JP2000023911A - 歯科用カメラ - Google Patents

歯科用カメラ

Info

Publication number
JP2000023911A
JP2000023911A JP10214785A JP21478598A JP2000023911A JP 2000023911 A JP2000023911 A JP 2000023911A JP 10214785 A JP10214785 A JP 10214785A JP 21478598 A JP21478598 A JP 21478598A JP 2000023911 A JP2000023911 A JP 2000023911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
dental camera
unit
imaging unit
camera according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10214785A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Yamashita
誠一郎 山下
Kazunari Matoba
一成 的場
Hiroaki Kusakabe
博昭 日下部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J Morita Manufaturing Corp filed Critical J Morita Manufaturing Corp
Priority to JP10214785A priority Critical patent/JP2000023911A/ja
Publication of JP2000023911A publication Critical patent/JP2000023911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影対象ごとに挿入部を交換する必要がな
く、しかも構造が比較的簡単で価格の安い歯科用カメラ
を提供する。 【解決手段】 操作者が保持する把手部2と、把手部2
の先端に設けられて口腔内に挿入される挿入部3、とを
備えた歯科用カメラ1において、用途の異なる複数の撮
像部32,33,34を設けた。従って、挿入部を交換
しないで複数の用途に使用することが可能となり、操作
性のよい歯科用カメラが得られ、挿入部と把手部とを連
結するマウント部4を頑丈なものにしておく必要もな
く、小型化とコストダウンが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は歯科の診断に用い
られる歯科用カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯科用カメラにおいて、歯牙用の撮像部
を用いて特定の歯牙に近接して撮影を行い、また口腔用
の撮像部を用いて歯牙から若干離れた位置から口腔全体
の撮影を行うようにしたものは周知である。歯科用カメ
ラの一般的な構成は、操作者が保持する把手部の先端に
口腔内に挿入される挿入部を設けたものであるが、上記
の周知のものは、歯牙用、すなわち側視用の撮像部を備
えた挿入部と、口腔用、すなわち直視用の撮像部を備え
た挿入部とをそれぞれ用意しておき、撮影対象に応じた
挿入部を使用する構成になっていた。このため、対象ご
とに挿入部を交換する必要があって操作性が劣り、また
比較的頻繁に行われる交換に耐えられるように把手部と
挿入部とを相互に連結するマウント部を頑丈なものにし
ておく必要があり、大型で高価になりやすいものであっ
た。
【0003】これを解決するために、一つの撮像部を側
視用と直視用に兼用するものが提案されているが、兼用
とするために光学系が複雑で高価になりやすい。またい
ずれのものにおいても、撮影された光学像を電気信号に
変換するための撮像素子が把手内にあるものが多く、途
中の伝送系で光学像が減衰して画像が暗くなりやすいた
め、口腔内のように暗い部分を撮影する場合には光量の
大きい強力な照明が必要になる等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
点に着目し、対象ごとに挿入部を交換する必要がなく、
しかも構造が比較的簡単で価格の安い歯科用カメラを提
供することを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明は、操作者が保持する把手部と、把手部
の先端に設けられて口腔内に挿入される挿入部、とを備
えた歯科用カメラにおいて、用途の異なる複数の撮像部
を設けている。この複数の撮像部はすべて挿入部に設け
られてもよく、あるいは少なくとも一つが把手部に設け
られてもよい。このような構成によって、挿入部を交換
しないで複数の用途に使用することが可能となり、操作
性のよい歯科用カメラが得られる。
【0006】また、上記の複数の撮像部にはそれぞれ専
用の撮像素子が設けられる。このような構成により、把
手内の撮像素子まで光学像を伝送する必要がなく、光量
の大きい照明装置を用いないでも明るい画像を得ること
が容易となる。
【0007】また、複数の撮像部を選択する選択手段を
備え、選択された撮像部の撮像信号を出力するように構
成される。このような構成により、目的とする対象物の
画像を確実に取り出すことができる。
【0008】また、撮像部の撮像信号を無線送信器から
出力するようにしている。このような構成により、コー
ドレス式で操作性のよい歯科用カメラが得られる。
【0009】上記の複数の撮像部としては、少なくとも
歯牙用撮像部及び口腔用撮像部が設けられ、あるいは歯
牙用撮像部、口腔用撮像部及び顔面用撮像部が設けられ
る。このような構成により、特定の歯牙に近接して側視
撮影を行い、また口腔全体の直視撮影を行い、更にもっ
と離れて顔面全体の撮影を行うことができる。
【0010】上記の場合、少なくとも歯牙用撮像部及び
口腔用撮像部にそれぞれ専用の照明手段が設けられる。
このような構成により、外部からの光が届きにくい歯牙
側面あるいは口腔内の撮影を支障なく行うことができ
る。
【0011】また、歯牙用撮像部及び口腔用撮像部はピ
ンホールと撮像素子の組み合わせで構成され、顔面用撮
像部はレンズと撮像素子の組み合わせで構成される。こ
のような構成により、レンズの使用数を低減して全体の
コストを下げることが可能となる。
【0012】上記の場合、ピンホールと撮像素子の距離
あるいはレンズと撮像素子の距離を変更する機構が備え
られる。このような構成により、拡大率の変更やピント
合わせが可能となる。
【0013】上記のレンズを用いている撮像部には、被
写体に対する距離を検出するセンサと、検出された距離
に応じてレンズと撮像素子の距離を変更する自動焦点調
整機構を備えることができ、このような構成により、ピ
ント合わせが自動化されて撮影が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態につい
て説明する。図1は一部を破断して示した概略側面図で
あり、歯科用カメラ1は把手部2と挿入部3をマウント
部4で連結した構造となっている。把手部2の円筒状の
ケーシング21には制御部22、バッテリ23等が収納
されており、挿入部3の円筒状のケーシング31には3
個の撮像部32,33及び34が設けられている。これ
らの撮像部の内、最先端の撮像部32が歯牙用、すなわ
ち側視用、その次の撮像部33が口腔用、すなわち直視
用、最も把手部に近い撮像部34が顔面用となっている
が、この配置順は場合によっては変更してもよい。また
後述するように、撮像部の一部は把手部2のケーシング
21に設けるようにしてもよい。
【0015】撮像部32は、ケーシング31に形成され
たピンホール32aとその内側に配置された撮像素子3
2bを備えており、撮像部33は、ケーシング31に形
成されたピンホール33aとその内側に配置された撮像
素子33bを備えている。また撮像部34はケーシング
31に設けられたレンズ34aとその内側に配置された
撮像素子34bを備えている。上記の各撮像素子として
は、例えばCCDなどの半導体光電変換素子を2次元配
列したものが使用され、図示しないリード線によって把
手部2の制御部22に接続されている。各撮像部の撮像
素子32b,33b及び34bは固定部材31aを介し
てケーシング31に固定されている。
【0016】上記の各撮像部に付随して専用の発光部3
2c、33c及び34cがそれぞれ設けられている。こ
れらの発光部には例えば小型電球や発光ダイオードが用
いられており、ケーシング31のピンホール32a及び
33aの両側、並びにレンズ34aの両側に形成された
取り付け穴内に配置されて先端をケーシング外面に臨ま
せてある。上記の各発光部は、図示しないリード線によ
って把手部2の制御部22に接続されている。
【0017】図2はこのような構造の歯科用カメラの全
体の回路構成を示すブロック図である。制御部22に
は、少なくともビデオ信号セレクタ22a、照明セレク
タ22b、セレクタスイッチ22c、CCU22d、無
線送信用モジュール22e等が設けられている。ビデオ
信号セレクタ22aは複数、すなわちこの例では3個の
撮像部から出力される信号のいずれかを選択してCCU
22dに送り出すためのもの、照明セレクタ22bは3
個の撮像部に付設されている各発光部32c、33c、
34cのいずれかを動作させるためのものであり、それ
ぞれセレクタスイッチ22cの操作に応じて、選択され
た撮像部の信号をCCU22dに送り出すと共に、該当
する発光部を発光させる。なお、把手部2にはセレクタ
スイッチ22cの操作スイッチ類が設けられるが、図に
は示してない。
【0018】CCU22dはこの種のカメラにおいて周
知のカメラコントロールユニットであり、撮像素子から
のビデオ信号を処理して所望の形式の信号に変換し、無
線送信用モジュール22eはCCU22dからの信号を
無線通信手段によって図示しない受信器にアンテナ22
fから送信する。受信器側では受信した信号からビデオ
信号を復調して取り出し、得られた画像をディスプレイ
に表示したり、記憶装置に記憶したりするなど適宜の処
理を行い、診療に利用するのである。
【0019】このように、用途の異なる複数の撮像部3
2,33及び34を同じ挿入部3のケーシング31に設
けてあり、特定の撮像部の信号を選択して受信器側に送
るようにしてあるので、撮影対象に応じて挿入部3を交
換する必要はなく、スイッチ操作によって撮影対象を変
更できる。マウント部4は挿入部3と把手部2を着脱自
在に連結するものであるが、上記のように着脱を頻繁に
行う必要がないので機械的な結合と電気的な接続を支障
なく行える適宜の構造であればよく、頑丈な構造にする
必要はない。
【0020】また、各撮像部で光電変換が行われて伝送
経路が長くなることによる光学像の減衰が生じないの
で、発光部を強力なものとする必要がなく、しかも選択
された撮像部に付随する発光部のみを作動させるので、
バッテリ23の無駄な消耗を防止することができる。撮
像部34は撮影対象が顔面であって外部の照明装置を利
用することができるので、発光部34cを設けないでそ
の分だけバッテリ23の消耗を少なくするようにしても
よい。なおカメラの仕様によっては、顔面用の撮像部3
4をなくすことも可能である。
【0021】上記の例では無線通信の手段として電波を
利用しているが、例えば赤外線や超音波なども利用可能
である。またこの例の歯科用カメラ1はビデオ信号を無
線で送信するコードレスタイプとなっており、制御回路
や照明の電源としてバッテリ23を搭載しているが、こ
の発明は受信器側の機器との間をコードで接続したタイ
プの歯科用カメラにも適用できることはもちろんであ
る。
【0022】以上は3種類の撮像部32,33及び34
をすべて挿入部3に配置した例であるが、図3及び図4
のように一部の撮像部は把手部2に設けることができ
る。すなわち、図3は顔面用の撮像部34を把手部2に
設けた例、図4は更に口腔用の撮像部33も把手部2に
設けた例である。図3では撮像部34をケーシング21
のマウント部4に近い部分に配置してあり、また図4で
は、撮像部33をケーシング21のマウント部4に近い
部分に配置し、撮像部34をケーシング21の尾部に後
ろ向きに配置してある。把手部2に配置される撮像部
は、一般には挿入部3の先端部分に配置しないでもよい
口腔用あるいは顔面用ということになるが、どの撮像部
をどこに配置するかは適宜選定することができる。この
ように一部の撮像部を把手部2に設けることにより、マ
ウント部4の構造を簡略化できると共に接触不良などの
トラブルの原因を減らすことができる。
【0023】一般に、対象物に接近して狭い範囲を撮影
する場合には、ピント調整が不要なピンホール式の適用
が可能であり、上記の歯科用カメラ1でも撮像部32及
び33は対物レンズに代えてピンホール32a及び33
aを設けてある。従ってピント調整は不要であるが、ピ
ンホールと撮像素子の距離を変えてピンホールを経て入
射される画像の拡大率を変化させることにより、撮影さ
れる画像の大きさを変えたい場合があるので、ピンホー
ル32a,33aと撮像素子32b,33b間の距離を
変更できるような機構を採用しておくと便利である。ま
た、レンズ34aが用いられている撮像部34では、レ
ンズ34aと撮像素子34b間の距離を変えてピントを
合わせる必要がある。
【0024】図5はこのような目的のための機構の一例
を示したものであり、図の(a)(b)及び(d)はピンホー
ルと撮像素子間の距離の変更手段を、(c)及び(e)はレ
ンズと撮像素子間の距離の変更手段をそれぞれ示してい
る。
【0025】図5の(a)は、ケーシング31に固定され
たガイド筒32dを設け、この内部にスライド自在に挿
入支持された筒状体32eに撮像素子32bを固定し、
筒状体32eの操作部32fを操作して光軸に沿って移
動させるようにしたものである。操作部32fはケーシ
ング31のピンホール32aが設けられた箇所から見て
背面側の外面に突出しており、この突出した部分を指等
で操作できるようになっている。ピンホール32aと撮
像素子32bとの間には、(b)に示すようにレンズ32
aaを介在させてもよい。これにより、ピンホール32
aからの像の拡大率を変えることができるだけでなく、
レンズ32aaが撮像素子32bの受像面を汚れ等から
保護する部材となり、良好な受像状態の実現に効果があ
る。なお、撮像部33に関しても同様な機構を採用すれ
ばよい。
【0026】また図5の(c)は、内周に雌ねじを設けた
雌ねじ筒部34dをケーシング31に固定し、外周に雄
ねじを有すると共に内部にレンズ34aを固定した雄ね
じ部材34eを雌ねじ筒部34dに螺合し、雄ねじ部材
34eの操作部34fを回転操作することにより、固定
部材31aを介してケーシング31に固定された撮像素
子34bに対してレンズ34aを光軸に沿って移動させ
るようにしたものである。
【0027】なお、上記の構成では操作部32fや34
fはケーシング31の外面に突出しており、ピンホール
32a、レンズ34a等のほか各発光部はケーシング3
1の外面に露出した状態となっているが、実際の使用時
には例えば使い捨ての透明な袋状プラスチックシートで
覆うことにより、防水や衛生上の問題は生じない。
【0028】以上は手動式の基本的な構成を示したもの
であるが、手動式でなくモータ駆動式の機構を設けるこ
ともでき、図5の(d)はリング状の小型超音波モータ3
2gを用いて撮像素子32bを移動させるようにした例
を示している。すなわち、モータ32gの筒状の本体3
2gaはケーシング31に固定されており、本体32g
aの内周に設けられた筒状の転動部32gbはケーシン
グ31に対して自由に転動可能である。この転動部32
gbの内周は雌ねじになっており、これに螺合する雄ね
じを外周に有する筒状部材32hの内周に撮像素子32
bが固定され、筒状部材32hにはケーシング31に固
定されたガイドピン32jが光軸方向に貫通している。
【0029】従って、モータ32gが駆動されて転動部
32gbが転動すると、ねじの移動作用とガイドピン3
2jの回り止め作用により筒状部材32hが光軸に沿っ
て図の上下方向に移動し、ピンホール32aと撮像素子
32b間の距離を所望の値に調整できるのである。ま
た、この例の超音波モータ32gに代えて通常の小型電
気モータを使用し、ベルトやギア等の伝達機構を介して
上記の転動部32gbに相当する筒状部材を転動させる
ようにしてもよい。なお、撮像部33に関しても上記と
同様な機構を採用できることはもちろんである。
【0030】図5の(e)は(d)と同様な機構を撮像部3
4に採用し、レンズ34aを移動させるようにしたもの
である。すなわち、前記筒状部材32hに相当する筒状
部材34hには撮像素子に代えてレンズ34aがその内
周に固定されており、前記ガイドピン32jに相当する
ガイドピン34jが筒状部材34hを貫通してケーシン
グ31に固定されている。レンズ34aはケーシング3
1に設けた開口部31bに取り付けられた透光部材34
kに対向し、撮像素子34bはレンズ34aの内側に光
軸を一致させて固定部材31aによりケーシング31に
固定されている。従って、モータ34gを駆動して本体
34gaに対して筒状の転動部34gbを転動させる
と、筒状部材34hが上下動してレンズ34aと撮像素
子34bとの間の距離を所望の値に調整できるのであ
る。
【0031】上記のようにモータで撮像素子あるいはレ
ンズを移動させることにより、画像の拡大率を変化さ
せ、あるいはピントを合わせることができるので、撮影
を容易に行うことができるのであるが、これによりレン
ズ式の撮像部に自動焦点調整機構を採用することも容易
となる。
【0032】自動焦点調整機構を設ける場合には、例え
ば、図6のように赤外線発光部36a、赤外線センサ回
路36b、CPU36c、モータ36d、駆動機構36
e等を備えた自動焦点調整回路36を設け、被写体に対
する距離を検出し、検出結果に応じて駆動機構36eを
作動させてレンズを移動させるのであり、撮像素子との
距離が自動的に調整されてピントが合うので、操作が容
易で確実な撮影が可能となる。なお、このような自動焦
点調整機構は周知であるから、この種のカメラに適した
構成のものを適宜採用すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、操作者が保持する把手部と、把手部の先端に設け
られて口腔内に挿入される挿入部、とを備えた歯科用カ
メラにおいて、用途の異なる複数の撮像部を設けたもの
である。従って、挿入部を交換しないで複数の用途に使
用することが可能となり、操作性のよい歯科用カメラが
得られる。また挿入部の交換回数が少なくなるので挿入
部と把手部とを連結するマウント部を頑丈なものにして
おく必要はなく、小型化とコストダウンが可能となる。
【0034】また、上記の複数の撮像部にそれぞれ専用
の撮像素子を設けたものでは、光学像を把手部まで伝送
する必要がないので光学像の減衰がなく、光量の大きい
照明装置を用いる必要がなくなる。
【0035】また、複数の撮像部を選択する選択手段を
備え、選択された撮像部の撮像信号を出力するように構
成することにより、目的とする対象物の画像を確実に取
り出すことができ、複数の撮像部が存在することによる
トラブルは生じない。
【0036】また、撮像部の撮像信号を無線送信器から
出力するようにしたものでは、コードレス化されて操作
性が向上し、使いやすい歯科用カメラを得ることができ
る。
【0037】上記の複数の撮像部として少なくとも歯牙
用撮像部及び口腔用撮像部を設け、あるいは歯牙用撮像
部、口腔用撮像部及び顔面用撮像部を設けたものでは、
特定の歯牙に近接して側視撮影を行い、また口腔全体の
直視撮影を行い、更にもっと離れて顔面全体の撮影を行
うという多くの用途に挿入部を交換しないで対応できる
ので、利用価値の高い歯科用カメラとすることができ
る。
【0038】上記の場合、少なくとも歯牙用撮像部及び
口腔用撮像部にそれぞれ専用の照明手段を設けることに
より、外部からの光が届きにくい歯牙側面あるいは口腔
内の撮影を支障なく行うことができる。
【0039】また、歯牙用撮像部及び口腔用撮像部をピ
ンホールと撮像素子の組み合わせで構成し、顔面用撮像
部をレンズと撮像素子の組み合わせで構成したもので
は、レンズの使用数を低減して全体のコストを下げるこ
とができ、価格の安い歯科用カメラを得ることが可能と
なる。
【0040】更に、ピンホールと撮像素子の距離あるい
はレンズと撮像素子の距離を変更する機構を備えたもの
では、拡大率の変更やピント合わせが可能となり、レン
ズを用いている撮像部に自動焦点調整機構を備えること
により、操作性を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における歯科用カメラの
概略側面図である。
【図2】上記カメラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明の他の実施形態における歯科用カメラ
の概略側面図である。
【図4】この発明の別の実施形態における歯科用カメラ
の概略側面図である。
【図5】上記カメラにおける撮像素子とレンズの移動機
構の構成を例示する図である。
【図6】同カメラにおける自動焦点調整機構の回路構成
を例示するブロック図である。
【符号の説明】
1 歯科用カメラ 2 把手部 3 挿入部 4 マウント部 21 把手部のケーシング 22 制御部 22a ビデオ信号セレクタ 22b 照明セレクタ 22c セレクタスイッチ 22d CCU 22e 無線送信用モジュール 31 挿入部のケーシング 32,33,34 撮像部 32a,33a ピンホール 34a レンズ 32b,33b,34b 撮像素子 32c,33c,34c 発光部 32f,34f 操作部 32g,34g モータ 36 自動焦点調整回路
フロントページの続き (72)発明者 日下部 博昭 京都市伏見区東浜南町680番地 株式会社 モリタ製作所内 Fターム(参考) 4C052 AA06 NN02 NN03 NN04 NN05 NN15 4C061 AA08 BB02 BB04 CC06 DD01 JJ17 LL02 LL08 NN01 NN03 NN05 NN07 PP07 PP08 PP13 QQ06 QQ07 RR06 RR24 UU06 XX01 XX02 YY12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が保持する把手部と、把手部の先
    端に設けられて口腔内に挿入される挿入部、とを備えた
    歯科用カメラであって、用途の異なる複数の撮像部を設
    けたことを特徴とする歯科用カメラ。
  2. 【請求項2】 複数の撮像部が挿入部に設けられている
    請求項1記載の歯科用カメラ。
  3. 【請求項3】 複数の撮像部の少なくとも一つが把手部
    に設けられている請求項1記載の歯科用カメラ。
  4. 【請求項4】 複数の撮像部にそれぞれ専用の撮像素子
    が設けられている請求項2又は3記載の歯科用カメラ。
  5. 【請求項5】 複数の撮像部を選択する選択手段を備
    え、選択された撮像部の撮像信号を出力するように構成
    された請求項4記載の歯科用カメラ。
  6. 【請求項6】 撮像部の撮像信号を無線送信器から出力
    するコードレス式である請求項5記載の歯科用カメラ。
  7. 【請求項7】 複数の撮像部が少なくとも歯牙用撮像部
    及び口腔用撮像部である請求項5又は6記載の歯科用カ
    メラ。
  8. 【請求項8】 複数の撮像部が歯牙用撮像部、口腔用撮
    像部及び顔面用撮像部である請求項5又は6記載の歯科
    用カメラ。
  9. 【請求項9】 少なくとも歯牙用撮像部及び口腔用撮像
    部にそれぞれ専用の照明手段が設けられている請求項7
    又は8記載の歯科用カメラ。
  10. 【請求項10】 歯牙用撮像部及び口腔用撮像部はピン
    ホールと撮像素子の組み合わせで構成され、顔面用撮像
    部はレンズと撮像素子の組み合わせで構成されている請
    求項8記載の歯科用カメラ。
  11. 【請求項11】 ピンホールと撮像素子の距離あるいは
    レンズと撮像素子の距離を変更する機構を備えている請
    求項10記載の歯科用カメラ。
  12. 【請求項12】 被写体に対する距離を検出するセンサ
    と、検出された距離に応じてレンズと撮像素子の距離を
    変更する自動焦点調整機構を備えている請求項11記載
    の歯科用カメラ。
JP10214785A 1998-07-13 1998-07-13 歯科用カメラ Pending JP2000023911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214785A JP2000023911A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 歯科用カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10214785A JP2000023911A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 歯科用カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000023911A true JP2000023911A (ja) 2000-01-25

Family

ID=16661505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10214785A Pending JP2000023911A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 歯科用カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000023911A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503228A (ja) * 2001-04-06 2005-02-03 デンツプリー・インターナショナル・インコーポレーテッド 歯科用ビデオ・イメージング・システム
JP2005168520A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Morita Mfg Co Ltd 診断用撮影器
JP2007537802A (ja) * 2004-05-16 2007-12-27 デュール デンタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 医療用カメラ
FR2916056A1 (fr) * 2007-05-10 2008-11-14 St Microelectronics Sa Exploration d'une cavite avec plusieurs capteurs d'image
JP2013252428A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ormco Corp 口腔内撮像システム用の多機能ワンド
JP2015119827A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 内視鏡システム
KR101618684B1 (ko) 2014-10-08 2016-05-09 주식회사 굿닥터스 다목적 의료용 카메라 장치
KR20210151606A (ko) * 2020-06-05 2021-12-14 (주)레비스톤 구강내 촬영 및 안면 촬영에 혼용 가능한 치과 교정용 하이브리드 카메라

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005503228A (ja) * 2001-04-06 2005-02-03 デンツプリー・インターナショナル・インコーポレーテッド 歯科用ビデオ・イメージング・システム
JP2005168520A (ja) * 2003-12-05 2005-06-30 Morita Mfg Co Ltd 診断用撮影器
JP4521180B2 (ja) * 2003-12-05 2010-08-11 株式会社モリタ製作所 診断用撮影器
JP2007537802A (ja) * 2004-05-16 2007-12-27 デュール デンタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 医療用カメラ
FR2916056A1 (fr) * 2007-05-10 2008-11-14 St Microelectronics Sa Exploration d'une cavite avec plusieurs capteurs d'image
US9596981B2 (en) 2007-05-10 2017-03-21 Stmicroelectronics S.A. Cavity exploration with an image sensor
JP2013252428A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ormco Corp 口腔内撮像システム用の多機能ワンド
JP2015119827A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 内視鏡システム
KR101618684B1 (ko) 2014-10-08 2016-05-09 주식회사 굿닥터스 다목적 의료용 카메라 장치
KR20210151606A (ko) * 2020-06-05 2021-12-14 (주)레비스톤 구강내 촬영 및 안면 촬영에 혼용 가능한 치과 교정용 하이브리드 카메라
KR102393397B1 (ko) * 2020-06-05 2022-05-02 (주)레비스톤 구강내 촬영 및 안면 촬영에 혼용 가능한 치과 교정용 하이브리드 카메라

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6908307B2 (en) Dental camera utilizing multiple lenses
US6599238B2 (en) Video scope with discriminating cover
EP1847212B1 (en) Endoscope with a digital view system
US8016747B2 (en) Capsule endoscope capable of performing stereoscopic imaging
US20030107652A1 (en) Dental video camera
US7976459B2 (en) Portable endoscope for intubation
CA2178240C (en) Video scope camera
US6561972B2 (en) Video scope for simultaneously imaging a portion from multiple directions
JPH03126431A (ja) 内部観察装置
WO2003091801A1 (fr) Unite
US20020135694A1 (en) Dental video camera
JP2000023911A (ja) 歯科用カメラ
TW201136564A (en) Endoscope apparatus
JP2001112709A (ja) カプセル内視鏡
US7278965B2 (en) Operating mechanism for medical device
US4600939A (en) Focusable video camera for use with endoscopes
US9781316B2 (en) Multi-focal length range image capturing device
JPH0894942A (ja) 光源装置
KR100369287B1 (ko) 인체관찰용 비젼시스템
JP2000116599A (ja) 内視鏡装置
US7084899B2 (en) Cable with built in-frame grabber for a dental video camera
JP3401202B2 (ja) 内視鏡装置
JP2004129949A (ja) カプセル内視鏡
JP3286011B2 (ja) 電子カメラ装置
JP2001286439A (ja) 携帯内視鏡