JP2000020109A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP2000020109A
JP2000020109A JP10183451A JP18345198A JP2000020109A JP 2000020109 A JP2000020109 A JP 2000020109A JP 10183451 A JP10183451 A JP 10183451A JP 18345198 A JP18345198 A JP 18345198A JP 2000020109 A JP2000020109 A JP 2000020109A
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Masayuki Morita
正之 森田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブシステム間の端末器の連動制御を行え、
しかもシステムダウンを極力抑制できる遠隔監視制御シ
ステムを提供することである。 【解決手段】 各々のサブシステム2A、2Bの制御装
置5A、5Bは、他のサブシステム2の端末器4との対
応関係データをメモリ9に記憶しており、演算手段10
は端末器4の制御に対して他のサブシステムの端末器4
と関連があるときは、その対応関係がある他のサブシス
テム2の端末器4への制御指令を信号線11を介して他
のサブシステム2の制御装置5に出力する。従って、各
サブシステム間の連動制御が容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央監視制御装置
と負荷を制御する複数のサブシステムとを伝送線を介し
て接続した遠隔監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遠隔監視制御システムは、制御
対象である負荷側は複数のサブシステムで構成されてい
る。すなわち、所定の負荷毎にサブシステムを形成し、
各々のサブシステムはそれぞれ制御装置を有している。
この制御装置は、各々のサブシステム内の伝送線で接続
された端末器を制御する。サブシステム内の端末器は、
負荷を制御する制御端末器と、例えばスイッチのオンオ
フを監視する監視端末器とから構成されている。
【0003】そして、中央監視制御装置と複数のサブシ
ステムとを信号線で接続し、中央監視制御装置から各サ
ブシステムの制御装置に指令データを送信したり、各サ
ブシステム内の端末器間の対応関係データを送信して制
御装置内に記憶させたりするようにしている。
【0004】各々のサブシステムの制御装置は、中央監
視制御装置からの指令データやサブシステム内の端末器
間の対応関係データ、さらには監視端末器からの監視デ
ータに基づいて、該当の制御端末器に制御指令を出力し
て負荷を制御し、監視端末器からの監視データを中央監
視制御装置に送信するようにしている。
【0005】このような遠隔監視制御システムとして
は、例えば照明制御システムがある。この場合の負荷は
照明器具であり、制御は照明器具の点灯消灯制御や調光
制御である。また、監視データは、例えばスイッチのオ
ンオフ等を示す信号であり、その監視データに基づい
て、制御端末器により照明器具が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遠隔監視制御システムでは、各々のサブシステムの
制御装置は、中央監視制御装置からの指令データや端末
器間の対応関係データ、監視端末器からの監視データに
より、各々のサブシステムを個別に制御するものである
ので、複数のサブシステム間の連動制御はできなかっ
た。
【0007】そこで、他のサブシステムとの間で連動制
御を行わせる場合には、一方のサブシステムの制御装置
からの制御指令を監視データとして変換する変換用端末
器を設け、その変換用端末器からの信号を他方のサブシ
ステムの制御装置に出力するようにしていた。すなわ
ち、一方の制御装置からの制御指令を変換用端末器を介
して他方の制御装置に出力するようにしていた。従っ
て、変換用端末器を連動制御を行わせるサブシステム間
に接続する必要があった。
【0008】また、中央監視制御装置自体で一括して連
動制御を行わせることも考えられるが、その場合、中央
監視制御装置がダウンした場合には、総てのサブシステ
ムがダウンしてしまう可能性もあった。
【0009】本発明の目的は、サブシステム間の端末器
の連動制御を行え、しかもシステムダウンを極力抑制で
きる遠隔監視制御システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
遠隔監視制御システムは、制御対象である所定の負荷毎
に形成され前記負荷を制御する端末器と前記端末器に制
御指令する制御装置とを伝送線で接続して形成された複
数のサブシステムと、 各々のサブシステムに指令デー
タを送信すると共に各々のサブシステムの前記制御装置
から監視データを受信する中央監視制御装置と、各々の
サブシステムの前記制御装置に設けられ自己のサブシス
テム内の端末器間の対応関係データおよび自己のサブシ
ステムの端末器と他のサブシステム内の端末器との対応
関係データを記憶するメモリと、各々のサブシステムの
前記制御装置に設けられ自己のサブシステムで監視デー
タの発生があったとき前記メモリに記憶された対応関係
データに基づき他のサブシステムの端末器を制御する制
御指令を他の制御装置に送出する演算手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係わる遠隔監視制御シス
テムは、請求項1の発明において、前記中央監視制御装
置は、各々のサブシステムの総てについての自己のサブ
システム内の端末器間の対応関係および他のサブシステ
ム間の端末器との対応関係を設定し記憶すると共に、各
制御装置毎の対応関係データを生成し、各制御装置に送
信して各々のメモリに記憶させるようにしたことを特徴
とする。
【0012】請求項3の発明に係わる遠隔監視制御シス
テムは、請求項1の発明において、各々のサブシステム
に、自己のサブシステム内の端末器間の対応関係データ
を設定する設定器を設け、自己のサブシステム内の端末
器間の対応関係は前記設定器で設定して前記メモリに記
憶し、各々のサブシステムの総てについての他のサブシ
ステム間の端末器との対応関係は、前記中央監視制御装
置により生成し、その対応関係データを各制御装置に送
信して各々のメモリに記憶させるようにしたことを特徴
とする。
【0013】請求項4の発明に係わる遠隔監視制御シス
テムは、請求項1の発明において、複数のサブシステム
のいずれか1のサブシステムに、各々のサブシステムの
総てについての自己のサブシステム内の端末器間の対応
関係を設定する設定器を設け、各々のサブシステムの総
てについての自己のサブシステム内の端末器間の対応関
係は前記設定器で設定して前記メモリに記憶し、各々の
サブシステムの総てについての他のサブシステム間の端
末器との対応関係は、前記中央監視制御装置により生成
し、その対応関係データを各制御装置に送信して各々の
メモリに記憶させるようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明に係わる遠隔監視制御シス
テムは、請求項1の発明において、複数のサブシステム
のいずれか1のサブシステムに、各々のサブシステムの
総てについての自己のサブシステム内の端末器間の対応
関係および他のサブシステム間の端末器との対応関係を
設定する設定器を設け、各々のサブシステムの総てにつ
いての自己のサブシステム内の端末器間の対応関係およ
び他のサブシステム間の端末器との対応関係を前記設定
器で設定し、当該サブシステムの制御装置より他のサブ
システムの制御装置に設定した対応関係データを送信し
て各々のメモリに記憶させるようにしたことを特徴とす
る。
【0015】各請求項の発明における用語の定義は、特
に制約のない限り以下による。
【0016】遠隔監視制御システムは、中央監視制御装
置と負荷を制御する複数のサブシステムとからなり、各
々のサブシステムは、負荷を制御する端末器とその端末
器を制御する制御装置とを伝送線で接続して形成され
る。例えば、負荷が照明器具である場合の照明制御シス
テムに適用され、照明器具の点灯消灯制御や調光制御等
を行うものであるが、これに限られない。
【0017】中央監視制御装置は、各々のサブシステム
に指令データを送信すると共に各々のサブシステムの制
御装置から監視データを受信しシステム全体を監視す
る。
【0018】サブシステムは、制御対象である所定の負
荷毎に形成される。照明制御システムの場合には、例え
ば、建屋全体の照明器具を制御するに当たり、建屋の各
階床毎の照明器具を1つのサブシステムに割り当てる場
合等である。サブシステムの端末器は、負荷を制御する
制御端末器と、例えばスイッチのオンオフを監視する監
視端末器とから構成される。また、サブシステムの制御
装置は、中央監視制御装置からの指令データや端末器間
の対応関係データ、さらには監視端末器からの監視デー
タに基づいて、該当の制御端末器に制御指令を出力して
負荷を制御すると共に、監視端末器からの監視データを
中央監視制御装置に送信する。
【0019】また、サブシステムの制御装置は、対応関
係データを記憶するメモリおよび対応関係データを判断
処理する演算手段を有する。対応関係データは、自己の
サブシステム内の端末器間の対応関係データおよび自己
のサブシステムの端末器と他のサブシステム内の端末器
との対応関係データの双方を含む。演算手段は、自己の
サブシステムで監視データの発生があったとき、自己の
メモリに記憶された対応関係データに基づき、他のサブ
システムの端末器との対応関係を判定し、対応関係があ
るときはその他のサブシステムの端末器への制御指令を
他の制御装置に送出する。
【0020】また、設定器は各々のサブシステムまたは
各々のサブシステムのいずれか1のサブシステムの伝送
線に接続され、自己のサブシステム内の端末器間の対応
関係データ、または各々のサブシステムの総てについて
の自己のサブシステム内の端末器間の対応関係データ、
または各々のサブシステムの総てについての自己のサブ
システム内の端末器間の対応関係データおよび他のサブ
システム間の端末器との対応関係データを設定する際に
使用される。
【0021】請求項1の発明によれば、サブシステムの
制御装置は、他のサブシステムの端末器との対応関係デ
ータを有し、対応関係があるときはその他のサブシステ
ムの端末器への制御指令を出力できるので、各サブシス
テム間の連動制御が容易に行える。
【0022】請求項2の発明によれば、各々のサブシス
テムの対応関係データは中央監視制御装置で一括設定さ
れ、各々のサブシステムの制御装置に送信される。つま
り、各々のサブシステムの総てについて、自己のサブシ
ステム内の端末器間の対応関係および他のサブシステム
間の端末器との対応関係は、中央監視制御装置で一括設
定され各サブシステムの制御装置に送信される。中央監
視制御装置から受信した対応データは、各々の制御装置
のメモリに記憶される。
【0023】請求項3の発明によれば、自己のサブシス
テム内の端末器間の対応関係は設定器でそれぞれ設定さ
れ、各々のサブシステムの総てについての他のサブシス
テム間の端末器との対応関係は、中央監視制御装置によ
り一括設定される。
【0024】請求項4の発明によれば、各々のサブシス
テムの総てについての自己のサブシステム内の端末器間
の対応関係は設定器で一括設定され、各々のサブシステ
ムの総てについての他のサブシステム間の端末器との対
応関係は、中央監視制御装置により一括設定される。
【0025】請求項5の発明によれば、各々のサブシス
テムの総てについての自己のサブシステム内の端末器間
の対応関係および他のサブシステム間の端末器との対応
関係は設定器で一括設定される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる遠隔監視制御
システムの構成図である。
【0027】図1において、遠隔監視制御システムは中
央監視制御装置1と複数のサブシステム2とから構成さ
れ、図1では2系統のサブシステム2A、2Bが設けら
れたものを示している。そして、中央監視制御装置1と
各々のサブシステム2A、2Bはそれぞれ信号線11で
接続され、さらに、各々のサブシステム2A、2Bの間
もそれぞれ信号線11で接続され、後述するように他の
サブシステム2との間の連動制御をこの信号線11を介
した信号で行うようにしている。
【0028】各々のサブシステム2は、負荷3を制御す
る端末器4と、その端末器4を制御する制御装置5とを
伝送線6で接続して形成される。例えば、サブシステム
2Aは、負荷3A、3Bを制御する端末器4A、4B
と、その端末器4A、4Bを制御する制御装置5Aとを
伝送線6Aで接続して形成され、サブシステム2Bは、
負荷3C、3Dを制御する端末器4C、4Dと、その端
末器4C、4Dを制御する制御装置5Bとを伝送線6B
で接続して形成される。
【0029】また、第1のサブシステム2Aの伝送線6
Aにはスイッチ7が設けられ、このスイッチ7の操作に
より予め関連づけられた端末器4A〜4Dを動作させる
ようになっている。つまり、スイッチ7の操作信号は制
御装置5Aに入力され、制御装置5Aからの制御指令に
より該当の端末器4A〜4Dが制御される。この場合、
該当の端末器4が他のサブシステム2Bの端末器4C、
4Dであるときは、信号線11を介して他のサブシステ
ム2Bの制御装置5Bに制御指令が出力されることにな
る。
【0030】また、スイッチ7には設定器8が接続され
ており、この設定器8により、自己のサブシステム内の
端末器間の対応関係データや自己のサブシステムの端末
器と他のサブシステム内の端末器との対応関係データが
設定できるようになっている。
【0031】各々の制御装置5A、5Bには、対応関係
データを記憶するメモリ9A、9Bおよび対応関係デー
タを判断処理する演算手段10A、10Bが設けられて
いる。メモリ9A、9Bへの対応関係データの設定は、
中央監視制御装置1または設定器8で行われる。
【0032】図2は、本発明の実施の形態における制御
装置5の構成図である。制御装置5の電源部12には交
流電源ACが入力され、伝送線6への制御指令を表す直
流複極信号(±24V)を発生させるための電源(24
V)と制御装置5内の制御電源(5V)とが作成され
る。
【0033】電源(24V)は第1の伝送I/F部13
に出力され、第1の伝送I/F部13から伝送線6に直
流複極信号(±24V)で示された制御指令が出力され
る。また、第1の伝送I/F部13は伝送線6のスイッ
チ7からの操作信号を受信し、演算手段10に入力する
ようになっている。演算手段10と第1の伝送I/F部
13との間はフォトボルカプラで信号の送受信が行われ
る。
【0034】演算手段10は、第1の伝送I/F部13
からスイッチ7の操作信号を入力すると、予めメモり9
に記憶された自己のサブシステム内の端末器間の対応関
係データや自己のサブシステムの端末器と他のサブシス
テム内の端末器との対応関係データを判断処理し、他の
サブシステム内の端末器との対応関係があるときは、第
2の伝送I/F部14を介して信号線11に当該端末器
への制御指令を出力する。
【0035】例えば、図1において、自己のサブシステ
ム2Aで監視データの発生があったとき、演算手段10
Aは自己のメモリ9Aに記憶された対応関係データに基
づき、他のサブシステム2Bの端末器4C、4Dとの対
応関係を判定し、対応関係があるときはその他のサブシ
ステム2Bの端末器4C、4Dへの制御指令を信号線1
1を介して他の制御装置5Bに送出することになる。
【0036】また、演算手段10は中央監視制御装置1
から信号線11および第2のI/F部14を介して入力
し、その指令データに基づいた制御指令を第1のI/F
部13を介して伝送線6に出力する。第1のI/F部1
3に出力された制御指令はその伝送線6に接続された該
当の端末器4A、4Bにより読み込まれることになり、
その制御指令に従った負荷の制御が行われる。
【0037】次に、図3は本発明の実施の形態における
中央監視制御装置1の構成図である。中央監視制御装置
1のDC電源部15には交流電源ACが入力され、中央
監視制御装置1内の制御電源が作成される。
【0038】また、中央監視制御装置1の制御部16
は、各々のサブシステム2A、2Bの制御装置5A、5
Bに対し、伝送I/F部17および信号線11を介して
指令データを送信すると共に、各々の制御装置5A、5
Bからの監視データを受信し信号線11および伝送I/
F部17を介して入力しシステム全体を監視するもので
ある。すなわち、制御部16は、記憶部18に予め記憶
されたタイムスケジュールに基づいて全系統に亘るタイ
ムスケジュール制御を行い、監視データを各々の制御装
置5A、5Bからの監視データを記憶部18に記憶す
る。
【0039】中央監視制御装置1で行う対応関係データ
の設定は、設定入力部19および設定表示部20で行わ
れる。設定入力部19は端末器間の対応関係を入力する
ためのスイッチ19Aと、スイッチ19Aで設定された
データを制御部16に入力するためのスイッチ入力バッ
ファ19Bとから構成される。また、設定表示部20は
設定入力部19で設定されたデータを制御部16から入
力するためのドライバ20aと、その設定されたデータ
を表示するための液晶表示部20bとから構成される。
【0040】この設定入力部19で設定された対応関係
データは、設定表示部20に表示され、操作員はこの設
定表示部20の表示を確認しながら対応関係データを設
定することになる。そして、設定された端末器間の対応
関係データは記憶部18に記憶され、各々のサブシステ
ムの制御装置5A、5Bに伝送I/F部17および信号
線11を介して伝送される。
【0041】図4は、この場合の伝送フォーマットの一
例の説明図である。「スタート」は信号送出開始を示す
信号であり、相手アドレスは受信相手である各々の制御
装置5A、5Bのアドレスである。また、自己アドレス
は送信元である中央監視制御装置1のアドレスであり、
データ長は送信するデータの長さを示す。そして、デー
タは設定入力部19で設定された端末器間の対応関係デ
ータであり、他のサブシステムに跨る端末器間の対応関
係データも含まれる。チェックコードはデータの誤りを
判定するためのデータである。そして、各々の制御装置
5A、5Bでは、その対応関係データを受信するとそれ
ぞれのメモリ9A、9Bに記憶する。
【0042】ここで、中央監視制御装置1での制御装置
5A、5Bのメモリ9A、9Bへの対応関係データの設
定は、総ての対応関係データを設定する場合と、一部の
対応関係データを設定する場合とがある。
【0043】すなわち、総ての対応関係データを設定す
る場合には、各々のサブシステムの対応関係データを中
央監視制御装置1の設定入力部19で一括設定し、図4
に示す伝送フォーマットで各々のサブシステム2A、2
Bの制御装置5A、5Bに送信する。これにより、各々
のサブシステム2A、2Bの総てについて、自己のサブ
システム内の端末器間の対応関係データおよび他のサブ
システム間の端末器との対応関係データがそれぞれのメ
モリ9A、9Bに記憶される。
【0044】また、設定器8で自己のサブシステム内の
端末器間の対応関係を設定する場合には、中央監視制御
装置1の設定入力部19では、他のサブシステム間の端
末器との対応関係を一括設定することになる。
【0045】そして、設定器8で、各々のサブシステム
2A、2Bの総てについて、自己のサブシステム内の端
末器間の対応関係データおよび他のサブシステム間の端
末器との対応関係データを一括設定する場合には、中央
監視制御装置1では対応関係データの設定は行われな
い。これにより、中央監視制御装置1の演算処理が軽減
される。
【0046】ここで、設定器8で対応関係データを設定
する場合には、各々のサブシステム2A、2Bにそれぞ
れ設定器8を接続して個別に行う場合と、1つのサブシ
ステム2に設定器8を接続して総ての対応関係データを
一括設定し、各々の制御装置5A、5Bのメモリ9A、
9Bに送信する場合とがある。一括設定する場合には設
定器8は1台で済む。
【0047】また、中央監視制御装置1を対応関係デー
タの設定にのみ使用するならば、設定器8の場合と同様
に、携帯可能な形状とし設定後は外すこともできる。ま
た、中央監視制御装置1で設定されなかった対応関係デ
ータは、制御装置5A、5Bから中央監視制御装置1に
送信されることになる。この場合の伝送フォーマット
も、図4に示す伝送フォーマットが使用される。この場
合、相手アドレスが中央監視制御装置1となり、自己ア
ドレスが送信元の制御装置5A、5Bとなる。
【0048】次に、対応関係データの詳細について説明
する。図1に示すように、サブシステム2A、2Bが2
系統有り、第1のサブシステム5Aには、1台のスイッ
チ7および2台の端末器4A、4Bが接続され、第2の
サブシステム5Bには2台の端末器4C、4Dが接続さ
れているとする。この場合、スイッチ7は監視端末器に
相当し、端末器4A〜4Dは制御端末器に相当する。
【0049】いま、スイッチ7のON/OFFにより、
第1のサブシステム2Aの端末器4A、4Bおよび第2
のサブシステム2Bの端末器4C、4Dの4台の端末器
4A〜4DをON/OFF制御するものとすると、図5
に示すような対応関係データが設定される。この対応関
係データは、前述のように中央監視制御装置1または設
定器8で設定される。
【0050】そして、制御装置5Aのメモリ9Aには、
「第1のサブシステム;スイッチ7、端末器4A、端末
器4B、第2のサブシステムにも対応関係あり」と記憶
され、制御装置5Bのメモリ9Bには、「第2のサブシ
ステム;スイッチ7、端末器4C、端末器4D、第1の
サブシステムにも対応関係あり」と記憶される。
【0051】ここで、スイッチ7は反転動作をさせる機
能があるとすると、いま、ON状態でスイッチ7を押す
と、第1のサブシステム2Aにおける制御装置5Aの演
算手段10Aはスイッチ7からの指令を解釈すると共に
メモり9Aを参照する。すなわち、スイッチ7からの指
令はOFF指令であると判断し、メモリ9Aの内容から
端末器4Aおよび端末器4BOFF制御する。
【0052】さらに、「第2のサブシステム2Bにも対
応関係有り」となっているので、信号線11を介して第
2のサブシステム2Bの制御装置5Bに、「第1のサブ
システム2Aのスイッチ7がON」と言うデータを送信
する。第2のサブシステム2Bにおける制御装置5Bの
演算手段10Bは、スイッチ7の状態変化に対して制御
すべき端末装置は、メモリ9Bの内容から「端末器4
C、端末器4D」であることを認識できるので、これら
の端末器4C、4DにOFF制御を行う。
【0053】ここで、スイッチ7による状態変化を監視
するために、スイッチに7にモニター用の表示手段を設
けることも可能である。スイッチ7にモニター用の表示
手段を設けた場合には、制御対象となった総ての端末器
4A〜4Dが制御されたかどうか確認できる。この表示
手段は、例えばLED表示要素で構成され、端末装置4
がON状態のときは赤で、OFF状態のときは緑で表示
する。
【0054】例えば、自己のサブシステム2における端
末器4の状態は、自己の制御装置5で監視できるので、
表示手段が自己のサブシステムにある場合には、その監
視した内容を表示手段に表示すると共に、表示手段が自
己のサブシステムにない場合には、その監視した内容を
対応関係のあるサブシステム2の制御装置5に返送す
る。
【0055】すなわち、第1のサブシステム2Aの端末
器4A、4Bが共にOFF状態になったとすると、第1
のサブシステム2Aの制御装置5Aは、スイッチ7の表
示手段7にその状態変化を表示する。スイッチ7を緑L
ED表示(OFF)に制御する。
【0056】一方、第2のサブシステム2Bの端末器4
C、4Dが共にOFF状態になったとすると、第2のサ
ブシステム2Bの制御装置5Bは、対応関係のある第1
のサブシステム2Aの制御装置5Aに対して、スイッチ
7の動作に対する端末装置4C、4Dの状態変化(OF
F状態)を返す。第1のサブシステム2Aの制御装置5
Aは、この信号を受け自己の端末器4A、4Bの監視デ
ータもOFFならばスイッチ7を緑LED表示(OF
F)に制御する。
【0057】この監視データを中央監視制御装置1に送
信し、中央監視制御装置1において各サブシステム2か
らの監視データをモニターする。この場合には、システ
ム全体の状態をモニター表示することができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、中
央監視制御装置で一括して連動制御を行うのではなく、
各サブシステム間で連動制御を行うので、サブシステム
間の連動制御を容易に行え、システム規模の拡大にも容
易に行える。また、システムダウン時の影響を小さくで
き、システムの信頼性を上げることができる。中央監視
制御装置は対応関係データの設定にだけ使用する場合
は、取り外し可能とできるので、システムコストの低減
が図れる。
【0059】請求項1の発明によれば、サブシステムの
制御装置は、他のサブシステムの端末器との対応関係デ
ータを有し、対応関係があるときはその他のサブシステ
ムの端末器への制御指令を出力できるので、各サブシス
テム間の連動制御が容易に行える。
【0060】請求項2の発明によれば、各々のサブシス
テムの対応関係データは中央監視制御装置で一括設定さ
れ、各々のサブシステムの制御装置に送信される。つま
り、各々のサブシステムの総てについて、自己のサブシ
ステム内の端末器間の対応関係および他のサブシステム
間の端末器との対応関係は、中央監視制御装置で一括設
定され各サブシステムの制御装置に送信される。中央監
視制御装置から受信した対応データは、各々の制御装置
のメモリに記憶される。
【0061】請求項3の発明によれば、自己のサブシス
テム内の端末器間の対応関係は設定器でそれぞれ設定さ
れ、各々のサブシステムの総てについての他のサブシス
テム間の端末器との対応関係は、中央監視制御装置によ
り一括設定される。従って、中央監視制御装置の負担を
軽減できる。
【0062】請求項4の発明によれば、各々のサブシス
テムの総てについての自己のサブシステム内の端末器間
の対応関係は設定器で一括設定され、各々のサブシステ
ムの総てについての他のサブシステム間の端末器との対
応関係は、中央監視制御装置により一括設定される。従
って、中央監視制御装置の負担を軽減できる。
【0063】請求項5の発明によれば、各々のサブシス
テムの総てについての自己のサブシステム内の端末器間
の対応関係および他のサブシステム間の端末器との対応
関係は設定器で一括設定される。中央監視制御装置を省
略することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる遠隔監視制御シス
テムの構成図。
【図2】本発明の実施の形態における制御装置の構成
図。
【図3】本発明の実施の形態における中央監視制御装置
の構成図。
【図4】本発明の実施の形態における対応関係データの
伝送フォーマットの説明図。
【図5】本発明の実施の形態における対応関係データの
説明図。
【符号の説明】
1 中央監視制御装置 2 サブシステム 3 負荷 4 端末器 5 制御装置 6 伝送線 7 スイッチ 8 設定器 9 メモリ 10 演算手段 11 信号線 12 電源部 13 第1の伝送I/F部 14 第2の伝送I/F部 15 DC電源部 16 制御部 17 伝送I/F部 18 記憶部 19 設定入力部 20 設定表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA21 AA75 AB04 AB08 CB01 CD04 CE09 CE16 CF14 CF20 CG15 CH21 CJ00 CJ01 CJ02 CJ05 CJ11 CJ17 5H219 AA24 BB09 CC11 DD02 DD08 EE02 FF02 FF04 HH10 HH25 HH28 HH30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象である所定の負荷毎に形成され
    前記負荷を制御する端末器と前記端末器に制御指令する
    制御装置とを伝送線で接続して形成された複数のサブシ
    ステムと;各々のサブシステムに指令データを送信する
    と共に各々のサブシステムの前記制御装置から監視デー
    タを受信する中央監視制御装置と;各々のサブシステム
    の前記制御装置に設けられ自己のサブシステム内の端末
    器間の対応関係データおよび自己のサブシステムの端末
    器と他のサブシステム内の端末器との対応関係データを
    記憶するメモリと;各々のサブシステムの前記制御装置
    に設けられ自己のサブシステムで監視データの発生があ
    ったとき前記メモリに記憶された対応関係データに基づ
    き他のサブシステムの端末器を制御する制御指令を他の
    制御装置に送出する演算手段と;を備えたことを特徴と
    する遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記中央監視制御装置は、各々のサブシ
    ステムの総てについての自己のサブシステム内の端末器
    間の対応関係および他のサブシステム間の端末器との対
    応関係を設定し記憶すると共に、各制御装置毎の対応関
    係データを生成し、各制御装置に送信して各々のメモリ
    に記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の遠隔監視制御システム。
  3. 【請求項3】 各々のサブシステムに、自己のサブシス
    テム内の端末器間の対応関係データを設定する設定器を
    設け、自己のサブシステム内の端末器間の対応関係は前
    記設定器で設定して前記メモリに記憶し、各々のサブシ
    ステムの総てについての他のサブシステム間の端末器と
    の対応関係は、前記中央監視制御装置により生成し、そ
    の対応関係データを各制御装置に送信して各々のメモリ
    に記憶させるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の遠隔監視制御システム。
  4. 【請求項4】 複数のサブシステムのいずれか1のサブ
    システムに、各々のサブシステムの総てについての自己
    のサブシステム内の端末器間の対応関係を設定する設定
    器を設け、各々のサブシステムの総てについての自己の
    サブシステム内の端末器間の対応関係は前記設定器で設
    定して前記メモリに記憶し、各々のサブシステムの総て
    についての他のサブシステム間の端末器との対応関係
    は、前記中央監視制御装置により生成し、その対応関係
    データを各制御装置に送信して各々のメモリに記憶させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遠隔監
    視制御システム。
  5. 【請求項5】 複数のサブシステムのいずれか1のサブ
    システムに、各々のサブシステムの総てについての自己
    のサブシステム内の端末器間の対応関係および他のサブ
    システム間の端末器との対応関係を設定する設定器を設
    け、各々のサブシステムの総てについての自己のサブシ
    ステム内の端末器間の対応関係および他のサブシステム
    間の端末器との対応関係を前記設定器で設定し、当該サ
    ブシステムの制御装置より他のサブシステムの制御装置
    に設定した対応関係データを送信して各々のメモリに記
    憶させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    遠隔監視制御システム。
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