JP2000018057A - 可変動弁機構の異常検出装置 - Google Patents

可変動弁機構の異常検出装置

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JP2000018057A JP10186415A JP18641598A JP2000018057A JP 2000018057 A JP2000018057 A JP 2000018057A JP 10186415 A JP10186415 A JP 10186415A JP 18641598 A JP18641598 A JP 18641598A JP 2000018057 A JP2000018057 A JP 2000018057A
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】いずれの気筒に設けられた可変動弁機構に異常
が発生しているのかを特定し、その異常が発生している
可変動弁機構の修理を速やかに行うことのできる可変動
弁機構の異常検出装置を提供する。 【解決手段】エンジン11の各気筒#1〜#4には、同
気筒#1〜#4における吸気バルブ19のバルブリフト
量を可変とするためのバルブリフト量可変機構がそれぞ
れ設けられる。いずれかの気筒#1〜#4のバルブリフ
ト量可変機構に異常が発生すると、その異常が発生した
気筒#1〜#4の稼働時におけるエンジン11の回転速
度が低下する。そして、各気筒#1〜#4が稼働される
ときのエンジン11の回転速度に基づき、バルブリフト
量可変機構の異常が発生している気筒#1〜#4が検出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のバルブ
開閉特性を可変とするために各気筒毎に設けられた可変
動弁機構の異常を検出する可変動弁機構の異常検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用エンジン等の内燃機関にあ
っては、出力の向上やエミッションの低減等を意図し
て、吸気バルブや排気バルブの開閉特性を適宜に変更す
ることが行われる。このようにバルブ特性を変更する装
置においては、内燃機関の各気筒に設けられたバルブの
開閉特性を可変とするために、それら各気筒毎に可変動
弁機構が設けられる。そして、可変動弁機構を油圧等で
駆動することにより、各気筒における吸気バルブや排気
バルブの開閉特性を変更する。
【0003】ところで、上記のような可変動弁機構に異
常が発生した場合には、例えば内燃機関の吸入空気量が
適正値からずれて機関出力が低下するといった問題があ
るため、可変動弁機構が採用された内燃機関には通常、
その可変動弁機構の異常を検出するための異常検出装置
が設けられる。このような可変動弁機構の異常検出装置
としては、例えば特開平6−248986号公報に記載
された装置が知られている。
【0004】同公報に記載された異常検出装置において
は、内燃機関の回転変動量に基づき可変動弁機構の異常
が検出されることとなる。従って、同公報に記載された
異常検出装置を可変動弁機構が採用された内燃機関に設
けることで、その可変動弁機構の異常を的確に検出する
ことができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可変動弁機構
が採用された内燃機関に上記公報に記載された異常検出
装置を設けたとしても、いずれの気筒に設けられた可変
動弁装置に異常が発生しているのかを特定することはで
きない。そのため、各気筒の可変動弁装置について異常
が発生していないかどうか調べる必要があり、その調査
にかかる手間も無視できないものとなる。また、可変動
弁装置の異常が発生している気筒を特定するのに時間が
かかり、同機構の修理を速やかに行うことができなくな
る。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、いずれの気筒に設けられた
可変動弁機構に異常が発生しているのかを特定し、その
異常が発生している可変動弁機構の修理を速やかに行う
ことのできる可変動弁機構の異常検出装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、内燃機関の各気筒毎に設
けられたバルブの開閉特性を可変とするために前記各気
筒毎に設けられる可変動弁機構と、内燃機関における一
気筒の稼働に基づく機関回転速度を前記各気筒毎に求め
る回転速度検出手段と、前記回転速度検出手段によって
求められる前記各気筒毎の機関回転速度に基づき前記可
変動弁機構の異常が発生している気筒を検出する異常気
筒検出手段とを備えた。
【0008】同構成によれば、各気筒毎の機関回転速度
に基づき可変動弁機構の異常が発生している気筒を検出
することができるため、いずれの気筒に設けられた可変
動弁機構に異常が発生しているのかを特定し、その異常
が発生している可変動弁機構の修理を速やかに行うこと
ができるようになる。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記可変動弁機構の異常が発生している
気筒の検出は内燃機関の定常運転中に行われるようにし
た。同構成によれば、内燃機関の定常運転中には可変動
弁機構の異常に基づく機関回転速度の変化を容易に認識
できるため、可変動弁機構の異常が発生している気筒の
検出を的確に行うことができるようになる。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明において、前記可変動弁機構の異常が発生している
気筒の検出は内燃機関のアイドル運転中に行われるよう
にした。
【0011】同構成によれば、内燃機関のアイドル運転
中には可変動弁機構の異常に基づき機関回転速度が大き
く変化するため、一層的確に可変動弁機構の異常が発生
している気筒の検出を行うことができるようになる。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明において、前記回転速度検出手段
によって求められる前記機関回転速度に徐変処理を施し
て徐変値を算出する徐変値算出手段と、前記徐変値算出
手段によって算出される前記徐変値に基づき前記可変動
弁機構の異常発生を検出する異常検出手段とを更に備え
た。
【0013】同構成によれば、各気筒毎の機関回転速度
に徐変処理を施して算出される徐変値に基づき可変動弁
機構の異常が検出されるため、例えば所定気筒での一回
の失火による突発的な機関回転速度の変化を可変動弁機
構の異常であると誤検出することが防止される。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明において、所定機関中に前記異常検出手段によって
検出される前記可変動弁機構の異常発生の回数をカウン
トし、そのカウント値が所定値以上になったことに基づ
き前記可変動弁機構に異常が発生した旨判断する異常判
断手段を更に備えた。
【0015】同構成によれば、所定期間中にカウントさ
れる可変動弁機構の異常発生回数のカウント値が所定値
以上になったことに基づき可変動弁機構に異常が発生し
た旨判断されるため、その異常判断が正確に行われるよ
うになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直列4気筒の自動
車用エンジンに適用した一実施形態を図1〜図10に従
って説明する。
【0017】図1に示すように、エンジン11の1番気
筒#1〜4番気筒#4(図1には1番気筒#1のみ図
示)には、それぞれピストン12が設けられている。こ
のピストンは、エンジン11のシリンダブロック11a
内にて往復移動可能となっており、コンロッド13を介
してエンジン11の出力軸であるクランクシャフト14
に連結されている。そして、ピストン12の往復移動
は、コンロッド13によってクランクシャフト14の回
転へと変換されるようになっている。
【0018】上記クランクシャフト14にはシグナルロ
ータ14aが取り付けられている。このシグナルロータ
14aの外周部には、複数の突起14bがクランクシャ
フト14の軸線を中心とする等角度毎に設けられてい
る。また、シグナルロータ14aの側方には、クランク
センサ14cが設けられている。そして、クランクシャ
フト14が回転して、シグナルロータ14aの各突起1
4bが順次クランクセンサ14cの側方を通過すること
により、同センサ14cからはそれら各突起14bの通
過に対応したパルス状の検出信号が出力されるようにな
る。
【0019】また、シリンダブロック11aの上端には
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
吸気ポート17及び排気ポート18が連通している。更
に、それら吸気ポート17及び排気ポート18には、そ
れぞれ吸気バルブ19及び排気バルブ20が設けられて
いる。
【0020】シリンダヘッド15には、上記吸気バルブ
19及び排気バルブ20を開閉駆動するための吸気カム
シャフト21及び排気カムシャフト22が回転可能に支
持されている。これら吸気及び排気カムシャフト21,
22には、クランクシャフト14の回転がタイミングベ
ルト23を介して伝達される。そして、吸気カムシャフ
ト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉駆動され
て、吸気ポート17と燃焼室16とが連通・遮断され
る。また、排気カムシャフト22が回転すると、排気バ
ルブ20が開閉駆動されて、排気ポート18と燃焼室1
6とが連通・遮断される。
【0021】シリンダヘッド15において、吸気カムシ
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起22aを検出して検出信号を出力するカムセ
ンサ22bが設けられている。そして、吸気カムシャフ
ト21が回転すると、同シャフト21の突起22aがカ
ムセンサ22bの側方を通過する。この状態にあって
は、カムセンサ22bから上記突起22aの通過に対応
した所定間隔毎に検出信号が出力されるようになる。
【0022】上記吸気ポート17には吸気管30が接続
され、それら吸気ポート17及び吸気管30内は吸気通
路32となっている。また、上記排気ポート18には排
気管31が接続され、それら吸気ポート17及び排気管
31内は排気通路33となっている。上記吸気通路32
の上流部には、自動車の室内に設けられたアクセルペダ
ル34の踏込量に基づき開度調節されるスロットルバル
ブ35が設けられている。そして、そのスロットルバル
ブ35の開度調節により燃焼室16内へ吸入される空気
の量が調節される。また、スロットルバルブ35の開度
は、スロットルポジションセンサ35aによって検出さ
れる。
【0023】更に、吸気管30の下流端には、燃焼室1
6内へ向かって燃料を噴射するための燃料噴射弁37が
設けられている。この燃料噴射弁37は、吸気通路32
内の空気が燃焼室16へ吸入されるとき、その燃焼室1
6へ向けて燃料を噴射して燃料及び空気からなる混合気
を形成する。一方、シリンダヘッド15には、燃焼室1
6内に充填された混合気に対して点火を行うための点火
プラグ38が設けられている。この点火プラグ38は、
エンジン11に設けられたイグナイタモジュール39を
介して、自動車のバッテリ40に接続されている。
【0024】こうしたエンジン11にあっては、その吸
気行程において、ピストン12の下降により燃焼室16
内に負圧が発生し、その負圧により燃焼室16へ吸気通
路32を介して空気が吸入される。また、燃料噴射弁3
7からは、燃焼室16に吸入される空気の量に対応した
量の燃料が同燃焼室16へ向かって噴射され、その結
果、燃焼室16には空気と燃料とからなる混合気が充填
される。
【0025】その後、エンジン11の圧縮行程におい
て、ピストン12の上昇により、燃焼室16内の混合気
は圧縮される。燃焼室16内で圧縮された混合気は、点
火プラグ38により点火されて爆発し、その爆発力によ
ってピストン12が下降してエンジン11は爆発行程に
移る。この爆発行程により、エンジン11は駆動力を得
ることとなる。こうして燃焼室16内で燃焼した混合気
は、エンジン11の排気行程において、ピストン12の
上昇により排気ガスとして排気通路33へ送り出され
る。
【0026】次に、吸気バルブ19のバルブ開閉特性と
してバルブリフト量を可変とするための可変動弁装置に
ついて図2を参照して説明する。上記可変動弁装置は、
図2に示すように、吸気カムシャフト21と吸気バルブ
19との各対間に設けられた複数のバルブリフト量可変
機構71を備えている。吸気カムシャフト21において
各気筒#1〜#4に対応する位置には、互いに異なるカ
ムプロフィールを有する高速用カム72a及び低速用カ
ム72bがそれぞれ設けられている。そして、各バルブ
リフト量可変機構71は、各気筒#1〜#4における高
速用カム72a及び低速用カム72bにそれぞれ対応し
て位置している。
【0027】各バルブリフト量可変機構71は、油圧駆
動されて吸気バルブ19を開閉駆動するカムを高速用カ
ム72aと低速用カム72bとの間で切り換えることに
より吸気バルブ19のバルブリフト量を変更する。な
お、高速用カム72a及び低速用カム72bのカムプロ
フィールは、高速用カム72aによって吸気バルブ19
を開閉駆動したときのバルブリフト量が、低速用カム7
2bによって吸気バルブ19を開閉駆動したときのバル
ブリフト量よりも大きくなるように形成されている。
【0028】これらバルブリフト量可変機構71の油圧
駆動は、オイルパン25内のオイルをバルブリフト量可
変機構71に対し給排することによって行われる。そし
て、バルブリフト量可変機構71に対するオイルの給排
は、同機構71とエンジン11の下端部に位置するオイ
ルパン25との間に設けられたカム切換制御油路73、
オイルスイッチングバルブ(OSV)74、供給通路7
5、排出通路76、及びオイルポンプ52によって行わ
れる。
【0029】ここで、上記バルブリフト量可変機構7
1、及び同可変機構71を駆動するためのオイル供給構
造について図3〜図5を参照して説明する。なお、図3
はバルブリフト量可変機構71全体を示す斜視図であっ
て、図4及び図5はバルブリフト量可変機構71の内部
構造を示す拡大断面図である。
【0030】図3に示すように、バルブリフト量可変機
構71は、吸気カムシャフト21(図3に図示せず)と
平行になるロッカシャフト77に回動可能に取り付けら
れたロッカアーム本体78を備えている。上記ロッカア
ーム本体78には吸気バルブ19の上端に当接する押圧
当接部79が設けられている。また、ロッカアーム本体
78にはローラ80が回転可能に支持され、そのローラ
80には低速用カム72b(図2)が当接する。従っ
て、吸気カムシャフト21が回転すると、低速用カム7
2bがローラ80及びロッカアーム本体78を介して吸
気バルブ19を押し、その吸気バルブ19が開閉駆動さ
れようになる。
【0031】ロッカアーム本体78において、ローラ8
0の隣りにはカムフォロア81が設けられている。カム
フォロア81は、ロッカアーム本体78に対して出没す
る方向(図中上下方向)について往復移動可能に支持さ
れるとともに、コイルスプリング82によって上方に付
勢されている。そのカムフォロア81の頭部には、高速
用カム72aが当接する被押圧部81aが設けられてい
る。また、カムフォロア81は、ロッカシャフト77の
内部に形成されたカム切換制御油路73に供給されるオ
イルの油圧に基づき、ロッカアーム本体78へ没入する
方向について固定されたり、その固定が解除されたりす
ることとなる。
【0032】上記カム切換制御油路73にはOSV74
が接続され、OSV74には供給通路75及び排出通路
76が接続されている。そして、供給通路75はクラン
クシャフト14の回転に伴って駆動されるオイルポンプ
52を介してオイルパン25に繋がっており、排出通路
76は直接オイルパン25に繋がっている。
【0033】上記OSV74は2位置3ポート型の電磁
切換弁であって、電磁ソレノイド74aの消磁状態にお
いてはコイルスプリング74bの付勢力によりA側流路
を選択するように切り換えられる。また、電磁ソレノイ
ド74aが励磁されると、OSV74はB側流路を選択
するように切り換えられる。
【0034】OSV74がA側流路を選択するように切
り換えられると、供給通路75とカム切換制御油路73
とが連通し、オイルポンプ52によりオイルパン25内
のオイルが供給通路75及びOSV74を介してカム切
換制御油路73へ供給される。こうしてカム切換制御油
路73に供給されたオイルの油圧に基づき、ロッカアー
ム本体78へ没入する方向についてカムフォロア81が
固定されることとなる。この状態にあっては、吸気カム
シャフト21の回転により高速用カム72aがカムフォ
ロア81及びロッカアーム本体78を介して吸気バルブ
19を押し、その吸気バルブ19が開閉駆動されるよう
になる。
【0035】また、OSV74がB側流路を選択するよ
うに切り換えられると、カム切換制御油路73と遅角制
御油路48とが連通し、カム切換制御油路73内のオイ
ルがOSV74及び排出通路76を介してオイルパン2
5内へ戻される。こうしてカム切換制御油路73からの
オイルの排出により、ロッカアーム本体78へ没入する
方向についてのカムフォロア81の固定が解除されるこ
ととなる。この状態にあっては、高速用カム72aによ
ってカムフォロア81が押されたとき、同カムフォロア
81がロッカアーム本体78に没入するため、吸気バル
ブ19が低速用カム72bによって開閉駆動されるよう
になる。
【0036】次に、ロッカアーム本体78に没入する方
向についてカムフォロア81を固定する構造、及びその
固定を解除する構造について図4及び図5に基づき説明
する。なお、図4及び図5は、ロッカアーム本体78に
おいてカムフォロア81が設けられた部分の拡大断面図
である。
【0037】図4に示すように、ロッカアーム本体78
には、上記カムフォロア81が挿入されるガイド筒83
が図中上下方向へ延びるように設けられている。また、
ロッカアーム本体78には、そのガイド筒83の下端部
と連通して同ガイド筒83と直交する方向へ延びる摺動
穴84が設けられている。この摺動穴84の内奥部は、
カム切換制御油路73(図3)と連通する連通路84a
に繋がっている。そして、摺動穴84内におけるカムフ
ォロア81よりも連通路84a側には、固定部材85が
同摺動穴84に沿って往復移動できるように設けられて
いる。また摺動穴84内における固定部材85と連通路
84aとの間は、カム切換制御油路73から連通路84
aを介してオイルが供給される油圧室84bとなってい
る。
【0038】固定部材85においては、その一端部(図
4中右端部)側に、カムフォロア81の下端面が当接す
る当接部85aと、同カムフォロア81の下端における
連通路84a側の側面に当接するバネ受け部材86とが
設けられている。固定部材85において、バネ受け部材
86に対応する位置には摺動穴84と同方向へ延びるガ
イド穴87が設けられている。このガイド穴87内に
は、固定部材85を連通路84a側へ付勢するコイルス
プリング88が設けられている。そして、固定部材85
は、油圧室84bに供給されるオイルの油圧とコイルス
プリング88の付勢力とに基づき、摺動穴84内を往復
移動するようになる。
【0039】従って、カム切換制御油路73(図3)か
ら連通路84aを介して油圧室84b内にオイルが供給
されると、そのオイルの油圧により固定部材85がコイ
ルスプリング88の付勢力に抗して図4に示す位置へ移
動する。この状態にあっては、カムフォロア81の下端
面が固定部材85の当接部85aと当接し、ロッカアー
ム本体78に没入する方向についてカムフォロア81が
固定される。そのため、この場合には、高速用カム72
aによって吸気バルブ19が開閉駆動されるようにな
る。
【0040】また、油圧室84b内から連通路84a及
びカム切換制御油路73が介してオイルが排出される
と、コイルスプリング88の付勢力によって固定部材8
5が図5に示す位置へと移動する。この状態にあって
は、固定部材85の当接部85aがカムフォロア81の
下端面に対応する位置から外れ、カムフォロア81がロ
ッカアーム本体78に没入可能となる。そのため、この
場合には、吸気バルブ19の開閉駆動が高速用カム72
aではなく、低速用カム72bによって行われるように
なる。
【0041】次に、本実施形態におけるバルブリフト量
可変機構71の異常検出装置の電気的構成を図6に基づ
いて説明する。この異常検出装置は、吸気バルブ19の
バルブリフト量等のバルブ特性を制御するための電子制
御ユニット(以下「ECU」という)92を備えてい
る。このECU92は、ROM93、CPU94、RA
M95、及びバックアップRAM96等を備える理論演
算回路として構成されている。
【0042】ここで、ROM93は各種制御プログラム
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
【0043】外部入力回路98にはクランクセンサ14
c、カムセンサ22b、及びスロットルポジションセン
サ35a等が接続され、外部出力回路99にはOSV7
4及び警告灯51等が接続されている。この警告灯51
は、図1等には図示を割愛するが、自動車の室内におい
て運転者が目視可能な位置に設けられる。
【0044】このように構成されたECU92は、クラ
ンクセンサ14cからの検出信号に基づきエンジン回転
数NEを求め、そのエンジン回転数NEが所定値(本実
施形態では6000rpm)を越えたか否かに基づき、
バルブリフト量を高速用のものと低速用のものと間で変
更する。
【0045】即ち、ECU92は、エンジン回転数NE
が6000rpmよりも小さいとき、OSV74(図
3)の電磁ソレノイド74aを励磁してB側流路を選択
するようにOSV74を切り換え、吸気バルブ19を開
閉駆動するカムとして低速用カム72bを選択する。こ
の状態にあっては、吸気バルブ19のバルブリフト量が
小さくされ、エンジン11における低速トルクの向上や
アイドル運転の安定化が図られるようになる。
【0046】また、ECU92は、エンジン回転数NE
が6000rpm以上であるとき、OSV74の電磁ソ
レノイド74aを消磁状態にしてA側流路を選択するよ
うにOSV74を切り換え、吸気バルブ19を開閉駆動
するカムとして高速用カム72aを選択する。この状態
にあっては、吸気バルブ19のバルブリフト量が大きく
され、エンジン11の最高出力が高められることとな
る。
【0047】こうして吸気バルブ19を開閉駆動するカ
ムを切り換えることにより、エンジン11の低速性能と
高速性能との両方を向上させることができるようにな
る。次に、バルブリフト量可変機構71の異常判定手順
について図7〜図9を参照して説明する。
【0048】図7はバルブリフト量可変機構71の異
常、及びその異常が発生している気筒を検出するための
異常判定処理ルーチンを示すフローチャートである。こ
の異常判定処理ルーチンは、ECU92を通じて例えば
点火プラグ38による点火毎の割り込みにて実行され
る。
【0049】異常判定処理ルーチンにおいて、ECU9
2は、ステップS101の処理として、エンジン回転数
NEが例えば300rpm以上か否かに基づきエンジン
11が自立運転中であるか否かを判断する。そして、
「NE≧300」でなくエンジン11が自立運転中でな
い旨判断されるとステップS105に進み、「NE≧3
00rpm」であってエンジン11が自立運転中である
旨判断されるとステップS102に進む。
【0050】ECU29は、ステップS102の処理と
して、エンジン回転数NE及びスロットルポジションセ
ンサ35aからの検出信号に基づき求められるスロット
ル開度からアイドル条件が成立したか否かを判断する。
なお、ここでいうアイドル条件とは、例えば (1)スロッ
トルブ全閉、 (2)エンジン回転数NEが525rpm以
上、 (3)エンジン回転数NEが1000rpmよりも小
さい、等々の各種条件のことである。そして、上記各種
条件が成立していない旨判断されるとステップS105
に進み、上記各種条件が成立した旨判断されるとステッ
プS103に進む。
【0051】上記ステップS101,S102の処理の
内、いずれか一方でNOと判断されてステップS105
に進むと、ECU92は、後述するタイマTim(i) 、
点火カウンタCsp(i) 、及び異常カウンタCng(i)
をリセットとして「0」にする。なお、これらタイマT
im(i) 、点火カウンタCsp(i) 、及び異常カウンタ
Cng(i) は、気筒#1〜#4に対応してそれぞれ四つ
設けられている。こうして各気筒#1〜#4に対応した
タイマTim(i) 、点火カウンタCsp(i) 、及び異常
カウンタCng(i) をそれぞれリセットした後、ECU
92は、この異常判定処理ルーチンを一旦終了する。
【0052】また、上記ステップS101,S102の
処理の内、両方でYESと判断されてステップS103
に進むと、ECU92は、異常回数カウント処理を実行
する。この異常回数カウント処理は、例えばアイドル運
転中の20秒間におけるバルブリフト量可変機構71の
異常発生回数を、上記異常カウンタCng(i) によって
各気筒#1〜#4毎にカウントするためのものである。
【0053】ECU92は、続くステップS104の異
常警告処理として、上記各気筒#1〜#4毎の各異常カ
ウンタCng(i) が「10」以上か否かに基づき、いず
れかの気筒#1〜#4においてバルブリフト量可変機構
71の異常が発生しているか否か判断する。なお、こう
した異常が発生している場合には、アイドル運転中の2
0秒間にいずれかの気筒#1〜#4においてバルブリフ
ト量可変機構71の異常が10回以上カウントされるこ
ととなる。そして、いずれかの気筒#1〜#4において
バルブリフト量可変機構71に異常が発生している旨判
断されると、ECU92は、その旨を警告灯51を点灯
させることによって自動車の運転車に知らせる。こうし
た異常警告処理が実行された後、ECU92は、この異
常判定処理ルーチンを一旦終了する。
【0054】次に、上記異常判定処理ルーチンにおける
ステップS103の処理について、図8を参照して詳し
く説明する。この図8は、バルブリフト量可変機構71
の異常発生回数を各気筒毎#1〜#4毎にカウントする
ための異常回数カウント処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。異常回数カウント処理ルーチンは、上記異
常判定処理ルーチンのステップS103に進んだとき、
ECU92を通じて実行される。
【0055】異常回数カウント処理ルーチンにおいて、
ステップS201,S202の処理は、各気筒#1〜#
4にて点火プラグ38による点火が16回行われたか否
か判断するためのものである。
【0056】ECU92は、ステップS201の処理と
して、各気筒#1〜#4に対応して設けられる四つの点
火カウンタCsp(i) の内、次に爆発工程に移る気筒#
1〜#4に対応する点火カウンタCsp(i) を「1」だ
けカウントアップする。即ち、ECU92は、クランク
センサ14c及びカムセンサ22bからの検出信号に基
づき次に爆発工程に移る気筒#1〜#4を判別し、その
気筒#1〜#4に合わせて気筒番号iを設定する。この
気筒番号iは、例えばi=「1(1番気筒#1)」、i
=「2(3番気筒#3)」、i=「3(4番気筒#
4)」又はi=「4(2番気筒#2)」のように設定さ
れる。従って、ECU92は、上記ステップS201の
処理において、上記気筒番号iに応じて四つの点火カウ
ンタCsp(i) の内のいずれか一つをカウントアップす
る。
【0057】ECU92は、ステップS202の処理と
して、上記ステップS201の処理でカウントアップさ
れた点火カウンタCsp(i) が「16」より大きいか否
か、即ち同点火カウンタCsp(i) に対応する気筒#1
〜#4における点火回数が16回より多くなったか否か
を判断する。そして、「Csp(i) >16」でない旨判
断されると、ステップS204に進む。異常回数カウン
ト処理ルーチンにおいて、ステップS204,S205
の処理は、上記ステップS201の処理でカウントアッ
プされた点火カウンタCsp(i) に対応する気筒#1〜
#4において、後述する360°CA経過時間edt
(i) 及び徐変値edtsm(i) を算出するためのもので
ある。なお、これら360°CA経過時間edt(i) 及
び徐変値edtsm(i) も、各気筒#1〜#4に対応し
てそれぞれ算出されることとなる。
【0058】ECU92は、ステップS203の処理と
して、上記ステップS201の処理でカウントアップさ
れた点火カウンタCsp(i) に対応する気筒#1〜#4
において、ピストン12が爆発工程前の上死点に達して
から爆発工程後の上死点に達するまでの360°CA経
過時間edt(i) を算出する。この360°経過時間e
dt(i) は、上記気筒#1〜#4の稼働に基づくエンジ
ン11の回転速度、即ち同気筒#1〜#4におけるピス
トン12の移動速度に対応した値となる。更に、ECU
92は、続くステップS204の処理として、例えば下
記の式(1)を用いて上記360°CA経過時間edt
(i) に徐変処理を施し、その経過時間edt(i) の徐変
値edtsm(i) を算出する。
【0059】
【数1】 edtsm(i) ={(nー1)*edtsm(i)+edt(i)}/n …(1) n:正の正数 エンジン11の各気筒#1〜#4にそれぞれ設けられた
バルブリフト量可変機構71の内のいずれかにカム切換
不能などの異常が発生した場合には、例えば低速用カム
72bで吸気バルブ19を開閉駆動すべき状況のときに
高速用カム72aで同バルブ19を開閉駆動してしまう
といった事態が生じる。このような場合には、異常が生
じたバルブリフト量可変機構71に対応した気筒#1〜
#4が稼働されたとき(同気筒#1〜#4の爆発工程
時)のエンジン出力トルクが低下する。その結果、上記
気筒#1〜#4の爆発工程時におけるエンジン11の回
転速度が低下し、360°CA経過時間edt(i) が正
常時よりも長くなる。
【0060】この360°経過時間edt(i) はエンジ
ン11のアイドル運転中に算出されるが、アイドル運転
中においてはエンジン出力トルクの低下に基づく同36
0°経過時間edt(i) の変化が顕著に表れることとな
る。また、360°経過時間edt(i) は例えば突発的
な一回の失火が生じたりすると急激に変動してしまう
が、その経過時間edt(i) の徐変値edtsm(i) は
緩やかに変動するようになる。従って、上記360°C
A経過時間edt(i) の徐変値edtsm(i) に基づき
バルブリフト量可変機構71の異常を検出することによ
り、そのバルブリフト量可変機構71の異常検出を的確
に行うことができる。また突発的に一回の失火が生じた
としても、その失火を同気筒#1〜#4でのバルブリフ
ト量可変機構71の異常として誤検出してしまうことが
防止される。
【0061】上記のようにステップS204の処理によ
って、徐変値edtsm(i) を算出した後、ECU92
は、この異常回数カウント処理ルーチンを一旦終了す
る。こうして異常回数カウント処理ルーチンが終了する
と、図7に示す異常判定処理ルーチンに戻る。
【0062】一方、上記ステップS202の処理におい
て、上記ステップS201の処理でカウントアップされ
た点火カウンタCsp(i) が「16」より大きく、同点
火カウンタCsp(i) に対応する気筒#1〜#4におけ
る点火回数が16回より多くなった旨判断されると、ス
テップS205に進む。異常回数カウント処理ルーチン
において、ステップS205〜S208の処理は、上記
ステップS201の処理でカウントアップされた点火カ
ウンタCsp(i) に対応する気筒#1〜#4でのバルブ
リフト量可変機構71の異常発生回数をカウントするた
めのものである。なお、こうした異常発生回数のカウン
トは、各気筒#1〜#4に対応してそれぞれ行われると
となる。
【0063】ECU92は、ステップS205の処理と
して上記点火カウンタCsp(i) を「0」にリセット
し、ステップS206の処理として徐変値edtsm
(i) が「0.6ms」以上か否か判断する。その点火カ
ウンタCsp(i) に対応する気筒#1〜#4のバルブリ
フト量可変機構71に異常が生じるなど、何らかの原因
で上記気筒#1〜#4の稼働時にけるエンジン回転速度
が低下し、同気筒#1〜#4に対応する360°経過時
間edt(i) が大きくなると、上記徐変値edtsm
(i) も大きくなる。
【0064】そして、上記ステップS205の処理にお
いて、「edtsm(i) ≧0.6ms」である旨判断さ
れるとステップS207を経てステップS208に進
み、「edtsm(i) ≧0.6ms」でない旨判断され
るとステップS208に直接進む。ECU92は、ステ
ップS207の処理として、上記徐変値edtsm(i)
が「0.6ms」以上になった回数を表す異常カウンタ
Cng(i) を「1」だけカウントアップし、ステップS
208の処理として同徐変値edtsm(i) を「0」に
リセットする。なお、上記「0.6ms」という値は、
バルブリフト量可変機構71の異常などに基づく徐変値
edtsm(i) の増大を的確に判断するのに適した値と
なっている。
【0065】上記ステップS207,S208の処理を
実行した後、ECU92は、この異常回数カウント処理
ルーチンを一旦終了する。こうして異常回数カウント処
理ルーチンが終了すると、図7に示す異常判定処理ルー
チンに戻る。
【0066】次に、異常判定処理ルーチンにおけるステ
ップS104の処理について、図9を参照して詳しく説
明する。この図9は、いずれの気筒#1〜#4でバルブ
リフト量可変機構71の異常が発生しているかの判断及
び同異常の警告を行うための異常警告処理ルーチンを示
すフローチャートである。異常警告処理ルーチンは、上
記異常判定処理ルーチンのステップS104に進んだと
き、ECU92を通じて実行される。
【0067】異常警告処理ルーチンにおいて、ECU9
2は、ステップS301の処理として、上述した各気筒
#1〜#4に対応する四つのタイマTim(i) の内のい
ずれかが20秒以上になっているか否かを判断する。こ
のタイマTim(i) は、後述するステップS304の処
理によってアイドル運転中の20秒毎に「0」にリセッ
トされるものであって、各気筒#1〜#4に対応するタ
イマTim(i) のリセットタイミングはそれぞれ互いに
異なるものとなる。
【0068】そして、ステップS301の処理におい
て、「Tim(i) ≧20s」でない旨判断されると、E
CU92は、この異常警告処理ルーチンを一旦終了す
る。こうして異常警告処理ルーチンが一旦終了すると、
図7に示す異常判定処理ルーチンに戻る。また、ステッ
プS301の処理において、「Tim(i) ≧20s」で
ある旨判断されると、ステップS302に進む。
【0069】ECU92は、ステップS302の処理と
して、上記ステップS301の処理で20秒以上である
と判断されたタイマTim(i) に対応する気筒#1〜#
1の異常カウンタCng(i) が「10」以上であるか否
かを判断する。その異常カウンタCng(i) は、その異
常カウンタCng(i) に対応する気筒#1〜#4におい
て、アイドル運転中の20秒間におけるバルブリフト量
可変機構71の異常発生回数を表す。従って、ステップ
S302の判断処理によって、上記気筒#1〜#4のバ
ルブリフト量可変機構71に異常が発生しているか否か
判断されることとなる。
【0070】即ち、上記ステップS302の処理におい
ては、「Cng(i) ≧10」であることに基づき同異常
カウンタCng(i) に対応する気筒#1〜#4のバルブ
リフト量可変機構71に異常が発生している旨判断さ
れ、ステップS303に進むこととなる。また、ステッ
プS302の処理においては、「Cng(i) ≧10」で
ないことに基づき同異常カウンタCng(i) に対応する
気筒#1〜#4のバルブリフト量可変機構71に異常が
発生していない旨判断され、ステップS304に進むこ
ととなる。なお、上記ステップS302で判定値として
用いられる「10」という値は、バルブリフト量可変機
構71に異常が発生していることを的確に判断すること
のできる値である。
【0071】このようにしてアイドル運転中の20秒間
にカウントされるバルブリフト量可変機構71の異常発
生回数(異常カウンタCng(i) )が「10」以上にな
ることに基づき、そのバルブリフト量可変機構71に異
常が発生した旨判断されることとなる。そのため、何ら
かの原因で異常カウンタCng(i) の誤カウントが生じ
たとしても、その誤カウントに基づきバルブリフト量可
変機構71に異常が発生したことを誤判断することが防
止される。
【0072】一方、ECU92は、ステップS303の
処理として、警告灯51を点灯させてバルブリフト量可
変機構71に異常が発生した旨を自動車の運転車に知ら
せるとともに、警告灯51の点滅回数などによってバル
ブリフト量可変機構71の異常が発生している気筒#1
〜#4を運転者に知らせる。また、ECU92は、続く
ステップS304の処理として、上記ステップS301
の処理で20秒以上となったタイマTim(i) と、その
タイマTim(i) に対応する気筒#1〜#4の異常カウ
ンタCng(i) とを「0」にリセットした後、この異常
警告処理ルーチンを一旦終了する。こうして異常警告処
理ルーチンが終了すると、図7に示す異常判定処理ルー
チンに戻る。
【0073】最後に、上述したバルブリフト量可変機構
71の異常判定処理について、図10のタイムチャート
を併せ参照して総括する。なお、このタイムチャート
は、バルブリフト量可変機構71の異常が発生した気筒
#1〜#4に対応する徐変値edtsm(i) の推移を示
すものである。
【0074】ECU92は、エンジン11のアイドル運
転中に、各気筒#1〜#4における爆発工程前の上死点
から爆発工程後の上死点までの360°CA経過時間e
dt(i) を算出する。更に、ECU92は、その360
°CA経過時間edt(i) に徐変処理を施し、同経過時
間edt(i) の徐変値edtsm(i) を算出する。な
お、これら360°CA経過時間edt(i) 及び徐変値
edtsm(i) は、16点火毎にリセットされて「0」
になる。
【0075】バルブリフト量可変機構71においては、
例えば吸気バルブ19を開閉駆動するカムとして高速用
カム72aが選択された状態に固定されるといった故障
が生じる場合がある。今、例えば1番気筒#1において
上記バルブリフト量可変機構71の故障が生じたとする
と、1番気筒#1では本来は低速用カム72bで吸気バ
ルブ19を開閉駆動すべき状況のときに高速用カム72
aで同バルブ19を開閉駆動してしまうといった事態が
生じる。
【0076】このような場合には、1番気筒#1が稼働
されたとき(1番気筒#1の爆発工程時)のエンジン出
力トルクが低下することとなる。その結果、1番気筒#
1の爆発工程時におけるエンジン11の回転速度、即ち
1番気筒#1のピストン12の移動速度が低下し、1番
気筒#1の360°CA経過時間edt(i) が正常時よ
りも長くなるとともに、その経過時間edt(i) の徐変
値edtsm(i) も大きくなる。
【0077】従って、上記1番気筒#1でのバルブリフ
ト量可変機構71の故障により、1番気筒#1に対応す
る徐変値edtsm(i) は図10に示すように16点火
間において徐々に大きくなる。そして、16点火後にお
ける徐変値edtsm(i) が「0.6ms」以上になる
毎に、1番気筒#1に対応する異常カウンタCng(i)
が「1」だけカウントアップされる。その異常カウンタ
Cng(i) は、20秒毎に「0」へとリセットされるた
め、20秒間における1番気筒#1でのバルブリフト量
可変機構71の異常発生回数を表すものとなる。
【0078】ECU92は、上記異常カウンタCng
(i) が「10」以上、即ち20秒間における1番気筒#
1でのバルブリフト量可変機構71の異常発生回数が1
0回以上であることに基づき、1番気筒#1のバルブリ
フト量可変機構71に異常が発生している旨判断する。
こうした判断がなされると、ECU92は、警告灯51
を点灯させることによりバルブリフト量可変機構71の
異常を知らせるとともに、警告灯51の点滅回数などに
よりバルブリフト量可変機構71の異常が1番気筒#1
で発生していることを知らせる。
【0079】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)各気筒#1〜#4毎に爆発工程前の上死点から爆
発工程後の上死点までの360°CA経過時間edt
(i) を、それら各気筒#1〜#4の稼働時におけるエン
ジン回転速度に対応する値として算出するとともに、そ
の経過時間のedt(i) の徐変値edtsm(i) を各気
筒毎#1〜#4に算出するようにした。そして、各気筒
#1〜#4に対応する徐変値edtsm(i) に基づきバ
ルブリフト量可変機構71の異常を検出するようにした
ため、バルブリフト量可変機構71の異常が発生してい
る気筒#1〜#4を検出することができる。従って、い
ずれの気筒#1〜#4に設けられたバルブリフト量可変
機構71に異常が発生しているのかを特定し、その異常
が発生しているバルブリフト量可変機構71の修理を速
やかに行うことができる。
【0080】(2)上記360°CA経過時間edt
(i) 及び徐変値edtsm(i) は、クランクセンサ14
c及びカムセンサ22bからの検出信号に基づき求めら
れるため、バルブリフト量可変機構71の異常が発生し
ている気筒#1〜#4を検出するために各気筒#1〜#
4毎に特別なセンサ等を設ける必要がない。
【0081】(3)上記360°CA経過時間edt
(i) 及び徐変値edtsm(i) はエンジン11のアイド
ル運転中に算出されるが、アイドル運転中にはバルブリ
フト量可変機構71の異常に基づく上記360°CA経
過時間edt(i) の変化が顕著なものとなる。従って、
その360°経過時間edt(i) の徐変値edtsm
(i) に基づき、的確にバルブリフト量可変機構71の異
常が発生している気筒#1〜#4を検出することができ
る。
【0082】(4)360°経過時間edt(i) は例え
ば突発的な一回の失火が生じたりすると急激に変動して
しまうが、その経過時間edt(i) の徐変値edtsm
(i)は緩やかに変動するようになる。従って、徐変値e
dtsm(i) に基づきバルブリフト量可変機構71の異
常を検出することにより、突発的に一回の失火が生じた
としても、その失火を同気筒#1〜#4でのバルブリフ
ト量可変機構71の異常として誤検出してしまうのを防
止することができる。
【0083】(5)20秒間にカウントされるバルブリ
フト量可変機構71の異常発生回数(異常カウンタCn
g(i) )が「10」以上になることに基づき、そのバル
ブリフト量可変機構71に異常が発生した旨判断され
る。そのため、何らかの原因で異常カウンタCng(i)
の誤カウントが生じたとしても、その誤カウントに基づ
きバルブリフト量可変機構71に異常が発生したことを
誤判断することが防止される。従って、バルブリフト量
可変機構71の異常判断を正確に行うことができるよう
になる。
【0084】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・本実施形態では、アイドル運転中の20秒間において
所定気筒#1〜#4のバルブリフト量可変機構71の異
常発生回数(異常カウンタCng(i) )が10回以上に
なったとき、その気筒#1〜#4のバルブリフト量可変
機構71に異常が発生している旨判断したが、本発明は
これに限定されない。即ち、異常発生回数をカウントす
る期間を20秒以外の値にしたり、異常判断するための
値を「10」以外に設定したりしてもよい。また、バル
ブリフト量可変機構71の異常判断を、必ずしもエンジ
ン11のアイドル運転中に行う必要はない。
【0085】・本実施形態では、上記アイドル運転中の
20秒間において、16点火分が経過した後の徐変値e
dtsm(i) が「0.6ms」以上のとき、異常カウン
タCng(i) をカウントアップするようにしたが、本発
明はこれに限定されない。即ち、徐変値edtsm(i)
の算出期間を16点火分以外の適宜の期間に変更した
り、異常カウンタCng(i) をカウントアップするため
の基準値を「0.6ms」以外の値にしたりしてもよ
い。
【0086】・徐変値edtsm(i) が「0.6ms」
以上のとき異常カウンタCng(i)をカウントアップす
るの代わりに、直ちに警告灯51を点灯してバルブリフ
ト量の異常、及びその異常が発生している気筒#1〜#
4を知らせるようにしてもよい。この場合、タイマTi
m(i) 及び異常カウンタCng(i) を設ける必要がなく
なり、ECU92の制御負荷を軽減することができるよ
うになる。
【0087】・本実施形態では、360°CA経過時間
edt(i) に徐変処理を施して、その経過時間edt
(i) の徐変値edtsm(i) を算出したが、こうした徐
変値edtsm(i) の算出を省略してもよい。この場
合、徐変値edtsm(i) に基づきバルブリフト量可変
機構71の異常が検出されるのではなく、上記360°
CA経過時間edt(i) に基づきバルブリフト量可変機
構71の異常が検出されることとなる。
【0088】・本実施形態では、エンジン11のアイド
ル運転中にバルブリフト量可変機構71の異常を検出す
るようににしたが、これに代えてエンジン回転数NEが
所定範囲内(例えば200rpm内)の値にあるような
アイドル運転以外の定常運転時にバルブリフト量可変機
構71の異常を検出するようにしてもよい。この場合、
バルブリフト量可変機構71の異常検出が行われるエン
ジン回転数NEの範囲をエンジン11の高回転領域に設
定すれば、吸気バルブ19を開閉駆動するカムが低速用
カム72bに固定されるといったバルブリフト量可変機
構71の異常を検出するのに有利になる。
【0089】・本実施形態では、吸気バルブ19のバル
ブリフト量を可変としたが、例えば吸気バルブ19と排
気バルブ20との両方のバルブリフト量を可変としても
よい。
【0090】・本実施形態では、吸気バルブ19を開閉
駆動するカムを切り換えてバルブリフト量を変更するタ
イプのバルブリフト量可変機構71を例示したが、本発
明はこれに限定されない。例えば、上記バルブリフト量
可変機構71に代えて、三次元カムを用いてバルブリフ
ト量を可変とするバルブリフト量可変機構や、カムのカ
ム面から突起を出没させてバルブリフト量を可変とする
バルブリフト量可変機構などを採用してもよい。
【0091】・本実施形態では、各気筒#1〜#4に吸
気バルブ19のバルブリフト量を可変とするためのバル
ブリフト量可変機構71を設ける場合について例示した
が、本発明はこれに限定されない。即ち、各気筒#1〜
#4に吸気バルブ19のバルブタイミングを可変とする
ためのバルブタイミング可変機構を設けた場合において
本発明を適用してもよい。この場合のバルブタイミング
可変機構としては、例えば三次元カムを用いてバルブタ
イミングを可変とするタイプのバルブタイミング可変機
構があげられる。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各気筒毎
の機関回転速度に基づき可変動弁機構の異常が発生して
いる気筒を検出することができるため、いずれの気筒に
設けられた可変動弁機構に異常が発生しているのかを特
定し、その異常が発生している可変動弁機構の修理を速
やかに行うことができる。
【0093】請求項2記載の発明によれば、内燃機関の
定常運転中には可変動弁機構の異常に基づく機関回転速
度の変化を容易に認識できるため、可変動弁機構の異常
が発生している気筒の検出を的確に行うことができる。
【0094】請求項3記載の発明によれば、内燃機関の
アイドル運転中には可変動弁機構の異常に基づき機関回
転速度が大きく変化するため、一層的確に可変動弁機構
の異常が発生している気筒の検出を行うことができる。
【0095】請求項4記載の発明によれば、各気筒毎の
機関回転速度に徐変処理を施して算出される徐変値に基
づき可変動弁機構の異常が検出されるため、例えば所定
気筒での一回の失火による突発的な機関回転速度の変化
を可変動弁機構の異常であると誤検出するの防止するこ
とができる。
【0096】請求項5記載の発明によれば、所定期間中
にカウントされる可変動弁機構の異常発生回数のカウン
ト値が所定値以上になったことに基づき可変動弁機構に
異常が発生した旨判断されるため、その異常判断を正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるバルブリフト量可変機構の
異常検出装置が適用されたエンジン全体を示す断面図。
【図2】可変動弁装置の油圧回路を示す概略図。
【図3】バルブリフト量可変機構及びそのオイル供給構
造を示す斜視図。
【図4】バルブリフト量可変機構の内部構造を示す拡大
断面図。
【図5】バルブリフト量可変機構の内部構造を示す拡大
断面図。
【図6】上記異常検出装置の電気的構成を示すブロック
図。
【図7】バルブリフト量可変機構の異常判定手順を示す
フローチャート。
【図8】バルブリフト量可変機構の異常発生回数カウン
ト手順を示すフローチャート。
【図9】バルブリフト量可変機構の異常警告手順を示す
フローチャート。
【図10】バルブリフト量可変機構の異常が発生した気
筒に対応する徐変値edtsm(i) の推移を示すタイム
チャート。
【符号の説明】 11…エンジン、14c…クランクセンサ、19…吸気
バルブ、20…排気バルブ、21…吸気カムシャフト、
22…排気カムシャフト、22b…カムセンサ、35a
…スロットルポジションセンサ、71…バルブリフト量
可変機構、74…オイルスイッチングバルブ(OS
V)、92…電子制御ユニット(ECU)、#1〜#4
…1番〜4番気筒。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G092 AA01 AA05 AA11 DA01 DA04 DF04 DF09 DG02 DG05 DG09 EA11 EA17 EA22 EA25 EA26 EA27 EB04 FA44 FB03 FB06 GA04 GA08 HA06Z HA13Z HE01Z HE02Z HE03Z 3G301 HA01 HA19 JB02 JB10 KA07 KA21 LA07 LC08 NE03 NE23 PA11Z PE01Z PE02Z PE03Z PE10Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の各気筒毎に設けられたバルブの
    開閉特性を可変とするために前記各気筒毎に設けられる
    可変動弁機構と、 内燃機関における一気筒の稼働に基づく機関回転速度を
    前記各気筒毎に求める回転速度検出手段と、 前記回転速度検出手段によって求められる前記各気筒毎
    の機関回転速度に基づき前記可変動弁機構の異常が発生
    している気筒を検出する異常気筒検出手段と、 を備えることを特徴とする可変動弁機構の異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記可変動弁機構の異常が発生している気
    筒の検出は内燃機関の定常運転中に行われる請求項1記
    載の可変動弁機構の異常検出装置。
  3. 【請求項3】前記可変動弁機構の異常が発生している気
    筒の検出は内燃機関のアイドル運転中に行われる請求項
    2記載の可変動弁機構の異常検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の可変動弁
    機構の異常検出装置において、 前記回転速度検出手段によって求められる前記機関回転
    速度に徐変処理を施して徐変値を算出する徐変値算出手
    段と、 前記徐変値算出手段によって算出される前記徐変値に基
    づき前記可変動弁機構の異常発生を検出する異常検出手
    段とを更に備えることを特徴とする可変動弁機構の異常
    検出装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の可変動弁機構の異常検出装
    置において、 所定期間中に前記異常検出手段によって検出される可変
    動弁機構の異常発生の回数をカウントし、そのカウント
    値が所定値以上になったことに基づき前記可変動弁機構
    に異常が発生した旨判断する異常判断手段を更に備える
    ことを特徴とする可変動弁機構の異常検出装置。
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