JP2000022375A - ファンユニット固定構造 - Google Patents
ファンユニット固定構造Info
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- JP2000022375A JP2000022375A JP10182892A JP18289298A JP2000022375A JP 2000022375 A JP2000022375 A JP 2000022375A JP 10182892 A JP10182892 A JP 10182892A JP 18289298 A JP18289298 A JP 18289298A JP 2000022375 A JP2000022375 A JP 2000022375A
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- Japan
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- fan unit
- fan
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンユニットが故障した時などにおいて、
ファンユニットを容易に交換可能とするファンユニット
固定構造を提供する。 【解決手段】 ファンユニットの一辺に当接してファン
ユニットを一方向に押圧する弾性片と、前記弾性片と対
向する位置に前記ファンユニットと係着してファンユニ
ットを所定位置に設置する係止片とを形成するファンユ
ニット固定部を発熱ユニットを収納するダクトフレーム
と一体に形成して備える。また、前記弾性片および係止
片は、軸流ファンからなるファンユニットの冷却風の流
路と直交する方向に備える。
ファンユニットを容易に交換可能とするファンユニット
固定構造を提供する。 【解決手段】 ファンユニットの一辺に当接してファン
ユニットを一方向に押圧する弾性片と、前記弾性片と対
向する位置に前記ファンユニットと係着してファンユニ
ットを所定位置に設置する係止片とを形成するファンユ
ニット固定部を発熱ユニットを収納するダクトフレーム
と一体に形成して備える。また、前記弾性片および係止
片は、軸流ファンからなるファンユニットの冷却風の流
路と直交する方向に備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファンユニット
固定構造に関し、特に、ファンユニットが故障した時な
どにおいてファンユニットを容易に交換可能とするファ
ンユニット固定構造に関するものである。
固定構造に関し、特に、ファンユニットが故障した時な
どにおいてファンユニットを容易に交換可能とするファ
ンユニット固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器に内蔵された発熱ユニットの発
熱を冷却するために冷却ファンを使用することが多い。
図9は風量を多く必要とする所に一般に広く使用される
軸流ファンを示している。このファンユニット21は、
プロペラ部26を回転動作させるための駆動部25と、
駆動部25を支持するとともにファンユニット21を所
定位置に固定するための取付け穴23を形成したファン
フレーム22とを主構成としている。また、駆動部25
にはファンフレーム22を介して接続ケーブル24が接
続され、所定の電源を供給する。
熱を冷却するために冷却ファンを使用することが多い。
図9は風量を多く必要とする所に一般に広く使用される
軸流ファンを示している。このファンユニット21は、
プロペラ部26を回転動作させるための駆動部25と、
駆動部25を支持するとともにファンユニット21を所
定位置に固定するための取付け穴23を形成したファン
フレーム22とを主構成としている。また、駆動部25
にはファンフレーム22を介して接続ケーブル24が接
続され、所定の電源を供給する。
【0003】図10は従来技術の図を示すものである。
同図(a)において、プリント回路板81に実装された
高発熱素子83は、その上面にヒートシンク82を設置
して発熱をヒートシンク82に熱伝導する。また、ヒー
トシンク82はダクトフレーム52に格納する。熱伝導
されたヒートシンク82の熱は冷却風を供給することで
空気に熱伝達されて外部に排出する。なお、同図(b)
において、冷却風を供給するファンユニット21は、前
述の図9で示した取付け穴23にネジを挿入してダクト
フレーム52にネジの締結によって固定している。
同図(a)において、プリント回路板81に実装された
高発熱素子83は、その上面にヒートシンク82を設置
して発熱をヒートシンク82に熱伝導する。また、ヒー
トシンク82はダクトフレーム52に格納する。熱伝導
されたヒートシンク82の熱は冷却風を供給することで
空気に熱伝達されて外部に排出する。なお、同図(b)
において、冷却風を供給するファンユニット21は、前
述の図9で示した取付け穴23にネジを挿入してダクト
フレーム52にネジの締結によって固定している。
【0004】図10に示す構成において、ファンユニッ
ト21が故障した時は、工具を用いてネジを緩め、ダク
トフレーム52からファンユニット21を取外すことに
なる。
ト21が故障した時は、工具を用いてネジを緩め、ダク
トフレーム52からファンユニット21を取外すことに
なる。
【0005】図11は他の従来技術の図を示すものであ
る。同図において、ファンユニット21はファンユニッ
ト固定部品51に着脱自在に装着し、さらに、ファンユ
ニット固定部品51をダクトフレーム52に着脱自在に
装着するものである。すなわち、ファンユニット固定部
品51は、ファンフレーム22の4箇所に係着する弾性
部材からなる係止片61と、ダクトフレーム52に形成
した係止孔63に係着する弾性部材からなる係止片62
とを備えている。
る。同図において、ファンユニット21はファンユニッ
ト固定部品51に着脱自在に装着し、さらに、ファンユ
ニット固定部品51をダクトフレーム52に着脱自在に
装着するものである。すなわち、ファンユニット固定部
品51は、ファンフレーム22の4箇所に係着する弾性
部材からなる係止片61と、ダクトフレーム52に形成
した係止孔63に係着する弾性部材からなる係止片62
とを備えている。
【0006】図10に示す構成において、ファンユニッ
ト21が故障した時は、ファンユニット固定部品51に
形成した係止片62と、ダクトフレーム52に形成した
係止孔63との係着を解除して、一旦ファンユニット固
定部品51をダクトフレーム52から取外す。さらに、
ファンユニット21を取外すために、ファンユニット固
定部品51に形成したファンフレーム22の4箇所に係
着する係止片61を同時に解除することになる。
ト21が故障した時は、ファンユニット固定部品51に
形成した係止片62と、ダクトフレーム52に形成した
係止孔63との係着を解除して、一旦ファンユニット固
定部品51をダクトフレーム52から取外す。さらに、
ファンユニット21を取外すために、ファンユニット固
定部品51に形成したファンフレーム22の4箇所に係
着する係止片61を同時に解除することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術によるファンユニット固定構造では次のような問題
点がある。
技術によるファンユニット固定構造では次のような問題
点がある。
【0008】1)ネジの締結によるファンユニット固定
構造では、工具を必要とし、ファンユニットの交換作業
が煩雑となる。
構造では、工具を必要とし、ファンユニットの交換作業
が煩雑となる。
【0009】2)着脱自在なファンユニット固定部品に
よるファンユニット固定構造では、ファンユニットとの
係着部、あるいは、ダクトフレームとの係着部に僅かに
隙間が発生することがあり、振動などによって騒音が大
きくなる恐れがある。
よるファンユニット固定構造では、ファンユニットとの
係着部、あるいは、ダクトフレームとの係着部に僅かに
隙間が発生することがあり、振動などによって騒音が大
きくなる恐れがある。
【0010】3)さらに、ファンユニットを取外すため
に、ファンフレームの4箇所に係着する係止片を同時に
解除する必要があるため、ファンユニットの交換作業が
煩雑となる。
に、ファンフレームの4箇所に係着する係止片を同時に
解除する必要があるため、ファンユニットの交換作業が
煩雑となる。
【0011】4)さらに、ファンユニット固定部品を必
要とするために部品個数が増え、部品管理や組立作業が
煩雑となる。
要とするために部品個数が増え、部品管理や組立作業が
煩雑となる。
【0012】5)ネジの締結、あるいは着脱自在なファ
ンユニット固定部品によるファンユニット固定構造で
は、ダクトフレームからファンユニット、またはファン
ユニット固定部品を取外す場合、ファンユニットの冷却
風の流路と平行する方向に取外すことになる。このた
め、冷却風の流路であるファンユニットの前方や後方に
配置される発熱ユニットの実装位置は、ファンユニット
またはファンユニット固定部品を取外すためのスペース
を確保しておく必要があるために制限されることがあ
る。
ンユニット固定部品によるファンユニット固定構造で
は、ダクトフレームからファンユニット、またはファン
ユニット固定部品を取外す場合、ファンユニットの冷却
風の流路と平行する方向に取外すことになる。このた
め、冷却風の流路であるファンユニットの前方や後方に
配置される発熱ユニットの実装位置は、ファンユニット
またはファンユニット固定部品を取外すためのスペース
を確保しておく必要があるために制限されることがあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0014】ファンユニットを着脱自在に装着するファ
ンユニット固定構造において、ファンユニットを一方向
に押圧する弾性片と、押圧されたファンユニットと係着
する係止片とを発熱ユニットが格納されたフレームと一
体に形成する。
ンユニット固定構造において、ファンユニットを一方向
に押圧する弾性片と、押圧されたファンユニットと係着
する係止片とを発熱ユニットが格納されたフレームと一
体に形成する。
【0015】上記の手段を取ることにより、特別の部品
を追加することなく、ファンユニットを所定方向から押
圧してファンユニットとの係着部に隙間を発生すること
なく着脱自在に装着する。また、、ファンユニットの交
換作業時において、特別の工具を不要とし、交換作業を
容易にすることができる。
を追加することなく、ファンユニットを所定方向から押
圧してファンユニットとの係着部に隙間を発生すること
なく着脱自在に装着する。また、、ファンユニットの交
換作業時において、特別の工具を不要とし、交換作業を
容易にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
施の形態をとる。
【0017】図1に示すように、本発明のファンユニッ
ト固定構造は、ファンユニット21の一辺に当接してフ
ァンユニット21を一方向に押圧する弾性片11と、前
記弾性片11と対向する位置に前記ファンユニット21
と係着してファンユニット21を所定位置に設置する係
止片12とを形成するファンユニット固定部1を発熱ユ
ニットを収納するダクトフレーム2と一体に形成して備
える。
ト固定構造は、ファンユニット21の一辺に当接してフ
ァンユニット21を一方向に押圧する弾性片11と、前
記弾性片11と対向する位置に前記ファンユニット21
と係着してファンユニット21を所定位置に設置する係
止片12とを形成するファンユニット固定部1を発熱ユ
ニットを収納するダクトフレーム2と一体に形成して備
える。
【0018】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニットを所定方向から押圧して着脱自在に装着する
ので、ファンユニットの交換作業が容易にできる。さら
に、ファンユニットとの係着部は隙間を発生することが
ない。また、ファンユニット固定部をダクトフレームと
一体で形成するため、特別の組立作業が不要で安価なフ
ァンユニット固定構造を提供する。
ンユニットを所定方向から押圧して着脱自在に装着する
ので、ファンユニットの交換作業が容易にできる。さら
に、ファンユニットとの係着部は隙間を発生することが
ない。また、ファンユニット固定部をダクトフレームと
一体で形成するため、特別の組立作業が不要で安価なフ
ァンユニット固定構造を提供する。
【0019】さらに、前記弾性片11および係止片12
は、軸流ファンからなるファンユニット21の冷却風の
流路と直交する方向に備える。
は、軸流ファンからなるファンユニット21の冷却風の
流路と直交する方向に備える。
【0020】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニットを冷却風の流路と直交する方向から着脱自在
に装着する。
ンユニットを冷却風の流路と直交する方向から着脱自在
に装着する。
【0021】さらに、前記係止片12は、ファンユニッ
ト21の両端部に係着するように備える。
ト21の両端部に係着するように備える。
【0022】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニットの両端部が係止片に押圧されて係着するの
で、ファンユニットの設置を確実にし、ファンユニット
の振動を防止する。
ンユニットの両端部が係止片に押圧されて係着するの
で、ファンユニットの設置を確実にし、ファンユニット
の振動を防止する。
【0023】またさらに、前記ファンユニット固定部1
は、ファンユニット21の幅方向を規正する規正部13
を備える。
は、ファンユニット21の幅方向を規正する規正部13
を備える。
【0024】またさらに、前記ファンユニット固定部1
は、ファンユニット21の厚み方向を規正する規正部1
4を備える。
は、ファンユニット21の厚み方向を規正する規正部1
4を備える。
【0025】さらに、図4に示すように、前記規正部1
3,14は、ファンユニットを押圧する弾性片13a,
14aを備える。なお、規正部に形成する弾性片13
a,14aの押圧力は、係止片14に対向して形成した
ファンユニットを一方向に押圧する弾性片11の押圧力
よりも弱い押圧力に設定することが望ましい。
3,14は、ファンユニットを押圧する弾性片13a,
14aを備える。なお、規正部に形成する弾性片13
a,14aの押圧力は、係止片14に対向して形成した
ファンユニットを一方向に押圧する弾性片11の押圧力
よりも弱い押圧力に設定することが望ましい。
【0026】上記の実施の形態をとることにより、前記
の弾性片および係止片で規正されるファンユニットの幅
方向に対して、他方のファンユニットの幅方向を規正す
る。またさらに、ファンユニットの冷却風方向の寸法、
すなわちファンユニットの厚み方向も規正する。また、
前記の規正部を弾性片で形成することで、規正部はファ
ンユニットを押圧して当接するのでファンユニットとの
当接部は隙間を発生することがない。
の弾性片および係止片で規正されるファンユニットの幅
方向に対して、他方のファンユニットの幅方向を規正す
る。またさらに、ファンユニットの冷却風方向の寸法、
すなわちファンユニットの厚み方向も規正する。また、
前記の規正部を弾性片で形成することで、規正部はファ
ンユニットを押圧して当接するのでファンユニットとの
当接部は隙間を発生することがない。
【0027】また、前記ファンユニット固定部1は、図
1に示すように、ファンユニット21を冷却風の流路と
直交する方向から挿入することで前記ファンユニット2
1は前記弾性片11を押圧するとともに前記係止片12
と係着して所定位置に設置され、図5に示すように、係
止片12とファンユニット21との係着を解除すること
で前記弾性片11はファンユニット21を押圧して所定
位置まで移動させる。なお、ファンユニット21の着脱
は、ファンユニット21を上側から挿入し、ファンユニ
ット21を上側から抜去することが望ましい。
1に示すように、ファンユニット21を冷却風の流路と
直交する方向から挿入することで前記ファンユニット2
1は前記弾性片11を押圧するとともに前記係止片12
と係着して所定位置に設置され、図5に示すように、係
止片12とファンユニット21との係着を解除すること
で前記弾性片11はファンユニット21を押圧して所定
位置まで移動させる。なお、ファンユニット21の着脱
は、ファンユニット21を上側から挿入し、ファンユニ
ット21を上側から抜去することが望ましい。
【0028】上記の実施の形態をとることにより、係止
片とファンユニットとの係着を解除した状態において、
ファンユニットは弾性片からの押圧力を受圧して所定位
置まで移動することにより、係止片とファンユニットと
が再度係着することを防止するので、ファンユニットの
取外し作業が容易になる。
片とファンユニットとの係着を解除した状態において、
ファンユニットは弾性片からの押圧力を受圧して所定位
置まで移動することにより、係止片とファンユニットと
が再度係着することを防止するので、ファンユニットの
取外し作業が容易になる。
【0029】また、図6に示すように、前記ファンユニ
ット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレー
ム2の一端に備える。なお、ファンユニット21の冷却
風は吸い込み、あるいは吐き出しどちらでもよい。
ット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレー
ム2の一端に備える。なお、ファンユニット21の冷却
風は吸い込み、あるいは吐き出しどちらでもよい。
【0030】またさらに、図3に示すように、前記ファ
ンユニット固定部1は、ファンユニット21に直接接触
することを禁止する接触防護部15と、冷却風の通気口
16とを備える。
ンユニット固定部1は、ファンユニット21に直接接触
することを禁止する接触防護部15と、冷却風の通気口
16とを備える。
【0031】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニットはダクトフレームの一端に着脱自在に装着さ
れる。また、ダクトフレームの一端に装着されたファン
ユニットへ指などが接触することを防止するので、ファ
ンユニットが回転動作している時に保守作業者などの安
全を確保する。さらに、冷気をファンユニットに供給し
たり、あるいはファンユニットからの暖気を排気したり
する。
ンユニットはダクトフレームの一端に着脱自在に装着さ
れる。また、ダクトフレームの一端に装着されたファン
ユニットへ指などが接触することを防止するので、ファ
ンユニットが回転動作している時に保守作業者などの安
全を確保する。さらに、冷気をファンユニットに供給し
たり、あるいはファンユニットからの暖気を排気したり
する。
【0032】また、図8に示すように、前記ファンユニ
ット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレー
ム2の中間に備える。なお、ファンユニット21の冷却
風は吸い込み、あるいは吐き出しどちらでもよい。
ット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレー
ム2の中間に備える。なお、ファンユニット21の冷却
風は吸い込み、あるいは吐き出しどちらでもよい。
【0033】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニットを冷却風の流路と直交する方向から着脱自在
に装着することができるので、ファンユニットを取外す
ためのスペースが不要となり、冷却風の流路であるファ
ンユニットの前方や後方に配置される発熱ユニットの実
装位置は、ファンユニットの着脱のために制限されるこ
とがない。このため、冷却したい発熱ユニットの近傍に
ファンユニットを設置することができるので、発熱ユニ
ットの実装レイアウトの自由度を大きくする。特に、冷
却風の流路が長いダクトフレームにおいて、有効なファ
ンユニット固定構造を提供する。
ンユニットを冷却風の流路と直交する方向から着脱自在
に装着することができるので、ファンユニットを取外す
ためのスペースが不要となり、冷却風の流路であるファ
ンユニットの前方や後方に配置される発熱ユニットの実
装位置は、ファンユニットの着脱のために制限されるこ
とがない。このため、冷却したい発熱ユニットの近傍に
ファンユニットを設置することができるので、発熱ユニ
ットの実装レイアウトの自由度を大きくする。特に、冷
却風の流路が長いダクトフレームにおいて、有効なファ
ンユニット固定構造を提供する。
【0034】さらに、前記ファンユニット固定部1は、
前記ダクトフレーム2と一体で樹脂成形によって形成す
ることが好ましい。
前記ダクトフレーム2と一体で樹脂成形によって形成す
ることが好ましい。
【0035】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンユニット固定部をダクトフレームと一体で樹脂成形す
るため、ファンユニット固定部の設計自由度が増すとと
もに安価なファンユニット固定構造を提供する。
ンユニット固定部をダクトフレームと一体で樹脂成形す
るため、ファンユニット固定部の設計自由度が増すとと
もに安価なファンユニット固定構造を提供する。
【0036】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図8によって説明する。なお、以下において、同じ箇所
は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略すること
がある。
図8によって説明する。なお、以下において、同じ箇所
は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略すること
がある。
【0037】図1ないし図3は本発明の実施例の図であ
り、図1はファンユニットを装着した状態の要部を示
し、図2はファンユニットを装着した状態の概観図を示
し、図3はファンユニット固定部の要部をそれぞれ示し
ている。
り、図1はファンユニットを装着した状態の要部を示
し、図2はファンユニットを装着した状態の概観図を示
し、図3はファンユニット固定部の要部をそれぞれ示し
ている。
【0038】図1および図2において、ファンユニット
固定部1は、ファンユニット21の下辺に当接してファ
ンユニット21を上方向に押圧する一対の弾性片11
と、前記弾性片11と対向する位置に前記ファンユニッ
ト21に設けたファンフレーム22の上端と係着してフ
ァンユニット21を所定位置に設置する爪形状の係止片
12とを形成している。なお、係止片12は後方へ押圧
してファンフレーム22の上端との係着を解除できる程
度に移動できるように形成されている。また、ファンユ
ニット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレ
ーム2と一体に形成している。
固定部1は、ファンユニット21の下辺に当接してファ
ンユニット21を上方向に押圧する一対の弾性片11
と、前記弾性片11と対向する位置に前記ファンユニッ
ト21に設けたファンフレーム22の上端と係着してフ
ァンユニット21を所定位置に設置する爪形状の係止片
12とを形成している。なお、係止片12は後方へ押圧
してファンフレーム22の上端との係着を解除できる程
度に移動できるように形成されている。また、ファンユ
ニット固定部1は、発熱ユニットを収納するダクトフレ
ーム2と一体に形成している。
【0039】また、ファンユニット21は、軸流ファン
からなる。この場合、前記弾性片11および係止片12
は、軸流ファンからなるファンユニット21の冷却風の
流路と直交する方向に形成している。さらに、前記係止
片12は、ファンフレーム22の上面両端部に係着する
ようにファンユニット固定部1の上部両端に形成してい
る。
からなる。この場合、前記弾性片11および係止片12
は、軸流ファンからなるファンユニット21の冷却風の
流路と直交する方向に形成している。さらに、前記係止
片12は、ファンフレーム22の上面両端部に係着する
ようにファンユニット固定部1の上部両端に形成してい
る。
【0040】またさらに、前記ファンユニット固定部1
は、ファンユニット21に当接してファンユニット21
の幅方向寸法を規正する規正部13をファンユニット固
定部1の内壁部に形成している。また、ファンフレーム
22の一端および他端に当接してファンユニット21の
厚み方向寸法を規正する規正部14を形成している。
は、ファンユニット21に当接してファンユニット21
の幅方向寸法を規正する規正部13をファンユニット固
定部1の内壁部に形成している。また、ファンフレーム
22の一端および他端に当接してファンユニット21の
厚み方向寸法を規正する規正部14を形成している。
【0041】また、図2および図3において、前記ファ
ンユニット固定部1は、冷却風の通気口16を形成する
とともに、通気口16から指などが挿入されファンユニ
ット21に直接接触することがないように接触防護部1
5を形成している。
ンユニット固定部1は、冷却風の通気口16を形成する
とともに、通気口16から指などが挿入されファンユニ
ット21に直接接触することがないように接触防護部1
5を形成している。
【0042】なお、前述の規正部13,14は、図4に
示すように、ファンユニットを押圧する弾性片13a,
14aを形成することが好ましい。この時、規正部に形
成する弾性片13a,14aの押圧力は、ファンユニッ
トを上方向に押圧する前記の弾性片11の押圧力よりも
弱い押圧力によるように設定することが望ましい。
示すように、ファンユニットを押圧する弾性片13a,
14aを形成することが好ましい。この時、規正部に形
成する弾性片13a,14aの押圧力は、ファンユニッ
トを上方向に押圧する前記の弾性片11の押圧力よりも
弱い押圧力によるように設定することが望ましい。
【0043】つぎに、ファンユニット21の着脱手順に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0044】図1に示すように、ファンユニット21を
ファンユニット固定部1に取付ける場合は、上部に形成
した一方の規正部14と係止片12との間にファンユニ
ット21を上方向側から挿入する。この時、係止片12
はファンフレーム22と当接され、後方へ押圧される。
すなわち、ファンフレーム22が係止片12を後方へ移
動させる。
ファンユニット固定部1に取付ける場合は、上部に形成
した一方の規正部14と係止片12との間にファンユニ
ット21を上方向側から挿入する。この時、係止片12
はファンフレーム22と当接され、後方へ押圧される。
すなわち、ファンフレーム22が係止片12を後方へ移
動させる。
【0045】さらに、ファンユニット21をファンユニ
ット固定部1に挿入すると、ファンユニット21は規正
部13と当接され横方向の位置が規正され、また、他方
の規正部14と当接され厚み方向の位置が規正される。
ット固定部1に挿入すると、ファンユニット21は規正
部13と当接され横方向の位置が規正され、また、他方
の規正部14と当接され厚み方向の位置が規正される。
【0046】また、ファンユニット21が弾性片11と
当接し、さらにファンユニット21を挿入すると、ファ
ンフレーム22によって後方へ移動していた係止片12
が元の位置に復帰してファンフレーム22の上端と係着
する。この時、ファンユニット21は弾性片11によっ
て上方向に押圧された状態で係止片12と係着する。
当接し、さらにファンユニット21を挿入すると、ファ
ンフレーム22によって後方へ移動していた係止片12
が元の位置に復帰してファンフレーム22の上端と係着
する。この時、ファンユニット21は弾性片11によっ
て上方向に押圧された状態で係止片12と係着する。
【0047】図5に示すように、ファンユニット21を
ファンユニット固定部1から取外す場合は、係止片12
を後方へ移動させて係止片12とファンフレーム22と
の係着を解除する。この時、弾性片11はファンユニッ
ト21を上方向に押圧する。上方向への押圧力を受圧し
たファンユニット21は上方向に移動してファンフレー
ム22が係止片12を後方へ移動させる。その後、ファ
ンユニット21をファンユニット固定部1から取外す。
ファンユニット固定部1から取外す場合は、係止片12
を後方へ移動させて係止片12とファンフレーム22と
の係着を解除する。この時、弾性片11はファンユニッ
ト21を上方向に押圧する。上方向への押圧力を受圧し
たファンユニット21は上方向に移動してファンフレー
ム22が係止片12を後方へ移動させる。その後、ファ
ンユニット21をファンユニット固定部1から取外す。
【0048】図1ないし図5に示す構成において、ファ
ンユニット21を上方向から挿入して着脱自在に装着す
るので、ファンユニット21の交換作業が容易となる。
さらに、ファンユニット21と係止片12との係着部は
隙間を発生することがない。また、ファンユニット固定
部1をダクトフレーム2と一体で形成するため、特別の
組立作業が不要で安価なファンユニット固定構造にでき
る。さらに、ファンユニット21を冷却風の流路と直交
する方向から着脱自在に装着することで、ファンユニッ
ト21の着脱において、冷却風の流路に特別のスペース
を設ける必要がない。
ンユニット21を上方向から挿入して着脱自在に装着す
るので、ファンユニット21の交換作業が容易となる。
さらに、ファンユニット21と係止片12との係着部は
隙間を発生することがない。また、ファンユニット固定
部1をダクトフレーム2と一体で形成するため、特別の
組立作業が不要で安価なファンユニット固定構造にでき
る。さらに、ファンユニット21を冷却風の流路と直交
する方向から着脱自在に装着することで、ファンユニッ
ト21の着脱において、冷却風の流路に特別のスペース
を設ける必要がない。
【0049】また、ファンフレーム22の両端部が係止
片12に押圧されて係着するので、ファンユニット21
の設置を確実にし、ファンユニット21の振動などを防
止する。一方、前記の弾性片11および係止片12で規
正されるファンユニット21の幅方向に対して、他方の
ファンユニット21の幅方向を規正する。またさらに、
ファンユニット21の冷却風方向の寸法、すなわちファ
ンユニット21の厚み方向も規正する。また、前記の規
正部13,14に弾性片13a,14aを形成すること
で、規正部13,14はファンユニット21を押圧して
当接するのでファンユニット21との当接部は隙間を発
生することがない。
片12に押圧されて係着するので、ファンユニット21
の設置を確実にし、ファンユニット21の振動などを防
止する。一方、前記の弾性片11および係止片12で規
正されるファンユニット21の幅方向に対して、他方の
ファンユニット21の幅方向を規正する。またさらに、
ファンユニット21の冷却風方向の寸法、すなわちファ
ンユニット21の厚み方向も規正する。また、前記の規
正部13,14に弾性片13a,14aを形成すること
で、規正部13,14はファンユニット21を押圧して
当接するのでファンユニット21との当接部は隙間を発
生することがない。
【0050】さらに、係止片12とファンユニット21
との係着を解除した状態において、ファンユニット21
は弾性片11からの押圧力を受圧して上方向に移動する
ことにより、係止片12とファンユニット21とが再度
係着することを防止するので、ファンユニット21の取
外し作業が容易になる。
との係着を解除した状態において、ファンユニット21
は弾性片11からの押圧力を受圧して上方向に移動する
ことにより、係止片12とファンユニット21とが再度
係着することを防止するので、ファンユニット21の取
外し作業が容易になる。
【0051】つぎに、ファンユニット21の設置場所に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0052】図6は本発明の実施例の図を示す。
【0053】同図において、マザーボード31は、図示
しない高発熱素子を実装し、高発熱素子の上面にはヒー
トシンク32が設置され、高発熱素子の発熱はヒートシ
ンク32に熱伝導している。また、マザーボード31
は、バックパネル34を設け、バックパネル34にはコ
ネクタ36を介して発熱ユニットであるプリント回路板
35を接続している。ダクトフレーム2は、前記のヒー
トシンク32およびプリント回路板35を覆いマザーボ
ード31に固定している。
しない高発熱素子を実装し、高発熱素子の上面にはヒー
トシンク32が設置され、高発熱素子の発熱はヒートシ
ンク32に熱伝導している。また、マザーボード31
は、バックパネル34を設け、バックパネル34にはコ
ネクタ36を介して発熱ユニットであるプリント回路板
35を接続している。ダクトフレーム2は、前記のヒー
トシンク32およびプリント回路板35を覆いマザーボ
ード31に固定している。
【0054】ファンユニット21は、ファンユニット固
定部1を前記ダクトフレーム2の一端に形成し、上方向
から着脱自在にしてファンユニット固定部1に装着して
いる。また、ファンユニット21の冷却風によってプリ
ント回路板35の発熱およびヒートシンク32の発熱を
ダクトフレーム2の外部に排気するように構成してい
る。なお、マザーボード31に設けたコネクタ33に接
続ケーブル24を接続することでファンユニット21に
電源を供給している。
定部1を前記ダクトフレーム2の一端に形成し、上方向
から着脱自在にしてファンユニット固定部1に装着して
いる。また、ファンユニット21の冷却風によってプリ
ント回路板35の発熱およびヒートシンク32の発熱を
ダクトフレーム2の外部に排気するように構成してい
る。なお、マザーボード31に設けたコネクタ33に接
続ケーブル24を接続することでファンユニット21に
電源を供給している。
【0055】図6に示す構成において、前述の図2およ
び図3に示したファンユニット21に直接接触すること
を禁止する接触防護部15を形成することで、ファンユ
ニット21へ手などが接触することを防止するので、フ
ァンユニットの回転動作時において保守作業者などの安
全を確保する。
び図3に示したファンユニット21に直接接触すること
を禁止する接触防護部15を形成することで、ファンユ
ニット21へ手などが接触することを防止するので、フ
ァンユニットの回転動作時において保守作業者などの安
全を確保する。
【0056】図7および図8は本発明の実施例の図を示
す。
す。
【0057】図7において、ファンユニット固定部1を
発熱ユニットを収納するダクトフレーム2の中間に形成
する。この時、ファンユニット21を取付ける時、ある
いはファンユニット21を取外す時に係止片12を後方
へ移動させる必要がある。この係止片12の移動範囲を
確保するために、ダクトフレーム2に隙間を形成するこ
とになる。ダクトフレーム2に形成した隙間には弾性部
材18を設け、冷却風が隙間から漏れるのを防止してい
る。
発熱ユニットを収納するダクトフレーム2の中間に形成
する。この時、ファンユニット21を取付ける時、ある
いはファンユニット21を取外す時に係止片12を後方
へ移動させる必要がある。この係止片12の移動範囲を
確保するために、ダクトフレーム2に隙間を形成するこ
とになる。ダクトフレーム2に形成した隙間には弾性部
材18を設け、冷却風が隙間から漏れるのを防止してい
る。
【0058】図8において、マザーボード31は、図示
しない高発熱素子を実装し、高発熱素子の上面にはヒー
トシンク32が設置され、高発熱素子の発熱はヒートシ
ンク32に熱伝導している。また、マザーボード31
は、バックパネル34を設け、バックパネル34にはコ
ネクタ36を介して発熱ユニットであるプリント回路板
35を接続している。ダクトフレーム2は、前記のヒー
トシンク32およびプリント回路板35を覆いマザーボ
ード31に固定している。
しない高発熱素子を実装し、高発熱素子の上面にはヒー
トシンク32が設置され、高発熱素子の発熱はヒートシ
ンク32に熱伝導している。また、マザーボード31
は、バックパネル34を設け、バックパネル34にはコ
ネクタ36を介して発熱ユニットであるプリント回路板
35を接続している。ダクトフレーム2は、前記のヒー
トシンク32およびプリント回路板35を覆いマザーボ
ード31に固定している。
【0059】ファンユニット21は、ファンユニット固
定部1を前記ダクトフレーム2の中間に形成し、上方向
から着脱自在にしてファンユニット固定部1に装着して
いる。また、ファンユニット21の冷却風によってプリ
ント回路板35の発熱およびヒートシンク32の発熱を
ダクトフレーム2の外部に排気するように構成してい
る。なお、この場合は、ファンユニット21はプリント
回路板35の発熱を吸い込み、ヒートシンク32に吹き
付けることになる。
定部1を前記ダクトフレーム2の中間に形成し、上方向
から着脱自在にしてファンユニット固定部1に装着して
いる。また、ファンユニット21の冷却風によってプリ
ント回路板35の発熱およびヒートシンク32の発熱を
ダクトフレーム2の外部に排気するように構成してい
る。なお、この場合は、ファンユニット21はプリント
回路板35の発熱を吸い込み、ヒートシンク32に吹き
付けることになる。
【0060】図7および図8に示す構成において、ファ
ンユニット21を冷却風の流路と直交する方向、つまり
上方向から着脱自在に装着することができるので、ファ
ンユニット21を取外すためのスペースが不要となる。
このため、冷却風の流路であるファンユニット21の前
方や後方に配置される発熱ユニットの実装位置は、ファ
ンユニット21の着脱のために制限されることがない。
また、冷却したい発熱ユニットの近傍にファンユニット
21を設置することができるので、発熱ユニットの実装
レイアウトの自由度を大きくする。特に、冷却風の流路
が長いダクトフレーム2において、有効なファンユニッ
ト固定構造を提供する。
ンユニット21を冷却風の流路と直交する方向、つまり
上方向から着脱自在に装着することができるので、ファ
ンユニット21を取外すためのスペースが不要となる。
このため、冷却風の流路であるファンユニット21の前
方や後方に配置される発熱ユニットの実装位置は、ファ
ンユニット21の着脱のために制限されることがない。
また、冷却したい発熱ユニットの近傍にファンユニット
21を設置することができるので、発熱ユニットの実装
レイアウトの自由度を大きくする。特に、冷却風の流路
が長いダクトフレーム2において、有効なファンユニッ
ト固定構造を提供する。
【0061】なお、図1ないし図8に示したファンユニ
ット固定部1は、前記ダクトフレーム2と一体で樹脂成
形によって形成することができる。
ット固定部1は、前記ダクトフレーム2と一体で樹脂成
形によって形成することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果が期待できる。
に示すような効果が期待できる。
【0063】ダクトフレームと一体に形成したファンユ
ニット固定部にファンユニットを一方向に押圧する弾性
片と、弾性片と対向する位置にファンユニットと係着す
る係止片とを備えることにより、ファンユニットを所定
方向から挿入して着脱自在に装着することができる。ま
た、特別の工具を不要とし、ファンユニットの交換作業
を容易にすることができる。さらに、ファンユニットと
の係着部は隙間を発生することがないので、振動などに
よる騒音を防止することができる。さらに、ファンユニ
ット固定部をダクトフレームと一体で形成するため、特
別の組立作業が不要で安価なファンユニット固定構造を
提供することができる。
ニット固定部にファンユニットを一方向に押圧する弾性
片と、弾性片と対向する位置にファンユニットと係着す
る係止片とを備えることにより、ファンユニットを所定
方向から挿入して着脱自在に装着することができる。ま
た、特別の工具を不要とし、ファンユニットの交換作業
を容易にすることができる。さらに、ファンユニットと
の係着部は隙間を発生することがないので、振動などに
よる騒音を防止することができる。さらに、ファンユニ
ット固定部をダクトフレームと一体で形成するため、特
別の組立作業が不要で安価なファンユニット固定構造を
提供することができる。
【0064】さらに、ファンユニット固定部に形成する
弾性片および係止片は、軸流ファンからなるファンユニ
ットの冷却風の流路と直交する方向に備えることによ
り、ファンユニットを冷却風の流路と直交する方向から
着脱自在に装着することができる。このため、冷却風の
流路方向にファンユニットを取外すためのスペースを設
ける必要がないので、発熱ユニットを自由に実装するこ
とができる。
弾性片および係止片は、軸流ファンからなるファンユニ
ットの冷却風の流路と直交する方向に備えることによ
り、ファンユニットを冷却風の流路と直交する方向から
着脱自在に装着することができる。このため、冷却風の
流路方向にファンユニットを取外すためのスペースを設
ける必要がないので、発熱ユニットを自由に実装するこ
とができる。
【0065】さらに、前記係止片は、ファンユニットの
両端部に係着するように備えることにより、ファンユニ
ットの両端部が係止片に押圧されて係着するので、ファ
ンユニットの設置を確実にして、ファンユニットの振動
を防止することができる。
両端部に係着するように備えることにより、ファンユニ
ットの両端部が係止片に押圧されて係着するので、ファ
ンユニットの設置を確実にして、ファンユニットの振動
を防止することができる。
【0066】またさらに、前記ファンユニット固定部
は、ファンユニットの幅方向を規正する規正部、あるい
は、ファンユニットの厚み方向を規正する規正部を備え
る。さらに、前記規正部は、ファンユニットを押圧する
弾性片を備えることにより、ファンユニットの幅方向お
よびファンユニットの厚み方向を規正することができ
る。さらに、規正部はファンユニットを押圧して当接す
るのでファンユニットとの当接部は隙間を発生すること
がないので、ファンユニットの設置を確実にして、ファ
ンユニットの振動を防止することができる。
は、ファンユニットの幅方向を規正する規正部、あるい
は、ファンユニットの厚み方向を規正する規正部を備え
る。さらに、前記規正部は、ファンユニットを押圧する
弾性片を備えることにより、ファンユニットの幅方向お
よびファンユニットの厚み方向を規正することができ
る。さらに、規正部はファンユニットを押圧して当接す
るのでファンユニットとの当接部は隙間を発生すること
がないので、ファンユニットの設置を確実にして、ファ
ンユニットの振動を防止することができる。
【0067】また、前記ファンユニット固定部は、ファ
ンユニットを取外す際、係止片とファンユニットとの係
着を解除することで前記弾性片はファンユニットを押圧
して所定位置まで移動させることにより、係止片とファ
ンユニットとの係着を解除した状態において、ファンユ
ニットは弾性片からの押圧力を受圧して所定位置まで移
動することにより、係止片とファンユニットとが再度係
着することを防止することができるので、ファンユニッ
トの取外し作業を容易にすることができる。
ンユニットを取外す際、係止片とファンユニットとの係
着を解除することで前記弾性片はファンユニットを押圧
して所定位置まで移動させることにより、係止片とファ
ンユニットとの係着を解除した状態において、ファンユ
ニットは弾性片からの押圧力を受圧して所定位置まで移
動することにより、係止片とファンユニットとが再度係
着することを防止することができるので、ファンユニッ
トの取外し作業を容易にすることができる。
【0068】また、前記ファンユニット固定部は、発熱
ユニットを収納するダクトフレームの一端に備え、さら
に、ファンユニットに直接接触することを禁止する接触
防護部と、冷却風の通気口とを備えることにより、ファ
ンユニットはダクトフレームの一端に着脱自在に装着す
ることができる。また、ダクトフレームの一端に装着さ
れたファンユニットへ指などが接触することを防止する
ので、ファンユニットが回転動作時において保守作業者
などの安全を確保することができる。さらに、冷気をフ
ァンユニットに供給したり、あるいはファンユニットか
らの暖気を排気したりすることができる。
ユニットを収納するダクトフレームの一端に備え、さら
に、ファンユニットに直接接触することを禁止する接触
防護部と、冷却風の通気口とを備えることにより、ファ
ンユニットはダクトフレームの一端に着脱自在に装着す
ることができる。また、ダクトフレームの一端に装着さ
れたファンユニットへ指などが接触することを防止する
ので、ファンユニットが回転動作時において保守作業者
などの安全を確保することができる。さらに、冷気をフ
ァンユニットに供給したり、あるいはファンユニットか
らの暖気を排気したりすることができる。
【0069】また、前記ファンユニット固定部は、発熱
ユニットを収納するダクトフレームの中間に備えること
により、ファンユニットを冷却風の流路と直交する方向
から着脱自在に装着することができるので、ファンユニ
ットを取外すためのスペースが不要となり、冷却風の流
路であるファンユニットの前方や後方に配置される発熱
ユニットの実装位置は、ファンユニットの着脱のために
制限されることがない。このため、冷却したい発熱ユニ
ットの近傍にファンユニットを設置することができるの
で、発熱ユニットの実装レイアウトの自由度を大きくす
ることができる。特に、冷却風の流路が長いダクトフレ
ームにおいて、有効なファンユニット固定構造を提供す
ることができる。
ユニットを収納するダクトフレームの中間に備えること
により、ファンユニットを冷却風の流路と直交する方向
から着脱自在に装着することができるので、ファンユニ
ットを取外すためのスペースが不要となり、冷却風の流
路であるファンユニットの前方や後方に配置される発熱
ユニットの実装位置は、ファンユニットの着脱のために
制限されることがない。このため、冷却したい発熱ユニ
ットの近傍にファンユニットを設置することができるの
で、発熱ユニットの実装レイアウトの自由度を大きくす
ることができる。特に、冷却風の流路が長いダクトフレ
ームにおいて、有効なファンユニット固定構造を提供す
ることができる。
【0070】さらに、前記ファンユニット固定部は、前
記ダクトフレームと一体で樹脂成形によって形成するこ
とにより、ファンユニット固定部の設計自由度が増すと
ともに、安価なファンユニット固定構造を提供すること
ができる。
記ダクトフレームと一体で樹脂成形によって形成するこ
とにより、ファンユニット固定部の設計自由度が増すと
ともに、安価なファンユニット固定構造を提供すること
ができる。
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】本発明の実施例の図である。
【図3】本発明の実施例の図である。
【図4】本発明の実施例の図である。
【図5】本発明の実施例の図である。
【図6】本発明の実施例の図である。
【図7】本発明の実施例の図である。
【図8】本発明の実施例の図である。
【図9】冷却ファンの概観図である。
【図10】従来技術の図である。
【図11】従来技術の図である。
1:ファンユニット固定部 2:ダクトフレーム 11:弾性片 12:係止片 13:規正部 14:規正部 13a:弾性片 14a:弾性片 15:接触防護部 16:通気口 21:ファンユニット
Claims (11)
- 【請求項1】ファンユニットの一辺に当接してファンユ
ニットを一方向に押圧する弾性片(11)と、前記弾性
片(11)と対向する位置に前記ファンユニットと係着
してファンユニットを所定位置に設置する係止片(1
2)とを形成するファンユニット固定部(1)を発熱ユ
ニットを収納するダクトフレーム(2)と一体に形成し
て備える、 ことを特徴とするファンユニット固定構造。 - 【請求項2】前記弾性片(11)および係止片(12)
は、 軸流ファンからなるファンユニット(21)の冷却風の
流路と直交する方向に備える、 ことを特徴とする請求項1記載のファンユニット固定構
造。 - 【請求項3】前記係止片(12)は、 ファンユニット(21)の両端部に係着するように備え
る、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のファン
ユニット固定構造。 - 【請求項4】前記ファンユニット固定部(1)は、 ファンユニット(21)の幅方向を規正する規正部(1
3)を備える、 ことを特徴とする請求項1,2,または3記載のファン
ユニット固定構造。 - 【請求項5】前記ファンユニット固定部(1)は、 ファンユニット(21)の厚み方向を規正する規正部
(14)を備える、 ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載のファ
ンユニット固定構造。 - 【請求項6】前記規正部(13,14)は、 ファンユニットを押圧する弾性片(13a,14a)を
備える、 ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のファン
ユニット固定構造。 - 【請求項7】前記ファンユニット固定部(1)は、 ファンユニット(21)を冷却風の流路と直交する方向
から挿入することで前記ファンユニット(21)は前記
弾性片(11)を押圧するとともに前記係止片(12)
と係着して所定位置に設置され、 係止片(12)とファンユニット(21)との係着を解
除することで前記弾性片(11)はファンユニット(2
1)を押圧して所定位置まで移動させる、 ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記
載のファンユニット固定構造。 - 【請求項8】前記ファンユニット固定部(1)は、 発熱ユニットを収納するダクトフレーム(2)の一端に
備える、 ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または
7記載のファンユニット固定構造。 - 【請求項9】前記ファンユニット固定部(1)は、 ファンユニット(21)に直接接触することを禁止する
接触防護部(15)と、冷却風の通気口(16)とを備
える、 ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7ま
たは8記載のファンユニット固定構造。 - 【請求項10】前記ファンユニット固定部(1)は、 発熱ユニットを収納するダクトフレーム(2)の中間に
備える、 ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または
7記載のファンユニット固定構造。 - 【請求項11】前記ファンユニット固定部(1)は、 前記ダクトフレーム(2)と一体で樹脂成形によって形
成する、 ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
8,9または10記載のファンユニット固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182892A JP2000022375A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ファンユニット固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182892A JP2000022375A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ファンユニット固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022375A true JP2000022375A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16126229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10182892A Pending JP2000022375A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | ファンユニット固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000022375A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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CN104006600A (zh) * | 2014-05-19 | 2014-08-27 | 樊书印 | 一种微型冰箱 |
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- 1998-06-29 JP JP10182892A patent/JP2000022375A/ja active Pending
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