JP2000015132A - 石炭粉砕装置 - Google Patents

石炭粉砕装置

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JP2000015132A
JP2000015132A JP10182861A JP18286198A JP2000015132A JP 2000015132 A JP2000015132 A JP 2000015132A JP 10182861 A JP10182861 A JP 10182861A JP 18286198 A JP18286198 A JP 18286198A JP 2000015132 A JP2000015132 A JP 2000015132A
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JP
Japan
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coal
coarse
crushers
outlets
valve
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Withdrawn
Application number
JP10182861A
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English (en)
Inventor
Hiroki Yamaguchi
啓樹 山口
Takashi Tsutsuba
孝志 筒場
Masaki Kojima
正樹 小島
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2台の石炭粉砕機の負荷を均等にする石炭粉
砕装置用切替弁を提供し、石炭粉砕装置における製造コ
ストの増大を抑える。 【解決手段】 2台の石炭粉砕機により粉砕した石炭
を、その粒径により微細炭と粗大炭とに選別し、粗大炭
を前記石炭粉砕機に戻して再粉砕するに際し、粗大炭を
戻す前記石炭粉砕機を切り替え可能な石炭粉砕装置であ
って、粗大炭が送り込まれる上部入口と、前記2台の石
炭粉砕機をそれぞれ接続する2箇所の下部出口とを有す
る弁本体と、前記弁本体内に配置され2箇所の出口のう
ちいずれか一方の出口を閉塞する位置および2箇所の出
口を開放する位置に切り替え可能な弁体とからなる切替
弁と、前記弁体が2個の出口を開放する位置にあるとき
に前記弁体を落下する粗大炭から保護する分散板とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭粉砕装置に係
り、特に、流動床ボイラに用いて好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】流動床ボイラにおいては、燃料である石
炭塊を所定の粒径(例えば5mm)以下にまで粉砕して
燃焼する。しかし、石炭塊を粉砕する石炭粉砕機では、
所定の粒径以下になるように粉砕したとしても、粉砕が
不充分な部分もあり、前記所定の粒径以上の粗大炭が残
る場合がある。このため、粉砕された石炭は、乾燥工程
を経た後に、粒径により選別され、所定の粒径以下の微
細炭は流動床ボイラへ送って燃焼するが、粗大炭は石炭
粉砕機に戻して再粉砕する。
【0003】ここで、2台の石炭粉砕機を並列に使用可
能な石炭粉砕装置の場合には、石炭供給量に応じて1台
もしくは2台の石炭粉砕機を使用して石炭塊を粉砕す
る。このとき、1台の石炭粉砕機を使用する場合には、
切り替え弁により当該石炭粉砕機に粗大炭を戻して再粉
砕していた。また、2台の石炭粉砕機を使用する場合に
は、切り替え弁によりどちらか一方のみの石炭粉砕機に
粗大炭を戻して再粉砕していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
2台の石炭粉砕機で高水分炭を粉砕し、どちらか一方の
みの石炭粉砕機に粗大炭を戻す方式において、粗大炭が
戻された石炭粉砕機と、粗大炭が戻されない石炭粉砕機
とを比べると、前者は戻された粗大炭つまり乾燥された
粗大炭を含む分だけ、粉砕する石炭のうち高水分炭の量
が少ないために、粉砕負荷が減少し、2台の石炭粉砕機
にかかる負荷がアンバランスとなる。このため、2台の
石炭粉砕機において、負荷の高い方の石炭粉砕機が制約
となり、ボイラ負荷がとれないという問題があった。こ
の負荷のアンバランス分を吸収するためには、2台の石
炭粉砕機における許容容量の余裕を大きくとればよい
が、石炭粉砕装置の製造コストが増大するという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、再粉砕する粗大炭を2台の石炭粉砕機に同時に戻
すことを可能にして、2台の石炭粉砕機の再粉砕時の負
荷を均等にし、石炭の粉砕量を増やすことが可能である
石炭粉砕装置を提供し、石炭粉砕装置における製造コス
トの増大を抑えることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2台の石炭粉
砕機により粉砕した石炭を、その粒径により微細炭と粗
大炭とに選別し、粗大炭を前記石炭粉砕機に戻して再粉
砕するに際し、粗大炭を戻す前記石炭粉砕機を切り替え
可能な石炭粉砕装置であって、粗大炭が送り込まれる上
部入口と、前記2台の石炭粉砕機をそれぞれ接続する2
箇所の下部出口とを有する弁本体と、前記弁本体内に配
置され2箇所の出口のうちいずれか一方の出口を閉塞す
る位置および2箇所の出口を開放する位置に切り替え可
能な弁体とからなる切替弁と、前記弁体が2個の出口を
開放する位置にあるときに前記弁体を落下する粗大炭か
ら保護する分散板とを有することにより上記を課題を解
決した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る石炭粉砕装置
の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本
実施形態における石炭粉砕装置を示す結線図、図2は、
本実施形態における切替弁の断面図である。
【0008】石炭粉砕装置は、図1に示すように、石炭
を粒径数mmに粉砕する2台の石炭粉砕機1,2と、該
石炭粉砕機1,2により粉砕された粉砕炭を乾燥・選別
するサイクロン3およびバグフィルタ4と、これら石炭
粉砕機1,2,サイクロン3をつなぐ粉砕炭輸送管7
と、サイクロン3とバグフィルタ4とを接続する連絡管
8と、サイクロン3下側に設けられた粗大炭分離機5
と、該粗大炭分離機5からの粗大炭を石炭粉砕機1,2
に戻す粗大炭戻り配管6,6A,6Bと、該粗大炭戻り
配管6,6A,6Bに配置し粗大炭を戻す石炭粉砕機
1,2を切り替える石炭粉砕装置用切替弁(切替弁)1
0とを具備する。
【0009】該切替弁10は、図2に示すように、逆Y
字形状の弁本体において、上部入口が前記粗大炭戻り配
管6に接続され、2箇所の下部出口が粗大炭戻り配管6
A,6Bにそれぞれ接続される。
【0010】切替弁10弁本体の内部には、2箇所の下
部出口の中間に位置する軸11Aにより回転可能な弁体
11を設ける。この弁体11は、軸11Aにより回転し
て、図2に破線で示すように粗大炭戻り管6B側出口あ
るいは粗大炭戻り管6A側出口を閉塞する片石炭粉砕機
用切替位置に位置することにより、石炭粉砕機1あるい
は石炭粉砕機2のみに粗大炭を戻す状態に切替弁10を
切り替え可能である。また、弁体11は、図2に実線で
示すように粗大炭送り管6と平行な両石炭粉砕機用切替
位置に位置することにより2箇所の出口を開放して、2
台の石炭粉砕機1,2に同時に粗大炭を戻す状態に切替
弁10を切り替え可能である。
【0011】また、切替弁10弁本体の内部中央には、
弁体11の上方に弁体11から接触しない程度に離れ
て、断面逆V字形状の分散板12を中間位置の弁体11
を平面視して覆い隠すように設ける。
【0012】更に詳細に図1および図2に基づいて説明
する。2台の石炭粉砕機1,2を同時に使用する場合に
は、図1に矢印C1で示すようにそれぞれの石炭粉砕機
1,2に石炭塊が送られて、これを粉砕する。この粉砕
された石炭は、図1に矢印Cで示すように粉砕炭輸送管
7を介して熱空気により乾燥されながらサイクロン3へ
送られる。このサイクロン3では、粉砕炭を回収し、所
定粒径(例えば粒径5mm)以上の粗大炭を粗大炭分離
器5へ送るとともに、該サイクロン3により回収仕切れ
なかった所定粒径以下の微細炭を含む排気を連絡管8を
介してバグフィルタ4へ送り込む。バグフィルタ4で
は、排気と微細炭とを分離して、排気管13より排気す
る。
【0013】ここで、粗大炭は、粗大炭分離機5におい
て微細炭と分離され、図1に矢印C3で示すように粗大
炭戻り管6,6A,6Bを通って、石炭粉砕機1,2へ
戻り再粉砕される。一方、排気とともにバグフィルタ4
へ送られた微細炭は、粗大炭分離機5からの微細炭とと
もに燃焼装置(流動床ボイラ)9へ供給され、燃焼され
る。
【0014】粗大炭戻り管6を通る粗大炭は、逆Y字形
状の分岐点に設けられた切替弁10により、粗大炭戻り
管6Aと粗大炭戻り管6Bに分岐される。このとき、分
散板12,弁体11によって、石炭粉砕機1,2へ戻る
粗大炭の量がそれぞれ均等に設定される。
【0015】この切替弁10においては、弁体11を両
石炭粉砕機用切替位置にすることにより、2台の石炭粉
砕機1,2に同時に粗大炭を戻すことが可能となる。こ
の両石炭粉砕機用切替位置に弁体11が位置する際、分
散板12によって、弁体11に対して粗大炭が当接し、
弁体11が変形することや弁体11の軸11Aが変形し
て弁体11の回転に支障がでることを防止できる。
【0016】
【発明の効果】本発明の石炭粉砕装置によれば、切替弁
弁本体の内部に2箇所の出口のうちいずれか一方の出口
を閉塞する位置および2箇所の出口を開放する位置に切
り替え可能な弁体が設けられたことにより、使用してい
る2台の石炭粉砕機に同時に粗大炭を戻すことが可能に
なるため、2台の石炭粉砕機の負荷を均等にし、石炭の
粉砕量を増やすことができる効果を奏する。また、石炭
粉砕装置用切替弁の内部に前記弁体の2箇所の出口を開
放する位置における前記弁体を落下する粗大炭から保護
する分散板を有することにより、該弁体の変形を防止す
ることができる。上記のように2台の石炭粉砕機の粉砕
負荷を均等にすることにより、2台の石炭粉砕機におけ
る許容容量の余裕を大きくとる必要がないため、石炭粉
砕装置における製造コストの増大を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る石炭粉砕装置の一実施形態を示
す結線図である。
【図2】 図1の切替弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2…石炭粉砕機 3…サイクロン 4…バグフィルタ 5…粗大炭分離機 6,6A,6B…粗大炭戻り管 7…粉砕炭輸送管 8…連絡管 9…燃焼装置(流動床ボイラ) 10…石炭粉砕装置用切替弁(切替弁) 11…弁体 12…分散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 正樹 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 4D067 DD03 DD09 DD12 DD15 GA04 GB02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台の石炭粉砕機により粉砕した石炭
    を、その粒径により微細炭と粗大炭とに選別し、粗大炭
    を前記石炭粉砕機に戻して再粉砕するに際し、粗大炭を
    戻す前記石炭粉砕機を切り替え可能な石炭粉砕装置であ
    って、 粗大炭が送り込まれる上部入口と、前記2台の石炭粉砕
    機をそれぞれ接続する2箇所の下部出口とを有する弁本
    体と、前記弁本体内に配置され2箇所の出口のうちいず
    れか一方の出口を閉塞する位置および2箇所の出口を開
    放する位置に切り替え可能な弁体とからなる切替弁と、 前記弁体が2個の出口を開放する位置にあるときに前記
    弁体を落下する粗大炭から保護する分散板とを有するこ
    とを特徴とする石炭粉砕装置。
JP10182861A 1998-06-29 1998-06-29 石炭粉砕装置 Withdrawn JP2000015132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090255A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Earth Technica:Kk 粉体処理設備
JP2014181333A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 湿潤燃料破砕装置及びその破砕方法

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JP2009090255A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Earth Technica:Kk 粉体処理設備
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Effective date: 20050906