JP2000022951A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2000022951A
JP2000022951A JP10187579A JP18757998A JP2000022951A JP 2000022951 A JP2000022951 A JP 2000022951A JP 10187579 A JP10187579 A JP 10187579A JP 18757998 A JP18757998 A JP 18757998A JP 2000022951 A JP2000022951 A JP 2000022951A
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Yukihisa Ota
享寿 太田
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
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    • HELECTRICITY
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40087Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差拡散法等の量子化方法により入力画像デ
ータを少なくとも2レベルのデータに量子化する際、入
力値と誤差との和が特定の値になった場合に、本来出力
すべき量子化データとは異なる値を出力することによ
り、擬似輪郭を目立たなくすることができる画像処理方
法及び装置の提供を目的とする。 【解決手段】 配分する誤差の値e0,e1,e2と量子化され
た量子化データo0、o1の値をあらかじめ計算したテーブ
ル8を備え、入力画素の濃度と、周辺画素から配分され
た誤差の加算された誤差補正データを求め、それからテ
ーブル8に格納されている値を選択し、周辺画素に誤差
データを配分するとともに、少なくとも2レベルに量子
化された量子化データを出力し、テーブルは誤差補正デ
ータの所定のレベル100に対しレベルに応じた本来の
処理結果のレベル0、1とは異なるレベル1、0を量子化
データとして格納している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法及び装
置に関し、特に入力画像濃度と出力画像濃度等の差を誤
差拡散法等により保存しつつ、入力データを2値又は多
値データに量子化処理する画像処理方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、入力多値データを2値又は入力多
値データのレベルよりも少ないレベルの多値で表現する
擬似中間調処理として誤差拡散法が知られている。この
誤差拡散法については“An Adaptive Al
gorithm for Spatial Gray
Scale”in society for Info
rmation Display 1975 Symp
osium Digest of Technical
Papers,1975,36で発表されている。こ
の方法は、着目画素をP、その画素の濃度をv、P点の
周辺未2値化処理画素P0、P1、P2、P3の濃度を
それぞれv0、v1、v2、v3、2値化のための閾値
をTとすると、着目点Pにおける2値化誤差Eを周辺画
素P0、P1、P2、P3に経験的に求めた重み係数W
0、W1、W2、W3で重み付け処理して振り分けてマ
クロ的に出力画像の平均濃度を入力画像の濃度と等しく
する方法である。
【0003】このとき、出力2値データをoとすると、
以下の式により周辺画素P0、P1、P2、P3に対す
る誤差E0、E1、E2、E3を求めることができる。
【0004】 v ≧ T ならば o = 1, E = v - Vmax; ....(1) v < T ならば o = 0, E = v - Vmin; ( ただし、Vmax:最大濃度、Vmin:最小濃度 ) E0=E×W0; E1=E×W1; E2=E×W2; E3=E×W3; (重み係数の例:W0=7/16,W1=1/16,W
2=5/16,W3=3/16)
【0005】しかし、この方式を論理回路で実現する
と、上記の例からも解るように重み係数毎の乗算器、除
算器が必要なため回路規模が大きくなってしまい、また
整数演算を行うと丸め誤差(E−(E0+E1+E2+
E3))のために出力画像の平均濃度が入力画像の濃度
と等しくならないという欠点があった。
【0006】これらの欠点を解決する方法として、特開
昭58−215169号公報,特開昭61−52073
号公報,特開昭61−293068号公報においては重
み係数の値を2のべき乗分の1にすることにより乗算器
および除算器の代わりにシフトレジスタを用いて回路規
模を小さくする方法が開示されており、また、特開昭6
3−35074号公報においては濃度情報の値ごとに、
あらかじめ重み付けされた2値化誤差の値を決め、かつ
その値の合計が2値化誤差と等しくなるようにすること
により、乗算および除算を簡略化し、かつ丸め誤差をな
くす方法が提案されている。
【0007】また、特開昭63−155950号公報に
は、重み付けされた周辺画素内に丸め誤差を加えること
により出力画像の平均濃度が入力画像の濃度と等しくな
るようにする方法が提案されている。
【0008】ところが、前述したシフトレジスタを用い
る方法では重み係数が2のべき乗分の1に固定されてし
まい、柔軟性に乏しいという欠点があった。また、あら
かじめ重み付けされた2値化誤差の値を決め、かつその
値の合計が2値化誤差と等しくなるように、重み付けさ
れた周辺画素に配分する誤差内に丸め誤差を加える方法
では、出力画像の平均濃度は入力画像の濃度と等しくな
るが、整数演算を行っているので丸め誤差自身の値は0
または少なくとも1以上になってしまい、誤差の影響を
受けやすいハイライト部分では丸め誤差の配分によって
画質が劣化するという欠点があった。
【0009】又、従来より、誤差拡散法を用いて、入力
多値データを3レベル以上のデータに量子化処理する方
法も知られている。例えば色相が同じで濃度の異なった
インクを複数使用して擬似階調表現を行なうインクジェ
ットプリンタ等でこの方法を使う場合には、図5に示す
ようにいったん入力画像データをそれぞれのインクに対
応したルックアップテーブル(LUT)15−0、15
−1、..15−N.に入力して濃度補正を行なった
後、別々の2値化処理回路16−0、16−1、..1
6−Nに入力してそれぞれのインクに対して2値化処理
を行なう必要があり、インクの種類が増えると処理の量
はインクの数分増え、処理回路もそれに比例して大きく
なってしまうという欠点があった。さらに、インクの種
類は同じで主走査方向にN倍の解像度を持つ記録手段、
あるいは解像度は同じで同じドット記録位置に2回記録
を行なう記録手段、さらにはインクのドット径を変えて
記録するマルチドロップレット方式あるいは1ピクセル
を複数の記録ドットで表現する濃度パターン法と誤差拡
散法の組み合わせ等でこれらの方法を使う場合にも処理
回路が大きくなるといった同様の欠点が合った。
【0010】この欠点を除去するために特開平6−16
209号公報においては、入力画像データを少なくとも
3レベルのデータに量子化する際、誤差データへの重み
付けにより発生する丸め誤差の値を1未満とすること
で、特に画像のハイライト部分を高画質化し、なおかつ
複数のインクまたはドットを使用して擬似階調表現した
りする場合にも、単純な回路構成の誤差拡散法により、
入力画像データを少なくとも3レベルの量子化データに
量子化することができる画像処理方法及び装置が提案さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図6、図7は、インク
のドット径を3段階に変化させて記録を行う記録装置に
対応した4レベルの量子化を説明するための図であり、
図6は入力値、誤差および出力レベルの関係を示してい
る。
【0012】図6中、最左に示されているスケールは8-
bitで表現される入力値が4レベルで量子化された場合の
入力値と誤差との和がとりうる範囲を示しており、目盛
り42、127、212はそれぞれ出力レベル0と1、
1と2、2と3を決めるための閾値を示している。
【0013】図6の中央には、このときとりうる誤差の
正負の範囲を示してある。ここに、黒丸(●)は、その
点が範囲に含まれることを、白丸(○)は、その点が範
囲に含まれないことを示している。
【0014】さらに図6の最右には、入力値と誤差との
和に対して出力レベル0,1,2,3がどのように出力
されるかを示してある。
【0015】この図6からたとえば、閾値42に着目
し、入力値と誤差との和がこの値以下の場合を考える
と、−42以上0以下の場合には出力レベルは0とな
り、その誤差の符号は負であるが、0より大きく42以
下の場合には出力レベルは0となるがその誤差の符号は
正となることがわかる。
【0016】また、入力値と誤差との和が42より大き
くてかつ第2の閾値127以下である場合を考えると、
42より大きく85以下の場合には出力レベルは1とな
り、その誤差の符号は負であるが、85より大きく12
7以下の場合には出力レベルは1となるがその誤差の符
号は正となることがわかる。
【0017】次に、図7は8-bitの入力値に対して各出
力レベルが出現しうる範囲を示した図である。すなわ
ち、誤差拡散法の場合,入力値は8-bitであってもこの
例のように4レベルに量子化する場合には誤差は−42か
ら+42の値を取りうるため、異なる2つのレベルの出
力が1つの入力値に対して出現する。
【0018】たとえば、入力値が120の場合、入力値
と誤差との和は78以上162以下の値を取りうる。し
たがって図6からわかるように出力値としてはレベル1
と2とが出現可能であり、それぞれの出現頻度は、5
8.8%、41.2%となっている。
【0019】ところが、このような誤差拡散法において
は図7からわかるように、ある入力値に対応する出力
は、連続した2つの出力レベルの出現頻度によって擬似
的に表現しているのに過ぎない。たとえば0から255
まで連続的に階調が変化するようなパターンを入力とし
て4レベルに量子化する場合を考えると、その出力は最
初レベル0から始まって、レベル0とレベル1との混在
部分、レベル1とレベル2の混在部分、レベル2とレベ
ル3との混在部分を経てレベル3のみの部分へと変化す
る。ここで、レベル2で表現されるインクドットの配置
のされ方を考えると、図8に示されるように必ずレベル
1で全てのドットが埋まった後に、レベル1のドットと
入れ替わるようにしてレベル2のドットが配置されてい
くことが分かる。
【0020】このとき、たとえばレベル1およびレベル
2によって表現されるインクの濃度差あるいはインクの
ドット径の差などが人間が知覚できる程度に大きい場
合、レベル2のドットが入り始める部分が人間にとって
は好ましからぬ擬似輪郭となって知覚されるという欠点
があった。またこれは、画像を2値で表現する場合に
も、ある濃度域から急にドットが出現してしまい、これ
が擬似輪郭となるという欠点となっていた。
【0021】本発明は上述した従来技術の欠点を除去す
るものであり、誤差拡散法等の濃度保存型の量子化方法
により入力画像データを少なくとも2レベルのデータに
量子化する際、入力値と誤差との和が特定の値になった
場合に、本来出力すべき量子化データとは異なる値を出
力することにより、簡単な処理で擬似輪郭を目立たなく
させることができる画像処理方法及び装置の提供を目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の画像処理装置によれば、画像データを入
力する入力手段と、前記入力手段により入力した画像デ
ータに誤差データを加算した誤差補正データを少なくと
も2レベルのデータに量子化処理する処理手段と、前記
量子化処理の際発生する誤差データを、量子化処理され
ていない画像データに分散する分散手段とを有し、前記
処理手段は疑似輪郭の発生を防止するべく、前記誤差補
正データの所定のレベルに対し、レベルに応じた本来の
処理結果のレベルとは異なるレベルを量子化処理結果と
して出力することを特徴とする。
【0023】また、本発明の画像処理方法によれば、入
力画像の濃度と量子化後の濃度との誤差を量子化誤差と
して着目画素の周辺画素に配分し、量子化後の平均濃度
を入力画像の濃度と等しくする画像処理方法において、
周辺画素データに配分する誤差の値と少なくとも2レベ
ルに量子化された量子化データの値をあらかじめ計算し
たテーブルを備え、入力画素の濃度と、周辺画素から配
分された誤差の加算された誤差補正データを求め、その
誤差補正データから前記テーブルに格納されている値を
選択し周辺画素に誤差データを配分するとともに、少な
くとも2レベルに量子化された量子化データを出力し、
前記テーブルは前記誤差補正データの所定のレベルに対
しレベルに応じた本来の処理結果のレベルとは異なるレ
ベルを量子化データとして格納していることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態に係わる画像処
理装置の構成を説明するブロック図である。
【0026】本発明の実施の形態においては、大中小3
種類のドット径のインクを使って擬似階調を表現する
例、つまり、入力画像データを4つのレベルに量子化す
る例を説明する。尚、本発明は入力画像データを4レベ
ルに量子化する場合以外にも適用可能である。
【0027】図1において、左から入力される入力画像
ピクセルデータは8ビットの多値画像データであり、ま
ず1のルックアップテーブル(LUT)に入力される。
LUT1は、擬似階調処理される入力データに対する出
力の線形性を補償するためのテーブルで、8ビットの入
力値に対して16ビットの値が出力される。
【0028】ここでLUT1では入力データに誤差を配
分する際の配分係数の分母の値(図3の配分係数の場合
256)が掛け合わされている。2は加算器であり、L
UT1からの16ビットデータに既に量子化処理が終了
した画素からの誤差データを加算する。
【0029】加算器2では、LUT1からの16ビット
データにラッチ7から出力される丸め誤差(誤差を配分
する際発生する余りの誤差)、誤差バッファ14から読
み出された前ラインからの誤差、およびラッチ13から
出力される左または右横ピクセルからの誤差を足し合わ
せる。
【0030】本実施の形態においては、図3に示される
ような誤差配分係数を使用する。図3の誤差配分係数の
分母の数は2のべき乗(2の8乗)となっている。加算
器2からのデータは配分係数の分母の値で割り算される
が、この割り算はビットシフトで行なわれる。加算器2
の演算結果は符号ビットを含む上位9ビットが加算器2
からのデータを2の8乗で割り算した場合の商に、符号
ビットおよび下位8ビットが加算器2からのデータを2
の8乗で割り算した場合の余りに相当する。
【0031】この結果、商(加算器2からの上位9ビッ
ト)は誤差配分テーブル8を参照するための参照値とな
り、一方余り(加算器2からの下位8ビット)は1未満
の丸め誤差となってラッチ6に入力される。
【0032】ラッチ6および7は丸め誤差を誤差配分テ
ーブルで示される画素外に配分するためのもので2画素
分のディレーが与えられた後、再び加算器2に入力され
る。加算器2から出力される上位9ビットデータ(加算
器の出力を2の8乗で割り算した商)は参照値として誤
差配分テーブル8に入力される。誤差配分テーブル8は
RAM(ランダムアクセスメモリ)またはROM(リー
ドオンリーメモリ)によって構成されるルックアップテ
ーブルであり、量子化誤差の値ごとにあらかじめ定めら
れた重み係数の分母倍された値および大中小のインクド
ット径に対応したそれぞれの4レベルの出力データが格
納されている(o0とo1の組み合わせで4レベルを表現
する。)。
【0033】誤差配分テーブル8は図2に示すような誤
差配分窓に対応した値が格納されており、個々の値は量
子化誤差の値に応じて誤差配分係数の分母倍されている
ので、それぞれが16ビットの数で表されている。
【0034】なお本実施の形態では図2に示すような左
右対称な2つの誤差配分窓を処理方向に応じて1ラスタ
ごとに切り替て使用しているが、誤差配分窓は左右対称
なので誤差配分テーブルは1つで十分である。誤差配分
テーブル8からは加算器から出力される商kの値に応じ
てek0、ek1、ek2、ek3の4つの値が出力さ
れ、それぞれが図2に示される誤差配分窓e0、e1、
e2、e3への値に対応している。
【0035】従って出力ek0はラッチ13に入力され
1ピクセル分のディレーが加えられた後再び加算器2に
入力される。また、出力ek1はラッチ9に入力され1
ピクセル分のディレーが加えられた後、加算器10に入
力され出力ek2と足し合わされる。さらに加算器10
の出力はラッチ11に入力され1ピクセル分のディレー
が加えられた後、加算器12に入力され出力ek3と足
し合わされる。そして加算器12の出力は誤差バッファ
14に書き込まれる。
【0036】例えば、加算器2からの上位9ビットデー
タである商が1で下位8ビットデータである余りが50
の時は、e0へ128,e1へ71,e2へ37,e3
へ20の誤差データが配分され、e0の右隣りの画素へ
50の誤差データが配分される。
【0037】なお、本実施の形態においては誤差が書き
込まれる場所は、量子化処理の方向により着目画素の左
または右に2ピクセル離れた場所であり、量子化処理の
方向は1ラスタごとに切り替わるようになっている。
【0038】つまり図1の回路は、入力データの1ライ
ン毎に左から右への→方向への処理と、右から左への←
方向への処理を切り換える。図1に示した如く、加算器
12から出力される誤差データの誤差バッファ14への
格納位置は→方向への処理の場合と、←方向への処理の
場合とで変化する。この制御は不図示の制御回路により
実行される。
【0039】この1ライン毎に処理方向を→方向と←方
向と変化させることで誤差拡散法を実行した際問題とな
っていた独特な縞パターンの発生をも防止できる。
【0040】また、誤差配分テーブル8には加算器2の
上位9ビットの値に応じて予め量子化処理後のデータが
格納されており加算器から出力される上位9ビットの商
の値に応じてo0およびo1が出力され、このo0およ
びo1の組み合わせにより使用される大中小のインクド
ット径が決定される。
【0041】すなわち、o0およびo1の値の組み合わ
せ00,01,10,11に対応して、不記録、小ドッ
ト、中ドット、大ドットがそれぞれ決定される。
【0042】このo0およびo1の組み合わせによる4
レベルの出力に基づき、不図示のインクジェットプリン
タにより画像を形成する。
【0043】以上の処理により1入力データに対する擬
似階調処理が終了するので、これら一連の処理を処理方
向1ピクセルづつずらして繰り返すことにより画像全体
に対する擬似階調処理が可能となる。
【0044】図4は誤差配分テーブル8を更に詳細にし
たものである。
【0045】この誤差配分テーブルの最左の列は本テー
ブルを参照するためのインデックス値を示しており、加
算器2の出力の上位9ビットにより参照される。
【0046】ここで着目すべき点は、インデックス値が
100の部分(図中網点で表示)であり、本来ならばそ
の出力としてo0およびo1の組み合わせは01でなけ
ればならないが、ここでは10が格納されている。それ
に対応して誤差の値も、本来ならば e0=(100−85)*128=1920 e1=(100−85)*71=1065 e2=(100−85)*37=555 e3=(100−85)*20=300 となるべきところが、 e0=(100−170)*128=−8960 e1=(100−170)*71=−4970 e2=(100−170)*37=−2590 e3=(100−170)*20=−1400 となっている。
【0047】このような構成にすることにより、本来な
らば出力レベル2(o0およびo1の組み合わせが1
0)が出力されないはずの入力レベルに対しても出力レ
ベル2が出力可能となり、結果的に低周波ノイズを加え
て画像の粒状度を悪くし、これにより擬似輪郭を目立た
なくさせることが可能となる。
【0048】つまり、小ドットから中ドットへの切り替
え部分が、疑似輪郭として目立つので、通常インデック
スの128のレベルまでは中ドットに切り替わらない
が、インデックス100のレベルで中ドットを出現させ
ることで通常よりも低い濃度の段階で小ドットに中ドッ
トを混ぜることができ、これにより疑似輪郭を目立たな
くさせている。
【0049】このように本実施の形態によれば、入力値
と誤差との和が特定の値になった場合に、本来出力すべ
き量子化データとは異なる値を出力することにより擬似
輪郭を目立たなくさせることができる。なぜならば、本
来ならば2つの出力レベルで表現されていた特定の入力
レベルが、たとえば図9に示すように3つの出力レベル
により表現が可能になり、これにより低周波ノイズを加
えるのと同じ効果が期待できる。すなわち低周波ノイズ
を加えることにより画像の粒状度を悪くし、これにより
擬似輪郭を目立たなくさせることができる。
【0050】また、この実施の形態では、出力レベルを
変更しても誤差は保存されるので、出力画像の濃度にマ
クロ的には影響がない。
【0051】本実施の形態においては、上記のように本
来出力すべきレベルとは異なるレベルを出力するインデ
ックスの値を100として説明いるがこの値は変更可能
であり、また複数のインデックス値(例えばインデック
スの1、100、169)に対して同様に異なったレベ
ルを出力するように構成することも可能である。
【0052】また、出力が2値データの場合、つまりド
ットを打つか打たないかの場合には、出力が0と1の境
となるインデックス128よりも低いあるレベルに出力
を通常の0から1に変更することで、誤差拡散方で問題
となっていたある濃度域から急にドットが出現してしま
い、これが擬似輪郭となるという欠点を防止できる。
【0053】更に、本実施の形態における加算器2から
の下位8ビットデータは0〜255のいずれかの値とな
るが、入力データに対しLUT1で256が乗算されて
いるため、入力データ8ビット(0〜255)に対し、
余りの8ビットデータ0〜255は0〜255/256
となり、入力データ8ビットに対し1未満の値となる。
これにより丸め誤差の値を小さくすることができ、特に
画像のハイライト部分での画質を向上することができ
る。
【0054】この様に本発明の実施の形態によれば重み
係数の分母倍された2値化誤差の値及び量子化データを
あらかじめ計算してテーブルに格納しているので、重み
係数毎の乗算器および除算器を省略することができ、回
路規模を小さくして高速処理が可能となる。更に、入力
画素の濃度と周辺画素から配分された誤差との総和を求
め、その総和からテーブルに格納されている誤差値を選
択し周辺画素に配分するとともに、余りも周辺画素に配
分することにより、重み係数にも柔軟性を持たせること
ができるとともに丸め誤差の値を0から1未満にするこ
とができハイライト部分を含め画質を向上することが可
能となる。
【0055】なお、ここで述べた実施の形態においては
入力画像ピクセルデータは8ビットの多値画像データで
あったが、4ビット、12ビット、16ビット等の多ビ
ット数で表されても構わない。
【0056】また、本実施の形態においては誤差配分窓
は4ピクセルによって構成されていたが、より大きな窓
であってもあるいは小さな窓であっても同様に構成でき
ることは言うまでもない。
【0057】また、本実施の形態においては、出力レベ
ルは4レベルであり、大中小ドット径のインクを吐出さ
せるタイプのインクジェット記録装置を想定していた
が、4レベルの出力に限らず2レベル、3レベル、4レ
ベル....の出力にも応用可能であり、またその出力
手段も大中小のドット径変調に限定されず濃度の異なる
多階調インクを用いた装置、あるいは1レベルを複数の
ドットで構成するドットパターン法を用いた記録装置、
あるいは1つのインクを重ねて記録して多階調を表現す
るような記録装置においても本方式は簡単に応用可能で
ある。
【0058】さらにここで述べた実施の形態においては
単に8ビットの多値画像データであったが、例えばR、
G、BそれぞれNビットのカラー多値画像データを入力
とするカラー画像処理装置として構成できることは言う
までもない。
【0059】本発明に係る画像処理方法及び装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、更には送受信機能を有する
ファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0060】また本発明は、例えば、ホストコンピュー
タ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ等の複数の
デバイスによって構成されるシステムにも適用でき、更
に、例えば、複写機、ファクシミリ装置等の単体の装置
に適用できる。
【0061】前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、シス
テムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読出し実行することにも適用で
きる。
【0062】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、上述した実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード を記憶した記憶
媒体は本発明を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッビディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD一ROM,CD一R,磁
気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等を用いるこ
とができる。
【0064】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部
を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの・指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行ない、
その処理によって、上述した実施形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば入力
値と誤差との和が特定の値になった場合に、本来出力す
べき量子化データとは異なる値を出力することにより出
力画像の粒状度を悪くし、これにより擬似輪郭を目立た
なくさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施の形態の誤差配分窓を示す図である。
【図3】本実施の形態の誤差配分係数を示す図である。
【図4】実施の形態の誤差配分テーブルの詳細を示した
図である。
【図5】従来の複数インクへの対応を示す模式図であ
る。
【図6】4レベルの量子化を説明するための図である。
【図7】4レベルの量子化を説明するための図である。
【図8】レベル2で表現されるインクドットの配置のさ
れ方を示す模式図である。
【図9】本実施の形態により表現されるインクドットの
配置のされ方を示す模式図である。
【符号の説明】
1 LUT 2 加算器 6,7,9,11,13 ラッチ 8 誤差配分テーブル 10,12 加算器 14 誤差バッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力した画像データに誤差データを
    加算した誤差補正データを少なくとも2レベルのデータ
    に量子化処理する処理手段と、 前記量子化処理の際発生する誤差データを、量子化処理
    されていない画像データに分散する分散手段とを有し、 前記処理手段は疑似輪郭の発生を防止するべく、前記誤
    差補正データの所定のレベルに対し、レベルに応じた本
    来の処理結果のレベルとは異なるレベルを量子化処理結
    果として出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記分散手段は、前記量子化手段が本来
    の処理結果のレベルとは異なるレベルを量子化処理結果
    として出力することを考慮して量子化誤差を保存するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力画像の濃度と量子化後の濃度との誤
    差を量子化誤差として着目画素の周辺画素に配分し、量
    子化後の平均濃度を入力画像の濃度と等しくする画像処
    理方法において、周辺画素データに配分する誤差の値と
    少なくとも2レベルに量子化された量子化データの値を
    あらかじめ計算したテーブルを備え、入力画素の濃度
    と、周辺画素から配分された誤差の加算された誤差補正
    データを求め、その誤差補正データから前記テーブルに
    格納されている値を選択し周辺画素に誤差データを配分
    するとともに、少なくとも2レベルに量子化された量子
    化データを出力し、前記テーブルは前記誤差補正データ
    の所定のレベルに対しレベルに応じた本来の処理結果の
    レベルとは異なるレベルを量子化データとして格納して
    いることを特徴とする画像処理方法。
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