JP2000020992A - 光ヘッド及びこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

光ヘッド及びこれを用いた光ディスク装置

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JP2000020992A
JP2000020992A JP10199537A JP19953798A JP2000020992A JP 2000020992 A JP2000020992 A JP 2000020992A JP 10199537 A JP10199537 A JP 10199537A JP 19953798 A JP19953798 A JP 19953798A JP 2000020992 A JP2000020992 A JP 2000020992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源の光利用効率を犠牲にすることなく、かつ
簡単な構成でディスクチルトの検出を行うことができる
光ヘッドを提供する。 【解決手段】光源10から光ビームの一部を対物レンズ
1の内周部1aを介して記録/再生用光ビームとして光
ディスク20に集束させて照射し、光源10から出射さ
れる光ビームの他の一部を対物レンズ1の外周部1bを
介してディスクチルト検出のためのチルト検出用光ビー
ムとして記録/再生用光ビームの光軸に対して傾斜した
角度で光ディスク20に照射し、光ディスク20からの
チルト検出用光ビームの反射光を光検出器15で検出し
て、この光検出器15の出力信号から演算によりディス
クチルトを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録および
再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に係り、特
に光ディスクの傾きを検出する機能を有する光ヘッド及
びこれを用いた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク装置では光ヘッドを
用い、光源から出射された光ビームを対物レンズで集束
させ、光ディスクに透明基板側から入射して情報記録面
に照射し、情報記録面上に集光ビームスポットを形成
し、情報記録面からの反射光を検出することで再生を行
う。しかし、光ディスクが光ヘッドに対して傾いている
場合、つまりディスクチルトがある場合、対物レンズで
集束された光ビームは光ディスクに対して斜めに入射し
て透明基板を透過する。このとき光学的収差が発生し、
情報記録面上の光ビームスポットが歪んで正確な情報の
記録もしくは再生が困難となる。
【0003】このため、光ディスク装置を正確に安定な
動作をさせるには、光ヘッド全体をディスクチルトに対
して垂直に保つ機能を付加するか、もしくは光ヘッド内
部にディスクチルトにより発生する光学的収差を補正す
る機能を付加して、ディスクチルトを許容値内にする必
要がある。このようにディスクチルトの補正を行う場合
には、適切にディスクチルトの方向および量を検出する
ことが必要になる。
【0004】ディスクチルトの検出方式としては、特開
平8−50731号に示されるような方式がある。これ
は従来の光ヘッド構成にディスクチルトを検出するため
のチルト検出用光ビームの照射機能と光検出器を付加す
ることにより、ディスクチルトを検出する方式である。
具体的には、対物レンズへ向かう光路中にゾーンプレー
トやホログラムなどの回折素子を配置し、この回折素子
で発生した0次回折光を情報の記録/再生を行う主ビー
ムとして用い、1次回折光をチルト検出用光ビームとし
て用いる。そして、光検出器で受光したチルト検出用光
ビームの反射光からディスクチルトの検出を行う。
【0005】しかし、このディスクチルト検出方式で
は、情報の記録/再生に使用する光ビームの一部を分離
してチルト検出用光ビームを発生させるため、光源の光
利用効率が悪くなっていた。また、別のディスクチルト
検出方式として、チルト検出用光ビームのために別光源
を用し、このチルト検出用光源の両脇に配置された光検
出器を用いてディスクチルトを検出する方式もあるが、
これはディスクチルト検出系が光ヘッドの光学系とは別
系統で配置されているため、光ディスク装置が複雑・か
つ大型化し、コストも高くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ディ
スクチルトの検出のために対物レンズへ向かう光路中に
回折素子を配置する方式では、対物レンズを透過して情
報の記録/再生に使用する光ビームの一部を分離してチ
ルト検出用光ビームを発生させるため、レーザ光源の光
利用効率が悪いという問題点があり、またディスクチル
ト検出系を光ヘッドの光学系とは別系統で配置する方式
では、光ディスク装置の構成が複雑になってしまい、小
型化・低価格化を図る上で不利であるという問題点があ
った。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解消
するためになされたものであり、光源の光利用効率を犠
牲にすることなく、かつ簡単な構成でディスクチルトの
検出を行うことができる光ヘッド及びこれを用いた光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は光源から出射される光ビームのうち情報の
記録/再生に寄与しない領域のビームをディスクチルト
の検出に利用することで、光利用効率を低下させること
なく、またディスクチルト検出用の光学系を記録/再生
用の光学系と独立に設けることなく、ディスクチルトを
検出できるようにしたことを骨子とする。
【0009】すなわち、本発明に係る光ヘッドは光ビー
ムを出射する光源と、この光源から出射される光ビーム
の一部を内周部で記録/再生用光ビームとして光ディス
クに集束させて照射し、光源から出射される光ビームの
他の一部、つまり記録/再生に使用されない部分を外周
部で光ディスクの傾きを検出するためのチルト検出用光
ビームとして光ディスクに照射する対物レンズと、光デ
ィスクからのチルト検出用光ビームの反射光を検出する
機能を有する光検出器と、この光検出器の出力信号から
光ディスクの傾き(ディスクチルト)を求める演算手段
とを具備することを特徴とする。
【0010】このように対物レンズの外周部をチルト検
出用光ビームの照射に用いると、光源から出射される光
ビームのうち従来は損失となっていたビームをチルト検
出用光ビームとして用いることになるため、光源の光パ
ワーを効率良く使用することができる。すなわち、光利
用効率を低下させることなく、またディスクチルト検出
用の光学系を記録もしくは再生用の光学系と独立に設け
ることなく、簡単な構成の光検出器および演算によって
ディスクチルトを検出することが可能となる。本発明の
一つに態様によると、対物レンズの外周部はチルト検出
用光ビームを記録もしくは再生用光ビームの光軸に対し
て傾斜した角度で光ディスクに照射するように構成さ
れ、具体的には例えば円環状のプリズムまたはこれと同
様の機能を持つ回折素子により構成される。ディスクチ
ルトがあると、チルト検出用光ビームが光ディスクで反
射される際、その反射角がディスクチルトの方向にディ
スクチルトの量に応じた角度だけ変化する。従って、こ
のチルト検出用光ビームの反射光の反射角の変化を光検
出器によって検出することで、ディスクチルトの検出が
可能となる。
【0011】さらに具体的には、例えばチルト検出用光
ビームの反射光を検出レンズで集光して光検出器に導く
ようにすると、反射光のビームが光検出器上をディスク
チルトの方向にチルト量に応じた距離だけ移動する。そ
こで、光検出器として光ディスクからの記録もしくは再
生用光ビームの反射光を検出するための主検出領域の周
囲にチルト検出用光ビームの反射光を検出するための複
数の副検出領域を有する光検出器を用い、これらの副検
出領域に対応した出力信号に対して演算を行って、反射
光のビームの移動方向および移動量を検出することによ
り、ディスクチルトの検出を行うことができる。
【0012】また、上述のようにチルト検出用光ビーム
は記録もしくは再生用光ビームの光軸に対して傾斜した
角度で光ディスク上に照射され、その反射光は記録もし
くは再生用光ビームの反射光とは別の経路を辿り、しか
もチルト検出用光ビームは記録もしくは再生用光ビーム
と異なり非集束光、例えば平行光でよいため、このチル
ト検出用光ビームにより誤って光ディスク上の情報が再
生されてしまうことはない。さらに、チルト検出用光ビ
ームが非集束光でよいことから、光ディスクが相変化媒
体や光磁気媒体などの記録・再生可能な媒体である場
合、チルト検出用光ビームにより誤って記録を行うこと
もない。
【0013】本発明の他の態様によれば、対物レンズの
外周部はチルト検出用光ビームを記録もしくは再生用光
ビームの焦点位置と異なる位置に焦点を結ぶように、す
なわち、記録もしくは再生用光ビームがフォーカス状態
で照射されるのに対し、チルト検出用光ビームはデフォ
ーカス状態で光ディスクに照射するように構成される。
より具体的には、対物レンズの外周部は内周部のレンズ
領域の焦点距離と異なる複数のレンズを円周方向に沿っ
て配列して構成され、これらのレンズを介してフォーカ
ス状態でチルト検出用光ビームを光ディスクに照射す
る。これら複数のレンズは、回折素子で構成されてもよ
い。
【0014】ここで、ディスクチルトがない場合は、対
物レンズの外周部の複数のレンズを通過した各々のチル
ト検出用光ビームは同じデフォーカス状態となるが、デ
ィスクチルトがあると、各々のチルト検出用光ビームの
デフォーカス状態はディスクチルトの方向および量に応
じて相対的に変化する。これに伴い、ディスクチルトの
生じた方向にある複数のチルト検出用光ビームの反射光
の光検出器上でのビーム径が異なってくるので、このビ
ーム径の大きさの変化を光検出器によって検出すること
で、ディスクチルトの検出が可能となる。
【0015】より具体的には、例えばチルト検出用光ビ
ームの反射光を検出レンズで集光して光検出器に導くよ
うにすると、光検出器上でディスクチルトの方向に位置
する反射光のビーム径が相対的に変化するので、光ディ
スクからの記録もしくは再生用光ビームの反射光を検出
するための主検出領域の周囲にチルト検出用光ビームの
反射光を検出するための複数の副検出領域を有する光検
出器を用い、これらの副検出領域に対応した出力信号に
対して演算を行って、このようなビーム径の変化を検出
することにより、ディスクチルトの検出を行うことがで
きる。
【0016】また、これらのチルト検出用光ビームは副
検出領域に入射するため、チルト検出用光ビームにより
誤って光ディスク上の情報が再生されてしまうことはな
い。さらに、チルト検出用光ビームは記録もしくは再生
用光ビームと異なり、デフォーカス状態で光ディスク上
に照射されるので、誤って光ディスク上に記録がなされ
るようなこともない。
【0017】さらに、本発明によると上述したようなチ
ルト検出機能を有する光ヘッドと、この光ヘッドにおけ
るチルト検出結果に基づいてディスクチルトを補正する
チルト補正手段を備えた光ディスク装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、具体的な実施の形態を説明
する前に、図1を用いて本発明によるディスクチルト検
出の原理を述べる。一般に、光ディスク装置の光ヘッド
では、図1に示すように光源(典型的には半導体レー
ザ)10から出射された光ビームのうち、中央の一部の
み、つまりビーム径(1/e2 での直径=ピーク強度に
対して、約13.5%以上の光強度を持つ領域のビーム
径)のうちの一部のみを対物レンズ1で集束して光ディ
スク上に照射することにより、情報の記録/再生を行
う。従って、光源10からの光ビームのうちビーム径か
ら対物レンズ1の径を除いた対物レンズ1の外側の斜線
で示す領域は、記録/再生に利用されず、この部分のビ
ームのエネルギーがいわゆる光量損となっている。
【0019】ここで本発明は、光源10から出射される
光ビームのうち、従来は対物レンズに入射させずに光量
損となっていた領域のビームをディスクチルトの検出に
利用する。このようにすると、本来光ディスクに照射さ
れるべき光ビームの一部を分離してディスクチルト検出
に利用する場合に比較して光利用効率が向上する。ま
た、光ヘッドとは別にディスクチルト検出専用の光源を
必要としないため、光ディスク装置全体の構成が簡単と
なる。
【0020】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を説明する。 (第1の実施形態)図2に、本発明の第1実施形態に係
る光ディスク装置における光ヘッドの要部の構成を示
す。図2において、光源10は例えば半導体レーザであ
り、この光源10から出射した光ビームは、コリメータ
レンズ11でコリメートされた後、ハーフプリズム12
を透過し、対物レンズ1を介して光ディスク20の情報
記録面21上に照射される。光ディスク20は記録再生
専用ディスクでも記録・再生可能ディスクでもよく、前
者の場合は情報記録面21にアルミニウム膜などの反射
膜が形成され、後者の場合は情報記録面21に相変化膜
や光磁気膜などが形成される。
【0021】対物レンズ1は、レンズ支持部5により支
持されている。対物レンズ1は、図3に示すように内周
部1aが通常のレンズ、外周部1bが円環状のプリズム
となっている。ここで、対物レンズ1のうち内周部1a
は記録または再生あるいはその両方を行うための光ビー
ム(以下、記録/再生用光ビームという)の集束に用い
られ、外周部1bは光ヘッドに対する光ディスク10の
傾き(以下、ディスクチルトという)を検出するための
チルト検出用光ビームの照射に用いられる。
【0022】半導体レーザ光源10から出射される光ビ
ームの一部は、対物レンズ1の内周部1aにより情報記
録面21に記録/再生用光ビームとして集束・照射さ
れ、他の一部、つまり記録/再生用光ビームとして使用
されず従来は光量損となっていた領域のビームは、対物
レンズ1の外周部1bにより平行光のチルト検出用光ビ
ームとして情報記録面21に照射される。情報記録面2
1に照射された光ビームは情報記録面21で反射され、
その反射光は対物レンズ1の内周部1aを照射光と逆方
向に通過してハーフプリズム12に導かれ、ハーフプリ
ズム12で反射された後、検出レンズ13を介してディ
スクチルト検出機能を有する光検出器15に入射する。
【0023】光検出器15は、図4(a)または(b)
に示すように5つの検出領域d0,d1〜d4を有し、
記録/再生用光ビームとチルト検出用光ビームのそれぞ
れの反射光を検出する。すなわち、中央の主検出領域d
0は記録/再生用光ビームの反射光を検出し、周辺の9
0°間隔で配置された4つの副検出領域d1〜d4はチ
ルト検出用光ビームの反射光を検出する。図4(a)で
は副検出領域d1〜d4はそれぞれ一つの検出面で構成
されているが、図4(b)ではそれぞれが二分割検出面
からなる。光検出器15の主検出領域d0および副検出
領域d1〜d4にそれぞれ対応する出力信号は、図示し
ない演算回路に入力され、主検出領域d0に対応する出
力信号から情報記録面21に記録された情報の再生信号
が求められ、また副検出領域d1〜d4に対応する4つ
の出力信号に対する演算によってディスクチルトが検出
される。
【0024】図3に示したように、対物レンズ1の外周
部1bは円環状のプリズムであり、このプリズムの断面
形状は台形である。従って、チルト検出用光ビームは対
物レンズ1の外周部の1bにより屈折されて、記録/再
生用光ビームの光軸に対して傾きを持った平行光として
情報記録面21上に照射される。このチルト検出用光ビ
ームが情報記録面21によって反射されるときの反射方
向と反射角は、光ディスク20のチルト方向およびチル
ト量に応じて変化する。そこで、本実施形態ではチルト
検出用光ビームの反射光の反射方向およびの反射角の変
化を利用して、光ディスク20のディスクチルト(チル
ト方向およびチルト量)を検出する。
【0025】次に、図5を参照して本実施形態における
ディスクチルトの検出動作を具体的に説明する。光源1
0より出射され、ハーフプリズム12を経て対物レンズ
1の外周部1bを通過したチルト検出用光ビームは、光
ディスク20の情報記録面21で反射されて対物レンズ
1の外周部1bに逆方向から入射し、さらに検出レンズ
13を経て光検出器15に至る。このときチルト検出用
光ビームは、記録/再生用光ビームの光軸に対して傾い
ているため、その反射光は検出レンズ13に対して斜め
に入射する。このためチルト検出用光ビームの反射光
は、光検出器15上において図5に示すようにドーナツ
状に集光される。
【0026】このようにチルト検出用光ビームが記録/
再生用光ビームの光軸に対して傾いていると、光検出器
15上において記録/再生用光ビームの反射光とは異な
る位置にチルト検出用光ビームの反射光が集光される。
ここで、図5(a)は光ディスク20にチルトがない場
合の記録/再生用光ビームおよびチルト検出用光ビーム
の反射光の光ビーム15上での集光状態を示し、図5
(b)(c)はそれぞれ光ディスク20にラジアル方向
およびタンジェンシャル方向のチルトがある場合の記録
/再生用光ビームおよびチルト検出用光ビームの反射光
の光ビーム15上での集光状態を示している。
【0027】ディスクチルトがあると、つまり光ディス
ク20が光ヘッドに対して傾くと、情報記録面21にお
けるチルト検出用光ビームの反射角がディスクチルトの
方向に変化し、その反射光の検出レンズ13への入射角
も変化する。このとき、図5(b)または(c)に示さ
れるように、光検出器15上にドーナツ状に集光された
チルト検出用光ビームの反射光は、光ディスク20のチ
ルト方向に沿って光検出器15上を移動する。
【0028】光検出器15の副検出領域d1〜d4が図
4(a)に示したようにそれぞれ一つの検出面から構成
される場合を例に説明すると、例えば光ディスク20が
ラジアル方向に傾斜した場合は、図5(b)に示される
ように、光検出器15上のチルト検出用光ビームの反射
光がラジアル方向に移動することによって、ラジアル方
向の直線上に位置する二つの副検出領域d1とd3の出
力に差が生じる。従って、これらの副検出領域d1とd
3の出力の差を検出することにより、ラジアル方向のデ
ィスクチルト量を検出することができる。
【0029】また、光ディスク20がタンジェンシャル
方向に傾斜した場合は、図5(c)に示されるように、
光検出器15上のチルト検出用光ビームの反射光もタン
ジェンシャル方向に移動し、タンジェンシャル方向の直
線上に位置する二つの副検出領域d2とd4の出力に差
が生じるため、これらの副検出領域d2とd4の出力の
差を検出することにより、ラジアル方向のディスクチル
ト量を検出することができる。
【0030】さらに、光ディスク20がラジアル方向お
よびタンジェンシャル方向の両方に傾斜した場合も、同
様に副検出領域d1とd3の出力の差、副検出領域d2
とd4の出力の差を検出することで、これら両方向のデ
ィスクチルト量を検出することができる。
【0031】一方、光検出器15の副検出領域d1〜d
4が図4(b)に示したように二分割検出面で構成され
ている場合、具体的には、ラジアル方向の直線上に位置
する副検出領域d1,d3がラジアル方向に二分割さ
れ、タンジェンシャル方向の直線上に位置する副検出領
域d2,d4がタンジェンシャル方向に二分割されてい
る場合は、それぞれの副検出領域の出力から二分割検出
面に対応した二つの出力の差を求め、以後上記同様にd
1とd3の出力の差、副検出領域d2とd4の出力の差
を検出することでラジアル方向およびタンジェンシャル
方向のディスクチルトを求めることができる。
【0032】なお、本実施形態では対物レンズ1の外周
部1bを円環状のプリズムとしているが、本発明の効果
を得るためにはチルト検出用光ビームが記録/再生用光
ビームの光軸に対して傾いて光ディスク20に照射する
機能を持っていればよい。従って、対物レンズ1の外周
部1bはプリズムと同様の機能を持つ回折素子でもよ
い。このようにすることにより、光検出器15上におい
て記録/再生用光ビームとは異なる位置でチルト検出用
光ビームを検出することができる。
【0033】また、ディスクチルト量の検出感度は、対
物レンズ1の外周部1bの幅と外周部1bを透過する際
の屈折角、検出レンズ13の焦点距離、光検出器15に
おける副検出領域d1〜d4の大きさ等により自由に設
定することができる。
【0034】このように本実施形態によれば、対物レン
ズ1の外周部1bを利用してチルト検出用光ビームを光
ディスク20に照射することにより、光源10の光利用
効率を低下させることなく、またディスクチルト検出用
の専用の光学系を必要とすることなしにディスクチルト
を検出することができる。
【0035】また、チルト検出用光ビームは記録/再生
用光ビームの光軸に対して傾斜した角度で光ディスク2
0上に照射され、かつその反射光は記録/再生用光ビー
ムの反射光とは別の経路を辿り、副検出領域d1〜d4
に入射するため、チルト検出用光ビームにより誤って光
ディスク20上の情報が再生されてしまうことはなく、
さらにチルト検出用光ビームが非集束光でよいために、
光ディスク20が相変化媒体や光磁気媒体などの記録・
再生可能な媒体である場合、チルト検出用光ビームによ
り誤って記録を行うおそれもない。
【0036】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態に係る光ディスク装置における光ヘッドの要
部の構成を示す図である。図1と同一部分に同一符号を
付して説明すると、本実施形態では光検出器15の副検
出領域d1〜d4で検出するチルト検出用光ビームの反
射光と、主検出領域d0で検出する記録/再生用光ビー
ムの反射光を正確に分離するために、対物レンズ1の内
周部1aと外周部1bの境界に光が入射しないように、
遮光リング31を対物レンズ1の前に挿入して、対物レ
ンズ1の内周部1aと外周部1bの境界を明確にするよ
うにした点が第1の実施形態と異なっている。
【0037】また、このような遮光リング31を用いる
代わりに、図7に示すように対物レンズ1の内周部1a
と外周部1bの境界上に遮光領域32を形成して、対物
レンズ1の外周部1bにおいてチルト検出用光ビームと
して使用する領域と使用しない領域との境界を明確にし
てもよい。
【0038】さらに、図8に示すようにチルト検出用光
ビームの反射光が入射しない光検出器15上の領域に対
応する対物レンズ1上の領域に遮光領域33を形成し
て、対物レンズ1の内周部1aと外周部1bの境界を明
確にしてもよい。
【0039】(第3の実施形態)図9に、本発明の第3
に係る実施形態として、第1の実施形態で説明した光ヘ
ッドを備えた光ディスク装置の構成を示す。
【0040】本実施形態では、図に示した第1の実施形
態の光ヘッドに、対物レンズ1に取り付けられマグネッ
ト40とこれに対向して設けられた駆動コイル41から
なるレンズアクチュエータおよび駆動コイル41のため
の駆動回路45と、光検出器15の出力信号からディス
クチルトの検出を行う演算回路46を追加し、この演算
回路46の出力に基づいて駆動回路45を制御すること
により、ディスクチルトの補正を行うようにしたもので
ある。
【0041】マグネット40および駆動コイル41は、
対物レンズ1の光軸に対して非対称の駆動力を光軸方向
(フォーカス方向)に発生するように対物レンズ1の周
囲の複数個所、例えばラジアル方向両端の2個所とタン
ジェンシャル方向両端の2個所に設置される。そして、
演算回路46の出力に従ってディスクチルトの方向とチ
ルト量に応じて駆動回路45によって駆動コイル41に
電流が供給されることにより、ディスクチルトの補正が
行われる。なお、マグネット40および駆動コイル41
はフォーカシング制御用の素子と共用してもよいし、デ
ィスクチルトの補正専用に設けてもよい。
【0042】(第4の実施形態)図10に、本発明の第
4の実施形態に係る光ディスク装置における光ヘッドの
要部の構成を示す。図1と同一部分に同一符号を付して
第2の実施形態との相違点を説明すると、レンズ支持部
6により支持された対物レンズ2は、図11に示すよう
に内周部2aについては第1の実施形態と同様に通常の
レンズであるが、外周部2aは光ディスク20のラジア
ル方向、タンジェンシャル方向に沿ってそれぞれ2個ず
つ配置された4つのレンズ51〜54(以下、内周部2
aのレンズと区別するため、便宜上マイクロレンズと称
する)を有する。
【0043】これら4つのマイクロレンズ51〜54は
全て同じ焦点距離を持ち、さらに対物レンズ2の内周部
2aとは異なる焦点距離を持つ。従って、マイクロレン
ズ51〜54によりチルト検出用光ビームとして4つの
ビームが形成され、デフォーカス状態で光ディスク10
に情報記録面21に照射される。情報記録面21で反射
された4つのチルト検出用光ビームは、マイクロレンズ
51〜54を光ディスク29への入射光と逆方向に透過
した後、ハーフプリズム12で反射され、検出レンズ1
4を介して光検出器16に導かれる。
【0044】光検出器16は、図4(a)または(b)
と同様に、図12に示すように中央の主検出領域d5で
記録/再生用光ビームの反射光を検出し、周辺の副検出
領域d6〜d9でチルト検出用光ビームの反射光を検出
するように構成される。
【0045】次に、図12および図13を用いて本実施
形態におけるディスクチルトの検出動作を説明する。図
12(a)は光ディスク20にチルトがない場合の記録
/再生用光ビームおよびチルト検出用光ビームの反射光
の光ビーム16上の集光状態を示し、図12(b)
(c)はそれぞれ光ディスク20にラジアル方向および
タンジェンシャル方向のチルトがある場合の記録/再生
用光ビームおよびチルト検出用光ビームの反射光の光ビ
ーム16上の集光状態を示している。また、図13
(a)(b)はディスクチルトがない場合およびディス
クチルトがある場合のチルト検出用光ビームのフォーカ
スずれの変化を示している。
【0046】まず、光ディスク20のチルトがない場
合、対物レンズ2の外周部2bの4つのマイクロレンズ
51〜54の各々と光ディスク20との距離が同じなの
で、情報記録面21で反射するときの4つのチルト検出
用光ビームは図13(a)に示すように同じデフォーカ
ス状態になる。
【0047】これに対し、光ディスク20が傾くと、4
つのマイクロレンズ51〜54の各々と光ディスク20
との距離が異なるため、図13(b)に示すように4つ
のチルト検出用光ビームが光ディスク20の情報記録面
21で反射するときのデフォーカス状態はそれぞれ異な
った変化を示す。このため4つのチルト検出用光ビーム
が情報記録面21で反射し、マイクロレンズ51〜54
を透過した後に、光検出器16に向かって進むとき、4
つのチルト検出用光ビームの反射光の焦点を結ぶ距離が
変化する。
【0048】このように4つのチルト検出用光ビームの
反射光の焦点を結ぶ距離が変化すると、光検出器16上
のそれぞれの反射光のビーム径の大きさも変化する。す
なわち、光ディスク20のディスクチルト(方向および
チルト量)に応じて、4つのチルト検出用光ビームの光
検出器16上のビーム径が変化する。そこで、これら4
つのチルト検出用光ビームの光検出器上16上でのビー
ム径の変化を利用して光ディスク20のディスクチルト
を検出する。
【0049】さらに詳しく説明すると、情報記録面21
からのチルト検出用光ビームの反射光は、対物レンズ2
の外部レンズ部2bを通り、ハーフプリズム12および
検出レンズ14を経て光検出器15に至る。このとき、
4つのチルト検出用光ビームの反射光は、光検出器16
上において図12(a)(b)(c)のように集光され
る。このように、4つのレンズ51〜54の焦点距離が
対物レンズ2の内周部2aとは異なる焦点距離を持つ場
合、光検出器16上において記録/再生用光ビームの反
射光とは異なる位置に4つのチルト検出用光ビームの反
射光を集光させることが可能になる。ここで、図12
(a)は光ディスク20にチルトがない場合の4つのチ
ルト検出光ビームの反射光の入射状態であり、図12
(b)(c)はそれぞれ光ディスク20にラジアル方向
およびタンジェンシャル方向のチルトがある場合の4つ
のチルト検出光ビームの反射光の入射状態である。
【0050】例えば、光ディスク20がラジアル方向に
傾くと、4つのマイクロレンズ51〜54のうちラジア
ル方向の直線上に位置する二つマイクロレンズ51,5
3と光ディスク20との距離が変化するため、これらの
マイクロレンズ51,53をそれぞれ通る2つのチルト
検出用光ビームが情報記録面21で反射するときのそれ
ぞれのデフォーカス状態が変化する。この結果、図12
(b)に示されるように、光ディスク20のラジアル方
向に光検出器16上のチルト検出用光ビームの反射光の
ビーム径が変化する。従って、光ディスク16のラジア
ル方向の直線上に位置する二つの副検出領域d6とd8
の出力に差が生じるため、これらの副検出領域d6とd
8の出力の差を検出することにより、ラジアル方向のデ
ィスクチルト量を検出することができる。
【0051】また、光ディスク20がタンジェンシャル
方向に傾斜した場合は、タンジェンシャル方向の直線上
の2つのマイクロレンズ52,54と光ディスク20と
の距離が変化することにより、これらのマイクロレンズ
52,54をそれぞれ通る2つのチルト検出用光ビーム
が情報記録面21で反射するときのそれぞれのデフォー
カス状態が変化し、図12(c)に示されるように、光
ディスク20のタンジェンシャル方向に光検出器16上
のチルト検出用光ビームの反射光のビーム径が変化す
る。この結果、光ディスク16のタンジェンシャル方向
に並ぶ副検出領域d7とd9の出力に差が生じるため、
これらの副検出領域d7とd9の出力の差を検出するこ
とにより、タンジェンシャル方向のディスクチルト量を
検出することができる。
【0052】さらに、光ディスク20がラジアル方向お
よびタンジェンシャル方向の両方に傾斜した場合も、同
様に副検出領域d6とd8の出力の差、副検出領域d7
とd9の出力の差を検出することで、これら両方向のデ
ィスクチルト量を検出することができる。
【0053】一方、光検出器16の副検出領域d6〜d
9が図4(b)と同様に二分割検出面で構成されている
場合、具体的にはラジアル方向の直線上に位置する副検
出領域d6,d8がラジアル方向に二分割され、タンジ
ェンシャル方向の直線上に位置するに副検出領域d7,
d9がタンジェンシャル方向に二分割されている場合
は、それぞれの副検出領域の出力を二分割検出面に対応
した二つの出力の差として求め、以後上記同様にd6と
d8の出力の差、副検出領域d7とd9の出力の差を検
出することでラジアル方向およびタンジェンシャル方向
のディスクチルトを求めることができる。
【0054】なお、本実施形態における対物レンズ2の
外周部2b上の4つのマイクロレンズ51〜54の焦点
距離は必ずしも等しい必要はなく、要するにディスクチ
ルトがある場合に光検出器16上のビーム径が変化し、
その変化量を検出できればよい。また、光ディスクのチ
ルト検出感度は、これらマイクロレンズ51〜54の焦
点距離と、光検出器16上の各々の検出領域の大きさに
より自由に設定することができる。
【0055】ところで、光ディスク20にチルトが生じ
ると、光ディスク20と対物レンズ2の外周部2b上の
4つのマイクロレンズ51〜54の距離が変化する。本
実施形態では光検出器16上のチルト検出用光ビームの
反射光のビーム径の変化量を検出している、これは光デ
ィスク20とこれらマイクロレンズ51〜54との距離
を検出していることに等しい。従って、本実施形態にお
ける対物レンズ2の外周部2b上のマイクロレンズ51
〜54は、光ディスク20との距離を検出できる機能を
持つ回折素子、例えばフレネルレンズに置き換えてもよ
い。
【0056】このように本実施形態においても、対物レ
ンズ2の外周部2bを利用してチルト検出用光ビームを
光ディスク20に照射することにより、光源10の光利
用効率を低下させることなく、またディスクチルト検出
用の専用の光学系を必要とすることなしにディスクチル
トを検出することができる。
【0057】さらに、チルト検出用光ビームは副検出領
域に入射するため、誤って光ディスク20上の情報が再
生されてしまうようなことはない。また、チルト検出用
光ビームは記録もしくは再生用光ビームと異なり、デフ
ォーカス状態で光ディスク20上に照射されるので、誤
って光ディスク20上に記録がなされるようなこともな
い。
【0058】(第5の実施形態)図14は、本発明の第
5の実施形態に係る光ディスク装置における光ヘッドの
要部の構成を示す図である。図19と同一部分に同一符
号を付して説明すると、本実施形態では光検出器16の
副検出領域d6〜d9で検出するチルト検出用光ビーム
の反射光と、主検出領域d5で検出する記録/再生用光
ビームの反射光を正確に分離するために、対物レンズ2
の内周部2aと外周部2bの境界に光が入射しないよう
に遮光リング61を対物レンズ2の前に挿入して、対物
レンズ2の内周部2aと外周部2bの境界を明確にする
ようにした点が第4の実施形態と異なっている。
【0059】また、このように遮光リング61を用いる
代わりに、図15に示すように対物レンズ2の内周部2
aと外周部2bの境界上に遮光領域62を形成して、対
物レンズ2の内周部2aと外周部2bの境界を明確にし
てもよい。
【0060】さらに、図16に示すようにチルト検出用
光ビームの反射光が入射しない光検出器16上の領域に
対応する対物レンズ2上の領域に遮光領域63を形成し
て、対物レンズ2の内周部2aと外周部2bの境界を明
確にしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば本
来は記録/再生用光ビームの集束・照射に用いられてい
た対物レンズのうち、記録/再生用光ビームの集束・照
射に用いられない外周部をチルト検出用光ビームの照射
に用いることにより、光源の光利用効率を低下させるこ
となく、しかもディスクチルト検出用の光学系を記録/
再生用の光学系と別に設けることなく、簡単な光検出器
と演算を用いてディスクチルトを確実に検出することが
でき、またディスクチルトの感度を容易に高めることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクチルト検出の原理を説明
するための図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る光ヘッドの構成
を示す図
【図3】第1の実施形態における対物レンズの構成を示
す図
【図4】第1の実施形態におけるチルト検出機能を有す
る光検出器の構成を示す図
【図5】第1の実施形態における光検出器上に入射する
チルト検出用ビームの反射光のディスクチルトによる変
化を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態に係る光ヘッドの構成
を示す図
【図7】第2の実施形態における遮光処理の一例を示す
【図8】第2の実施形態における遮光処理の他の例を示
す図
【図9】本発明の第3の実施形態に係る光ディスク装置
の構成を示す図
【図10】本発明の第4の実施形態に係る光ヘッドの構
成を示す図
【図11】第4の実施形態における対物レンズの構成を
示す図
【図12】第4の実施形態におけるチルト検出機能を有
する光検出器の構成と光検出器上に入射するチルト検出
用ビームの反射光のディスクチルトによる変化を示す図
【図13】第4の実施形態におけるディスクチルトがな
い場合とある場合のチルト検出用光ビームのフォーカス
ずれの変化を示す図
【図14】本発明の第5の実施形態に係る光ヘッドの構
成を示す図
【図15】第5の実施形態における遮光処理の一例を示
す図
【図16】第2の実施形態における遮光処理の他の例を
示す図
【符号の説明】
1,2…対物レンズ 1a,2a…内周部 1b,2b…外周部 5,6…レンズ支持部 10…光源(半導体レーザ) 11…コリメータレンズ 12…ハーフプリズム 13,14…検出レンズ 15,16…チルト検出機能を有する光検出器 d0,d5…主検出領域 d1〜d4,d6〜d9…チルト検出のための副検出領
域 20…光ディスク 21…情報記録面 31…遮光リング 32,33…遮光領域 40…マグネット 41…駆動コイル 45…駆動回路 46…演算回路 51〜54…マイクロレンズ 61…遮光リング 62,63…遮光領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを出射する光源と、 前記光源から出射される光ビームの一部を周部で記録/
    再生用光ビームとして光ディスクに集束させて照射し、
    前記光源から出射される光ビームの他の一部を外周部で
    前記光ディスクの傾きを検出するためのチルト検出用光
    ビームとして前記光ディスクに照射する対物レンズと、 前記光ディスクからの前記チルト検出用光ビームの反射
    光を検出する機能を有する光検出器と、 前記光検出器の出力信号から前記光ディスクの傾きを求
    める演算手段とを具備することを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】前記対物レンズの外周部は、前記チルト検
    出用光ビームを前記記録/再生用光ビームの光軸に対し
    て傾斜した角度で前記光ディスクに照射するように構成
    されることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】前記対物レンズの外周部は、前記チルト検
    出用光ビームを前記記録/再生用光ビームの焦点位置と
    異なる位置に焦点を結ぶように前記光ディスクに照射す
    るように構成されることを特徴とする請求項1記載の光
    ヘッド。
  4. 【請求項4】前記光検出器は、前記光ディスクからの前
    記記録/再生用光ビームの反射光を検出するための主検
    出領域の周囲に前記チルト検出用光ビームの反射光を検
    出するための複数の副検出領域を有し、 前記演算手段は、前記光検出器の前記副検出領域に対応
    した出力信号に対して演算を行うことにより前記光ディ
    スクの傾きを求めることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項記載の光ヘ
    ッドと、前記演算手段の演算結果に基づいて前記光ディ
    スクの傾きを補正する傾き補正手段と具備することを特
    徴とする光ディスク装置。
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WO2003105143A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 松下電器産業株式会社 傾き検出装置、光ヘッド、光情報処理装置、コンピュータ、映像記録装置、映像再生装置、及びカーナビゲーションシステム
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