JP2000020437A - 通知情報表示装置、通知情報表示システムおよび記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコン環境において効果の高い広告環境を
提供する。 【解決手段】 所定の広告を表示させるための広告情報
を含んだ広告情報ファイル、広告を表示させる領域を提
供するための台紙情報を含んだ台紙情報ファイルを設け
る。パソコンは、台紙情報ファイルおよび広告情報ファ
イルを参照し、台紙情報に基づく台紙画像に広告情報に
基づく広告画像や文字列を合成して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータにお
いてサービス提供者の広告などの通知を効率的に行うた
めの技術に係り、特に広告などの通知内容を任意に変更
可能な通知情報表示装置、そのシステムおよび記録媒体
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ（以下パ
ソコンという）はスタンドアロン（独立形態）で使用さ
れたり、ＬＡＮなどの組織内ネットワークに接続されて
使用されたりしている。従来、パソコンが生成した画像
データを表示する表示装置のデスクトップ（表示画面）
には、登録されているアプリケーションプログラムのア
イコンや操作用アイコンが表示されていた。インターネ
ットなど企業の参画するネットワークにユーザがブラウ
ザを使用して接続し、企業のウェブサイトなどに接続し
た場合には、そのウェブサイトに設定されている企業の
広告をパソコンの表示画面に表示させることができた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネットなどを介しての広告情報の提供では、ユーザが
その情報を欲した場合にのみしか、サービス提供者が広
告情報を提供できないという問題があった。テレビのＣ
Ｍのように、ユーザが好むと好まざるとに関わらず提供
され、知らず知らずのうちにユーザの購買意欲を喚起す
ることができてこそ、広告は価値がある。ユーザがアク
セスした場合にしか広告情報を提供できない従来のパソ
コン環境では、真にメーカが必要とする広告を行うこと
ができなかった。

【０００４】それだからといって、デスクトップ上に広
告イメージを表示させるために広告情報を記録媒体で提
供したり広告表示用アプリケーションプログラムを提供
したとしても、広告は通常ユーザに必要な情報ではない
ため、これらの手段による広告は効果が少ないと言わざ
るを得ない。

【０００５】一方、ユーザが任意のメッセージを書き込
み、デスクトップ（表示画面）の任意の位置に付箋紙の
ようなイメージで貼り付けることが可能なアプリケーシ
ョンプログラムがあった。ＬＡＮなどのネットワークを
形成する通信機能を備えたパソコン上で当該アプリケー
ションプログラムを動作させた場合には、ユーザは「付
箋紙」に書き込んだメッセージを他のパソコンに送信可
能である。そしてこのメッセージが送信されたパソコン
において、このメッセージを「付箋紙」の画像上で表示
することが可能に構成されていた。

【０００６】そこで本願発明者は、上記問題点に鑑み、
パソコン環境で効果的な広告方法を熟考した末、ユーザ
の便宜を図るために開発された上記のようなアプリケー
ションプログラムに広告機能を付加し、かつ広告内容の
更新を可能とすることに想到した。

【０００７】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第１
の課題は、台紙画像に広告などの通知情報を表示可能と
することにより、パソコン環境において効果の高い広告
技術を提供することである。

【０００８】本発明の第２の課題は、広告などの通知情
報を期間に応じて表示制御可能とすることにより、広告
効果の高い時期に合致させた広告が可能な広告技術を提
供することである。

【０００９】本発明の第３の課題は、広告などの通知情
報からさらに具体的な広告情報を提供可能な広告技術を
提供することである。

【００１０】本発明の第４の課題は、実際の紙のイメー
ジを模擬し広告などの通知情報の表示領域を確保するこ
とにより、ユーザの興味を喚起しながら効果的な広告が
可能な広告技術を提供することである。

【００１１】本発明の第５の課題は、台紙画像を変更可
能にすることにより、ユーザの興味を喚起することが可
能な広告技術を提供することである。

【００１２】本発明の第６の課題は、台詞をいう魅力的
な台紙画像を提供することにより、ユーザの興味を喚起
するとともに有益な情報を提供するこが可能な広告技術
を提供することである。

【００１３】本発明の第７の課題は、広告などの通知情
報を順次供給可能に構成することにより、広告を時期に
応じて変更して効果の高い広告が可能な広告技術を提供
することである。

【００１４】上記第1の課題を解決する発明は、所定の
通知を表示させるための通知情報を含んだ通知情報ファ
イルと、通知を表示させる領域を提供するための台紙情
報を含んだ台紙情報ファイルと、台紙情報ファイルおよ
び通知情報ファイルを参照し、台紙情報に基づいて生成
された台紙画像に通知情報に基づく通知画像または／お
よび通知文字列を合成して表示させるための画像データ
を出力可能に構成された制御装置と、を備えた通知情報
表示装置である。

【００１５】ここで、「通知」とは、広告の他、サービ
ス提供者がユーザに伝達する情報全体を含む。例えば政
府機関による政府広報などもこれに含まれる。「台紙」
とは情報を表示するための領域をいい、現実の台紙を模
擬し、デスクトップ上に紙（付箋紙）を貼り付けたかの
ように表示される画像を指すものとする。「通知画像」
や「通知文字列」とは、例えば通知情報が広告情報であ
る場合に、その広告の商標や商品の画像および関連する
広告メッセージをいう。この台紙画像や通知画像は静止
画表示させる他、複数の画像を所定時間ごとに切り替え
て出力することで動画表示させてでもよい。

【００１６】上記第2の課題を解決する発明では、通知
情報ファイルは、当該通知の表示期間を指定する期間指
定情報を含む。そして、制御装置は、現在の年月日を規
定する年月日情報と期間指定情報とを比較し、現在の年
月日が当該期間指定情報で指定されている表示期間に相
当している場合に、当該通知の表示を許可可能に構成さ
れている。「期間指定情報」とは、通知の有効期間を示
す通知の終了時を示すものでもよい。ここでいう「年月
日」とはいわゆる年月日の他に、時分までの単位をも含
むものとする。

【００１７】上記第3の課題を解決する発明では、通知
情報ファイルは、当該通知に関連するネットワークアド
レスを示すアドレス情報を含む。そして制御装置は、通
知情報にアドレス情報が含まれている場合には、台紙画
像に合成する通知文字列に当該アドレス情報を含め、当
該アドレス情報にネットワークアドレスへリンクさせる
ためのリンク情報を設定可能に構成されている。アドレ
ス情報を含める「通知文字列」とは、ＵＲＬ表示でもそ
の他関連する文字列表示でもよい。

【００１８】上記第４の課題を解決する発明では、台紙
情報ファイルは、表面と裏面それぞれの台紙画像データ
を含む。そして制御装置は、当該台紙画像の表面と裏面
とを選択して表面または裏面のいずれかの画像データを
出力可能に構成されている。

【００１９】上記第5の課題を解決する発明では、台紙
情報ファイルは、当該台紙画像の一部または全部を入れ
替えて表示させるための入替台紙画像データを１以上備
える。そして、制御装置は、入替台紙画像データを操作
信号に対応させて選択し、当該台紙画像の一部または全
部に、選択された入替台紙画像データに基づく画像を表
示させる画像データを生成可能に構成されている。「一
部」のみを入れ替えるための「入替台紙画像データ」と
は、例えば台紙画像がキャラクタを表示するものであれ
ば、そのキャラクタの表情その他の部分を入れ替えるた
めのデータをいう。「全部」を入れ替えるための「入替
台紙画像データ」とは、例えば台紙画像がキャラクタを
表示するものであれば、そのキャラクタを他のキャラク
タにすっかり入れ替えるためのデータをいう。

【００２０】上記第6の課題を解決する発明では、台紙
情報ファイルは、当該台紙画像に対応させた台詞を表示
させるための台詞ファイルを含む。そして制御装置は、
カーソルの位置を検出し検出された当該カーソルの位置
が台紙画像に対応する位置であると判定した場合に、台
詞ファイルを参照して当該台紙画像の近傍に台詞を表示
可能に構成されている。「台詞」とは、台紙画像がキャ
ラクタを表示するものであればそのキャラクタの喋る言
葉を現す文字列をいう。ただし、その台紙に関連する情
報の一部を表示させるものでもよい。ここにいう「台紙
画像」とは、フルサイズの台紙画像（表面、裏面）のみ
ならず、最小化させたアイコンである最小化画像も含む
ものとする。「近傍」とは、台紙画像の内側でもその外
側でもよい。台紙の表示は、いわゆる吹き出しを表示し
その中に台詞の文字列を表示するものを含む。その台紙
のユーザ（送り主）や通知情報を表示するものでもよ
い。

【００２１】また本発明では、制御装置は、操作者が入
力したメッセージを示すメッセージ情報をメッセージ情
報ファイルとして格納し、当該メッセージ情報ファイル
に格納されたメッセージ情報に基づくメッセージを台紙
画像の所定領域に表示させる画像データを生成可能に構
成されている。

【００２２】また本発明では、台紙情報ファイルには、
台紙画像を最小化させて表示するための最小化画像デー
タを含む。そして制御装置は、最小化が指定された場合
に台紙画像を表示させる画像データに代えて最小化画像
データを出力し、当該最小化画像上にカーソル（マウス
ポインタなど）が位置すると判定した場合には、当該最
小化画像に対応するメッセージ情報ファイルを参照して
そのメッセージの一部を当該最小化画像の近傍に表示可
能に構成されている。「メッセージの一部」とは、例え
ばメッセージの文字列のうち冒頭にある所定文字数の文
字列などである。

【００２３】本発明では、通知情報表示装置は、他の通
知情報表示装置と通信可能に構成されており、他の通知
情報表示装置の宛先情報を示す宛先情報ファイルをさら
に備える。そして、制御装置は、メッセージの送信が指
示された場合には、当該宛先情報ファイルを参照し、指
定された宛先にメッセージ情報ファイルに格納されたメ
ッセージ情報を送信可能に構成されている。他の通知情
報表示装置とはＬＡＮのような地域ネットワークで接続
される他、専用線による常時開設ネットワークなどで接
続される場合を含む。

【００２４】本発明では、通知情報表示装置は、他の通
知情報表示装置と通信可能に構成されている。そして制
御装置は、他の通知情報表示装置からメッセージ情報を
受信した場合には、当該メッセージ情報に基づくメッセ
ージを台紙画像の所定領域に表示させる画像データを生
成可能に構成されている。

【００２５】本発明では、制御装置は、操作信号に対応
させて当該台紙画像の表面と裏面とを選択的に表示させ
る画像データを出力可能に構成される。そしてメッセー
ジ情報を受信して台紙画像を表示させる場合に、通知情
報に基づく通知画像または／および通知文字列の一部が
合成された当該台紙画像の裏面を最初に表示させ、操作
者の操作に基づいて表示される表面にメッセージ情報に
基づくメッセージを表示可能に構成されている。この
「裏面」には主として通知情報に基づく表示を行うこと
が好ましい。情報伝達効果を高めることができるからで
ある。

【００２６】本発明では、制御装置は、他の通知情報表
示装置から受信したメッセージ情報に台紙画像の設定情
報が含まれている場合には、当該設定情報に対応させた
表示態様で当該台紙画像を表示させる画像データを生成
可能に構成されている。つまり送り主が指定した台紙画
像を受信した装置に表示させることができる。万一指定
された台紙画像が受信した装置に無い場合には、予め定
めたデフォルトの台紙画像を表示することが考えられ
る。

【００２７】上記第７の課題を解決する発明は、本発明
の通知情報表示装置と配信システムとがネットワークを
介して通信可能に構成された通知情報表示システムであ
って、配信システムは、通知情報を格納する通知情報デ
ータベースと、台紙情報を格納する台紙情報データベー
スと、これらデータベースおよび各通知情報表示装置と
の通信を制御するサーバと、を備える。そしてサーバ
は、通知情報データベースに格納された通知情報または
／および台紙情報データベースに格納された台紙情報を
所定のタイミングで通知情報表示装置に送信可能に構成
されていることを特徴とする通知情報表示システムであ
る。配信システムは、主として通知情報の送信を行うの
が好ましいが、必要に応じて同時に台紙情報を添付して
もよい。

【００２８】例えば本発明の通知情報表示装置の制御装
置は、通知情報ファイルに含まれる表示期間指定情報を
監視し、当該表示期間の終了時に対して予め定められた
条件に達していると判定したら、ネットワークを介して
配信システムに接続する。そして当該配信システムのサ
ーバは、当該通知情報表示装置に接続されたら、当該通
知情報表示装置に対し新たな通知情報または／および台
紙情報を送信可能に構成されている。「予め定められた
条件」とは、例えば表示期間が終了していることを条件
とする他、終了時前の一定期間（１ヶ月等）以内である
ことや表示開始後一定期間経過したことなどの条件を含
むものとする。

【００２９】本発明は、コンピュータに、所定の通知を
表示させるための通知情報を含んだ通知情報ファイル、
および、通知を表示させる領域を提供するための台紙情
報を含んだ台紙情報ファイルを参照するステップと、台
紙情報に基づいて生成された台紙画像に通知情報に基づ
く通知画像または／および通知文字列を合成して表示さ
せるための画像データを生成するステップと、を実行さ
せるためのプログラムが記録された機械読み取り可能な
記録媒体である。

【００３０】また本発明は、コンピュータに、現在の年
月日を規定する年月日情報を参照するステップと、通知
の表示期間を指定する表示期間指定情報を参照するステ
ップと、年月日情報と表示期間指定情報とを比較するス
テップと、現在の年月日が当該表示期間指定情報で指定
されている表示期間に相当している場合に、当該通知の
表示を許可するステップと、をさらに実行させるための
プログラムが記録された記録媒体である。

【００３１】また本発明は、コンピュータに、台紙画像
に合成する通知文字列に通知に関連するネットワークア
ドレスを示すアドレス情報を含め、当該アドレス情報に
ネットワークアドレスへリンクさせるためのリンク情報
を設定するステップをさらに実行させるためのプログラ
ムが記録された記録媒体である。

【００３２】また本発明は、コンピュータに、カーソル
の位置を検出するステップと、検出された当該カーソル
の位置が台紙画像に対応する位置であると判定した場合
に、当該台紙画像に対応させた台詞を表示させるための
台詞ファイルを参照するステップと、当該台紙画像の近
傍に台詞を表示させるための画像データを生成するステ
ップと、をさらに実行させるためのプログラムが記録さ
れた記録媒体である。

【００３３】また本発明は、コンピュータに、操作者が
入力したメッセージを示すメッセージ情報をメッセージ
情報ファイルとして格納するステップと、当該メッセー
ジ情報ファイルに格納されたメッセージ情報に基づくメ
ッセージを台紙画像の所定領域に表示させる画像データ
を生成するステップと、をさらに実行させるためのプロ
グラムが記録された記録媒体である。

【００３４】なお、本発明において「記録媒体」とは、
何等かの物理的手段により情報（主にデジタルデータ、
プログラム）が記録されているものであって、コンピュ
ータ、専用プロセッサ等の処理装置に所定の機能を行わ
せることができるものである。要するに、何等かの手段
でもってコンピュータにプログラムをダウンロードし、
所定の機能を実行させるものであればよい。例えば、フ
レキシブルディスク、固定ディスク、磁気テープ、光磁
気ディスク、ＣＤ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ−
ＲＡＭ，ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＰＤ、ＭＤ，Ｄ
ＣＣ、ＲＯＭカートリッジ、バッテリバックアップ付き
のＲＡＭメモリカートリッジ、フラッシュメモリカート
リッジ、不揮発性ＲＡＭカートリッジ等を含む。

【００３５】有線または無線の通信回線（公衆回線、デ
ータ専用線、衛星回線等）を介してホストコンピュータ
からデータの転送を受ける場合を含むものとする。いわ
ゆるインターネットをここにいう記録媒体に含まれるも
のである。

【００３６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、図面を参照して説明する。 （実施形態１）本発明の実施形態１は、広告などの通知
情報を表示するための通知情報表示システムに関する。
図１に、本実施形態の通知情報表示システムのブロック
図を示す。 （ハードウェア構成）本通知情報表示システムは、図１
に示すように、配信システム１とユーザグループＬＡＮ
２から構成されている。配信システム１は、通知情報端
末装置に対する情報の更新を行うものであり、サーバ１
００、広告情報データベース１０１、台紙情報データベ
ース１０２およびユーザデータベース１０３を備えてい
る。

【００３７】サーバ１００は、一般的なコンピュータ装
置としての構成、すなわち、ＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、
固定ディスク、通信装置などを備えている。サーバ１０
０は、広告情報データベース１０１、台紙情報データベ
ース１０２、ユーザデータベース１０３などを読み取り
書き込みが照可能に構成されている。そしてサーバ１０
０は、プログラムデータ、広告情報、台紙情報を通知情
報表示装置２００ｘ（ｘはａ、ｂ、ｃ、…）にダウンロ
ードし、通知情報表示装置２００ｘからユーザ固有の情
報や台紙使用枚数情報などをアップロード可能になって
いる。

【００３８】広告情報データベース１０１は、広告情報
を更新可能に格納している。広告情報はサービス提供者
がユーザに提供したい通知情報であり、いわゆるＣＭの
他、公の機関による広報など不特定多数に対する一方向
通信に適する情報である。本実施形態において広告情報
はＣＭに適用したものとする。広告情報は、この配信シ
ステムと契約している広告主である組織（企業あるいは
広告社等）から適宜供給される。広告情報の詳細につい
ては後述する。

【００３９】台紙情報データベース１０２は、台紙情報
を更新可能に格納している。台紙情報は、当該配信シス
テムのサービス提供者が作成し格納するもので、コンピ
ュータ装置である通知情報表示装置のデスクトップに台
紙画像を表示させるための情報である。台紙情報の詳細
については後述する。

【００４０】ユーザデータベース１０３は、ユーザ固有
の情報を格納するものであり、当該通知情報の配信サー
ビスに加盟した通知情報表示装置のユーザに関する情報
が登録されるものである。このデータベースは必須のも
のではないが、ユーザの登録制を採用する場合に必要と
なる。

【００４１】ユーザグループＬＡＮ２は、相互に通知情
報表示装置２００ｘをＬＡＮ環境において接続して構成
されている。ＬＡＮとしては、イーサネットやトークン
リングなど任意の規格が適用可能である。ただし、遠隔
地と専用線で接続された専用回線、公衆回線を介して特
定のコンピュータと結ばれるネットワークであってもよ
い。

【００４２】通知情報表示装置２００ｘは、汎用のコン
ピュータ装置（パソコン）であり、ＣＰＵ２０１、ＲＡ
Ｍ２０２、ＲＯＭ２０３、ドライブ装置２０４、ビデオ
表示回路（ＶＤＣ）２０５および固定ディスク２０６を
備えている。さらに通知情報表示装置には、入力装置２
１０、表示装置２１１、通信装置２１２およびアダプタ
２１３が接続されている。

【００４３】ＲＯＭ２０３には初期プログラムが格納さ
れている。ドライブ装置２０４は、着脱自在にフレキシ
ブルディスク（ＦＤ）を装着し、これら記録媒体に記憶
されているプログラムデータなどを読み取ることが可能
になっている。ただしドライブ装置２０４はＦＤに限ら
ず、ＣＤ−ＲＯＭまたはＤＶＤ等ＤＶＤ等の光ディス
ク、磁気ディスク、光磁気ディスクなど他の記録媒体を
読み取り可能な装置であってもよい。固定ディスク２０
６は、オペレーティングシステムや各種アプリケーショ
ンプログラムを読み取り／書き込み可能に格納できるよ
うになっている。ＲＡＭ２０２は、ＦＤまたは固定ディ
スク２０６に記憶されているプログラムデータの格納領
域およびＣＰＵ２０１の作業領域などに使用可能になっ
ている。ビデオ表示回路２０５は、ＣＰＵ２０１から転
送された画像データに基づいて表示装置２１１に画像表
示可能に構成されている。

【００４４】入力装置２１０は、操作者が文字や数値を
入力可能なキーボード、マウスなどである。表示装置２
１１は、文字や数値を操作者に認識可能に表示するＣＲ
Ｔ、液晶パネルなどのディスプレイ装置である。通信装
置２１２は、ネットワークを介してプログラムやデータ
を送受信可能に構成された、モデム、ターミナルアダプ
タ等のアダプタである。ここではコンピュータ装置ごと
に通信装置を備えることとするが、ＬＡＮのルータを経
由して通信されるものであってもよい。アダプタ２１３
は、ＬＡＮに通知情報表示装置を接続するためのインタ
ーフェース装置であり、ＬＡＮの規格に適合して構成さ
れている。

【００４５】ＣＰＵ２０１は、本発明の通知情報表示プ
ログラムをＦＤまたは通信装置２１２から固定ディスク
２０６にコピーし、実行時にＲＡＭ２０２にさらに転送
して実行することが可能に構成されている。具体的に言
えば、まずＣＰＵ２０１は、電源投入時にＲＯＭ２０３
に格納されている初期プログラムを実行する。そして固
定ディスク２０６のオペレーティングシステム用プログ
ラムをＲＡＭ２０２に転送し、以後オペレーティングシ
ステムにしたがって動作するようになっている。そして
ＣＰＵ２０１は、入力装置２１０などから本発明の通知
情報表示プログラムの実行が指定されると、ＦＤまたは
固定ディスク１０６に格納された通知情報表示用アプリ
ケーションプログラムをＲＡＭ２０２に転送し、台紙情
報、広告情報などを固定ディスク２０６に転送し、本プ
ログラムを実行するようになっている。以降、ＣＰＵ２
０１は、入力装置２１０から入力された情報を当該プロ
グラムに基づいて処理する。さらにＣＰＵ２０１は、台
紙情報、広告情報などを参照しながら、画像表示回路２
０５に画像データを出力するようになっている。ただ
し、ＦＤなどの記録媒体が、導入プログラムを実行させ
ること無く、直接実行プログラムを実行させることが可
能なファイル構成になっている場合には、ドライブ装置
２０４に装着されたＦＤからプログラムデータ、台紙情
報、広告情報などを直接ＲＡＭ２０２に読み取って実行
させてもよい。なお、当該通知情報表示装置は、音声デ
ータに基づいて広告情報に関連した所定の音声を発生可
能な構成（音源回路、音源メモリ、アンプ、スピーカ）
を備えていてもよい。

【００４６】（ファイル構成）図３に、本発明の特徴で
ある上記台紙情報および広告情報を含めた本発明の実施
に必要なファイルの構成図を示す。図３上段に示すよう
に、記録媒体として提供されるＦＤなどには、プログラ
ム本体、広告情報、台紙情報およびヘルプ情報が格納さ
れている。これらのファイルが図５に示す導入手順で導
入される。導入後に、実際に台紙が使用されるに連れ、
図３下段に示すようなファイルが順次作成されていく。

【００４７】表１に、ＦＤに格納されるファイル群を示
す。この表には、導入プログラム（インストーラ）およ
び削除プログラム（アンインストーラ）は示していな
い。

【００４８】

【表１】

【００４９】表１において、広告イメージファイルは主
として台紙画像の裏面に適用する広告のデータである。
スポンサー識別子定義ファイル、広告イメージファイ
ル、広告テキストファイルおよびつぶやきファイルは、
サービス提供者であるスポンサーが交代する度に、配信
システム１からダウンロード可能に構成されている。特
にスポンサー識別子定義ファイルは、導入時にコンピュ
ータのレジストリにコピーされるものである。それ以後
はこのファイル自体が参照されることは無く、代わりに
スポンサー情報としてコンピュータのレジストリが参照
される。広告テキストファイルは自動的に配信システム
１からダウンロードされる。台紙定義ファイルおよびつ
ぶやきファイルは、ユーザの操作により配信システム１
からダウンロードされる。

【００５０】ユーザに提供されるＦＤの内容は以上の通
りであるが、サービス提供者側ではさらに広告テキスト
作成プログラムと台紙作成実行プログラムなどの管理プ
ログラムが使用される。広告テキスト作成プログラム
は、広告イメージファイルや広告テキストファイルを生
成するための実行ファイルである。台紙作成実行プログ
ラムは、台紙定義ファイルを生成するための実行ファイ
ルである。

【００５１】表２に、導入・使用時に作成されるファイ
ル群を示す。これらのファイル群は、固定ディスク２０
６などに格納され、必要に応じて転送されたり使用され
たりする。

【００５２】

【表２】

【００５３】図４に、本実施形態によって表示される台
紙画像と各部の定義を示す。台紙画像は、図４に示すよ
うに、表面画像と裏面画像とで構成される。この台紙画
像は、表１の台紙定義ファイルで規定される。台紙画像
はキャラクタイメージになっている。

【００５４】台紙表面画像は、上部のキャラクタ表示領
域と下部の文字列表示領域とから構成される。キャラク
タ表示領域にはキャラクタの顔が表示されている。キャ
ラクタの顔は、台紙表面表情データのうちいずれかを選
択し合成することで変更可能に構成されている。表情の
種類はデータ容量の許す限り設けられる（例えば６種
類）。さらに台紙画像の最小化表示が選択された場合に
は、台紙画像に代わって最小化アイコン画像がアイコン
画像データによって表示される。文字列表示領域は、メ
ッセージ表示欄、ユーザ固有情報表示文字列、広告テキ
スト表示欄、ＵＲＬ表示欄により構成されている。メッ
セージ表示欄は、台紙表面画像の中央に設けられ、ユー
ザが入力しメッセージ情報ファイルに格納されたメッセ
ージが表示可能になっている。ユーザ固有情報表示文字
列は、メッセージ表示欄の下部に、ユーザ固有の情報の
うちユーザ名と作成日時とを表示したものである。広告
テキスト表示欄は、メッセージ表示欄の下に広告テキス
トファイルに格納されている文字列を表示する領域であ
る。ＵＲＬ表示欄は、広告テキスト表示欄の下に、広告
テキストファイルに格納されているＵＲＬを表示したも
ので、インターネットアドレスに対するリンク情報が設
定されている。すなわち、ユーザがこのＵＲＬ表示上で
マウスなどのダブルクリックをすると、ブラウザが起動
され、当該ＵＲＬで特定されるウェブサイトに接続され
るようになっている。上記各種の文字列は、文字列の種
別ごとの表示色が台紙定義ファイルで定義されている。

【００５５】台紙裏面画像は、台紙定義ファイルの台紙
裏面画像データにより表示されるものであり、広告表示
領域を備えている。広告表示領域には、広告イメージフ
ァイルから生成された広告文字と商標画像が表示され
る。

【００５６】（導入手順）次に、ユーザコンピュータ装
置に本発明の通知情報表示プログラムを導入する手順に
ついて、図５および図１を参照して説明する。まずユー
ザは雑誌への添付、購入などにより入手した、本発明の
通知情報表示プログラムインストール用ＦＤをユーザコ
ンピュータ装置に装着し、導入プログラムを起動させる
(図５：Ｓ１００)。これらのプログラム導入処理は、ユ
ーザグループを形成する全てのユーザコンピュータ装置
に対して行われる。そのため導入プログラムにおいて、
メッセージ交換をしたい他のコンピュータにインストー
ルすることをユーザに促すような表示を行うことは好ま
しい。導入プログラムが実行されると、表示装置２１１
上に利用規約に同意するか否かをユーザに問う初期画面
が表示される（図５：Ｓ１０１）。ユーザが利用規約に
同意しない場合には（図５：Ｓ１０１；ＮＯ）導入プロ
グラムが終了する。同意する場合には(図５：Ｓ１０
１；ＹＥＳ)、導入先のディレクトリが固定ディスク２
０６内に作成され（図５：Ｓ１０１）、必要なファイル
（図３参照）が順次複写される（図５：Ｓ１０４）。ユ
ーザ登録に情報入力を要する場合には入力画面が表示さ
れ、ユーザが情報入力を行う。一通りのファイル複写や
ファイル生成が終了すると、導入の成功不成功が識別さ
れる。導入が失敗した場合には（図５：Ｓ１０５；Ｎ
Ｏ）、エラー表示される（図５：Ｓ１０６）。導入に成
功した場合には（図５：Ｓ１０５；ＹＥＳ）、オペレー
ティングシステムのスタートアップメニューに対するア
イコン登録がされる（図５：Ｓ１０８）。

【００５７】なお、ここまでの初期設定は、インターネ
ット経由で行うことも可能である。すなわち、ユーザ
は、図１のＳ１０に示すように、コンピュータ上でイン
ターネットに接続するためのブラウザを動作させ、配信
システム１が提供するウェブサイトに接続する。そのウ
ェブサイトで本通知情報表示プログラム関連ファイルの
ダウンロードを指定すれば、ＦＤで供給されるのと同様
のファイルがユーザコンピュータ装置の固定ディスク２
０６に格納される。ダウンロード後、ユーザは固定ディ
スク上の導入プログラムを実行させることにより、ＦＤ
から導入したのと同様の環境を設定させることができ
る。

【００５８】さてアイコン登録後に、上記ブラウザが自
動的に起動され、配信システム１が提供するウェブサイ
トに接続される（図５：Ｓ１０９）。万一ブラウザの起
動に失敗した場合には（図５：Ｓ１１０；ＮＯ）エラー
表示される。ブラウザの起動に成功した場合（図５：Ｓ
１１０；ＹＥＳ）、配信システム１は、そのウェブサイ
トにおいて、通知情報表示装置にユーザ固有の情報を登
録させる入力画面を表示させる。ユーザがこれに対応し
てユーザ氏名とメールアドレスなどを入力すると、当該
通知情報表示装置のＣＰＵ２０１はこれをユーザ固有の
情報ファイルとしてサーバ１００に転送する（図１：Ｓ
１１）。

【００５９】新規のユーザからユーザ固有の情報が供給
されてきた場合には、サーバ１００はこの情報をユーザ
データベース１０３に登録する（図５：Ｓ１１２）。さ
らにサーバ１００は、ニュース配信の可否をインターネ
ット経由でユーザコンピュータ装置に問い合わせる。こ
の問い合わせに対しユーザが応えた情報は、さらにユー
ザデータベース１０３に格納される。

【００６０】なお、導入後にユーザは任意に台紙情報等
を配信システム１からダウンロード可能である。またス
ポンサーの契約期間が切れる等でスポンサーが交代した
場合には、新たなスポンサーから提供された台紙情報や
広告情報が配信システム１からダウンロード可能であ
る。

【００６１】（通知情報表示動作）上記導入処理で登録
されるとユーザコンピュータ装置は本発明の通知情報表
示装置として動作するようになる。以下、図６乃至図９
の画面流れ図および図１０乃至図２７の表示画像例を参
照しながら、本通知情報表示動作を説明する。

【００６２】メッセージ作成処理 初期画面（Ｓ２０）： 通知情報表示プログラムが登録
されると、デスクトップＤＴ下方のタスクバーＴＢに通
知情報表示プログラムのシンボルであるキャラクタを模
ったアイコンＩ１が表示される（図１０参照）。ここで
ユーザがマウス等の入力装置２１０を操作してカーソル
をアイコンＩ１上に置くと、ＣＰＵ２０１はそれを検出
し、つぶやきファイルを読み出してアイコンＩ１近傍に
台詞Ｃ１を表示する（図１１参照）。また、ユーザがカ
ーソルをアイコンＩ１上において右クリックすると、ポ
ップアップメニューＭ１が表示される（図１２参照）。
このメニューからはヘルプファイルの参照などが可能で
ある。

【００６３】台紙選択画面（Ｓ２１）： ユーザがカー
ソルをアイコンＩ１上に置いてダブルクリックすると、
台紙選択ウィンドウＷ１が開かれる（図１３参照）。こ
のウィンドウには登録されている台紙情報が検索され、
登録されている台紙のアイコンＩ２１、Ｉ２２，Ｉ２３
がすべて表示される。図１３の表示例では３種類の台紙
が登録されている。

【００６４】台紙選択（Ｓ２２）： ユーザがカーソル
を所望のアイコンＩ２１、Ｉ２２、Ｉ２３上に置いてダ
ブルクリックすると、選択されたアイコンにそれぞれ対
応する台紙情報が読み取られてその台紙画像（台紙表面
画像）Ｉ３１、Ｉ３２、Ｉ３３が表示される（図１４参
照）。これらのアイコンおよび台紙画像に関する台紙情
報は、ユーザが通知情報表示装置２００ｘを配信システ
ム１に接続して、所望する台紙情報をダウンロードする
ことで取得できる。新たな台紙情報が取得されるたび
に、台紙選択ウィンドウＷ１には、新規のアイコンが追
加され、新規のアイコンをクリックすることで新たな台
紙画像を使用することができるようになる。

【００６５】台紙表示（Ｓ２３）： ユーザは所望する
台紙を一種類選択し台紙表面画像Ｉ３を表示させる（図
１５参照）。において、メッセージ表示欄Ａ１にはカー
ソルが表示される。ユーザ固有情報欄Ａ２にはユーザ固
有の情報ファイルに基づいて、現在の年月日／時刻が表
示される。広告テキスト表示欄Ａ３には広告テキストフ
ァイルに対応する文字列が表示される。ＵＲＬ表示欄Ａ
４にはＵＲＬアドレスまたはリンク先のウェブサイトに
関連した文字列（「ここをクリック」など）が表示され
る。ユーザがキーボードなどの入力装置２１０から文字
を入力すると、メッセージ表示欄Ａ１にその文字列が表
示され、同時にメッセージ情報ファイルに格納される。
ユーザが入力装置で文字列の範囲指定をし右クリックす
ると、メニューが表示されコピー、カット、ペーストの
他、コントロールキーを使用して文字の属性（色彩な
ど）を変えることができる。台紙の一部にカーソルを置
きドラッグすると台紙画像を動かすことができる。広告
テキスト表示欄Ａ３またはＵＲＬ表示欄Ａ４にカーソル
を置きダブルクリックすると、ブラウザが起動され、Ｕ
ＲＬ文字列に設定されているアドレス情報にしたがっ
て、当該ＵＲＬの示すウェブサイトに接続することがで
きる。

【００６６】台紙メニュー表示（Ｓ２４）： ユーザが
台紙表面画像Ｉ３上にカーソルを置いて右クリックする
と、ポップアップメニューＭ２が表示される（図１６参
照）。ユーザがメニューのうち所望の処理内容が記載さ
れた文字列のところにカーソルを合わせて左クリックす
ると、その処理内容が実行される。

【００６７】消去処理（Ｓ２５）： メニューＭ２から
「すてる」を選択すると、この台紙に関するメッセージ
情報ファイルが消去され、この台紙表面画像Ｉ３の表示
が消去される。台紙を捨て去ったのと同様に取り扱われ
る。消去の際、音声を発するように設定しておくことは
好ましい。

【００６８】最小化処理（Ｓ２６）： メニューＭ２か
ら「小さくする」を選択すると、アイコン画像データが
読み出され、台紙表面画像Ｉ３の代わりに最小化された
アイコンＩ４が表示される（図１７参照）。台紙をデス
クトップＤＴ上で小さくして整理しておきたい場合に有
効である。この最小化アイコンＩ４上のカーソルを置く
と、ＣＰＵ２０１はカーソル位置がアイコン上にあるこ
とを検出し、当該アイコンに対応するメッセージ情報フ
ァイルを読み出して、当該メッセージの第1行目にある
メッセージＣ２を表示する。これにより、複数の台紙を
最小化して整理した場合であっても、ユーザはカーソル
を最小化アイコン上に合わせるだけで、そのアイコンに
係る台紙の内容を判別することができる。

【００６９】また最小化アイコンＩ４上にカーソルを置
いて右クリックすると、ポップアップメニューＭ３が表
示される（図１９参照）。このメニューＭ３から「大き
くする」を選択したり最小化アイコン上でダブルクリッ
クしたりすると、最大化表示、すなわち台紙表面画像Ｉ
３が再び表示される。メニューＭ３から「ヘルプ」を選
択すると、ヘルプファイルが読み取られてヘルプ表示が
される。

【００７０】反転処理（Ｓ２７）： メニューＭ２から
「ふせる」を選択すると、台紙裏面画像データが読み出
され、台紙表面画像Ｉ３の代わりに台紙裏面画像Ｉ５が
表示される（図２０参照）。台紙裏面画像Ｉ５が表示さ
れる位置は、台紙表面画像Ｉ３が表示される位置と同じ
である。商標画像欄Ａ１０には商標画像データに基づく
商標イメージが表示される。広告文字欄Ａ１１には広告
文字データに基づく広告文字が表示される。この台紙裏
面画像Ｉ５上にカーソルを置いて右クリックすると、ポ
ップアップメニューＭ４が表示される（図２１参照）。
このメニューＭ４から「小さくする」を選択すると、上
記最小化処理と同様に台紙裏面画像Ｉ５に代えて最小化
アイコンＩ４が表示される。メニューＭ４から「ひっく
り返す」を選択すると、台紙裏面画像Ｉ５に代えて再び
台紙表面画像Ｉ３が表示される。

【００７１】表情変更処理（Ｓ２８）： メニューＭ２
から「表情を変える」を選択すると、台紙表面表情デー
タ群が読み出され、表情選択メニューＭ５が表示される
（図２２参照）。ユーザはメニューＭ５に表示された表
情のうち、所望の表情のところにカーソルを置きダブル
クリックすると、表情データがキャラクタの顔の部分に
反映され、それまでの表情に代えて選択されたキャラク
タの表情を表示させることができる。

【００７２】その他の設定処理（Ｓ２９）： メニュー
Ｍ２から「その他の設定」を選択すると、その他の設定
基本メニューＭ６が表示される（図２３参照）。このメ
ニューＭ６から、ユーザは台紙に反映するユーザ名、日
時表示の有無、効果音の有無を設定できる。さらにメニ
ューＭ６の「さらに詳しい設定」を選択すると、詳しい
設定メニューＭ７が表示される（図２４参照）。このメ
ニューＭ７からは、ユーザはプロキシデータ使用の有
無、プロキシサーバ名、プロキシポート名を設定可能で
ある。

【００７３】ヘルプ表示処理（Ｓ３０）： メニューＭ
１乃至Ｍ３から「ヘルプ」を選択すると、ヘルプファイ
ルが読み出され、ヘルプメニューＭ８が表示される（図
２５参照）。

【００７４】送受信処理 送信処理（Ｓ３１）： ユーザはメッセージを他人に送
りたい場合には、メッセージ表示欄Ａ１にメッセージを
入力後、メニューＭ２を表示させ「他人のぺったん」を
選択する。この選択は、受信した台紙や受信した台紙に
対する返信用台紙に対しては行えないようになっている
（非アクティブ状態）。

【００７５】メッセージ送信が選択されると、送付先リ
ストが読み出され、登録されている送付先一覧メニュー
Ｍ９が表示される（図２６参照）。このメニューＭ９か
ら「送る人の登録」アイコンが選択されると、通知情報
表示装置２００ｘはＬＡＮを介してこの通知情報表示装
置と接続されている他の通知情報表示装置２００ｙ（ｙ
はｘ以外の端末装置）と通信を順次試み、メッセージ送
信が可能か否かの検査を行う。そしてメッセージ送信が
可能な装置の一覧メニューＭ１０を表示する（図２７参
照）。このメニューからユーザは登録したい装置を選択
し（反転表示させる等）してから「登録」アイコンを選
択すれば、Ｍ１０のメニューが消えて、Ｍ９の一覧メニ
ュー上に選択された送付先が表示されるようになる。メ
ニューＭ９に登録された後は、このメニューを開くたび
に登録した送付先一覧が表示されるが、その際、通知情
報表示装置は、毎回登録された送付先が現在送信可能か
否かを検査するようになっている。送付先に登録されて
いる装置が、電源オフや通知情報表示プログラムを実行
していないなどの理由で送信不可能な場合、非アクティ
ブ状態であることを示すために、ＣＰＵは、送付先表示
の色彩表示を変えたりディマー表示にしたりする。なお
メニューＭ９から「送る人の削除」アイコンを選択すれ
ば、送付先一覧から任意の登録を抹消することができ
る。

【００７６】メッセージを送信したい時、ユーザは送信
可能であると表示されている送付先一覧メニューＭ９か
ら自分のメッセージの送付先を選択する。送付先氏名の
冒頭にあるチェックボックスをチェックしたり反転させ
たりすることで送付先の選択が行える。次いでユーザは
「送信」アイコンを選択する。「送信」が選択される
と、ユーザはさらに送付先を登録したい場合には「追
加」アイコンを選択して送付先の追加登録を行う。送信
が指示されると、当該通知情報表示装置２００ｘは送付
先に指定され、かつ、プログラム実行中である他の通知
情報表示装置２００ｙに対し、メッセージ情報ファイ
ル、その台紙を指定する情報および当該ユーザ固有の情
報を所定の形式で送信する。

【００７７】なおメニューＭ２から「自分にぺったん」
を選択すると、当該台紙のメッセージ情報は他の通知情
報表示装置に送信されず、自分のデスクトップ上に表示
されたままになる。この選択は、受信したメッセージに
係る台紙、およびそれに対する返信用台紙に対しては選
択できないようになっている。

【００７８】受信処理（Ｓ３２）： 通知情報表示装置
２００ｘは、他の通知情報表示装置２００ｙからメッセ
ージ情報等の情報が送信されてくると、まず台紙を指定
する情報を調べ、当該指定に関する台紙情報が当該通知
情報表示装置に登録されているか否かを判定する。そし
て指定された台紙情報が登録されている場合にはその台
紙情報を使用し、指定された台紙情報が登録されていな
い場合にはデフォルトとして指定されている台紙情報を
使用して、台紙画像を表示する。最初に台紙裏面画像デ
ータを使用して、所定の位置に台紙裏面画像Ｉ５を表示
させる。このとき音声データを使用してメッセージが送
られてきた旨の音響を発生させてもよい。まず最初に台
紙の裏面が表示される点は重要である。すなわち、本実
施形態における台紙画像では広告の主体となる商標画像
や広告文字が裏面に配置されているため、メッセージを
受信したユーザは、最初に広告情報に注目することにな
るからである。つまりテレビジョン放送におけるＣＭと
同様に、一方的に広告表示が提示されしかもメッセージ
の内容を見たいユーザに、常にこの広告を認識させるこ
とができる。

【００７９】メッセージの読み取り処理等（Ｓ３３）：
台紙裏面画像Ｉ５の広告を認識したユーザは、右クリ
ックによりメニューを表示させ、メニューから「ひっく
り返す」を選択するか、マウスポインタを台紙上に持っ
ていきダブルクリックするかすることにより台紙表面画
像Ｉ３を表示させる。台紙表面のメッセージ表示欄Ａ１
には、受信したメッセージ情報ファイルに基づく文字
列、つまり送信者の作成した文章が表示される。またユ
ーザ固有情報文字列として、受信したユーザ固有の情報
に基づき送信者氏名および送信時刻が表示される。さら
にメッセージ表示欄下部の広告テキスト表示欄などでさ
らなる広告表示が行われる。

【００８０】ユーザが受信したメッセージに対して返信
した場合には、ポップアップメニューＭ２（図１６参
照）を表示させ「返信」を選択する。この返信の選択
は、受信した台紙に対してのみ有効で、自分で作成した
台紙からは選択できないようになっている。「返信」が
選択されると、他の台紙表面画像Ｉ３が別途表示され
る。この台紙に対してユーザはメッセージを書き込み、
上記と同様にして送信すれば、送信者に対してメッセー
ジが返信される。

【００８１】上記のようにして、ユーザは任意の台紙を
選択し、ユーザグループＬＡＮ２の間でメッセージおよ
び広告の表示を行うことができる。メッセージの送受信
のたびに、使用したり送信したり受信したりした台紙の
枚数が時間情報とともに履歴情報としてユーザ固有の情
報ファイルに蓄積される。登録された送付先数も同じフ
ァイルに蓄積される。

【００８２】最新情報の入手処理（図１：Ｓ１２） 前述したように、本システムでは、最新の広告情報や台
紙情報の更新が可能に構成されている。例えば、新規の
台紙情報を入手したい場合、ユーザは通知情報表示装置
２００ｘにおいてブラウザを起動し、配信システム１に
接続する。接続が成功すると、ユーザは配信システム１
が提供するウェブサイトにおいてダウンロード可能に提
供されている複数の台紙情報のなかから任意の台紙情報
を選択する。これにより、自分の使用する通知情報表示
装置の固定ディスク２０６にダウンロードすることがで
きる。ダウンロードされた台紙情報は、台紙選択ウィン
ドウＷ１に新たなアイコンとして表示される。

【００８３】一方、通知情報表示装置２００ｘは、台紙
情報の広告テキストファイルに含まれる表示開始日時／
時刻、有効期限を監視し、表示期間に入っている場合に
広告を表示し、表示期間以外では広告表示を禁止する。
したがって、複数の広告情報が存在する場合でも、互い
の表示期間が重複していなければ、時刻によって異なる
広告が順次表示されるようになっている。サーバ１００
は、あらかじめ複数の広告情報を通知情報表示装置に転
送しておくことで、時間帯、時期に応じて広告内容を表
示することができる。

【００８４】そして、１以上の広告情報のうち最も遅く
設定されている有効期限が過ぎている場合には、通知情
報表示装置（ローカル）は自動的に配信システム（サー
バ）１に接続するようになっている。通知情報表示装置
から接続された配信システム１は、スポンサー識別子を
参照して、新たな広告期間が設定された広告情報を当該
通知情報表示装置に送信し、同時に通知情報表示装置か
らユーザ情報を取得する。したがってユーザがしばらく
配信システム１に自主的に接続しない場合でも時期を逸
することなく広告情報の補給および表示が継続できる。
ただし、この有効期限終了時から一定期間前になってい
る場合に予め次の広告情報をダウンロードするように構
成することもできる。この場合には、スポンサーの希望
する指定期日から確実に新たな広告を開始させることが
できる。

【００８５】また、スポンサーが交代した場合には、サ
ーバ１００は、ユーザにスポンサーが交代したことを知
らせ、複数のスポンサーからユーザが希望するスポンサ
ーを選択させる。配信システム１を管理するサービス提
供者は、選択されたスポンサーについて広告させるため
に必要な情報を格納したＦＤをユーザに送付する。ユー
ザは、このＦＤを導入時と同様の手順で通知情報表示装
置にインストールする。または、インターネット上で総
ての手続きを進める場合、サーバ１００はウェブサイト
からｆｔｐによって直接必要な情報をユーザの通知情報
表示装置に送信するように構成してもよい。新たなスポ
ンサーに関する情報で更新された通知情報表示装置は、
このスポンサーに関する広告を表示するようになる。こ
こで新たなスポンサーの広告に必要な情報とは、このス
ポンサーに関するスポンサー識別子ファイル、広告イメ
ージファイル、広告テキストファイル、台紙定義ファイ
ル、つぶやきファイルなどで構成される情報をいう。

【００８６】なお、上記手順ではスポンサーをユーザに
選択させていたが、サービス提供者側でスポンサーを一
方的に定めることが契約上可能であれば、配信システム
１からユーザ側の通知情報表示装置に新たなスポンサー
の広告に必要な情報を自動的に送信し、ユーザの関与無
しにスポンサーを交代するように構成してもよい。

【００８７】（実施例）上記のような広告自動配給、更
新機能を有する本通知情報表示システムの実施例を示
す。広告情報の設定は、期間、時間帯、通年など、表示
開始日時情報により任意に設定可能である。すなわち毎
日、決まった時間帯に表示させたり、ある期間中だけ表
示させたり、通年表示させたりが自由に設定可能であ
る。表示態様に関しては、文字色の変更、文字の大きさ
の変更、文字のスクロールアップ表示などが設定可能で
ある。表示態様に関する情報は、サーバ１００から通知
情報表示装置への広告情報の送信時に属性情報として付
加される。

【００８８】図２８は、化粧品メーカーをスポンサーと
した場合のキャンペーン商品広告時期設定例である。こ
の実施例によれば、スポンサーの配信システム提供者と
の契約期間を３ヶ月としてある。新商品の発売から２ヶ
月間、配信システム１は、キャンペーン商品認知期とし
て、キャンペーン商品の紹介をする広告情報をユーザグ
ループの各通知情報表示装置に提供する。最後の１ヶ月
は商品店頭体験期として、店頭における商品体験に合わ
せた広告を行う。広告１は、朝の時間帯にのみ表示時期
を限った広告情報による。広告２は、昼の時間帯にのみ
表示時期を限った広告情報による。広告１と広告2が契
約期間いっぱい継続されるように広告情報の表示時期を
設定しておく。広告３〜広告８については、午後の時間
帯に2週間おきに広告内容が変更されるように広告情報
を設定しておく。

【００８９】図２９は、コンビニエンスストアチェーン
をスポンサーとした場合に時限的に広告を行う商品広告
例である。時間帯を午前中、昼、午後、夕方および夜に
分けて、それぞれの時間帯で主力となる商品を紹介でき
るように、広告１０〜広告２１に関する広告情報を設定
しておく。

【００９０】（本実施形態の利点）本実施形態によれ
ば、発明の効果に記載した効果の他に以下の具体的な効
果がある。例えば、本実施形態によれば、導入プログラ
ムによりＦＤから一括環境設定が可能でありユーザに便
宜である。本実施形態によれば、広く一般に普及してい
るＷＹＳＷＹＧ型オペレーティングシステム上で台紙表
示を可能に構成したので、多くのパソコンに導入される
ことで効果的な広告が可能である。本実施形態によれ
ば、ブラウザを自動起動可能に構成したので、必要なタ
イミングで広告情報の取得が可能である。本実施形態に
よれば、文字色などの属性を変更可能に構成したので、
ユーザの興味を喚起しつつ広告やメッセージ交換が可能
である。本実施形態によれば、台紙の最小化が可能であ
り、デスクトップの整理が容易である他、カーソルを合
わせることでメッセージの冒頭部分を表示可能にしたの
で、最小化表示させていても内容把握が容易である。本
実施形態によれば、メッセージ受信時に広告効果の高い
裏面がまず表示されるので、メッセージを読みたいと思
うユーザに具体的に広告することができる。本実施形態
によれば、台紙の形態をキャラクタにしたので、キャラ
クタが好きなユーザの興味を喚起することができる。ま
た可愛らしいキャラクタの台紙をダウンロード可能に構
成すれば、ユーザにこのシステムを熱心に使用させるこ
とができ、併せて益々高い広告効果が望める。本実施形
態によれば、カーソルをアイコンに合わせるだけでキャ
ラクタのつぶやきが表示されるので、ユーザの興味を喚
起することができる。

【００９１】（その他の変形例）なお、上記実施形態は
種々に変形して提供することが可能である。例えば、実
施形態では、付箋紙をメッセージ情報としてやり取りす
るアプリケーション機能に広告機能を持たせたが、他の
方法で広告機能を付加させてもよい。具体的には、通常
のアプリケーションを立ち上げるためのアイコンに広告
を表示可能にしたり、キャラクタ育成型アプリケーショ
ンの一部に広告機能を付加させたり、タスクバーの一部
に予め広告機能を組み込んだりしてもよい。また上記実
施形態では広告に限っていたが、政府の行う広報やニュ
ースなどを広告情報の代わりの通知情報として表示可能
に構成してもよい。また上記実施形態では、ファイル構
成を広告情報および台紙情報に分けていくつかのファイ
ル群を構成していたが、これらの構成によらず任意にフ
ァイルの設計変更が可能である。一方、配信システムの
データベースも広告情報データベースや台紙情報データ
ベースという構成にせず、異なるデータベース構造にし
てもよい。

【００９２】

【発明の効果】本発明によれば、台紙画像に広告などの
通知情報を表示可能に構成したので、パソコン環境にお
いて効果の高い広告環境を提供することができる。本発
明によれば、広告などの通知情報を期間に応じて表示制
御可能に構成したので、広告効果の高い時期に合致させ
た広告が可能な広告環境を提供することができる。本発
明によれば、広告などの通知情報にＵＲＬを設定したの
で、ユーザが欲する場合にはさらに具体的な広告情報を
提供可能な広告環境を提供することができる。本発明に
よれば、実際の付箋紙のイメージを模擬し広告などの通
知情報の表示領域を確保した画像を提供可能に構成した
ので、ユーザの興味を喚起しながら効果的な広告が可能
な広告環境を提供することができる。本発明によれば、
台紙画像を変更可能に構成したので、ユーザの興味を喚
起するとこが可能な広告環境を提供することができる。
本発明によれば、台詞をいう魅力的な台紙画像を表示可
能に構成したので、ユーザの興味を喚起するとともに有
益な情報を提供するこが可能な広告環境を提供すること
ができる。本発明によれば、広告などの通知情報を配信
システムから順次供可能に構成したので、広告を時期に
応じて変更して効果の高い広告が可能な広告環境を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の通知情報表示システムの構成図であ
る。

【図２】通知情報表示装置のブロック図である。

【図３】本通知情報表示プログラムのファイル構成図で
ある。

【図４】台紙画像の定義図である。

【図５】導入処理を説明するフローチャートである。

【図６】使用方法を説明する画面フローである（その
１）。

【図７】使用方法を説明する画面フローである（その
２）。

【図８】使用方法を説明する画面フローである（その
３）。

【図９】使用方法を説明する画面フローである（その
４）。

【図１０】タスクバー登録の表示例である。

【図１１】つぶやきメッセージ表示例である。

【図１２】タスクバーにおけるメニュー表示例である。

【図１３】台紙選択ウィンドウ表示例である。

【図１４】複数の台紙画像の表示例である。

【図１５】台紙表面画像の初期表示例である。

【図１６】台紙表面画像におけるメニュー表示例であ
る。

【図１７】最小化アイコンの表示例である。

【図１８】最小化アイコンにおけるメッセージ表示例で
ある。

【図１９】最小化アイコンにおけるメニュー表示例であ
る。

【図２０】台紙裏面画像の表示例である。

【図２１】台紙裏面画像におけるメニュー表示例であ
る。

【図２２】表情選択メニューの表示例である。

【図２３】その他のメニューの表示例である。

【図２４】詳しい設定メニューの表示例である。

【図２５】ヘルプファイルの表示例である。

【図２６】送付先一覧リスト表示例である。

【図２７】送付可能リスト表示例である。

【図２８】キャンペーン型広告期間設定の実施例であ
る。

【図２９】時限式広告期間設定の実施例である。

【符号の説明】

１…配信システム ２…ユーザグループＬＡＮ １００…サーバ １０１…広告情報データベース １０２…台紙情報データベース １０３…ユーザデータベース ２００ｘ…通知情報表示装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 幸夫 東京都港区芝浦３−４−１ 株式会社博報 堂内 (72)発明者 福田 敏也 東京都港区芝浦３−４−１ 株式会社博報 堂内 (72)発明者 内田 哲也 東京都港区芝浦３−４−１ 株式会社博報 堂内 (72)発明者 神田 智子 東京都港区芝浦３−４−１ 株式会社博報 堂内 (72)発明者 秋原 正俊 東京都港区芝浦３−４−１ 株式会社博報 堂内 (72)発明者 柿本 秀二 東京都品川区上大崎２−21−７ 株式会社 ティー・ワイ・オー内 (72)発明者 岸本 高由 東京都品川区上大崎２−21−７ 株式会社 ティー・ワイ・オー内 (72)発明者 金井 英之 東京都品川区上大崎２−21−７ 株式会社 ティー・ワイ・オー内 (72)発明者 関根 元和 埼玉県所沢市美原町２−2933−12 ラフォ ンテーヌ102号 Ｆターム(参考） 5B085 AC05 BG07 CA06 CE07 5B089 GA12 GA21 GB03 HA01 HA06 JA40 JB01 KB06 KB11 KC17 KC29 KC36 KC49 KE07 LB14 5C082 AA01 AA03 BA02 BA20 CA55 CB06 DA87 MM05

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通知を表示させるための通知情報
   を含んだ通知情報ファイルと、 前記通知を表示させる領域を提供するための台紙情報を
   含んだ台紙情報ファイルと、 前記台紙情報ファイルおよび前記通知情報ファイルを参
   照し、前記台紙情報に基づいて生成された台紙画像に前
   記通知情報に基づく通知画像または／および通知文字列
   を合成して表示させるための画像データを出力可能に構
   成された制御装置と、を備えたことを特徴とする通知情
   報表示装置。
2. 【請求項２】 前記通知情報ファイルは、当該通知の表
   示期間を指定する期間指定情報を含み、 前記制御装置は、現在の年月日を規定する年月日情報と
   前記期間指定情報とを比較し、現在の年月日が当該期間
   指定情報で指定されている前記表示期間に相当している
   場合に、当該通知の表示を許可可能に構成されている請
   求項１に記載の通知情報表示装置。
3. 【請求項３】 前記通知情報ファイルは、当該通知に関
   連するネットワークアドレスを示すアドレス情報を含
   み、 前記制御装置は、前記通知情報に前記アドレス情報が含
   まれている場合には、前記台紙画像に合成する通知文字
   列に当該アドレス情報を含め、当該アドレス情報に前記
   ネットワークアドレスへリンクさせるためのリンク情報
   を設定可能に構成されている請求項１に記載の通知情報
   表示装置。
4. 【請求項４】 前記台紙情報ファイルは、表面と裏面そ
   れぞれの前記台紙画像データを含み、 前記制御装置は、当該台紙画像の表面と裏面とを選択し
   て表面または裏面のいずれかの画像データを出力可能に
   構成されている請求項１に記載の通知情報表示装置。
5. 【請求項５】 前記台紙情報ファイルは、当該台紙画像
   の一部または全部を入れ替えて表示させるための入替台
   紙画像データを１以上備え、 前記制御装置は、前記入替台紙画像データを操作信号に
   対応させて選択し、当該台紙画像の一部または全部に、
   選択された入替台紙画像データに基づく画像を表示させ
   る画像データを生成可能に構成されている請求項１に記
   載の通知情報表示装置。
6. 【請求項６】 前記台紙情報ファイルは、当該台紙画像
   に対応させた台詞を表示させるための台詞ファイルを含
   み、 前記制御装置は、カーソルの位置を検出し検出された当
   該カーソルの位置が前記台紙画像に対応する位置である
   と判定した場合に、前記台詞ファイルを参照して当該台
   紙画像の近傍に前記台詞を表示可能に構成されている請
   求項１に記載の通知情報表示装置。
7. 【請求項７】 前記制御装置は、操作者が入力したメッ
   セージを示すメッセージ情報をメッセージ情報ファイル
   として格納し、当該メッセージ情報ファイルに格納され
   たメッセージ情報に基づくメッセージを前記台紙画像の
   所定領域に表示させる画像データを生成可能に構成され
   ている請求項１に記載の通知情報表示装置。
8. 【請求項８】 前記台紙情報ファイルには、前記台紙画
   像を最小化させて表示するための最小化画像データを含
   み、 前記制御装置は、最小化が指定された場合に前記台紙画
   像を表示させる画像データに代えて最小化画像データを
   出力し、 当該最小化画像上にカーソルが位置すると判定した場合
   には、当該最小化画像に対応するメッセージ情報ファイ
   ルを参照してそのメッセージの一部を当該最小化画像の
   近傍に表示可能に構成されている請求項７に記載の通知
   情報表示装置。
9. 【請求項９】 前記通知情報表示装置は、他の前記通知
   情報表示装置と通信可能に構成されており、 他の前記通知情報表示装置の宛先情報を示す宛先情報フ
   ァイルをさらに備え、 前記制御装置は、メッセージの送信が指示された場合に
   は、当該宛先情報ファイルを参照し、指定された宛先に
   前記メッセージ情報ファイルに格納されたメッセージ情
   報を送信可能に構成されている請求項７に記載の通知情
   報表示装置。
10. 【請求項１０】 前記通知情報表示装置は、他の前記通
    知情報表示装置と通信可能に構成されており、 前記制御装置は、他の前記通知情報表示装置から前記メ
    ッセージ情報を受信した場合には、当該メッセージ情報
    に基づくメッセージを前記台紙画像の所定領域に表示さ
    せる画像データを生成可能に構成されている請求項７に
    記載の通知情報表示装置。
11. 【請求項１１】 前記制御装置は、操作信号に対応させ
    て当該台紙画像の表面と裏面とを選択的に表示させる画
    像データを出力可能に構成され、 前記メッセージ情報を受信して前記台紙画像を表示させ
    る場合に、前記通知情報に基づく通知画像または／およ
    び通知文字列の一部が合成された当該台紙画像の裏面を
    最初に表示させ、操作者の操作に基づいて表示される表
    面に前記メッセージ情報に基づくメッセージを表示可能
    に構成されている請求項１０に記載の通知情報表示装
    置。
12. 【請求項１２】 前記制御装置は、他の前記通知情報表
    示装置から受信したメッセージ情報に前記台紙画像の設
    定情報が含まれている場合には、当該設定情報に対応さ
    せた表示態様で当該台紙画像を表示させる画像データを
    生成可能に構成されている請求項１０に記載の通知情報
    表示装置。
13. 【請求項１３】 請求項１乃至請求項１２に記載の通知
    情報表示装置と配信システムとがネットワークを介して
    通信可能に構成された通知情報表示システムであって、 前記配信システムは、前記通知情報を格納する通知情報
    データベースと、前記台紙情報を格納する台紙情報デー
    タベースと、これらデータベースおよび各前記通知情報
    表示装置との通信を制御するサーバと、を備え、 前記サーバは、前記通知情報データベースに格納された
    通知情報または／および前記台紙情報データベースに格
    納された台紙情報を所定のタイミングで前記通知情報表
    示装置に送信可能に構成されていることを特徴とする通
    知情報表示システム。
14. 【請求項１４】 前記通知情報表示装置の制御装置は、
    前記通知情報ファイルに含まれる表示期間指定情報を監
    視し、当該表示期間の終了時に対して予め定められた条
    件に達していると判定したら、前記ネットワークを介し
    て前記配信システムに接続し、 当該配信システムの前記サーバは、当該通知情報表示装
    置に接続されたら、当該通知情報表示装置に対し新たな
    前記通知情報または／および前記台紙情報を送信可能に
    構成されている請求項１３に記載の通知情報表示システ
    ム。
15. 【請求項１５】 コンピュータに、 所定の通知を表示させるための通知情報を含んだ通知情
    報ファイル、および、前記通知を表示させる領域を提供
    するための台紙情報を含んだ台紙情報ファイルを参照す
    るステップと、 前記台紙情報に基づいて生成された台紙画像に前記通知
    情報に基づく通知画像または／および通知文字列を合成
    して表示させるための画像データを生成するステップ
    と、を実行させるためのプログラムが記録された機械読
    み取り可能な記録媒体。
16. 【請求項１６】 コンピュータに、 現在の年月日を規定する年月日情報を参照するステップ
    と、 通知の表示期間を指定する表示期間指定情報を参照する
    ステップと、 前記年月日情報と前記表示期間指定情報とを比較するス
    テップと、 現在の年月日が当該表示期間指定情報で指定されている
    前記表示期間に相当している場合に、当該通知の表示を
    許可するステップと、をさらに実行させるためのプログ
    ラムが記録された請求項１５に記載の記録媒体。
17. 【請求項１７】 コンピュータに、 前記台紙画像に合成する通知文字列に通知に関連するネ
    ットワークアドレスを示すアドレス情報を含め、当該ア
    ドレス情報に前記ネットワークアドレスへリンクさせる
    ためのリンク情報を設定するステップをさらに実行させ
    るためのプログラムが記録された請求項１５に記載の記
    録媒体。
18. 【請求項１８】 コンピュータに、 カーソルの位置を検出するステップと、 検出された当該カーソルの位置が前記台紙画像に対応す
    る位置であると判定した場合に、当該台紙画像に対応さ
    せた台詞を表示させるための台詞ファイルを参照するス
    テップと、 当該台紙画像の近傍に前記台詞を表示させるための画像
    データを生成するステップと、をさらに実行させるため
    のプログラムが記録された請求項１５に記載の記録媒
    体。
19. 【請求項１９】 コンピュータに、 操作者が入力したメッセージを示すメッセージ情報をメ
    ッセージ情報ファイルとして格納するステップと、 当該メッセージ情報ファイルに格納されたメッセージ情
    報に基づくメッセージを前記台紙画像の所定領域に表示
    させる画像データを生成するステップと、をさらに実行
    させるためのプログラムが記録された請求項１５に記載
    の記録媒体。