JP2000020330A - 携帯電子装置および携帯電子装置の制御方法 - Google Patents

携帯電子装置および携帯電子装置の制御方法

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JP2000020330A
JP2000020330A JP19809198A JP19809198A JP2000020330A JP 2000020330 A JP2000020330 A JP 2000020330A JP 19809198 A JP19809198 A JP 19809198A JP 19809198 A JP19809198 A JP 19809198A JP 2000020330 A JP2000020330 A JP 2000020330A
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JP
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input
characters
portable electronic
electronic device
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JP19809198A
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English (en)
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Kazuhisa Sato
一寿 佐藤
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NEC Saitama Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規の使用時には複雑な操作なしに誤動作防
止機能を解除することができる携帯電子装置および携帯
電子装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 入力手段による数字または文字あるいは
記号もしくは諸命令の入力を無効に制御するための誤動
作防止手段による無効制御を解除するための解除データ
を記憶手段に記憶し、入力手段から入力された数字また
は文字あるいは記号もしくは諸命令と解除データとを比
較して一致する場合に誤動作防止手段を制御して無効制
御を解除させる。また、解除データは複数の数字または
文字あるいは記号もしくは諸命令の列から構成され、入
力手段から順次入力される数字または文字あるいは記号
もしくは諸命令が解除データを構成する複数の数字また
は文字あるいは記号もしくは諸命令の列と一致する場合
に誤動作防止手段による無効制御を解除させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部に押しボタ
ンスイッチやキーボード等を有し且つ鞄やポケット等の
中に収納可能な携帯電子装置および携帯電子装置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機を鞄等の中に入れた場合に誤
動作を防止する機能として、ダイアルキー入力を無効に
するための“誤動作防止ボタン”を備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誤動作
防止ボタンを押下してキー入力を無効にした後で、ダイ
アル入力をして発信したい場合には、誤動作防止機能の
解除行為を行わなければならず、煩わしさは否定できな
い。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、正規の使用時には複雑な操作なしに誤動作防
止機能を解除することができる携帯電子装置および携帯
電子装置の制御方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、数字または
文字あるいは記号もしくは諸命令を入力する入力手段
と、前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令の
入力を無効に制御する誤動作防止手段と、前記誤動作防
止手段による無効制御を解除するための解除データを記
憶する記憶手段と、前記入力手段から入力された前記数
字または文字あるいは記号もしくは諸命令と前記解除デ
ータとを比較して一致する場合に前記誤動作防止手段を
制御して前記無効制御を解除させる制御手段とを具備す
ることを特徴とする。また、請求項2に記載の発明にあ
っては、請求項1に記載の携帯電子装置では、前記解除
データは複数の前記数字または文字あるいは記号もしく
は諸命令の列から構成され、前記制御手段は、前記入力
手段から順次入力される数字または文字あるいは記号も
しくは諸命令が前記解除データを構成する複数の前記数
字または文字あるいは記号もしくは諸命令の列と一致す
る場合に前記誤動作防止手段による無効制御を解除させ
ることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明にあ
っては、請求項2に記載の携帯電子装置では、前記複数
の数字または文字あるいは記号もしくは諸命令の列から
構成される解除データは、通信相手に固有の識別番号あ
るいは通信相手に固有の識別番号の先頭側の一部である
ことを特徴とする。また、請求項4に記載の発明にあっ
ては、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の携帯電
子装置では、前記入力手段が操作されていない時間を計
数する第1の計時手段を具備し、前記制御手段は、前記
入力手段の操作されていない時間が予め設定される第1
の所定の時間を越えた場合に、それ以前に前記入力手段
から入力された前記数字または文字あるいは記号もしく
は諸命令を無効にすることを特徴とする。また、請求項
5に記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項3の
何れかに記載の携帯電子装置では、前記入力手段によっ
て同一の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命
令が継続して入力されている時間を計数する第2の計時
手段を具備し、前記制御手段は、前記入力手段によって
同一の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令
が継続して入力されている時間が予め設定される第2の
所定の時間を越えた場合に、それ以前に前記入力手段か
ら入力された前記数字または文字あるいは記号もしくは
諸命令を無効にすることを特徴とする。また、請求項6
に記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項3の何
れかに記載の携帯電子装置では、前記入力手段が操作さ
れていない時間を計数する第1の計時手段と、前記入力
手段によって同一の前記数字または文字あるいは記号も
しくは諸命令が継続して入力されている時間を計数する
第2の計時手段とを具備し、前記制御手段は、前記入力
手段の操作されていない時間が予め設定される第1の所
定の時間を越えた場合および前記入力手段によって同一
の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令が継
続して入力されている時間が予め設定される第2の所定
の時間を越えた場合に、それ以前に前記入力手段から入
力された前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命
令を無効にすることを特徴とする。また、請求項7に記
載の発明にあっては、請求項4ないし請求項6の何れか
に記載の携帯電子装置では、前記時間を計数する基準と
なるクロックパルスを発振する発振手段を具備すること
を特徴とする。また、請求項8に記載の発明にあって
は、請求項1ないし請求項7の何れかに記載の携帯電子
装置では、前記入力手段は、筐体外部の何れかの面に設
けられた押鍵スイッチ群から構成されることを特徴とす
る。また、請求項9に記載の発明にあっては、請求項8
に記載の携帯電子装置では、前記押鍵スイッチの何れか
1つ以上が押下されたことを検出する入力検出手段を具
備することを特徴とする。また、請求項10に記載の発
明にあっては、入力手段による数字または文字あるいは
記号もしくは諸命令の入力を無効に制御するための誤動
作防止手段による無効制御を解除するための解除データ
を記憶手段に記憶し、前記入力手段から入力された前記
数字または文字あるいは記号もしくは諸命令と前記解除
データとを比較して一致する場合に前記誤動作防止手段
を制御して前記無効制御を解除させることを特徴とす
る。また、請求項11に記載の発明にあっては、請求項
10に記載の携帯電子装置の制御方法では、前記解除デ
ータは複数の前記数字または文字あるいは記号もしくは
諸命令の列から構成され、前記入力手段から順次入力さ
れる数字または文字あるいは記号もしくは諸命令が前記
解除データを構成する複数の前記数字または文字あるい
は記号もしくは諸命令の列と一致する場合に前記誤動作
防止手段による無効制御を解除させることを特徴とす
る。また、請求項12に記載の発明にあっては、請求項
10または請求項11の何れかに記載の携帯電子装置の
制御方法では、前記入力手段の操作されていない時間が
予め設定される第1の所定の時間を越えた場合および前
記入力手段によって同一の前記数字または文字あるいは
記号もしくは諸命令が継続して入力されている時間が予
め設定される第2の所定の時間を越えた場合に、それ以
前に前記入力手段から入力された前記数字または文字あ
るいは記号もしくは諸命令を無効にすることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかか
る携帯電話における制御部の電気的構成を示すブロック
図である。図1において、キー入力検出回路2はキーボ
ード部1からのキーデータの入力を検出する。キー入力
検出回路2は、キーボード部1からキーデータが入力さ
れると、CPU4とタイマ回路7とタイマ回路8とに入
力検出信号SINを送信する。
【0007】CPU4は、キー入力検出回路2からレジ
スタ41に入力検出信号SINを受信すると、キー検出回
路2に対してキーデータ通知要求信号SKRを出力し、キ
ー検出回路2からダイアルキーデータDDKを読み取る。
CPU4が読み取ったダイアルキーデータDDKは、ディ
スプレイ3に表示されるとともに、メモリ6に格納され
る。
【0008】メモリ6には、予め照会データ60-1、6
-2〜60-nが格納されている。この60-1、60-2
60-nは、CPU4が有するレジスタ42によって任意
に読み出すことができる。
【0009】誤動作防止回路5は、CPU4と接続され
ているとともに使用者が設定の変更を行うことができ
る。この設定状態は、メモリ6に記憶されるとともに、
誤動作防止回路5が有する表示部(例えばランプや発光
ダイオード等、図示省略)あるいはディスプレイ3に表
示される。
【0010】タイマ回路7ならびにタイマ回路8は、発
振回路9とCPU4とに接続され、CPU4から設定値
STが与えられる。このタイマ回路7は、キー入力が一
定時間以上ない場合に、CPU4に対してタイマ満了信
号STaを出力する。一方タイマ回路8は、キーが押下さ
れたままのときに動作し、一定時間以上継続して押下さ
れた場合に、CPU4に対してタイマ満了信号STbを送
信する。
【0011】図2は、図1に示すタイマ回路7の詳細な
構成例を示すブロック図である。図2に示すようにタイ
マ回路7は、カウンタ71と比較器72、そしてRS
(Reset−Set)タイプのFF(フリップフロップ)7
3とから構成されている。
【0012】カウンタ71のクロック入力端子/C
LK(/は反転を表す、以降同様)には、発振回路9が出
力するクロックパルス信号PCKが入力される。このカウ
ンタ71は、このクロックパルス信号PCKのパルス数を
計数し、計数値を出力する。比較器72は、CPU4か
ら与えられる設定値NSTとカウンタ71による計数値と
が一致した場合に、一致信号を出力する。
【0013】上述の一致信号は、FF73のセット入力
端子Sに入力され、FF73をセットする。このFF7
3の出力端子Qからの出力が、タイマ満了信号STaとし
てCPU4に供給される。
【0014】一方入力検出信号SINは、カウンタ71の
リセット入力端子/RSTおよびFF73のリセット入力
端子Rに入力され、カウンタ71およびFF73をリセ
ットする。
【0015】図3は、図1に示すタイマ回路8の詳細な
構成例を示すブロック図である。図3に示すようにタイ
マ回路8は、カウンタ81と比較器82、FF83およ
び84、AND(論理積)ゲート87、そしてインバー
タ(論理反転回路)88とから構成されている。
【0016】ANDゲート87は、キーボード1が押下
されている間“1(High)”となる入力検出信号S
INが入力されている場合に、カウンタ81に対してクロ
ックパルス信号PCKを出力する。
【0017】FF84のセット入力端子Sには入力検出
信号SINが入力され、リセット入力端子Rにはインバー
タ88を介して入力検出信号SINが入力され。またFF
84の反転出力端子/Qはカウンタ81のリセット入力
端子/RSTとFF83のリセット入力端子Rとに接続さ
れている。
【0018】即ちFF84は、キーボード1が押下され
ている間“1”になる入力検出信号SINが入力されたと
きに、カウンタ81が動作可能となるように反転出力端
子/Qが“0(Low)”になる。
【0019】カウンタ81は、ANDゲート87を介し
てクロック入力端子/CLKに入力されるから供給される
クロックパルス信号PCKのパルス数を計数し、計数値を
出力する。
【0020】比較器82は、カウンタ81による計数値
とCPU4によって定められた設定値NSTとが一致した
ときに一致信号を出力する。この一致信号は、FF83
のセット入力端子Sに入力され、これによってFF83
をセットする。このFF83の出力端子Qからの出力
が、タイマ満了信号STbとしてCPU4に供給される。
【0021】本実施の形態において誤操作とは、鞄の中
や背広のポケット内等で誤ってダイアルキー入力が行わ
れることで、数個の特定のダイアルキーが短押しされて
発信する場合や、長押しされて発信する場合を意味して
いる。
【0022】本実施の形態では、ダイアルキーの入力デ
ータ、およびダイアルキーの入力時間によって、誤操作
でダイアルキーが押下されたことを判断し、ダイアル入
力を無効データとする。使用者が意識してダイアルキー
を押下したか否かの判定は、メモリ6に予め登録された
キーワードとの照合により行う。
【0023】図4ないし図6は、本実施の形態における
処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、
これら図4〜図6においては、メモリ6には60-1〜6
-3までの照会データが格納されているものとして説明
する。また図4においては、太実線枠内はCPU4によ
る処理を示し、細実線枠内はこの携帯電子装置の利用者
による処理を示している。
【0024】まず、利用者がキーボード1から最初のキ
ー入力をする(ステップSt1、図4)と、CPU4は
ダイアルキーデータDDKをレジスタ41に格納し(ステ
ップSt2)、タイマ回路7とタイマ回路8の動作を開
始する(ステップSt3)。
【0025】この後CPU4は、メモリ6から照会デー
タ60-1を読み出し、レジスタ42に格納する(ステッ
プSt4)。そしてCPU4は、レジスタ41に格納し
たダイアルキーデータDDKとレジスタ42に格納した照
会データ60-1とが一致するか否かを比較する(ステッ
プSt5)。
【0026】このステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-1とが一致しない場
合には、ディスプレイ3に“入力データ無効”等の表示
をし(ステップSt6)、処理を終了する。
【0027】一方ステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-1とが一致する場
合、タイマ回路7の動作が満了したか否かを確認する
(ステップSt7)とともにタイマ回路8の動作が満了
したか否かを確認する(ステップSt8)。
【0028】これらステップSt7およびステップSt
8において、タイマ回路7あるいはタイマ回路8の何れ
か一方以上の動作が満了している場合には、ステップS
t6の処理に移る。
【0029】一方、何れも動作が満了していない場合に
は、CPU4はキーボード1から入力された次のダイア
ルキーデータDDKを読み込み(ステップSt9)、この
ダイアルキーデータDDKをレジスタ41に格納する(ス
テップSt10、図5)。
【0030】この後CPU4は、メモリ6から照会デー
タ60-2を読み出し、レジスタ42に格納する(ステッ
プSt11)。そしてCPU4は、レジスタ41に格納
したダイアルキーデータDDKとレジスタ42に格納した
照会データ60-2とが一致するか否かを比較する(ステ
ップSt12)。
【0031】このステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-2とが一致しない場
合には、ステップSt6(図4)の処理に移る。
【0032】一方ステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-2とが一致する場
合、タイマ回路7の動作が満了したか否かを確認する
(ステップSt13)とともにタイマ回路8の動作が満
了したか否かを確認する(ステップSt14)。
【0033】これらステップSt7およびステップSt
8において、タイマ回路7あるいはタイマ回路8の何れ
か一方以上の動作が満了している場合には、ステップS
t6(図4)の処理に移る。
【0034】一方、何れも動作が満了していない場合に
は、CPU4はキーボード1から入力された次のダイア
ルキーデータDDKを読み込み(ステップSt15)、こ
のダイアルキーデータDDKをレジスタ41に格納する
(ステップSt16)。
【0035】この後CPU4は、メモリ6から照会デー
タ60-3を読み出し、レジスタ42に格納する(ステッ
プSt17)。そしてCPU4は、レジスタ41に格納
したダイアルキーデータDDKとレジスタ42に格納した
照会データ60-3とが一致するか否かを比較する(ステ
ップSt18、図6)。
【0036】このステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-3とが一致しない場
合には、ステップSt6(図4)の処理に移る。
【0037】一方ステップSt5における比較の結果、
レジスタ41に格納したダイアルキーデータDDKとレジ
スタ42に格納した照会データ60-3とが一致する場
合、タイマ回路7の動作が満了したか否かを確認する
(ステップSt19)とともにタイマ回路8の動作が満
了したか否かを確認する(ステップSt20)。
【0038】これらステップSt7およびステップSt
8において、タイマ回路7あるいはタイマ回路8の何れ
か一方以上の動作が満了している場合には、ステップS
t6(図4)の処理に移る。
【0039】一方、何れも動作が満了していない場合に
はメモリ6に格納された照会データに従った順序でキー
入力されたことになり、正規のキー入力であるとみなし
て次のキー入力を待つ(ステップSt21)。
【0040】このように、メモリ6に格納された照会デ
ータ60-1、60-2〜60-nの順序で、順次キーボード
部1からダイアルキーデータDDKを入力することで、こ
れ以降の操作や通話が可能となる。
【0041】一方、キーボード部1から入力されたダイ
アルキーデータDDKが照会データ60-1、60-2〜60
-nと異なる場合には、それまで入力されたデータが無効
となり、キー入力が行われる前の動作状態に戻る。
【0042】例えばこの照会データとして、登録した発
信先電話番号の一部を用いることもできる。具体的に
は、携帯電話での発信時に必ずダイアル入力する“0”
等を用いる。
【0043】図7は、図1に示すタイマ回路7の周辺の
信号の変化の様子を示すタイミングチャートである。図
7において、誤操作防止回路5がオンの時、時刻Tm1
らTm2までの間において、キー入力検出回路2はキーボ
ード1からの入力信号がある毎に、入力検出信号SIN
発生する。この入力検出信号SINは、カウンタ71のリ
セット入力端子/RSTとFF73のリセット入力端子R
とに入力される。
【0044】一方発振回路9は、時間測定用のクロック
パルス信号PCKを発生し、タイマ回路7に供給する。こ
のクロックパルス信号PCKは、カウンタ71のクロック
入力端子/CLKに入力される。これによりタイマ回路7
は、入力検出信号SINを30秒間受信しないと、タイマ
満了信号STaを発生し、これをCPU回路4に供給す
る。
【0045】例えば図7では、時刻Tm2以降はキー入力
がなく、入力検出信号SINは出力されていない。この場
合、入力検出信号SINの中断から30秒間経過した時刻
m3において、タイマ回路7がタイマ満了信号STaを出
力している。
【0046】このタイマ満了信号STaの立ち上がり時点
で、これまで入力されたデータを無効にしてキー入力が
行われる前の動作状態に戻すことで、通話開始キーが誤
って押されることによる誤接続を回避する。
【0047】図8は、図1に示すタイマ回路8の周辺の
信号の変化の様子を示すタイミングチャートである。図
8において、誤操作防止回路5がオンの時、時刻Tm4
らTm5までの間において、キー入力検出回路2はキーボ
ード1からの入力信号がある毎に、入力検出信号SIN
発生する。
【0048】タイマ回路8では、入力検出信号SINが入
力されている場合にのみ、カウンタ81がクロックパル
ス信号PCKを計数する構成となっており、またカウンタ
81の計数値が10秒に達するとタイマ満了信号STb
出力する。
【0049】例えば図8に示すように、時刻Tm5からT
m6までの間で10秒間連続して入力検出が行われた場
合、時刻Tm6においてタイマ回路8からタイマ満了信号
Tbが出力される。
【0050】このタイマ満了信号STbの立ち上がり時点
で、これまで入力されたデータを無効にしてキー入力が
行われる前の動作状態に戻すことで、通話開始キーが誤
って押されることによる誤接続を回避する。
【0051】なお、上述の実施の形態では、本発明を携
帯電話に適用した例を挙げて説明したが、携帯電話の
他、無線機や携帯情報端末(コンピュータ)等、携帯型
の電子装置に適用可能である。また、上述の実施の形態
では、キー入力検出回路やタイマ回路等をCPUとは独
立した回路構成としているが、これらをCPUによって
ソフトウェア処理するものであってもよい。
【0052】さらに、発振回路をCPUの周辺回路とし
て構成しているが、CPU内にクロックタイマを内蔵し
ている場合には、タイマカウント用のクロックをCPU
の動作クロックと共用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力手段による数字または文字あるいは記号もしく
は諸命令の入力を無効に制御するための誤動作防止手段
による無効制御を解除するための解除データを記憶手段
に記憶し、入力手段から入力された数字または文字ある
いは記号もしくは諸命令と解除データとを比較して一致
する場合に誤動作防止手段を制御して無効制御を解除さ
せる。また、解除データは複数の数字または文字あるい
は記号もしくは諸命令の列から構成され、入力手段から
順次入力される数字または文字あるいは記号もしくは諸
命令が解除データを構成する複数の数字または文字ある
いは記号もしくは諸命令の列と一致する場合に誤動作防
止手段による無効制御を解除させる。さらに、入力手段
の操作されていない時間が予め設定される第1の所定の
時間を越えた場合および入力手段によって同一の数字ま
たは文字あるいは記号もしくは諸命令が継続して入力さ
れている時間が予め設定される第2の所定の時間を越え
た場合に、それ以前に入力手段から入力された数字また
は文字あるいは記号もしくは諸命令を無効にすることを
特徴とするので、正規の使用時には複雑な操作なしに誤
動作防止機能を解除することができる携帯電子装置およ
び携帯電子装置の制御方法が実現可能であるという効果
が得られる。
【0054】即ち本発明によれば、携帯電話機内に必要
な構成要素であるメモリやタイマ等を利用し、誤操作で
あるか否かの検出を行っている。このため、特別なハー
ドウェアが小規模で済み、小型の携帯電話機等に対して
も適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる携帯電話にお
ける制御部の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すタイマ回路7の詳細な構成例を示
すブロック図である。
【図3】 図1に示すタイマ回路8の詳細な構成例を示
すブロック図である。
【図4】 同実施の形態における処理の流れの一例を示
すフローチャートである。
【図5】 同実施の形態における処理の流れの一例を示
すフローチャートである。
【図6】 同実施の形態における処理の流れの一例を示
すフローチャートである。
【図7】 図1に示すタイマ回路7の周辺の信号の変化
の様子を示すタイミングチャートである。
【図8】 図1に示すタイマ回路8の周辺の信号の変化
の様子を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 キーボード(入力手段) 2 キー入力検出回路(入力検出手段) 3 ディスプレイ 4 CPU(制御手段) 5 誤動作防止回路(誤動作防止手段) 6 メモリ(記憶手段) 7 タイマ回路(第1の計時手段) 8 タイマ回路(第2の計時手段) 9 発振回路(発振手段) 41、42 レジスタ 60-1、60-2・・・60-n 照会データ(解除デー
タ) 71、81 カウンタ 72、82 比較回路 73、83、84 FF 87 ANDゲート 88 インバータ DDK ダイアルキーデータ NST 設定値 PCK クロックパルス信号 SIN 入力検出信号 SKR キーデータ通知要求信号 STa タイマ満了信号 STb タイマ満了信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/27 H04B 7/26 S

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数字または文字あるいは記号もしくは諸
    命令を入力する入力手段(1)と、 前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令の入力
    を無効に制御する誤動作防止手段(5)と、 前記誤動作防止手段による無効制御を解除するための解
    除データ(60-1、60-2・・・60-n)を記憶する記
    憶手段(6)と、 前記入力手段から入力された前記数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令と前記解除データとを比較して一
    致する場合に前記誤動作防止手段を制御して前記無効制
    御を解除させる制御手段(4)とを具備することを特徴
    とする携帯電子装置。
  2. 【請求項2】 前記解除データは複数の前記数字または
    文字あるいは記号もしくは諸命令の列から構成され、 前記制御手段は、 前記入力手段から順次入力される数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令が前記解除データを構成する複数
    の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令の列
    と一致する場合に前記誤動作防止手段による無効制御を
    解除させることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子
    装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の数字または文字あるいは記号
    もしくは諸命令の列から構成される解除データは、 通信相手に固有の識別番号あるいは通信相手に固有の識
    別番号の先頭側の一部であることを特徴とする請求項2
    に記載の携帯電子装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段が操作されていない時間を
    計数する第1の計時手段(7)を具備し、 前記制御手段は、 前記入力手段の操作されていない時間が予め設定される
    第1の所定の時間を越えた場合に、それ以前に前記入力
    手段から入力された前記数字または文字あるいは記号も
    しくは諸命令を無効にすることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3の何れかに記載の携帯電子装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段によって同一の前記数字ま
    たは文字あるいは記号もしくは諸命令が継続して入力さ
    れている時間を計数する第2の計時手段(8)を具備
    し、 前記制御手段は、 前記入力手段によって同一の前記数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令が継続して入力されている時間が
    予め設定される第2の所定の時間を越えた場合に、それ
    以前に前記入力手段から入力された前記数字または文字
    あるいは記号もしくは諸命令を無効にすることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3の何れかに記載の携帯電子
    装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段が操作されていない時間を
    計数する第1の計時手段と、 前記入力手段によって同一の前記数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令が継続して入力されている時間を
    計数する第2の計時手段とを具備し、 前記制御手段は、 前記入力手段の操作されていない時間が予め設定される
    第1の所定の時間を越えた場合および前記入力手段によ
    って同一の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸
    命令が継続して入力されている時間が予め設定される第
    2の所定の時間を越えた場合に、それ以前に前記入力手
    段から入力された前記数字または文字あるいは記号もし
    くは諸命令を無効にすることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3の何れかに記載の携帯電子装置。
  7. 【請求項7】 前記時間を計数する基準となるクロック
    パルスを発振する発振手段(9)を具備することを特徴
    とする請求項4ないし請求項6の何れかに記載の携帯電
    子装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、筐体外部の何れかの面
    に設けられた押鍵スイッチ群から構成されることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7の何れかに記載の携帯電
    子装置。
  9. 【請求項9】 前記押鍵スイッチの何れか1つ以上が押
    下されたことを検出する入力検出手段(2)を具備する
    ことを特徴とする請求項8に記載の携帯電子装置。
  10. 【請求項10】 入力手段による数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令の入力を無効に制御するための誤
    動作防止手段による無効制御を解除するための解除デー
    タを記憶手段に記憶し、 前記入力手段から入力された前記数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令と前記解除データとを比較して一
    致する場合に前記誤動作防止手段を制御して前記無効制
    御を解除させることを特徴とする携帯電子装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記解除データは複数の前記数字また
    は文字あるいは記号もしくは諸命令の列から構成され、 前記入力手段から順次入力される数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令が前記解除データを構成する複数
    の前記数字または文字あるいは記号もしくは諸命令の列
    と一致する場合に前記誤動作防止手段による無効制御を
    解除させることを特徴とする請求項10に記載の携帯電
    子装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記入力手段の操作されていない時間
    が予め設定される第1の所定の時間を越えた場合および
    前記入力手段によって同一の前記数字または文字あるい
    は記号もしくは諸命令が継続して入力されている時間が
    予め設定される第2の所定の時間を越えた場合に、それ
    以前に前記入力手段から入力された前記数字または文字
    あるいは記号もしくは諸命令を無効にすることを特徴と
    する請求項10または請求項11の何れかに記載の携帯
    電子装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002014758A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Kyocera Corp 入力表示装置
JP2002049417A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Tsukishima Kikai Co Ltd 設備点検システム
JP2007299247A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Nec Computertechno Ltd システム制御装置、およびシステム制御回路を備えたサーバ装置

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