JP2000022747A - 多重パケット分離装置 - Google Patents

多重パケット分離装置

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JP2000022747A JP18763098A JP18763098A JP2000022747A JP 2000022747 A JP2000022747 A JP 2000022747A JP 18763098 A JP18763098 A JP 18763098A JP 18763098 A JP18763098 A JP 18763098A JP 2000022747 A JP2000022747 A JP 2000022747A
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 多様なディジタル放送の各種のパケット方
式に対応可能なパケット分離装置を提供する。 【解決手段】 ビット単位でセクションデータ中のヘ
ッダをフィルタリングする。 各セクションデータのフィルタリング条件の全部も
しくは一部をオン・オフ可能とする。 同じくエントリ数/長さを変更可能とする。 フィルタリング条件の記憶場所に柔軟性を持たせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多重パケット分離装
置に関し、特にパケット形式で入力されるデータを選別
するテレビジョン受像機等のデータ受信器の多重パケッ
ト分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送等においては、周波数領
域をより有効に活用するため、1つの帯域において複数
のチャネルの情報が含まれている。これにより、これま
でのアナログ放送に比較してより多くの情報を提供する
ことができる。
【0003】そして、通常のディジタル放送では、MP
EG2(Moving Picture Expert
s Group2)システムで定められたパケット形式
のトランスポートストリームで番組の内容が送信(発
信)される。(なお、MPEG2については、例えば藤
原 洋 監修 「最新MPEG教科書」 アスキー出版
局刊 等に記載されている周知技術である。このため、
この一般的説明は省略する。) 一方、このディジタル放送を受信する受信機(IRD、
IntegratedReceiver and De
scrambler)では、衛星等より送られた情報を
アンテナ等により受信し、その受信した信号をチューナ
ーにより検波し、復号の前段階の処理として更に誤り訂
正を行っている。
【0004】これにより、アナログ放送と同じく1つの
帯域が選択される。
【0005】ところで、この選択された帯域の情報はア
ナログ放送と異なりMPEG2トランスポートストリー
ムの形式である。そして少しでも多くの情報を伝送する
ため、1つのストリーム内に複数のパケットを、従って
複数のチャネルの情報を、含んでいる。
【0006】さて、このトランスポートストリームのパ
ケットは、188バイトの長さであり、その先頭にチャ
ネル情報などを含むヘッダを持っている。そして、受信
機ではこのヘッダの一部であるPID(Packet
ID、パケット識別子) を参照して、MPEG2システ
ムでのトランスポートストリームに含まれる複数のチャ
ネルの中から選択したいチャンネルの情報を取り出す。
【0007】そして、有料放送の場合等がそうである
が、取り出した情報中のパケットにスクランブル(暗
号)がかけられている場合には、IRDに装備されてい
るスクランブル解除装置によりこれを解除しうるときに
は、解除がなされる。
【0008】更にIRDは、パケットのヘッダに含まれ
ている情報により、どのようなデータを持つパケットで
あるか等の詳しい内容の解析をも行う。
【0009】さて、パケットによってはその内部に番組
情報データや、番組選択のための情報や、スクランブル
を解除するための信号を含んでいることもある。なお、
このような情報についてのデータをセクションデータと
いうが、このセクションデータは1つのパケット内に1
つしか存在しない場合や逆に複数存在する場合はもちろ
んのこと、1つのパケット内に収まらずに他のパケット
にまたがって存在している場合もある。
【0010】そして、受信機においてパケット内からこ
れらのセクションデータを認識し、更に必要とするセク
ションデータを選択し、この上で希望するセクションデ
ータを取り出すことを目的としているのが多重パケット
分離装置、いわゆるセクションフィルタである。
【0011】以下、多重パケット分離装置の具体的な構
成の説明に先立ち、まずセクションデータについて概略
説明する。
【0012】図2に、このセクションデータの一般的な
フォーマット(概念的構造、型式)を示す。
【0013】本図に示すように、セクションデータ10
0は、その先端にセクションヘッダ101とよばれるセ
クションデータを特定するための部分を持つ。そして、
セクションヘッダ長はショートセクション102と呼ば
れる3バイト長のものと、ロングセクション103と呼
ばれる8バイト長のものの2つが存在する。図2に、こ
の相違を概念的に示している。
【0014】ところで、セクションヘッダの先頭には、
TID(Table ID)が割り当てられており、こ
のTIDによってセクションデータの種類を判別できる
ようになっている。
【0015】このため、ディジタル放送の受信器には、
このTIDを含むセクションヘッダによりセクションデ
ータを選別できる機能が必要となる。
【0016】また、ディジタル放送の受信器では、スク
ランブルの解除、同一番組でも更に必要な情報を選択す
ること等のために複数のセクションデータを随時必要と
している。
【0017】しかし、次に入力されるセクションデータ
の種類は受信してみなければわからない。このため、必
要なセクションデータすべてを受信(入手)するために
は、選択されたパケットに含まれているセクションデー
タを全て認識し、その中から必要なものを選択して取り
出す必要がある。
【0018】従って、IRDでは自分があらかじめ必要
とするセクションデータのヘッダ条件を全て用意し、入
力された(受信した)トランスポートストリームのパケ
ットがどのようなセクションデータを持っていても(含
んでいても)、自分が必要なセクションデータを識別し
て取り出す機能を有していなければならない。
【0019】さらに有料放送等においては、各事業者独
自にセクションデータに付随して番組選択やスクランブ
ル信号解除を行うためにEMM情報(カード情報)を用
いている。
【0020】このEMM情報を識別するために、各事業
者は独自にセクションヘッダを拡張している。このた
め、セクションヘッダ長は各放送事業者により異なる。
すなわち、上述の3バイトや8バイトに限らなくなって
いる。このため、各事業者に対応したセクションフィル
タを用いる必要がある。
【0021】図3に、以上のような機能を発揮する多重
パケット分離装置の一例を示す。
【0022】本図において、1はカウンタ部である。2
は、あらかじめ用意されたフィルタリング条件テーブル
である。3は、比較器である。4は、結果保持部であ
る。5は、バッファである。なお、本図では煩雑となる
ためフィルタリング条件テーブル及び比較器は1個ずつ
しか図示していないが、これらはIRDの必要としてい
る(エントリされている)セクションデータの数だけ用
意されている。(あるいは、必要とする各セクションデ
ータ毎に、小フィルタリング条件テーブルや小比較器が
装備されている。) 次に、各部の作用について説明する。
【0023】受信したMPEG2トランスポートストリ
ームは、IRDに含まれる図示していないパケット分離
機により各々の情報に分離され、更に抽出されたセクシ
ョンデータ(あるいは、そのセクションヘッダ)が各比
較器3へ入力されてくる。
【0024】この際、カウンタ部1から送られてくるバ
イトクロック毎にセクションデータ(あるいは、そのセ
クションヘッダ)は1バイトずつ各比較器3とバッファ
5に送られる。
【0025】また、同じくバイトクロック毎に、各比較
器3に対応するフィルタリング条件テーブル2から内蔵
するフィルタリング条件も1バイト毎に送られてくる。
【0026】一方、バッファ5に送られたセクションデ
ータは、後述の結果保持部4からの通知があるまで一時
記憶される。
【0027】一方各比較器3では、入力されてきたセク
ションデータのセクションヘッダとセクションフィルタ
リング条件テーブル2から送られてきたフィルタリング
条件とを1バイトずつ比較して、両データの一致の有無
を調べる。(なお、この比較器3は、迅速な比較を行な
うためハード的に構成されている。) これは、各比較器3では入力されてきたセクションデー
タのヘッダとフィルタリング条件のビット値とを排他的
論理和の否定(EX−NOR)ゲートを使用して比較す
ることによりなされる。即ち、比較するいずれかのビッ
ト値が不一致ならば0を出力することとなる。
【0028】従って、いずれかの比較で一致したエント
リがある場合には、該当する比較器3よりフィルタリン
グ一致の可能性があるものとして1が結果保持部4に通
知される。
【0029】この様子を図4に示す。本図に示すよう
に、フィルタリング条件テーブル2内には各セクション
データ毎に専用のフィルタリング条件登録部2の0〜2
の31があり、また比較器も3内も各セクションデータ
毎に専用の比較回路3の0〜3の31があり、更に加算
部30を有している。そして、各セクションデータ毎に
専用の比較器でビット値が比較され、比較器全ての比較
結果が掛け算されて加算部30へ出力される。
【0030】従って、エントリされているいずれかのフ
ィルタリング条件に一致しておればその専用の比較器3
の0〜3の30から加算部30へ1が出力され、更に加
算部30から結果保持部へ1が出力されることとなる。
逆にいずれのフィルタリング条件も一致していなけれ
ば、全ての比較器から加算部へ0が出力され(あるい
は、0が出力され続け)、更に加算部30から結果保持
部4へ0が出力される(あるいは、0が出力され続けら
れる)こととなる。
【0031】結果保持部4でセクションヘッダ長(ショ
ートセクションでは3バイト、ロングセクションでは8
バイト)までの比較が終了し、もし一致するとされた場
合には(あるいは、1が出力され続けられたため、フィ
ルタリング条件テーブルにあるフィルタリング条件と一
致したものとみなされた場合には)、結果保持部4から
バッファに通過可能信号が送られる。
【0032】その結果、バッファに蓄えられていたセク
ションデータが出力される。
【0033】そして、その出力は、そのセクションデー
タが終了するまでなされる。
【0034】もし、各比較器3の0〜31で担当フィル
タリング条件に適合するか否かを1バイトずつ比較をす
る際、不一致であればその比較器は以降の比較を終了
し、結果保持部4へ何も通知しなかったり、0を出力し
続けることとなる。
【0035】このため、結果保持部4においては、3バ
イト長や8バイト長の比較時間までに一致した旨の通知
がいずれの比較器からも来なければ(あるいは、不一致
を示す信号がくれば)、当該セクションデータはあらか
じめエントリされているものでないと判断し、その旨バ
ッファや図示していない上流側のパケット分離器へ通知
する。
【0036】この通知を受けたパケット分離器は、次の
セクションデータを送ってくる。そして、この送られて
きたセクションデータは次の比較の対象とされ、併せて
バッファ内の前のセクションデータに上書きされる。こ
のため、前のセクションデータは下流側に送られること
なく消去される。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】将来のディジタルBS
放送、また海外のディジタルCS放送やディジタル放送
が開発され実用化に伴い、これら各種の放送に対して受
信可能な機器が開発されることが望まれており、現在の
MPEG2システムで用いられているパケット方式に準
拠した方式で放送がなされると考えられるため、これら
放送の受信のためにもセクションフィルタは不可欠であ
る。
【0038】しかし、上記従来の構成では以下のような
問題点がある。
【0039】従来のセクションフィルタでは、フィルタ
リング可能なセクションヘッダ長は、MPEG2システ
ムで規定されている3バイト長や8バイト長、また、各
事業者が独自に設定(拡張)されたヘッダ長については
独自に設定できるものとされており、固定されたヘッダ
長を持つセクションフィルタそのままでは、セクション
ヘッダ長等の使用が異なる海外のディジタルCS放送や
ディジタル放送等に含まれるセクションデータをフィル
タリングするのは困難である。
【0040】更に、将来のディジタルデータ通信放送の
増加にともない、独自のヘッダ長の設定がこれまで以上
になされることが充分に考えられる。
【0041】また、現在のIRDの製造メーカにおいて
はセクションフィルタのフィルタリング条件テーブル、
比較器及び結果保持部が各放送事業者の形態に合わせて
設計されている。例えば、セクションフィルタのエント
リ数(候補数)が32個の場合には32個の比較器が必
要となる。従って、新たな放送事業者のセクションデー
タのフィルタリングを行う際には、IRDの製造メーカ
においてフィルタリング条件テーブル等をこの新たな事
業者用に追加することにより対応していた。
【0042】更にまた、フィルタリング条件テーブルに
おいて、セクションヘッダのフィールド単位にフィルタ
リングを行なう機能も装備し、各放送事業者独自の形式
にも対応していたが、新たに他のデータ形式の放送を受
信しようとするなら、それらに対応した機能を新たに開
発しなおす必要がある。
【0043】このように、新たにセクションヘッダの形
態や大きさ等の内容が放送形態の仕様に合わせて設定さ
れた場合には、論理設計の変更が必要となり、更に、そ
れぞれの方式を受信可能とするためには、各放送事業者
の放送形態に対応した論理回路を追加する必要が生じ、
コスト等さまざまな点で問題が生じる。
【0044】別の問題として、セクションフィルタがフ
ィルタリングを行う際、セクションフィルタリング動作
時に他のパケットにまたがる場合がある。この場合、フ
ィルタリング処理によって一致もしくは不一致を判断す
ることが不可能となる(これをフィルタリング降参とい
う)。
【0045】この問題の解決方法として、他のパケット
にまたがる直前までのセクションフィルタにより一致し
ているとされたセクションデータをすべて保持してお
き、跨った後のパケットでも保持された結果を呼び出す
ことによりフィルタリングを実行できるが、実現のため
には、多くの論理が必要となり、回路規模も増大し非現
実的である。
【0046】従って、どのようなセクションヘッダ長で
あっても、さまざまな放送形態のデータを自由に受信す
ることが可能、しかもそのために回路の変更なしにフィ
ルタリングが可能な多重パケット分離装置の開発が望ま
れている。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の要望を
充たすことを目的としてなされたものである。
【0048】そして、ビットやバイト等所定の単位でフ
ィルタリング条件テーブルを構成すれば、セクションヘ
ッダのフォーマットが異なる形式のデータ放送を受信し
ようとする場合においても、それらに対応した回路を設
計し直すことなしに対応が可能になることに着目し、セ
クションデータのフィルタリングの際に用いるフィルタ
リング条件テーブルの構成をソフトウエア処理で(フォ
ーマットにとらわれずに、ビット単位あるいはバイト単
位で)変更可能なレジスタとしている。
【0049】また、使用者による局や番組の選択操作に
伴って、対応する局や番組のセクションデータやそのフ
ィルタリング条件についてあらかじめ登録している記憶
手段から必要な情報を読み出したり、あるいは使用者に
より装着されたICカード等からセクションデータやそ
のフィルタリング条件についての情報を読み出したりし
て、これらの情報をフィルタリング条件の比較に使用す
るようにしている。
【0050】また、局や番組、さらには事業者や時間等
によっては、あらかじめフィルタリング条件が不必要、
相違する等判明していることがあり得るが、この場合に
は、適切な対応を取りえるようにしている。
【0051】具体的には、以下のようにしている。
【0052】請求項1の発明においては、受信したディ
ジタルストリームデータからセクションデータを取出す
セクションデータ取出し手段と、必要なセクションデー
タのフィルタリング条件をあらかじめ複数登録してあ
り、入力されたセクションデータがこれら複数のフィル
タリング条件のいずれかに適合するか否かの比較に際し
て、ビット単位若しくはバイト単位であらかじめ登録し
てある複数のフィルタリング条件についての情報を出力
するフィルタリング条件登録手段と、前記セクションデ
ータ取出し手段の取出したセクションデータの少なくも
ヘッダを入力されて、当該セクションデータが前記フィ
ルタリング条件登録手段に登録さているものであるか否
かを前記フィルタリング条件登録手段から出力された情
報を基にビット単位若しくはバイト単位等所定の情報量
単位で調べる比較手段と、前記セクションデータ取出し
手段の取出したセクションデータを入力されて一時記憶
するセクションデータ一時記憶手段と、前記比較手段が
前記フィルタリング条件登録手段に登録されているいず
れかのセクションデータであると判断した場合には、そ
の通知を受けて前記セクションデータ一時記憶手段に一
時記憶されているセクションデータを下流側へ流し、登
録されていないセクションデータであると判断した場合
には、その通知を受けて前記セクションデータ一時記憶
手段に一時記憶されているセクションデータを消去し、
またいずれの場合であっても、次のセクションデータの
処理を行うよう各部を制御するセクションデータ処理制
御手段とを有していることを特徴としている。
【0053】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0054】セクションデータ取出し手段が、通信規約
や規格等にのっとったアルゴリズムやハードのもとで、
受信したディジタルストリームデータからセクションデ
ータを取出す。
【0055】フィルタリング条件登録手段には、必要な
セクションデータのフィルタリング条件が製造メーカ等
によりあらかじめ複数登録(何度も読み出し可能な態様
での記憶)してあり、入力されたセクションデータがこ
れら複数のフィルタリング条件のいずれかに適合するか
否かの比較に際して、クロックの作用等のもとビット単
位若しくはバイト単位でこのあらかじめ登録してある複
数のフィルタリング条件についてのビット値等の情報を
出力する。
【0056】比較手段に、前記セクションデータ取出し
手段の取出したセクションデータの少なくもヘッダを入
力されて(原則として、フィルタリングテーブルに存在
する長さの分まで入力される。そして、セクションデー
タを入力されたならヘッダを取り出して)、当該セクシ
ョンデータが前記フィルタリング条件登録手段に登録さ
ているものであるか否かを前記フィルタリング条件登録
手段から出力された情報を基に、ビット単位若しくはバ
イト単位等所定の情報量単位で調べる。
【0057】FIFO等からなるセクションデータ一時
記憶手段が、前記セクションデータ取出し手段の取出し
たセクションデータを、分岐や複製した後一時記憶す
る。
【0058】セクションデータ処理制御手段が、前記比
較手段が前記フィルタリング条件登録手段に登録されて
いるいずれかのセクションデータであると判断した場合
には、その通知を受けて前記セクションデータ一時記憶
手段に一時記憶されているセクションデータを利用する
べく下流側へ流し、登録されていないセクションデータ
であると判断した場合には、その通知を受けて前記セク
ションデータ一時記憶手段に一時記憶されているセクシ
ョンデータを消去し、またいずれの場合であっても、次
のセクションデータの処理を行うよう各部を制御する。
【0059】請求項2の発明においては、前記比較手段
は、比較に際して前記フィルタリング条件登録手段に登
録されている各フィルタリング条件のいずれかに一致す
るか否かの比較を同時進行的に行なうべくエントリされ
ているセクションデータ毎に設けられた各フィルタリン
グ条件用比較小手段を有し、前記フィルタリング条件登
録手段は、各セクションデータの種類毎にそのフィルタ
リング条件を記憶する各フィルタリング条件用記憶小手
段(含む、比較手段における比較に際しては、各フィル
タリング条件用記憶小手段の保持するフィルタリング条
件を比較手段の該当する各フィルタリング条件用比較小
手段へ出力することとなる接続線等)とを有しているこ
とを特徴としている。
【0060】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0061】前記比較手段の各フィルタリング条件用比
較小手段は、比較に際して上記フィルタリング条件登録
手段に登録されている各フィルタリング条件のいずれか
に一致するか否かの比較を同時進行的に行なう。
【0062】前記フィルタリング条件登録手段の各フィ
ルタリング条件用記憶小手段は、各セクションデータ毎
にそのフィルタリング条件を記憶している。
【0063】更に、このもとで、比較手段における比較
に際しては、前記各フィルタリング条件用記憶小手段の
保持するフィルタリング条件は、前記比較手段の該当す
る各フィルタリング条件用比較小手段へ出力される。
【0064】請求項3記載の発明においては、請求項2
記載の多重パケット分離装置において、前記比較手段
は、前記フィルタリング条件登録手段に登録されている
少なくとも1つのセクションデータのフィルタリング条
件のビット長若しくはバイト長より定まる情報量が、前
記各フィルタリング条件用記憶小手段の容量より定まる
ビット長若しくはバイト長より定まる情報量より小さい
(少ない)場合には、これを認識していて当該各フィル
タリング条件用比較小手段における比較に際しては、本
来比較する必要のない容量の余剰の部分のビット長若し
くはバイト長等の情報値については常に一致しているも
のとして作用させる小フィルタリング条件比較調整小手
段を有していることを特徴としている。
【0065】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0066】前記比較手段の小フィルタリング条件比較
調整小手段は、前記フィルタリング条件登録手段に登録
されている少なくとも1つのセクションデータのフィル
タリング条件のビット長若しくはバイト長より定まる情
報量が、前記各フィルタリング条件用記憶小手段の容量
より定まるビット長若しくはバイト長より定まる情報量
より小さい場合には、これを認識していて当該各フィル
タリング条件用比較小手段における比較に際しては(下
位にある)余剰のビット長若しくはバイト長等の情報量
の比較に際しては(たとえ、不一致でもそれらは本来の
比較対象でないため)一致しているものとして1を出力
させる等の作用をさせる。
【0067】請求項4記載の発明においては、請求項2
若しくは請求項3記載の多重パケット分離装置におい
て、各フィルタリング条件用記憶小手段は、各セクショ
ンデータについて、前記各フィルタリング条件用記憶小
手段に登録されるべきフィルタリング条件のビット長若
しくはバイト長等より定まる情報量が当該各フィルタリ
ング用条件記憶小手段の容量に比較して大小(多少)が
ある場合に、情報量の大きいフィルタリング条件につい
ては記憶容量の足りない部分の情報を情報量の小さいフ
ィルタリング条件用の余剰となる(下位側の)記憶部に
記憶させることが可能な仮想記憶型であり、情報量が大
きい各セクションデータのフィルタリング条件の本来の
記憶容量が足りなくなる部分のデータについては、各々
どの仮想記憶型各フィルタリング条件用記憶小手段のど
の余剰の位置に記憶しているかを認識している大情報量
対処手段と、フィルタリング条件の情報量の大きいセク
ションデータに対する各フィルタリング条件用比較小手
段による比較に際しては、該当するセクションデータ毎
に当該各フィルタリング条件用記憶小手段内の比較が終
了した後は前記大情報量対処手段の作用のもとでフィル
タリング条件の情報量の短いセクションデータ用の余剰
の部分に記憶されている残りのフィルタリング条件を比
較するよう該当する各フィルタリング条件出力小手段を
制御する大情報量比較制御手段とを有していることを特
徴としている。
【0068】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0069】各フィルタリング条件用記憶小手段は、各
セクションデータについて、前記各フィルタリング条件
用記憶小手段に登録されるべきフィルタリング条件のビ
ット長若しくはバイト長等より定まる情報量が当該各フ
ィルタリング用条件記憶小手段の容量に比較して大小が
ある場合に、情報量の大きいフィルタリング条件(の下
位の桁)については記憶容量の足りない部分の情報を小
さい情報量のフィルタリング条件用の余剰となる記憶部
に記憶させることが可能な仮想記憶型である。
【0070】大情報量対処手段は、例えば製造者の入力
のもと、情報量が大きい各セクションデータのフィルタ
リング条件の本来の記憶容量が足りなくなる部分のデー
タについては、各々どの仮想記憶型各フィルタリング条
件用記憶小手段のどの余剰の位置に記憶しているかを認
識している。
【0071】大情報量比較制御手段は、フィルタリング
条件の情報量の大きいセクションデータに対する各フィ
ルタリング条件用比較小手段による比較に際しては、該
当するセクションデータ毎に当該各フィルタリング条件
用記憶小手段内のデータとの比較が終了した後は、前記
大情報量対処手段の作用のもとでフィルタリング条件の
情報量の小さいセクションデータ用の余剰の部分に記憶
されている残りのフィルタリング条件との比較を続行す
るよう該当する各フィルタリング条件出力小手段を制御
する。(従って、余剰の部分のデータとの照合が終了す
るまで、当然セクションデータ一時記憶手段によるセク
ションデータの記憶も続行される。) 請求項5記載の発明においては、請求項3若しくは請求
項4記載の多重パケット分離装置において、少なくも一
部のセクションデータについて、セクションデータその
ものあるいは当該フィルタリング条件前端部、後端部等
の位置やビット長若しくはバイト長等で定まる所定の情
報単位毎に比較不必要な部分がある場合に、当該部分を
何等かの方法で知得して、あるいは入力されて記憶して
いる(勿論、メモリへの記憶のみならず、比較しなくな
るハード的な構成をも含む)比較不必要部分記憶手段
と、前記比較不必要な部分を有するフィルタリング条件
の当該各フィルタリング条件用比較小手段による比較に
際しては、前記比較不必要部分記憶手段を参照して比較
を何等かの方法で行わないよう作用させる(勿論、ソフ
ト的な参照のみならず、比較不必要部分記憶手段の作用
のもとでハード的に比較をなさない場合をも含む)不必
要部分比較制御手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0072】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0073】比較不必要部分記憶手段が、少なくも一部
のセクションデータについて、セクションデータそのも
のあるいは当該フィルタリング条件前端部、後端部等の
位置やビット長若しくはバイト長等で定まる所定の情報
単位毎に比較不必要な部分がある場合に、当該部分を記
憶している。
【0074】不必要部分比較制御手段が、前記比較不必
要な部分を有するフィルタリング条件の当該各フィルタ
リング条件用比較小手段による比較に際しては、前記比
較不必要部分記憶手段を参照して、例えば当該部のビッ
ト値の比較結果として常に1を出力する等して、結果的
に比較を行わないよう作用させる。
【0075】このため、例えば、あるデータ長をこえる
フィルタリング条件やあるエントリされたフィルタリン
グ条件については、それ以降の桁の条件やエントリ部に
ついては比較をなさなかったりされる。そして、これに
よりフィルタリングの負担も軽減されうることとなる。
【0076】請求項6記載の発明においては、請求項5
記載の多重パケット分離装置において、前記比較不必要
部分記憶手段の記憶する部分の比較については、一致の
有無にかかわらず不一致と出力するか一致と出力するか
を使用者等からの入力等をもとに当該不必要部毎に予め
登録してある比較用出力記憶手段と、前記比較不必要な
部分を有するフィルタリング条件についての当該各フィ
ルタリング条件用比較小手段による比較に際しては、前
記比較不必要部分記憶手段を参照して比較を行わないよ
う作用し、更に前記比較用出力記憶手段を参照して該当
する比較結果を出力する比較不必要部分比較結果出力制
御手段とを有していることを特徴としている。
【0077】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0078】書き込みや消去が可能なメモリ等を有する
比較用出力記憶手段には、前記比較不必要部分記憶手段
の記憶する部分の比較については、一致の有無にかかわ
らず不一致と出力するか一致と出力するかを使用者等か
らの入力等をもとに当該不必要部毎に予め登録してあ
る。
【0079】比較不必要部分比較結果出力制御手段は、
前記比較不必要な部分を有するフィルタリング条件につ
いての当該各フィルタリング条件用比較小手段による比
較に際しては、前記比較不必要部分記憶手段を参照して
比較を行わないよう作用し(含む、比較してもその結果
を出力しない)、更に前記比較用出力記憶手段を参照し
て該当する比較結果を出力する。即ち、例えば、当該部
の比較結果として1を出力し続ける。
【0080】このため、例えば、あるデータ長をこえる
フィルタリング条件やあるエントリされたフィルタリン
グ条件については、それ以降の桁の条件やエントリ部に
ついては、常に一致しているとされたり、不一致とされ
たりすることもなされる。
【0081】更に、これは当然のことではあるが、ある
データ長をこえるフィルタリング条件であった場合に
は、降参情報をCPUに流す等の動作、対処もなされ
る。
【0082】請求項7記載の発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5若しくは
請求項6記載の多重パケット分離装置において、使用者
のチャンネル操作やデータ入力に応じて、前記フィルタ
リング条件登録手段(含む、各フィルタリング条件用記
憶小手段、仮想型各フィルタリング条件用記憶小手
段)、前記小フィルタリング条件比較調整小手段、前記
大情報量対処手段、前記比較不必要部分記憶手段及び前
記比較用出力記憶手段の少なくとも1つの記憶内容を書
換え、併せて書換えに応じて前記比較手段(含む、各フ
ィルタリング条件用比較小手段)に必要な処理を行なう
記憶内容書換え手段を有していることを特徴としてい
る。
【0083】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0084】記憶内容書換え手段が、使用者のチャンネ
ル操作やICカードの挿入等のデータ入力に応じて、予
めROM等に記憶させてあるプログラム等に従って、必
要なデータを読込み、前記フィルタリング条件登録手段
(含む、各フィルタリング条件用記憶小手段、仮想型各
フィルタリング条件用記憶小手段)、前記小フィルタリ
ング条件比較調整小手段、前記大情報量対処手段、前記
比較不必要部分記憶手段及び前記比較用出力記憶手段の
少なくとも1つの記憶内容を書換え、併せて書換えに応
じて前記比較手段(含む、各フィルタリング条件用比較
小手段)に新に書き換えられたデータと比較をなすよう
にする等の必要な処理を行なう。
【0085】請求項8記載の発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5若しくは
請求項6記載の多重パケット分離装置において、各番組
や局に対応して必要なセクションデータや不必要なセク
ションデータ、更には必要なセクションデータであって
もそのフィルタリング条件のうち比較が不必要な部分や
当該部分を一致若しくは不一致のいずれに判断するかを
記憶している個別局番組用比較条件登録手段と、使用者
による局や番組の選択操作に伴って前記個別局番組用比
較条件登録手段から必要な情報を読み出し、前記フィル
タリング条件登録手段(含む、各フィルタリング条件用
記憶小手段、仮想型各フィルタリング条件用記憶小手
段)、前記小フィルタリング条件比較調整小手段と、前
記大情報量対処小手段、前記比較不必要部分記憶手段、
前記比較用出力記憶手段の少なくとも1つの記憶内容を
読み出した情報にもとづき書換え、併せて書換えに応じ
て前記比較手段(含む、各フィルタリング条件用比較小
手段)に必要な修正を行なう操作内容対応修正手段を有
していることを特徴としている。
【0086】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0087】個別局番組用比較条件登録手段が、各番組
や局その他時間、時期等に対応して必要なセクションデ
ータや不必要なセクションデータ、更には必要なセクシ
ョンデータであってもそのフィルタリング条件のうち比
較が不必要な部分や当該部分を一致若しくは不一致のい
ずれに判断するかを記憶している。
【0088】操作内容対応修正手段が、使用者による局
や番組の選択操作あるいはその他時間、時期等に伴って
前記個別局番組用比較条件登録手段から必要な情報を読
み出し、前記フィルタリング条件登録手段(含む、各フ
ィルタリング条件用記憶小手段、仮想型各フィルタリン
グ条件用記憶小手段)、前記小フィルタリング条件比較
調整小手段と、前記大情報量対処小手段、前記比較不必
要部分記憶手段、前記比較用出力記憶手段の少なくとも
1つの記憶内容を読み出した情報にもとづき書換え、併
せて書換えに応じて前記比較手段(含む、各フィルタリ
ング条件用比較小手段)に必要な修正を行なう。
【0089】請求項9記載の発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5若しくは
請求項6記載の多重パケット分離装置において、各番組
や局に対応して必要なセクションデータや不必要なセク
ションデータ、更には必要なセクションデータであって
もそのフィルタリング条件のうち比較が不必要な部分や
当該部分を一致若しくは不一致のいずれに判断するかを
記録しているICカード等の情報源を装着する個別局番
組用比較条件登録カード装着手段と、前記個別局番組用
比較条件登録カード装着手段に登録された情報源から必
要な情報を読み出し、前記フィルタリング条件登録手段
(含む、各フィルタリング条件用記憶小手段、仮想型各
フィルタリング条件用記憶小手段)、前記小フィルタリ
ング条件比較調整小手段と、前記大情報量対処小手段、
前記比較不必要部分記憶手段、前記比較用出力記憶手段
の少なくとも1つの記憶内容を読み出した情報にもとづ
き書換え、併せて書換えに応じて前記比較手段(含む、
各フィルタリング条件用比較小手段)に必要な修正を行
なう操作内容対応修正手段を有していることを特徴とし
ている。
【0090】上記構成により、以下の作用がなされる。
【0091】個別局番組用比較条件登録カード装着手段
は、使用者の操作のもと、各番組や局に対応して必要な
セクションデータや不必要なセクションデータ、更には
必要なセクションデータであってもそのフィルタリング
条件のうち比較が不必要な部分や当該部分を一致若しく
は不一致のいずれに判断するかを記録しているICカー
ドその他ディスク等の情報源を装着する。
【0092】操作内容対応修正手段が、装着されたIC
カードその他ディスク等の情報源から必要な情報を読み
出し、前記フィルタリング条件登録手段(含む、各フィ
ルタリング条件用記憶小手段、仮想型各フィルタリング
条件用記憶小手段)、前記小フィルタリング条件比較調
整小手段と、前記大情報量対処小手段、前記比較不必要
部分記憶手段、前記比較用出力記憶手段の少なくとも1
つの記憶内容を読み出した情報にもとづき書換え、併せ
て書換えに応じて前記比較手段(含む、各フィルタリン
グ条件用比較小手段)に必要な修正を行なう。
【0093】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
基づいて説明する。
【0094】本発明を用いた多重パケット分離装置(セ
クションフィルタ)の実施例の構成を図1に示す。
【0095】本図において、図3に示す従来の多重パケ
ット分離装置と同じ構成要素については同じ符号(1〜
5)を付してある。なお、比較器3及びフィルタリング
条件テーブル2がエントリ数(必要であるとしてあらか
じめ登録されているセクションデータの数)だけあるの
は従来のものと同じである。(ただし、煩雑となるた
め、図示は各1個のみである。) 更に、これら各部の基本的動作(作用)も従来のものと
同じである。
【0096】すなわち、本多重パケット分離装置の構成
は、バイトクロックにより、カウンタ部1が動作し、セ
クションデータのヘッダ部が1バイトずつ読み込まれ
る。比較器3が、この入力データとフィルタリング条件
テーブル2に記憶されたフィルタリング条件の比較を行
う。バッファ5が、セクションデータフィルタリング処
理により一致の有無が判断されるまで、別途入力された
セクションデータを一時的に保存しておく。結果保持部
4が、比較器3で比較されたフィルタリングの結果をフ
ィルタリング長に到達時間が経過するまで保持する。
【0097】次に、後にその動作を詳しく説明するが、
6はドントケアマスクテーブルである。7は、エントリ
レジスタである。8は、第2比較器である。9は、レン
グスレジスタ(フィルタ)である。10は、拡張セクシ
ョン条件設定部である。11は、アドレス変換部であ
る。
【0098】(第1の実施の形態)本実施の形態のセク
ションフィルタは、これまでより柔軟にフィルタリング
が行えるようにエントリ単位、ビット単位でフィルタリ
ング条件を変更することが可能となっている。そして、
このフィルタリング条件テーブル2のエントリごとの値
と入力されたセクションヘッダとを用いて比較器3で比
較を行いフィルタリング一致/不一致の判断を下してい
る。
【0099】この結果が結果保持部4に保持され、セク
ションヘッダ長まで到達した場合、フィルタリングの一
致/不一致の判定を行う。
【0100】フィルタリング結果が一致すると判断され
た場合には、バッファ5にセクションデータを通過させ
て良い旨の信号が送られ、セクションデータが出力され
る。
【0101】次いで、後続するセクションデータを送っ
てくるよう上流側のパケット分離装置に要請がなされ
る。
【0102】この要請のもと、次のセクションデータが
送られてくる。そして、当該セクションデータについて
の処理がなされる。
【0103】一方、不一致の場合も、同様に次のセクシ
ョンデータを送ってくる要請がなされる。
【0104】この要請のもと、次のセクションデータが
送られてくるが、送られてきたセクションデータは送信
されないまま記憶されている前のセクションデータに上
書きされる。そして、当該新しいセクションデータにつ
いての処理がなされる。
【0105】(第2の実施の形態)本実施の形態は、あ
らかじめ判定の必要のないびっとを持つフィルタリング
条件の判定の効率化に関するものである。
【0106】また、受信機の操作者によるボタンの切り
換えやICカードの挿入により、受信機ははっきりと判
定が不必要なフィルタリング条件は判定の対象としな
い、あるいは有料放送の期間切れ等により変更があった
とあらかじめ判明している部分のフィルタリング条件等
についてはこれに対応した比較を行なうものである。
【0107】このため、本実施の形態の形態のIRDに
おいては、ドントケアマスクテーブル6とエントリレジ
スタ7がこのための機能を発揮する。
【0108】ドントケアマスク(テーブル)6により、
セクションデータにおいてマスクがかけられたビットで
は、フィルタリング条件テーブル2の比較結果に無関係
に一致しているものと判定される。
【0109】また、フィルタリング条件テーブル2と同
じサイズ(ビットからなる)ドントケアマスク条件テー
ブル部を設けることにより、ドントケアマスク条件テー
ブル部によりその値が1と指定されたアドレスのフィル
タリング条件テーブルのセクションデータのビットは、
結果的に比較器3に無条件に一致しているものと判断さ
れる。更に、あるエントリの全ビットがマスクされた場
合には、そのフィルタリング条件は判定の対象としな
い。
【0110】なお、これによりフィルタリング条件テー
ブルのエントリにおいて、ある長さ以降のビットを全て
ドントケアマスクすることにより、このマスクがかかる
までのビット長までの短いセクションヘッダ長に対して
も判定が可能となる。
【0111】エントリレジスタ7は、エントリ毎にフィ
ルタリングを許可するため、エントリレジスタ部(煩雑
となるため、図示は省略する)を設けている。そして、
このレジスタの値が0に設定されたエントリのセクショ
ンデータは、無条件にセクションヘッダが一致していな
いものと判断される。
【0112】図5に、以上の動作をなさしめるための回
路構成を示す。
【0113】本図において、論理(回路)301では、
入力されてきたセクションデータのヘッダ部分と、フィ
ルタリング条件テーブル2に記憶されているレジスタの
値の排他的論理和の否定(EX−NOR)をとる。これ
により、どちらも同じ値の場合のみフィルタリング結果
が一致となる候補にする。
【0114】また、論理302では、論理301の結果
とドントケアマスクテーブル6からの出力とで論理和
(OR)をとる。これによりドントケアマスクテーブル
6からの出力が1のときにはセクションフィルタリング
結果の一致、不一致にかかわらずフィルタリング条件に
一致したとみなされる。
【0115】そして、このドントケアマスクテーブル6
を制御することにより、あるビットは常に一致している
とし、これによりセクションデータのフィルタリング条
件を状況に合わせ柔軟に変更することが可能となる。
【0116】更に、論理303ではドントケアマスクテ
ーブル6によるフィルタリングの結果と別途エントリレ
ジスタ7に対応して設けられている、そしてエントリ単
位毎にフィルタリング処理を可能とするイネーブルビッ
トとを用いて論理積(AND)をとる。
【0117】これにより、いずれのビットも1のときの
みフィルタリングが許可されるため、エントリ単位でフ
ィルタリングの実施(比較)の有無を決定することが可
能となる。
【0118】これら3種の論理をフィルタリング条件テ
ーブル2にエントリされているセクションデータのそれ
ぞれの全てのビットに対して行い、最終的に結果保持部
4でヘッダ長に達した時点で一致しているとされた場合
のみセクションヘッダが一致したと、すなわち必要なも
のとしてエントリされているセクションデータであると
判断される。
【0119】(第3の実施の形態)本実施の形態は、各
セクションデータのフィルタリング条件の情報量に大小
(多少)がある場合の対応に関する。
【0120】拡張セクション条件設定部及10及びアド
レス変換部11がこの対応のための機能を発揮する。
【0121】図6に、エントリ数やセクションのヘッダ
長の拡張にも対応可能な、拡張セクション条件テーブル
の構成を示す。
【0122】本図において、例えばセクションフィルタ
のエントリ数が32の場合、アドレス0には、エントリ
0のセクションデータのフィルタリング条件がIRDの
製造者により0バイト目から順に入力され、そして保持
されている。アドレス1には、エントリ1のセクション
データのフィルタリング条件が0バイト目から入力され
ている。
【0123】以下順に、アドレス31にはエントリ31
のセクション条件が0バイト目から順に入力されてい
る。
【0124】更に、例えばエントリ0と1に保持されて
いるフィルタリング条件のビット数が各アドレス1と2
のビット数よりも小さく(少なく)、この一方エントリ
30と31に保持されているフィルタリング条件のビッ
ト数は各アドレス30と31のビット数よりも大きい
(多い)とする。この場合、拡張セクション条件設定部
10、アドレス変換部11の作用のもとでこれらの下位
の桁の(比較が時間的に後になる)フィルタリング条件
のビット値は本来は空となる(比較に際しては、無条件
に一致しているとされる)筈のエントリ0と1の下位の
桁用の保持部に保持される。
【0125】その結果、セクションフィルタにおけるフ
ィルタリング条件テーブル2は、エントリ30、31に
ついては実在する(本来割り当てられた)アドレスのフ
ィルタリング条件テーブルに加えて、本来は存在しない
筈のアドレスも一部とはいえ割り当てられ、この仮想的
に存在する部分のデータをも比較に使用することとな
る。また、条件によっては、エントリ数を増すことも可
能となる。従って、図7に概念的に示すように、フィル
タリング条件テーブル2が柔軟になる。
【0126】次に、この仮想的に存在する部分のフィル
タリング条件のデータ比較であるが、本来のアドレスの
データの照合が済むと、フィルタリング条件テーブル2
の内容を認識している拡張セクション条件テーブル設定
部10によりフィルタリング条件テーブル2から出力さ
れる比較対象のデータの切り替えがなされる。具体的に
は、アドレス変換部11を制御してのアドレスの組み換
え(具体的手段としては、セレクタの変更)がなされ
る。(なお、フィルタリング条件の小さいセクションデ
ータについては、そのフィルタリング条件テーブルの下
位のビットの照合時には、そのビットは他のセクション
データのものであるため、ドントケアマスクがかけられ
るのは勿論である。)図8に、概念的に当該記憶部の拡
張の様子を示す。本図において、20番地以降では仮想
アドレステーブルに存在する100番地以降のアドレス
がアドレス変換部により変換されて20番地以降のデー
タとして参照されるのが示されている。
【0127】この様に、フィルタリングのため必要なデ
ータの量を拡大することが可能となる。
【0128】あるいは、フィルタリング条件の大きいセ
クションデータにも柔軟に対応可能となる。
【0129】(第4の実施の形態)本実施の形態は、フ
ィルタリングの降参を防止するものである。
【0130】第2比較器8及びフィルタレングス(レジ
スタ)9が、このための機能を発揮する。
【0131】フィルタレングスレジスタ9は、予め定め
られたレジスタ長を超えるセクションヘッダが入力され
た場合には、それ以降のフィルタリングを行わないよう
にするものである。
【0132】第2比較器8は、フィルタレングスレジス
タ9の値とセクションフィルタのデータ長とフィルタリ
ングされた値を比較する。
【0133】これにより、第2比較器8によりレングス
レジスタの値を超えたと判断された場合には、当該セク
ションデータについてのフィルタリング処理をその時点
で終了する。
【0134】このため、このフィルタリングレングス長
以降のフィルタリング条件テーブル2の値はフィルタリ
ングに影響しない。
【0135】この処理により、本セクションフィルタリ
ング条件テーブル2を用いた事によるフィルタリングの
降参を最小限抑える事が可能となる。(なお、この場
合、このセクションデータへの必要な処理は、別途の降
参情報によりこれを知得したCPUにより下流側でなさ
れる。但し、仮想記憶部が在るため本発明ではケースと
してはまれである。) (第5の実施の形態)本実施の形態は、使用者により装
着されたICカードから必要なフィルタリング条件を読
み出し、この読み出したデータをフィルタリングに利用
するものである。
【0136】即ち、有料放送等においては、契約者に必
要なデータを記憶させてあるICカードをわたす。そし
て、視聴者はこのICカードをIRDの所定の部分に装
着する。IRDは、このICカード内のデータを読込
み、フィルタリングに利用する。
【0137】例えば、ある桁のビット値はマスクをかけ
て比較しないようにする。これにより、余計なデータが
付加されているにも係わらず、正しいセクションデータ
が取り出されることとなる。(逆に言うならば、このI
Cカードからの情報がなければ、本来必要なセクション
データを取り出すことができず、ひいては映像データの
再生をなしえない。) なお、ICカード等から必要なデータを読み込んで所定
の作用をなすための構成自体は、ワードプロセッサの印
字機におけるディスクから読込んだ特別な字体による印
字出力等今日では広く採用されている周知技術である。
また、本発明そのものの実現のためのプログラム作成も
容易である。このため、そのための構成等の具体的説明
は省略する。
【0138】本実施の形態の変形として、使用者による
チャンネル操作に応じて、内蔵するROMから必要なデ
ータを読み出し、この読み出したデータを予め容易され
た白紙状態のフィルタに記憶させ、必要に応じてドント
ケアマスクをも併用してフィルタリングに利用すること
も可能である。
【0139】但し、このアイディア実現のために必要な
構成自体は今日では周知技術であり、プログラム的にも
容易なため、その説明は省略する。
【0140】以上、本発明をその実施の形態に基づき説
明してきたが、本発明は何も以上の実施の形態に限定さ
れないのは勿論である。即ち、例えば以下のようにして
もよい。
【0141】(1)製造の便宜等のため、本発明の一の
特定事項(構成要素)を機械的、物理的に複数とした
り、逆に複数の特定事項を合体して一の物としている。
【0142】(2)画像の圧縮は、MPEG2以外のも
のである。
【0143】(3)フィルタリング条件テーブルそのも
のが、放送に応じて取り換え可能となっている。
【0144】(4)セクションフィルタ動作中にセクシ
ョンフィルタの内容を書き換える際に、誤判断防止のた
めに変更するエントリをそのあいだ使用不能とするため
エントリレジスタを使用する様にしている。
【0145】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明によれ
ば、セクションフィルタをより柔軟に取扱うことが可能
となり、セクションの抽出に用いるセクションヘッダが
拡張された場合にも対応が可能となる。
【0146】このため、今後様々な放送方式に対応した
受信装置を開発する場合にもそれぞれのセクション形式
に対応したセクションフィルタ回路を新たに作り出す必
要がなく、ハード的には一つで対応することができる。
【0147】また、セクションフィルタのエントリ毎に
フィルタリングを可能とする機能を付加することによ
り、エントリ毎に異なる形式のセクションデータをフィ
ルタに割り当てることが可能となるため、フィルタリン
グをより有効に行うことが可能となる。
【0148】また、セクションヘッダにおいてビット単
位でフィルタリング通過とするドントケアマスクを設定
可能なため、例えば、フィルタリング通過の条件とし
て、あるビットだけ常に一致しているとすることや、あ
る特定のビットのみ複数の候補を用意したりすることで
フィルタリングの処理がより柔軟になる。
【0149】また、フィルタリング条件テーブルの余剰
のアドレスの一部を他のアドレスに流用することで、フ
ィルタリング条件テーブルを柔軟に利用しえるため、本
セクションフィルタで本来用いているセクションヘッダ
長、またエントリ数を超えるセクションフィルタが必要
となった場合にも対応が可能となる。
【0150】また、フィルタリングを行うセクションヘ
ッダ長を制限しえるため、この長さを超えるセクション
ヘッダが入力された場合にはフィルタリング処理が終了
する。これにより、フィルタリング処理の降参を防止す
ることが可能となり、降参によるソフトのセクションフ
ィルタリング処理の負荷を低減することが可能となる。
【0151】また、操作者のボタン操作により対応する
局や番組についての情報を、更にはセクションデータや
そのフィルタリング条件についての情報を入手して適切
に比較を行なうため、フィルタリングの改善となり、受
信機の負担も軽減する。
【0152】また、特定の人に見せたくない番組等の実
現も容易となる。
【0153】また、以上の諸機能発揮のために必要なソ
フト、ハードの負担も少なく、コスト的にも有利とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多重パケット分離装置の構成図
である。
【図2】 セクションデータの一般的な構造を概念的に
示した図である。
【図3】 従来技術の多重パケット分離装置の構成図で
ある。
【図4】 エントリされたセクションデータ毎の比較の
ための構成を概念的に示した図である。
【図5】 ドントケアマスク等の実施方法の論理構成を
示した図である。
【図6】 フィルタリング条件テーブルの柔軟な使用の
様子を概念的に示した図である。
【図7】 フィルタリング条件テーブルの柔軟な構成を
形状面から示した図である。
【図8】 特定のアドレスのフィルタリング条件テーブ
ルの拡大を概念的に示した図である。
【符号の説明】
1 カウンタ部 2 フィルタリング条件テーブル 3 比較器 4 結果保持部 5 バッファ 6 ドンドケアマスクテーブル 7 エントリレジスタ 8 第2比較器レジスタ 9 フィルタレングスレジスタ 10 拡張セクション条件設定部 100 セクションデータ 101 セクションヘッダ 102 ショートセクション 103 ロングセクション 301 論理(回路) 302 論理(回路) 303 論理(回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K028 EE03 KK03 KK32 5K030 HA08 HB02 HD09 JA01 JT04 KA03 LD07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したディジタルストリームデータか
    らセクションデータを取出すセクションデータ取出し手
    段と、 必要なセクションデータのフィルタリング条件をあらか
    じめ複数登録してあり、入力されたセクションデータが
    これら複数のフィルタリング条件のいずれかに適合する
    か否かの比較に際して、ビット単位若しくはバイト単位
    であらかじめ登録してある複数のフィルタリング条件に
    ついての情報を出力するフィルタリング条件登録手段
    と、 前記セクションデータ取出し手段の取出したセクション
    データのヘッダを入力されて、当該セクションデータが
    前記フィルタリング条件登録手段に登録さているもので
    あるか否かを前記フィルタリング条件登録手段から出力
    された情報を基にビット単位若しくはバイト単位で調べ
    る比較手段と、 前記セクションデータ取出し手段の取出したセクション
    データを前記比較手段とは別に入力されて一時記憶する
    セクションデータ一時記憶手段と、 前記比較手段が前記フィルタリング条件登録手段に登録
    されているいずれかのセクションデータであると判断し
    た場合には、その通知を受けて前記セクションデータ一
    時記憶手段に一時記憶されているセクションデータを下
    流側へ流し、登録されていないセクションデータである
    と判断した場合には、その通知を受けて前記セクション
    データ一時記憶手段に一時記憶されているセクションデ
    ータを消去し、またいずれの場合であっても、次のセク
    ションデータの処理を行うよう各部を制御するセクショ
    ンデータ処理制御手段とを有していることを特徴とする
    多重パケット分離装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段は、 比較に際して上記フィルタリング条件登録手段に登録さ
    れている各フィルタリング条件のいずれかに一致するか
    否かの比較を同時進行的に行なうべく各フィルタリング
    条件用比較小手段を有し、 前記フィルタリング条件登録手段は、 各セクションデータの種類毎にそのフィルタリング条件
    を記憶する各フィルタリング条件用記憶小手段を有して
    いることを特徴とする請求項1記載の多重パケット分離
    装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、 前記フィルタリング条件登録手段に登録されている少な
    くとも1つのセクションデータのフィルタリング条件の
    ビット長若しくはバイト長より定まる情報量が、前記各
    フィルタリング条件用記憶小手段の容量より定まるビッ
    ト長若しくはバイト長より定まる情報量より小さいもの
    がある場合には、これを認識していて、当該各フィルタ
    リング条件用比較小手段における比較に際しては、比較
    する必要のない容量の余剰の部分のビット長若しくはバ
    イト長等の情報値については、常に一致しているものと
    して作用させる小フィルタリング条件比較調整小手段を
    有していることを特徴とする請求項2記載の多重パケッ
    ト分離装置。
  4. 【請求項4】 各フィルタリング条件用記憶小手段は、 各セクションデータについて、前記各フィルタリング条
    件用記憶小手段に登録されるべきフィルタリング条件の
    ビット長若しくはバイト長等より定まる情報量が当該各
    フィルタリング用条件記憶小手段の容量に比較して大小
    がある場合に、情報量の大きいフィルタリング条件につ
    いては記憶容量が足りなくなる部分の情報を小さい情報
    量のフィルタリング条件用の余剰となる記憶部に記憶さ
    せることが可能な仮想記憶型であり、 情報量が大きい各フィルタリング条件の本来の記憶容量
    の足りない部分のデータについては、該当するフィルタ
    リング条件毎に各々どの仮想記憶型各フィルタリング条
    件用記憶小手段のどの余剰の位置に記憶しているかを認
    識している大情報量対処手段と、 フィルタリング条件の情報量の大きいセクションデータ
    に対する各フィルタリング条件用比較小手段による比較
    に際しては、当該各フィルタリング条件用記憶小手段内
    の比較が終了した後は前記大情報量対処手段の作用のも
    とでフィルタリング条件の情報量の短いセクションデー
    タ用の余剰の部分に記憶されている残りのフィルタリン
    グ条件を比較するよう該当する各フィルタリング条件出
    力小手段を制御する大情報量比較制御手段とを有してい
    ることを特徴とする請求項2若しくは請求項3記載の多
    重パケット分離装置。
  5. 【請求項5】 少なくも一部のセクションデータについ
    ては、セクションデータそのものあるいは当該フィルタ
    リング条件前端部、後端部等の位置やビット長若しくは
    バイト長等で定まる所定の情報単位毎に比較不必要な部
    分がある場合に、当該部分を記憶している比較不必要部
    分記憶手段と、 前記比較不必要な部分を有するフィルタリング条件の当
    該各フィルタリング条件用比較小手段による比較に際し
    ては、前記比較不必要部分記憶手段を参照して比較を行
    わないよう作用させる不必要部分比較制御手段とを有し
    ていることを特徴とする請求項3若しくは請求項4記載
    の多重パケット分離装置。
  6. 【請求項6】 前記比較不必要部分保持手段の記憶する
    部分の比較については、一致の有無にかかわらず不一致
    と出力するか一致と出力するかを当該不必要部毎に登録
    してある比較用出力記憶手段と、 前記比較不必要な部分を有するフィルタリング条件につ
    いての当該各フィルタリング条件用比較小手段による比
    較に際しては、前記不必要比較部分記憶手段を参照して
    比較を行わないよう作用し、更に前記比較用出力記憶手
    段を参照して該当する比較結果を出力する比較不必要部
    分比較結果出力制御手段とを有していることを特徴とす
    る請求項5記載の多重パケット分離装置。
  7. 【請求項7】 使用者のチャンネル操作やデータ入力に
    応じて前記フィルタリング条件登録手段、前記小フィル
    タリング条件比較調整小手段、前記大情報量対処手段、
    前記比較不必要部分記憶手段及び前記比較用出力記憶手
    段の少なくとも1つの記憶内容を書換え、併せて書換え
    に応じて前記比較手段に必要な処理を行なう記憶内容書
    換え手段を有していることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5若しくは請求項6
    記載の多重パケット分離装置。
  8. 【請求項8】 各番組や局に対応して必要なセクション
    データや不必要なセクションデータ、更には必要なセク
    ションデータであってもそのフィルタリング条件のうち
    比較が不必要な部分や当該部分を一致若しくは不一致の
    いずれに判断するかを記憶している個別局番組用比較条
    件登録手段と、 使用者による局や番組の選択操作に伴って前記個別局番
    組用比較条件登録手段から必要な情報を読み出し、前記
    フィルタリング条件登録手段、前記小フィルタリング条
    件比較調整小手段と、前記大情報量対処小手段、前記比
    較不必要部分記憶手段及び前記比較用出力記憶手段の少
    なくも1の記憶内容を読み出した情報にもとづき書換
    え、併せて書換えに応じて前記比較手段に必要な修正を
    行なう操作内容対応修正手段を有していることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5若しくは請求項6記載の多重パケット分離装置。
  9. 【請求項9】 各番組や局に対応して必要なセクション
    データや不必要なセクションデータ、更には必要なセク
    ションデータであってもそのフィルタリング条件のうち
    比較が不必要な部分や当該部分を一致若しくは不一致の
    いずれに判断するかを記録しているICカード等の情報
    源を装着する個別局番組用比較条件登録カード装着手段
    と、 前記個別局番組用比較条件登録カード装着手段に登録さ
    れた情報源から必要な情報を読み出し、前記フィルタリ
    ング条件登録手段、前記小フィルタリング条件比較調整
    小手段と、前記大情報量対処小手段、前記比較不必要部
    分記憶手段及び前記比較用出力記憶手段の少なくとも1
    つの記憶内容を読み出した情報にもとづき書換え、併せ
    て書換えに応じて前記比較手段に必要な修正を行なう読
    み出し内容対応修正手段を有していることを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5若
    しくは請求項6記載の多重パケット分離装置。
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CN100345428C (zh) * 2004-07-26 2007-10-24 南京邮电学院 无线自组织网络中的多包分离方法
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US7953159B2 (en) 2005-06-29 2011-05-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Receiving apparatus and receiving method
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