JP2000016055A - 車両用冷温装置 - Google Patents

車両用冷温装置

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JP2000016055A
JP2000016055A JP10182806A JP18280698A JP2000016055A JP 2000016055 A JP2000016055 A JP 2000016055A JP 10182806 A JP10182806 A JP 10182806A JP 18280698 A JP18280698 A JP 18280698A JP 2000016055 A JP2000016055 A JP 2000016055A
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JP
Japan
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cooling
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duct
vehicle
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JP10182806A
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English (en)
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Tetsumitsu Takeshita
哲光 竹下
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Marelli Corp
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Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に収納した物品を容易に取り出すことが
でき、冷却又は加温効率が高いとともに車室内の冷暖房
効率を低下させることがなく、さらに、簡単な構造で低
コスト化を図ることが可能な車両用冷温装置を提供す
る。 【解決手段】 車両に搭載された空気調和装置のダクト
20に連通する冷却空間60と、冷却空間60内に突出
して設けられ物品100が収容される凹状体からなる物
品収納室90と、物品収納室90の上方に設けられた物
品出入口70と、物品出入口70を開閉する蓋部材80
とを備えた車両用保冷装置であって、蓋部材80の開動
作に連動して、物品収納室90内に収納された物品10
0を物品出入口70から上方に向かって所定距離引き上
げるための物品引上手段(例えば、蓋部材80、ベース
板110、連結部材120から構成される)を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
空気調和装置のダクトを流れる冷風又は温風により、缶
ジュース等の物品を冷却若しくは保冷又は加温若しくは
保温するための車両用冷温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載された空気調和装
置のダクトを流れる冷風又は温風により、缶ジュース等
の物品を冷却若しくは保冷又は加温若しくは保温するた
めの車両用冷温装置が種々提案されている(例えば、実
開平5−40030号公報、実開平6−12178号公
報等参照)。
【0003】実開平5−40030号公報に開示された
車両用冷温装置は、空気調和装置のダクトに連通するハ
ウジングを設け、ハウジングには、上部に開設した物品
出入口を開閉する開閉蓋と、ダクトへの物品の進入を防
止するフィルタと、ハウジングに収納した缶ジュース等
の物品の移動を拘束するガイド部材とを設けた構造とな
っている。
【0004】また、実開平6−12178号公報に開示
された車両用飲食物の保温、保冷装置は、空気調和装置
のダクトが配設されたコンソールの上面に開口部を形成
し、この開口部に押込蓋を設けるとともに、開口部の下
部には、飲食物容器用の収納箱の底部が、リアシートダ
クトの内部にシール部材を介して挿入された状態で取り
付けられ、この収納箱の挿入部分の一部が箱の内外に連
通するような構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の車両用冷温装置等では、以下に説明するような問題点
があった。
【0006】すなわち、実開平5−40030号公報に
開示された車両用冷温装置は、開閉蓋を開けると冷風又
は温風が上方に向かって漏れてしまうので、冷却又は加
温効率が悪いばかりでなく、車室内の冷暖房効果を損な
ってしまうという問題があった。
【0007】また、開閉蓋を開けた状態では、乗員がハ
ウジング内を覗くことができないので、ハウジング内に
収納された缶ジュース等を手探りで取り出さなければな
らず、取り出しが面倒であるという問題があった。特
に、運転中に缶ジュース等を手探りで取り出すという行
為は、運転に集中できない虞れがあった。
【0008】さらに、冷温装置が大がかりなものとなっ
ており、車室内全体のレイアウトに悪影響を与えるとと
もに、製造コストが上昇するという問題があった。
【0009】また、実開平6−12178号公報に開示
された車両用飲食物の保温、保冷装置は、収納箱の挿入
部分の一部が、箱の内外に連通する構造となっているた
め、押込蓋を開けると冷風又は温風が漏れ、冷却又は加
温効率が悪いばかりでなく、車室内の冷暖房効果を損な
ってしまうという、上述したものと同様の問題があっ
た。
【0010】さらに、缶ジュース等の物品を収納した状
態で、物品の上部が車室内に突出しているため、保冷又
は保温効果が劣るという問題点があった。
【0011】本発明は、上述した従来の技術が有する問
題点を解決するために提案されたもので、内部に収納し
た物品を容易に取り出すことができ、冷却又は加温効率
が高いとともに車室内の冷暖房効率を低下させることが
なく、さらに、簡単な構造で低コスト化を図ることが可
能な車両用冷温装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載された空
気調和装置のダクトに連通する冷温空間と、該冷温空間
内に突出して設けられ物品が収容される凹状体からなる
物品収納室と、該物品収納室の上方に設けられた物品出
入口と、該物品出入口を開閉する蓋部材とを備えた車両
用冷温装置であって、前記蓋部材の開動作に連動して、
前記物品収納室内に収納された物品を前記物品出入口か
ら上方に向かって所定距離引き上げるための物品引上手
段を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1記載の車両用冷温装置において、前記ダクト内と前
記物品収納室内とは非連通状態であることを特徴とす
る。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1記載の車両用冷温装置において、前記物品収納室
は、前記ダクトと別体として設けられ、かつ良熱伝導性
の材料から形成されていることを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1記載の車両用冷温装置において、前記物品収納室に
は、物品を載置するためのベース板が配設され、前記物
品引上手段は、前記ベース板を上昇させることを特徴と
する。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1記載の車両用冷温装置において、前記物品収納室
は、前記ダクトと別体として設けられ、前記物品引出装
置は、前記物品収納室を前記冷温空間内から上昇させる
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項1記載の車両用冷温装置において、前記物品収納室
は、前記ダクトと別体として設けられるとともに、前記
物品収納室には、物品を載置するためのベース板が配設
され、前記物品引上手段は、前記物品収納室を前記冷温
空間内から上昇させるとともに、前記ベース板を前記物
品収納室の上昇量よりも多く上昇させることを特徴とす
る。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項5または6記載の車両用冷温装置において、前記物品
収納室の壁部に、前記物品収納室が下降位置にある場合
には当該物品収納室内と前記ダクト内とが連通状態とな
るとともに、前記物品収納室が上昇位置にある場合には
当該物品収納室内と前記ダクト内とが非連通状態となる
通孔を設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
車両用冷温装置の実施形態である車両用保冷装置につい
て説明する。
【0020】図1は、本実施形態の車両用保冷装置を取
り付けた車両用空気調和装置の概略断面図、図2は、図
1に示した車両用保冷装置の拡大断面図を示す。
【0021】本実施形態の車両用保冷装置10は、図1
に示すように、後部座席を冷房するリアクーラの送風を
行うためのダクト20に設けられている。このダクト2
0には、上流側から、空気をダクト20内に取り込むた
めのブロワ30、取り込んだ空気と熱交換を行って通過
する空気を冷却するためのエバポレータ40等が配置さ
れており、最下流側には、後部座席へ向けて冷風を吹き
出すための空気吹出口50が設けられている。
【0022】本実施形態では、空気吹出口50の上流側
の空気通路のデッドスペースを利用して、缶ジュースや
おしぼり等の物品100を冷却するための冷却空間60
としている。冷却空間60の上方の車両トリム200に
は、物品を出し入れするための物品出入口70が開設さ
れており、物品出入口70には、これを開閉するための
蓋部材80が軸81のまわりで回動可能に取り付けられ
ている。なお、図1および図2に示す実施形態では、冷
却空間60をダクト20内にそのまま取っているが、こ
のダクト20と連通するように通路を形成すれば、ダク
ト20から離れたところであっても冷却空間60を設け
ることは可能である。
【0023】前記冷却空間60には、図示のように、物
品100を収納するための物品収納室90が設けられて
いる。なお、物品100の収納量としては適宜設定すれ
ばよく、例えば缶ジュース等を2本ないし4本程度収納
するように構成することができる。物品収納室90は、
その上面の開口部91の位置が物品出入口70の位置と
対応するように形成される。この物品収納室90は、ダ
クト20内に向かって突出する凹状体となっており、物
品収納室90内とダクト20内とは非連通状態となって
いる。したがって、蓋部材80が開放されたときでも、
冷風がダクト20外に漏れて冷房効果を損なうようなこ
とはない。
【0024】物品収納室90は、ダクト20の一部を屈
曲させて一体的に形成される。但し、ダクト20よりも
熱伝導性に優れた材質の部材、例えばアルミニウム、銅
あるいはこれらの合金等により、ダクト20と別体とし
て設けるようにしてもよい。このようにダクト20と物
品収納室90とを別体として設けることにより、ダクト
20には熱伝導性が低い材質の部材を使用して、ダクト
20内と外部で熱が伝導することを防止して冷房効果を
維持するとともに、物品収納室90には熱伝導性の高い
材質の部材を使用して、ダクト20内を通過する冷気に
より物品収納室90内を効率よく冷却することができ
る。
【0025】上述した物品収納室90内には、図2に示
すように、物品100を載置するためのベース板110
が、昇降可能に設けられている。このベース板110
は、蓋部材80とワイヤ等の連結部材120により連結
されている。この蓋部材80、ベース板110、および
連結部材120が、物品引上手段として機能する。な
お、物品引上手段は、このような手段に限られるもので
はなく、例えばラックとピニオンのような動力伝達機構
を利用したものでもよい。また、ベース板110が水平
位置を保ちながら物品収納室90内でスムーズに移動で
きるように、図示しないガイド部材を設けることが望ま
しい。
【0026】本実施形態の車両用保冷装置は、上記のよ
うに構成されており、以下その作用について説明する。
【0027】この車両用保冷装置を使用する場合にあっ
ては、蓋部材80を開くと、ベース板110が連結部材
120に吊り上げられて上昇し、ベース板110上に載
置した缶ジュース等の物品100の上部が、物品出入口
70から上方に向かって所定距離突出する。この突出す
る距離は、缶ジュース等の物品100が確認でき、乗員
が手で取り出しやすい適宜な寸法に設定することができ
る。
【0028】一方、蓋部材80を閉じると、ベース板1
10がその自重および載置した物品100の重さにより
下降して、物品収納室90内に物品100を収納するこ
とができる。
【0029】このように、本実施形態によれば、蓋部材
を開くと、物品引上手段により、物品収納室内に収納さ
れた物品が物品出入口から上方に向かって所定距離引き
上げられるようにしたので、物品が乗員の目に止まりや
すく、しかも缶ジュース等の物品の上部が上方に引き上
げられるのできわめて容易に物品を取り出すことができ
る。また、蓋部材を閉じることで物品を物品収納室内に
収納することができるので、物品の保冷を十分に行うこ
とができる。さらに、保冷装置の構造を簡単なものとし
て低コスト化を図ることができる。
【0030】また、物品収納室90をダクト20と別体
として設けるように構成すれば、物品引出装置により、
物品収納室90自体を冷却空間60内から上昇させるよ
うに構成することも可能である。このようにすれば、蓋
部材を開いた状態において、物品に体する保冷効果をよ
り高く維持することが可能となる。
【0031】次に、他の実施形態に係る車両用保冷装置
を、図3および図4に基づいて説明する。
【0032】図3は、他の実施形態に係る車両用保冷装
置の拡大断面図、図4は、図3に示した物品引上手段を
説明するための概略斜視図である。なお、上述した実施
形態に係る車両用保冷装置10と同様の機能を有する部
材には、同一の符号を付して説明を行う。
【0033】この車両用保冷装置130は、図3に示す
ように、ダクト20内に物品100を冷却するための冷
却空間60を設けている。この冷却空間60の上方の車
両トリム200には、物品100を出し入れするための
物品出入口70を開口し、物品出入口70には、これを
開閉するための蓋部材80が軸81のまわりで回動可能
に取り付けられている。なお、上述した実施形態と同様
に、ダクト20から離れたところに、このダクト20と
連通する冷却空間60を設けてもよい。
【0034】この実施形態では、図3に示すように、前
記冷却空間60に位置するダクト20の一部に切欠部2
1が設けられており、この切欠部21内に、物品100
を収納するための物品収納室90が昇降可能に取り付け
られている。この物品収納室90は、ダクト20内に向
かって突出する凹状体となっており、上面の開口部91
の位置が物品出入口70の位置と対応するように形成さ
れている。
【0035】また、物品収納室90の側面の上部には、
ダクト20の切欠部21よりも大径のストッパ140,
140が上下に一対設けられいる。物品収納室90は、
この一対のストッパ140,140の間に切欠部21が
位置するようにして、ダクト20の切欠部21に昇降可
能に取り付けられている。さらに、一対のストッパ14
0,140の間に位置する物品収納室90の側面には、
収納室の内外を連通する通孔150が開設されている。
なお、この実施形態では、物品収納室90は、もともと
ダクト20と別体とされているので、上記実施形態の場
合と同様に、ダクト20よりも熱伝導性に優れた材質の
部材により形成することが好ましい。
【0036】上述した物品収納室90内には、図3およ
び図4に示すように、物品100を載置するためのベー
ス板110が、昇降可能に設けられている。このベース
板110は、蓋部材80とワイヤ等の連結部材120a
により連結されている。
【0037】また、図4に示すように、蓋部材80は、
円弧状のスライド溝161を有するリンク部材160を
介してワイヤ等の連結部材120bにより、物品収納室
90と連結されている。すなわち、連結部材120bの
一端部を物品収納室90の側面に取り付け、連結部材1
20bの他端部をリンク部材160のスライド溝161
内をスライドするスライドピン162に取り付けること
により、蓋部材80と物品収納室90とを連結してい
る。なお、連結部材120a,120bおよびリンク部
材160等は、図示省略するが、実際は物品収納室90
の対向する側面にそれぞれ一対設けられている。
【0038】ここで、上述した蓋部材80、ベース板1
10、物品収納室90、および連結部材120a,b
が、物品引上手段として機能する。
【0039】本実施形態の車両用保冷装置は、上記のよ
うに構成されており、以下その作用について説明する。
【0040】この車両用保冷装置を使用する場合にあっ
ては、蓋部材80を開くと、まず、ベース板110が連
結部材120aに吊り上げられて上昇する。次いで、物
品収納室90が連結部材120bに吊り上げられて上昇
する。このとき、物品収納室90は、リンク部材160
を介して蓋部材80と連結されているため、リンク部材
160に設けたスライド溝161内をスライドピン16
2がスライドする分だけ、ベース板110の上昇量が物
品収納室90の上昇量と比較して多くなる。なお、この
ような動作をさせるための機構は、上記リンク部材16
0を利用するものに限定されるものではない。したがっ
て、ベース板110上に載置した缶ジュース等の物品1
00の上部が、物品出入口70および物品収納室90か
ら上方に向かって所定距離突出する。
【0041】一方、蓋部材80を閉じると、ベース板1
10および物品収納室90がその自重および載置した物
品100の重さにより下降して、物品収納室90内に物
品100を収納することができる。
【0042】また、前記通孔150は、物品収納室90
が下降位置にある場合には、ダクト20内と物品収納室
90内とが連通状態となって、物品収納室90内がダク
ト20内を通過する冷気により冷却される。一方、物品
収納室90が上昇位置にある場合には、ダクト20内と
物品収納室90内とが非連通状態となり、ダクト20内
を通過する冷気が物品出入口70から外部に漏れ出すこ
とがない。なお、通孔150を設けない構成とすること
も勿論可能である。
【0043】なお、以上説明した実施形態は、本発明を
限定するために記載されたものではなく、本発明の技術
的思想内において当業者により種々変更が可能である。
例えば、車両用保冷装置10,130は、後部座席側を
冷房するリアクーラだけではなく、前部座席側を冷房す
るフロントクーラに設けることもできる。
【0044】さらに、上述した実施形態では、ダクト2
0に冷気を流通させて、物品収納室90内に収納した缶
ジュース等の物品100を冷却あるいは保冷する場合の
車両用保冷装置のみについて説明したが、ダクト20に
暖気を流通させた場合には、物品収納室90内に収納し
た缶ジュース等の物品を加温若しくは保温することも可
能である。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、以下
に示すような効果を奏する。
【0046】請求項1記載の発明によれば、蓋部材を開
くと、物品引上手段により、物品収納室内に収納された
物品が物品出入口から上方に向かって所定距離引き上げ
られるようにしたので、物品が乗員の目に止まりやす
く、しかも取り出し易くなる。また、蓋部材を閉じるこ
とで物品を物品収納室内に収納することができるので、
物品の保冷又は保温を十分に行うことができる。さら
に、装置の構造を簡単なものとして低コスト化を図るこ
とができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の効果に加えて、ダクト内を通過する冷風又は温
風がダクトの外部に漏れ出すことがないので、冷暖房効
果を損なうことが防止される。
【0048】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の効果に加えて、ダクトと物品収納室とを構成す
る部材の材質を異ならせて、物品収納室の熱伝導性を高
めるようにしたので、物品収納室内に収納された物品の
冷却又は加温効率を高めるとともに、車室内の冷暖房効
率を損なうことが防止される。
【0049】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の効果に加えて、物品のみが上方に引き上げられ
るので、物品収納室内に収納された物品をきわめて容易
に取り出すことができる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1記載の効果に加えて、物品収納室内に収納された物品
が物品収納室とともに引き上げられるので、蓋部材を開
いた状態において物品に体する保冷又は保温効果をより
高く維持することが可能となる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の効果に加えて、物品をベース板および物品収納
室とともに引き上げ、また、ベース板を物品収納室の上
昇量よりも多く上昇させるようにしたので、物品をきわ
めて容易に取り出すことができるとともに、蓋部材を開
いた状態において物品に体する保冷又は保温効果をより
高く維持することが可能となる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
5または6記載の効果に加えて、蓋部材を閉じて物品収
納室が下降位置にある場合には、物品収納室とダクトと
が通孔により連通状態となる一方、蓋部材を開いて物品
収納室が上昇位置にある場合には、物品収納室とダクト
とが非連通状態となるようにしたので、蓋部材を閉じた
状態では、効率よく物品を冷却若しくは保冷又は加温若
しくは保冷することができるとともに、蓋部材を開いた
状態では、ダクトからの冷風又は温風が物品出入口から
漏れることがなく、車室内の冷暖房効率を低下させるこ
とがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の車両用保冷装置を取り付けた車
両用空気調和装置の概略断面図である。
【図2】 車両用保冷装置の拡大断面図である。
【図3】 他の実施形態に係る車両用保冷装置の拡大断
面図である。
【図4】 図3に示す物品引上手段を説明するための概
略斜視図である。
【符号の説明】
10,130…車両用保冷装置(車両用冷温装置)、 20…ダクト、 21…切欠部、 30…ブロワ、 40…エバポレータ、 50…空気吹出口、 60…冷却空間(冷温空間)、 70…物品出入口、 80…蓋部材、 90…物品収納室、 91…開口部、 100…物品、 110…ベース板、 120…連結部材、 140…ストッパ、 150…通孔、 160…リンク部材、 161…スライド溝、 162…スライドピン。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された空気調和装置のダクト
    (20)に連通する冷温空間(60)と、該冷温空間(60)内に突
    出して設けられ物品(100) が収容される凹状体からなる
    物品収納室(90)と、該物品収納室(90)の上方に設けられ
    た物品出入口(70)と、該物品出入口(70)を開閉する蓋部
    材(80)とを備えた車両用冷温装置であって、 前記蓋部材(80)の開動作に連動して、前記物品収納室(9
    0)内に収納された物品(100) を前記物品出入口(70)から
    上方に向かって所定距離引き上げるための物品引上手段
    を備えたことを特徴とする車両用冷温装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクト(20)内と前記物品収納室(90)
    内とは非連通状態であることを特徴とする請求項1記載
    の車両用冷温装置。
  3. 【請求項3】 前記物品収納室(90)は、前記ダクト(20)
    と別体として設けられ、かつ良熱伝導性の材料から形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両用冷温
    装置。
  4. 【請求項4】 前記物品収納室(90)には、物品(100) を
    載置するためのベース板(110) が配設され、前記物品引
    上手段は、前記ベース板(110) を上昇させることを特徴
    とする請求項1記載の車両用冷温装置。
  5. 【請求項5】 前記物品収納室(90)は、前記ダクト(20)
    と別体として設けられ、前記物品引出装置は、前記物品
    収納室(90)を前記冷温空間(60)内から上昇させることを
    特徴とする請求項1記載の車両用冷温装置。
  6. 【請求項6】 前記物品収納室(90)は、前記ダクト(20)
    と別体として設けられるとともに、前記物品収納室(90)
    には、物品(100) を載置するためのベース板(110) が配
    設され、前記物品引上手段は、前記物品収納室(90)を前
    記冷温空間(60)内から上昇させるとともに、前記ベース
    板(110) を前記物品収納室(90)の上昇量よりも多く上昇
    させることを特徴とする請求項1記載の車両用冷温装
    置。
  7. 【請求項7】 前記物品収納室(90)の壁部に、前記物品
    収納室(90)が下降位置にある場合には当該物品収納室(9
    0)内と前記ダクト(20)内とが連通状態となるとともに、
    前記物品収納室(90)が上昇位置にある場合には当該物品
    収納室(90)内と前記ダクト(20)内とが非連通状態となる
    通孔(150) を設けたことを特徴とする請求項5または6
    記載の車両用冷温装置。
JP10182806A 1998-06-29 1998-06-29 車両用冷温装置 Withdrawn JP2000016055A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10309610A1 (de) * 2003-03-05 2004-09-23 Siemens Ag Kühlkammer für ein Kraftfahrzeug
WO2007019736A1 (fr) * 2005-08-17 2007-02-22 Yongqian Liu Conteneur à coupelle multifonction
KR101150931B1 (ko) 2005-09-13 2012-05-29 한라공조주식회사 열전소자 모듈을 이용한 차량용 냉온장고의 성능향상장치및 이의 제어방법
CN103738218A (zh) * 2013-12-13 2014-04-23 苏州市润元汽车配件有限公司 车用杯架结构

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