JP2000016823A - フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 - Google Patents
フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法Info
- Publication number
- JP2000016823A JP2000016823A JP10199842A JP19984298A JP2000016823A JP 2000016823 A JP2000016823 A JP 2000016823A JP 10199842 A JP10199842 A JP 10199842A JP 19984298 A JP19984298 A JP 19984298A JP 2000016823 A JP2000016823 A JP 2000016823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass substrate
- substrate
- glass
- residual stress
- annealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B25/00—Annealing glass products
- C03B25/02—Annealing glass products in a discontinuous way
- C03B25/025—Glass sheets
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
割切断後の変形が少なく、パターンが所期の設計からず
れてディスプレイの表示不良が発生するということがな
いフラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法
を提供することである。 【解決手段】 ガラス基板を、セッター(日本電気硝子
株式会社製ネオセラムN−0)上に1枚づづ載置し、ア
ニール炉内に入れてアニールすることによって、平面方
向の残留応力が4kg/cm2 のガラス基板を12枚作
製した。
Description
プレイのアレイ基板材料や、その対向基板材料として用
いられるガラス基板の製造方法に関するものである。
ガラス基板として、0.3〜3.0mm程度の厚みを有
する矩形状の板ガラスが大量に用いられている。特に近
年になって、α−Si TFT(Amorphous−
Si Thin Film Trasistor)液晶
ディスプレイ等の薄膜電気回路を用いたフラットパネル
ディスプレイ市場が急速に拡大している。
スプレイに比べ、高精細化、低消費電力化、低コスト化
の点で優れた低温poly−Si TFT液晶ディスプ
レイの技術が開発され、実用化され始めている。
イ用ガラス基板には、大板化が求められている。すなわ
ち最終製品であるディスプレイの大きさは、対角12イ
ンチ程度のものが主流であるが、ディスプレイ基板の製
造コストの低減と、スループットの向上を目的として大
きなガラス基板から複数のディスプレイ基板を作製する
マルチ方式が採用されている。つまりガラスメーカーで
成形された大型のガラス基板(ガラス素板)上に、複数
分の回路パターンを形成した後、回路パターン毎にガラ
ス基板を分割切断して複数のディスプレイ基板を作製す
る方式が採用されており、これらの基板は、ディスプレ
イの背面基板となるアレイ基板として使用されている。
また同様に、アレイ基板の対向基板(前面基板)につい
ても大型のガラス基板に複数のパターンを形成した後、
分割切断する生産方式が採られている。
寸法)は、300×400mmサイズや370×470
mmサイズであったが、最近では、550×650mm
サイズや、それ以上のサイズのガラス基板が必要とされ
るようになってきている。
なって、フラットパネルディスプレイ用ガラス基板は、
大板化が進められているが、これに伴ってガラス基板を
分割切断した後に、ガラス基板が変形するという問題が
発生している。
て用いられるガラス基板上には、薄膜電気回路や、その
他の各種金属膜、絶縁膜等を組み合わせた回路パターン
が形成され、その対向基板であるカラーフィルター基板
には、RGBパターンが形成されるが、このような画素
パターンが形成されたガラス基板が分割切断された後に
変形すると、互いの画素パターンが所期の設計からずれ
てしまい、アレイ基板の回路パターンとカラーフィルタ
ー基板のパターンとが一致せず、最終製品である液晶デ
ィスプレイの表示不良という致命的な欠陥につながるこ
とがあるため大きな問題となっている。特にα−Si
TFTに比べて、低温poly−SiTFTの方が、パ
ターンがより高精細であるため、ガラス基板のわずかな
変形も許されないのが現実である。
分割切断後の変形が少なく、パターンが所期の設計から
ずれてディスプレイの表示不良が発生するということが
ないフラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方
法を提供することである。
を達成すべく種々の実験を繰り返した結果、ガラス基板
が分割切断された後に変形する原因が、ガラス基板の平
面方向に大きな残留応力を有していることにあり、ガラ
ス基板を均一にアニールすることによって平面方向の残
留応力を一定値以下に低下させると、ガラス基板の切断
後の変形が抑えられることを見いだし、本発明を提案す
るに至った。
レイ用ガラス基板の製造方法は、ガラス基板をアニール
することによって、その平面方向の残留応力を5kg/
cm2 以下にすることを特徴とする。
用ガラス基板の製造方法は、好ましくは、ガラス基板の
縦寸法が400mm以上、横寸法が500mm以上であ
ることを特徴とし、さらにガラス基板が、低温poly
−Si TFT用ガラス基板であることを特徴とする。
留応力が発生するメカニズムは、次のとおりである。
の工業的な方法としては、フロート法、オーバーフロー
ダウンドロー法、スロットダウンドロー法等が知られて
いるが、いずれの成形法を採用しても、成形した板ガラ
スを冷却する時に、その肉厚方向に温度分布が発生する
と共に、平面方向にもいくらかの温度分布が発生し、そ
の結果、不均一な残留応力が発生することになる。
ラス基板の平面方向に発生する残留応力であり、ガラス
基板の中央付近に比べて、周縁部の冷却速度が速い場合
や、逆にガラス基板の中央付近に比べて周縁部の冷却速
度が遅い場合に、周縁部付近に残留応力が発生する。こ
のような平面方向に残留応力を有するガラス基板が分割
切断されると、変形することによって応力を解放しよう
とする。
留応力は、ガラス基板の大きさに比例して大きくなり、
例えば、縦寸法400mm以上、横寸法500mm以上
のガラス基板の場合、周縁部の残留応力は、20kg/
cm2 以上となることがあった。しかしながらガラス基
板を均一にアニールすることによって、その平面方向の
残留応力を5kg/cm2 以下にすると、これを分割切
断しても、問題となるような変形は生じない。
板、具体的には、縦寸法400mm以上、横寸法500
mm以上のガラス基板に有用であり、またα−Si T
FTに比べて、より高精細なパターンを有する低温po
ly−Si TFT用ガラス基板に有用である。
は、ガラス基板を平坦性に優れた耐熱性セッター上に載
置してアニール炉に投入してアニールするに際し、ガラ
ス基板の縦寸法と横寸法に比べ、各々50mm以上長い
縦寸法と横寸法を有するような大型セッターを使用する
方法である。
を載置した耐熱性セッターの付近にダミーセッターを配
置する方法である。
ターを使用しなければ、アニール時にガラス基板の中央
部に比べて周縁部の冷却速度が速くなるため、その平坦
方向の残留応力を5kg/cm2 以下にするのが困難と
なる。
しては、低膨張結晶化ガラスやセラミックが使用可能で
ある。またアニールは、連続式アニール炉やバッチ式電
気炉を用いて行うことができるが、生産性を考えると、
連続式アニール炉を用いることが望ましい。さらに生産
性を向上するため、耐熱性セッター上に複数枚のガラス
基板を重ねて載置しても良い。
向の残留応力の小さいガラス基板を得るには、板ガラス
を成形した後の冷却工程で、その平面方向に発生する温
度分布をできるだけ小さくするような温度制御を行うこ
とが必要となるが、ガラス基板の平面方向の残留応力が
5kg/cm2 以下となるような温度制御は非常に困難
であるため現実的でない。
用ガラス基板の製造方法を、実施例及び比較例に基づい
て詳細に説明する。
%、B2 O3 10%、Al2 O3 10%、RO 2
5%の組成となるようにガラス原料を調合し、1580
℃で所定時間溶融した後、スロットダウンドロー法を用
いて成形し、切断加工することによって、550×65
0×0.7mmの寸法を有する低温poly−Si T
FT液晶ディスプレイ用無アルカリガラス基板を12枚
作製した。
に優れた耐熱性セッター(日本電気硝子株式会社製ネオ
セラムN−0)上に1枚づつ載置し、アニール炉内に入
れてアニールすることによって、平面方向の残留応力が
4kg/cm2 のガラス基板を12枚作製した。
650×0.7mmの寸法を有するガラス基板を12枚
作製し、アニール処理は施さなかった。これらのガラス
基板の平面方向の残留応力を測定したところ、いずれも
20kg/cm2 以上であった。
10上に4つの回路パターン11を形成してから、回路
パターン11毎にガラス基板10を2本の切断線12、
12に沿って4枚のアレイ基板に分割切断し、これらの
アレイ基板上の回路パターン11の正規位置からの最大
ずれ量を測定し、その結果を表1に示した。
基板は、回路パターンのずれ量が6〜8μmと大きかっ
たが、実施例のアレイ基板は、回路パターンのずれ量が
0〜2μmと小さく、このことから、アレイ基板の平面
方向の残留応力の大きさと、切断後の寸法のずれ量の間
に相関関係が認められた。
P−100を用い、セナルモン法に基づいて測定した。
として、アレイ基板と同じサイズを有する未変形のカラ
ーフィルター基板を準備し、図2に示すように、アレイ
基板13をカラーフィルター基板14上に重ね合わせ、
アレイ基板13上の回路パターン15と、カラーフィル
ター基板14上に形成されたパターン16の最もずれの
大きい部分の長さ(L)を顕微鏡で測定したものであ
る。
ィスプレイ用ガラス基板の製造方法によると、ガラス基
板をアニールして、その平面方向の残留応力を5kg/
cm2以下とするため、このガラス基板上にパターンを
形成した後、パターン毎にガラス基板を切断しても変形
が少ない。
なりやすい縦寸法が400mm以上、横寸法が500m
m以上のガラス基板や、パターンが非常に高精細である
ため、わずかな変形も許されない低温poly−Si
TFT用ガラス基板に有用である。
示す平面図である。
た状態を示す概略説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス基板をアニールすることによっ
て、その平面方向の残留応力を5kg/cm2 以下にす
ることを特徴とするフラットパネルディスプレイ用ガラ
ス基板の製造方法。 - 【請求項2】 ガラス基板の縦寸法が400mm以上、
横寸法が500mm以上であることを特徴とする請求項
1記載のフラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製
造方法。 - 【請求項3】 ガラス基板が、低温poly−Si T
FT用ガラス基板であることを特徴とする請求項1、2
記載のフラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199842A JP2000016823A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199842A JP2000016823A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016823A true JP2000016823A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16414565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10199842A Pending JP2000016823A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016823A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179552A (ja) * | 2009-03-06 | 2009-08-13 | Asahi Glass Co Ltd | ディスプレイ用ガラス基板 |
-
1998
- 1998-06-29 JP JP10199842A patent/JP2000016823A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179552A (ja) * | 2009-03-06 | 2009-08-13 | Asahi Glass Co Ltd | ディスプレイ用ガラス基板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101639226B1 (ko) | 유리 및 유리 기판 | |
JP3586142B2 (ja) | ガラス板の製造方法、ガラス板の製造装置、及び液晶デバイス | |
KR102646604B1 (ko) | 유리 | |
CN103121791B (zh) | 玻璃基板的制造方法以及玻璃基板 | |
JP5594351B2 (ja) | ディスプレイ用ガラス基板 | |
JP5428287B2 (ja) | ガラス板の製造方法及び製造設備 | |
US10822264B2 (en) | Alkali-free glass substrate and method for manufacturing alkali-free glass substrate | |
JP2009173525A (ja) | ガラス板の製造方法及び製造設備 | |
KR20040085147A (ko) | 플로트 유리의 제조방법 | |
TW201300332A (zh) | 玻璃基板之製造方法 | |
KR101608896B1 (ko) | 글래스 기판의 제조 방법 및 글래스 기판 제조 장치 | |
WO2009081740A1 (ja) | ガラス板の製造方法及び製造設備 | |
JP4006747B2 (ja) | ディスプレイ基板の製造方法 | |
JP4048553B2 (ja) | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 | |
JP5365970B2 (ja) | ディスプレイ用ガラス基板 | |
JP2000016825A (ja) | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 | |
WO2016002778A1 (ja) | シートガラスの製造方法及びシートガラス製造装置 | |
JP2000016824A (ja) | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 | |
JP4423611B2 (ja) | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板 | |
JP2000016823A (ja) | フラットパネルディスプレイ用ガラス基板の製造方法 | |
JP2000016840A5 (ja) | ||
WO2013157477A1 (ja) | ガラス板の製造装置および製造方法 | |
WO2021131668A1 (ja) | ガラス基板の製造方法及びガラス基板 | |
WO2009081741A1 (ja) | ガラス板の製造方法及び製造設備 | |
CN116368104A (zh) | 玻璃基板以及电子设备的制造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080605 |