JP2000015469A - レーザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射位置設定方法およびその装置 - Google Patents

レーザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射位置設定方法およびその装置

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JP2000015469A
JP2000015469A JP10183548A JP18354898A JP2000015469A JP 2000015469 A JP2000015469 A JP 2000015469A JP 10183548 A JP10183548 A JP 10183548A JP 18354898 A JP18354898 A JP 18354898A JP 2000015469 A JP2000015469 A JP 2000015469A
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Tomotaka Hayashi
智隆 林
Katsuyuki Matsuhiro
克之 松廣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ溶接製管の段取り替え時に、加工ヘッド
の初期位置設定作業を簡単かつ迅速に行うことが可能な
レーザビームの初期照射位置設定方法と装置を提供す
る。 【解決手段】平面鏡のミルラインと交叉する方向の両側
縁部に、光軸が平面鏡で反射されたレーザビームの光軸
と平行な2個一対の可視光レーザビーム発生器を取り付
け、これから発せられる可視光レーザビームが形成する
被溶接材料表面上のマーカー点と被溶接材料のシームセ
ンターとをCCDカメラで同時に撮影し、その画像情報
に基づいて加工ヘッドを水平方向と上下方向に移動させ
ることにより、溶接用のレーザビームの焦点またはその
近傍を所定の位置に合わせる方法と装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属管のレーザ溶
接製管法において、レーザビームの照射位置を迅速かつ
確実に所定の位置に合わせることができる方法と装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ溶接は、他の溶接方法に比べて熱
源のエネルギー密度が高いために溶け込みが深く、高速
溶接が可能である。また、総入熱量を少なくできるため
に溶接部の性能も良好である。このため、金属溶接管の
溶接法としても注目され、実製造への適用が進んでい
る。さらに、溶接速度の向上を図るために、高周波加熱
手段を用いて溶接部を予熱した後にレーザ溶接する方法
も提案されている(例えば、特開昭56−168981
号公報参照)。
【0003】その際、肉厚が3mm以上のいわゆる厚肉
管の場合には、大きな出力のレーザビームを高いエネル
ギー密度のまま伝送する必要がある。しかし、ミラーな
どのビーム伝送装置の耐光性が十分でないなどの理由か
ら、高いエネルギー密度のままでレーザビームを伝送す
ることが困難である。このため、通常は、図8に示すよ
うに、内部に平面鏡1と集光ミラー2が配置されるとと
もに、溶接トーチ3を有する加工ヘッド4が用いられて
いる。
【0004】すなわち、図9に示すように、加工ヘッド
4を溶接位置であるスクイズロール5の上方に位置調整
自在に配置し、この加工ヘッド4に到るまでのレーザビ
ーム6のビーム直径を数十mm程度にすることによりエ
ネルギー密度を低くして伝送する。そして、加工ヘッド
4内の集光ミラー2でレーザビーム6を集光してエネル
ギー密度を高め、その焦点7(図8参照)の近傍で溶接
するようにしている。
【0005】したがって、実際に溶接製管を行う場合に
は、オープンパイプ状に成形された後にスクイズロール
5によって突き合わせられる金属帯8の両端面の衝合中
心(以下、シームセンターという)に上記の焦点7の近
傍を合わせる必要があり、段取り替えの都度、加工ヘッ
ド4の初期位置設定作業が行われる。
【0006】これは、段取り替え時には、成形ロール群
やスクイズロール5などを製造すべき溶接管9のサイズ
に応じて交換するが、その際に加工ヘッド4を取り外す
場合が多い。また、交換後の成形ロール群やスクイズロ
ール5の設置位置の調整不良や金属帯8のうねりに起因
して上記のシームセンターが水平方向(以下、周方向と
いう)に変位する。
【0007】さらに、溶接製管法は、平板同士の突き合
わせとは異なり、図10に示すように、スクイズロール
5によって拘束されていない金属帯8の両端部分が弾性
回復して変形する。その変形量δは、金属帯8の材料強
度や管寸法などによって異なる。このため、上記のシー
ムセンターにおける金属帯8(溶接管9)の外表面位置
が製造すべき溶接管9のサイズ(外径)と上記の変形量
δに応じて上下方向(以下、高さ方向という)に変位す
る。
【0008】これに対し、加工ヘッド4内の集光ミラー
2で集光された焦点7近傍のレーザビーム6のビーム直
径は極めて小さいので、シームセンターで、しかも金属
帯8の肉厚方向の所定の位置に、例えば0.1mm以下
というような極めて高い精度で焦点7を合わせないと正
常な溶接が行えなくなる。
【0009】この加工ヘッド4の初期位置設定は、従
来、次のようにして行っていた。先ず最初に、段取り替
え時に取り外された加工ヘッド4を所定の位置に仮取り
付けする。次いで、溶接用のレーザ発振器に付設され、
レーザビーム6と同じ光軸のHe−Neなどの1条の可
視光ガイドレーザビーム(以下、単にガイドビームとい
う)を照射したり、試験溶接を行ってレーザビーム6の
実際の照射位置とシームセンターとの周方向の変位量を
ミル操作員が製管ミル内に入り込んで目視で確認し、こ
の変位量が所定値(例えば0.1mm)以下になるよう
に加工ヘッド4を水平方向に微移動させてその周方向位
置をセットする。
【0010】引き続いて、レーザビーム6の照射位置に
おける溶接前のオープンパイプ状に成形された金属帯8
の外表面と溶接トーチ3の先端面との離間距離を内径測
定用のノギスやマイクロメーターなどを用いて実測し、
この実測結果に基づいて金属帯8の外表面と溶接トーチ
3の先端面との離間距離が所定の値になるように加工ヘ
ッド4を上下方向に移動させてその高さ方向位置をセッ
トする。
【0011】ここで、溶接トーチ3の先端面とレーザビ
ーム6の焦点7間の離間距離は既知である。したがっ
て、上記の所定の値は、溶接トーチ3の先端面とレーザ
ビーム6の焦点7間の離間距離と金属帯8の板厚とを考
慮して設定され、その設定値と目標値との差が所定値
(例えば0.1mm)以下になるように設定される。
【0012】しかし、上記従来の初期位置設定作業は、
主として人手による作業あるので、ミル操作員間の誤差
が大きく、しかもその位置設定に多大な工数がかかり、
製管ミルの稼働率を向上させるうえで1つの障害となっ
ていた。また、製管ミル内にミル操作員が入り込んで行
うのであるが、これは極めて危険で、安全上問題であっ
た。
【0013】なお、上記の加工ヘッド4の初期位置設定
に際して適用可能なシームセンターの検出方法として
は、例えば、特開平5−146884号公報や同10−
24371号公報に示されるような方法がある。すなわ
ち、特開平5−146884号公報に示される方法は、
加工ヘッドよりも上流側の位置に、金属帯の両端面で形
成されるV字状のスリット形状部分に向けて斜め上方位
置から周方向に細長いスリット光を照射するレーザ発振
器を設置する一方、その反射光を周方向に放射配設した
リニアレイカメラで受光し、その結果を画像処理してシ
ームセンターを検出する方法である。
【0014】また、特開平10−24371号公報に示
される方法は、溶接直前の金属帯の両端面が形成するV
字状のスリット形状をCCDカメラで撮像し、その撮影
画像を画像処理してシームセンターを決定し、この決定
したシームセンターに集光ミラーで集光されたレーザビ
ームの焦点F近傍を合わせるように加工ヘッドの位置を
調整する方法である。
【0015】上記いずれの方法も、シームセンターを検
出することが一応可能であるが、レーザビームの照射点
を直接検出する方法ではない。このため、レーザビーム
の照射点がシームセンターから外れていてもこれが検出
できないばかりか、レーザビームの照射点とシームセン
ターとの変位量の絶対値を正確に測定することができな
い。また、シームセンターの周方向位置は検出できて
も、高さ方向の位置を検出することができない。
【0016】このため、これらの方法では、段取り替え
時に一旦取り外され、再度取り付けられた加工ヘッド
を、周方向と高さ方向ともに0.1mm以下というよう
な極めて高い精度で所定の位置にセットすることはでき
ない。また、仮に用いても、前記の精度でセットするに
は、多大の工数と時間がかかる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、加工ヘ
ッドの初期位置設定作業の簡素化と迅速化を図るため
に、前述のガイドビームを有効活用する実験を試みた。
すなわち、加工ヘッドの下部にCCDカメラを取り付
け、このカメラでガイドビームが照射される被溶接材料
表面をミルライン方向の斜め上方から撮影し、その画像
処理結果からマーカー点の直径と中心およびその中心と
シームセンターとのずれ量を求めて加工ヘッドの周方向
位置と高さ方向位置を設定する方法である。
【0018】ところが、この方法では、下記に述べる理
由から、加工ヘッドを0.1mm以下というような極め
て高い精度で所定の位置にセットすることができず、ミ
ル操作員が画像を見ながら加工ヘッドを微移動させる操
作を繰り返してマーカー点をシームセンター上の所定の
位置に合わせる必要があり、簡素化と迅速化は図り得な
かった。
【0019】周方向の位置合わせは、マーカー点の中心
をシームセンターに一致させる。しかし、CCDカメラ
で撮影されるマーカー点は、集光ミラーで集束され、ビ
ーム径内の光量密度が光軸心を最大値とする正規分布
で、その最大値がビーム直径の2乗に反比例するガイド
ビームの被溶接材料表面からの反射光である。したがっ
て、マーカー点の大きさ(ビーム直径)によって被溶接
材料表面からの反射光量(照度)が変化する。その結
果、マーカー点が大きい場合は、周縁部の照度が小さく
なるので、実際の大きさよりも小さいマーカー点として
撮影される。逆に、マーカー点が小さい場合は、周縁部
の照度が高くなるので、実際のマーカー点よりも大きい
マーカー点として撮影される。さらに、マーカー点は、
被溶接材料の表面状態や形状によってガイドビームの被
溶接材料表面からの反射率が変化するので、その形状が
変形して撮影される。このため、マーカー点の真の中心
およびこの真の中心とシームセンターとのずれ量が正確
に測定できない。
【0020】高さ方向の位置合わせは、ガイドビームが
集光ミラーで絞られているので、そのビーム径が最小に
なる位置(焦点)またはその近傍位置をシームセンター
上の所定の位置に一致させる。このため、加工ヘッドを
上下動させる必要がある。しかし、加工ヘッドを上下動
させると、前述したように、マーカー点の大きさ(直
径)が変化する。その結果、前述したのと同じ理由によ
って、その真の大きさ(直径)がCCDカメラで撮影さ
れない。また、CCDカメラの視野が変化するために画
像内における寸法補正が必要になるが、マーカー点とC
CDカメラとの位置関係が決まらないので、視野変化に
よる寸法補正ができない。その結果、マーカー点の最小
直径が正確に測定できない。
【0021】なお、高さ方向の位置合わせに際し、マー
カー点の最小直径位置(焦点)と接加工ヘッドに取り付
けられた溶接トーチの先端との離間距離が既知であるこ
とから、加工ヘッドにレーザ距離計を取り付けて被溶接
材料表面と溶接トーチ先端との距離を計測し、この計測
結果に基づいて高さ方向位置をセットすることも試み
た。しかし、この場合には、被溶接材料が管状であるの
で、例えば外径が508mmの溶接管の場合、ガイドビ
ームの照射位置から周方向に5mmずれると被溶接材料
表面の高さ方向位置が0.1mm程度変化する。このた
め、レーザ距離計によるエリアでの高さ測定では、測定
誤差が大きすぎ、0.1mm以下というような極めて高
い精度での位置設定はできなかった。
【0022】本発明の目的は、レーザ溶接製管法の段取
り替え時などにおいて行われる加工ヘッドの初期位置設
定作業を簡単かつ迅速に行うことが可能なレーザビーム
の初期照射位置設定方法と、機器配置に必ずしも高い精
度を必要としないレーザビームの初期照射位置設定装置
を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、段取り替
え時におけるレーザビームの初期照射位置設定作業を簡
単かつ迅速に行う方法について検討を重ねた結果、段取
り替え時におけるレーザビームの初期照射位置設定に際
しては、加工ヘッドを必ず上下方向に移動させる必要が
あることに注目した。
【0024】すなわち、前述したように、加工ヘッドに
伝送されたガイドビームは、レーザビームと同様に、加
工ヘッド内の集光ミラーで絞られる。このため、加工ヘ
ッドの高さ方向位置を変化させると、被溶接材料表面上
に形成されるガイドビームのマーカー点の直径が変化す
る。
【0025】そこで、1条のガイドビームに代えて2条
のガイドビームを用いれば、CCDカメラを従来のよう
に高精度に設置しなくても、レーザビームの焦点または
その近傍がシームセンター上の所定の位置に一致する位
置に加工ヘッドを簡単かつ迅速に位置設定できることを
知見した。
【0026】上記の知見に基づく本発明の要旨は、下記
(1)のレーザ溶接製管法におけるレーザビームの照射
位置設定方法と、下記(2)のレーザビームの照射位置
設定装置にある。
【0027】(1)レーザビームを集光する機能を有す
る加工ヘッドを用いたレーザ溶接製管法において、加工
ヘッド内に設けられた平面鏡のミルラインと交叉する方
向の両側縁部に、その光軸が平面鏡で反射されたレーザ
ビームの光軸と平行な2個一対の可視光レーザビーム発
生器を取り付け、この2個一対の可視光レーザビーム発
生器から発せられる可視光レーザビームが形成する被溶
接材料表面上のマーカー点を検出し、その検出結果に基
づいて加工ヘッドを水平方向と上下方向に移動させるこ
とにより、集光されたレーザビームの焦点またはその近
傍を前記のシームセンター上で、かつその肉厚方向の所
定の位置に合わせることを特徴とするレーザ溶接製管法
におけるレーザビームの初期照射位置設定方法。
【0028】(2)レーザビームを集光する機能を有す
る加工ヘッドを備え、この加工ヘッド内で集光されたレ
ーザビームの焦点またはその近傍を被溶接材料のシーム
センター上で、かつ肉厚方向の所定の位置に合わせるた
めのレーザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射
位置設定装置であって、加工ヘッド内に設けられた平面
鏡のミルラインと交叉する方向の両側縁部に、その光軸
が平面鏡で反射されたレーザビームの光軸と平行になる
ように取り付けられた2個一対の可視光レーザビーム発
生器と、この2個一対の可視光レーザビーム発生器から
発せられる可視光レーザビームが形成する被溶接材料表
面上のマーカー点と被溶接材料のシームセンターとを同
時に撮影するカメラと、このカメラで撮影された画像を
処理して加工ヘッドの水平方向と上下方向への所要移動
量を求める画像処理手段とを具備することを特徴とする
レーザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射位置
設定装置。
【0029】上記(1)の本発明の方法においては、可
視光レーザビームが形成する被溶接材料表面上のマーカ
ー点と被溶接材料のシームセンターとをカメラで同時に
撮影し、その画像情報に基づいて加工ヘッドを水平方向
と上下方向に移動させるのが好ましい。また、上記
(2)の本発明の装置における加工ヘッドは、画像処理
手段の処理結果に基づいて加工ヘッドを水平方向と上下
方向に移動させる駆動機構を介してスクイズロールの上
方に設置されていることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法と装置につい
て、添付図面を参照して詳しく説明する。
【0031】前述の図8に示すように、加工ヘッド4に
伝送された断面形状が円形のレーザビーム6は、平面鏡
1で方向を変えた後、集光ミラー2で焦点7を頂点とす
る逆円錐形状に集束される。
【0032】そこで、本発明においては、図1および図
2に示すように、加工ヘッド4内に設けられた平面鏡1
のミルラインLと直交する方向の両側縁部に2個一対の
可視光レーザビーム発生器10、10を取り付け、光軸
が平面鏡1で反射されたレーザビーム6と平行なビーム
径の細い断面円形の2条のガイドビーム11、11を集
光ミラー2に向けて照射する。
【0033】上記のように照射された2条のガイドビー
ム11、11は、レーザビーム6と同様に、集光ミラー
2で集光されるが、その際、ビーム径が細いために別々
に集光され、それぞれが焦点7を頂点とする2つの逆円
錐形状に集束される。
【0034】したがって、図3に示すように、被溶接材
料であるオープンパイプ状に成形された金属帯8の上面
に対する加工ヘッド4の高さ方向の位置を変化させる
と、金属帯8の上面に形成されるマーカー点12は、図
4に示すようになる。
【0035】なお、図3は、加工ヘッド4を高さ方向に
位置変化させる代わりに金属帯8の上面の高さ方向位置
(以下、材料位置という)を変化させて示した図であ
る。
【0036】すなわち、焦点7と材料位置が一致してい
る場合(材料位置ニ−ニ)には、2条のガイドビーム1
1、11が形成するマーカー点12は1つである。これ
に対し、焦点7が材料位置ニ−ニよりも寸法Aだけ下方
の場合(材料位置ハ−ハ)には、マーカー点12は間隔
bを隔てて2つ形成され、その直径も上記の場合よりも
大きくなる。また、焦点7が材料位置ハ−ハよりもさら
に大きく寸法Bだけ下方の場合(材料位置ロ−ロ)に
は、マーカー点12は間隔bよりもさらに広い間隔aを
隔てて2つ形成され、その直径も上記の場合よりもさら
に大きくなる。
【0037】したがって、加工ヘッド4の初期位置設定
に際して加工ヘッド4を上下動させ、図4の材料位置ニ
−ニのように、2条のガイドビーム11、11が完全に
重なってマーカー点12が1つのみ形成される位置で停
止させることにより、レーザビーム6の焦点7を容易
に、しかも正確に求めることができる。
【0038】また、図4の材料位置ロ−ロまたはハ−ハ
のように、2つのマーカー点12、12が形成された場
合におけるマーカー点間の間隔aおよびbは、これら2
つのマーカー点12、12と焦点7との関係が既知であ
るので、計算によって正確に求めることができる。すな
わち、ガイドビーム11の集光ミラー2での屈折角度α
と、焦点7で交わる2条のガイドビーム11、11がな
す角度βは、集光ミラー2を変更しない限り、常に一定
で既知である。したがって、マーカー点12が1つだけ
形成される位置に加工ヘッド4を移動させた後、その位
置からの加工ヘッド4の高さ方向への移動距離Aまたは
Bと前記の角度αおよびβとに基づいて幾何学的に計算
によって正確な間隔aおよびbの寸法が求められる。
【0039】ここで、集光ミラー2に向けて照射する2
条のガイドビーム11は、前述したように、その光軸が
平面鏡1で反射されたレーザビーム6の光軸と平行でな
ければならない。これは、通常、加工ヘッド4内に設け
られた平面鏡1と集光ミラー2とはその位置関係が固定
されており、この状態でレーザビーム6の光軸調整のた
めに平面鏡1の角度を変更する場合があるが、この時、
ガイドビーム11の光軸が平面鏡1で反射されたレーザ
ビーム6の光軸と平行でないと、ガイドビーム11の集
束点が集光ミラー2の焦点7から外れるからである。
【0040】また、前述の図1に示すように、2条のガ
イドビーム11、11をミルラインLと直交する線上の
2点から照射するようにしたのは、次の理由による。
【0041】本発明においては、図5に示すように、加
工ヘッド4の下面にCCDカメラ14を取り付けて被溶
接部の近傍を斜め上方位置から撮影する。そして、その
詳細な手順は後述するが、その画像を画像処理して得ら
れた結果と上記の幾何学的計算によって求められる正確
な寸法とを比較した上で加工ヘッド4の周方向への移動
量を求める。
【0042】この時、2条のガイドビーム11、11が
形成する2つのマーカー点12、12をミルラインLと
直交する線上に形成させた場合には、CCDカメラ14
に写る画像が図6の(a)および(b)に示すようにな
る。その結果、画像上のシームセンター13と一方のマ
ーカー点12との離間寸法Yと、2つのマーカー点1
2、12間の離間寸法Xとの比(Y/X)は、両マーカ
ー点とCCDカメラ14間の離間距離が同じであるため
にCCDカメラ14の高さ方向位置を変化させても常に
一定であるので、この両者の寸法から加工ヘッド4の周
方向への移動量が容易に求められる。
【0043】これに対し、2条のガイドビーム11、1
1が形成する2つのマーカー点12、12をミルライン
Lと平行な線上に形成させた場合には、CCDカメラ1
4に写る画像が図6の(c)に示すようになる。その結
果、画像上のシームセンター13とマーカー点12、1
2の形成線との離間寸法Yと、2つのマーカー点12、
12間の離間寸法Xとの比(Y/X)が、両マーカー点
とCCDカメラ14間の離間距離が異なるためにCCD
カメラの14の高さ方向位置を変化させると変化し、こ
の両者の寸法からは加工ヘッド4の周方向への移動量を
正確に求められなくなる。
【0044】なお、2条のガイドビーム11、11は、
前述したように、ミルラインLと直交する線上の2点か
ら照射するのが最も好ましいが、90°以外の角度でミ
ルラインLと交叉する線上の2点から照射するようにし
てもよい。ただし、この場合には、図6の(c)の場合
と同様の理由により、CCDカメラの14の高さ方向位
置を変化させると変化し、離間寸法YとXの比(Y/
X)が変化するために測定精度が低下することを考慮す
る必要がある。
【0045】さらに、集光ミラー2に向けてガイドビー
ム11を照射する2個一対の可視光レーザビーム発生器
10、10を加工ヘッド4に取り付けることとしたの
は、ビーム径の細いガイドビーム11の光量減衰がほぼ
無視できるためである。
【0046】次に、画像情報に基づいてレーザビーム6
の初期照射位置を設定するための加工ヘッド4の操作手
順の一例について説明する。
【0047】先ず始めに、2個一対の可視光レーザビー
ム発生器10、10を作動させて2条のガイドビーム1
1、11を集光ミラー2に向けて照射するとともに、比
溶接部の近傍をCCDカメラ14で撮影する。そして、
CCDカメラ14からの情報を画像処理装置15(図7
参照)で処理して2つのマーカー点12、12の中心間
の間隔を測定しながら、その測定値が小さくなる方向に
加工ヘッド4を上下動させ、測定値が0(ゼロ)になっ
た位置(図3および図4の材料位置ニ−ニ)で加工ヘッ
ド4を停止させ、この位置を原点として演算装置16
(図7参照)に記憶させる。
【0048】次いで、加工ヘッド4を一定の距離B(図
3および図4の材料位置ロ−ロ)だけ降下させる。そし
て、この位置における2つのマーカー点12、12の中
心間の幾何学的に計算によって求められる間隔aと画像
処理装置15で求められた間隔ag との比率(ag /
a)を演算装置16で求め、この比率(ag /a)をC
CDカメラ14に写る画像の換算倍率として演算装置1
6に記憶させ、以降の画像情報を処理する際の基礎デー
タとする。
【0049】引き続き、画像処理装置15の処理情報を
もとに演算装置16で、図6の(a)または(b)の関
係にある2つのマーカー点12、12の中心間の寸法X
(上記のag を比率(ag /a)で補正した値)と、シ
ームセンター13とシームセンター13に近い方のマー
カー点12との離間寸法Y(画像処理結果の離間寸法Y
g を比率(ag /a)で補正した値)を求める一方、加
工ヘッド4を所定の位置に位置させるのに必要な水平方
向への移動量△Yを求める。
【0050】例えば、寸法Xの中点をシームセンター1
3に合わせる場合における上記の移動量△Yは、2つの
マーカー点12、12とシームセンター13との位置関
係が図6の(a)の場合で、かつ「Y>(X/2)」の
時は「Y−(X/2)」であり、「Y<(X/2)」の
時は「(X/2)−Y」である。また、図6の(b)の
場合の△Yは「Y+(X/2)」である。
【0051】そして、その機構の図示は省略するが、加
工ヘッド4を上下方向(高さ方向)と水平方向(周方
向)に別々に移動させるため、加工ヘッド4とその取り
付け部材との間に介設された親ねじ送り機構からなる昇
降手段の駆動用モータ17と横行手段の駆動用モータ1
8(図7参照)のうち、横行手段の駆動用モータ18に
上記の移動量△Yを出力させて加工ヘッド4の周方向位
置を所定の初期位置にセットする。
【0052】上記の画像処理装置15によるシームセン
ター13の位置決定は、検出精度を上げるために、ミル
ラインLの方向に複数の位置データ作成してこれを直線
などに近似処理することで求めるようにすることが望ま
しい。
【0053】なお、溶接条件によっては、レーザビーム
6の焦点7を金属帯8の上面とは異なる位置に初期設定
することがあるが、この場合には、その高さ方向への移
動量△yを演算装置16に入力し、これを昇降手段の駆
動用モータ17に出力させて加工ヘッド4の高さ方向位
置を所定の初期位置にセットする。
【0054】以上の操作は、演算装置16の出力をモニ
ターに表示させ、ミル操作員がモニターを見ながら手動
で行うようにしてもよい。
【0055】
【実施例】放物面鏡で、その焦点距離が381mmの集
光ミラーを有する加工ヘッドを備えた溶接製管設備を対
象に、図1〜図5および図7に示す構成の装置を用いた
本発明の方法と、溶接用のレーザ発振器に付設された1
条のガイドレーザビームを用いる従来の方法とで、段取
り替え時に要する所要時間を比較した。
【0056】その結果、従来の方法では、高さ方向の位
置設定に10分間、周方向の位置設定に20分間を要
し、合計30分間かかった。
【0057】これに対し、本発明の方法によった場合に
は、高さ方向および周方向ともに、いずれも2分間、合
計4分間で、従来の1/7.5という極めて短い所要時
間でその初期位置設定を完了することができた。
【0058】なお、上記の所要時間は、溶接管の外径を
457.2mmから406.4mmに変更する場合を対
象とし、これを3回行った場合の平均値である。また、
本発明の方法における2条のガイドビームには、出力が
0.5mW、ビーム径が2mmのHe−Neレーザ発生
器を用い、平面鏡のミルラインと平行な両側縁部にその
光軸が平面鏡で反射されたレーザビームの光軸と平行に
なるように80mmの間隔を隔てて設置した。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ製管溶接の段取
り替え時おける加工ヘッドの初期位置設定作業を迅速か
つ高精度に行うことができ、製管ミルの稼働率が向上す
る。また、親ねじ送り機構などからなる水平移動手段と
昇降移動手段を介して所定の位置に加工ヘッドを取り付
ける場合には、その初期位置設定作業の自動化が図れ、
ミル操作員の作業負荷が軽減する。仮に、手動操作する
場合でも、ミル操作員が製管ミル内に入り込む必要がな
いので、極めて安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる2個一対の可視光レーザビーム
発生器の配置を示す模式的平面図である。
【図2】本発明で用いる2個一対の可視光レーザビーム
発生器の配置を示す模式的縦断面図である。
【図3】加工ヘッドの高さ方向の位置を変化させた場合
における2条のガイドビームと材料との位置関係を示す
模式的縦断面図である。
【図4】加工ヘッドの高さ方向の位置を変化させた場合
における2条のガイドビームと材料との位置関係を示す
模式的平面図である。
【図5】2個一対の可視光レーザビーム発生器とCCD
カメラとの位置関係を示す模式的縦断面図である。
【図6】2個一対の可視光レーザビーム発生器をミルラ
インと直交する線上に配置する必要性を説明するための
模式的平面図である。
【図7】本発明の装置を構成する要部の一部を示すブロ
ック図である。
【図8】一般的な加工ヘッドを示す模式的縦断面図であ
る。
【図9】加工ヘッドを用いたレーザ溶接製管態様の一例
を示す模式的斜視図である。
【図10】スクイズロール位置における金属帯両端部の
変形態様を示す模式的正面図である。
【符号の説明】
1:平面鏡、 2:集光ミラー、 3:溶接トーチ、 4:加工ヘッド、 5:スクイズロール、 6:レーザビーム、 7:焦点、 8:金属帯、 9:溶接管、 10:可視光レーザビーム発生器、 11:ガイドビーム、 12:マーカー点、 13:シームセンター、 14:CCDカメラ、 15:画像処理装置、 16:演算装置、 17:昇降手段の駆動用モータ、 18:横行手段の駆動用モータ、 L:ミルライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 AA09 AA15 AA20 AA24 BB08 BB29 CC15 DD06 EE05 FF09 FF10 FF41 GG04 GG13 GG22 HH04 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 LL19 PP04 PP16 PP22 QQ17 QQ23 QQ26 QQ28 TT02 4E068 BG01 CA11 CB02 CB05 CC02 CD11 CE03 CE05 DA15 DB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザビームを集光する機能を有する加工
    ヘッドを用いたレーザ溶接製管法において、加工ヘッド
    内に設けられた平面鏡のミルラインと交叉する方向の両
    側縁部に、その光軸が平面鏡で反射されたレーザビーム
    の光軸と平行な2個一対の可視光レーザビーム発生器を
    取り付け、この2個一対の可視光レーザビーム発生器か
    ら発せられる可視光レーザビームが形成する被溶接材料
    表面上のマーカー点を検出し、その検出結果に基づいて
    加工ヘッドを水平方向と上下方向に移動させることによ
    り、集光されたレーザビームの焦点またはその近傍を前
    記のシームセンター上で、かつその肉厚方向の所定の位
    置に合わせることを特徴とするレーザ溶接製管法におけ
    るレーザビームの初期照射位置設定方法。
  2. 【請求項2】可視光レーザビームが形成する被溶接材料
    表面上のマーカー点と被溶接材料のシームセンターとを
    カメラで同時に撮影し、その画像情報に基づいて加工ヘ
    ッドを水平方向と上下方向に移動させることを特徴とす
    る請求項1に記載のレーザ溶接製管法におけるレーザビ
    ームの初期照射位置設定方法。
  3. 【請求項3】レーザビームを集光する機能を有する加工
    ヘッドを備え、この加工ヘッド内で集光されたレーザビ
    ームの焦点またはその近傍を被溶接材料のシームセンタ
    ー上で、かつ肉厚方向の所定の位置に合わせるためのレ
    ーザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射位置設
    定装置であって、加工ヘッド内に設けられた平面鏡のミ
    ルラインと交叉する方向の両側縁部に、その光軸が平面
    鏡で反射されたレーザビームの光軸と平行になるように
    取り付けられた2個一対の可視光レーザビーム発生器
    と、この2個一対の可視光レーザビーム発生器から発せ
    られる可視光レーザビームが形成する被溶接材料表面上
    のマーカー点と被溶接材料のシームセンターとを同時に
    撮影するカメラと、このカメラで撮影された画像を処理
    して加工ヘッドの水平方向と上下方向への所要移動量を
    求める画像処理手段とを具備することを特徴とするレー
    ザ溶接製管法におけるレーザビームの初期照射位置設定
    装置。
  4. 【請求項4】上記の加工ヘッドは、画像処理手段からの
    出力に基づいて加工ヘッドを水平方向と上下方向に移動
    させる駆動機構を介してスクイズロールの上方に設置さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ溶接
    製管法におけるレーザビームの初期照射位置設定装置。
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