JP2000020571A - 論理回路の解析方法、論理回路の解析装置、および論理回路の解析方法を記録した媒体 - Google Patents

論理回路の解析方法、論理回路の解析装置、および論理回路の解析方法を記録した媒体

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JP2000020571A
JP2000020571A JP10187941A JP18794198A JP2000020571A JP 2000020571 A JP2000020571 A JP 2000020571A JP 10187941 A JP10187941 A JP 10187941A JP 18794198 A JP18794198 A JP 18794198A JP 2000020571 A JP2000020571 A JP 2000020571A
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Yoshiaki Nakade
美彰 中出
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の論理回路の解析方法では、不定値生成
の原因となるイベントが発生した時刻およびそのイベン
トの発生源とを即座に求めることができなかった。 【解決手段】 本発明の論理回路の解析方法は、複数の
ノードを含む論理回路情報を入力するステップと、複数
のノードの各々で発生したイベントを検知するステップ
と、検知したイベントに関連するイベント情報を生成す
るステップと、イベント情報に基づいて不具合の発生し
た時刻情報および不具合の発生したノードの位置情報を
含む参照イベント情報を生成するステップと、参照イベ
ント情報を記憶するステップとを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の解析方
法、論理回路の解析装置、および論理回路の解析方法を
記録した媒体に関する。特に、半導体集積回路の論理検
証において、不定値が生成される原因を解析するための
方法、装置、および媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の論理検証としては、シ
ミュレーションの結果を期待値と比較する動的解析技術
を用いる手法や、二分枝や論理式などによって2つの回
路が論理的に等価であるかどうかを調べる静的解析技術
を用いる手法があり、従来より一般的に行われている。
静的解析技術は、基本的に、値として「0」と「1」の
みを許す2値論理に基づいているため、実際の回路で問
題となる不定値(通常、値「X」で表す)の解析には適
さない。
【0003】動的解析技術では、不定値を含む多値論理
を扱うことができる。しかし、実際に半導体集積回路の
論理検証を行うには、時間情報を伴うデータを解析しな
ければならない。このため、解析結果が期待される値と
一致しない場合、その原因を求めるには困難が伴う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不定論理の生成される
原因を解析するための方式として、特開平5−1351
32号公報に記載された方式や、特開平8−16646
号公報に記載されたシステムなどがある。
【0005】前者はある信号がある時刻に不定となった
原因を過去のシミュレーション結果から求めている。こ
の結果、必要となる記憶容量は、シミュレーション時間
に比例して増加する。また、原因を直接関係する信号の
中から遂次的に求めているため、根本的な原因を即座に
求めることは不可能であり、求めた原因が回路の他の部
分に与えている影響を評価することもできない。
【0006】後者は、各ネットで不定値を取った回数を
記憶し、これを定量的に評価するだけである。このた
め、統計的な解析結果しか得られず、ある信号がある時
刻に不定となった原因を求めることはできない。
【0007】本発明は、従来の論理回路の解析方法を改
良して、上述のような問題点を取り除き、不定値生成の
原因となるイベントが発生した時刻およびそのイベント
の発生源とを即座に求めることが可能な論理回路の解析
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の論理回路の解析
方法は、複数のノードを含む論理回路情報を入力するス
テップと、該複数のノードの各々で発生したイベントを
検知するステップと、該検知したイベントに関連するイ
ベント情報を生成するステップと、該イベント情報に基
づいて不具合の発生した時刻情報および不具合の発生し
たノードの位置情報を含む参照イベント情報を生成する
ステップと、該参照イベント情報を記憶するステップと
を包含し、これにより、上記目的が達成される。
【0009】本発明の論理回路の解析装置は、複数のノ
ードを含む論理回路を解析する論理回路の解析装置であ
って、該複数のノードの各々で発生したイベントを検知
し、該検知されたイベントに関連するイベント情報を生
成するイベント検知部と、該イベント情報に基づいて不
具合の発生した時刻情報および不具合の発生したノード
の位置情報を含む参照イベント情報を生成するイベント
判定部と、該参照イベント情報を記憶する記憶部とを備
え、これにより、上記目的が達成される。
【0010】前記イベント情報は、イベントを検知した
時刻情報と、イベントを検知したノードにおける信号の
値と、イベントの原因となった別のノードの位置と、イ
ベントの原因となった別のノードにおける信号の値とを
含み、前記参照イベント情報は、不具合の発生したノー
ドでの信号の値をさらに含んでもよい。
【0011】前記イベント情報は、イベントを検知した
時刻情報と、イベントを検知したノードにおける信号の
値と、イベントの原因となった別のノードの位置と、イ
ベントの原因となった別のノードにおける信号の値とを
含み、前記不具合の発生したノードに対応する前記参照
イベント情報は、不具合の発生した時刻情報および不具
合の発生したノードの位置情報を含むように更新され、
前記不具合の発生したノードに対応しない前記参照イベ
ント情報は、一定の値を含むように更新されてもよい。
【0012】前記論理回路の解析装置は、前記記憶部に
記憶された前記参照イベント情報に基づいた情報を表示
する表示部をさらに備えてもよい。
【0013】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、複数のノードを含む論理回路情報を入力するス
テップと、該複数のノードの各々で発生したイベントを
検知するステップと、該検知したイベントに関連するイ
ベント情報を生成するステップと、該イベント情報に基
づいて不具合の発生した時刻情報および不具合の発生し
たノードの位置情報を含む参照イベント情報を生成する
ステップと、該参照イベント情報を記憶するステップと
をコンピュータに実行させるプログラムを記録し、これ
により、上記目的が達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の解析装置1の構成を示す。解析装置1は、複数の
ノードを含む論理回路を解析する。
【0015】解析装置1は、入力部100と、イベント検
知部101と、イベント判定部102と、記憶部103とを備え
ている。
【0016】イベント検知部101には、入力部100から、
複数のノードを含む論理回路情報10が入力される。イベ
ント検知部101は、複数のノードの各々で発生するイベ
ントを検知し、その検知したイベントに関連するイベン
ト情報11を生成する。
【0017】イベント情報11は、イベントを検知した時
刻Tと、イベントを検知したノード名Net、ノードNetに
おける信号の値Valと、イベントの原因となったノード
名cfNetと、イベントの原因となった信号の値cfValとを
含んでいる。イベントの原因となった信号の値cfVal
は、イベントの原因となったノードcfNetにおける信号
の値である。
【0018】イベント情報11は、複数のノードのうちの
あるノードと別のノードとの因果関係を情報としてさら
に含んでいてもよい。
【0019】各ノードにおいて、信号は、値「0」およ
び値「1」のいずれかをとるか、もしくは「0」でも
「1」でもない値をとる。あるノードで「0」でも
「1」でもない値をとったとき、これを不定値をとった
と表現する。不定値をとったとき、値「X」をとったと
表記する。また、あるノードで「0」か「1」の値をと
ったとき、これを定数値をとったと表現する。
【0020】あるノードにおける信号の値が、「0」、
「1」、「X」の間で変化したとき、イベントを検知し
たと表現する。例えばノードNetにおける信号の値Valが
それまで「0」であり、時刻Tに信号の値Valが「1」
に変化したとすると、これを時刻TにノードNetでイベ
ントを検知したと表現する。
【0021】ノードNetにおける信号の値が「0」もし
くは「1」から「X」に変化するような、イベントを検
知したとき、これをノードNetで不具合が発生したと表
現する。
【0022】逆に、ノードNetにおける信号の値が
「X」、「0」、「1」のいずれかから「0」もしくは
「1」に変化するような、イベントを検知したとき、こ
れをノードNetで不具合が発生しなかったと表現する。
【0023】記憶部103には、参照イベント情報13が予
め記憶されている。
【0024】参照イベント情報13は、不具合の原因を生
じさせるイベントが検知された時刻cfTと、不具合の原
因を生じさせるイベントを検知したノードの位置情報cf
N2とを含んでいる。ノード名Netをキーとして、不具合
の原因を生じさせるイベントが検知された時刻cfTと、
不具合の原因を生じさせるイベントを検知したノードの
位置情報cfN2とを、検索することができ、さらに読み出
しすることもできる。
【0025】参照イベント情報13は、イベントを検知し
たノードNetにおける信号の値Valをさらに含む。
【0026】イベント判定部102は、イベント情報11を
評価した結果に基づいて、記憶部103に記憶された参照
イベント情報13を更新する。参照イベント情報13の更新
の詳細については、後述する。
【0027】解析装置1は、表示イベント情報15を表示
する表示部104をさらに備えている。表示イベント情報1
5は、記憶部103に記憶された参照イベント情報13に基づ
いた情報である。
【0028】表示部104は、表示ネット情報14を記憶部1
03へ送信することで、表示イベント情報15を受け取り、
これを表示する。表示ネット情報14を設計者が外部から
入力することで、記憶部103から表示ネット情報14を読
み出し、これを表示してもよい。
【0029】イベントを検知したノード名Net、不具合
の原因を生じさせるイベントを生じさせるイベントを検
知した時刻cfT、不具合の原因を生じさせるイベントを
検知したノードの位置情報cfN2などをキーとなる表示ネ
ット情報14として、表示部104から記憶部103へ渡すこと
で、表示イベント情報15を表示することができる。キー
となる表示ネット情報14としては、記憶部103に記憶さ
れている参照イベント情報13に含まれる情報であれば、
どれでもよい。また、参照イベント情報13に含まれる複
数の情報を、キーとなる表示ネット情報14として入力し
てもよい。
【0030】表示される表示イベント情報15としては、
イベントを検知したノード名Net、不具合の原因を生じ
させるイベントを生じさせるイベントを検知した時刻cf
T、不具合の原因を生じさせるイベントを検知したノー
ドの位置情報cfN2などがある。記憶部103に記憶されて
いる参照イベント情報13に含まれる情報であれば、どの
情報でも表示イベント情報15として表示させることがで
きる。キーとなる表示ネット情報14として、適当な情報
を渡すことで、所望の表示イベント情報15を表示させる
ことができる。
【0031】キーとなる表示ネット情報14として、適切
な情報を渡すことで、論理回路中の不定値の分布状況を
詳しく表示することができる。
【0032】表示部104での表示方法としては、(1)
不具合の原因を生じさせるイベントを検知したノードの
位置情報や、不具合の原因を生じさせるイベントが検知
された時刻に基づいて、原因別に定量化し、結果をグラ
フとして表示させる方法、(2)不具合の原因を生じさ
せるイベントを検知したノードの位置情報や、不具合の
原因を生じさせるイベントが検知された時刻に基づい
て、入力された論理回路情報を不具合の原因毎に色分け
した回路図として表現し、これを表示する方法などがあ
る。
【0033】以下、解析装置1を用いて、入力された論
理回路情報を解析する手順を説明する。
【0034】まず、複数のノードを備える論理回路情報
10を、入力部100から入力する。複数のノードの各々で
発生したイベントは、イベント検知部101で検知され
る。イベント検知部101は、検知したイベントに関連す
るイベント情報11を生成する。
【0035】上述したように、イベント情報11には、イ
ベントを検知した時刻Tと、イベントを検知したノード
名Netと、ノードNetにおける信号の値Valと、イベント
の原因となったノード名cfNetと、イベントの原因とな
った信号の値cfValとが含まれている。
【0036】上述したように、参照イベント情報13に
は、不具合の原因を生じさせるイベントが検知された時
刻cfTと、不具合の原因を生じさせるイベントを検知し
たノードの位置情報cfN2と、イベントを検知したノード
Netにおける信号の値Valとが含まれている。
【0037】イベント判定部102は、イベント検知部101
から送られてきたイベント情報11のうちから、まず、ノ
ードNetにおける信号の値Valを評価する。ノードNetに
おける信号の値Valが「1」もしくは「0」のとき、イ
ベント判定部102は、ノードNetで不具合が発生しなかっ
たと評価する。ノードNetにおける信号の値Valが「X」
のとき、イベント判定部102は、ノードNetで不具合が発
生したと評価する。
【0038】イベント判定部102は、ノードNetで不具合
が発生しなかったと評価したとき、イベント情報11に含
まれる、イベントを検知した時刻Tと、イベントを検知
したノード名Netと、ノードNetにおける信号の値Valと
を利用して、参照イベント情報13を生成し、これを記憶
部103に書き込む。
【0039】不具合が発生しなかったと評価されたと
き、不具合の原因を生じさせるイベントが検知された時
刻cfTを格納する領域には、イベントを検知した時刻T
が格納される。また、不具合の原因を生じさせるイベン
トを検知したノードの位置情報を格納する領域には、イ
ベントを検知したノード名Netが格納される。イベント
を検知したノードNetにおける信号の値Valを格納する領
域には、ノードNetにおける信号の値Valが格納される。
【0040】イベント判定部102は、ノードNetで不具合
が発生したと評価したとき、次に、イベント情報11に含
まれる、不具合の原因となった信号の値cfValを評価す
る。
【0041】ノードNetで不具合が発生したと判定さ
れ、不具合の原因となった信号の値cfValが「1」もし
くは「0」のとき、イベント判定部102は、不具合の原
因がイベントを検知したノードにあると判定する。イベ
ント判定部102は、イベント情報11に含まれる、イベン
トを検知した時刻Tと、イベントを検知したノード名Ne
tと、ノードNetにおける信号の値Valとを利用して参照
イベント情報13を生成し、これを記憶部103に書き込
む。
【0042】不具合が発生したと評価され、不具合の原
因がイベントを検知したノードにあると判定されたと
き、不具合の原因を生じさせるイベントが検知された時
刻cfTを格納する領域には、イベントを検知した時刻T
が格納される。また、不具合の原因を生じさせるイベン
トを検知したノードの位置情報を格納する領域には、イ
ベントを検知したノード名Netが格納される。イベント
を検知したノードNetにおける信号の値Valを格納する領
域には、ノードNetにおける信号の値Valが格納される。
【0043】ノードNetで不具合が発生したと判定さ
れ、不具合の原因となった信号の値cfValが「X」のと
き、イベント判定部102は、ノードNetで不具合が発生し
た原因がノードcfNetにあると判定する。イベント判定
部102は、イベント情報11に含まれる、不具合の原因と
なったノード名cfNetを参照ネット情報12として記憶部1
03に渡す。次に、記憶部103からイベント判定部102へ、
ノード名cfNetをキーとして、不具合の原因を生じさせ
るイベントが検知された時刻cfTと、不具合の原因を生
じさせるイベントを検知したノードの位置情報cfN2とが
参照イベント情報13として渡される。
【0044】イベント判定部102は、イベント情報11に
含まれる、イベントを検知したノード名Netおよびノー
ドNetにおける信号の値Valと、記憶部103から渡され
た、不具合の原因を生じさせるイベントが検知された時
刻cfTおよび不具合の原因を生じさせるイベントを検知
したノードの位置情報cfN2とを利用して、参照イベント
情報13を生成し、これを記憶部103に書き込む。
【0045】不具合が発生したと評価され、不具合の原
因がイベントを検知したノードと別のノードにあると判
定されたとき、不具合の原因を生じさせるイベントが検
知された時刻cfTを格納する領域には、記憶部103から渡
されたcfTが格納される。また、不具合の原因を生じさ
せるイベントを検知したノードの位置情報を格納する領
域には、記憶部103から渡された不具合の原因を生じさ
せるイベントを検知したノードの位置情報cfN2が格納さ
れる。イベントを検知したノードNetにおける信号の値V
alを格納する領域には、ノードNetにおける信号の値Val
が格納される。
【0046】次に、参照イベント情報13として情報が記
憶部103に格納されている様子を模式的に説明する。
【0047】
【表1】
【0048】表1は、図1に示された記憶部103に格納
された情報の1例を示す。
【0049】記憶部103には、ノード名、時刻情報、位
置情報、代入値情報の4つの情報が格納されている。
【0050】ノード名の欄には、論理回路中に含まれる
ノードのうち、検証の必要となる全てのノード名Net
(例えば、表1に示されるように、ネットA、ネット
B、ネットC、ネットD)が格納されている。
【0051】時刻情報の欄には、不具合の原因を生じさ
せるイベントを検知した時刻が格納される。
【0052】位置情報の欄には、不具合の原因を生じさ
せるイベントを検知したノードの位置情報が格納され
る。
【0053】代入値情報の欄には、対応ノードでイベン
トを検知したときの値が格納されるする。このときの値
として、定数「0」、定数「1」、不定値「X」のうち
いずれかが格納される。
【0054】代入値情報の欄に格納された値Valを読み
出すことで、ノード名の欄に格納されたノードNetでイ
ベントを検知したかどうかを知ることができる。
【0055】代入値情報の欄に格納された値Valが、不
定値「X」であるとき、これに対応する時刻情報の欄に
は、不具合の原因を生じさせるイベントを検知した時刻
が格納されている。
【0056】代入値情報の欄に格納された値Valが、不
定値「X」であるとき、これに対応する位置情報の欄に
は、不具合の原因を生じさせるイベントを検知したノー
ドの位置情報が格納されている。
【0057】表1に示されるように、時刻T0では、ネ
ットA、ネットB、ネットCで示されるノードで、代入
値情報の欄に格納された値は「0」もしくは「1」の定
数となっている。イベントを検知したとき、対応ノード
の値が「0」もしくは「1」の定数のときは、不具合が
発生していないと判定されるので、時刻情報の欄には、
それぞれのノードで定数値をとることになった時刻T0
が格納される。また、位置情報の欄には、ノード名(ネ
ットA、ネットB、ネットC)が格納される。
【0058】時刻T0では、ネットDで、代入値情報の
欄に格納されたノードの値は「X」の不定値となってい
る。不定値「X」をとった原因となるノードがいずれか
であるかは、イベント情報11として渡された、不具合の
原因となったノード名cfNetによる。ノードとノードと
の因果関係によっては、不具合が発生した原因が、その
ノード自身であることもある。ここでは、ノードネット
Dで不具合が発生した原因は、ネットD自身であるとす
る。従って、ネットDに対応する参照イベント情報13と
して、ネットDでイベントを検知した時刻T0が時刻情
報の欄に格納される。また、ネットDが位置情報の欄に
格納される。
【0059】表1に示されるように、時刻T1では、ネ
ットA、ネットBで、代入値情報の欄に格納されたノー
ドの値は「1」の定数となっている。上述したように、
イベントを検知したとき、対応ノードの値が「1」(も
しくは「0」)の定数のときは、不具合が発生していな
いと判定される。従って、ネットA、ネットBに対応す
る参照イベント情報13として、それぞれのノードで定数
値をとることになった時刻T1が時刻情報欄に格納され
る。また、ノード名それ自身(ネットA、ネットB)が
位置情報欄に格納される。
【0060】時刻T1では、ネットCで、代入値情報欄
に格納されたノードの値は「X」の不定値となってい
る。上述したように、不定値「X」をとった原因となる
ノードがどのノードであるかは、イベント情報11として
渡された、不具合の原因となったノード名cfNetによ
る。この場合、不具合の原因となったノード名cfNet
は、ネットDであるとする。イベント判定部102は、ネ
ットCで不具合が発生した原因が、ネットDであると判
定する。この結果、表1に示されるように、ネットCに
対応する参照イベント情報13として、ネットDで不定値
をとることになった時刻T0が時刻情報欄に格納され
る。また、位置情報欄には、不具合の原因を生じさせる
イベントが検知されたノードとして、ネットDが格納さ
れる。
【0061】時刻T1では、ネットDにおいて、ノード
の値は「X」の不定値のままであり、時刻T0のときと
変わらない。ノードの値に変化がないときは、イベント
が検知されないので、ネットDに対応した参照イベント
情報13には変更がなく、時刻T0のときと同じ情報が格
納されている。
【0062】表1に示されるように、記憶部103には、
ノード名に対応した、時刻情報と位置情報とが格納され
ている。これにより、ノード名を指定すると、不具合の
原因となったイベントの発生時刻情報や、不具合の原因
となったイベントが検知されたノードの位置情報を読み
出し、参照することができる。
【0063】上述したような、論理回路の解析方法をプ
ログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録し、このプログラムをコンピュータに実行させるこ
とで、論理回路の解析を行ってもよい。記録媒体として
は、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM、PD、DVDなどコンピュータが
読み取り可能なものであれば、どういった構造のもので
もよい。
【0064】(第2の実施の形態)第2の実施の形態で
説明する論理回路の解析方法は、第1の実施の形態で説
明した方法と異なり、記憶部103にイベントを検知した
ときのノードの値を書き込まない。
【0065】第2の実施の形態で使用する解析装置は、
記憶部の構成の他は、第1の実施の形態で説明した解析
装置1と変わらない。従って、第2の実施の形態を、図
1に示される解析装置1と同じ符号を用いて説明する。
【0066】図2は、図1に示されるイベント検知部10
1、イベント判定部102、記憶部103間のデータフローを
示す。
【0067】イベント検知部101で検知されたイベント
情報11は、イベント判定部102へ送られる。イベント情
報11には、イベントが検知された時刻T、イベントを検
知したノード名Net、ノードNetにおける信号の値Val、
イベント生起の原因となったノード名cfNet、およびノ
ードcfNetにおける信号の値cfValが含まれている。
【0068】イベント判定部102は、一時記憶領域22、2
3、24を備えている。イベント判定部102は、イベント情
報11に基づいて、参照イベント情報13を更新し、これを
一時記憶領域22、23、24に書き込む。
【0069】一時記憶領域22、23、24に書き込まれた情
報は、イベント判定部102の動作に基づいて、記憶部103
に書き込まれ、記憶部103の情報は更新される。
【0070】イベント判定部102は、値「−1」を領域2
5で生成する。なお、生成する値は、イベントを検知し
た時刻と区別できる値であれば「−1」以外の値でもよ
い。不定値をとらないようなイベントが、イベント情報
11としてイベント判定部102へ送られてきたとき(不具
合が発生しなかったとき)、イベント判定部102は、値
「−1」を一時記憶領域23に書き込む。
【0071】記憶部103は、複数の記憶領域を備えてい
る。図2に示されるように、記憶部103は、ノード名を
格納する欄(記憶領域26、29を含む欄)を備えている。
また、記憶部103は、不具合の原因となるイベントの発
生した時刻情報を格納する欄(記憶領域27、30を含む
欄)を備えている。さらに、記憶部103は、不具合の原
因となるイベントを発生したノードの位置情報を格納す
る欄(記憶領域28、31を含む欄)を備えている。
【0072】例えば、記憶領域26に格納されたノード名
cfNetに対応する時刻情報は、記憶領域27に格納された
時刻情報cfTである。また、記憶領域26に格納されたノ
ード名cfNetに対応する位置情報は、記憶領域28に格納
された位置情報cfN2である。
【0073】一時記憶領域22には、イベント判定部102
で判定された結果に基づいて、ノード名が書き込まれ
る。一時記憶領域23には、イベント判定部102で判定さ
れた結果に基づいて、不具合の原因となった時刻情報、
値「−1」の2つのうちいずれかが書き込まれる。一時
記憶領域24には、イベント判定部102で判定された結果
に基づいて、不具合の原因となったノードの位置情報が
書き込まれる。
【0074】図3(a)は、図2に示されるイベント判
定部102でイベント情報11が判定されている状態を示
し、図3(b)は、図2に示される一時記憶領域22、2
3、24および記憶領域29、30、31に情報が書き込まれた
状態を示し、図3(c)は、図2に示される一時記憶領
域22、23、24および記憶領域29、30、31に情報が書き込
まれた状態を示す。
【0075】図3を参照して、イベント判定部102の動
作を説明する。
【0076】イベント判定部102は、イベント検知部101
より、イベント情報11を受け取る。イベント情報11に
は、イベントを検知した時刻情報T、イベントを検知し
たノード名Net、ノードNetでの値Val、イベント生起の
原因となったノードの位置情報cfNet、およびイベント
生起信号の原因となったノードでの値cfValが含まれて
いる。
【0077】図3(a)に示されるように、イベント判
定部102ではまず、イベント情報11が判定される。判定
は、イベントを発生したノードの値Valが「X」である
か否かと、イベント生起の原因となった別のイベントを
生じたノードの値cfValが「X」であるか否かに基づい
て、行われる。
【0078】上述したように、イベントを検知したノー
ド名Netから、不具合の原因となったノードの位置cfNet
が、イベント判定部102に入力され、これに基づいてイ
ベント判定部102が情報を判定する。
【0079】また、不定値をとるか否かを判定する方法
と異なり、定数値をとるようなイベントも含めた判定方
法を用いてもよい。この場合、任意の信号変化に対応す
る原因を即座に求めることができる。
【0080】イベントが検知されたノードの値Valが
「X」であり、かつ不具合の原因となったイベントを生
成したノードの値cfValが「X」でないときには、図3
(b)に示されるように、イベント判定部102の一時記
憶領域22には、イベント検知部101から受け取ったノー
ド名Netが書き込まれ、一時記憶領域23には、イベント
を検知した時刻情報Tが書き込まれ、一時記憶領域24に
は、イベントを検知したノード名それ自身が位置情報Ne
tとして書き込まれ、それぞれの情報が更新される。こ
の場合は、イベントの原因となったノードがイベントを
検知したノードNetそのものであるとして、イベントの
原因となった位置情報にもノード名Netを書き込んでい
る。
【0081】図3(b)に示されるように、記憶部103
に一時記憶領域22、23、24の値を送り、記憶領域29、3
0、31の値をそれぞれ更新する。記憶領域30には、更新
された時刻情報Tが書き込まれる。記憶領域31には、更
新された位置情報Netが書き込まれる。
【0082】Valの値が「X」でないとき、イベント判
定部102の一時記憶領域22、23、24に格納された値を次
のように更新する。図3(c)に示されるように、一時
記憶領域22には、イベント検知部101から受け取った、
イベントを検知したノード名Netが書き込まれる。一時
記憶領域23には、値「−1」が書き込まれる。一時記憶
領域24には、イベントを検知したノード名それ自身がイ
ベントの原因となったノードの位置情報Netとして書き
込まれる。
【0083】図3(c)に示されるように、記憶部103
に一時記憶領域22、23、24の値を送り、記憶領域29、3
0、31の値をそれぞれ更新する。記憶領域30には、更新
された時刻情報として値「−1」が書き込まれる。記憶
領域31には、更新された位置情報Netが書き込まれる。
【0084】図4(a)は、図2に示される一時記憶領
域22、23、24に情報が書き込まれた状態を示し、図4
(b)は、図2に示される記憶領域26に格納された情報
が検索された状態を示し、図4(c)は、図2に示され
る一時記憶領域22、23、24および記憶領域29、30、31に
情報が書き込まれた状態を示す。
【0085】図4を参照して、イベント判定部102の動
作を説明する。
【0086】イベントを発生したノードの値Valが
「X」であり、かつイベントの原因となった別のノード
の値cfValが「X」であれば、図4(a)に示されるよ
うに、イベント判定部102の一時記憶領域22には、イベ
ント検知部101から受け取った、イベントを検知したノ
ード名Netが書き込まれる。また、イベント検知時刻情
報Tは、一時記憶領域23に書き込まれる。さらに、イベ
ント生起の原因となった別のイベントを検知したノード
の位置情報cfNetは、一時記憶領域24に書き込まれる。
【0087】次に、図4(b)に示されるように、イベ
ント生起の原因となったノードの位置情報cfNetが記憶
部103に送られ、記憶領域26、29を含む欄が検索され、
位置情報cfNetが含まれる行が特定される。記憶部103の
各領域には、初期値が書き込まれていてもよい。例え
ば、各ノード名に対応した参照位置情報として、そのノ
ード自身を位置情報として書き込んでもよい。記憶部10
3がノードの値を記憶する領域をさらに備えるときに
は、ここに不定値を初期値として書き込んでもよい。
【0088】検索の結果得られた、ノード名cfNetが含
まれる行から、不具合の原因となったイベントを検知し
た時刻情報cfTおよび位置情報cfN2が参照イベント情報1
3として読み出され、イベント判定部102へ送られる。
【0089】図4(c)に示されるように、イベント判
定部102の一時記憶領域23には、参照時刻情報cfTが書き
込まれ、一時記憶24には、参照位置情報cfN2が書き込ま
れ、それぞれの情報は更新される。
【0090】図4(c)に示されるように、記憶部103
には、一時記憶領域22、23、24の値が送られ、記憶領域
29、30、31の値は、それぞれ更新される。記憶領域30に
は、更新された時刻情報の値cfTが書き込まれる。記憶
領域31には、更新された位置情報の値cfN2が書き込まれ
る。
【0091】以下に、記憶部103に格納された、不具合
の原因を生じさせるイベントを検知した時刻と、不具合
の原因を生じさせるイベントが発生したノードの位置情
報とを説明する。
【0092】
【表2】
【0093】表2は、図1に示された記憶部103に格納
された情報の他の1例を示す。
【0094】表2に示されるように、不定値をとるよう
なイベントを検知した場合にのみ、時刻情報の欄に有為
な値をとるようにする。このようにして、時刻情報を処
理して格納すると、記憶部103での記憶容量を削減する
ことができる。
【0095】例えば、表2に示されるように、値「−
1」を時刻情報の欄に格納することで、イベントを検知
したときのノードの値が「0」もしくは「1」の定数値
であることを表す。イベントを検知したときのノードに
おける値が「X」の不定値であるときには、時刻情報そ
のものを時刻情報欄に格納する。
【0096】時刻情報欄に格納された情報を参照して、
値「−1」であるか否かを読み出すことで、ノード名に
対応した、不具合の原因に関する時刻情報および位置情
報が格納されているかどうかを知ることができる。
【0097】時刻情報欄に値「−1」もしくは時刻情報
そのものを格納する手順を説明する。
【0098】表2に示されるように、ノード名の欄に
は、論理回路中に含まれるノードのうち、検証の必要と
なる全てのノード名Net(例えば、表2に示されるよう
に、ネットA、ネットB、ネットC、ネットD)が格納
される。
【0099】時刻情報の欄には、不定値をとらないイベ
ントを検知したとき(不具合が発生しなかったとき)に
は、一定の値「−1」が格納される。ノード名に対応し
た参照イベント情報13として、不定値をとるイベントを
検知したとき(不具合が発生したとき)には、時刻情報
(例えば、時刻T0、時刻T1)が格納される。
【0100】位置情報の欄には、ノード名に対応した参
照イベント情報13として、不具合の原因となるイベント
を検知した位置情報(例えば、ネットA、ネットB、ネ
ットC、ネットD)が格納される。
【0101】時刻T0では、ネットA、ネットB、ネッ
トCで示されるノードで、イベントが検知されたときの
ノードの値が「0」もしくは「1」の定数であるとす
る。イベントを検知したとき、対応ノードの値が「0」
もしくは「1」の定数のときは、イベントの原因となっ
たノードが元のノードそれ自身であるとする。ネット
A、ネットB、ネットCに対応する参照イベント情報13
として、本来の時刻情報の代わりに「−1」が時刻情報
欄に格納される。また、ノード名それ自身(ネットA、
ネットB、ネットC)が位置情報欄に格納される。
【0102】時刻T0では、ネットDにおいて、イベン
トを検知したときのノードの値は「X」の不定値となっ
ている。イベント情報11に含まれる、不具合の原因とな
ったノード名cfNetがネットDであるとする。この場
合、ネットDで不定値をとった原因は、そのノード自身
(ネットD)である。従って、表2に示されるように、
ネットDに対応する参照イベント情報13として、ネット
Dで不具合が生じた原因のイベントを検知した時刻T0
が時刻情報欄に格納される。また、ネットDそれ自身
が、不具合の原因を生じたイベントを検知した位置情報
として、位置情報欄に格納される。表2に示すように、
イベントを検知したときのネットDにおける信号の値
「X」は、格納されない。
【0103】時刻T1では、ネットA、ネットBで、ノ
ードの値は「1」の定数となっている。従って、ネット
A、ネットBに対応する参照イベント情報13として、そ
れぞれのノードで定数値をとることになった本来の時刻
情報T1の代わりに、値「−1」が時刻情報欄に格納さ
れる。また、ノード名それ自身(ネットA、ネットB)
が位置情報欄に格納される。
【0104】時刻T1では、ネットCにおいて、イベン
トを検知したときのノードの値は「X」の不定値となっ
ている。イベント情報11に含まれる、不具合の原因とな
ったノード名cfNetがネットDであるとする。イベント
判定部102は、ネットCで不具合が発生した原因が、ネ
ットDであると判定する。この結果、表2に示されるよ
うに、ネットCに対応する参照イベント情報13として、
ネットDでイベントが検知された時刻T0が時刻情報欄
に格納される。また、ネットCで不具合を生じさせる原
因のイベントを検知したノードの位置情報として、ネッ
トDが位置情報欄に格納される。
【0105】時刻T1では、ネットDにおいて、ノード
の値は「X」の不定値のままであり、時刻T0のときと
変わらず、イベントが検知されなかったことを示す。こ
の結果、ネットDに対応した、参照イベント情報13には
変更がなく、時刻T0のときと同じ情報が格納されてい
る。
【0106】表2に示されるように、ノード名をキーと
なる情報とすることで、不具合の原因となるイベントを
検知した時刻情報や、不具合の原因となるイベントを検
知したノードの位置情報を読み出し、参照することがで
きる。
【0107】以上、説明したように、本発明によれば、
不具合の原因となるイベントを検知したノードを位置情
報として記憶し、さらに不具合の原因となるイベントを
検知した時刻情報を記憶することができるため、不具合
の原因を即座に特定することができる。
【0108】また、定数値をとるようなイベントも含め
た判定方法を用いた場合、不具合だけでなく、任意の信
号変化に対応する原因を即座に求めることができる。
【0109】
【発明の効果】本発明の論理回路の解析方法によれば、
不具合の原因となるイベントを検知した時刻情報および
不具合の原因となるイベントを検知したノードの位置情
報を記憶するステップを備えている。この結果、従来設
計者が推測で求めていたのと異なり、任意のノードにつ
いて、不定値を出力した原因となるイベントの発生時刻
および発生位置を即座に求めることができる。
【0110】また、本発明の論理回路の解析方法によれ
ば、同じ原因で不具合が生じるノードがどれかを容易に
調べることができるため、不定値の発生源として複数の
ノードがある場合でも、回路全体に対して影響の大きい
ノードから影響の小さなノードへと順番に対応し、適切
な処置をすることができる。
【0111】また、本発明の論理回路の解析方法によれ
ば、論理回路中の全てのノードに対して、時刻情報およ
び位置情報の1組の情報だけを記憶部に記憶するだけで
よい。これにより、各ノードでの信号の時間変化を記憶
することや、これらの履歴を検証することを省略するこ
とができる。この結果、イベントを生成するような検証
そのものの実行時間が長時間に及ぶものであっても、記
憶部の記憶容量は、論理回路の規模だけに依存すること
になる。従って、時間情報に基づいた波形情報を保存す
る従来の方法に比べ、必要な記憶容量を格段に小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解析装置1の構成を示す図である。
【図2】図1に示されるイベント検知部101、イベント
判定部102、記憶部103間のデータフローを示す図であ
る。
【図3】(a)は図2に示されるイベント判定部102で
イベント情報11が判定されている状態を示す図、(b)
は図2に示される一時記憶領域22、23、24および記憶領
域29、30、31に情報が書き込まれた状態を示す図、
(c)は図2に示される一時記憶領域22、23、24および
記憶領域29、30、31に情報が書き込まれた状態を示す図
である。
【図4】(a)は図2に示される一時記憶領域22、23、
24に情報が書き込まれた状態を示す図、(b)は図2に
示される記憶領域26に格納された情報が検索された状態
を示す図、(c)は図2に示される一時記憶領域22、2
3、24および記憶領域29、30、31に情報が書き込まれた
状態を示す図である。
【符号の説明】
101 イベント検知部 102 イベント判定部 103 記憶部 104 表示部 11 イベント情報 13 参照イベント情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノードを含む論理回路情報を入力
    するステップと、該複数のノードの各々で発生したイベ
    ントを検知するステップと、該検知したイベントに関連
    するイベント情報を生成するステップと、該イベント情
    報に基づいて不具合の発生した時刻情報および不具合の
    発生したノードの位置情報を含む参照イベント情報を生
    成するステップと、該参照イベント情報を記憶するステ
    ップとを包含する、論理回路の解析方法。
  2. 【請求項2】 複数のノードを含む論理回路を解析する
    論理回路の解析装置であって、該複数のノードの各々で
    発生したイベントを検知し、該検知されたイベントに関
    連するイベント情報を生成するイベント検知部と、該イ
    ベント情報に基づいて不具合の発生した時刻情報および
    不具合の発生したノードの位置情報を含む参照イベント
    情報を生成するイベント判定部と、該参照イベント情報
    を記憶する記憶部とを備えた、論理回路の解析装置。
  3. 【請求項3】 前記イベント情報は、イベントを検知し
    た時刻情報と、イベントを検知したノードにおける信号
    の値と、イベントの原因となった別のノードの位置と、
    イベントの原因となった別のノードにおける信号の値と
    を含み、前記参照イベント情報は、不具合の発生したノ
    ードでの信号の値をさらに含む、請求項2に記載の論理
    回路の解析装置。
  4. 【請求項4】 前記イベント情報は、イベントを検知し
    た時刻情報と、イベントを検知したノードにおける信号
    の値と、イベントの原因となった別のノードの位置と、
    イベントの原因となった別のノードにおける信号の値と
    を含み、前記不具合の発生したノードに対応する前記参
    照イベント情報は、不具合の発生した時刻情報および不
    具合の発生したノードの位置情報を含むように更新さ
    れ、前記不具合の発生したノードに対応しない前記参照
    イベント情報は、一定の値を含むように更新される、請
    求項2に記載の論理回路の解析装置。
  5. 【請求項5】 前記論理回路の解析装置は、前記記憶部
    に記憶された前記参照イベント情報に基づいた情報を表
    示する表示部をさらに備える、請求項2に記載の論理回
    路の解析装置。
  6. 【請求項6】 複数のノードを含む論理回路情報を入力
    するステップと、該複数のノードの各々で発生したイベ
    ントを検知するステップと、該検知したイベントに関連
    するイベント情報を生成するステップと、該イベント情
    報に基づいて不具合の発生した時刻情報および不具合の
    発生したノードの位置情報を含む参照イベント情報を生
    成するステップと、該参照イベント情報を記憶するステ
    ップとをコンピュータに実行させるプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074735A (ja) * 2004-08-05 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd イベント駆動型論理回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074735A (ja) * 2004-08-05 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd イベント駆動型論理回路

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