JP2000023141A - 移動物体監視装置 - Google Patents

移動物体監視装置

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JP2000023141A
JP2000023141A JP10183671A JP18367198A JP2000023141A JP 2000023141 A JP2000023141 A JP 2000023141A JP 10183671 A JP10183671 A JP 10183671A JP 18367198 A JP18367198 A JP 18367198A JP 2000023141 A JP2000023141 A JP 2000023141A
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小沼  知恵子
Yoshiki Kobayashi
小林  芳樹
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修次 豊島
Yasuyuki Niguchi
康之 荷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】監視対象の移動物体と紛らわしい外乱が発生
し、照明変化が激しい環境下でも極端に動きの少ない移
動物体までも、短時間かつ高精度に監視対象を識別でき
る安価な移動物体監視装置を提供することにある。 【解決手段】監視装置本体20により入力された3フレ
ームの画像をそれぞれをA/D変換し、背景画像作成部
1000が、時刻tiの入力画像と時刻ti-1の入力画像
と時刻ti-2 の入力画像から短期背景画像及び長期背景
画像を作成する。入力画像と短期背景画像により変化領
域を抽出し、入力画像と長期背景画像により正規化関数
をとることにより高精度に関し対象を識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する物体を監
視する移動物体監視装置に関し、特に動きの少ない移動
物体を明るさ変化が大きく急変する環境でも飛来物体や
照度変動等の外乱から識別できる移動物体監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ITVカメラ等の撮像手段により監視対
象エリアを撮像して、撮像した画像等を基に移動物体を
追跡して監視するシステムが知られている。まず、移動
物体検知についての第1の従来技術としては、照明変動
が激しい環境での移動物体の検出は、入力画像の2フレ
ームを用いたフレーム間差分・2値化により変化領域を
抽出して、この抽出領域の特徴から対象とする移動物体
を検知する方法がある。また、第2の従来技術として、
入力画像から背景画像を自動作成して、背景画像と入力
画像を用いた背景差分・2値化により変化領域を抽出し
て、この抽出領域の特徴から対象とする移動物体を検知
する方法も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来技
術による方法は、移動速度が比較的早い物体の検知は可
能であるが、フレーム間差分では移動速度が低速な物体
は変化領域が僅かしか抽出できないため、ノイズと判定
され検出できないことが多いという問題がある。また、
第2の従来技術による方法は、照明変動が激しい環境で
は、背景画像の作成は困難であることが多く、作成する
としても監視対象時刻に近いフレームを用いて背景画像
を作成している。従って、移動速度が低速な物体は背景
差分でも変化領域が僅かしか抽出できないため、ノイズ
と判定され検出できないことが多いという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を克服し、監視対象の移動物体と紛らわしい外乱が発
生したり、照明変化が激しい環境下でも極端に動きの少
ない移動物体までも、短時間かつ高精度に監視対象を識
別できる移動物体監視装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の方法は、監視エリアから取り込んだ3フレームを用
いて画像間の差分の輝度変化の大きい領域と輝度変化の
小さい領域を抽出して、輝度変化の大きい領域は直前の
背景画像の比率を多くして入力画像の比率を少なくし、
輝度変化の小さい領域は直前の背景画像の比率と入力画
像の比率を同一にして作成した一方の背景画像(短期背
景)と入力画像を差分・2値化して変化領域を抽出し、
この変化領域について、入力画像と他の一方の背景画像
(長期背景)間で正規化相関による濃淡パターンマッチ
ングを行い、相関値による類似度が所定値より高い変化
領域を外乱として消去し、類似度の低い変化領域を監視
対象の移動物体として検出することを特徴とする。
【0006】また、濃淡パターンマッチングに用いる長
期背景は、短期背景の複数フレームを加算平均して作成
したり、または、短期背景と同様にして抽出した輝度変
化の大きい領域と輝度変化の小さい領域に対し、輝度変
化の大きい領域は直前の背景画像の比率を100%にし
て入力画像の比率を0%にし、輝度変化の小さい領域は
直前の背景画像の領域を比率と入力画像の比率を同一に
して作成することを特徴とする。
【0007】また、短期背景と入力画像を差分・2値画
像上で近接する前記変化領域同士を外接矩形等によって
一まとめにする統合領域を生成し、この統合領域毎に前
記濃淡パターンマッチングを行うことを特徴とする。
【0008】また、前記長期背景と入力画像において、
一方の画像で前記変化領域または前記統合領域による追
跡元領域をテンプレートパターンとし、他方の画像で前
記追跡元領域に対応する領域とほぼ同一領域を探索領域
とし、前記テンプレートパターンで正規化相関による濃
淡パターンマッチングを行い、相関値による類似度が所
定値より高い変化領域を外乱として消去し、類似度の低
い変化領域を監視対象の移動物体候補として抽出し、該
移動物体候補を時系列で追跡して、所定時間に所定の動
き量があれば移動物体として検出することを特徴とす
る。
【0009】上記目的を達成する本発明の装置は、設備
に設置されたITVカメラなどの撮像手段と、その画像
を処理して監視領域の移動物体を検出し、検出した移動
物体画像を格納して必要に応じた要求があった場合や検
知時に報知する表示制御を行う監視装置本体と、検出し
た移動物体を表示する表示装置などのモニタを備える移
動物体の監視装置において、入力フレーム取り込みA/
D変換する入力手段,短期背景と長期背景を作成する背
景画像作成手段,短期背景と入力画像間の差分を行う差
分画像作成手段,差分画像を2値化して変化領域を抽出
する変化領域抽出手段,近接する抽出領域を一つの統合
領域にまとめる抽出領域統合手段,統合領域毎に長期背
景と入力画像間の正規化相関処理による濃淡パターンマ
ッチングを行って類似度が所定値より低い変化領域を移
動物体候補と抽出する移動物体候補抽出手段,抽出した
移動物体候補が所定時間中に所定の移動量があれば移動
物体として検知する移動物体追跡手段,移動物体を検知
した場合その画像を格納して必要に応じて要求があった
場合や検知時に報知する表示制御手段を、前記監視装置
本体に設けたことを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成する本発明の装置
は、設備に設置されたITVカメラなどにより撮像し、
その画像を処理して監視領域の移動物体を検出して検出
した移動物体画像を格納して必要に応じて要求があった
場合や検知時に報知する表示制御を行う監視装置本体
と、検出した移動物体を表示する表示装置などのモニタ
を備える移動物体の監視装置において、入力フレームを
取り込んでA/D変換を行う手段,短期背景と長期背景
を作成する背景画像作成手段,短期背景と入力画像間の
差分を行う差分画像作成手段,差分画像を2値化して変
化領域を抽出する変化領域抽出手段,近接する抽出領域
を一つの統合領域にまとめる抽出領域統合手段,統合領
域毎に長期背景と入力画像間の正規化相関処理による濃
淡パターンマッチングを行って類似度が所定値より低い
変化領域を移動物体候補と抽出する移動物体候補抽出手
段,抽出した移動物体候補が所定時間中に所定の移動量
があれば移動物体として検知する移動物体追跡手段,移
動物体を検知した場合その画像を格納して必要に応じて
要求があった場合や検知時に報知する表示制御手段を、
前記監視装置本体に設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す移動物体
監視装置のブロック図である。本実施例の監視装置は、
監視装置本体10,表示装置9500から構成される。
または、監視装置本体20,ITVカメラ100,表示
装置9500で構成してもよい。監視装置本体20は、
パーソナルコンピュータに画像処理ボードを装着して実
現してもよい。監視装置本体10は、カメラと画像処理
ボードとパーソナルコンピュータを一体としたインテリ
ジェントカメラとして実現してもよい。
【0013】本実施例では、まず、ITVカメラ100
が監視対象を撮影すると、画像入力処理部500は、取
り込んだフレームの画像信号のA/D変換やCCDノイ
ズ低減処理等を行う。背景画像作成部1000は、取り
込んだ3フレームを用いて、輝度変化の大小により変化
のある領域と変化のない領域を抽出して短期背景画像と
長期背景画像を作成する。差分画像作成部3000は、
入力画像と短期背景との画素毎の差分処理を行う。変化
領域抽出部4000は、差分画像を用いて濃度頻度分布
を算出し、所定のしきい値で2値化して変化領域を抽出
する。抽出領域統合部5000は、抽出した領域に近隣
を集合した統合領域を生成する。移動物体候補抽出部6
000は、画像入力処理部500の現入力画像と長期背
景画像間において、同一統合領域同士による正規化相関
による濃淡パターンマッチングを行い、正規化相関の大
小によって類似度を判定し、類似度の高い領域は外乱と
みて除外し、類似度の低い領域を監視対象の移動物体候
補とする。
【0014】移動物体追跡部8000は、移動物体候補
に対し、時系列的に近い位置の物体を同一物体として対
応させて所定時間の間で所定以上動いた物体を移動物体
として検知する。
【0015】表示制御部9000は、検知した物体の画
像データを格納し、その移動軌跡等の移動情報や検知日
や時刻等の情報をリアルタイムや、要求が合った都度、
表示装置9500に表示する。
【0016】本発明の処理概要を図2を用いて説明す
る。まず、ITVカメラ100で監視対象シーンを撮影
している間、時刻t1〜tiにおいて、前半は明るさ変動
が少ないので輝度変化が小さく、後半は天候変動等によ
り明るさ変動が激しいので輝度変化が大きいものとす
る。このような環境は、昼夜の自然環境下ではよく発生
する。ここで、時刻ti-3〜時刻tiの間に、一方の人物
が極く低速に移動510し、他方の人物が通常に移動5
20に移動した場合、極く低速の移動510は、移動物
体が重なるため変化領域が少なく、通常の移動520
は、移動物体が重なりにくいため変化領域が多い。い
ま、背景画像作成部1000が、時刻ti の入力画像5
70と時刻ti-1の入力画像569と時刻ti-2の入力画
像568から短期背景画像及び長期背景画像を作成す
る。短期背景画像は現時刻ti と時間的に近い画像であ
り、長期背景画像は、現時刻ti と時間的に古い画像で
ある。差分画像作成部3000が、短期背景画像と現入
力画像570の背景差分を行う。変化領域抽出部400
0は、差分画像の2値化を行い、変化領域を抽出する。
抽出領域統合部5000が、変化領域の近接領域を統合
して外接矩形領域を作成する。移動物体候補抽出部60
00が、現入力画像570又は長期背景画像の一方をテ
ンプレートパターンとして登録し、他の一方の画像に対
し、テンプレートパターン領域とほぼ同一領域を探索領
域とし、前記テンプレートパターンで探索領域を濃淡パ
ターンマッチングを行い、相関値による類似度が所定値
より高い変化領域を外乱として消去し、類似度の低い変
化領域を監視対象の移動物体候補として抽出する。時間
的に離れた長期背景と現入力画像570との正規化相関
を行うため、通常速度の移動物体及び極く低速の移動の
両方とも、現入力画像570には存在するが、長期背景
画像からは消失している。これより、極く低速移動の物
体までも検知可能になる。このように、短期背景画像と
現入力画像間で差分を行って変化領域を抽出するので照
明変動に強く、抽出した変化領域に対し、長期背景画像
と現入力画像とで正規化相関を行うので、外乱を除去で
きる。また、移動物体追跡部8000が移動状態を追跡
して、滞留物体を除外するので、検知精度は一層向上す
る。
【0017】図3は、本発明における画像入力処理部5
00の内部の一実施例を示すブロック図である。A/D
変換部501が、ITVカメラ100で撮影した画像を
取り込んでA/D変換して入力画像502Giを作成す
ると、入力画像Giのノイズ除去部503がノイズに対
応して平滑化処理やメディアンフィルタ処理等を行っ
て、入力画像502のCCDノイズ等を除去した画像F
i を作成する。
【0018】図4は、本発明における背景画像作成部1
000における背景画像作成の原理を示す説明図であ
る。まず、初期の短期背景S1 及び初期の長期背景L1
は、入力画像時刻561t1 をそのまま用いる。即ち、
サンプリング開始時の入力画像である。
【0019】いま、入力画像569と入力画像570付
近で照明の大きな変動があり、入力画像569と入力画
像570で差分・2値化を行った結果、画面の半分以上
で変化領域が抽出された場合急変時650として、短期
背景画像630Si 及び長期背景画像650Li を入力
画像570で置き換える。
【0020】急変時650以外を通常時610として、
現時刻ti の入力画像570と直前時刻ti-1の入力画
像569と前時刻ti-2の入力画像568の3フレーム
を用い、入力画像570と入力画像569で差分・2値
化を行い、輝度変化が大きい領域を抽出する。同様に、
入力画像569と入力画像568で差分・2値化を行
い、輝度変化が大きい領域を抽出する。これらの輝度変
化が大きい領域の共通領域を抽出して共通の変化領域6
03とし、共通変化領域603以外の領域を、変化しな
い領域604とする。短期背景画像630Si は、変化
領域603に対して直前短期背景620Si-1 の輝度比
率を多くし、入力画像570の輝度比率を少なくして作
成し、変化しない領域604に対して直前短期背景62
0Si-1 の輝度比率と入力画像570の輝度比率をほぼ
同程度で加算して作成する。長期背景画像650L
iは、短期背景画像630Siと前短期背景画像620S
i-1 を複数フレーム加算平均して作成したり、変化領域
603に対して直前長期背景画像640Li-1 の輝度比
率を大部分にし、入力画像570の輝度比率をほとんど
なくして作成し、変化しない領域604に対して直前長
期背景画像640Li-1 の輝度比率と入力画像570の
輝度比率をほぼ同程度で加算して作成してもよい。図5
は、本発明における背景画像作成部1000の内部の一
実施例を示すブロック図である。背景画像作成判定部5
50は、輝度変化が画面のどの程度の面積を占めるかに
より、急変処理を行うか通常処理を行うか判定する。例
えば、輝度変化が大きい領域が画面の半分以上の場合を
急変時とし、それ以外を通常時とする。この急変時、通
常時の判定の仕方は、この場合は輝度変化が画面面積の
半分以上としたが、3/4以上を急変時と設定したり、
1/4以上を急変時としたりと、任意に設定できるもの
である。短期背景画像置換部700が、短期背景画像6
30を入力画像で置き換える。また、長期背景画像置換
部800が、長期背景画像650を入力画像で置き換え
る。通常時には、短期背景画像生成部760が、短期背
景画像630を変化領域603に対して直前短期背景画
像620の輝度比率を多くし、入力画像570の輝度比
率を少なくして作成し、変化しない領域604に対して
直前短期背景画像620の輝度比率と入力画像570の
輝度比率をほぼ同程度で加算して生成する。また、長期
背景画像生成部780は、短期背景画像630と前短期
背景画像620を複数フレーム加算平均して作成した
り、変化領域603に対して直前長期背景640の輝度
比率を大部分にし、入力画像570の輝度比率をほとん
どなくして作成し、変化しない領域604に対して直前
長期背景画像640の輝度比率と入力画像570の輝度
比率をほぼ同程度で加算して生成する。
【0021】図6は、本発明における背景画像作成判定
部550の内部の一実施例を示すブロック図である。入
力画像570Fiと直前入力画像569Fi-1の2フレー
ムを用いて、画素間の差分を行い差分画像551を作成
する。変化領域作成部552は、差分画像551を所定
のしきい値で2値化して抽出し変化領域を作成する。こ
のときの2値化しきい値は、CCDノイズの最大に若干
大きくした程度とし、輝度差が5〜8階調程度以上を2
値物体として抽出する。面積判定部553は、2値物体
として抽出した面積(画素数)及び2値物体の外接矩形
面積を用いて判定する。いま、外接矩形が大きくかつ2
値物体の面積(画素数)が多い場合を急変時とし、急変
時以外を通常時として判定する。
【0022】図7は、本発明における短期背景画像生成
部760の内部の一実施例を示すブロック図である。入
力画像Fiと入力画像Fi-1の差分を行い、差分画像76
1を算出する。入力画像Fi-1と入力画像Fi-2の差分を
行い、差分画像762を算出する。現変化領域抽出部7
63は、差分画像761を所定のしきい値で2値化して
現変化領域を抽出する。前変化領域抽出部764は、差
分画像762を所定のしきい値で2値化して前変化領域
を抽出する。このときの2値化しきい値は、CCDノイ
ズの最大に若干大きくした程度とし、輝度差が5〜8階
調程度以上を2値物体として抽出する。変化領域抽出部
765は、現変化領域抽出部763で抽出した領域と前
変化領域抽出部764で抽出した領域の共通部分を変化
領域として抽出する。不変化領域抽出部766は、変化
領域抽出部765で抽出した領域以外を抽出して、変化
の少ない領域を抽出する。
【0023】短期背景変化領域荷重係数設定部767
は、変化領域抽出部765の抽出領域に対して直前短期
背景画像620の輝度比率を多く(7〜8割程度を目安
に、監視対象画質の状態により任意に設定してよい)
し、入力画像570の輝度比率を少なくして設定する。
短期背景不変化領域荷重係数設定部768は、不変化領
域抽出部766の抽出領域に対して直前短期背景画像6
20の輝度比率と入力画像570の輝度比率をほぼ同程
度として設定する。短期背景算出部769は、短期背景
変化領域荷重係数設定部767を設定した係数と短期背
景不変化領域荷重係数設定部768で設定した係数によ
り、入力画像570と直前短期背景画像620Si-1
輝度値を加重平均した画像を現短期背景画像Siとして
生成する。図8は、本発明における長期背景画像生成部
780の内部の一実施例を示すブロック図である。入力
画像570Fiと入力画像569Fi-1の差分を行い、差
分画像781を算出する。入力画像569Fi-1と入力
画像568Fi-2の差分を行い、差分画像782を算出
する。現変化領域抽出部783は、差分画像781を所
定のしきい値で2値化して現変化領域を抽出する。前変
化領域抽出部784は、差分画像782を所定のしきい
値で2値化して前変化領域を抽出する。このときの2値
化しきい値は、CCDノイズの最大に若干大きくした程
度とし、輝度差が5〜8階調程度以上を2値物体として
抽出する。変化領域抽出部785は、現変化領域抽出部
783で抽出した領域と前変化領域抽出部784で抽出
した領域の共通部分を変化領域として抽出する。不変化
領域抽出部786は、変化領域抽出部785で抽出した
領域以外を抽出して、変化の少ない領域を抽出する。
【0024】長期背景変化領域荷重係数設定部787
は、変化領域抽出部785の抽出領域に対して直前長期
背景画像620の輝度比率を大部分(10割程度を目安
に、監視画像により任意に設定してよい)にし、入力画
像570の輝度比率をほとんど0にして設定する。長期
背景不変化領域荷重係数設定部788は、不変化領域抽
出部786の抽出領域に対して直前長期背景画像640
の輝度比率と入力画像570の輝度比率をほぼ同程度と
して設定する。長期背景算出部789は、長期背景変化
領域荷重係数設定部787を設定した係数と長期背景不
変化領域荷重係数設定部788で設定した係数により、
入力画像570と直前長期背景画像640Li-1の輝度
値を加重平均した画像を現長期背景画像Liとして生成
する。図9は、本発明における長期背景画像生成部78
0の内部の他の実施例を示すブロック図である。現短期
背景画像621Siと前短期背景画像620Si-1を累積
処理部622で複数回加算平均を行う。累積回数判定部
623が、加算平均の累積数が所定回数以上か否か判定
する。所定回数を満足した場合、長期背景画像算出部6
24は、長期背景画像として算出する。累積回数は、移
動量と移動時間に依存し、極く低速内な移動物体の検出
で、20回程度でよい。
【0025】図10は、本発明における背景画像作成部
1000で作成する短期背景画像及び長期背景画像を作
成する一手順を示す説明図である。
【0026】まず、ステップ799で、サンプリング開
始時の入力画像を初期の短期背景画像S1 及び長期背景
画像L1 とする。ステップ800は、入力画像Fi と直
前入力画像Fi-1 との差分を行い差分画像を算出する。
ステップ801は、差分画像を所定値のしきい値で2値
化し、2値画像を作成する。ステップ802は、2値画
像の変化面積が大きいか否か判定する。照明変動が激し
かったり、大きな外乱が発生したりすると変化が大きく
なる。変化が多い場合、ステップ803で、短期背景画
像Siを現入力画像に置換え、ステップ804で、長期
背景画像Liを現入力画像に置換える。そうでない場
合、即ち、変化が少ない場合、ステップ805は、直前入
力画像Fi-1と前入力画像Fi-2との差分を行い差分画像
を算出する。ステップ806は、差分画像を所定値のし
きい値で2値化し、2値画像を作成する。ステップ80
7は、ステップ801で算出した差分画像及びステップ
806で算出した2値画像の共通領域を算出して、共通
変化領域とする。ステップ808は、共通変化領域を反転
して変化の少ない領域を抽出し、不変化領域とする。ス
テップ809は、変化領域に関し、前短期背景画像S
i-1 の輝度値比率を約7〜8割程度(監視対象画質の状
態により任意に設定してよい)で、入力画像Fi の輝度
値比率を約2〜3割で加重平均し、不変化領域に関し前
短期背景画像Si-1の輝度値比率を約50%で、入力画
像Fi の輝度値比率を約50%で加重平均して、この画
像を現短期背景画像Siとする。
【0027】これにより、現入力画像と近い過去の短期
背景画像が適度に混合されるので、移動物体や照明変動
の外乱が緩和されたやや正常状態の背景画像の作成が可
能になる。いま、ステップ809の変化領域に関し、前
短期背景画像Si-1 の輝度値比率を小さく(1割以下)
し、入力画像Fi の輝度値比率を大きく(9割以上)と
すると、現入力画像の比率が大部分になるため、フレー
ム間差分に近い短期背景との差分が可能になる。いずれ
にしても、照度変動状態に応じて、比率を適切に変更す
ればよい。
【0028】ステップ810は、変化領域に関し、前長
期背景画像Li-1 の輝度値比率を約100%程度で、入
力画像Fi の輝度値比率を約0%程度で加重平均する。
不変化領域に関し、前長期背景画像Li-1 の輝度値比率
を約50%程度で、入力画像Fiの輝度値比率を約50
%程度で加重平均する。この画像を現長期背景画像L
とする。
【0029】図11は、本発明における長期背景画像生
成部780で長期背景画像を作成する手順を示す説明図
である。ステップ821は、サンプリング開始時に取り
込んだ入力画像Fを初期の短期背景画像S1 及び初
期の長期背景画像L1 とする。ステップ822は、現短
期背景画像Siと前短期背景画像Si-1を加算平均して累
積画像を作成する。ステップ823は、加算回数が、所
定回数以上か否か判定して、所定回数未満の場合は、ス
テップ822へ戻る。所定回数以上の場合は、ステップ
824で、現長期背景画像Li を累積した短期背景画像
で置換える。ここで、累積回数は、監視対象物体の移動
速度に依存し、極く低速な場合も考慮して約20回程度
を設定してもよい。
【0030】図12は、本発明における差分画像作成部
3000の内部の一実施例を示すブロック図である。短
期背景との差分画像処理部3100は、照明変化が激し
い場合でも精度よく移動物体のみを検出するため、入力
画像Fiと短期背景画像Siの画素毎の差分を行って差分
画像を作成する。
【0031】図13は、本発明における変化領域抽出部
4000の内部の一実施例を示すブロック図である。輝
度頻度分布算出部4100は、差分画像作成部3000
で入力画像Fiと短期背景画像Siの画像素毎の差分を行
って作成した差分画像の輝度頻度分布を算出する。輝度
頻度分布平滑化部4200は、輝度頻度分布Hj(j=
0,1,……n)を(数1)で平滑化してノイズ除去を
行う。nは輝度の最大値である。
【0032】2値化しきい値算出部4500は、
【0033】
【数1】 Hj=(Hj-1+2Hj+Hj+1)/4−1、但し、j=1,……,n−1 H0=(2H0+H1)/3−1 Hn=(2Hn+Hn-1)/3−1 …(数1) で平滑化した輝度頻度分布から差分画像作成部3000
で算出した差分画像の2値化しきい値を算出する。2値
画像作成部4600は、2値化しきい値算出部4500
で算出したしきい値で2値化処理して2値画像を作成す
る。微小面積除去部4800は、検知対象に不適切な微
小面積除外のフィルタリングや膨張・収縮等を行ってノ
イズを除外して変化領域の2値画像を作成する。例え
ば、CCDノイズを微小面積として除外する場合、25
6×256画素ならば、約10〜15画素程度である。
【0034】図14は、本発明における2値化しきい値
算出部4500で、2値化のしきい値を算出するための
一実施例を示す説明図である。2値化しきい値算出部45
00は、(数1)で平滑化した輝度頻度分布から求めた最
大輝度値max4510 と下限値thmin4540から、2
値化のしきい値(th)を自動算出する。
【0035】まず、移動物体等が存在して変化部分の領
域が多い場合、平滑化した輝度頻度分布は、図14(a)
に示すようになる。最大輝度max4510と下限値thmin
4540の中央値4520を算出する。算出した中央値45
20が、上限値4530より大きい場合、2値化のしき
い値thを上限値4530とし、上限値4530未満の場
合、2値化のしきい値thを中央値4520とする。一
方、変化部分の領域が少ない場合、即ち、変化部分の輝
度の度数が少ない場合、図14(b)に示すような輝度
頻度分布となる。この場合の2値化しきい値th4570
も、図14(a)と同様に算出する。即ち、最大輝度ma
x4550 と下限値4540の中央値4570を算出して、
中央値4570が上限値4530より大きい場合、2値
化のしきい値thを上限値4530とし、上限値4530
未満の場合、2値化のしきい値thを中央値4570とす
る。また、図14(a)に示す場合、画像処理におけるモ
ード法による2値化しきい値の決定方法で行ってもよ
い。ここで、下限値thmin4540は、監視対象画像の正常
画像から、予め算出した正常状態での白色ノイズの最大
値の値とする。又は、監視対象画像の正常状態における
ノイズの最大輝度を示す値ならば、何でもよい。同様
に、上限値4530は、監視対象画像の正常画像から、
予め算出した正常状態での白色ノイズの最大値の値に所
定値を加算した値とする。又は、監視対象画像の正常状
態におけるノイズの最大輝度を示す値に所定値を加算し
た値ならば、何でもよい。例えば、CCDカメラを自動
モードにして、屋内外の物体が目視で確認できる程度の
明るさに撮影した画像において、上限値4530は約1
4〜25階調程度で、下限値thmin4540 は約5〜1
0階調程度である。
【0036】変化領域抽出部4000で抽出した変化領
域の2値画像は抽出領域が分離している場合が多いの
で、これらの分離領域を統合して近い位置の2値画像を
一つの物体として統合する。これにより、一つのシーン
に複数の移動物体が同時に存在しても、複数物体を別々
に統合すれば各物体ごとに識別が可能であり、識別精度
が向上する。ここで、監視場所が暗く移動物体が存在し
ても、差分画像作成部3000に差分画像として変化領
域を抽出できないITVカメラを用いた場合、変化領域
を差分画像で抽出できる明るさに照明等を点灯させても
よい。
【0037】図15は、本発明における抽出領域統合部
5000の内部の一実施例を示すブロック図である。ラ
ベル画像作成部5010は、変化領域抽出部4000で
作成した2値画像をラベル付けしてラベル画像を作成す
る。ラベル間距離算出部5020は、ラベル毎の重心(中
心)を求め、ラベル毎の重心間の距離を算出する。ラベ
ル統合判定部5030は、重心間の距離が所定距離以内
のラベルか否か判定し、所定距離以内の複数ラベルを同
一物体として統合の対象とする。統合サイズ算出部50
40は、統合対象の複数ラベルの外接矩形の大きさを算
出する。統合サイズ判定部5050は、統合対象の複数
ラベルの外接矩形の大きさが、所定サイズ以上か否か判
定する。ラベル統合部5060は、統合サイズ判定部5
050が、所定サイズ以内と判定した複数ラベル間を一
まとまりとして同一のラベル番号をつける。
【0038】図16は、本発明における抽出領域統合部
5000の抽出領域の統合を行う一手順を示す説明図で
ある。ステップ5110は、2値画像のラベリングを行
い、1〜Ln までのラベルをつけると、Ln が総ラベル
数となる。総ラベル数Ln を繰り返すため、ステップ5
120でラベル番号を(i)を初期化する。次に、ステッ
プ5130で、ラベル番号を一つ大きく(iを増加)し、
ステップ5140で、全てのラベルが終了したか否かチ
ェックする。終了しない場合、i番目のラベルに対し、
ステップ5150以降の処理を行う。ステップ5150
で、i番目のラベルに対し、重心(中心)座標を算出す
る。ステップ5160でi番目のラベルとi+1番目〜
n 番目のラベル間中心のX方向とY方向の距離が許容
範囲か否かチェックする。許容範囲でない場合、ステッ
プ5130へ戻る。許容範囲以内の場合、ステップ51
70で、許容範囲のラベルの外接矩形の大きさが所定の
大きさの範囲以内か否かチェックする。外接矩形が許容
範囲でない場合、ステップ5130へ戻る。許容範囲以
内の場合、ステップ5180で、許容範囲以内のラベル
全てをi番目のラベルに加え、加えたラベルを抹消す
る。ステップ5190でi番目〜Ln 番目のラベルにつ
いて、昇順にソートすると、ステップ5130へ戻り、
新たにi番目から再度処理を行う。これにより、次々と
距離と外接矩形の大きさが許容範囲以内のラベルが統合
されていく。
【0039】図17は、本発明におけるステップ516
0で中心からの距離が許容範囲であるか否かチェックす
る場合の一実施例を示す説明図である。例えば、2個の
ラベルがある場合、ラベル5210の許容範囲にラベル
5220があるか否かは、ラベル5210の中心座標
(o1x,o1y)5240から、ラベル5220の中
心座標(o2x,o2y)5250を求める。座標(o
1x,o1y)と座標(o2x,o2y)のX方向の距
離5260とY方向の距離5270が許容範囲にあれ
ば、同一ラベルとして統合する。X方向の距離5260
の許容範囲及びY方向の距離5270の許容範囲は、例
えば、移動物体が縦に長い人物の場合、X方向は約5〜
10程度とし、Y方向は約5〜15程度としたり、また
は、X方向は約5〜15程度とし、Y方向も約5〜15
程度としたりしてもよい。いずれにしても、どこまでの
範囲を統合するかにより、適切に設定すればよい。
【0040】図18は、本発明における移動物体候補抽
出部6000の内部の一実施例を示すブロック図であ
る。統合領域の外接矩形算出部6010は、統合した物
体の外接矩形を算出する。入力画像と長期背景画像の相
関処理部6030は、現入力画像Fiと長期背景画像Li
とを用いて、いずれか一方の外接矩形領域をテンプレー
トパターンとして、残りの他方の画像に対し外接矩形領
域とほぼ同一位置(拡張サイズは±1画素以下)で正規
化相関を行う。入力画像と長期背景画像の類似度算出部
6050は、正規化相関による類似度を算出する。
【0041】類似度の算出は、
【0042】
【数2】
【0043】の正規化相関処理による。即ち、登録テン
プレートパターンと対象画像の明るさを正規化して明る
さの差を求める(3F−8 車番認識システムの濃淡パ
ターンマッチング処理の応用、情報処理学会第49回全
国大会、平成6年後期)ものであり、(数2)の演算を
マッチング領域全体にわたって実行し、類似度を算出す
る。
【0044】移動物体候補判定部6060は、(数2)
により算出した類似度が所定値(例えば約0.5〜0.8
程度)以下の場合、移動物体の候補として外接矩形を抽
出し、それ以外の場合、外乱として除外する。
【0045】図19と図20は、正規化相関処理を用い
て移動物体候補を抽出する場合の一実施例を示す説明図
である。入力画像Fiと短期背景Siとの差分により抽出
した通常速度の移動物体6410は、物体全体を抽出し
やすいことが多く、統合領域の外接矩形6710には、
物体全体が含まれる。
【0046】しかし、極く低速の移動物体6420は、
物体の極く一部しか抽出できないため、物体の一部しか
含まれない。いま、短期背景変化領域荷重係数設定部7
67において、抽出した輝度変化の大きい領域に対して
直前短期背景画像の輝度比率を多く(7〜8割程度を目
安に、監視対象画質の状態により任意に設定してよい)
し、現入力画像の輝度比率を少なくして(2〜3割程度
の目安)設定することにより、現入力画像と近い過去の
短期背景画像が適度に混合されるので、移動物体や照明
変動の外乱が緩和されたやや正常状態の背景画像の作成
が可能になる。ただし、現入力画像の輝度比率は比率配
分の分(例えば、2〜3割程度の目安)だけ残像が加味
される。このことは、極く低速な移動物体は、滞留気味
になるため、少しずつ短期背景画像に溶け込んで蓄積さ
れていくので、短期背景画像との差分を行うと、移動領
域の変化の抽出とともに、滞留領域部の変化も抽出され
た統合領域の外接矩形6720となる。滞留領域部は移
動物体の残像となってしまい、物体がそこに存在する状
態となる(虚物体)。このため、短期背景と入力画像と
で同一外接矩形の領域同士で正規化相関を行うと、通常
速度の移動物体は、入力画像に存在して短期背景画像に
は存在しないため、類似度が低くなる。しかし、極く低
速の移動物体は、滞留気味のため移動物体の残像となっ
てしまい、物体が外接矩形に存在する状態となり(虚物
体)、類似度が高くなる。これでは、正規化相関による
外乱除外の精度が著しく低下してしまう。
【0047】しかし、極く低速の移動物体でも、時間経
過が長くなると移動距離も大きくなる。例えば、長期背
景Li において、i−n時刻における通常速度の移動物
体6310及び極く低速の移動物体6320は、外接矩
形6710及び外接矩形6720には存在していない。
そこで、長期背景と入力画像とで通常速度の移動物体と
して抽出した同一外接矩形6710の領域同士及び極く
低速の移動物体として抽出した同一外接矩形6720の
領域同士で正規化相関を行うと、入力画像に存在しても
長期背景画像には存在しないため、類似度が低くなる。
従って、長期背景画像を用いると、いかなる移動物体で
も類似度は低くなる。これにより、移動物体の検知精度
が著しく向上する。
【0048】図21は、本発明における移動物体候補抽
出部6000の処理の一手順を示す説明図である。ステ
ップ6410は、現入力画像Fiに対し、統合領域の外
接矩形算出部で算出した外接矩形領域の濃淡画像をテン
プレートパターンとして登録する。ステップ6420
は、長期背景画像Li に対し、ステップ6410とほぼ
同一位置の外接矩形領域をパターンマッチング領域とし
て設定する。ステップ6430は、ステップ6410で
登録したパターンとの濃淡パターンマッチングを行い、
類似度を算出する。ステップ6440は、算出した類似
度が所定値(約0.5〜0.8程度)以上か否か判定す
る。所定値以上の場合、ステップ6540は、背景と類
似しているため、外乱と判定する。所定値未満の場合、
ステップ6450は、背景と類似していないため、移動
物体候補と判定する。ステップ6550は、生成した外
接矩形領域が全て終了したか否か判定し、終了していな
い場合、ステップ6410へ戻る。
【0049】長期背景画像と入力画像を用いて、抽出領
域の外接矩形同士を正規化相関手法により、大部分の外
乱は除外できるが、類似度付近の外乱は抽出されてしま
う。そこで、移動物体の追跡を行い、更なる検知精度の
向上を行う。
【0050】図22は、本発明における移動物体追跡部
8000の内部の一実施例を示すブロック図である。重
心(中心)算出部8100は、統合領域の外接矩形にお
ける重心(中心)を算出する。移動距離算出部8200
は、対象となる重心(中心)から、それ以外の統合領域
の外接矩形における重心(中心)までの距離を算出す
る。移動物体対応部8300は、対象となる重心(中
心)から、最も近い距離にあり所定範囲以内の外接矩形
と対応させ、対応しない物体を外乱と判別する。
【0051】図23は、本発明における統合領域の外接
矩形算出部6010で算出した外接矩形の重心算出の一
手順を示す説明図である。通常状態の移動物体として抽
出した外接矩形6710の重心(中心)8110は、X
方向の長さ8130の中点とY方向の長さ8140の中
点の交点とする。極く低速の移動物体として抽出した外
接矩形6720の重心(中心)8120は、X方向の長
さ8150の中点とY方向の長さ8160の中点の交点
とする。
【0052】図24は、本発明における移動物体対応部
8300の移動物体の対応の一手順を示す説明図であ
る。移動物体候補抽出部6000で抽出した外接矩形に
関し、現時刻の外接矩形6710に対し、直前時刻まで
に複数の外接矩形6709,外接矩形6708,外接矩
形6707が抽出されたとする。現時刻の外接矩形6710
の中心8310,直前時刻の外接矩形6709の中心8
330,外接矩形6708の中心8320,外接矩形670
7の中心8340を算出する。いま、現時刻の中心83
10から直前時刻の中心8330までの距離8360
を、直前時刻の中心8320までの距離8350を、直
前時刻の中心8340までの距離8370を算出し、こ
れらの距離のうち、最も小さくかつ現時刻の外接矩形6
710の内部に中心が存在しない外接矩形を対応させ
る。従って、外接矩形6709が条件を満足する。現時
刻の外接矩形6710の内部にある外接矩形6708及
び外接矩形6710から最も距離が大きい外接矩形67
07は対応されない。これにより、現時刻の外接矩形の
内部にある直前時刻の外接矩形は、滞留状態の物体であ
り、図19と図20で説明した現入力画像の輝度比率配
分の分の残像,照明の点滅,旗の揺れなどであり、これ
らの除外ができる。遠い距離に存在する物体として、高
速移動の飛来物や遠く離れて突然発生する外乱等であ
り、これらの除外もできる。
【0053】図25は、本発明における移動物体追跡部
8000の一手順を示す説明図である。
【0054】ステップ8410は、移動物体追跡カウン
タの初期設定を行う。ステップ8411は、現時刻の物体が
最初の検知であるか否か判定する。ステップ8411
で、最初の検知と判定すると、ステップ8412へ進
み、そうでない場合は、ステップ8413へ進む。ステ
ップ8412は、物体を追跡モードとして、追跡カウン
タを増加する(例えば+1)。ステップ8413は、直
前時刻における物体が存在するか否か判定する。ステッ
プ8413が、存在すると判定すると、ステップ841
4へ進み、存在しないと判定すると、ステップ8426
へ進む。ステップ8414は、現時刻の外接矩形と直前
時刻における外接矩形とで最も近くかつ自身の外接矩形
範囲内部に中心が存在しない外接矩形とを対応させる。
ステップ8415は、対応できた外接矩形が存在するか
否か判定する。ステップ8415が、存在すると判定す
ると、ステップ8420へ進み、存在しない場合は、ス
テップ8416へ進む。ステップ8416で、物体が消
失状態であるとして、ステップ8417が、追跡カウン
タを低減(例えば、−1)する。ステップ8420は、
現時刻の外接矩形の中心が、直前の外接矩形の範囲内部
であるか否か判定する。ステップ8420が、範囲以内
と判定するとステップ8418へ進み、範囲以外と判定
すると、ステップ8421へ進む。ステップ8418
で、物体は待ち状態であるとして、ステップ8419
が、追跡カウンタをそのまま維持する。ステップ842
1は、物体が追跡状態であるとして、ステップ8422
が、追跡カウンタを増加する(例えば+1)。ステップ
8423は、所定の追跡回数を満足したか否か判定す
る。ステップ8423で、満足したと判定すると、ステ
ップ8424へ進み、満足しないと判定すると、ステッ
プ8426へ進む。ステップ8424は、移動物体を検
知したと判定する。移動物体を検知したため、ステップ
8425は、追跡カウンタを初期設定して、新たな物体
追跡を行う。ステップ8426が、外接矩形全てを終了
したか否か判定し、終了しない場合には、ステップ84
10へ進み、それ以外は、物体追跡を止める。
【0055】図26は、本発明における表示装置950
0に検知結果を表示した一実施例を示す説明図であり、
検知人物とその移動軌跡の例である。i回目,i−1回
目,i+2回目等毎に時系列で人物を検知すると、表示
制御部9000が、i時刻の検知人物6410を表示装
置9500に表示制御することに加えて、直前の移動距
離9109を、i時刻の中心8110とi−1時刻の中
心8109から表示制御し、その前の移動距離9108
を、i−1時刻の中心8109とi−2時刻の中心81
08から表示制御する。同様に、i時刻の他の検知人物
6420を表示装置9500に表示制御することに加え
て、直前の移動距離9209を、i時刻の中心8120
とi−1時刻の中心8119から表示制御し、その前の
移動距離9208を、i−1時刻の中心8119とi−
2時刻の中心8118から表示制御する。
【0056】図27は、本発明における表示装置950
0に検知結果を表示した他の実施例を示す説明図であ
り、検知した人物を時系列に表示した例である。表示制
御部9000が、i時刻の検知人物6410を、i−1
時刻の検知人物6409を、i−2時刻の検知人物64
08を検知した位置に対応して表示装置9500に時系
列に表示制御する。同様に、i時刻の他の検知人物64
20を、i−1時刻の検知人物6419を、i−2時刻
の検知人物6418を検知した位置に対応して表示装置
9500に時系列に表示制御する。
【0057】図28は、本発明における表示装置950
0に検知結果を表示した他の実施例を示す説明図であ
る。移動人物6410を検知すると、表示制御部900
0が、格納した検知人物の検知位置を用いて、表示装置
9500に外接矩形枠6710を表示制御する。同様
に、格納した他の検知人物6420の検知位置を用い
て、表示装置9500に外接矩形枠6720を表示制御
する。
【0058】図26,図27,図28において、表示制
御部9000が、人物検知を表示装置9500に表示制
御する場合、カラーでもモノクロでも検知したことが監
視員に視覚に明確にわかれば何でもよく、検知物体が明
示できる表示方法ならば何でもよい。このように表示装
置9500に表示することにより、監視者は、例えば、
人物監視の場合、検知人物及び人物の移動状態を表示装
置9500により画像でオンラインに把握できる。ま
た、表示装置9500が遠隔地にあれば、テレビ電話等
にRS−232C等の標準的な通信手段で人物を検知し
たことを報知して、遠方の表示装置に表示してもよい。
【0059】本発明によれば、まず、ITVカメラで監
視対象シーンを撮影している間、時刻t1〜tiにおい
て、前半は明るさ変動が少ないので輝度変化が小さく、
後半は天候変動等により明るさ変動が激しいので輝度変
化が大きいものとする。このような環境は、昼夜の自然
環境下ではよく発生する。ここで、時刻ti-3〜時刻ti
の間に、一方の人物が極く低速に移動し、他方の人物が
通常に移動した場合、極く低速の移動は、移動物体が重
なるため変化領域が少なく、通常の移動は、移動物体が
重なりにくいため変化領域が多い。いま、背景画像作成
手段が、時刻tiの入力画像と時刻ti-1の入力画像と時
刻ti-2の入力画像から短期背景画像及び長期背景画像
を作成する。短期背景画像は現時刻ti と時間的に近い
画像であり、長期背景は、現時刻ti と時間的に古い画
像である。差分画像作成手段が、短期背景と現入力画像
の背景差分を行う。変化領域抽出手段は、差分画像の2
値化を行い、変化領域を抽出する。抽出領域統合手段
が、変化領域の近接領域を統合して外接矩形領域を作成
する。移動物体候補抽出手段が、現入力画像又は長期背
景の一方をテンプレートパターンとして登録し、他の一
方の画像に対し、テンプレートパターン領域とほぼ同一
領域を探索領域とし、前記テンプレートパターンで探索
領域を濃淡パターンマッチングを行い、相関値による類
似度が所定値より高い変化領域を外乱として消去し、類
似度の低い変化領域を監視対象の移動物体候補として抽
出する。時間的に離れた長期背景と現入力画像との正規
化相関を行うため、通常速度の移動物体及び極く低速の
移動の両方とも、現入力画像には存在するが、長期背景
からは消失している。これより、極く低速移動の物体ま
でも検知可能になる効果がある。このように、短期背景
と現入力画像間で差分を行って変化領域を抽出するので
照明変動に強く、前記抽出した変化領域に対し、長期背
景と現入力画像とで正規化相関を行うので、外乱を除去
できる効果がある。また、移動物体追跡手段が移動状態
を追跡して、滞留物体を除外するので、検知精度は一層
向上することが可能になる効果がある。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、監視対象の移動物体と
紛らわしい外乱が発生し、照明変化が激しい環境下でも
極端に動きの少ない移動物体までも、短時間かつ高精度
に監視対象を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動物体監視装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】本発明における処理概要を示す説明図である。
【図3】本発明における画像入力処理部の内部の一実施
例を示すブロック図である。
【図4】本発明における背景画像作成部における背景画
像作成の原理を示す説明図である。
【図5】本発明における背景画像作成部の内部の一実施
例を示すブロック図である。
【図6】本発明における背景画像作成判定部の内部の一
実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明における短期背景画像生成部の内部の一
実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明における長期背景画像生成部の内部の一
実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明における長期背景画像生成部の内部の他
の実施例を示すブロック図である。
【図10】本発明における背景画像作成部で作成する短
期背景及び長期背景を作成する一手順を示す説明図であ
る。
【図11】本発明における長期背景画像生成部で長期背
景を作成する手順を示す説明図である。
【図12】本発明における差分画像作成部の内部の一実
施例を示すブロック図である。
【図13】本発明における変化領域抽出部の内部の一実
施例を示すブロック図である。
【図14】本発明における2値化しきい値算出部で、2
値化のしきい値を算出するための一実施例を示す説明図
である。
【図15】本発明における抽出領域統合部の内部の一実
施例を示すブロック図である。
【図16】本発明における抽出領域統合部の抽出領域の
統合を行う一手順を示す説明図である。
【図17】本発明における中心からの距離が許容範囲で
あるか否かチェックする場合の一実施例を示す説明図で
ある。
【図18】本発明における移動物体候補抽出部の内部の
一実施例を示すブロック図である。
【図19】本発明における正規化相関処理を用いて移動
物体候補を抽出する場合の一実施例を示す説明図であ
る。
【図20】本発明における正規化相関処理を用いて移動
物体候補を抽出する場合の他の一実施例を示す説明図で
ある。
【図21】本発明における移動物体候補抽出部の処理の
一手順を示す説明図である。
【図22】本発明における移動物体追跡部8000の内
部の一実施例を示すブロック図である。
【図23】本発明における統合領域の外接矩形算出部で
算出した外接矩形の重心算出の一手順を示す説明図であ
る。
【図24】本発明における移動物体対応部の移動物体の
対応の一手順を示す説明図である。
【図25】本発明における移動物体追跡部の一手順を示
す説明図である。
【図26】本発明における表示装置に検知結果を表示し
た一実施例を示す説明図である。
【図27】本発明における表示装置に検知結果を表示し
た他の実施例を示す説明図である。
【図28】本発明における表示装置に検知結果を表示し
た他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
100…ITVカメラ、120…カメラ選択部、150
…カメラ切替部、500…画像入力処理部、1000…背
景画像作成部、3000…差分画像作成部、4000…
変化領域抽出部、5000…抽出領域統合部、6000
…移動物体候補抽出部、8000…移動物体追跡部、9
000…表示制御部、9500…表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊島 修次 茨城県ひたちなか市大字稲田1410番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 荷口 康之 茨城県ひたちなか市大字稲田1410番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 Fターム(参考) 5C054 EB05 EJ05 FC01 FC05 FC12 FC13 FC15 FC16 GB12 HA18 HA31 5C084 AA01 AA06 BB05 BB06 BB31 CC19 DD11 GG56 GG57 GG78

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め設定した監視対象を撮像する撮像部
    と、 該撮像部から取り込んだ画像の画像信号から2つの背景
    画像を作成し、当該背景画像の現時点の画像と時間的に
    近い一方の画像と現時点の画像との2フレーム間画素の
    差分を用いて変化領域を抽出し、当該変化領域に対して
    もう一方の背景画像と取り込んだ両画像間の正規化相関
    による濃淡パターンマッチングを行い、類似度が所定値
    より高い該変化領域を外乱とみなし、類似度が低い変化
    領域を移動物体候補として追跡を行って検出する監視装
    置本体からなる移動物体監視装置。
  2. 【請求項2】前記複数の背景画像のうち、一方の背景画
    像(短期背景)は、3フレームを用いて画像間の差分の
    輝度変化の大きい領域と輝度変化の小さい領域を抽出し
    て、輝度変化の大きい領域は直前の背景画像の比率を多
    くして入力画像の比率を少なくし、輝度変化の小さい領
    域は直前の背景画像の比率と入力画像の比率をほぼ同一
    にして作成する請求項1記載の移動物体監視装置。
  3. 【請求項3】前記複数の背景画像のうち、他の一方の背
    景画像(長期背景)は、該短期背景の複数フレームを加
    算平均して作成する請求項2記載の移動物体監視装置。
  4. 【請求項4】前記複数の背景画像のうち、他の一方の背
    景画像(長期背景)は、該短期背景と同様にして抽出し
    た輝度変化の大きい領域と輝度変化の小さい領域に対
    し、輝度変化の大きい領域は直前の背景画像の比率を1
    00%にして入力画像の比率を0%にし、輝度変化の小
    さい領域は直前の背景画像の領域を比率と入力画像の比
    率を同一にして作成する請求項2記載の移動物体監視装
    置。
  5. 【請求項5】前記短期背景と同様にして抽出した輝度変
    化の大きい領域と輝度変化の小さい領域に対し、輝度変
    化の大きい領域が画面全体の場合、該短期背景及び長期
    背景の両方を現入力画像に置き換える請求項1記載の移
    動物体監視装置。
  6. 【請求項6】前記差分画像または差分・2値画像上で近
    接する変化領域同士を外接矩形等によって一まとめにす
    る統合領域を生成し、該統合領域毎に前記濃淡パターン
    マッチングを行う請求項1記載の移動物体監視装置。
  7. 【請求項7】前記差分・2値画像は前記短期背景と入力
    フレーム間画像の差分を用いて作成する請求項1〜5記
    載の移動物体監視装置。
  8. 【請求項8】前記入力フレーム画像で前記統合領域によ
    る追跡元領域をテンプレートパターンとし、前記長期背
    景で前記追跡元領域に対応する領域とほぼ同一領域同士
    を探索領域とし、前記テンプレートパターンにより前記
    探索領域を濃淡パターンマッチングによって追跡し、前
    記探索領域での最大類似度が所定値より低い場合に、前
    記追跡元領域を移動物体候補として検出する請求項1〜
    6記載の移動物体監視装置。
  9. 【請求項9】前記長期背景で前記統合領域による追跡元
    領域をテンプレートパターンとし、入力画像で前記追跡
    元領域に対応する領域とほぼ同一領域同士を探索領域と
    し、前記テンプレートパターンにより前記探索領域を濃
    淡パターンマッチングによって追跡し、前記探索領域で
    の最大類似度が所定値より低い場合に、前記追跡元領域
    を移動物体候補として検出する請求項1〜6記載の移動
    物体監視装置。
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