JP2000017627A - 道路残雪処理方法およびその装置 - Google Patents

道路残雪処理方法およびその装置

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JP2000017627A
JP2000017627A JP10188933A JP18893398A JP2000017627A JP 2000017627 A JP2000017627 A JP 2000017627A JP 10188933 A JP10188933 A JP 10188933A JP 18893398 A JP18893398 A JP 18893398A JP 2000017627 A JP2000017627 A JP 2000017627A
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JP
Japan
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snow
truck
road
remaining
blower
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Withdrawn
Application number
JP10188933A
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English (en)
Inventor
Isao Sugie
功 杉江
Shigeo Inoue
繁夫 井上
Akitomo Yamazaki
章伴 山崎
Ichiro Masuda
伊知郎 増田
Satoru Kamihira
悟 上平
Masahiro Ato
雅弘 阿登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Hanshin Expressway Public Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Hanshin Expressway Public Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側壁を有する路肩部の残雪を自動的に処理
し、人手を要する作業を軽減し、道路の交通再開を迅速
化することのできる道路残雪処理方法とその為の装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 側壁を有する道路の路面の除雪後に路肩
部と側壁との隅部に残る残雪の処理において、同側壁に
沿い移動する除雪機で同残雪を同隅部から除去し、除去
した同残雪を同路肩外の路面上に同除雪機から逐次広く
散布することを特徴とする道路残雪処理方法と道路残雪
処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路、特に都市内
高速道等の高架道路の側壁を有する路肩などに残った雪
(以下「残雪」という)を除去する道路残雪処理方法お
よび道路残雪処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの都市内高速道路の除雪作業
は、図17に示すようにモーターグレーダ101(台数
=車線数+1)、トラクターショベル102、ダンプト
ラック103などの構成で行なわれていた。すなわち、
モーターグレーダ101で左側路肩104に雪105を
移動させたのち、トラクタショベル102で雪をダンプ
トラック103に積み込み、ダンプトラック103で廃
棄場所に移動して処分するという作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような除雪作業
においては、側壁を有する路肩部にはトラクターショベ
ル102で取り残した雪が残存しており、この残雪が処
理されなければ都市内高速道は交通再開されない基準と
なっている場合は、人力作業、すなわち残雪をスコップ
でトラックに積み込む作業でこれらの残雪を取り除いて
いた。このため交通再開までに長時間を要しまた、多数
の人手を要する欠点があった。
【0004】本発明は上記のような側壁を有する路肩部
の残雪を自動的に処理し、人手を要する作業を軽減し、
道路の交通再開を迅速化することのできる道路残雪処理
方法とその為の装置を提供することを課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は前述の課
題を解決するためになされたものであって、側壁を有す
る道路の路面の除雪後に路肩部と側壁との隅部に残る残
雪の処理において、同側壁に沿い移動する除雪機で同残
雪を同隅部から除去し、除去した同残雪を同路肩外の路
面上に同除雪機から逐次広く散布することを特徴とする
道路残雪処理方法を提供するものである。
【0006】本発明によれば、一般の従来の除雪方法で
は前記隅部に残る残雪を取り残しなく自動的に除去する
とともに路肩外の路面上に広く散布するので、残雪は日
照等によって速かに融解され消滅し、早期の道路再開が
可能となる。 (2)また、本発明は、前部に配設された除雪のための
オーガ、同オーガに接続し除雪した雪を投雪するための
ブロワとシュート、一側部に配設されたサイドローラを
有しキャスタで自重を支持されるロータリ除雪機と、ト
ラックの前部に取り付けられ前記ロータリ除雪機をトラ
ックの前進により推進し、流体圧シリンダを介し同ロー
タリ除雪機を前記サイドローラ側へ横方向に押すフレー
ム部材とを有してなることを特徴とする道路残雪処理装
置を提供するものであり、さらに、前記トラックの荷台
に載置される動力源装置を有し、前記ロータリ除雪装置
とフレーム部材が前記動力源装置とともに同トラックの
荷台に載置できるように設定されてなることを特徴とす
る道路残雪処理装置を提供するものである。
【0007】本発明によれば、前記(1)の他に、ロー
タリ除雪機が側壁に沿って移動して路肩部の路面と側壁
の残雪を自動的に残りなく除去するとともにブロワのシ
ュートで広く残雪を投雪散布でき、さらにトラック上に
ロータリ除雪機を含む道路残雪処理装置の全ての構成機
器を載置できるので他の処理作業地点への移動が迅速化
され道路残雪処理の効率化が図れる。 (3)また本発明は、前部に配設された除雪のためのオ
ーガ、同オーガに接続し除雪した雪を投雪するためのブ
ロワとシュート、一側部に配設されたサイドローラを有
しキャスタで自重を支持されるロータリ除雪機と、トラ
ックの前部に取付けられ推進されることと同トラックの
後部に取付けられ牽引されることがともに可能なトレー
ラと、同トレーラに取付けられ、同トレーラの隣に位置
した前記ロータリ除雪機に係合して同ロータリ除雪機を
トラックの前進により推進し、流体圧シリンダを介して
同ロータリ除雪機を前記サイドローラ側へ横方向に押す
フレーム機構とを有してなることを特徴とする道路残雪
処理装置を提供するものであり、さらに、前記トラック
の荷台に載置される動力源装置を有し、前記フレーム機
構が前記ロータリ除雪機を吊り上げ旋回し前記トレーラ
上に載置するための昇降部と旋回腕部とを有してなるこ
とを特徴とする道路残雪処理装置を提供するものであ
る。
【0008】本発明によれば、前記(1)の他に、ロー
タリ除雪機が側壁に沿って移動して路肩部の路面と側壁
の残雪を自動的に残りなく除去するとともにブロワのシ
ュートで広く残雪を投雪散布でき、さらにトレーラ上に
ロータリ除雪機を容易に移行載置できるので、残雪が断
続的にある場合などに次の残雪処理作業点まで迅速に移
動でき、長距離の移動時や道路残雪処理時外などにはト
レーラーをトラックに牽引して通常の自動車と同様の一
般走行が可能であり、道路残雪処理の効率化、本装置の
利用効率化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図8にもとづき本発明
の実施の第1形態を説明する。図1は本実施形態の全体
構成を示す平面図、図2は図1中A−A矢視図、図3は
本実施形態におけるロータリ除雪機等をトラックに載置
し移動中の状態を示す説明図である。
【0010】1は高架道路の路肩部に設けられた高欄で
あり、通常壁状の構造となっている。道路の側壁をなす
同高欄1と路肩部の路面との隅部には、前記のようなモ
ータグレーダ等による除雪作業の後の残雪2が残ってお
り、この残雪2を処理するために、トラック3前方に、
ロータリ除雪機4がトラック3の接続アタッチメント5
に取付いた位置保持フレーム6を介して取付けられ推進
される。
【0011】同ロータリ除雪機4は自重を自在キャスタ
7で支持し、位置保持フレーム6に付属の高欄倣い用シ
リンダ8により清掃ブラシ9などと一緒にサイドローラ
18が常に高欄1に押付けられて移動しつつ、高欄1壁
面の残雪2を掻き落すとともに、ロータリ除雪機4のオ
ーガ10によって掻き寄せられた残雪2をブロワ11で
路肩以外の路面(以下、一般路面という)12上へ投雪
し散布する。図2に正面から見た投雪の状態を示すとお
りである。
【0012】このように高欄1と路肩部の路面の隅部に
残った残雪は、高欄1に沿って移動しつつ残雪処理を行
うロータリー除雪機4により取り残しなく掻き取って投
雪し一般路面12上に薄く分散させることにより、自然
の日射を利用して迅速に融解・消滅させることができ
る。
【0013】また、トラック3の荷台には、図1に示す
ように本実施形態に係る道路残雪処理装置の運転に必要
な発電機13、コンプレッサー14、制御盤15を搭載
している。
【0014】さらに、図3に示すように、道路残雪処理
作業を行なわないときは、ロータリー除雪機4を含む装
置一式をトラック3の荷台に搭載し、普通走行ができる
ようになっている。したがって、道路残雪処理現場まで
のアクセスがスムーズに行える。
【0015】以下、上記の実施の第1形態に係る装置を
図4ないし図8にもとづいて詳述する。図4はロータリ
除雪機4及び位置保持フレーム6の平面図であり、図5
は図4中B−B矢視側面図、図6は図4中C−C矢視正
面図、図7は図5中D−D矢視平面断面図、図8は図5
中E−E矢視立面断面図である。
【0016】前述のごとく、位置保持フレーム6は、道
路残雪処理時にはトラック3の接続アタッチメント5に
取り付けられている。ロータリ除雪機4は、レベル調整
用シリンダ16を介して自在キャスタ7に支持されると
ともに、ロータリ除雪機フレーム17が位置保持フレー
ム6に付属の高欄倣い用シリンダ8で横方向に押され、
自在キャスター7に支持されているロータリー除雪機4
が高欄1側へ押し付けられ、ロータリ除雪機4のサイド
ローラ18が高欄1の壁面に当たり、ロータリ除雪機4
の横方向の位置が定まる。また、清掃ブラシ9も高欄1
の壁面に当接する。なお、高欄倣い用シリンダ8は流体
圧シリンダ、特にエアシリンダが適する。
【0017】また、ロータリ除雪機4を前方へ移動させ
るための、推進力は、位置保持用フレーム6の一部であ
る押し部材6−1に付属の押しシュー6−2を介してロ
ータリ除雪機フレームに伝えられる。このとき、ロータ
リ除雪機フレーム17のスライド板17−1と前述の押
しシュー6−2との接点は、ロータリ除雪機4が高欄1
の壁に追従するにつれて時々刻々変化する。
【0018】路面上の残雪2はオーガ10によってブロ
ワ11に掻き寄せられるが、オーガ10が取り残しても
ブレード板19により掻き取られて、結局オーガ10へ
導かれる。また、高欄1部壁面に付着した残雪は清掃ブ
ラシ9を回転させて掻き落とす。
【0019】さらに、略高欄形状に沿って成形したスク
レーパー20およびこれを支持する掻き寄せ板21によ
り、高欄1の下部隅部の残雪2が掻き寄せられて結局、
オーガ10へ導びかれる。そうすると回転中のオーガ1
0により残雪2はオーガ10の略中央部に移動させら
れ、ブロワ11により投雪される。
【0020】なお、これらオーガ10やブロワ11は、
ベアリング22およびチェーンカップリング23を介
し、モータ24により回転力を受けている。また、オー
ガ10は減速機25により、ブロワに比し略1/10程
度に減速されている。
【0021】また、図6に見られるようにブロワ11に
より投雪された残雪2は、シュート25を介して投雪さ
れ、その投雪方向がシュート旋回用ハンドル26で、投
雪距離や散布パターンがスイング用モータ27でコント
ロールされる。
【0022】以上、本実施形態においては道路残雪処理
時にはトラック3の前方に自在キャスタ7で支持された
ロータリ除雪装置4を位置保持フレーム6を介して取付
け、高架道路の高欄1の壁面に沿わせてトラックで推進
移動させつつ路肩の路面と高欄1下部の隅の残雪を取り
残すことなく自動的に掻き集めオーガ10でブロワ11
に送り、ブロワ11が適切な方向、距離、散布パターン
で投雪することができ、一般路面上に薄く散布された残
雪は日照等で速かに融解・消滅させることができるもの
である。
【0023】また、本実施形態においては、トラック上
に本装置の発電機13、コンプレッサ14、制御盤15
等の動力源装置を載置している上、ロータリ除雪機4、
位置保持フレーム6も載置できるように構成されている
ため、ロータリ除雪機4等路上でトラック3の前に取付
けて作業する機器を小型化できた他、他の処理作業地点
へ移動する際には装置を構成する全ての機器をトラック
に載置して速やかに移動でき、道路残雪処理の効率化が
図れる。
【0024】次に、図9ないし図15にもとづき本発明
の実施の第2形態を説明する。本実施形態は、前記の実
施の第1形態において説明したと同様の道路残雪処理方
法に適用する道路残雪処理装置に係るものであり、図9
ないし図16の符番のうち、図1ないし図8と実質的に
同じものは、同一符番とし、一部説明を省略し、形態や
一部機能に違いはあるが対応するものは同符番にダッシ
ュを付して対応を明確にした上、第1形態との特徴の違
いを主に以下説明する。
【0025】図9は本実施形態の全体構成を示す平面
図、図10は図9中F−F矢視図、図11は本実施形態
におけるロータリ除雪機をトレーラに載置し、同トレー
ラをトラックで牽引して移動中の状態を示す説明図であ
る。
【0026】本実施形態においては、一般のトラック3
の前部に接続アタッチメント5′を設け、これにトレー
ラ30を接続し、同トレーラ3にロータリー除雪機4′
を支持して昇降できる昇降装置31を装備し、かつトラ
ック3の荷台には、前記ロータリ除雪機4′および昇降
装置31を駆動させるための発電機、油圧ユニット3
2、制御盤15′等の動力源装置を載置している。
【0027】本実施形態において、高欄1と路肩部路面
との隅部の残雪2を処理する場合は、トラック3前方に
トレーラ30がトラック3の接続アタッチメント5′に
取付けられ、同トレーラ30の高欄側にはトレーラ30
に装備された昇降装置31の昇降レバー34に取付けら
れたロータリ除雪機4′が配置される。ロータリ除雪機
4′は自在キャスタ7で自ら支え同自在キャスタ7が転
動するものだが、前記昇降装置31によって、吊り上げ
ることにより昇降され、吊り上げた状態で昇降レバー3
4の旋回によってトレーラ30上へ移行載置されること
ができる。また処理作業中の移動は昇降装置31および
トレーラ30に設けられた推進部材33からトラック3
の推進力を受けて行われる。
【0028】ロータリ除雪機4′は後述する高欄倣い用
シリンダ8′によって高欄1に常に押付けられて移動し
つつ高欄1の壁面の残雪2を掻き落すとともにロータリ
除雪機4′のオーガ10によって掻き寄せられた残雪2
をブロワ11で一般路面12上へ投雪するもので、その
投雪の状態は図10に示すとおりである。
【0029】このように、本実施形態においても残雪2
は高欄1に沿って移動するロータリ除雪機4′によって
自動的に取り残しなく取り除かれ一般路面に投雪され、
薄く分散させることができ、日射等により迅速に融解・
消滅させることができるものである。
【0030】また本実施形態においては、トレーラー3
0の上に速やかにロータリー除雪機4′を載置できるよ
うに構成しており、路面上の残雪2が断続的にある場合
は、次の残雪2の個所までは、図9に2点鎖線で示すよ
うに昇降レバー34によってトレーラ30上へ旋回移行
させて載置し、トレーラ30上で移動できる他、図11
に示すように、道路残雪処理作業を行わない時には、ロ
ータリ除雪機4をトレーラ30に載置して、トラック3
に同トレーラ30を牽引させて普通走行ができるので、
道路残雪処理現場までのアクセスがスムーズに行える。
【0031】以下、上記の実施の第2形態に係る装置を
図12ないし図16にもとづいて詳述する。図12はロ
ータリ除雪機4′と前記昇降装置31およびその周辺部
の平面図であり、図13は図12中G−G矢視側面図、
図14は図12中H−H矢視正面図、図15は図13中
I−I矢視平面断面図、図16は図13中J−J矢視立
面断面図である。
【0032】図13は道路残雪処理作業時の状態を示し
ており、トラック3の前部に接続アタッチメント5′を
介して接続されたトレーラー30には油圧式の昇降装置
31が設けられており、昇降レバー34を介し、ロータ
リ除雪機4′が連結されている。このとき、昇降レバー
34の先端には、図16に示すように連結バー35があ
り、さらに連結バー35は、長穴36付の連結金具37
に連結されている。この連結バー35の先端は図示しな
いころがり軸受状の部材で構成され連結金具37の長穴
36内をスムーズに移動できる。
【0033】一方、前記昇降レバー34の根元付近に
は、昇降フレーム38が配設され、その両端にそれぞれ
高欄倣い用シリンダー8′を設けてあり、両高欄倣い用
シリンダ8′の先端がロータリ除雪機4′のフレーム1
7′に取り付けられており、ロータリ除雪機4′を高欄
1へ押し付けている。高欄1の壁面にサイドローラ1
8、清掃ブラシ9が当接するのは前記第1形態同様であ
る。このときの押し付け移動量は、前述した連結金具3
7の長穴36の長さ分となる。
【0034】ロータリ除雪機4′の作業時の前進移動
は、基本的には、トラック3の推力がトレーラ30およ
び、その昇降装置31とそれに取付けられた昇降レバー
34等のフレーム機構を介して伝えられて推進される
が、補助として図12に示す推進部材33がトレーラ3
0に設けられており、ロータリ除雪機4′のフレーム1
7′に当接しトラック3の推力を伝える。
【0035】以上のように構成されているので、トラッ
クの前進移動とともに、トレーラ30が前進し、トレー
ラ30から推力を伝えられたロータリ除雪機は常に高欄
1に沿って移動させることができるため、高欄1と路肩
部路面の隅部あるいは高欄の壁面に付着した残雪をすみ
やかに、ロータリ除雪機4′の内に取り込むことができ
る。
【0036】このときの清掃ブラシ9やスクレーパー2
0、ブレード板19、オーガ10、ブロワ11、シュー
ト25、シュート旋回用ハンドル26、スイング用モー
タ27等は前述の実施の第1形態と同様に作用するの
で、本実施形態においても同様に自動的に効果的な投雪
散布を行うことができ、残雪2の速かな除去と融解・消
滅を図ることができる。
【0037】また本実施形態における昇降装置31、昇
降レバー34等で構成されるフレーム機構は、ロータリ
除雪機4′を昇降装置31で路面から吊り上げて昇降レ
バー34を旋回させて、速かにトレーラ30上に移行し
載置させることができるので、残雪2が路面上に断続的
に存在するとき、次の残雪の場所への移動がスムーズに
行える。
【0038】すなわち、ロータリ除雪機4′は自在キャ
スタ7で自重を支えているため、その移動にあたっては
自在キャスタ7の走行性能の制約を受けるが、本実施形
態のように昇降装置31とその昇降レバー34によりロ
ータリ除雪機4′を速やかにトレーラ30上に載置した
上で移動できれば、作業個所間の移動が短時間で済み、
作業効率が大巾に向上する。
【0039】また、さらに長距離の移動、道路残雪処理
作業を行わない時などで道路を通常に走行する時は、ト
レーラー30を牽引して普通走行ができる。したがっ
て、現場までのアクセスもスムーズに行える。
【0040】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構成に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上本発明によれば、道路残雪処理方法
において、側壁を有する道路の路面の除雪後に路肩部と
側壁との隅部に残る残雪の処理において、同側壁に沿い
移動する除雪機で同残雪を同隅部から除去し、除去した
同残雪を同路肩外の路面上に同除雪機から逐次広く散布
するようにしたので、一般の従来除雪方法では前記隅部
に残る残雪を取り残しなく自動的に除去するとともに路
肩外の路面上に広く散布するので、残雪は日照等によっ
て速かに融解され消滅し、早期の道路再開が可能とな
る。
【0042】また、本発明によれば、道路残雪処理装置
において、前部に配設された除雪のためのオーガ、同オ
ーガに接続し除雪した雪を投雪するためのブロワとシュ
ート、一側部に配設されたガイドローラを有しキャスタ
で自重を支持されるロータリ除雪機と、トラックの前部
に取り付けられ前記ロータリ除雪機をトラックの前進に
より推進し、流体圧シリンダを介し同ロータリ除雪機を
前記ガイドローラ側へ横方向に押すフレーム部材とを有
してなるようにし、またさらに、前記トラックの荷台に
載置される動力源装置を有し、前記ロータリ除雪装置と
フレーム部材が前記動力源装置とともに同トラックの荷
台に載置できるように設定されてなるようにしたので、
前述の道路残雪処理方法を実施でき、ロータリ除雪機が
側壁に沿って移動して路肩部の路面と側壁の残雪を自動
的に残りなく除去するとともにブロワのシュートで広く
残雪を投雪散布でき、さらにトラック上にロータリ除雪
機を含む道路残雪処理装置の全ての構成機器を載置でき
るので他の処理作業地点への移動が迅速化され道路残雪
処理の効率化が図れる。
【0043】また本発明によれば、道路残雪処理装置に
おいて、前部に配設された除雪のためのオーガ、同オー
ガに接続し除雪した雪を投雪するためのブロワとシュー
ト、一側部に配設されたガイドローラを有しキャスタで
自重を支持されるロータリ除雪機と、トラックの前部に
取り付けられ推進されることと同トラックの後部に取付
けられ牽引されることがともに可能なトレーラと、同ト
レーラに取付けられ、同トレーラの隣に位置した前記ロ
ータリ除雪機に係合して同ロータリ除雪機をトラックの
前進により推進し、流体圧シリンダを介して同ロータリ
除雪機を前記ガイドローラ側へ横方向に押すフレーム機
構とを有してなるようにし、またさらに、前記トラック
の荷台に載置される動力源装置を有し、前記フレーム機
構が前記ロータリ除雪機を吊り上げ旋回し前記トレーラ
上に載置するための昇降部と旋回腕部とを有してなるよ
うにしたので、前述の道路残雪処理方法を実施でき、ロ
ータリ除雪機が側壁に沿って移動して路肩部の路面と側
壁の残雪を自動的に残りなく除去するとともにブロワの
シュートで広く残雪を投雪散布でき、さらにトレーラ上
にロータリ除雪機を容易に移行載置できるので、残雪が
断続的にある場合などに次の残雪処理作業点まで迅速に
移動でき、長距離の移動時や道路残雪処理時外などには
トレーラをトラックに牽引して通常の自動車と同様の一
般走行が可能であり、道路残雪処理の効率化、本装置の
利用効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の全体構成を示す平面
図である。
【図2】図1中、A−A矢視図である。
【図3】実施の第1形態におけるロータリ除雪機等をト
ラックに載置し移動中の状態を示す説明図である。
【図4】実施の第1形態におけるロータリ除雪機及び位
置保持フレームの平面図である。
【図5】図4中、B−B矢視側面図である。
【図6】図4中、C−C矢視正面図である。
【図7】図5中、D−D矢視平面断面図である。
【図8】図5中、E−E矢視立面断面図である。
【図9】本発明の実施の第2形態の全体構成を示す平面
図である。
【図10】図9中、F−F矢視図である。
【図11】実施の第2形態におけるロータリ除雪機をト
レーラに載置し同トレーラをトラックで牽引して移動中
の状態を示す説明図である。
【図12】実施の第2形態におけるロータリ除雪機と昇
降装置およびその周辺部の平面図である。
【図13】図12中、G−G矢視側面図である。
【図14】図12中、H−H矢視正面図である。
【図15】図13中、I−I矢視平面断面図である。
【図16】図13中、J−J矢視立面断面図である。
【図17】従来の都市内高速道路の除雪作業の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 高欄 2 残雪 3 トラック 4,4′ ロータリ除雪機 5,5′ 接続アタッチメント 6 位置保持フレーム 7 自在キャスタ 8,8′ 高欄倣い用シリンダ 9 清掃ブラシ 10 オーガ 11 ブロワ 13 発電機 14 コンプレッサ 15,15′ 制御盤 18 サイドローラ 20 スクレーパ 24 モータ 25 シュート 30 トレーラ 31 昇降装置 32 油圧ユニット 34 昇降レバー
フロントページの続き (72)発明者 井上 繁夫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 山崎 章伴 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 増田 伊知郎 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 上平 悟 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 阿登 雅弘 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁を有する道路の路面の除雪後に路肩
    部と側壁との隅部に残る残雪の処理において、同側壁に
    沿い移動する除雪機で同残雪を同隅部から除去し、除去
    した同残雪を同路肩外の路面上に同除雪機から逐次広く
    散布することを特徴とする道路残雪処理方法。
  2. 【請求項2】 前部に配設された除雪のためのオーガ、
    同オーガに接続し除雪した雪を投雪するためのブロワと
    シュート、一側部に配設されたサイドローラを有しキャ
    スタで自重を支持されるロータリ除雪機と、トラックの
    前部に取り付けられ前記ロータリ除雪機をトラックの前
    進により推進し、流体圧シリンダを介し同ロータリ除雪
    機を前記サイドローラ側へ横方向に押すフレーム部材と
    を有してなることを特徴とする道路残雪処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の道路残雪処理装置にお
    いて、前記トラックの荷台に載置される動力源装置を有
    し、前記ロータリ除雪装置とフレーム部材が前記動力源
    装置とともに同トラックの荷台に載置できるように設定
    されてなることを特徴とする道路残雪処理装置。
  4. 【請求項4】 前部に配設された除雪のためのオーガ、
    同オーガに接続し除雪した雪を投雪するためのブロワと
    シュート、一側部に配設されたサイドローラを有しキャ
    スタで自重を支持されるロータリ除雪機と、トラックの
    前部に取り付けられ推進されることと同トラックの後部
    に取付けられ牽引されることがともに可能なトレーラ
    と、同トレーラに取付けられ、同トレーラの隣に位置し
    た前記ロータリ除雪機に係合して同ロータリ除雪機をト
    ラックの前進により推進し、流体圧シリンダを介して同
    ロータリ除雪機を前記サイドローラ側へ横方向に押すフ
    レーム機構とを有してなることを特徴とする道路残雪処
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の道路残雪処理装置にお
    いて、前記トラックの荷台に載置される動力源装置を有
    し、前記フレーム機構が前記ロータリ除雪機を吊り上げ
    旋回し前記トレーラ上に載置するための昇降部と旋回腕
    部とを有してなることを特徴とする道路残雪処理装置。
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