JP2000020080A

JP2000020080A - カラオケ選曲用目次本

Info

Publication number: JP2000020080A
Application number: JP10199792A
Authority: JP
Inventors: Kinuko Hirohama; キヌコ廣▲浜▼
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-06-29
Filing date: 1998-06-29
Publication date: 2000-01-21

Abstract

(57)【要約】【課題】選曲及びその選曲コードの確認を簡易迅速に
する。【解決手段】年代を順に記載し、記載された各年代に
対応して曲名欄４を設け、曲名欄４にその年代において
公表等され、或いは流行した曲名を五十音順に記載し、
各曲名に選曲コードを記載した。曲名がその公表年など
の年代別に整理された上で５０音順に記載されているこ
とから、遊戯者は無駄な頁を捲り読む事もなく、その者
の年代に応じた流行歌などの選曲及びその曲の選曲コー
ドが簡易迅速に分かる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ選曲用目
次本（カラオケ選曲集）に関し、詳しくはカラオケで選
曲に使用される目次本（冊子）に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカラオケ選曲用目次本は、記載さ
れた多数の歌謡曲などの曲名の全体が曲名欄に５０音順
に記載され、その各曲名に対応して選曲コード（カラオ
ケ装置への入力用コードナンバー（リクエストナンバー
ともいわれる））が記載されているのが普通である。こ
のようなカラオケ選曲用目次本（以下、目次本ともい
う）の使用においては、適当に捲って該頁に偶然ある曲
中から適当に選択することも勿論あるが、通常、カラオ
ケを楽しむ人（以下、遊戯者ともいう）は、自己の記憶
にある曲中から歌いたい曲名（題名）を思いだし、その
曲を５０音順に表示された索引（見出し）を頼りに適宜
頁を捲って目的とする曲を探し出し（選択し）、その選
曲コード（単にコードともいう）を確認し、これをカラ
オケ装置に入力操作し、その曲の演奏（カラオケ）を得
るというのが普通である。

【０００３】ところで、遊戯者の好む曲は、その遊戯者
が例えば中高年層の場合には所謂ナツメロであることが
多い。すなわち、現在或いは近い過去の流行歌でなく、
その遊戯者が例えば青少年時代に楽しんだり流行した、
いわば昔の曲であることが意外と多い。一方で、遊戯者
が例えば青少年層の場合には、現在或いは近い過去の流
行歌を好むものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の目次
本は、遊戯者の年代と関係なく、極めて多数の全曲名を
その曲名欄に５０音順に記載しているため、曲の選択に
おいては曲名の語頭部分を基に頁を開き、新旧混在する
曲名を順次目で追うか、読むなどして選択し、その曲に
付された選曲コードを知ることになる。したがって、選
曲及び選曲コードの確認に手間がかかるといった問題が
あった。しかも、こうした曲名には内容は別でも同じ曲
名のものもあることから、自己が希望する曲と別の曲名
を誤認混同して選択してしまうことさえあった。

【０００５】さらに、年齢に関わらずカラオケを楽しむ
人のうち、曲名を正確に覚えている人は少ない。すなわ
ち、選択したい曲があるが、その曲名が思い出せない場
合やうろ覚えである場合には選曲に窮してしまうことが
ある。というのは、カラオケで好まれる歌謡曲などは、
一見類似する曲名のものが多数あるためである。すなわ
ち、例えば「あ行」では、曲名が「愛…」「あなた…」
「雨…」などと、また「お行」では、「大阪…」「男
…」「おまえ…」「想い出…」などと、曲名の語頭部分
が同一又は類似のものが群をなすほどある場合がある。

【０００６】しかして、このような場合、目的とする歌
いたい曲の選択及びその選曲コードの確認は極めて面倒
である。なお、こうした目次本には、流行歌手名（芸名
など）が５０音順に記載されると共にその各歌手ごとの
持ち歌（曲名）が５０音順に記載されていることが多
い。したがって、別の方法としては歌手名欄を開き、そ
こから所望とする曲名を選択することも行われている
が、この場合にも歌手名が分からない場合には同様に目
的曲の選択及びその選曲コードの確認は極めて面倒であ
る。このように従来の目次本では、とくに中高年の不慣
れな遊戯者においては選曲及び選曲コードの確認が意外
と面倒であり、これがカラオケを簡易に楽しむことを阻
害していると言った指摘があった。

【０００７】本発明は、遊戯者の好む曲がその者の年代
と密接に関係していること、さらには従来のカラオケ選
曲用目次本における前記の問題点に鑑みて案出したもの
であって、その目的とするところは、自己の歌いたい曲
の選曲及びその選曲コードの確認を簡易迅速にできるカ
ラオケ選曲用目次本を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係るカラオケ選曲用目次本は、年代を順に
記載し、記載された各年代に対応して曲名欄を設け、該
曲名欄において曲名を五十音順に記載すると共にその各
曲名に対応して選曲コードを記載したことを特徴とす
る。

【０００９】ここに、年代は、西暦年を示す数、若しく
はその下二桁の数であってもよいし、昭和、平成等の年
号及びその年を示す数（字）であってもよい。西暦年を
示す数の下二桁の数、すなわち「６０」や「７０」であ
ってもよいとしたのは、このように記載しておいても、
１９６０年代或いは１９７０年代として把握されるため
である。また、その年代は例えば１０年単位に、つまり
「１９６０年代」、「１９７０年代」、「１９８０年
代」……などのように、複数年分ごと順に記載されてい
てもよいし、１９９５年、１９９６年、１９９７年……
などのように、単年ごと順に記載されていてもよい。そ
して、年代に対応して記載する曲名は、その曲の公表年
や流行した年（単年又は複数年）などを考慮して適宜に
選択、設定し、記載すればよい。

【００１０】しかして、このような目次本によれば、遊
戯者は、自己が好んだ曲の流行した年代を自己の経験か
ら、思い出し、記載されたその年代に対応する曲名欄に
おいて、その曲を５０音順にしたがって検索することが
できる。したがって、年代に無関係に多数の曲を５０音
順に配置してある従来の目次本においては、例えば「あ
行」の「愛……」なる曲名を希望する場合には、その語
頭部分が同一又は類似のものが群をなすほど多数あり、
選択に窮してしまうことがあったのに対し、本発明では
いわば年代ごとに整理された形となっていることから、
同一又は類似の曲名数が少なくなっており、したがって
その分、選曲が容易となり、選曲コードの確認も簡易迅
速にできる。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明に係るカラオケ選曲用目次
本の実施形態例について、図１を参照して詳細に説明す
る。図中、１は、本例のカラオケ選曲用目次本であっ
て、本例では西暦１９５０年〜１９９８年代までに公表
等された曲が記載されているものである。そして、１９
５０年代として１９５０年から１９５９年までに公表等
された曲が、１９６０年代として１９６０年から１９６
９年までに公表等された曲が、以下同様にして１９７０
年代、１９８０年代、１９９０年代として原則として１
０年単位に頁にしたがって順に分けられ、それぞれの年
代において公表等された曲がそれぞれ五十音順に記載さ
れている。

【００１２】図１は、そのうちの「１９６０年代」に公
表等された曲を記載した頁の冒頭頁であり、その頁
（紙）面２の上の小口（縁）寄り部位に、「１９６０年
代」と西暦年が記載され、年代記載欄３とされいる。そ
して、この年代記載欄３に対応し、その下に曲名欄４が
設けられ、本頁以下、五十音順（あいうえお順）に曲名
が記載されている。また、曲名欄４の右にはカラオケ演
奏を記録してあるＣＤの選曲コード欄７が設けられ各曲
名に対応する選曲コードが記載され、さらにその右には
歌手名欄８が設けられ各歌手名が記載されている。な
お、本例では曲名の先頭文字に対応し、頁紙面２の横小
口寄り部位５、又は背寄り部位６に五十音順の索引文字
（あいうえお……）が記載されている。

【００１３】本例において年代に対応して記載した曲名
は、例えばその年代において公表され、或いは流行した
曲として記載したものとする。また、１９６０年代の前
の１９５０年代については１９６０年代の記載頁の前の
頁に「１９５０年代」と記載され、１９７０年代以降に
ついては、１９６０年代の記載頁の後に続けて「１９７
０年代」「１９８０年代」などと記載され、それぞれ
「１９６０年代」の頁と同様に構成されている。

【００１４】しかして、本例の目次本１は次のようにし
て使用される。すなわち遊戯者は、自己が歌いたい曲の
流行時の概ねの年度を考慮して、その年代を割りだし、
その年代に対応する目次本１の頁を開く。例えば遊戯者
が中高年であり、その曲の流行年が１９６５年頃であれ
ば、それに対応する年代「１９６０年代」の頁を開く。
かくては、好みとする曲名をその年代中において５０音
順に記載されている曲の中から選択すればよいから、年
代に無関係に５０音順に記載されていた従来の目次本に
よる選曲に比べ、簡易迅速に目的の曲及びその選曲コー
ドを知ることができ、その入力操作までを短時間でする
ことができる。

【００１５】すなわち、本例では１０年分の曲中から選
択すればよいから、同一又は類似の曲名も減り、簡易迅
速に目的の曲名及びその選曲コードを知ることができ
る。つまり遊戯者においては自己が歌いもしない無駄な
曲名をいちいち読む必要もないことから、その選曲コー
ドの入力操作までを短時間で行うことができる。また、
カラオケにおいて同一遊戯者は２曲目、３曲目などにつ
いても同年代において公表等された流行歌を好みがちで
あるが、本発明の目次本によれば、そのような場合には
とくに便利である。すなわち、最初に歌いたい曲として
検索している過程で馴染みのある別の曲名も目に止まり
易いためである。

【００１６】このように本発明では、選曲したい曲の公
表時ないし流行時の概ねの年が判明している場合には、
元来歌いもしない知らない曲名に惑わされることもな
く、自己の好みに合う曲を簡易に選択できるので極めて
便利である。また、判明していなくとも、年代を順に記
載しているために、適宜に頁を捲ることで遊戯者におい
て希望する曲に容易に到達できるから、不慣れな遊戯者
においても選曲及び選曲コードの確認が容易となり、カ
ラオケへの興味が深められる。なお、遊戯者が弱年層で
あっても同様である。

【００１７】前記形態では、年代を西暦で４桁としてそ
の年度を表示したが、その下２桁の数のみで記載しても
良いし、西暦に代えて、昭和４０年、平成年代といった
年号としてもよいし、さらには西暦と年号を併記しても
良い。また、前記形態では年代を１０年分ごとにくくっ
て順に記載したが、５年分ごと或いは１年単位として記
載しても良い。すなわち、その年代の幅の設定は、年に
おける曲数の多少などに応じて適宜に設定すればよく、
１０年分とか５年分とかの異なる年の幅を混在させるよ
うに記載してもよい。なお、前記形態では、例えば「１
９６０年代」と記載して１９６０年から１９６９年まで
を表示するように設定したが、その年代の記載のしかた
は、適宜にすればよい。例えば「６０〜６９」と記載
し、或いは「昭和３５年〜昭和４４年」と記載してもよ
いなど、その記載の形態は本発明の要旨を逸脱しない範
囲で適宜にすればよい。

【００１８】本発明に係る目次本はこれのみで単独の目
次本として具体化してもよいが、記載された全曲名を曲
名欄に５０音順に記載してなる目次本に併記する形で具
体化してももちろんよい。

【００１９】なお、年代は、なるべく全頁に記載してお
くと良い。また、記載された年代は、目次本の小口側に
おいて閉じた状態又は開いた状態で視認できるようにし
ておくとよい。すなわち前記各形態において、年代を頁
紙面の小口側に設けられた突出部に記載し、目次本を閉
じた状態において又は開いた状態において視認可能とな
るように構成するとよい。

【００２０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、年代が記載され、その年代に対応するように
曲名が５０音順に記載されていることから、遊戯者にお
いて無駄な頁を捲り読む事を少なくできるので、希望と
する曲の選曲及びその選曲コードを簡易迅速に知ること
ができる。したがって、いわゆるナツメロとしてカラオ
ケを楽しむ中高年の遊戯者に限らず、若年層の遊戯者に
おいても極めて使い勝手が良いものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の目次本の実施形態例を示す開頁状態の
図。

【符号の説明】

１カラオケ選曲用目次本３年代記載欄４曲名欄７選曲コード欄

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】年代を順に記載し、記載された各年代に
対応して曲名欄を設け、該曲名欄において曲名を五十音
順に記載すると共にその各曲名に対応して選曲コードを
記載したことを特徴とするカラオケ選曲用目次本。
【請求項２】前記年代が、西暦年を示す数、若しくは
その下二桁の数であることを特徴とする請求項１記載の
カラオケ選曲用目次本。
【請求項３】前記年代が、年号及びその年を示す数で
あることを特徴とする請求項１記載のカラオケ選曲用目
次本。
【請求項４】前記年代が、複数年分ごとに記載されて
いることを特徴とする請求項１、２又は３記載のカラオ
ケ選曲用目次本。
【請求項５】前記年代が、単年ごとに記載されている
ことを特徴とする請求項１、２又は３記載のカラオケ選
曲用目次本。