JP2000016132A - 座 席 - Google Patents

座 席

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JP2000016132A
JP2000016132A JP10202725A JP20272598A JP2000016132A JP 2000016132 A JP2000016132 A JP 2000016132A JP 10202725 A JP10202725 A JP 10202725A JP 20272598 A JP20272598 A JP 20272598A JP 2000016132 A JP2000016132 A JP 2000016132A
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seat
seat frame
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frame
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JP10202725A
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Hitohiro Takeda
仁宏 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の自由度が高く、しかも出力の小さな原
動機であっても座席フレームを自動的に回動させ、任意
の傾斜角度に調整することのできる座席を提供する。 【解決手段】 座席1は座席フレーム3、原動機15及
び伝達機構16を備える。座席フレーム3は座部4が装
着される箇所であり、前フレーム部7において基台2に
支持されている。原動機15は可動部材17を有すると
ともに、その可動部材17をスイッチ操作に応じて往復
動させ、かつ所定の位置で停止させるための駆動部18
を有する。伝達機構16は駆動部18による可動部材1
7の力を拡大して座席フレーム3の後端部に伝達するこ
とにより、前フレーム部7を支点として座席フレーム3
を矢印A方向へ回動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座部の傾斜角度を
調整する機構(チルト機構)を備えた座席に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、長距離バス、電車などの乗物に搭
載される座席としては、その乗物の床に配設された基台
と、軸により基台に支持された座席フレームと、座席フ
レームに装着された座部と、前記軸を支点として座席フ
レームを回動させて傾斜角度を調整するための機構、い
わゆるチルト機構とを備えたものが知られている。この
座席によれば、利用者は座席フレーム及び座部の傾斜角
度を調整することにより、楽な姿勢で座ることができ便
利である。
【0003】チルト機構としては種々のタイプが提案さ
れているが、その1つとして、座席フレームを自動的に
回動させるものがある。例えば、電動モータを前記軸に
直接駆動連結したタイプ、軸及び電動モータを、ギヤな
どを介して駆動連結したタイプなどが知られている。前
述のいずれのタイプでも、電動モータが座席フレームの
軸の近傍に配置されている。そして、これらのタイプの
チルト機構を組み込んだ座席では、利用者によるスイッ
チ操作に応じて電動モータの駆動軸が回転し、その回転
が直接またはギヤを介して軸に伝達され、座席フレーム
が軸を支点として回動する。座席フレームの傾斜角度
は、スイッチの操作量、操作時間などによって調整され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、軸を直接回
転駆動するタイプでは、電動モータに大きな出力が要求
される。また、ギヤなどを介して電動モータの回転を間
接的に軸に伝達するタイプでは、ギヤ比の設定によって
電動モータの出力をある程度拡大できるものの、座席フ
レームの軸近傍の狭い空間では、大きさ(歯数)の大き
く異なる多数のギヤを配置するにも限度があり、結果と
して、出力を大幅に拡大することが困難である。従っ
て、座席フレームを確実に回動させるには、大型の電動
モータが必要となり、このことが座席の大型化、重量増
加、価格上昇などの一因となる。また、電動モータを軸
の近傍に配置する構造のため、その電動モータの設置場
所が限られ、他の部品の配置などを含め設計の自由度が
大きく制約される不具合もある。
【0005】そこで、本発明の課題は、設計の自由度が
高く、しかも出力の小さな原動機であっても座席フレー
ムを自動的に回動させ、任意の傾斜角度に調整すること
のできる座席を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明は、軸により支持される座席フレームと、前記座席
フレームに装着される座部と、可動部材を有するととも
に、その可動部材をスイッチ操作に応じて往復動させ、
かつ所定の位置で停止させるための駆動部を有する原動
機と、前記駆動部による可動部材の力を拡大して前記座
席フレームに伝達することにより、前記軸を支点として
座席フレームを回動させて傾斜角度を調整する伝達機構
とを備えている。
【0007】上記第1の発明によると、利用者がスイッ
チ操作を行うと、その操作に応じて原動機の可動部材が
往復動する。駆動部による可動部材の力は伝達機構によ
り拡大され、座席フレームに伝達される。座席フレーム
は軸を支点として回動する。この回動により、座席フレ
ーム及び座部の傾斜角度が変化する。このように伝達機
構は、軸から離れた箇所に位置する可動部材の往復動を
座席フレームに伝達する機能と、その伝達の途中で可動
部材の力を拡大する機能とを発揮する。なお、可動部材
はスイッチ操作に応じて所定の位置で停止する。この停
止に応じて前記座席フレームの回動が止まり、座席フレ
ームが所定の傾斜角度に保たれる。
【0008】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記伝達機構が、支軸により支持さ
れ、かつ前記可動部材の往復動にともない前記支軸を支
点として回動する第1リンクと、前記第1リンク及び前
記座席フレームを連結する第2リンクとを含むトグル機
構を備えている。
【0009】上記第2の発明によると、原動機の可動部
材が往復動すると、その動きは第1リンク及び第2リン
クを介して座席フレームに伝達される。この可動部材か
ら座席フレームに至る伝達経路において、第1リンク及
び第2リンクがいわゆる「トグル機構」として作用す
る。可動部材の力はトグル機構によって拡大され、座席
フレームに出力される。
【0010】請求項3に記載の第3の発明は、第1また
は第2の発明の構成に加え、前記伝達機構は前記座席フ
レームの端部に接続されている。
【0011】上記第3の発明によると、座席フレームに
対し伝達機構を通じて可動部材の力が作用すると、その
座席フレームを回動させようとする力(モーメント)
は、作用する力の大きさと、その力が作用する箇所から
軸までの距離(半径)との積に比例する。第3の発明で
は、伝達機構が座席フレームの端部に接続されているこ
とから、その伝達機構を通じて力が作用する箇所から軸
までの距離(半径)が最も大きい。従って、モーメント
一定の条件の下では、半径が大きい分、可動部材の力は
小さくてすむ。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を乗物用の座席に具
体化した一実施形態を図面に従って説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、座席1は、乗
物の床10に固定された基台2と、その基台2の上方に
配置された座席フレーム3と、座席フレーム3上に装着
された座部4と、座席フレーム3の後部(図1の右側
部)に配置された背当部5とを備えている。座席フレー
ム3の前フレーム部7は、基台2の前端上部に対し、軸
受11によって回動可能に支持されている。この支持に
より、座席フレーム3は前フレーム部7を軸として図1
の矢印A方向へ回動可能である。背当部5は、座席フレ
ーム3における横フレーム部6の後端上部に対し、軸1
3により図1の矢印B方向へ回動可能に支持されてい
る。
【0014】座席1は、予め定められた角度範囲内にお
いて、座部4を所望の傾斜角度に調整するためのチルト
機構を備えている。チルト機構は原動機15、スイッチ
(図示略)及び伝達機構16を備えている。原動機15
は、可動部材17と、外部電源(図示略)から供給され
る電力に応じて作動し、かつ可動部材17を往復動させ
る駆動部18とを備えている。これらの可動部材17及
び駆動部18は、後ろ側ほど低くなるように傾斜した状
態で配置されている。前フレーム部7にはブラケット1
9が固定されており、駆動部18の前端部がピン21に
よってブラケット19に支持されている。このため、原
動機15はピン21を支点として図1の矢印C方向に回
動することが可能である。
【0015】スイッチは座部4の角度調整に際し利用者
によって操作されるものであり、座席1に腰掛けた利用
者の手が届く箇所、例えば、肘掛け(図示略)などに設
けられている。スイッチは外部電源及び駆動部18をつ
なぐ回路に設けられ、その操作に応じ回路を閉じたり
(駆動部18に加わる電圧の極性の切替えも含む)、開
いたりする。
【0016】伝達機構16は、駆動部18による可動部
材17の出力を拡大して座席フレーム3に伝達すること
により、前フレーム部7を支点として座席フレーム3を
回動させるためのものである。この機構について説明す
ると、基台2の後部には一対のブラケット23が固定さ
れており、これらに支軸20の両端部が締結されてい
る。なお、支軸20はブラケット23以外の箇所に固定
されてもよい。また、支軸20は、その一方の端部にお
いてのみ固定されてもよい。支軸20にはシャフト24
が回動可能に被せられ、そのシャフト24に作動部材2
5が一体回動可能に固定されている。そして、可動部材
17の後端部がピン26によって作動部材25に連結さ
れている。
【0017】シャフト24の両端部には第1リンク27
が一体回動可能に固定されている。図1では、第1リン
ク27と作動部材25とが交わる角度が121.5度と
なっているが、これ以外の角度であってもよい。ただ
し、第1リンク27が起立している状態において、斜め
方向に往復動する可動部材17の力を作動部材25に効
率よく伝達するという観点からは、前記角度は90度以
上であることが望ましい。角度が90度よりも小さい場
合、可動部材17と作動部材25とがなす角度が180
度に近づき、可動部材17が往復動しても作動部材25
がスムーズに回動しないおそれがある。
【0018】各第1リンク27と、座席フレーム3の後
フレーム部8とは第2リンク28によって連結されてい
る。より詳しくは、後フレーム部8の両端部にはブラケ
ット29が固定されている。第2リンク28は、その中
間部分ほど後方へ大きく突出するように曲げられてい
る。本実施形態では、この第2リンク28の曲げ角度D
が12度に設定されているが、それ以外の角度であって
もよい。第2リンク28は、上記のように曲げられる代
わりに、後方へ膨らむように湾曲されてもよい。第2リ
ンク28の下端部はピン31により第1リンク27の上
端部に連結され、同第2リンク28の上端部はピン32
によりブラケット29に連結されている。
【0019】次に、前記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。図1は、座席フレー
ム3及び座部4が略水平にされた状態を示している。こ
の状態では、可動部材17の大部分が駆動部18内に入
り込み、作動部材25が略水平となり、第1リンク27
及び第2リンク28が略垂直方向へ真直ぐに延びてい
る。
【0020】利用者により、座部4を傾斜させるための
スイッチ操作が行われると、その操作に応じて駆動部1
8が作動し、図3に示すように可動部材17が斜め後ろ
下方へ伸びる。この可動部材17の動きは、作動部材2
5、第1リンク27、第2リンク28及びブラケット2
9を経て後フレーム部8に伝達される。この伝達の過程
で、シャフト24が反時計回り方向へ回動し、作動部材
25が前下がりの傾斜状態となる。第1リンク27は前
方へ回動し、両リンク27,28が互いになす角度は可
動部材17に連動して次第に小さくなる。座席フレーム
3の後端部には、これを引き下げようとする力が働く。
座席フレーム3が前フレーム部7を支点として時計回り
方向へ回動する。両リンク27,28が「く」の字状に
屈曲し、座部4が後ろ側ほど低くなるように傾斜する。
【0021】前記状態から、座部4を水平状態に戻すた
めのスイッチ操作が行われると、原動機15及び伝達機
構16は前述した動作と逆の動作を行う。すなわち、可
動部材17が駆動部18内へ入り込み、シャフト24が
作動部材25及び第1リンク27と一体となって時計回
り方向へ回動する。両リンク27,28が互いになす角
度は可動部材17に連動して次第に大きくなる。座席フ
レーム3の後端部には、これを押し上げようとする力が
働く。座席フレーム3が前フレーム部7を支点として反
時計回り方向へ回動する。両リンク27,28が略垂直
方向に略真直ぐに延びると、座席フレーム3及び座部4
が図1に示すように略水平状態となる。
【0022】なお、利用者によるスイッチ操作に応じ
て、可動部材17が任意の箇所で停止されると、作動部
材25及びリンク27,28の回動が停止し、座席フレ
ーム3及び座部4が一定の傾斜角度に保たれる。このよ
うに、利用者はスイッチの操作により、座席フレーム3
及び座部4を任意の傾斜角度に調整することができる。
【0023】上記伝達機構16においては、シャフト2
4、第1リンク27、ピン31、第2リンク28及びピ
ン32が、小さな力で大きな力を出すトグル機構を構成
している。ここで、図1に示すようにピン31に加わる
力をFとし、ピン32を押し上げようとする力をPとす
る。力Fは、可動部材17の往復動にともない作動部材
25に伝わる力(作動部材25を回動させようとする
力)に比例する。これは、作動部材25及び第1リンク
27がともにシャフト24と一体で回動するからであ
る。作動部材25の長さと第1リンク27の長さが等し
い場合には、力Fと、作動部材25に伝わる力とは等し
くなる。シャフト24及びピン32をつなぐ線と、シャ
フト24及びピン31をつなぐ線とがなす角度をθとす
る。第1リンク27の長さと第2リンク28の長さが等
しい場合、力Pは、一般にP=F/2tanθで表わさ
れる。この式によると、角度θが小さくなるに従い、す
なわち、第1リンク27及び第2リンク28が一直線に
近づくに従って、力Pが大きくなる。
【0024】一方、角度θが大きくなるに従い、第2リ
ンク28がピン32を押し上げようとする力Pは小さく
なる。しかし、本実施形態では、第2リンク28が前述
したように曲げられている。このため、図3に示すよう
に、両リンク27,28が「く」の字状に屈曲された状
態において、第2リンク28の上部の傾きは、同第2リ
ンク28が真直ぐな場合の傾きよりも急になる。第2リ
ンク28からピン32に伝わる力のうちの上向きの成分
は、同第2リンク28が真直ぐな場合の上向きの成分に
比べ大きくなる。この大きくなった成分が、前述した小
さな力Pを補う。結果として、力Pは第2リンク28が
真直ぐな場合よりも大きくなる。
【0025】このように伝達機構16は、可動部材17
の往復動を座席フレーム3に伝達する機能と、その伝達
の途中で可動部材17の力を拡大する機能とを発揮す
る。この力が拡大される分、出力の小さな原動機15を
用いることができる。従来の技術とは異なり、大型の原
動機を用いなくてもすむ。これにともない、座席1の大
型化、重量増加、価格上昇などを抑えることができる。
【0026】特に、第2リンク28が曲げられているこ
とから、両リンク27,28が「く」の字状に屈曲され
たときにも、ピン32に対し大きな上向きの力Pが作用
する。このため、座部4が傾斜したときに伝達機構16
が耐え得る荷重の最大値が大きくなる。換言すると、第
2リンク28が真直ぐな場合よりも、座部4を大きく傾
斜させることができる。また、第2リンク28が真直ぐ
な場合と同じ力Pをピン32に作用させるという条件の
下では、原動機15に要求される出力が小さくなる。従
って、さらに出力の小さな原動機15を用いることがで
きる。
【0027】また、座席フレーム3に対し伝達機構16
を通じて可動部材17の力が作用すると、軸を支点とし
て座席フレーム3を回動させようとする力(モーメン
ト)は、作用する力の大きさと、その力が作用する箇所
から軸までの距離(半径)との積に比例する。本実施形
態では、座席フレーム3の前端部に位置する前フレーム
部7を軸とし、後端部に位置する後フレーム部8に伝達
機構16を接続していることから、その伝達機構16を
通じて力が作用する箇所から軸までの距離(半径)が最
も大きい。従って、モーメント一定の条件の下では、半
径が大きい分、可動部材17の力は小さくてすむ。出力
の小さな原動機15であっても、座席フレーム3を確実
に回動させ、所定の傾斜角度に調整することができる。
この点も、座席1の大型化などを抑制するうえで有効で
ある。
【0028】さらに、伝達機構16を介して原動機15
の力が作用する箇所(後フレーム部8)は、座席フレー
ム3の回動の支点となる前フレーム部7から大きく離間
している。そのため、これらの前フレーム部7及び後フ
レーム部8の間の前後に広いスペースを有効に利用し
て、ここに原動機15及び伝達機構16を配置できる。
【0029】特に、本実施形態では原動機15を斜めに
配置しているので、可動部材17が大きなストロークで
往復動するタイプの原動機15であっても、無理なく基
台2内などのスペースに組み込むことができる。さら
に、第1リンク27及び第2リンク28を上下方向に配
置しているので、これらが基台2などの前後方向に占め
る割合が少ない。このことも、ストロークの大きな原動
機15を配置するうえで有効である。このように、原動
機15を基台2内のスペースに配置する際に受ける制約
が少なく、従来のものよりも設計の自由度が高い。
【0030】また、第1リンク27及び第2リンク28
を2組用いているが、図2に示すように、これらを基台
2内のスペースの左右両側に配置している。このため、
それらの間に他の部品を配置するための広いスペースを
確保できる。原動機15を一方(図2の右方)のリンク
27,28の近傍に配置していることも、基台2内のス
ペース確保に有効である。
【0031】さらに、本実施形態では作動部材25及び
リンク27,28を用い、これらをシャフト24、ピン
26,31,32で連結することによって伝達機構を成
立させている。このような簡単な構成で、可動部材17
の力を確実に拡大して座席フレーム3に伝達することが
できる。
【0032】本発明は次に示す別の実施形態に具体化す
ることができる。
【0033】(1)作動部材25を省略し、可動部材1
7の後端部を、第1リンク27及び第2リンク28の屈
曲箇所であるピン31に直接連結してもよい。
【0034】(2)第1リンク27及び第2リンク28
が左右に2組設けられているが、これらをそれぞれ専用
の原動機によって作動させるようにしてもよい。
【0035】(3)可動部材17の前後方向における位
置をセンサによって検出し、その検出結果に基づき、駆
動部18による可動部材17の作動を制御するようにし
てもよい。例えば、可動部材17が適正ストロークの前
端位置(または後端位置)よりも前方(または後方)ま
で移動したときにオンするリミットスイッチをセンサと
して設け、そのスイッチがオンしたら可動部材17のそ
れ以上の前進(または後退)を停止させるようにしても
よい。
【0036】(4)本発明は、長距離バス、旅客機、旅
客車、旅客船などの乗物の座席に適しているが、それ以
外の分野の座席に適用することもできる。
【0037】(5)可動部材17の出力を効率よく拡大
するという観点からは、第1リンク27に比べ作動部材
25を長くすることが望ましい。
【0038】(6)前フレーム部7とは異なる箇所に軸
を設け、その軸を支点として座席フレーム3を回動させ
るようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、第1の発明の座席によれ
ば、設計の自由度が高く、しかも出力の小さな原動機で
あっても座席フレームを自動的に回動させ、任意の傾斜
角度に調整することができる。
【0040】第2の発明によれば、第1の発明の効果に
加え、簡単な構成で、可動部材の力を確実に拡大して座
席フレームに伝達することができる。
【0041】第3の発明によれば、第1または第2の発
明の効果に加え、出力の小さな原動機であっても、座席
フレームを確実に回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態における座席の
下部構造を示す縦断面図である。
【図2】座席下部の一部を破断して示す正面図である。
【図3】図1の座席フレームを傾斜させた状態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 座席 3 座席フレーム 4 座部 7 軸としての前フレーム部 15 原動機 16 伝達機構 17 可動部材 18 駆動部 20 支軸 27 第1リンク 28 第2リンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸により支持される座席フレームと、 前記座席フレームに装着される座部と、 可動部材を有するとともに、その可動部材をスイッチ操
    作に応じて往復動させ、かつ所定の位置で停止させるた
    めの駆動部を有する原動機と、 前記駆動部による可動部材の力を拡大して前記座席フレ
    ームに伝達することにより、前記軸を支点として座席フ
    レームを回動させて傾斜角度を調整する伝達機構とを備
    えることを特徴とする座席。
  2. 【請求項2】 前記伝達機構は、支軸により支持され、
    かつ前記可動部材の往復動にともない前記支軸を支点と
    して回動する第1リンクと、前記第1リンク及び前記座
    席フレームを連結する第2リンクとを含むトグル機構を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の座席。
  3. 【請求項3】 前記伝達機構は前記座席フレームの端部
    に接続されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の座席。
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