JP2000021784A - 処理容器およびヒーターの移替え治具および移替え方法 - Google Patents
処理容器およびヒーターの移替え治具および移替え方法Info
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- JP2000021784A JP2000021784A JP18583498A JP18583498A JP2000021784A JP 2000021784 A JP2000021784 A JP 2000021784A JP 18583498 A JP18583498 A JP 18583498A JP 18583498 A JP18583498 A JP 18583498A JP 2000021784 A JP2000021784 A JP 2000021784A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理容器およびヒーターの移替えを容易にす
る。 【解決手段】 熱処理装置Dの処理容器3およびヒータ
ー4を移替えるための治具45であって、床面上を移動
可能な治具本体46と、この治具本体46から熱処理装
置D側に掛け渡されるレール部材47と、このレール部
材47に沿って治具本体46上から熱処理装置D側へ進
退移動可能に設けられ処理容器3もしくはヒーター4を
載置して移動する移動台48とを備えている。
る。 【解決手段】 熱処理装置Dの処理容器3およびヒータ
ー4を移替えるための治具45であって、床面上を移動
可能な治具本体46と、この治具本体46から熱処理装
置D側に掛け渡されるレール部材47と、このレール部
材47に沿って治具本体46上から熱処理装置D側へ進
退移動可能に設けられ処理容器3もしくはヒーター4を
載置して移動する移動台48とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理容器およびヒ
ーターの移替え治具および移替え方法に関する。
ーターの移替え治具および移替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、被処理基板である半導体ウエハに酸化、拡散、成
膜、アニール等の処理を施すために、各種の熱処理装置
が使用されている。この熱処理装置としては、一度に多
数枚のウエハの熱処理が可能なバッチ式の熱処理装置
と、ウエハを一枚ずつ熱処理する枚葉式の熱処理装置と
が知られている。特に、枚葉式熱処理装置は、ウエハの
面内均一な熱処理および急速な昇降温を要する熱処理が
比較的容易に可能であることから、ウエハサイズの大型
化および半導体素子の微細化に伴い多く使用されるよう
になってきている。
は、被処理基板である半導体ウエハに酸化、拡散、成
膜、アニール等の処理を施すために、各種の熱処理装置
が使用されている。この熱処理装置としては、一度に多
数枚のウエハの熱処理が可能なバッチ式の熱処理装置
と、ウエハを一枚ずつ熱処理する枚葉式の熱処理装置と
が知られている。特に、枚葉式熱処理装置は、ウエハの
面内均一な熱処理および急速な昇降温を要する熱処理が
比較的容易に可能であることから、ウエハサイズの大型
化および半導体素子の微細化に伴い多く使用されるよう
になってきている。
【0003】この枚葉式熱処理装置は、基板保持部によ
り被処理基板を一枚ずつ下部の炉口から上昇させて所定
の熱処理を行う処理容器と、この処理容器を上方から覆
って加熱するヒーターと、前記処理容器から降下された
被処理基板の受渡しを行うために炉口を熱遮蔽する遮熱
シャッターを有するシャッター室とを備えて構成されて
いる。
り被処理基板を一枚ずつ下部の炉口から上昇させて所定
の熱処理を行う処理容器と、この処理容器を上方から覆
って加熱するヒーターと、前記処理容器から降下された
被処理基板の受渡しを行うために炉口を熱遮蔽する遮熱
シャッターを有するシャッター室とを備えて構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記熱処理
装置においては、処理容器の洗浄等のための交換や、ヒ
ーターのメンテナンス等のために、これら処理容器およ
びヒーターを移替える必要が生じる場合がある。しかし
ながら、前記処理容器およびヒーターは、高い位置に設
置されているだけでなく、重量も比較的に重いことか
ら、これらを移替えるのに多くの手間がかかるという問
題がある。
装置においては、処理容器の洗浄等のための交換や、ヒ
ーターのメンテナンス等のために、これら処理容器およ
びヒーターを移替える必要が生じる場合がある。しかし
ながら、前記処理容器およびヒーターは、高い位置に設
置されているだけでなく、重量も比較的に重いことか
ら、これらを移替えるのに多くの手間がかかるという問
題がある。
【0005】そこで、本発明は、前述した課題を解決す
べくなされたもので、処理容器およびヒーターの移替え
が容易にできる処理容器およびヒーターの移替え治具お
よび移替え方法を提供することを目的としている。
べくなされたもので、処理容器およびヒーターの移替え
が容易にできる処理容器およびヒーターの移替え治具お
よび移替え方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
係る発明は、熱処理装置の処理容器およびヒーターを移
替えるための治具であって、床面上を移動可能な治具本
体と、この治具本体から熱処理装置側に掛け渡されるレ
ール部材と、このレール部材に沿って治具本体上から熱
処理装置側へ進退移動可能に設けられ処理容器もしくは
ヒーターを載置して移動する移動台とを備えたことを特
徴とする。
係る発明は、熱処理装置の処理容器およびヒーターを移
替えるための治具であって、床面上を移動可能な治具本
体と、この治具本体から熱処理装置側に掛け渡されるレ
ール部材と、このレール部材に沿って治具本体上から熱
処理装置側へ進退移動可能に設けられ処理容器もしくは
ヒーターを載置して移動する移動台とを備えたことを特
徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の処
理容器およびヒーターの移替え治具において、前記治具
本体には、治具本体から熱処理装置側へ進退して移動台
の両側部をスライド可能に案内するスライドガイドが設
けられていることを特徴とする。
理容器およびヒーターの移替え治具において、前記治具
本体には、治具本体から熱処理装置側へ進退して移動台
の両側部をスライド可能に案内するスライドガイドが設
けられていることを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1記載の処
理容器およびヒーターの移替え治具において、前記治具
本体には、治具本体上に移動された移動台から処理容器
を下方へ移動するための昇降機構が設けられていること
を特徴とする。
理容器およびヒーターの移替え治具において、前記治具
本体には、治具本体上に移動された移動台から処理容器
を下方へ移動するための昇降機構が設けられていること
を特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、熱処理装置の処理
容器およびヒーターを移替える方法であって、床面上を
移動可能な移替え治具を前記熱処理装置に接近させ、こ
の移替え治具上から熱処理装置側に移動台を移動させ、
この移動台上に前記処理容器もしくはヒーターを載置し
て熱処理装置側から移替え治具上に移動させ、この移替
え治具により処理容器およびヒーターを搬送して移替え
ることを特徴とする。
容器およびヒーターを移替える方法であって、床面上を
移動可能な移替え治具を前記熱処理装置に接近させ、こ
の移替え治具上から熱処理装置側に移動台を移動させ、
この移動台上に前記処理容器もしくはヒーターを載置し
て熱処理装置側から移替え治具上に移動させ、この移替
え治具により処理容器およびヒーターを搬送して移替え
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を添付図面に基い
て詳述する。図1は本発明の実施の形態である移替え治
具を示す側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は
図1のB−B矢視正面図、図4は処理容器を移替え治具
上に移動した状態を示す断面図、図5は図4のC−C矢
視断面図、図6は枚葉式熱処理装置の全体の構成を概略
的に示す側面図、図7は同熱処理装置の全体の構成を概
略的に示す平面図、図8は同熱処理装置の要部を示す縦
断面図である。
て詳述する。図1は本発明の実施の形態である移替え治
具を示す側面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は
図1のB−B矢視正面図、図4は処理容器を移替え治具
上に移動した状態を示す断面図、図5は図4のC−C矢
視断面図、図6は枚葉式熱処理装置の全体の構成を概略
的に示す側面図、図7は同熱処理装置の全体の構成を概
略的に示す平面図、図8は同熱処理装置の要部を示す縦
断面図である。
【0011】枚葉式熱処理装置Dは、図8に示すよう
に、被処理基板である例えば半導体ウエハWを基板保持
部(ウエハホルダーともいう)1により支持して一枚ず
つ下部の炉口2から上昇させて所定の熱処理、例えば酸
化処理等を行うための熱処理炉を構成する処理容器3を
備えている。この処理容器3の周囲には、これを上方か
ら覆って加熱するためのヒーター4が設けられており、
処理容器3の下部には処理容器3から降下された処理済
みウエハWの受渡しを行うために、炉口2を熱遮蔽する
遮熱シャッター5を有するシャッター室6が設けられて
いる。
に、被処理基板である例えば半導体ウエハWを基板保持
部(ウエハホルダーともいう)1により支持して一枚ず
つ下部の炉口2から上昇させて所定の熱処理、例えば酸
化処理等を行うための熱処理炉を構成する処理容器3を
備えている。この処理容器3の周囲には、これを上方か
ら覆って加熱するためのヒーター4が設けられており、
処理容器3の下部には処理容器3から降下された処理済
みウエハWの受渡しを行うために、炉口2を熱遮蔽する
遮熱シャッター5を有するシャッター室6が設けられて
いる。
【0012】前記処理容器3は、上端が閉塞され下端が
開口された石英製の円筒状の反応管からなっている。こ
の処理容器3は、同心状に配置された外管3aと内管3
bの二重管構成になっていることが好ましい。外管3a
の下側部には処理ガス等を外管3aと内管3bとの間に
導入するためのガス導入ノズル7が設けられている。ガ
ス導入ノズル7には、処理ガス等のガス源に通じる配管
が接続される(図示省略)。外管3aには、酸素(O
2)ガスをパージしてヒータ4からウエハWへの重金属
汚染を抑制ないし防止するためのガスパージ部8が表面
を覆うように一体形成されていることが好ましい。
開口された石英製の円筒状の反応管からなっている。こ
の処理容器3は、同心状に配置された外管3aと内管3
bの二重管構成になっていることが好ましい。外管3a
の下側部には処理ガス等を外管3aと内管3bとの間に
導入するためのガス導入ノズル7が設けられている。ガ
ス導入ノズル7には、処理ガス等のガス源に通じる配管
が接続される(図示省略)。外管3aには、酸素(O
2)ガスをパージしてヒータ4からウエハWへの重金属
汚染を抑制ないし防止するためのガスパージ部8が表面
を覆うように一体形成されていることが好ましい。
【0013】内管3bの頂部(上端部)には,ガス流入
口9が形成されており、内管3bの下側部には処理ガス
等を排気するためのガス排気ノズル10が外管3aを貫
通して設けられている。ガス排気ノズル10には、処理
容器3内を減圧処理、微減圧処理ないし常圧処理のため
に例えば50〜760Torrの範囲で減圧排気が可能
な真空ポンプを備えた排気系が接続されている(図示省
略)。
口9が形成されており、内管3bの下側部には処理ガス
等を排気するためのガス排気ノズル10が外管3aを貫
通して設けられている。ガス排気ノズル10には、処理
容器3内を減圧処理、微減圧処理ないし常圧処理のため
に例えば50〜760Torrの範囲で減圧排気が可能
な真空ポンプを備えた排気系が接続されている(図示省
略)。
【0014】前記内管3bは、シャッター室6の上面部
(ベースプレートともいう)に開口形成された炉口2と
連通するようにしてシャッター室6の上面部に載置さ
れ、フランジ押え11により固定されている。前記外管
3aは、前記内管3bのフランジ押え11の上面部に載
置され、フランジ押え12により固定されている。これ
ら内管3bと外管3aからなる処理容器3は、洗浄等の
ために取外可能(交換可能)になっている。
(ベースプレートともいう)に開口形成された炉口2と
連通するようにしてシャッター室6の上面部に載置さ
れ、フランジ押え11により固定されている。前記外管
3aは、前記内管3bのフランジ押え11の上面部に載
置され、フランジ押え12により固定されている。これ
ら内管3bと外管3aからなる処理容器3は、洗浄等の
ために取外可能(交換可能)になっている。
【0015】前記ヒータ4は、処理容器3の上方にウエ
ハWと対向するように面状に配置された抵抗発熱体から
なる主発熱体13と、ウエハWの周囲を囲むように配置
された抵抗発熱体からなる補助発熱体14とを備えてい
る。これら主発熱体13および補助発熱体14を個別に
制御することによりウエハWを面内均一に加熱できるよ
うになっている。主発熱体13および補助発熱体14
は、例えば発熱量の大きい二ケイ化モリブデン等からな
っていることが好ましい。
ハWと対向するように面状に配置された抵抗発熱体から
なる主発熱体13と、ウエハWの周囲を囲むように配置
された抵抗発熱体からなる補助発熱体14とを備えてい
る。これら主発熱体13および補助発熱体14を個別に
制御することによりウエハWを面内均一に加熱できるよ
うになっている。主発熱体13および補助発熱体14
は、例えば発熱量の大きい二ケイ化モリブデン等からな
っていることが好ましい。
【0016】前記ヒータ4は、処理容器3に覆い被せら
れる、上部が閉塞された円筒状の断熱材15を有し、こ
の断熱材15の天井部と内周上側部に前記主発熱体13
と補助発熱体14が取付けられている。また、断熱材1
5の内側には、発熱体13,14からウエハWへの重金
属汚染の抑制ないし防止と、均熱性を図るために、例え
ば炭化ケイ素(SiC)からなる均熱壁16が設けられ
ていることが好ましい。また、断熱材15の外側は、図
示しない冷却ジャケットで覆われている。前記ヒータ4
は、外管3aのフランジ押え12の上方に環状の断熱体
17を介して支持されていると共に、内管3bのフラン
ジ押え11にボルト18で連結されて固定されている。
れる、上部が閉塞された円筒状の断熱材15を有し、こ
の断熱材15の天井部と内周上側部に前記主発熱体13
と補助発熱体14が取付けられている。また、断熱材1
5の内側には、発熱体13,14からウエハWへの重金
属汚染の抑制ないし防止と、均熱性を図るために、例え
ば炭化ケイ素(SiC)からなる均熱壁16が設けられ
ていることが好ましい。また、断熱材15の外側は、図
示しない冷却ジャケットで覆われている。前記ヒータ4
は、外管3aのフランジ押え12の上方に環状の断熱体
17を介して支持されていると共に、内管3bのフラン
ジ押え11にボルト18で連結されて固定されている。
【0017】前記シャッター室6は、金属材例えばアル
ミニウム合金により形成されている。このシャッター室
6内の露出部には、腐食性ガスの接触による腐食を防止
するために耐食性を有する被覆材がコーティングされて
いる(図示省略)。また、シャッター室6の壁部には、
内壁面に付着した腐食性ガスの結露を防止すべく内壁面
を所定の温度例えば120℃程度に加熱するための加熱
手段として、熱媒体温度制御装置であるチラーにより所
定の温度に制御された熱媒体例えばガルデン(商品名)
を循環させるため熱媒体通路19が設けられている。
ミニウム合金により形成されている。このシャッター室
6内の露出部には、腐食性ガスの接触による腐食を防止
するために耐食性を有する被覆材がコーティングされて
いる(図示省略)。また、シャッター室6の壁部には、
内壁面に付着した腐食性ガスの結露を防止すべく内壁面
を所定の温度例えば120℃程度に加熱するための加熱
手段として、熱媒体温度制御装置であるチラーにより所
定の温度に制御された熱媒体例えばガルデン(商品名)
を循環させるため熱媒体通路19が設けられている。
【0018】前記基板保持部1は、ウエハWを水平に載
置可能な形状に例えば石英により形成されており、下部
には例えば不透明石英からなる遮熱板20を介して例え
ば石英製の昇降軸21が連結されている。前記シャッタ
ー室6の底部には、処理容器3内から降下搬出された前
記基板保持部1の遮熱板20を収容するための補助室2
2が設けられており、この補助室22の底部を垂直に前
記昇降軸21が昇降可能に貫通している。
置可能な形状に例えば石英により形成されており、下部
には例えば不透明石英からなる遮熱板20を介して例え
ば石英製の昇降軸21が連結されている。前記シャッタ
ー室6の底部には、処理容器3内から降下搬出された前
記基板保持部1の遮熱板20を収容するための補助室2
2が設けられており、この補助室22の底部を垂直に前
記昇降軸21が昇降可能に貫通している。
【0019】補助室22の底部には、昇降軸21の貫通
部をシールするための例えばN2等の不活性ガスシール
からなる軸シール部材25が設けられている。この軸シ
ール部材25は、N2等でのパージが可能であり、例え
ば90〜120℃に温度制御されている。また、シール
性を向上させるために、軸シール部材23と昇降機構2
4の昇降アーム25との間には昇降軸21を覆うように
ベローズ(図示省略)が設けられていることが好まし
い。前記昇降軸21の下端は、ボールネジおよびリニア
ガイドからなる昇降機構24の昇降アーム25に連結さ
れており、これにより基板保持部1の昇降が行われるよ
うになっている。
部をシールするための例えばN2等の不活性ガスシール
からなる軸シール部材25が設けられている。この軸シ
ール部材25は、N2等でのパージが可能であり、例え
ば90〜120℃に温度制御されている。また、シール
性を向上させるために、軸シール部材23と昇降機構2
4の昇降アーム25との間には昇降軸21を覆うように
ベローズ(図示省略)が設けられていることが好まし
い。前記昇降軸21の下端は、ボールネジおよびリニア
ガイドからなる昇降機構24の昇降アーム25に連結さ
れており、これにより基板保持部1の昇降が行われるよ
うになっている。
【0020】前記遮熱シャッター5は、炉口2を非接触
で開閉すべく一端の回動軸26を中心に水平回動可能に
シャッター室6内に設けられている。この回動軸26
は、シャッター室6の底部を回動可能に貫通しており、
シャッター室6の底部には、前記回動軸26の貫通部を
シールするための例えば磁性流体シールからなる軸シー
ル部材27が設けられている。前記回動軸26には、モ
ータ等の回動機構28が連結されている。
で開閉すべく一端の回動軸26を中心に水平回動可能に
シャッター室6内に設けられている。この回動軸26
は、シャッター室6の底部を回動可能に貫通しており、
シャッター室6の底部には、前記回動軸26の貫通部を
シールするための例えば磁性流体シールからなる軸シー
ル部材27が設けられている。前記回動軸26には、モ
ータ等の回動機構28が連結されている。
【0021】遮熱シャッター5には、ウエハWを移替え
が可能な温度例えば600℃以下に冷却するために、遮
熱シャッターを所定の温度、例えば100〜150℃程
度に冷却するために、熱媒体を循環させるための熱媒体
通路29が遮熱シャッター5の全面に渡って設けられて
いる。この熱媒体通路29を設けるには、遮熱シャッタ
ー5を厚さ方向に二分割して、その分割面に熱媒体通路
29を加工した後、両者をろう付けにより結合すればよ
い。前記シャッター室6の熱媒体通路19に供給される
熱媒体と、前記遮熱シャッター5の熱媒体通路29に供
給される熱媒体とは、例えばチラーにより個別に温度制
御されるようになっている。前記遮熱シャッター5の表
面には、耐熱性および耐食性のために、例えばセラミッ
クコート等が施されている。
が可能な温度例えば600℃以下に冷却するために、遮
熱シャッターを所定の温度、例えば100〜150℃程
度に冷却するために、熱媒体を循環させるための熱媒体
通路29が遮熱シャッター5の全面に渡って設けられて
いる。この熱媒体通路29を設けるには、遮熱シャッタ
ー5を厚さ方向に二分割して、その分割面に熱媒体通路
29を加工した後、両者をろう付けにより結合すればよ
い。前記シャッター室6の熱媒体通路19に供給される
熱媒体と、前記遮熱シャッター5の熱媒体通路29に供
給される熱媒体とは、例えばチラーにより個別に温度制
御されるようになっている。前記遮熱シャッター5の表
面には、耐熱性および耐食性のために、例えばセラミッ
クコート等が施されている。
【0022】前記遮熱シャッター5は、炉口2を覆う遮
熱体30を上面部に有している。遮熱シャッター5およ
び遮熱体30は、炉口2からウエハWに入射する副遮熱
を遮断するために炉口2の口径よりも大きく形成されて
いることが好ましい。この遮熱体30は、耐熱性および
耐食性に優れ、しかも輻射熱を通さない材料、例えば内
部に多数の気泡を有する不透明石英からなる厚さの薄い
複数枚の遮熱板30aと、これら遮熱板30aを上下方
向に適宜間隔で積層した状態に支持するスペーサ部材3
0bとから構成されている。
熱体30を上面部に有している。遮熱シャッター5およ
び遮熱体30は、炉口2からウエハWに入射する副遮熱
を遮断するために炉口2の口径よりも大きく形成されて
いることが好ましい。この遮熱体30は、耐熱性および
耐食性に優れ、しかも輻射熱を通さない材料、例えば内
部に多数の気泡を有する不透明石英からなる厚さの薄い
複数枚の遮熱板30aと、これら遮熱板30aを上下方
向に適宜間隔で積層した状態に支持するスペーサ部材3
0bとから構成されている。
【0023】前記遮熱体30は、洗浄や交換等のメンテ
ナンスのために遮熱シャッター5の上面部に着脱可能に
取付けられている。前記シャッター室6の側部(一側
部)には、遮熱シャッター5の一部が突出可能なメンテ
ナンス用の開口部31が設けられ、遮熱シャッター5や
遮熱体30のメンテナンスが容易にできるようになって
いる。前記開口部31には、これを開閉可能に塞ぐ蓋3
2が取付けられている。
ナンスのために遮熱シャッター5の上面部に着脱可能に
取付けられている。前記シャッター室6の側部(一側
部)には、遮熱シャッター5の一部が突出可能なメンテ
ナンス用の開口部31が設けられ、遮熱シャッター5や
遮熱体30のメンテナンスが容易にできるようになって
いる。前記開口部31には、これを開閉可能に塞ぐ蓋3
2が取付けられている。
【0024】また、前記シャッター室6の側部(他側
部)には、基板保持部1をシャッター室6内に降下さ
せ、遮熱シャッター5を閉じた状態で、側方から基板保
持部1に対するウエハWの受渡しを行うための搬出入口
33が設けられ、この搬出入口33にはウエハWの移替
えを行う多関節アームからなる移替えアーム(基板移替
えアーム)34を内部に具備した移替え室35がゲート
バルブ36を介して連結されている(図7参照)。移替
え室35の周囲には、図7に示すように、前記シャッタ
ー室6の他に、複数枚例えば25枚程度のウエハWを収
納したカセット(図示省略)を気密に収容してセットす
るためのカセット室37と、シャッター室6で移替え可
能な温度まで冷却された処理済みのウエハWを更にカセ
ットに収納可能な温度例えば100℃程度に冷却するた
めの基板冷却室38とが設けられている。
部)には、基板保持部1をシャッター室6内に降下さ
せ、遮熱シャッター5を閉じた状態で、側方から基板保
持部1に対するウエハWの受渡しを行うための搬出入口
33が設けられ、この搬出入口33にはウエハWの移替
えを行う多関節アームからなる移替えアーム(基板移替
えアーム)34を内部に具備した移替え室35がゲート
バルブ36を介して連結されている(図7参照)。移替
え室35の周囲には、図7に示すように、前記シャッタ
ー室6の他に、複数枚例えば25枚程度のウエハWを収
納したカセット(図示省略)を気密に収容してセットす
るためのカセット室37と、シャッター室6で移替え可
能な温度まで冷却された処理済みのウエハWを更にカセ
ットに収納可能な温度例えば100℃程度に冷却するた
めの基板冷却室38とが設けられている。
【0025】前記シャッター室6、基板冷却室38およ
びカセット室37は、移替え室35を中心としてその周
囲に配置されており、ウエハWを効率よく移替えできる
ように構成されている。そして、前記移替え室35の移
替えアーム34は、カセット室37のカセットから未処
理のウエハWを取り出してシャッター室6の基板保持部
1に移載し、熱処理後に基板保持部1から処理済みのウ
エハWを受け取り前記基板冷却室38を介してカセット
に戻すように構成されている。この場合、基板冷却室3
8でウエハWを冷却している間に、カセット室37のカ
セットから未処理のウエハWを取り出してカセット室6
内の基板保持部1上に移載するようにすることがスルー
プットの向上を図る上で好ましい。
びカセット室37は、移替え室35を中心としてその周
囲に配置されており、ウエハWを効率よく移替えできる
ように構成されている。そして、前記移替え室35の移
替えアーム34は、カセット室37のカセットから未処
理のウエハWを取り出してシャッター室6の基板保持部
1に移載し、熱処理後に基板保持部1から処理済みのウ
エハWを受け取り前記基板冷却室38を介してカセット
に戻すように構成されている。この場合、基板冷却室3
8でウエハWを冷却している間に、カセット室37のカ
セットから未処理のウエハWを取り出してカセット室6
内の基板保持部1上に移載するようにすることがスルー
プットの向上を図る上で好ましい。
【0026】前記シャッター室6の近傍には、図7に示
すように、そのメンテナンス用の開口部31に臨んでメ
ンテナンスエリア39が設けられている。従来の熱処理
装置では後方および側方の多方向をメンテナンスエリア
として確保しておかなければならなかったが、本発明の
熱処理装置においては一方向のみで容易にメンテナンス
が可能である。このメンテナンスエリア43を囲むよう
に処理ガス等の供給を行うガスユニット、制御ボック
ス、チラー等を含む熱媒体制御分配ユニット等が配設さ
れている(図示省略)。また、前記ヒーター4の近傍に
は、図6に示すように、ヒーター4を取り囲むように架
台43が立設されており、この架台43には、ヒーター
4の周囲を着脱可能に支持して昇降移動するためのヒー
ター昇降機構44が設けられている。
すように、そのメンテナンス用の開口部31に臨んでメ
ンテナンスエリア39が設けられている。従来の熱処理
装置では後方および側方の多方向をメンテナンスエリア
として確保しておかなければならなかったが、本発明の
熱処理装置においては一方向のみで容易にメンテナンス
が可能である。このメンテナンスエリア43を囲むよう
に処理ガス等の供給を行うガスユニット、制御ボック
ス、チラー等を含む熱媒体制御分配ユニット等が配設さ
れている(図示省略)。また、前記ヒーター4の近傍に
は、図6に示すように、ヒーター4を取り囲むように架
台43が立設されており、この架台43には、ヒーター
4の周囲を着脱可能に支持して昇降移動するためのヒー
ター昇降機構44が設けられている。
【0027】このように構成された枚葉式熱処理装置D
における処理容器3の交換やヒーター4のメンテナンス
等を行うために、処理容器3およびヒーター4を移替え
るための移替え治具45が用いられる(図1参照)。処
理容器3の交換等を行う場合、移替え治具45はメンテ
ナンスエリア39から前記熱処理装置Dに接近される。
この移替え治具45は、図1ないし図2に示すように、
床面上を移動可能な治具本体46と、この治具本体46
から熱処理装置D側に掛け渡されるレール部材47と、
このレール部材47に沿って治具本体46上から熱処理
装置D側へ進退移動可能に設けられ処理容器3もしくは
ヒーター4を載置して移動する移動台48とを備えてい
る。
における処理容器3の交換やヒーター4のメンテナンス
等を行うために、処理容器3およびヒーター4を移替え
るための移替え治具45が用いられる(図1参照)。処
理容器3の交換等を行う場合、移替え治具45はメンテ
ナンスエリア39から前記熱処理装置Dに接近される。
この移替え治具45は、図1ないし図2に示すように、
床面上を移動可能な治具本体46と、この治具本体46
から熱処理装置D側に掛け渡されるレール部材47と、
このレール部材47に沿って治具本体46上から熱処理
装置D側へ進退移動可能に設けられ処理容器3もしくは
ヒーター4を載置して移動する移動台48とを備えてい
る。
【0028】前記治具本体46は、金属製例えばステン
レススチール製のフレームにより前記熱処理装置Dの処
理容器3の設置面とほぼ同じ高さの直方体状に形成され
ており、下部に走行移動用のキャスター49を有してい
る。治具本体46の上部には、処理容器3が上下方向に
通過可能な開口部50を有する固定プレート51が設け
られ、固定プレート51の両側部および後部には、側枠
52および後枠53が設けられている。
レススチール製のフレームにより前記熱処理装置Dの処
理容器3の設置面とほぼ同じ高さの直方体状に形成され
ており、下部に走行移動用のキャスター49を有してい
る。治具本体46の上部には、処理容器3が上下方向に
通過可能な開口部50を有する固定プレート51が設け
られ、固定プレート51の両側部および後部には、側枠
52および後枠53が設けられている。
【0029】また、治具本体46を架台43に対して位
置決め固定する位置決め固定手段として、図4にも示す
ように、架台43には基準部材54が複数例えば3個所
設けられ、治具本体46には基準部材54と対応する位
置に位置決め固定部材55が設けられている。前記基準
部材54は凹部56とネジ孔57を有しているのに対
し、前記位置決め固定部材55はその凹部56に係合す
る凸部と58、ネジ孔57に螺合する固定ネジ59を有
している。
置決め固定する位置決め固定手段として、図4にも示す
ように、架台43には基準部材54が複数例えば3個所
設けられ、治具本体46には基準部材54と対応する位
置に位置決め固定部材55が設けられている。前記基準
部材54は凹部56とネジ孔57を有しているのに対
し、前記位置決め固定部材55はその凹部56に係合す
る凸部と58、ネジ孔57に螺合する固定ネジ59を有
している。
【0030】前記レール部材47は、治具本体46の上
部前縁部の両側に一対、処理容器3の両側に位置するよ
うに前方へ平行に張り出した状態に着脱可能に取付けら
れ、不使用時(例えば移替え治具45の移動時)には取
外せるようになっている。治具本体46の上部前縁部の
両側には、レール部材47の基端部を嵌合するための突
軸60が上向きに突設されている。レール部材47の先
端部を支持するために、図3にも示すように、シャッタ
ー室6の下部に設けられた支持プレート61上には、シ
ャッター室6上の処理容器3よりも奥側へ位置される水
平な支持枠62が支柱63を介して取付けられている。
この支持枠62の左右両端部には、レール部材47の先
端部を係止するための支軸64が突設されている。
部前縁部の両側に一対、処理容器3の両側に位置するよ
うに前方へ平行に張り出した状態に着脱可能に取付けら
れ、不使用時(例えば移替え治具45の移動時)には取
外せるようになっている。治具本体46の上部前縁部の
両側には、レール部材47の基端部を嵌合するための突
軸60が上向きに突設されている。レール部材47の先
端部を支持するために、図3にも示すように、シャッタ
ー室6の下部に設けられた支持プレート61上には、シ
ャッター室6上の処理容器3よりも奥側へ位置される水
平な支持枠62が支柱63を介して取付けられている。
この支持枠62の左右両端部には、レール部材47の先
端部を係止するための支軸64が突設されている。
【0031】前記移動台48は、前記固定プレート51
と同様に処理容器3が上下方向に通過可能な開口部65
を有する台板66を備えており、この台板66の周縁部
には周縁枠すなわち前枠67、後枠68および両側の側
枠69が設けられている。移動台48の両側枠69の下
部には、前記レール部材47上を走行する車輪70が取
付けられている。移動台48の台板66上には、処理容
器3が開口部65から落下しないように係止する係止部
材例えばフランジ押え12を介して載置されるようにな
っている。なお、ヒーター4は、移動台48の周縁枠6
7〜69上に掛け渡される図示しない載置板を介して載
置されるようになっている。
と同様に処理容器3が上下方向に通過可能な開口部65
を有する台板66を備えており、この台板66の周縁部
には周縁枠すなわち前枠67、後枠68および両側の側
枠69が設けられている。移動台48の両側枠69の下
部には、前記レール部材47上を走行する車輪70が取
付けられている。移動台48の台板66上には、処理容
器3が開口部65から落下しないように係止する係止部
材例えばフランジ押え12を介して載置されるようにな
っている。なお、ヒーター4は、移動台48の周縁枠6
7〜69上に掛け渡される図示しない載置板を介して載
置されるようになっている。
【0032】移動台48を治具本体46上からレール部
材47上にまたはその逆に円滑且つ正確に移動可能に支
持するために、治具本体46には治具本体46から熱処
理装置D側へ進退して前記移動台48の両側部をスライ
ド可能に案内する左右一対のスライドガイド71が設け
られている。両スライドガイド71は、治具本体46上
の両側枠52の内側にリニアガイド72を介して水平前
後方向にスライド可能に支持されており、両スライドガ
イド71の内側にリニアガイド73を介して移動台48
の両側枠69が水平前後方向にスライド可能に支持され
ている。両スライドガイド71の後端部は、連結枠74
を介して互いに連結されている。
材47上にまたはその逆に円滑且つ正確に移動可能に支
持するために、治具本体46には治具本体46から熱処
理装置D側へ進退して前記移動台48の両側部をスライ
ド可能に案内する左右一対のスライドガイド71が設け
られている。両スライドガイド71は、治具本体46上
の両側枠52の内側にリニアガイド72を介して水平前
後方向にスライド可能に支持されており、両スライドガ
イド71の内側にリニアガイド73を介して移動台48
の両側枠69が水平前後方向にスライド可能に支持され
ている。両スライドガイド71の後端部は、連結枠74
を介して互いに連結されている。
【0033】架台43側の支持枠62には、熱処理装置
D側へ前進移動された移動台48を当接させて位置決め
停止させるためのストッパー75が設けらており、移動
台48の前枠67には、そのストッパー75に螺合して
移動台48を固定するための固定ネジ76が取付けられ
ている。また、治具本体46側へ後退移動された移動台
48は、治具本体46上の後枠53に当接してを位置決
め停止されるようになっており、この後枠53には移動
台48の後枠68に螺合して移動台48を固定するため
の固定ネジ77が取付けられている。
D側へ前進移動された移動台48を当接させて位置決め
停止させるためのストッパー75が設けらており、移動
台48の前枠67には、そのストッパー75に螺合して
移動台48を固定するための固定ネジ76が取付けられ
ている。また、治具本体46側へ後退移動された移動台
48は、治具本体46上の後枠53に当接してを位置決
め停止されるようになっており、この後枠53には移動
台48の後枠68に螺合して移動台48を固定するため
の固定ネジ77が取付けられている。
【0034】移動台48により治具本体46上に移動さ
れた処理容器3の取扱いが低い位置で容易に行えるよう
にするために、前記治具本体46には移動台48から下
方へ移動するための昇降機構(処理容器昇降機構ともい
う)78が設けられている。この昇降機構78は、図
1、図4ないし図5に示すように、ハンドル79の回転
操作によりベベルギア80を介して回転駆動される垂直
なボールネジ81と、リニアガイド82とによって昇降
移動される昇降アーム83を有している。
れた処理容器3の取扱いが低い位置で容易に行えるよう
にするために、前記治具本体46には移動台48から下
方へ移動するための昇降機構(処理容器昇降機構ともい
う)78が設けられている。この昇降機構78は、図
1、図4ないし図5に示すように、ハンドル79の回転
操作によりベベルギア80を介して回転駆動される垂直
なボールネジ81と、リニアガイド82とによって昇降
移動される昇降アーム83を有している。
【0035】この昇降アーム83には、台座84を介し
て複数例えば4本の支持棒85が立設され、これら支持
棒85の上端部には、軸芯が一致された固定プレート5
1と移動台48の開口部50,65を通過して処理容器
3の底部を支持するための支持体86が取付けられてい
る。前記台座84および支持体86は、処理容器3に対
して軸心合せができるように前後左右方向の移動調整が
可能に構成されていることが好ましい。なお、昇降機構
78の上部と下部には、ボールネジ81等に塵埃が付着
しないように昇降アーム83と連動して前面を覆う無端
状のカバー材87を巻き掛けるドラム88,89が設け
られている。
て複数例えば4本の支持棒85が立設され、これら支持
棒85の上端部には、軸芯が一致された固定プレート5
1と移動台48の開口部50,65を通過して処理容器
3の底部を支持するための支持体86が取付けられてい
る。前記台座84および支持体86は、処理容器3に対
して軸心合せができるように前後左右方向の移動調整が
可能に構成されていることが好ましい。なお、昇降機構
78の上部と下部には、ボールネジ81等に塵埃が付着
しないように昇降アーム83と連動して前面を覆う無端
状のカバー材87を巻き掛けるドラム88,89が設け
られている。
【0036】次に、前記移替え治具45を用いて処理容
器3およびヒーター4の移替えを行う場合について説明
する。先ず、移替え治具45を走行移動させてメンテナ
ンスエリア39から熱処理装置Dに接近させ、位置決め
手段である基準部材54と位置決め固定部材55を用い
て治具本体46を架台43に位置決め固定する。治具本
体46の固定後、レール部材47の基端部を治具本体4
6の突軸60に嵌合させると共にレール部材47の先端
部を熱処理装置D側の支軸64に係止することにより、
一対のレール部材47を治具本体46から熱処理装置D
側に掛け渡した状態にセットする。
器3およびヒーター4の移替えを行う場合について説明
する。先ず、移替え治具45を走行移動させてメンテナ
ンスエリア39から熱処理装置Dに接近させ、位置決め
手段である基準部材54と位置決め固定部材55を用い
て治具本体46を架台43に位置決め固定する。治具本
体46の固定後、レール部材47の基端部を治具本体4
6の突軸60に嵌合させると共にレール部材47の先端
部を熱処理装置D側の支軸64に係止することにより、
一対のレール部材47を治具本体46から熱処理装置D
側に掛け渡した状態にセットする。
【0037】また、シャッター室6に対するヒーター4
および処理容器3の固定を解除し、ヒーター昇降機構4
4によりヒーター4と共に処理容器3をシャッター室6
上から予め上昇させておく。この状態で、前記移動台4
8を治具本体46上からレール部材47に沿って熱処理
装置D側へ移動させ、その移動台48上に処理容器3を
降下させて載置する。この作業時に、移動台48が勝手
に移動しないように移動台48をストッパー75に固定
ネジ76で固定しておくことが好ましい。
および処理容器3の固定を解除し、ヒーター昇降機構4
4によりヒーター4と共に処理容器3をシャッター室6
上から予め上昇させておく。この状態で、前記移動台4
8を治具本体46上からレール部材47に沿って熱処理
装置D側へ移動させ、その移動台48上に処理容器3を
降下させて載置する。この作業時に、移動台48が勝手
に移動しないように移動台48をストッパー75に固定
ネジ76で固定しておくことが好ましい。
【0038】前記処理容器3は、ヒーター昇降機構44
によりヒーター4と共に降下され、移動台48の台板6
6上に係止部材であるフランジ押え11を介して載置さ
れる。処理容器3を移動台48上に載置したなら、ヒー
ター4と処理容器3の連結を解除し、ヒーター4のみを
ヒーター昇降機構44により上昇退避させる。そして、
処理容器3を移動台48ごと治具本体46上に移動し、
昇降機構78により支持体86を固定プレート51およ
び移動台48の開口部50,65から上昇させて処理容
器3を持ち上げ、係止部材であるフランジ押え11を取
外してから処理容器3を下方へ降下させればよい。この
作業時あるいは移替え治具45の移動時には、移動台4
8が勝手に移動しないように移動台48を固定ネジ77
で治具本体46の後枠53に固定しておくことが好まし
い。
によりヒーター4と共に降下され、移動台48の台板6
6上に係止部材であるフランジ押え11を介して載置さ
れる。処理容器3を移動台48上に載置したなら、ヒー
ター4と処理容器3の連結を解除し、ヒーター4のみを
ヒーター昇降機構44により上昇退避させる。そして、
処理容器3を移動台48ごと治具本体46上に移動し、
昇降機構78により支持体86を固定プレート51およ
び移動台48の開口部50,65から上昇させて処理容
器3を持ち上げ、係止部材であるフランジ押え11を取
外してから処理容器3を下方へ降下させればよい。この
作業時あるいは移替え治具45の移動時には、移動台4
8が勝手に移動しないように移動台48を固定ネジ77
で治具本体46の後枠53に固定しておくことが好まし
い。
【0039】ヒーター4を処理容器3と一緒に移替える
場合には、前記移動台48を再度熱処理装置D側へ移動
させ、ヒーター昇降機構44によりヒーター4を降下さ
せ、移動台48上に図示しない載置板を介して載置し、
ヒーター4を移動台48ごと治具本体46上に移動すれ
ばよく、一台の移替え治具45で処理容器3とヒーター
4の移替えを容易に行うことができる。移替え治具45
上に処理容器3およびヒーター4を載せたなら、レール
部材47を取外すと共に位置決め固定手段である基準部
材54と位置決め固定部材55による固定を解除し、移
替え治具45により処理容器3およびヒーター4を所定
の場所へ搬送し、処理容器3およびヒーター4を移替え
治具45から降ろして処理容器3の洗浄やヒーター4の
メンテナンス等を行えばよい。
場合には、前記移動台48を再度熱処理装置D側へ移動
させ、ヒーター昇降機構44によりヒーター4を降下さ
せ、移動台48上に図示しない載置板を介して載置し、
ヒーター4を移動台48ごと治具本体46上に移動すれ
ばよく、一台の移替え治具45で処理容器3とヒーター
4の移替えを容易に行うことができる。移替え治具45
上に処理容器3およびヒーター4を載せたなら、レール
部材47を取外すと共に位置決め固定手段である基準部
材54と位置決め固定部材55による固定を解除し、移
替え治具45により処理容器3およびヒーター4を所定
の場所へ搬送し、処理容器3およびヒーター4を移替え
治具45から降ろして処理容器3の洗浄やヒーター4の
メンテナンス等を行えばよい。
【0040】洗浄の済んだ処理容器3やメンテナンスの
済んだヒーター4を熱処理装置Dの元の位置に戻す場合
には、前述した手順とは逆の手順で行えばよい。なお、
前記移替え治具45は、処理容器3の移替えとヒーター
4の移替えを別々に行うことも勿論可能である。
済んだヒーター4を熱処理装置Dの元の位置に戻す場合
には、前述した手順とは逆の手順で行えばよい。なお、
前記移替え治具45は、処理容器3の移替えとヒーター
4の移替えを別々に行うことも勿論可能である。
【0041】このように前記移替え治具4によれば、床
面上を移動可能な治具本体46と、この治具本体46か
ら熱処理装置D側に掛け渡されるレール部材47と、こ
のレール部材47に沿って治具本体46上から熱処理装
置D側へ進退移動可能に設けられ処理容器3もしくはヒ
ーター4を載置して移動する移動台48とを備えている
ため、処理容器3およびヒーター4の移替えを容易に行
うことが可能となり、作業性の向上が図れる。
面上を移動可能な治具本体46と、この治具本体46か
ら熱処理装置D側に掛け渡されるレール部材47と、こ
のレール部材47に沿って治具本体46上から熱処理装
置D側へ進退移動可能に設けられ処理容器3もしくはヒ
ーター4を載置して移動する移動台48とを備えている
ため、処理容器3およびヒーター4の移替えを容易に行
うことが可能となり、作業性の向上が図れる。
【0042】また、前記治具本体45には治具本体46
から熱処理装置D側へ進退して移動台48の両側部をス
ライド可能に案内するスライドガイド71が設けられて
いるため、移動台48を治具本体46上からレール部材
47上に円滑且つ正確に移動させることが可能となり、
作業性の更なる向上が図れる。更に、前記治具本体46
には治具本体46上に移動された移動台48から処理容
器3を下方へ移動するための昇降機構78が設けられて
いるため、処理容器3を低い位置で容易に取扱うことが
可能となり、作業性の更なる向上が図れる。
から熱処理装置D側へ進退して移動台48の両側部をス
ライド可能に案内するスライドガイド71が設けられて
いるため、移動台48を治具本体46上からレール部材
47上に円滑且つ正確に移動させることが可能となり、
作業性の更なる向上が図れる。更に、前記治具本体46
には治具本体46上に移動された移動台48から処理容
器3を下方へ移動するための昇降機構78が設けられて
いるため、処理容器3を低い位置で容易に取扱うことが
可能となり、作業性の更なる向上が図れる。
【0043】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、被処理基板として
は、半導体ウエハに限定されず、例えばガラス基板、L
CD基板等であってもよい。また、本発明は、酸化以外
に、例えば窒化、CVD、拡散、アニール等の各種の熱
処理にも適用可能である。更に、本発明は、枚葉式熱処
理装置以外に、バッチ式熱処理装置にも適用可能であ
る。
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、被処理基板として
は、半導体ウエハに限定されず、例えばガラス基板、L
CD基板等であってもよい。また、本発明は、酸化以外
に、例えば窒化、CVD、拡散、アニール等の各種の熱
処理にも適用可能である。更に、本発明は、枚葉式熱処
理装置以外に、バッチ式熱処理装置にも適用可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
な効果を奏することができる。
【0045】(1)請求項1に係る発明によれば、熱処
理装置の処理容器およびヒーターを移替えるための治具
であって、床面上を移動可能な治具本体と、この治具本
体から熱処理装置側に掛け渡されるレール部材と、この
レール部材に沿って治具本体上から熱処理装置側へ進退
移動可能に設けられ処理容器もしくはヒーターを載置し
て移動する移動台とを備えているため、処理容器および
ヒーターの移替えを容易に行うことが可能となり、作業
性の向上が図れる。
理装置の処理容器およびヒーターを移替えるための治具
であって、床面上を移動可能な治具本体と、この治具本
体から熱処理装置側に掛け渡されるレール部材と、この
レール部材に沿って治具本体上から熱処理装置側へ進退
移動可能に設けられ処理容器もしくはヒーターを載置し
て移動する移動台とを備えているため、処理容器および
ヒーターの移替えを容易に行うことが可能となり、作業
性の向上が図れる。
【0046】(2)請求項2に係る発明によれば、請求
項1記載の処理容器およびヒーターの移替え治具におい
て、前記治具本体には、治具本体から熱処理装置側へ進
退して移動台の両側部をスライド可能に案内するスライ
ドガイドが設けられているため、移動台を治具本体上か
らレール部材上に円滑且つ正確に移動させることが可能
となり、作業性の更なる向上が図れる。
項1記載の処理容器およびヒーターの移替え治具におい
て、前記治具本体には、治具本体から熱処理装置側へ進
退して移動台の両側部をスライド可能に案内するスライ
ドガイドが設けられているため、移動台を治具本体上か
らレール部材上に円滑且つ正確に移動させることが可能
となり、作業性の更なる向上が図れる。
【0047】(3)請求項3に係る発明によれば、請求
項1記載の処理容器およびヒーターの移替え治具におい
て、前記治具本体には、治具本体上に移動された移動台
から処理容器を下方へ移動するための昇降機構が設けら
れているため、処理容器を低い位置で容易に取扱うこと
が可能となり、作業性の更なる向上が図れる。
項1記載の処理容器およびヒーターの移替え治具におい
て、前記治具本体には、治具本体上に移動された移動台
から処理容器を下方へ移動するための昇降機構が設けら
れているため、処理容器を低い位置で容易に取扱うこと
が可能となり、作業性の更なる向上が図れる。
【0048】(4)請求項4に係る発明によれば、熱処
理装置の処理容器およびヒーターを移替える方法であっ
て、床面上を移動可能な移替え治具を前記熱処理装置に
接近させ、この移替え治具上から熱処理装置側に移動台
を移動させ、この移動台上に前記処理容器もしくはヒー
ターを載置して熱処理装置側から移替え治具上に移動さ
せ、この移替え治具により処理容器およびヒーターを搬
送して移替えるようにしたので、熱処理装置の処理容器
およびヒーターを容易に移し替えることが可能となり、
作業性の向上が図れる。
理装置の処理容器およびヒーターを移替える方法であっ
て、床面上を移動可能な移替え治具を前記熱処理装置に
接近させ、この移替え治具上から熱処理装置側に移動台
を移動させ、この移動台上に前記処理容器もしくはヒー
ターを載置して熱処理装置側から移替え治具上に移動さ
せ、この移替え治具により処理容器およびヒーターを搬
送して移替えるようにしたので、熱処理装置の処理容器
およびヒーターを容易に移し替えることが可能となり、
作業性の向上が図れる。
【図1】本発明の実施の形態である移替え治具を示す側
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B矢視正面図である。
【図4】処理容器を移替え治具上に移動した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】図4のC−C矢視断面図である。
【図6】枚葉式熱処理装置の全体の構成を概略的に示す
側面図である。
側面図である。
【図7】同熱処理装置の全体の構成を概略的に示す平面
図である。
図である。
【図8】同熱処理装置の要部を示す縦断面図である。
D 熱処理装置 45 移替え治具 46 治具本体 47 レール部材 71 スライドガイド 78 昇降機構
Claims (4)
- 【請求項1】 熱処理装置の処理容器およびヒーターを
移替えるための治具であって、床面上を移動可能な治具
本体と、この治具本体から熱処理装置側に掛け渡される
レール部材と、このレール部材に沿って治具本体上から
熱処理装置側へ進退移動可能に設けられ前記処理容器も
しくはヒーターを載置して移動する移動台とを備えたこ
とを特徴とする処理容器およびヒーターの移替え治具。 - 【請求項2】 前記治具本体には、治具本体から熱処理
装置側へ進退して移動台の両側部をスライド可能に案内
するスライドガイドが設けられていることを特徴とする
請求項1記載の処理容器およびヒーターの移替え治具。 - 【請求項3】 前記治具本体には、治具本体上に移動さ
れた移動台から処理容器を下方へ移動するための昇降機
構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の処
理容器およびヒーターの移替え治具。 - 【請求項4】 熱処理装置の処理容器およびヒーターを
移替える方法であって、床面上を移動可能な移替え治具
を前記熱処理装置に接近させ、この移替え治具上から熱
処理装置側に移動台を移動させ、この移動台上に前記処
理容器もしくはヒーターを載置して熱処理装置側から移
替え治具上に移動させ、この移替え治具により処理容器
およびヒーターを搬送して移替えることを特徴とする処
理容器およびヒーターの移替え方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18583498A JP2000021784A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 処理容器およびヒーターの移替え治具および移替え方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18583498A JP2000021784A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 処理容器およびヒーターの移替え治具および移替え方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000021784A true JP2000021784A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16177704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18583498A Pending JP2000021784A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 処理容器およびヒーターの移替え治具および移替え方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000021784A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010114207A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理装置 |
JP2020088351A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP18583498A patent/JP2000021784A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010114207A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理装置 |
JP2020088351A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
WO2020110682A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
JP7115966B2 (ja) | 2018-11-30 | 2022-08-09 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理装置 |
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