JP2000024065A - マッサージ具 - Google Patents

マッサージ具

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JP2000024065A
JP2000024065A JP10228481A JP22848198A JP2000024065A JP 2000024065 A JP2000024065 A JP 2000024065A JP 10228481 A JP10228481 A JP 10228481A JP 22848198 A JP22848198 A JP 22848198A JP 2000024065 A JP2000024065 A JP 2000024065A
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JP
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jaw
massage
rotary shaft
massager
cylindrical bodies
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JP10228481A
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Kazuko Isotani
和子 磯谷
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】顎の表情筋に張力を与えることで表情筋が引き
締められ、その結果顎の輪郭が引き締められるマッサー
ジ具を提供する。 【解決手段】把持部と、該把持部の一端に設けた回転軸
体の両端に嵌着した弾性体を有するマッサージ具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顎のマッサージ
具、及びマッサージ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の顔マッサージ器として、ローラー
とそれを支持する取手を備えるもの(特開平3−182
251号公報)は、単一のローラで顔面をマッサージす
るもので顔面の特定の部位に対するマッサージ器でな
く、顎の引き締め効果が期待できるマッサージ器とは言
えなかった。
【0003】他方3つの球体とそれを支持する把持部を
備えるもの(実開昭62−73818号公報)は、3つ
の球体は動きを制限する回転軸が存在しないため、それ
ぞれ独立した自由回転をする。顎の皮膚表面の凹凸は変
化するため、皮膚表面から受ける様々な方向からの力に
よって、各球体はそれぞれ違う回転をする。そのため、
球体は顎の皮膚表面を単に転がっているに過ぎず、顎の
輪郭を引き締めるためのマッサージが十分ではなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】女性を中心に、顔のダ
イエットの関心は高まってきている。顔面部表層にある
表情筋は、頭蓋骨から起こって皮膚に付着し、皮膚を動
かして表情をつくり、すべて顔面神経によって支配さ
れ、眼裂、鼻孔、耳介、口裂の周囲にある(最新医学大
辞典、医歯薬出版株式会社、1212頁)。表情筋上の
皮下組織に脂肪がたまると、その脂肪を支える表情筋が
弱ければ脂肪は垂れ落ち、次第に締まりのない顔にな
る。したがって、本発明の目的は、特に顎の表情筋に張
力を与えることで表情筋が引き締められ、その結果顎の
輪郭が引き締められるマッサージ具を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、把持部と、該
把持部の一端に設けた回転軸体の両端に嵌着した弾性体
を有するマッサージ具を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1のマッサージ具1は、回転軸
体8と、その回転軸体8の両端に嵌着した弾性体である
マッサージ部2とその回転軸体8を支持する把持部4と
から成る。上記の弾性体であるマッサージ部2は、左右
2つの円柱体3、3から成るが、球体、或いは回転楕円
体等を用いてもよい。2つの内側側面部3aが顎の輪郭
を中心にして両側から顎の皮膚表面に当接するため、マ
ッサージ効果のある部位、即ち顎の表情筋にマッサージ
を行える道具となる。
【0007】把持部4は、手で把持し円柱体3、3を操
作するための柄部7を備え、柄部7は手に把持しやすい
長さがよく、柄部7の先端部分Bを基端側直線部分Aか
ら傾斜させるとより好ましい。先端部分Bから柄部7の
全長の略1/3〜1/4の部分で、基端側直線部分Aよ
りも略20〜40度傾斜させた柄を用いると、手首の傾
け角を大きくとる必要がなく、自然な動きで作用でき
る。本実施例では柄部7の全長の略1/3の部分で略3
0度傾斜させた。回転軸体8と把持部4の材質はポリエ
チレン(P.E.)、ポリプロピレン(P.P.)、ポ
リスチレン(P.S.)等の熱可塑性樹脂で作成する。
【0008】図2に示すように、把持部4は、基端側に
柄部7と先端側に回転軸8bを支持する回転軸支持孔1
0とを有し、回転軸8bをその回転軸支持孔10に通
す。ここで回転軸支持孔10の直径は、回転軸8bがス
ムーズに回転できるように回転軸8bの直径よりも略
0.1〜1.0mm大きく設定するのが好ましい。
【0009】回転軸体8は、回転軸8bとマッサージ支
持部8aとからなる。回転軸8bの両端で、マッサージ
支持部8aと回転軸8bとをねじ嵌合部8dで螺合す
る。マッサージ支持部8aには円柱体3、3を固定する
リブ8cを設けている。ここで円柱体3、3をより確実
に固定させるために、マッサージ支持部8aあるいはリ
ブ8cを、端部へ行くにしたがって径を大きくさせても
よい。
【0010】円柱体3、3の材質は弾性体であり、本実
施例ではシリコンゴムを用いたが、スチレン・ブタジエ
ンゴム共重合物のジエン系ゴム、ポリエステル・イソシ
アネート縮合物のウレタン系ゴム等種々のゴムを用いて
も良い。ここでシリコンゴムの弾性を硬度で表すと、硬
度の数値が高い程、弾性が低く、硬度の数値が低い程、
弾性が高い。硬度はJISのK6301の加硫ゴム物理
試験方法の硬さ試験のスプリング式硬さ試験(A形)に
記載のスプリング硬さHsで表す。本実施例において円
柱体3、3の硬さHsは10〜30が好ましく、更には
15〜25であるものがより好ましい。上記スプリング
硬さHs範囲ならば顎の皮膚表面と円柱体3、3との界
面に摩擦力が働くため円柱体3、3に顎の皮膚が追従
し、円柱体3、3が回転運動によって顎の表情筋を挟持
しながら伸ばすことができる。
【0011】円柱体3の内側側面部3aに回転軸体8の
マッサージ支持部8aと嵌着する軸孔9を設ける。その
軸孔9の径は、マッサージ支持部8aの径よりも小さく
すると円柱体3はより確実にマッサージ支持部8aに固
定される。
【0012】本マッサージ具1は、円柱体3、3の全体
が弾性体であるので、マッサージ支持部8aに嵌着する
円柱体3、3の嵌着位置を横方向に移動させることで2
つの円柱体3、3の間隔を自由に設定可能で、円柱体
3、3の間隔を顎の表情筋を挟持できる長さに設定し、
内側側面部3a、3aが顎の皮膚表面に接することで、
常に表情筋を挟持させながら、伸ばすことができる。内
側側面部3a、3aの中心点間の距離は顎を挟持させる
点で、5〜40mmが好ましく、更には10〜30mm
がより好ましい。
【0013】円柱体3、3の軸孔9、9をそれぞれ回転
軸体8の両端にあるマッサージ支持部8a、8aに嵌着
させるとマッサージ部2が形成できる。円柱体3、3は
マッサージ支持部8a,8aに対して簡単に取り外し自
由であるから、円柱体3、3の表面が汚れた際は、取り
外し洗浄することができるため、常に衛生的に使用でき
る。
【0014】円柱体3、3の内側側面部3a,3aの縁
部6、6は、外周に向かってテーパーを付けるとより確
実に顎の表情筋を挟持しながら表情筋を伸ばすことがで
きる。ここで縁部6とは内側側面部3aと円周部3bと
が交差する境界線である。テーパーの角度は顎を挟持さ
せる点で、内側側面部3aの平面部から40〜80度の
傾斜が好ましく、更には50〜70度の傾斜がより好ま
しい。テーパー長さは顎を挟持させる点で、1〜20m
m、更には3〜10mmがより好ましい。また、上記テ
ーパーに限らず曲面、或いは内側側面部3a内に階段状
の段差を設けても良い。
【0015】次にマッサージ方法について説明する。マ
ッサージ具1の把持部4を持ち、円柱体3、3の2つの
内側側面部3a,3aを顎の輪郭に押し当て、円柱体
3,3の間で顎の表情筋を挟持する。顎関節から顎の先
端までの間の顎の輪郭に沿って、把持部4の長手方向に
平行に往復運動して把持部4を動かすと円柱体3、3に
顎の皮膚が追従し、円柱体3,3が回転運動によって顎
の表情筋を挟持しながら伸ばすことができる。円柱体
3、3が弾性体であるので、単に円柱体3、3の表面が
顎の皮膚表面を転がるのではなく、顎の皮膚表面と円柱
体3、3の界面に摩擦力を働かせながらマッサージでき
る。
【0016】回転軸8bによって円柱体3、3の回転が
常に一定方向に規制されるため、たとえ顎の皮膚表面の
凹凸が変化し、皮膚表面から様々な方向からの力を受け
ても、円柱体3、3はその力の影響を受けることはな
く、顎の表情筋を挟持しながら表情筋を伸ばすことがで
きる。
【0017】また、マッサージ具1とマッサージ剤とを
併用するとさらに効果的なマッサージが行える。ここ
で、マッサージ剤とは、保湿剤、皮膚代謝改善剤、しわ
改善剤、たるみ改善剤、肌引き締め剤、等の有効成分を
含有するクリーム、乳液、化粧水、ジェル、パック剤等
の各種剤型が挙げられ、たるみ改善剤ならば、イチョ
ウ、ヒバマタ等の植物の抽出物を有効成分とするコラー
ゲンゲル収縮促進剤を含有する組成物等であり、上記有
効成分を希釈、濃縮、もしくは凍結乾燥した後、粉末ま
たは粒状、ペースト状等に調製し、適宜製剤化して用い
ることができる(特開平10−72336号公報)。マ
ッサージ剤を顎の皮膚表面に塗布した後、円柱体3、3
で顎の表情筋を挟持しながら表情筋を伸ばす。円柱体
3、3の円周部3bでマッサージ剤を顎の皮膚表面に広
範囲に塗り拡げることができ、マッサージ剤中の粒子が
円柱体3、3によって押し潰されて有効成分が皮膚中に
浸透し、顎の皮膚や表情筋に対してより有効なマッサー
ジができる。
【0018】
【発明の効果】マッサージ部によって顎の表情筋を確実
に挟持しながら、表情筋を伸ばすことができ、普段、特
別な手入れがされにくい顎をマッサージすることで、顎
の皮下組織に脂肪を蓄積させず、顎の輪郭を引き締める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の一部分断面図
【符号の説明】
1.マッサージ具 2.マッサージ部 3.円柱体 3a.内側側面部 3b.円周部 4.把持部 5.回転軸 6.縁部 7.柄部 8.回転軸体 8a.マッサージ支持部 8b.回転軸 8c.リブ 8d.ねじ嵌合部 9.軸孔 10.回転軸支持孔 A.基端側直線部分 B.先端部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部と、該把持部の一端に設けた回転軸
    体の両端に嵌着した弾性体を有するマッサージ具。
  2. 【請求項2】マッサージ剤を顎に塗布した後、上記マッ
    サージ具を使って、把持部の長手方向に顎の表情筋を挟
    持しながら表情筋を伸ばす方向に運動させる、顎のマッ
    サージ方法。
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