JP2000017238A5 - - Google Patents

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【発明の名称】インクジェット記録用シート
【特許請求の範囲】
【請求項1】3枚のシートが剥離可能な感圧接着剤層を介して接着されてなるインクジェット記録用シートであって、表裏面の両シートの一方と、中間に位置する芯材シートがプラスチックフィルムであり、かつ、前記剥離可能な感圧接着剤層がアクリル酸エステルと水溶性エマルジョンを主成分とする感圧接着剤基剤と微小粉体とを混合して得た感圧接着剤からなることを特徴とするインクジェット記録用シート。
【請求項2】前記剥離可能な感圧接着剤層が、アクリル酸エステルと水溶性エマルジョンを主成分とする感圧接着剤基剤100重量部に対して微小粉体5〜200重量部の範囲の割合で混合してなる接着剤をもって、乾燥塗布量0.5〜20g/ の範囲にて塗布形成されたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用シート。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録用シートに関するものであり、さらに詳しくは葉書類やカード類あるいは各種帳票類に適用される、別体のシートを重ね合わせ、重ね合わせ面同士を剥離可能に接着してなる重ね合わせ状のインクジェット記録用シートに関し、さらに詳しくは各インク、トナーによる印刷性に優れ、しかも耐水性、耐摩耗性に優れた単票または連票等の伝票用等に用いて好適なインクジェット記録用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェット記録用シートは紙が支配的であったが、例えば宅配便等の運輸伝票においては、伝票の表面に位置するインクジェット記録用シートに耐久性や耐候性が要求されることから、紙より丈夫なプラスチックフィルムを使用するインクジェット記録用シートが用いられるようになってきている。一般的に紙は耐水性、耐湿性等に劣ることから、これらの欠点を有していないプラスチックフィルムが適応できれば、種々の分野でその利点が活かされる。
【0003】
しかし、従来使用のプラスチックフィルムは耐久性や耐候性に優れる反面、そのままでは印刷性や筆記性に劣る問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、例えば配送伝票においては、プラスチックフィルムからなるシートの表面側(記録側)にインクに対して易定着性を有する高分子樹脂層を塗設するなど、種々の表面改質が工夫されてきた。
しかしながら、インクジェット方式によるフルカラー印刷の普及が進みインク塗布量が多くなり、インクの吸収性が不十分で、指でこすったり、重ね合わされたりすると、記録部分が汚れて判別が不能になる問題があり、未だ要求特性を満足できるものがない現状である。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決し、耐水性、耐湿性、印刷性や筆記性に優れ、一旦接着された後の3枚のシートを綺麗に再剥離できる再資源化も可能な、インクジェット記録用シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的に添う本発明のインクジェット記録用シートは、3枚のシートが剥離可能な感圧接着剤層を介して接着されてなるインクジェット記録用シートであって、表裏面の両シートの一方と、中間に位置する芯材シートがプラスチックフィルムであり、かつ、前記剥離可能な感圧接着剤層がアクリル酸エステルと水溶性エマルジョンを主成分とする感圧接着剤基剤と微小粉体とを混合して得た感圧接着剤からなることを特徴とするものである。
【0007】
インクジェット記録用シートは、芯材シートと少なくとも表裏面の一方にプラスチックフィルムを使用することで、耐水性、耐湿性、印刷性や筆記性に優れ、一旦接着された後の3枚のシートを綺麗に再剥離できる。その使用目的に応じて、インクジェット記録用シートを複数層に重ね合わせて構成しても良く、一部を切り離し可能に予めミシン目を加えても良い。
【0008】
とりわけ、本発明のインクジェット記録用シートは、前記剥離可能な感圧接着剤層が、アクリル酸エステルと水溶性エマルジョンを主成分とする感圧接着剤基剤100重量部に対して微小粉体5〜200重量部の範囲の割合で混合してなる接着剤をもって、乾燥塗布量0.5〜20g/ の範囲にて塗布形成されたことを特徴とする。
【0009】
従来使用の天然ゴム、或いは合成ゴム、或いはアクリル系粘着剤等の非剥離性接着剤を基材とした感圧接着剤層は太陽光や紫外線ランプ等により酸化劣化を受け易い。このように接着成分が劣化を受けると、接着成分の粘弾性が乏しくなり、必要とする自着性或いは粘着性を示さなくなる問題が生じる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、本発明のインクジェット記録用シートの基本構成例を、その概略的断面説明図である図1に基づき、さらに詳述する。先ず、図1に示すように、本発明のインクジェット記録用シート1は、通常の上質紙からなる上シート2とプラスチックフィルイムからなる芯材シート3、下シート4とを上シート2と下シート4の重ね合わせ面に設けられた感圧接着剤層5を介在させて加圧接着させてなるものであり、接着後でも感圧接着剤層5と下シート4との境界面にて界面剥離を可能に構成したり、過度の加圧により剥離不能にすることも出来る。一方、上シート2の表出面には、例えば、インクジェットインク記録部6が設けられ、インクジェットプリンタにより所定情報が印字される。なお、下シート4の表出面にもインクジェットインク記録を行う場合には、上シート2と共に下シート4もインクジェットインク記録部を設けてもよい。
【0011】
次に、剥離可能な感圧接着剤層5について詳述する。感圧接着剤層5を構成する感圧接着剤とはアクリル酸エステルと水溶性エマルジョンを主成分とした感圧接着剤を基剤とし、さらに加圧接着後の剥離性を付与する目的で微小粉体を混合してなるものである。
【0012】
本発明におけるプラスチックフィルムの材質としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ−p−フェニレンスルフィド、ポリエーテルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。また、これらの共重合体やブレンド物やさらに架橋したものを用いることもできる。
【0013】
さらに、上記プラスチックフィルムの中でもポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレート、ポリエチレンα,β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4’−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレートなどであり、これらの中で機械的特性、作業性などの品質、経済性などを総合的に勘案すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレートが好ましい。
【0014】
本発明におけるポリエステルとしては、周知のもの、具体的には例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス−α,β(2−クロルフェノキシ)エタン4,4’−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などの2官能カルボン酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコールなどのグリコールの少なくとも1種とを重縮合して得られるポリエステルを用いることができる。また、該ポリエステルには本発明の目的を阻害しない範囲内で多種ポリマーをブレンドしたり、共重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、滑材、顔料、紫外線吸収剤などが含まれていてもよい。ポリエステルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール中で測定)は通常0.4〜2.0、好ましくは0.5〜1.0の範囲から選ばれる。
【0015】
本発明に用いるポリエステルフィルムには、ポリエステル中に白色無機粒子を含有させることにより白色化させているものを用いることもできる。
【0016】
白色無機粒子とは、無着色に近い無機粒子をいい、このような無機粒子として、炭酸カルシウム、非晶質ゼオライト粒子、アナターゼ型の二酸化チタン、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、アルミナ、カオリン、タルク、クレーなどを用いることができる。このような無機粒子以外にもポリエステル重合反応系で触媒残査とリン化合物との反応により析出した微粒子を用いることもできる。
【0017】
また、プラスチックフィルム内部に微細な気泡を含有させ、該気泡で光を散乱させることにより白色化させているものを用いることもできる。この微細な気泡の形成は、プラスチックフィルム母材、例えばポリエステル中に、非相溶ポリマー、例えばポリ−3−メチルブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリプロピレン、ポリビニル−t−ブタン、1,4−トランス−ポリ−2,3−ジメチルブタジエン、セルローストリアセテート、セルローストリプロピオネート、ポリクロロトリフルオロエチレンなどを細かく分散させる、あるいは上記白色化微粒子を添加して、それを1軸または2軸に延伸する事により形成される。延伸に際して、非相溶ポリマー粒子の周りにボイド(気泡)が形成され、これが光の散乱作用を発揮するため白色化される。また、微細気泡を有するため比重が低くなり、クッション性も有するため、鮮明な画像、インク転写性が得られる。
【0018】
このような気泡含有ポリエステルフィルムを用いる場合、該気泡含有ポリエステルフィルムの見掛け比重は0.4以上1.3以下、好ましくは0.6以上1.2以下であるのが望ましい。見掛け比重が上記範囲より低いと機械的性質や熱寸法安定性が劣り好ましくない。
【0019】
ポリエステルフィルムは各種の方法で表面処理、たとえばコロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)や易接着処理が施されたプラスチックフィルムである場合、記録層との密着性、耐水性、耐溶剤性などが改良されるのでより好ましく使用される。易接着処理には各種の方法を用いることができ、プラスチックフィルム製造工程中でアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系などの各種接着剤を塗布したもの、あるいは一軸または二軸延伸後のプラスチックフィルムに上記のような各種接着剤を塗布したものなどが好適に用いうる。
【0020】
プラスチックフィルムは透明フィルムでも着色でもよい。このプラスチックフィルムの厚みは特に限定されないが、通常10μm以上500μm以下、好ましくは20μm以上300μm以下、更に好ましくは30μm以上250μm以下であるのが望ましい。
【0021】
また、プラスチックフィルムの表面粗さやヘイズ等についても、特に限定されず、別体シートとの間に要求される接着強さ、記録シートとして要求される透明度や白色度等を勘案して、適切に所望の値に設定することが望ましい。
【0022】
本発明において、アクリル酸エステルと水溶性樹脂エマルジョンを主成分として含むアクリル樹脂エマルジョンを感圧接着剤として用いるのは、アクリルエステル中に水溶性樹脂エマルジョンを分散させることにより、感圧接着剤組成物塗布層の乾燥工程において、感圧接着剤中の水分と、水溶性樹脂が蒸発に合わせて塗布層表面に移動することにより、水溶性樹脂成分が多く含まれる層が感圧接着剤の塗布層表面に形成されるため、本発明の感圧接着剤を塗布したシートが、ブロッキング等の発生を防止する、或いは感圧接着剤の塗布層表面のべたつきを防止する、或いは印刷時の電子線の照射による接着成分の劣化を防止するためである。
【0023】
本発明においては、感圧接着剤の塗布層に、微小粉体を添加することによって再剥離可能な疑似接着性能をより効果的に発現させることができる。
【0024】
この場合の接着機構は、明らかではないが、高分子樹脂の自己拡散、双極子間力、水素結合、或いは物理的な高分子樹脂と紙繊維等の絡み合い等の接着機構を用いる。
【0025】
本発明において使用する微小粉体は親水性で平均粒子径は0.1〜20μmの範囲内であることが好ましい。平均粒子径が、0.1μm未満では、微小粉体が感圧接着剤の塗布層から脱落しやすくなったり、20μm以上では、充分な接着力が発現されない等の弊害を及ぼす恐れがある。更に好ましくは、平均粒子径が1〜15μmの範囲内にある微小粉体を用いるのが好ましい。
【0026】
本発明において使用するアクリルエステルに分散させる水溶性樹脂エマルジョンの配合比は、アクリル酸エステル100重量部に対して、水溶性樹脂エマルジョンを5〜200重量部分散されてなることが好ましい。配合比が、5重量部未満或いは200重量部以上では、ブロッキング等が発生したり、或いは充分な接着力が発現されない等の問題を及ぼす恐れがある。従って、本発明においては、少なくとも5〜200重量部の水溶性樹脂エマルジョンをアクリルエステル中に分散させることが好ましい。好ましくは、適度な接着力を発現させるため、ガラス転移点が−90〜50℃の範囲にある、アクリル樹脂エマルジョンを接着成分として用いることが好ましい。
【0027】
本発明において使用する感圧接着剤の配合比は、アクリル樹脂エマルジョン100重量部に対し、微小粉体が5〜200重量部含有されてなることが好ましい。配合比が、5重量部未満では、印刷或いは印字適性が不充分であったり、或いは200重量部以上では、微小粉体が感圧接着剤の塗布層から脱落しやすくなったり或いは充分な接着力が発現されない等の弊害を及ぼす恐れがある。従って、本発明においては、少なくとも5〜200重量部の微小粉体を感圧接着剤組成物中に含有させ使用することが好ましい。また、本発明において、上記感圧接着剤組成物の基材に対する塗布量は、適正な接着力を発現させるため、通常0.5〜20g/m程度塗布するのが好ましい。
【0028】
本発明の感圧接着剤組成物に用いられる微小粉体は、シリカ、炭カル、カオリン、クレー、タルク、水酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、活性白土、澱粉粒子、セルロース粒子、スチレン系樹脂粒子、アクリル系樹脂粒子、尿素樹脂粒子、マイクロカプセル、オイルカプセル、ポリエチレン、及び塩化ビニル等の無機系或いは有機系の公知の微小粉体の中から、適宜選択して使用することが出来る。また、これらの微小粉体は、単独で用いても2種類以上を併用しても良い。本発明においては、親水性の更に好ましくは非熱可塑性の微小粉体を感圧接着剤組成物中に含有させることが好ましい。
【0029】
本発明の感圧接着剤組成物に用いられるアクリル樹脂エマルジョンに用いられるアクリル酸エステル中に分散させる水溶性樹脂エマルジョンは、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、エチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体等の公知の水溶性高分子の中から、適宜選択して使用することが出来る。また、これらの樹脂は、単独で用いても2種類以上を併用しても良い。本発明においては、耐UV性、印刷適性、耐ブロッキング性等に優れた、保護コロイド化したスチレン−無水マレイン酸共重合体を用いるのが好ましい。
【0030】
感圧接着剤組成物には、必要に応じて更に、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、耐水化剤、分散剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、インク定着剤、染料定着剤、蛍光染料、有色染料、滑剤、消臭剤、脱臭剤、抗菌剤等の助剤を添加することもできる。さらに、粘着付与剤などの添加剤が加えられてなるものでる。
【0031】
本発明における感圧接着剤のシートへの塗布は、ブレードコーター、エアナイフコーター、バーコーター、ロールコーター、グラビア印刷機、スクリーン印刷機等の、従来公知の塗工機或いは印刷機を用いて設けることができる。
【0032】
本発明のインクジェット記録用シートの作成方法は、上記のように調製された剥離可能な感圧接着剤を一方のシートの重ね合わせ面に塗布し感圧接着剤層を形成した後、3枚のシートの重ね合わせ面を対接させ、所定の圧力にて加圧し、この感圧接着剤層をもって接着させることからなる。そして、感圧接着剤層の乾燥塗布量は、ドライシーラーによる加圧接着の際の圧力(50〜200kg/cm )や調製された感圧接着剤の接着性や剥離性の程度に応じると、0.5〜20g/ の範囲が適当であり、好ましくは5〜10g/ の範囲が良い。
【0033】
本発明に用いられるプラスチックシート以外のシートとしては、例えば、上質紙、中質紙、再生紙、アート紙、コート紙、微塗工紙、合成紙、ラミネート紙、金属蒸着紙等が使用出来る。
【0034】
【実施例】
以下、本発明のインクジェット記録用シートの好適な実施例として、本発明を配送伝票に適応した場合につき、添付図面に基づき説明する。ここにおいて、図2は本発明に基づいた配送伝票の概略的な説明図、図3は図1の上位シートと芯材シートの一部剥離状態断面図、図4は、上位シートと芯材シートの一部剥離状態説明図である。
【0035】
本実施例の配送伝票1は、図2に示すように、ミシン線Mで連接された配送票たる上シート2aと着店控たる上位シート2bが、前述の構成からなる感圧接着剤層5を介し、芯材シート3に剥離可能に接着され、裏面側に通常の永久接着剤8が略全面に塗布され、その表出面は剥離紙9で被覆されてなる下位シート4と芯材シート3の表面側に剥離可能に接着されている。
【0036】
インクジェット記録部を有するシートからなる上位シート2aおよび上位シート2bのそれぞれの表出面には、お届け先印字欄、ご依頼主先印字欄、品名印字欄、受付年月日印字欄などがインクジェットインク記録部6を構成しており、この部分に例えばインクジェットプリンタにて所定のインクジェット記録情報11が印字される。また、その他にも、「配送伝票」や「着店控」なる表題、配送業者表示やバーコードなどの表記情報10が予め施されている。
【0037】
インクジェットインク記録部6にインクジェット記録情報11が施された後のインクジェット記録用シートの使用例は、図4に示すように、配送人が配送時に剥離紙9を剥離し、露出した永久接着剤8をもって配送品Nの適所に貼り付け、配送し、受取人に配送品を手渡す際に上位シート2bを下位シート4から分離し、上位シート2bの捺印欄に受取人の認印を押捺してもらい、捺印済の上位シート2bを持ち帰ることにより配送作業は終了する。一方、配送票たる上位シート2aは、そのまま剥離されずに配送品に残るというものである。
【0038】
また、芯材シート3表面の上位シート2bが重ね合わされる部分には配送業者の挨拶文やサービス案内などの通知情報が施されており、この通知情報7は上位シート2bによって隠蔽されているため、上位シート2bと芯材シート3とを分離することにより表出される。
【0039】
【発明の効果】
本発明の記録シートは耐水性、印字品質、インク吸収性、印刷鮮明性が非常に優れ、しかもインクやトナーの易接着性に優れたものであり、複写記録用記録シート、中でも、業務用や宅配伝票等の伝票や、電子写真複写機などの用途において好ましく用いることができる。
【0040】
さらに本発明の記録シートはその優れたインク吸収性を利用して、オフセット印刷、フレキソ印刷など他のインクやトナー記録体としても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の配送伝票の断面図である。
【図2】図1の配送伝票の説明図である。
【図3】配送伝票の上位シートの一部を分離した断面図である。
【図4】配送伝票の上位シートの一部を分離した説明図である。
【符号の説明】
1…配送伝票、2…上シート、2a…配送票、2b…着店控、3…芯材シート、4…下シート、5…感圧接着剤層、6…インクジェットインク記録部、7…通知情報、8…永久接着剤、9…剥離紙、10…表記情報、11…インクジェット記録情報、M…ミシン目、N…配送品。
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