JP2000018854A - ヒートパイプ - Google Patents

ヒートパイプ

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JP2000018854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な毛細管圧力を簡単に得る。トップヒー
トモードで使用した場合においても凝縮部で再液化した
作動液の蒸発部への還流を確実に行うことができ、その
結果熱伝達性能が優れたものになる。 【解決手段】 コンテナ11の内面にウィック12が設けら
れたヒートパイプ20である。コンテナ11が中空偏平板状
である。ウィック12が、コンテナ11の厚さ方向に対向す
る1対の壁11a、11bの内面に接合された発泡銅からな
る。コンテナ11の厚さ方向に対向する1対の壁11a、11b
のうちのいずれか一方に、他方の壁に向かって突出した
複数の補強用凸部21を形成し、凸部21の先端を上記他方
の壁に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンテナの内面に
ウィックが設けられた形式で、たとえば電子機器の電子
部品等の発熱体から発せられる熱を放熱するのに用いら
れるヒートパイプに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、コ
ンテナの内面にウィックが設けられた形式のヒートパイ
プが広く知られている。このようなヒートパイプのウィ
ックは、コンテナの内面に形成された複数のグルーブ
や、コンテナの内面に沿って配された金網、コンテナの
内面に沿って配された繊維、コンテナの内面に金属粉末
を焼結することにより形成された多孔層等からなる。
【0003】しかしながら、コンテナの内面に形成され
た複数のグルーブからなるウィックの場合、ウィックの
毛細管圧力が不足し、ヒートパイプをトップヒートモー
ドで使用した場合、凝縮部で再液化した作動液が還流し
ないという問題がある。また、コンテナの内面に沿って
配された金網からなるウィックの場合、毛細管圧力は上
記グルーブの場合に比べて増大するものの、金網とコン
テナ内面とを密着させることができないため、ヒートパ
イプをトップヒートモードで使用した場合、凝縮部で再
液化した作動液が蒸発部に還流しにくいという問題があ
る。また、コンテナの内面に沿って配された繊維からな
るウィックの場合、毛細管圧力は上記金網の場合に比べ
て増大するものの、繊維とコンテナ内面とを密着させる
ことができないため、ヒートパイプをトップヒートモー
ドで使用した場合、凝縮部で再液化した作動液が蒸発部
に還流しにくいという問題がある。特に、金網や繊維か
らなるウィックの場合の問題は、コンテナが中空偏平板
状であるときに顕著である。したがって、上記いずれの
ウィックを用いたヒートパイプも十分な熱伝達性能が得
られない。さらに、コンテナの内面に金属粉末を焼結す
ることにより形成された多孔層からなるウィックの場
合、毛細管圧力は上記金網の場合に比べて増大するもの
の、コンテナ内面への形成が困難であるとともに、空孔
の大きさや空隙率のコントロールが困難であって、所望
の毛細管圧力を有するウィックの形成が面倒であるとい
う問題がある。
【0004】この発明の目的は、上記問題を解決し、十
分な毛細管圧力を簡単に得ることができるとともに、ト
ップヒートモードで使用した場合においても凝縮部で再
液化した作動液の蒸発部への還流を確実に行うことがで
き、その結果熱伝達性能に優れたヒートパイプを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と発明の効果】請求項1の
発明によるヒートパイプは、コンテナの内面にウィック
が設けられたヒートパイプであって、ウィックが、コン
テナの内面に接合された発泡銅からなるものである。
【0006】請求項1の発明のヒートパイプによれば、
ウィックが発泡銅からなるので、毛細管圧力が、従来の
いずれのウィックに比べても大きくなる。また、発泡銅
からなるウィックがコンテナ内面に接合されているの
で、ウィックとコンテナ内面とが密着することになり、
ヒートパイプをトップヒートモードで使用した場合にお
いても凝縮部で再液化した作動液の蒸発部への還流を確
実に行うことができる。したがって、ヒートパイプの熱
伝達性能が、従来のヒートパイプに比べて向上する。さ
らに、発泡銅の場合、その製造時の空孔の大きさや空隙
率のコントロールが容易であり、しかもこの発泡銅をコ
ンテナの内面に接合するだけでよいので、所望の毛細管
圧力を有するウィックの形成作業が簡単になる。
【0007】請求項2の発明によるヒートパイプは、請
求項1の発明において、コンテナが中空偏平板状であ
り、ウィックの接合位置が、コンテナの厚さ方向に対向
する1対の壁の内面であるものである。この場合、ヒー
トパイプの両面側から受熱するとともに放熱することが
可能になる。すなわち、たとえば発熱体をヒートパイプ
の両面に取付け、発熱体から発せられる熱を、ヒートパ
イプの両面から放熱することができる。
【0008】請求項3の発明によるヒートパイプは、請
求項1の発明において、コンテナが中空偏平板状であ
り、ウィックの接合位置が、コンテナの厚さ方向に対向
する1対の壁のうちのいずれか一方の内面であるもので
ある。この場合、ヒートパイプにおけるウィックが接合
されている面から受熱し、ウィックが接合されていない
面から放熱する。すなわち、たとえば発熱体をヒートパ
イプにおけるウィックが接合されている面に取付け、発
熱体から発せられる熱を、ヒートパイプのウィックが接
合されていない面から放熱することができる。
【0009】請求項4の発明によるヒートパイプは、請
求項3の発明において、厚さ方向に対向する1対の壁の
うちの他方の壁の内面に伝熱面積拡大用凹部および/ま
たは凸部が形成されているものである。請求項3の発明
においては、ウィックが接合されていない壁の外面が放
熱に寄与するので、この壁の内面に伝熱面積拡大用凹部
および/または凸部が形成されていると、この壁からの
放熱性能が向上し、ひいてはヒートパイプの伝熱性能が
向上する。
【0010】請求項5の発明によるヒートパイプは、請
求項2、3または4の発明において、厚さ方向に対向す
る1対の壁のうちのいずれか一方に、他方の壁に向かっ
て突出した複数の補強用凸部が形成され、凸部の先端が
上記他方の壁に接合されているものである。この場合、
ヒートパイプの耐圧性が向上する。
【0011】請求項6の発明によるヒートパイプは、請
求項5の発明において、補強用凸部の周面に発泡銅から
なるウィックが接合されているものである。この場合、
再液化した作動液の還流効果が一層優れたものになる。
【0012】請求項1〜6の発明によるヒートパイプ
は、トップヒートモードで使用されることがある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、
「アルミニウム」という語はアルミニウム合金も含み、
「銅」という語は、銅合金も含むものとする。また、以
下の説明において、同一物および同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0014】実施形態1 この実施形態は、図1に示すものである。
【0015】図1において、ヒートパイプ(1) は、両端
が閉鎖された円筒状コンテナ(2) と、コンテナ(2) の周
壁内周面に設けられた発泡銅からなるウィック(3) とを
備えている。コンテナ(2) は、銅またはアルミニウムか
ら形成されている。ウィック(3) は、コンテナ(2) の周
壁内周面に接合されている。コンテナ(2) が銅からなる
場合、発泡銅からなるウィック(3) のコンテナ(2) への
接合は、発泡銅をコンテナ(2) の周壁内周面に沿って配
置した後、これらを還元雰囲気、たとえばH2ガス雰囲
気において、約800℃で1時間加熱して拡散接合させ
ることにより行われる。コンテナ(2) がアルミニウムか
らなる場合、発泡銅からなるウィック(3) のコンテナ
(2) への接合は、発泡銅をコンテナ(2) の周壁内周面に
沿って配置した後、これらを所定温度で所定時間加熱
し、両者の界面に共晶相を形成させることにより行われ
る。
【0016】発泡銅は、たとえば次の方法で製造され
る。すなわち、架橋性ポリオレフィン樹脂に、架橋剤、
発泡剤、および銅粉末または酸化銅粉末を混合した組成
物を加熱することにより、架橋、発泡させて発泡体を得
た後、この発泡体を少なくとも樹脂の分解温度以上に加
熱し、さらに高温に加熱して銅粉末を焼結することによ
り発泡銅が製造される。
【0017】なお、コンテナ(2) 内に封入される作動液
としては、コンテナ(2) の材質や使用温度に合わせて適
当なものが用いられる。
【0018】このヒートパイプ(1) は、たとえばトップ
ヒートモードで使用される。すなわち、ヒートパイプ
(1) を垂直または傾斜状態にし、その上端側を蒸発部と
してここに発熱体を取付け、下端側を凝縮部として発熱
体から発せられる熱を放熱させる。
【0019】実施形態2 この実施形態は、図2に示すものである。
【0020】図2において、ヒートパイプ(10)は、中空
偏平板状のコンテナ(11)と、コンテナ(11)の厚さ方向
(この実施形態では上下方向)に対向する1対の壁(11
a)(11b)の内面に設けられた発泡銅からなるウィック(1
2)とを備えている。コンテナ(11)は、銅またはアルミニ
ウムから形成されている。コンテナ(11)は、片面におけ
る周縁部を除いた部分に凹所(13)が形成された厚板(14)
と、厚板(14)の凹所(13)の開口を閉鎖する薄板(15)とか
らなる。厚板(14)の凹所(13)の周面には、その開口寄り
の部分に全周にわたって段部(13a) が形成されており、
薄板(15)は、その周縁部が段部(13a) にのせられた状態
で厚板(14)にろう付されている。そして、厚板(14)の凹
所(13)の底面および薄板(15)の内面に、発泡銅からなる
ウィック(12)が接合されている。
【0021】このヒートパイプ(10)は、たとえばトップ
ヒートモードで使用される。すなわち、ヒートパイプ(1
0)を垂直または傾斜状態にし、その上端側を蒸発部とし
てここの両面に発熱体を取付け、下端側を凝縮部として
発熱体から発せられる熱を放熱させる。
【0022】実施形態3 この実施形態は、図3に示すものである。
【0023】図3において、ヒートパイプ(20)の実施形
態2のヒートパイプ(10)との相違点は、厚板(14)の凹所
(13)の底面(壁(11b) 内面)に、薄板(15)に向かって突
出した複数の角柱状補強用凸部(21)が、底面全体に点在
するように一体に形成され、凸部(21)の先端が薄板(15)
内面(壁(11b) 内面)に接合されていることにある。凸
部(21)の先端部には、これよりも小さい円柱状差込部(2
1a) が一体に形成され、この差込部(21a) が薄板(15)に
形成された貫通孔(22)に差込まれた状態で凸部(21)の先
端が薄板(15)にろう付されている。
【0024】そして、厚板(14)の凹所(13)の底面におけ
る凸部(21)が形成されていない部分、および薄板(15)の
内面における貫通孔(22)が形成されていない部分に、発
泡銅からなるウィック(12)が接合されている。
【0025】このヒートパイプ(20)も、たとえばトップ
ヒートモードで使用される。すなわち、ヒートパイプ(2
0)を垂直または傾斜状態にし、その上端側を蒸発部とし
てここの両面に発熱体を取付け、下端側を凝縮部として
発熱体から発せられる熱を放熱させる。
【0026】実施形態4 この実施形態は、図4に示すものである。
【0027】図4において、ヒートパイプ(25)の実施形
態3のヒートパイプ(20)との相違点は、凹所(13)の周面
および補強用凸部(21)にも発泡銅からなるウィック(12)
が接合されていることにある。
【0028】このヒートパイプ(25)も、たとえばトップ
ヒートモードで使用される。すなわち、ヒートパイプ(2
5)を垂直または傾斜状態にし、その上端側を蒸発部とし
てここの両面に発熱体を取付け、下端側を凝縮部として
発熱体から発せられる熱を放熱させる。この場合、凝縮
部で放熱して再液化した作動液の蒸発部への還流効果
が、実施形態3のヒートパイプ(20)に比べて優れたもの
になり、ひいては熱伝達性能も向上する。
【0029】実施形態5 この実施形態は、図5および図6に示すものである。
【0030】図5および図6において、ヒートパイプ(3
0)の実施形態2のヒートパイプ(10)との相違点は、薄板
(15)の内面に発泡銅からなるウィックが接合されていな
いことにある。また、薄板(15)の内面に、その長さ方向
に伸びる微細な伝熱面積拡大用凸条(31)と同凹溝(32)と
が交互に形成され、これにより薄板(15)内面の伝熱面積
が拡大されている。なお、薄板(15)の内面には、凸条(3
1)と凹溝(32)に代えて、微細な凸起や凹所からなる伝熱
面積拡大部を形成しておいてもよい。
【0031】このヒートパイプ(30)は、たとえば図5に
示すように、トップヒートモードで用いられる。すなわ
ち、ヒートパイプ(30)が垂直状態とされ、厚板(14)外面
の上端部における幅方向の中央部に発熱体(H) が取付け
られる。発熱体(H) から発せられる熱は、厚板(14)を介
してウィック(12)の上端部に保持されている作動液(図
示略)伝わり、この熱により加熱された作動液は、ここ
で蒸発し、ガス状作動液となる。ガス状作動液の有する
熱は薄板(15)を介して放熱され、ガス状作動液が再液化
する。再液化した作動液は薄板(15)に沿って流下し、ウ
ィック(12)の毛細管圧力により吸い上げられて上端部に
還流する。このような動作を繰返して、発熱体(H) から
発せられる熱が放熱される。
【0032】上記実施形態2〜5においても、コンテナ
(11)内に封入される作動液としては、コンテナ(11)の材
質や使用温度に合わせて適当なものが用いられる。ま
た、コンテナ(11)へのウィック(12)の接合も、実施形態
1の場合と同様にして行われる。
【0033】以下、この発明の具体的実施例を比較例と
ともに示す。
【0034】実施例1〜3 この実施例は、上記実施形態3のヒートパイプ(20)を用
いて行ったものである。
【0035】ヒートパイプ(20)のコンテナ(11)(厚さ7
mm)を銅で形成するとともに、コンテナ(11)内に水か
らなる作動液を封入しておいた。また、図7に示すよう
に、ヒートパイプ(20)におけるコンテナ(11)の薄板(15)
側の外面に、アルミニウム製放熱器(40)をろう付した。
放熱器(40)は、基板(41)と、基板(41)の片面に相互に間
隔をおくように、一体にかつ基板(41)に対して立上がり
状に形成された複数のフィン(42)とからなり、基板(41)
のフィン(42)が形成されていない面がヒートパイプ(20)
にろう付されている。
【0036】そして、ヒートパイプ(20)における放熱器
(40)のろう付されていない面、すなわち厚板(14)側の外
面の一端部における幅方向の中央部にブロックヒータ(4
3)を取付け、ヒートパイプ(20)が水平でフィン(43)が上
を向いた姿勢A(実施例1)(図8参照)、ヒートパイ
プ(20)が垂直である姿勢B(実施例2)(図9参照)、
およびヒートパイプ(20)が水平でフィン(43)が下を向い
た姿勢C(実施例3)(図10参照)のそれぞれにおい
て、入熱量が130Wとなるようにヒータ(43)に通電し
つつ、図示しないファンによりフィン(42)の長さ方向
(図7矢印参照)に風速2〜3m/sとなるように送風
し、所定時間経過した後の図7に示す3点P1、P2、
P3の温度を測定した。また、測定結果から点P2と点
P3の温度差ΔT、および熱抵抗Rを求めた。点P1は
ヒータ(43)の表面上の部分であり、点P2はヒートパイ
プ(20)のヒータ取付け面におけるヒータ(43)近傍の部分
であり、点P3はヒートパイプ(20)のヒータ取付け面に
おけるヒータ(43)から最も離れた部分である。なお、姿
勢Aの場合の温度測定のさいの雰囲気温度は20.8
℃、姿勢Bの場合の雰囲気温度は22.8℃、姿勢Cの
場合の雰囲気温度は23.4℃であった。
【0037】比較例 ヒートパイプとして、コンテナ内面にウィックが設けら
れていないものを使用した他は、上記実施例1〜3と同
様にして、上記3点のP1、P2、P3の温度を測定す
るとともに、測定結果から点P2と点P3の温度差Δ
T、および熱抵抗Rを求めた。なお、温度測定のさいの
雰囲気温度は22.1℃であった。
【0038】実施例1〜3および比較例の結果を表1に
示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1から明らかなように、実施例1〜3の
場合は比較例の場合に比べて、点P2と点P3の温度差
ΔT、および熱抵抗Rがいずれも小さくなっており、熱
伝達性能に優れていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のヒートパイプを示す一部切欠き斜
視図である。
【図2】実施形態2のヒートパイプを示す一部切欠き斜
視図である。
【図3】実施形態3のヒートパイプを示す一部切欠き斜
視図である。
【図4】実施形態4のヒートパイプを示す部分拡大横断
面図である。
【図5】実施形態5のヒートパイプを示す一部切欠き斜
視図である。
【図6】図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】実施例1〜3の温度測定に用いた装置を示す斜
視図である。
【図8】実施例1の温度測定の姿勢を示す斜視図であ
る。
【図9】実施例2の温度測定の姿勢を示す斜視図であ
る。
【図10】実施例3の温度測定の姿勢を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
(1)(10)(20)(25)(30):ヒートパイプ (2)(11):コンテナ (3)(12):ウィック (11a)(11b):壁 (31):凸条 (32):凹溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナの内面にウィックが設けられた
    ヒートパイプであって、ウィックが、コンテナの内面に
    接合された発泡銅からなるヒートパイプ。
  2. 【請求項2】 コンテナが中空偏平板状であり、ウィッ
    クの接合位置が、コンテナの厚さ方向に対向する1対の
    壁の内面である請求項1記載のヒートパイプ。
  3. 【請求項3】 コンテナが中空偏平板状であり、ウィッ
    クの接合位置が、コンテナの厚さ方向に対向する1対の
    壁のうちのいずれか一方の内面である請求項1記載のヒ
    ートパイプ。
  4. 【請求項4】 厚さ方向に対向する1対の壁のうちの他
    方の壁の内面に伝熱面積拡大用凹部および/または凸部
    が形成されている請求項3記載のヒートパイプ。
  5. 【請求項5】 厚さ方向に対向する1対の壁のうちのい
    ずれか一方に、他方の壁に向かって突出した複数の補強
    用凸部が形成され、凸部の先端が上記他方の壁に接合さ
    れている請求項2、3または4記載のヒートパイプ。
  6. 【請求項6】 補強用凸部の周面に発泡銅からなるウィ
    ックが接合されている請求項5記載のヒートパイプ。
  7. 【請求項7】 トップヒートモードで使用される請求項
    1〜6のうちのいずれか1つに記載のヒートパイプ。
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