ボックス蓋体120は、これらの側壁
120b〜120dおよび天板120aにより略矩形皿
状に形成されており、かかる天板120a上面の左右両
部分には、複数の略円形の通気孔(開口)120a1が
穿設されている。この複数の通気孔120a1は、基板
ボックス100内の空気を外部へ放出するための放熱用
の開口であり、その内径が略2mm以下に形成されてい
る。
【0032】例えば、後述する制御回路基板130に搭
載される電源回路134などが放熱して、基板ボックス
100内の空気が加熱され温度上昇する場合に、ボック
ス蓋体120の各通気孔120a1により基板ボックス
100内の加熱された空気を外部へ放出することができ
る。よって、基板ボックス100内の空気の温度上昇が
防止されるので、CPU11やカウンタIC14などの
電子部品の誤動作を防止することができるのである。
【0033】上記のボックス本体110およびボックス
蓋体120を備えた基板ボックス100によれば、制御
回路基板130を被包する場合には、ボックス本体11
0の底板110a上に制御回路基板130を載置しつつ
収納して、ボックス蓋体120の天板120a下面を制
御回路基板130上面に対向させつつ、ボックス蓋体1
20をボックス本体110に合致(合体)させることに
より、基板ボックス100によって制御回路基板130
を被包することができる。
【0034】ボックス本体110の右側壁110b外面
(図8の右側)には4つの中空円柱状の封印部材111
が略等間隔で配設される一方、ボックス本体110の左
側壁110c外面(図8の左側)にも、4つの中空円柱
状の封印部材111が略等間隔で配設されている。ま
た、ボックス蓋体120の右側壁120b外面にはボッ
クス本体110の右側壁110b外面に配設される4つ
の封印部材111に対応して4つの中空円柱状の封印部
材121がそれぞれ配設される一方、ボックス蓋体12
0の左側壁120c外面にも、ボックス本体110の左
側壁110c外面に配設される4つの封印部材111に
対応して4つの中空円柱状の封印部材121がそれぞれ
配設されている。
【0035】これらの各封印部材111,121は制御
回路基板130への不正行為を防止するため基板ボック
ス100を封印する部材であり、各封印部材111には
封印ねじ122の螺入されるナット部材112と、その
ナット部材112に螺入される封印ねじ122を係止す
る係止座金113とがそれぞれ設置されている。尚、封
印ねじ122は互いに対向する一対の封印部材111,
121内に螺入され両者を連結する部材である。
【0036】この各封印部材111,121により基板
ボックス100を封印する場合には、制御回路基板13
0をボックス本体110内に収納した状態で、ボックス
本体110にボックス蓋体120を覆設して、各封印部
材111,121を対向させて当接する。各封印部材1
11,121の当接後、ボックス蓋体120における右
側壁120bの最後方側(図8の最も奥側)に配設され
た封印部材121およびボックス蓋体120における左
側壁120cの最前方側(図8の最も前側)に配設され
た封印部材121に封印ねじ122をそれぞれ挿入し、
これらの封印ねじ122を各封印部材111内に設置さ
れたナット部材112へ螺入し続ける。この封印ねじ1
22の螺入が完了すると、封印部材111内の係止座金
113によって封印ねじ122が抜き取り不可能な状態
で係止される。その結果、封印ねじ122により封印部
材111と封印部材121とが連結されて、基板ボック
ス100を封印することができる。
【0037】また、図8に示すように、ボックス本体1
10の後側縁部分(図8の奥側)には、ボックス本体1
10の長手方向に略等間隔で4つの枠状の係合枠114
が形成されている。この各係合枠114は略同一形状に
それぞれ形成されており、その上面にはボックス蓋体1
20の後側壁120dに突設された4つの係合部材12
3を挿入するための挿入口114aがそれぞれ穿設され
ている。一方、ボックス蓋体120の各係合部材123
は、その各先端部分が側面視J字形にそれぞれ屈曲さ
れ、上述した各係合枠114に対応して略等間隔で隣接
配置されている。この各係合部材123の長手方向幅は
各挿入口114aの長手方向幅より幅狭に形成されてお
り、各係合部材123が各係合枠114の挿入口114
aに挿入された場合に、挿入口114aおよび係合部材
123の長手方向幅の差分長さだけ、ボックス蓋体12
0をボックス本体110に対して長手方向(図中、矢印
X方向)へスライドさせることができる。
【0038】ボックス本体110の前側縁部分(図8の
手前側)には、矩形状に開口された切欠部110dが形
成されており、この切欠部110dは、ボックス蓋体1
20がボックス本体110に覆設された場合に、基板ボ
ックス100に収納された制御回路基板130に接続さ
れるケーブルを導出するための導出口(開口)を形成す
る。一方、ボックス本体110の右側壁110bおよび
ボックス蓋体120の左側壁120cには矩形板状のロ
ック板115,124が外方へ向けて突設されており、
ボックス本体110の左側壁110cおよびボックス蓋
体120の右側壁120bにはロック板124,115
が係合される矩形平板状の係合板116,125が配設
されている。この係合板116,125にはロック板1
24,115が挿入可能な挿入口116a,125aが
穿設されており、ボックス本体110に合致されたボッ
クス蓋体120を矢印X方向へスライドさせることによ
り、かかる挿入口116a,125aへロック板12
4,115をそれぞれ挿入することができる。その結
果、ロック板115,124および係合板125,11
6が係合され、ボックス本体110およびボックス蓋体
120を結合することができる。
【0039】ボックス蓋体120の上面には略矩形状の
凹部126が2箇所に凹設されており、各凹部126に
は木ねじ等のビス部材(図示せず)が挿入される通穴1
26aがそれぞれ穿設されている。この各通穴126a
は、制御回路基板130に配置される仕切板140の上
面に凹設された2つのねじ穴141に対応して穿設され
ており、ボックス本体110にボックス蓋体120を覆
設した場合に、木ねじ等のビス部材を各通穴126aへ
挿入して各ねじ穴141にねじ込むことにより、ボック
ス蓋体120と仕切板140とを連結することができ
る。
【0040】制御回路基板130は矩形薄板状に形成さ
れたプリント回路基板であり、その上面には上記のCP
U11が搭載されている。このCPU11はパチンコ遊
技機Pの遊技内容を制御するための演算装置であり、そ
の左方にはパチンコ遊技機Pの制御に使用されるカウン
タの値をCPU11へ出力する上記のカウンタIC14
が搭載されている。また、これらのCPU11とカウン
タIC14との間部分における制御回路基板130の上
面には、CPU11とカウンタIC14とを電気的に接
続するための8本の信号線(データバス)DB0〜DB
7がエッチング処理により配線されている。尚、図8で
は、制御回路基板130に搭載される他の電子部品や他
の回路パターンを省略して図示している。
【0041】この信号線DB0〜DB7の配線部分にお
ける制御回路基板130の上面には矩形シート材で構成
された被覆部材133が取着されている。この被覆部材
133を構成する矩形シート材は、光透過性を有する
(透明な)高分子樹脂材料で構成されており、信号線D
B0〜DB7の配線部分全域に取着されている。即ち、
被覆部材133の取着面積は信号線DB0〜DB7の配
線部分面積に比べて大きく形成されているので、被覆部
材133により信号線DB0〜DB7の配線部分全体を
被覆することができるのである。
【0042】被覆部材133の下面には、公知の粘着剤
が塗布されており、かかる粘着剤により制御回路基板1
30の上面に貼着可能な薄膜状の粘着層133aが形成
されている。よって、かかる粘着層133aを制御回路
基板130上面に当接することにより、被覆部材133
を制御回路基板130上面に貼着することができる。こ
のように、信号線DB0〜DB7の配線部分は被覆部材
133により被覆されるので、ボックス蓋体120の天
板120aに複数穿設された通気孔120a1から直径
2mm以下の針金などの工具を挿入して、その先端で信
号線DB0〜DB7を不当に切断する不正行為を防止す
ることができる。
【0043】制御回路基板130の右側部分には、CP
U11やカウンタIC14へ電力を供給するための電源
回路134が搭載されており、この電源回路134によ
り生成される電力は、制御回路基板130に形成された
回路パターン(図示せず)を介して、CPU11やカウ
ンタIC14へ供給される。また、制御回路基板130
の前側両端部分には制御回路基板130をボックス本体
110にねじ止めするための木ねじ等のビス部材(図示
せず)が挿入可能な通穴135がそれぞれ穿設されてい
る。よって、ボックス本体110に制御回路基板130
を収納して、木ねじ等のビス部材を各通穴135に挿入
してねじ込むことにより、制御回路基板130をボック
ス本体110に固定することができる。
【0044】また、制御回路基板130は、その上面に
略板状の仕切板140が取着可能に形成されている。こ
の仕切板140は耐衝撃性を有するポリカーボネート樹
脂等の合成樹脂等で構成されており、制御回路基板13
0の前側縁部分に配置され制御回路基板130と共にボ
ックス本体110に取着可能に形成されている。よっ
て、ボックス本体110とボックス蓋体120とを合体
させた場合に、仕切板140により基板ボックス100
内部と外部とが仕切られるので、基板ボックス100の
切欠部110dから針金などの工具を挿入して制御回路
基板130に触れる接触行為を防止することができるの
である。
【0045】仕切板140上面の長手方向両端部には、
木ねじ等のビス部材(図示せず)がねじ込まれるねじ穴
141がそれぞれ穿設されている。各ねじ穴141は、
ボックス蓋体120と仕切板140とを連結するための
ものであり、ボックス蓋体120の上面に穿設された2
つの通穴126aに対応して穿設されている。各ねじ穴
141の前側部分には、仕切部材140をボックス本体
110にねじ止めするための木ねじ等のビス部材を挿入
可能な凹部142が凹設されており、その各凹部142
の内部下端には、制御回路基板130の各通穴135に
対応して木ねじ等のビス部材を挿入可能な穴部(図示せ
ず)がそれぞれ穿設されている。
【0046】次に、上記のように構成された基板ボック
ス100の組立方法について説明する。まず、図8に示
すように、制御回路基板130上面にCPU11,カウ
ンタIC14および電源回路134等の電子部品が搭載
され、信号線DB0〜DB7を介してCPU11とカウ
ンタIC14とが電気的に接続される一方、回路パター
ン(図示せず)を介して、電源回路134とCPU11
およびカウンタIC14とが電気的に接続される。その
後、信号線DB0〜DB7の配線部分における制御回路
基板130の上面に被覆部材133の粘着層133aが
当接され、かかる粘着層133aにより被覆部材133
が制御回路基板130上面に貼着され取着される。よっ
て、被覆部材133により信号線DB0〜DB7の配線
部分は被覆されるので、基板ボックス100により制御
回路基板130が被包された場合に、ボックス蓋体12
0の天板120aに複数穿設された通気孔120a1か
ら直径2mm以下の針金などの工具を挿入して、信号線
DB0〜DB7に触れる接触行為を防止することができ
る。このため、かかる針金などの工具により信号線DB
0〜DB7を不当に切断して、パチンコ遊技機Pの大当
たりの発生確率を不当に増加させる不正行為を防止する
ことができる。
【0047】被覆部材133の取着後、制御回路基板1
30の前側縁部分に仕切板140がねじ止め等によって
取着される。かかる仕切板140の取着された制御回路
基板130がボックス本体110の底板110aに載置
されると、制御回路基板130がボックス本体110に
収納される。制御回路基板130のボックス本体110
内部への収納後、制御回路基板130の各通穴135へ
木ねじ等のビス部材が挿入され、木ねじ等のビス部材が
ボックス本体110へねじ込まれると、制御回路基板1
30がボックス本体にねじ止めされ固定される。制御回
路基板130の固定後、ボックス蓋体120の各係合部
材123の先端部分をボックス本体110の各係合枠1
14の挿入口114aへ挿入し、各係合枠114と係合
部材123とを係合させると、ボックス蓋体120がボ
ックス本体110の上方に覆設される。
【0048】ボックス蓋体120の覆設後、ボックス蓋
体120をボックス本体110に対して図8中の矢印X
方向へスライドさせると、ロック板115,124が係
合板125,116の挿入口125a,116aにそれ
ぞれ挿入される。かかるロック板115,124の挿入
を更に続けると、ロック板115,124および係合板
125,116が係合されてボックス本体110とボッ
クス蓋体120とが結合される。
【0049】このように、ボックス本体110とボック
ス蓋体120とが結合されると、ボックス蓋体120に
穿設された各通穴126aと仕切板140に凹設された
各ねじ穴141とが対向しつつ合致する。その後、各通
穴126aを介して仕切板140の各ねじ穴141へ木
ねじ等のビス部材をねじ込むことにより、ボックス蓋体
120と仕切板140とがねじ止めされ、その後、封印
部材111,121を封印ねじ122によって連結する
ことにより、制御回路基板130が基板ボックス100
により被包されて、基板ボックス100が封印されるの
である。
【0050】以上に説明したように、本実施例の制御回
路基板130によれば、CPU11とカウンタIC14
とを電気的に接続する信号線DB0〜DB7の配線部分
は制御回路基板130に取着される被覆部材133によ
り被覆されるので、例えば、基板ボックス100により
制御回路基板130が被包され封印される場合に、ボッ
クス蓋体120の天板120aに不正に開けられる穴や
ボックス蓋体120の複数の通気孔120a1から針金
などの工具を挿入して、その針金の先端で信号線DB0
〜DB7のいずれかを不当に切断することを防止するこ
とができる。また、同様に、切欠部110dにより形成
されるケーブルの導出口の隙間から針金などの工具を挿
入して、その針金の先端で信号線DB0〜DB7のいず
れかを不当に切断することを防止することができる。こ
のため、信号線DB0〜DB7のいずれかを不当に切断
して、パチンコ遊技機Pの大当たり発生確率を不当に増
加させる不正行為を防止することができるのである。
【0051】また、被覆部材133には制御回路基板1
30上面に貼着可能な粘着層133aが形成されている
ので、被覆部材133を制御回路基板130に木ねじ等
のビス部材によりねじ止めする必要がなく、粘着層13
3aを制御回路基板130に貼着するにより、被覆部材
133を制御回路基板130に取着することができる。
このため、被覆部材133を制御回路基板130にねじ
止めする場合に比べて、被覆部材133の取着作業を簡
素化することができ、制御回路基板130全体としての
組立作業を簡素化することができるのである。
【0052】更に、被覆部材133は、光透過性を有す
る(透明な)エポキシ樹脂などの高分子樹脂材料で構成
されたシート材で形成されているので、基板ボックス1
00に収納された制御回路基板130の検査を行う場合
に、信号線DB0〜DB7の配線部分から被覆部材13
3を取り外すことなく、信号線DB0〜DB7の配線部
分を視認することができる。よって、基板ボックス10
0に収納された制御回路基板130の検査作業を簡素化
することができるのである。
【0053】次に、図9を参照して、第2実施例の制御
回路基板230について説明する。図9は、第2実施例
における制御回路基板230の拡大斜視図である。第2
実施例の制御回路基板230は、第1実施例の被覆部材
133に使用される矩形シート材に代えて、被覆部材2
33を使用したものである。以下、第1実施例と同一の
部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる
部分のみを説明する。
【0054】この被覆部材233は、光透過性を有する
ABS樹脂などの高分子樹脂材料で略矩形板体に形成さ
れており、信号線DB0〜DB7の配線部分における制
御回路基板230の上面に取着されている。この被覆部
材233は、信号線DB0〜DB7の配線部分全域に取
着されており、被覆部材233の取着面積は信号線DB
0〜DB7の配線部分面積に比べて大きく形成されてい
る。よって、被覆部材233により信号線DB0〜DB
7の配線部分の全体が被覆されるので、例えば、基板ボ
ックス200により制御回路基板230が被包され封印
される場合に、ボックス蓋体120の天板120aに不
正に開けられる穴やボックス蓋体120の複数の通気孔
120a1から針金などの工具を挿入して、その針金の
先端で信号線DB0〜DB7のいずれかを不当に切断す
ることを防止することができる。また、同様に、切欠部
110dにより形成されるケーブルの導出口の隙間から
針金などの工具を挿入して、その針金の先端で信号線D
B0〜DB7のいずれかを不当に切断することを防止す
ることができる。このため、信号線DB0〜DB7のい
ずれかを不当に切断して、パチンコ遊技機Pの大当たり
発生確率を不当に増加させる不正行為を防止することが
できるのである。
【0055】また、被覆部材233には制御回路基板2
30上面に貼着可能な粘着層233aが形成されている
ので、被覆部材233を制御回路基板230に木ねじ等
のビス部材によりねじ止めする必要がなく、粘着層23
3aを制御回路基板230に貼着するにより、被覆部材
233を制御回路基板230に取着することができる。
このため、被覆部材233を制御回路基板230にねじ
止めする場合に比べて、被覆部材233の取着作業を簡
素化することができ、制御回路基板230の組立作業を
簡素化することができるのである。
【0056】更に、被覆部材233は、光透過性を有す
るABS樹脂などの高分子樹脂材料で略矩形板状に形成
されているので、基板ボックス200に収納された制御
回路基板230の検査を行う場合に、信号線DB0〜D
B7の配線部分から被覆部材233を取り外すことな
く、信号線DB0〜DB7を視認することができる。よ
って、基板ボックス200に収納された制御回路基板2
30の検査作業を簡素化することができるのである。
【0057】次に、図10を参照して、第3実施例の制
御回路基板330について説明する。図10は、第3実
施例における制御回路基板330の拡大斜視図である。
第3実施例の制御回路基板330は、上記各実施例の被
覆部材133,233に対して、被覆部材333を使用
したものである。以下、上記各実施例と同一の部分には
同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみ
を説明する。
【0058】この被覆部材333は、光透過性を有する
ABS樹脂などの高分子樹脂材料で形成されており、信
号線DB0〜DB7の配線部分の上方に略平板状の被覆
板333aが配設されている。この被覆板333aはC
PU11の上面とカウンタIC14の上面とに跨りつ
つ、信号線DB0〜DB7の配線部分に対向して配設さ
れており、その左右両端部にはそれぞれ下方へ向けて略
平板状の側壁333b,333cが連設されている。被
覆部材333は、これらの側壁333b,333cおよ
び被覆板333aにより略コ字形に形成されており、C
PU11およびカウンタICとともに、信号線DB0〜
DB7の配線部分の周囲を隙間なく包囲して、かかる配
線部分を被覆することができる。
【0059】また、側壁333b,333cの両下端に
は、それぞれ外方へ向けて延出された略平板状の取着板
333d,333eが連設されており、この取着板33
3d,333eの下面には公知の粘着剤が塗布されてお
り、かかる粘着剤により制御回路基板330の上面に貼
着可能な薄膜状の粘着層333f,333gがそれぞれ
形成されている。よって、かかる粘着層333f,33
3gを制御回路基板330上面に当接することにより、
被覆部材333を制御回路基板330上面に貼着するこ
とができる。
【0060】このように第3実施例の制御回路基板33
0によれば、被覆部材333、CPU11およびカウン
タIC14により信号線DB0〜DB7の配線部分は被
覆されるので、例えば、基板ボックス300により制御
回路基板330が被包され封印される場合に、ボックス
蓋体120の天板120aに不正に開けられる穴やボッ
クス蓋体120の複数の通気孔120a1から針金など
の工具を挿入して、その針金の先端で信号線DB0〜D
B7を切断することを防止することができる。また、同
様に、切欠部110dにより形成されるケーブルの導出
口の隙間から針金などの工具を挿入して、その針金の先
端で信号線DB0〜DB7のいずれかを不当に切断する
ことを防止することができる。このため、信号線DB0
〜DB7のいずれかを不当に切断して、パチンコ遊技機
Pの大当たり発生確率を不当に増加させる不正行為を防
止することができるのである。
【0061】また、被覆部材333には制御回路基板3
30上面に貼着可能な粘着層333f,333gが形成
されているので、被覆部材333を制御回路基板330
に木ねじ等のビス部材によりねじ止めする必要がなく、
粘着層333f,333gを制御回路基板330に貼着
することにより、被覆部材333を制御回路基板330
に取着することができる。よって、被覆部材333を制
御回路基板330にねじ止めする場合に比べて、被覆部
材333の取着作業を簡素化することができ、制御回路
基板330全体としての組立作業を簡素化することがで
きるのである。
【0062】更に、被覆部材333は、光透過性を有す
るABS樹脂などの高分子樹脂材料で形成されているの
で、基板ボックス300に収納された制御回路基板33
0の検査を行う場合に、信号線DB0〜DB7の配線部
分から被覆部材333を取り外すことなく、信号線DB
0〜DB7を視認することができる。よって、基板ボッ
クス300に収納された制御回路基板330の検査作業
を簡素化することができるのである。
【0063】次に、図11を参照して、第4実施例の制
御回路基板430について説明する。図11は、第4実
施例における制御回路基板430の拡大断面図であり、
信号線DB0と、その信号線DB0に接続されるCPU
11の接続ピン11aおよびカウンタIC14の接続ピ
ン14aとを図示する一方、信号線DB1〜DB7と、
その信号線DB1〜DB7に接続されるCPU11の7
本の接続ピンおよびカウンタIC14の7本の接続ピン
とを省略して図示している。
【0064】第4実施例の制御回路基板430は、上記
各実施例に対して、信号線DB0〜DB7の切断を防止
する手段を変更したものである。以下、上記各実施例と
同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、
異なる部分のみを説明する。
【0065】図11に示すように、基板ボックス400
に収納される制御回路基板430は、略平板状に形成さ
れた基板層が複数層(例えば、3層)形成されており、
その制御回路基板430の上面側から下面側へ向けて第
1層430a〜第3層430cが順に積層形成されてい
る。制御回路基板430の上面、即ち、第1層430a
の上面には、上述したCPU11およびカウンタIC1
4が搭載されている。CPU11の左端部には下方へ向
けて延出された接続ピン11aが形成されており、この
接続ピン11aは制御回路基板430の上面から下面へ
と連通して穿設された通穴430dに挿入されている。
【0066】この通穴430dが穿設される制御回路基
板430の第1層430aと第2層430bとの間部分
には、上述した信号線DB0が配線されており、この信
号線DB0は半田付けによりCPU11の接続ピン11
aに電気的に接続されている。尚、図示を省略したが、
信号線DB1〜DB7は、信号線DB0と同様に、制御
回路基板430の第1層430aと第2層430bとの
間部分に配線されている。
【0067】一方、カウンタIC14の右端部には、C
PU11と同様に、下方へ向けて延出された接続ピン1
4aが形成されており、この接続ピン14aは制御回路
基板430の上面から下面へと連通して穿設された通穴
430eに挿入されている。しかも、この通穴430e
に挿入された接続ピン14aは、半田付けにより信号線
DB0に電気的に接続されている。よって、信号線DB
0を介して、CPU11の接続ピン11aとカウンタI
C14の接続ピン14aとが電気的に接続されている。
【0068】このように第4実施例の制御回路基板43
0によれば、CPU11とカウンタIC14とを電気的
に接続する信号線DB0〜DB7は第1層430aと第
2層430bとの間部分に配線されているので、信号線
DB0からDB7に外部から接触することを防止するこ
とができる。よって、例えば、基板ボックス400によ
り制御回路基板430が被包され封印される場合に、ボ
ックス蓋体120の天板120aに不正に開けられる穴
やボックス蓋体120の複数の通気孔120a1から針
金などの工具を挿入して、その針金の先端で信号線DB
0〜DB7を切断することを防止することができる。ま
た、同様に、切欠部110dにより形成されるケーブル
の導出口の隙間から針金などの工具を挿入して、その針
金の先端で信号線DB0〜DB7のいずれかを不当に切
断することを防止することができる。このため、信号線
DB0〜DB7のいずれかを不当に切断して、パチンコ
遊技機Pの大当たり発生確率を不当に増加させる不正行
為を防止することができるのである。
【0069】次に、図12を参照して、第5実施例の制
御回路基板530が収納される基板ボックス500につ
いて説明する。図12は、第5実施例における制御回路
基板530の拡大斜視図である。第5実施例の制御回路
基板530は、上記各実施例に対して、信号線DB0〜
DB7の切断を防止する手段を変更したものであり、ボ
ックス本体110を省略して図示している。以下、上記
各実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明
は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0070】図12に示すように、制御回路基板530
が収納される基板ボックス500の天板120aの下面
には、制御回路基板530の上面(部品面)へ向けて、
即ち、ボックス蓋体120の下方へ向けて、略矩形枠状
の壁部材(仕切部材)531が立設されている。壁部材
531は、ボックス蓋体120と同様に、ポリカーボネ
ート樹脂等の高分子樹脂材料で形成されており、ボック
ス蓋体120と一体成形されている。壁部材531は、
上面視略ロ字状に形成されており、その壁部材531の
下端部分が開放されている。この壁部材531は、制御
回路基板530に搭載されたCPU11、カウンタIC
14および信号線DB0〜DB7の周囲に周設されてお
り、その壁部材531の下端は、制御回路基板530の
上面に当接されている。即ち、壁部材531は、その下
端と制御回路基板530の上面との間に隙間なく、CP
U11、カウンタIC14および信号線DB0〜DB7
の周囲に周設されている。よって、壁部材531の下端
と制御回路基板530の上面との間からの針金などの工
具の挿入を防止することができる。
【0071】しかも、ボックス蓋体120の天板120
aに複数穿設された通気孔120a1は、壁部材531
の外方部分、即ち、CPU11、カウンタIC14の搭
載部分やDB0〜DB7の配線部分との非対向部分に穿
設されている。よって、例えば、基板ボックス500に
より制御回路基板530が被包され封印される場合に、
ボックス蓋体120の通気孔120a1から基板ボック
ス500内へ針金などの工具を挿入しても、かかる針金
などの工具の侵入は壁部材531により妨害されるの
で、信号線DB0〜DB7のいずれかを削り不当に切断
することを防止することができる。また、同様に、切欠
部110dにより形成されるケーブルの導出口の隙間か
ら針金などの工具を挿入して、その針金の先端で信号線
DB0〜DB7のいずれかを不当に切断することを防止
することができる。このため、信号線DB0〜DB7の
いずれかを不当に切断して、パチンコ遊技機Pの大当た
り発生確率を不当に増加させる不正行為を防止すること
ができるのである。
【0072】次に、図13を参照して、第6実施例の制
御回路基板630について説明する。図13は、第6実
施例における制御回路基板630の拡大斜視図である。
第6実施例の制御回路基板630は、上記各実施例に対
して、被覆部材633を使用したものである。以下、上
記各実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説
明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0073】図13に示すように、被覆部材633は、
制御回路基板630のCPU11およびカウンタIC1
4の搭載部分、並びに、信号線DB0〜DB7の配線部
分の上方を覆うためのものであり、光透過性を有するA
BS樹脂などの高分子樹脂材料で略矩形箱状体に形成さ
れ、その下方には略矩形状の開口が形成されている。こ
の被覆部材633の内側部分には、CPU11、カウン
タIC14および信号線DB0〜DB7の配線部分が配
設されており、かかる被覆部材633によって、信号線
DB0〜DB7の配線部分が包囲され被覆されている。
よって、被覆部材633により信号線DB0〜DB7に
接触することを防止することができる。よって、例え
ば、制御回路基板630が基板ボックス600により被
包され封印される場合に、ボックス蓋体120の通気孔
120a1から基板ボックス600内へ針金などの工具
を挿入しても、かかる針金などの工具の侵入は被覆部材
633により妨害されるので、信号線DB0〜DB7の
いずれかを削り不当に切断することを防止することがで
きるのである。また、同様に、切欠部110dにより形
成されるケーブルの導出口の隙間から針金などの工具を
挿入して、その針金の先端で信号線DB0〜DB7のい
ずれかを不当に削り不当に切断することを防止すること
ができる。
【0074】一方、被覆部材633の下端部分の四隅に
は、被覆部材633を制御回路基板630に固定するた
めの木ねじ等のビス部材634がねじ止めされる取付部
材633aがそれぞれ一体成形されている。これらの取
付部材633aには、ビス部材634が挿入可能な通穴
(図示せず)がそれぞれ穿設されており、かかる各取付
部材633aの各通穴へビス部材634を挿入して、制
御回路基板630へねじ込むことにより、被覆部材63
3を制御回路基板630に固定することができるのであ
る。尚、被覆部材633の下端面に公知の粘着剤を塗布
して、かかる粘着剤により被覆部材633を制御回路基
板630の上面に貼着しても良い。
【0075】次に、図14を参照して、第7実施例の制
御回路基板730について説明する。図14は、第7実
施例における制御回路基板730を収納する基板ボック
ス700の拡大断面図であり、信号線DB0と、その信
号線DB0に接続されるCPU11の接続ピン11aお
よびカウンタIC14の接続ピン14aとを図示する一
方、信号線DB1〜DB7と、その信号線DB1〜DB
7に接続されるCPU11の7本の接続ピンおよびカウ
ンタIC14の7本の接続ピンとを省略して図示してい
る。第7実施例の制御回路基板730は、上記各実施例
に対して、信号線DB0〜DB7の切断を防止する手段
を変更したものである。以下、上記各実施例と同一の部
分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部
分のみを説明する。
【0076】図14に示すように、基板ボックス700
に収納される制御回路基板730は略平板状に形成され
ており、その裏面(半田面)には信号線DB0が配線さ
れている。一方、制御回路基板730の上面(部品面)
には、上述したCPU11およびカウンタIC14が搭
載されており、かかるCPU11の接続ピン11aおよ
びカウンタIC14の接続ピン14aは信号線DB0に
半田付けによりそれぞれ固着されている。即ち、CPU
11の接続ピン11aとカウンタIC14の接続ピン1
4aとは、信号線DB0を介して、電気的に接続されて
いる。尚、図示を省略しているが、信号線DB1〜DB
7は、信号線DB0と同様に、制御回路基板730の裏
面に配線されている。
【0077】また、基板ボックス700に複数穿設され
る通気孔(開口)120a1は、制御回路基板730の
上面と対向するボックス蓋体120の天板120aに穿
設される一方、信号線DB0〜DB7は、ボックス本体
110の底板110aと対向する制御回路基板730の
裏面に配線されている。また、ボックス本体110の底
板110aには、外部と連通する通気孔などの開口が形
成されず、閉鎖されている。よって、例えば、基板ボッ
クス700により制御回路基板730が被包され封印さ
れる場合に、ボックス蓋体120の通気孔120a1か
ら基板ボックス700内へ針金などの工具を挿入して
も、かかる針金などの工具の侵入は制御回路基板730
により妨害されるので、信号線DB0〜DB7のいずれ
かを削り不当に切断することを防止することができるの
である。
【0078】尚、第7実施例では、被覆部材としては、
制御回路基板730およびボックス本体110がそれぞ
れ該当する。
【0079】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0080】本実施例では、乱数生成装置として、乱数
カウンタ13aの更新量を決定するためのカウンタIC
14が用いられた。即ち、このカウンタIC14のカウ
ント値に基づいて、乱数カウンタ13aの更新量を決定
し、実際の乱数値の生成は、制御装置であるCPU11
によって行われたのである。しかしながら、乱数生成装
置は、必ずしも、かかるカウンタIC14に限られるの
ではなく、IC内部で乱数値を直接生成し、その生成さ
れた乱数値を制御装置であるCPU11へ出力すること
ができるもの、例えば、乱数ICを、乱数生成装置とし
て用いるようにしても良い。
【0081】本実施例では、乱数生成装置として、カウ
ンタ回路14a、ラッチ回路14bおよび3ステートバ
ッファ14cにより構成されるカウンタIC14を用い
た。しかしながら、乱数生成装置は、必ずしも、かかる
カウンタIC14に限られるのではなく、例えば、カウ
ンタ回路14a、ラッチ回路14bおよびラッチ回路1
4cをそれぞれ別々のIC、例えば、カウンタ回路I
C、ラッチ回路ICおよび3ステートバッファICで構
成しても良い。かかる場合には、これらの各IC、即
ち、カウンタ回路IC、ラッチ回路ICおよび3ステー
トバッファICをそれぞれ接続パターンである信号線に
より電気的に接続する一方、3ステートバッファICと
CPU11とを信号線DB0〜DB7により電気的に接
続するのである。ここで、接続パターンとしては、カウ
ンタ回路IC、ラッチ回路ICおよび3ステートバッフ
ァ回路ICをそれぞれ接続する信号線および信号線DB
0〜DB7が該当するので、これらのカウンタ回路I
C、ラッチ回路ICおよび3ステートバッファ回路IC
をそれぞれ接続する信号線および信号線DB0〜DB7
を被覆部材により被覆するようにしても良い。
【0082】また、第2および第3実施例では、粘着層
233aおよび粘着層333f,333gによって、被
覆部材233,333を制御回路基板130上面に取着
した。しかしながら、被覆部材233,333の制御回
路基板への取着方法は、必ずしもこれに限られるもので
はなく、例えば、被覆部材233,333を木ねじ等の
ビス部材により制御回路基板130に取着しても良い。
【0083】第4実施例では、信号線DB0〜DB7を
制御回路基板430の第1層430aと第2層430b
との間部分に配線した。しかしながら、信号線DB0〜
DB7の配線部分は、必ずしもこれに限られるものでは
なく、例えば、信号線DB0〜DB7を制御回路基板4
30の第2層430bと第3層430cとの間部分に配
線しても良い。
【0084】尚、以下に本発明の変形例を示す。基板ボ
ックスにより被包され封印される回路基板と、その回路
基板に配設され遊技内容の制御に使用される乱数を生成
する乱数生成装置と、その乱数生成装置とともに前記回
路基板に配設され前記乱数生成装置により生成される乱
数に基づいて遊技内容の制御を行う制御装置と、その制
御装置と前記乱数生成装置とを電気的に接続するため前
記回路基板に配線される接続パターンとを備えた遊技機
において、前記接続パターンの配線部分を被覆する被覆
部材を備えていることを特徴とする遊技機1。
【0085】この遊技機1によれば、乱数生成装置によ
り生成される乱数値に対応する電気信号は、接続パター
ンを介して、制御装置へ入力され、その乱数値に基づい
て制御装置により遊技機の制御が行われる。しかも、回
路基板は基板ボックスにより被包され封印される一方、
その回路基板に配線される乱数生成装置と制御装置とを
電気的に接続する接続パターンの配線部分は被覆部材に
より被覆されるので、その接続パターンへの接触行為が
防止される。よって、例えば、回路基板を被包して封印
する基板ボックスの壁面に不正に穴を開け、その穴から
針金などを挿入して、その先端で接続パターンを切断す
る不正行為を防止することができる。また、同様に、基
板ボックスに設けられる放熱用の通気孔やコネクタ接続
用の開口から基板ボックス内へ針金などを挿入して、そ
の先端で接続パターンを切断する不正行為も防止するこ
とができる。従って、かかる接続パターンを切断するこ
とにより遊技機1の遊技内容を不当に変更する不正行
為、例えば、遊技機1の大当たりの発生確率を大きくす
るなどの不正行為を防止することができる。
【0086】遊技機1、又は、請求項1記載の遊技機に
おいて、前記被覆部材は前記回路基板に貼着可能に形成
された粘着層を備えていることを特徴とする遊技機2。
この遊技機2によれば、被覆部材をねじ止めする必要が
なく、被服部材の粘着層を回路基板に貼着するにより被
覆部材を取着することができる。このため、被覆部材を
回路基板にねじ止めする場合に比べて、被覆部材の取着
作業を簡素化することができ、回路基板の組立作業を簡
素化することができる。
【0087】遊技機1,2のいずれか、又は、請求項1
記載の遊技機において、前記被覆部材は光透過性を有す
る材料で形成されていることを特徴とする遊技機3。よ
って、かかる遊技機3の回路基板の検査を行う場合に
は、接続パターンの配線部分から被覆部材を取り外すこ
となく、接続パターンが外部から視認されるので、回路
基板の検査作業を簡素化することができる。
【0088】基板ボックスにより被包され封印される回
路基板と、その回路基板に配設され遊技内容の制御に使
用される乱数を生成する乱数生成装置と、その乱数生成
装置とともに前記回路基板に配設され前記乱数生成装置
により生成される乱数に基づいて遊技内容の制御を行う
制御装置と、その制御装置と前記乱数生成装置とを電気
的に接続するため前記回路基板に配線される接続パター
ンとを備えた遊技機において、前記接続パターンは前記
回路基板内部に配線されていることを特徴とする遊技機
4。
【0089】この遊技機4によれば、制御装置と乱数生
成装置とを電気的に接続する接続パターンは回路基板内
部に配線されているので、かかる接続パターンに回路基
板の外部から接触する行為を防止することができる。よ
って、例えば、回路基板を基板ボックスにより被包して
封印した場合に、かかる基板ボックスの壁面に不正に穴
を開け、その穴から針金などを挿入して、その先端で接
続パターンを切断する不正行為を防止することができ
る。また、同様に、基板ボックスに設けられる放熱用の
通気孔やコネクタ接続用の開口から基板ボックス内へ針
金などを挿入して、その先端で接続パターンを切断する
不正行為も防止することができる。従って、かかる接続
パターンを切断することにより遊技機4の遊技内容を不
当に変更する不正行為、例えば、遊技機4の大当たりの
発生確率を大きくするなどの不正行為を防止することが
できるのである。
【0090】壁面に外部と連通する開口が穿設された基
板ボックスにより被包され封印される回路基板と、その
回路基板に配設され遊技内容の制御に使用される乱数を
生成する乱数生成装置と、その乱数生成装置とともに前
記回路基板に配設され前記乱数生成装置により生成され
る乱数に基づいて遊技内容を制御する制御装置と、その
制御装置と前記乱数生成装置とを電気的に接続するため
前記回路基板に配線される接続パターンとを備えた遊技
機において、前記接続パターンは、基板ボックスの開口
との非対向部分に配線され、その接続パターンの配線部
分の周囲に周設される仕切部材を備えており、その仕切
部材は、前記接続パターンに対向する基板ボックスの壁
面、又は、前記接続パターンの配線部分の一方から他方
へ向けて立設されていることを特徴とする遊技機5。
【0091】この遊技機5によれば、接続パターンは、
基板ボックスの壁面に穿設される開口との非対向部分に
配線され、かつ、その配線部分の周囲に仕切部材が立設
されているので、例えば、回路基板が基板ボックスによ
り被包され封印される場合に、基板ボックスの開口から
基板ボックス内へ挿入される針金などと接続パターンと
の接触を仕切部材により妨害することができる。このた
め、基板ボックスの開口から基板ボックス内へ針金など
を挿入して接続パターンを不当に切断する不正行為を防
止することができ、かかる接続パターンを切断すること
により遊技機5の遊技内容を不当に変更する不正行為、
例えば、遊技機5の大当たりの発生確率を大きくするな
どの不正行為を防止することができる。
【0092】開口が穿設される第1壁と、その一の壁面
の反対側を閉鎖する第2壁とを有する基板ボックスによ
り被包され封印される回路基板と、その回路基板に配設
され遊技内容の制御に使用される乱数を生成する乱数生
成装置と、その乱数生成装置とともに前記回路基板に配
設され前記乱数生成装置により生成される乱数に基づい
て遊技内容を制御する制御装置と、その制御装置と前記
乱数生成装置とを電気的に接続するため前記回路基板に
配線される接続パターンとを備えた遊技機において、前
記接続パターンの配線部分は、前記回路基板が基板ボッ
クスにより被包され封印される場合に、基板ボックスの
第2壁に対向する部分に配置されることを特徴とする遊
技機6。
【0093】この遊技機6によれば、回路基板が基板ボ
ックスにより被包され封印される場合に、基板ボックス
の第1壁に穿設された開口から基板ボックス内へ挿入さ
れる針金と接続パターンとの接触を回路基板により妨害
することができる。このため、基板ボックスの第1壁の
開口から基板ボックス内へ針金などを挿入して接続パタ
ーンを不当に切断する不正行為を防止することができ、
かかる接続パターンを切断することにより遊技機6の遊
技内容を不当に変更する不正行為、例えば、遊技機6の
大当たりの発生確率を大きくするなどの不正行為を防止
することができる。
【0094】
【発明の効果】 請求項1記載の遊技機によれば、制御
装置と乱数生成装置とを電気的に接続する接続パターン
の配線部分は被覆部材により被覆されているので、例え
ば、回路基板を被包して封印する基板ボックスの壁面に
不正に穴を開け、その穴から針金などを挿入して、その
先端で接続パターンを切断する不正行為を防止すること
ができる。また、同様に、基板ボックスに設けられる放
熱用の通気孔やコネクタ接続用の開口から基板ボックス
内へ針金などを挿入して、その先端で接続パターンを切
断する不正行為も防止することができる。よって、かか
る接続パターンを切断することにより遊技機の遊技内容
を不当に変更する不正行為、例えば、遊技機の大当たり
の発生確率を大きくするなどの不正行為を防止すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の遊
技盤の正面図である。
【図2】 パチンコ遊技機の電気的構成を示したブロッ
ク図である。
【図3】 加算値テーブルを示した図である。
【図4】 リセット割込処理を示したフローチャートで
ある。
【図5】 乱数カウンタ更新処理を示したフローチャー
トである。
【図6】 乱数カウンタの更新状況を示した図である。
【図7】 乱数カウンタの更新状況を示した図である。
【図8】 基板ボックスの分解斜視図である。
【図9】 第2実施例における制御回路基板の拡大斜視
図である。
【図10】 第3実施例における制御回路基板の拡大斜
視図である。
【図11】 第4実施例における制御回路基板の拡大断
面図である。
【図12】 第5実施例における制御回路基板の拡大斜
視図である。
【図13】 第6実施例における制御回路基板の拡大斜
視図である。
【図14】 第7実施例における制御回路基板を収納す
る基板ボックスの拡大断面図である。
【符号の説明】
11 CPU(制御装置) 14 カウンタIC(乱数生成
装置) 100,200,300,400,500,600,7
00基板ボックス 130,230,330,430,530,630,7
30制御回路基板(回路基板、被覆部材の一部) 133,233,333 被覆部材 430a 第1層(被覆部材の一
部) 430b 第2層(被覆部材の一
部) 430c 第3層(被覆部材の一
部) 531 壁部材(被覆部材) C 制御部 D 表示装置 DB0〜DB7 信号線(接続パターン) P パチンコ遊技機(遊技
機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技内容の制御に使用される乱数を生成
    する乱数生成装置と、その乱数生成装置により生成され
    る乱数に基づいて遊技内容の制御を行う制御装置と、そ
    の制御装置と前記乱数生成装置とを電気的に接続する接
    続パターンとを有する回路基板を備えた遊技機におい
    て、 前記接続パターンの配線部分を被覆する被覆部材を備え
    ていることを特徴とする遊技機。
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