JP2000015402A - 鋳造機の溶湯流量制御方法及びその制御装置 - Google Patents

鋳造機の溶湯流量制御方法及びその制御装置

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JP2000015402A
JP2000015402A JP10186573A JP18657398A JP2000015402A JP 2000015402 A JP2000015402 A JP 2000015402A JP 10186573 A JP10186573 A JP 10186573A JP 18657398 A JP18657398 A JP 18657398A JP 2000015402 A JP2000015402 A JP 2000015402A
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朝二 宇塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属溶湯の流量制御時に停電が発生したと
き、金属溶湯が各流路・鋳型から溢れるのを防止できる
鋳造機の溶湯流量制御方法及びその制御装置。 【解決手段】 保持炉の出湯口から溶湯供給器を介して
金属溶湯を鋳型に供給し、鋳型内の金属溶湯を冷却・凝
固させて鋳塊を製造する鋳造機を設け、出湯口へストッ
パをセットし、溶湯供給器の湯面レベルをレベルセンサ
で検出し、その検出信号を制御手段に入力し、検出信号
に基づき制御手段から発する制御信号によりストッパで
出湯口の開度を調整し、溶湯供給器の湯面レベルを制御
する過程において、停電発生時に手動式起動手段でスト
ッパのセット位置から退避位置へ退避させる工程と、出
湯口を補助ストッパで閉じる工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳造機の溶湯流
量制御方法及びその制御装置に関するものであり、さら
に具体的には、保持炉から鋳型に金属溶湯を流す鋳造機
を設け、その金属溶湯の流量を自動制御する過程におい
て、停電が発生した時に直ちに前記金属溶湯の出湯を止
めることができるように工夫された鋳造機の溶湯流量制
御方法及びその制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭61−226157号公
報には、金属溶湯を鋳型に供給し、この鋳型内の金属溶
湯を連続的に冷却・凝固させることにより所定の鋳塊を
製造する鋳造機を設け、前記鋳型内へ金属溶湯を供給す
る供給流路に配置して金属溶湯の流れを遮断乃至は規制
するストッパと、鋳型内にある金属溶湯の湯面レベルを
検出するレベルセンサと、このレベルセンサからの検出
信号を受けて予め設定された湯面カーブに従って前記ス
トッパの作動を制御する制御手段とを設けた鋳造機の溶
湯流量制御装置が提案されている。この制御装置は、前
記制御手段により前記ストッパを作動制御することによ
って、鋳型内への金属溶湯の流量を制御し、金属溶湯の
湯面レベルを前記湯面カーブに従って変化させるように
構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の制御装置が金属
溶湯の流量を制御している際に停電が発生した場合に
は、制御手段により制御されているストッパの作動は停
止させられる。当該ストッパの作動停止により金属溶湯
の流れは遮断乃至は規制されなくなるので、金属溶湯は
供給流路を流れ続け、この供給流路又は鋳型から金属溶
湯が溢れるおそれがある。この発明の目的は、鋳造機に
おける金属溶湯の流量の制御時に停電が発生したとき
に、金属溶湯が各流路及び鋳型から溢れるのを防止する
ことができる鋳造機の溶湯流量制御方法を提供すること
にある。この発明の他の目的は、前述のような目的を達
成し得る鋳造機の溶湯流量制御方法を円滑かつ確実に実
施することができる鋳造機の溶湯流量制御装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る鋳造機の
溶湯流量制御方法によれば、保持炉11の出湯口11a
から樋12を介して鋳型14の上方に位置する溶湯供給
器12aへ金属溶湯10を流し、前記溶湯供給器12a
の金属溶湯10を流量調整弁13を介して前記鋳型14
に供給し、前記鋳型14内の金属溶湯10を冷却・凝固
させながら、当該冷却・凝固の状態と同調して前記鋳型
14の底部材14bを下降させることにより、所定の鋳
塊10aを製造する鋳造機1を設け、前記出湯口11a
へ当該出湯口11aからの出湯量を制御するストッパ2
0をセットし、前記溶湯供給器12aの湯面レベルをレ
ベルセンサ21によって検出し、当該レベルセンサ21
の検出信号を制御手段22に入力し、前記検出信号に基
づいて前記制御手段22から発する制御信号により前記
ストッパ20を介して前記出湯口11aの開度を調整す
ることにより、前記溶湯供給器12aの湯面レベルを制
御する過程において、停電が発生した時に、前記ストッ
パ20を前記出湯口11aへセットされた位置から所定
の退避位置へ退避させる工程と、前記出湯口11aを補
助ストッパ20で閉じる工程と、を含むことを特徴とし
ている。
【0005】請求項2に係る鋳造機の溶湯流量制御装置
によれば、保持炉11の出湯口11aから樋12を介し
て鋳型14の上方に位置する溶湯供給器12aへ金属溶
湯10を流し、前記溶湯供給器12aの金属溶湯10を
流量調整弁13を介して前記鋳型14に供給し、前記鋳
型14内の金属溶湯10を冷却・凝固させながら、当該
冷却・凝固の状態と同調して前記鋳型14の底部材14
bを下降させることにより、所定の鋳塊10aを製造す
る鋳造機1において、前記出湯口11aからの出湯量を
制御するため当該出湯口11aへ所定姿勢でセットされ
るストッパ20と、前記ストッパ20を、所定の退避位
置から前記出湯口11aへのセット位置へ往復作動させ
る第1の駆動手段24と、前記ストッパ20を、前記出
湯口11aへのセット位置において当該出湯口11aの
開度を調整すべく作動させる第2の駆動手段26と、前
記溶湯供給器12aの湯面レベルを検出するレベルセン
サ21と、前記レベルセンサ21からの検出信号を受
け、当該検出信号に基づいて前記第2の駆動手段26を
制御する制御手段22と、停電時に、前記第1の駆動手
段24を、前記ストッパ20が前記セット位置から前記
退避位置へ退避するように作動させる手動による起動手
段24gと、停電時に、前記ストッパ20が前記セット
位置から前記退避位置へ退避したときに前記出湯口11
aを閉じる補助ストッパ27とを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明による鋳造機の溶湯流量制御方法及び鋳造機の溶湯流
量制御装置の好ましい実施形態を説明する。
【0007】制御装置の実施形態 図1はこの発明に係る鋳造機の溶湯流量制御装置の実施
形態を示す概略断面図、図2は図1の矢印A−Aに沿う
拡大断面図、図3はストッパを金属溶湯の流量制御が可
能な位置にセットした状態を示す概略図、図4は図3の
ストッパを所定位置まで退避させた状態を示す概略図で
ある。
【0008】図1の鋳造機1は、定置式の保持炉11の
出湯口11aから樋12と濾過器15とを介して鋳型1
4の上方に位置する溶湯供給器12aへ金属溶湯10を
流し、溶湯供給器12aの金属溶湯10を流量調整弁1
3を介して鋳型14に供給し、鋳型14内の金属溶湯1
0を冷却・凝固させながら、当該冷却・凝固の状態と同
調して前記鋳型14の底部材14bを下降させることに
より、所定の鋳塊10aを製造する。前記濾過器15内
のフィルターには種々のタイプのものが考えられ、この
実施形態においては、アルミナボール15a,アルミナ
フレーク15bからなるものが用いられている。図1に
示すように、濾過器15の入側と出側とでは、濾過機内
の前記アルミナボール15a,アルミナフレーム15b
による流路抵抗のため、湯面高さに僅かに差が生じてい
るが、この差は流量調整弁13による溶湯の流量制御に
より調整される。
【0009】この実施形態において、流量調整弁13は
図2で示すようにフロート弁であり、溶湯供給器12a
の底部に鋳型14の湯面へ達するように取付けられた弁
ケース13aと、中央の支点13fを中心としてシーソ
ー作動をするシーソー片13eと、前記弁ケース13a
内に案内され、上端が取付片13dを介してシーソー片
13eの一端側に軸着された弁体13cと、鋳型14の
湯面に浮かび、ロッド13gを介して前記シーソー片1
3eの他端側に軸着されたフロート13hから構成され
ている。したがって、鋳型14の湯面が上昇すると、そ
れに伴って弁体13cが下降して弁ケース13aの供給
口13bを閉じ、他方、鋳型14の湯面が下降すると、
それに伴って弁体13cが上昇して前記供給口13bを
開くことにより、鋳型14の湯面を調整している。
【0010】鋳型14は内部に冷却水14cを循環させ
る冷却ジャケット14aと底部材14bとから構成され
ている。冷却ジャケット14aには内壁側に給水口が設
けられ、冷却ジャケット14aからはこの給水口から冷
却水14cを形成されつつある鋳塊10aに給水され、
前記冷却水14cによって金属溶湯10を冷却・凝固
し、それに同調して底部材14bを下降させて、所定の
大きさの鋳塊10aを製造する。
【0011】この実施形態の溶湯流量制御装置は、保持
炉11の出湯口11aからの出湯量を制御するため、当
該出湯口11aへ水平にセットされるストッパ20を備
えている。このストッパ20は、第1の駆動手段24に
より所定の退避位置から出湯口11aへのセット位置へ
往復作動するように構成されており、さらに前記セット
位置にあるときには、後述の制御手段22からの制御信
号により、第2の駆動手段26を介して出湯口11aの
開度を調整すべく作動するようになっている。
【0012】前記溶湯供給器12aには、金属溶湯10
の湯面を検出するレベルセンサ21が設置されており、
このレベルセンサ21の検出値は、図示しない信号処理
装置により信号化されて制御手段22へ入力される。こ
の実施形態においては、停電が発生した時に、前記第1
の駆動手段24を、前記ストッパ20が出湯口11aへ
のセット位置から退避位置へ退避するように作動させる
起動手段24gと、前記ストッパ20が停電によって退
避位置へ退避したときに前記出湯口11aを閉じる補助
ストッパ27とが設けられている。出湯口11aは保持
炉11の一側面の下部に形成され、保持炉11の外側か
ら内側に向かって円錐状を形成するようなテーパ内面を
有し、前記ストッパ20、及び補助ストッパ27は出湯
口11aの前記形成にほぼ適合する外形を有している。
【0013】保持炉11の側部には、前記出湯口11a
の上方に位置するように、水平に支持アーム23が取付
けられている。第1の駆動手段24はエアシリンダによ
って構成されており、そのシリンダ部である本体24a
は支持アーム23の先端に設けられた一対の支柱23a
へ、軸24hにより所定角度範囲を回動し得るように支
持されている。本体24aの下端部に設けられた出力ロ
ッド24bには、先端部に取付片25dを介して揺動ア
ーム25が軸着さている。第1の駆動手段24の駆動源
であるコンプレッサ24cは、第1の電磁弁24dを介
してシリンダの本体24aの突出駆動側に接続されると
ともに、第2の電磁弁24eを介して本体24aの引込
駆動側に接続されている。この実施形態では、停電が発
生した時、第2の電磁弁24eが作動しない場合でも、
第1の駆動手段24を引込駆動させ得るように、手動バ
ルブによる起動手段24gを介して、圧縮空気を充填し
たレシーバタンク24fを本体24aの引込駆動側に接
続している。
【0014】揺動アーム25の上端部は、軸25aによ
って前記支持アーム23へ回動自在に軸着されている。
この揺動アーム25の下端部には、取付ベース26aを
介して軸25eにより第2の駆動手段26のスライドガ
イド26bが取付けられている。前記揺動アーム25に
は、上下の軸25a,25eへ一対のスプロケット25
b,25bが固定され、これらのスプロケット25b,
25bにはチェーン25cが掛け渡されている。軸25
aは前記揺動アーム25の回転支点であり、スプロケッ
ト25b,25bは当該揺動アーム25の回動にともな
って回転する。このような揺動アーム25の構成によ
り、前記第2の駆動手段26の姿勢が常時水平状態に保
たれている。
【0015】第2の駆動手段26は前記スライドガイド
26bに取付けられた正逆に回転する電動モータからな
るアクチュエータ26cを備えており、このアクチュエ
ータ26cにおける進行方向の出力部26dは、前記ス
ライドガイド26bに沿って水平にスライドする可動体
26eと連結されている。第2の駆動手段26には、ア
クチュエータ26cに当該アクチュエータ26cの駆動
量を検出する駆動量検出器21bが接続されており、こ
の駆動量検出器21bは前記制御手段22に接続されて
いる。前記可動体26eの下部には、先端部に前記スト
ッパ20が取付けられた屈曲したロッド20bが、取付
片20aを介して取付けられている。
【0016】制御方法の実施形態 前述の溶湯流量制御装置の作用とともに、当該制御装置
を使用した溶湯流量制御方法の実施形態を説明する。運
転開始時には、第1の駆動手段24は突出方向に駆動し
ている。したがって、ストッパ20は保持炉11の出湯
口11aへセットされている。前記制御手段22には入
力装置(デジスイッチ)22aと上位コンピュータ16
とが接続されている。この入力装置22aにより、保持
炉11内の金属溶湯10の量が制御手段22に入力さ
れ、前記上位コンピュータ16により、鋳型14内で鋳
造される鋳塊サイズ(断面積)及び底部材14bの降下
速度が制御手段22へ入力されている。
【0017】運転が開始されると、入力装置22aと上
位コンピュータ16とから制御手段22へ入力されてい
るデータにより、出湯口11aからの必要出湯量が制御
手段22によって演算され、制御手段22は、前記演算
による必要出湯量に基づき、第2の駆動手段26のアク
チュエータ26cに制御信号を与え、当該アクチュエー
タ26cを介してストッパ20を図3の左右方向に微動
させ、出湯口11aからの出湯量を制御する。前記制御
により、溶湯供給器12aの湯面レベルは一定に保たれ
るようになっているが、外乱等があると前記湯面レベル
が一定に保たれないため、溶湯供給器12aに設置され
ているレベルセンサ21により、溶湯供給器12aの湯
面レベルを常時検出している。制御手段22は、前記検
出信号を受けて溶湯供給器12aの湯面レベル変化を演
算し、当該湯面レベルを補正して、当該補正値に基づ
き、第2の駆動手段26のアクチュエータ26cに制御
信号を与え、当該アクチュエータ26cを介してストッ
パ20の作動を制御することにより、出湯口11aから
の出湯量を制御するようになっている。制御手段22に
よって、ストッパ20の作動を制御している間は、駆動
量検出器21bによりアクチュエータ26cの駆動量を
検出し、この検出駆動量に基づいて、その検出時のスト
ッパ20の位置(出湯口11aの開度)を演算し、これ
を次のアクチュエータ26cの制御駆動量の基準とする
ようになっている。
【0018】また、樋12には別のレベルセンサ21a
が設置されて樋12の湯面レベルを検出しており、この
レベルセンサ21aが異常な湯面レベルを検出すると、
制御手段22がその検出信号に基づき、鋳造機1の自動
運転を中止するとともに、警報を発するようになってい
る。
【0019】前記制御の過程において、停電が発生した
場合には、制御手段22による制御が停止し、出湯口1
1aからの出湯量の制御も不能になる。しかしながら、
この実施形態では、このような場合、起動手段24gを
手動操作することにより、第1の駆動手段24を引込方
向に作動させ、ストッパ20を取付ベース26a,スラ
イドガイド26b,アクチュエータ26c等とともに図
4の位置へ退避させ、次いで、手動により補助ストッパ
27で出湯口11aを閉じるように構成している。この
ような構成により、停電時に樋12,溶湯供給器12a
及び鋳型14から金属溶湯10が溢れるのが防止され
る。
【0020】この実施形態の制御方法によれば、停電が
起きた時に、手動にて起動手段24gを開くことによっ
てストッパ20を退避位置へ退避させ、その後直ちに手
動にて補助ストッパ27を出湯口11aに差込み、当該
出湯口11aを閉じるので、樋12,溶湯供給器12a
及び鋳型14から金属溶湯10が溢れるのを防止するこ
とができる。この実施形態の制御方法によれば、制御手
段22から発する制御信号によってストッパ20を介し
て出湯口11aの開度を調整することにより、溶湯供給
器12aの湯面レベルを制御するので、当該溶湯供給器
12aにある金属溶湯10の湯面レベルを適正な状態に
保つことができる。したがって、鋳塊10aの品質を安
定させることができる。
【0021】この実施形態の制御装置によれば、手動式
の起動手段24gと補助ストッパ27を有しているの
で、停電が起きた時に、前記実施形態の制御方法を円滑
かつ確実に実施することができる。
【0022】その他の実施形態 前述の実施形態における溶湯供給器12aは流量調整弁
13を介して鋳型14へ金属溶湯10を供給する供給器
であるが、この溶湯供給器12aはその下方に複数の鋳
型を設置し、各鋳型へそれぞれの流量調整弁を介して金
属溶湯を供給するような構造の分配器であっても差し支
えない。前述の実施形態における第1の駆動手段24は
エアシリンダからなるが、当該第1の駆動手段24は油
圧シリンダ,その他の手動式の起動手段によってストッ
パ20を所定の退避位置に退避させ得るアクチュエータ
であれば使用することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、出湯口
11aから金属溶湯10の出湯量を制御する位置にスト
ッパ20をセットして溶湯供給器12aの湯面レベルを
制御する過程において、停電時に、前記セット位置から
所定の退避位置へ退避させる工程と、出湯口11aを補
助ストッパ20で閉じる工程とを含んでいるので、停電
が発生したときでも樋12,溶湯供給器12a及び鋳型
14から金属溶湯10が溢れるおそれがない。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、ストッパ
20と、ストッパ20をセット位置へ往復作動させる第
1の駆動手段24と、停電時に、第1の駆動手段24
を、ストッパ20がセット位置から退避位置へ退避する
ように作動させる手動による起動手段25gと、ストッ
パ20が退避したときに出湯口11aを閉じる補助スト
ッパ27とを備えているので、請求項1に記載の鋳造機
の溶湯流量制御方法を円滑かつ確実に実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における鋳造機の溶湯流量制御装置の
実施形態を示す概略断面図である。
【図2】図1の矢印A−Aに沿う拡大断面図である。
【図3】図1のストッパを拡大して示した部分概略図で
ある。
【図4】図3のストッパを所定位置まで退避させた状態
を示す部分概略図である。
【符号の説明】
1 鋳造機 10 金属溶湯 10a 鋳塊 11 保持炉 11a 出湯口 12 樋 12a 溶湯供給器 13 流量調整弁 13a 弁ケース 13b 供給口 13c 弁体 13d 取付片 13e シーソー片 13f 支点 13g ロッド 13h フロート 14 鋳型 14a 冷却ジャケット 14b 底部材 14c 冷却水 15 濾過部 15a アルミナボール 15b アルミナフレーク 20a ロッド 20b 取付片 21,21a レベルセンサ 21b 駆動量検出器 22 制御手段 22a 入力装置 23 支持アーム 23a 支柱 24 第1の駆動手段 24a 本体 24b 出力ロッド 24c コンプレッサ 24d 第1の電磁弁 24e 第2の電磁弁 24f サービスタンク 24g 起動手段 24h 軸 25 揺動アーム 25a,25e 軸 25b スプロケット 25c チェーン 25d 取付片 26 第2の駆動手段 26a 取付ベース 26b スライドガイド 26c アクチュエータ 26d 出力部 26e 可動体 27 補助ストッパ 27a ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持炉11の出湯口11aから樋12を
    介して鋳型14の上方に位置する溶湯供給器12aへ金
    属溶湯10を流し、前記溶湯供給器12aの金属溶湯1
    0を流量調整弁13を介して前記鋳型14に供給し、前
    記鋳型14内の金属溶湯10を冷却・凝固させながら、
    当該冷却・凝固の状態と同調して前記鋳型14の底部材
    14bを下降させることにより、所定の鋳塊10aを製
    造する鋳造機1を設け、 前記出湯口11aへ当該出湯口11aからの出湯量を制
    御するストッパ20をセットし、前記溶湯供給器12a
    の湯面レベルをレベルセンサ21によって検出し、当該
    レベルセンサ21の検出信号を制御手段22に入力し、
    前記検出信号に基づいて前記制御手段22から発する制
    御信号により前記ストッパ20を介して前記出湯口11
    aの開度を調整することにより、前記溶湯供給器12a
    の湯面レベルを制御する過程において、 停電が発生した時に、前記ストッパ20を前記出湯口1
    1aへセットされた位置から所定の退避位置へ退避させ
    る工程と、 前記出湯口11aを補助ストッパ20で閉じる工程と、
    を含むことを特徴とする、 鋳造機の溶湯流量制御方法。
  2. 【請求項2】 保持炉11の出湯口11aから樋12を
    介して鋳型14の上方に位置する溶湯供給器12aへ金
    属溶湯10を流し、前記溶湯供給器12aの金属溶湯1
    0を流量調整弁13を介して前記鋳型14に供給し、前
    記鋳型14内の金属溶湯10を冷却・凝固させながら、
    当該冷却・凝固の状態と同調して前記鋳型14の底部材
    14bを下降させることにより、所定の鋳塊10aを製
    造する鋳造機1において、 前記出湯口11aからの出湯量を制御するため当該出湯
    口11aへ所定姿勢でセットされるストッパ20と、 前記ストッパ20を、所定の退避位置から前記出湯口1
    1aへのセット位置へ往復作動させる第1の駆動手段2
    4と、 前記ストッパ20を、前記出湯口11aへのセット位置
    において当該出湯口11aの開度を調整すべく作動させ
    る第2の駆動手段26と、 前記溶湯供給器12aの湯面レベルを検出するレベルセ
    ンサ21と、 前記レベルセンサ21からの検出信号を受け、当該検出
    信号に基づいて前記第2の駆動手段26を制御する制御
    手段22と、 停電時に、前記第1の駆動手段24を、前記ストッパ2
    0が前記セット位置から前記退避位置へ退避するように
    作動させる手動による起動手段24gと、 停電時に、前記ストッパ20が前記セット位置から前記
    退避位置へ退避したときに前記出湯口11aを閉じる補
    助ストッパ27とを備えたことを特徴とする、 鋳造機の溶湯流量制御装置。
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